雪の白山を見に行こう!(取立山1307.2m~こつぶり山1264m)::つばや菓子舗五代目ブログ

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五代目の四方山不定期更新日記
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前夜泊で加越国境の取立山&こつぶり山から雪の白山を見物?

調べてみると取立山~こつぶり山は超楽勝ハイキングコース(^^;)
でも、師匠の山行なんだから、きっとハードな何かがあるのだろう!と福井県へと行ってきた。

11月27日日曜日・・・スタミナ抜群で高度感のある岩場が大好きな『とっしゃん』を乗せた師匠の車が日曜日夜20:30頃迎えに来た。
途中滋賀県でM氏をピックアップ。総勢4人が北陸自動車道で福井県勝山市へ。
2013年4月29日のレポートはこちら→ここ

国道157をスキージャム勝山方面へ、法恩寺山有料道路口を通り過ぎ、さらに5分ほどの場所にあるスノーチェーン脱着場で車を止める。

ここが今晩の幕営地。当然ながらアスファルトの上は平で凹凸がない。しかもトイレがあるので安心便利。
さっそくテントを立てて中で湯豆腐大会。
アツアツの湯豆腐や野菜をつつきながらビールと酒を飲んで2時過ぎに就寝。
外気温は5℃くらいで無風。意外に冷え込んでいなくて大助かり。
私たちと同じ場所に荷物を積んだトラックがエンジンをかけたままでずっと止まっている。その音が気になったが数分で眠りについた。

寝ている隙に蘊蓄を・・・取立山(とりたてやま:とったてやま)の名前は、Wikiに書かれているが年貢を取り立てる名前がなぜ山に???

6時に携帯の目覚ましが鳴る。
寒っむ!やっぱり夜明け前は寒い!
もう少し寝よう・・・とシュラフに潜り込むが『とっしゃん』が「さぁ起きて!さっさと御飯を食べて山に登ってしまおう!」と朝っぱらから気合い充分。
昨夜の湯豆腐の鍋の残り汁に余っていた野菜とダシと「うどん」を入れてグツグツ。朝から野菜たっぷり煮込みうどん!
腹が膨れたらテントを撤収し、トイレを済ませて車で東山いこいの森へ向かう。

国道157から東山いこいの森へ道を東へ入ると、道端に雪があった。一週間ほど前から雪が降っていて25日くらいに更に降ったらしい。
師匠は車を四駆に切り替えて慎重に坂道を登り始める。東山いこいの森を越えて道を登っていくと路上にも雪が積もっていて少し凍っていた。
スタッドレスタイヤじゃない状態でありながらも無事に登山口前駐車場に到着。
ここは春のミズバショウをはじめとする花が多い山なのでハイカーでいつも賑わっているらしいが、雪のついた駐車場には人っ子ひとり居ない。

お?電話ボックス?いや違った。登山届ボックスだ。

でも、そこには熊注意の張り紙が!
熊鈴をリンリン鳴らして歩こう!

さっそく登山準備をするのだが今日は気温が高いのですぐに足元がグチャグチャに泥濘むだろう。

なのでゴアテックスブーティーのハイキングシューズの上にスパッツも装着した。

さぁ行こう!あ?っと!その前に案内板でルート概要確認。

この看板の右に階段があり、直進すると取立山。左折すると滝谷コース(大滝経由)で『こつぶり山』に行く。取立山とこつぶり山は、僅かな標高差で繋がっていて周回ができるのだ。
今回は取立山から登り、こつぶり山へ行き、滝谷コースを下山する。

登山口から広い林道を大きくジグザグに登っていく。
足元は雪が少し積もっていてちょっと滑りやすい。
途中で衣類調整。暑くて手袋と帽子を脱ぎ、上着の前をハダケル。のちに上着も脱いで長袖ベースレイヤーだけになる。
黙々と登って行くと道幅が狭くなり尾根に乗る。

(師匠は長靴で登っていた)
ここまでで40分。法恩寺山。そこから東に連なる山が見える。
さらに尾根歩きでこんもりしたマウンドを2つ登って40分。
取立山の三角点に到着。足元の雪は30cmほどあり柔らかめだが良い感じ。

さらに奥に進むと1310mの最高点。ここから東に白山が見えるのだが生憎の曇り空。

黄砂が飛んでいるような曇り空で山々が陰影なく『のっぺり』して見えている。

小休止したら、こつぶり山へ向かう途中の避難小屋を目指します。
久々の雪を踏みしめながら登山道を奥(北東)に一旦下る。

下っていく途中で後を振り返ると、コンモリしているのが取立山の最高点。

さらに北上するのだが途中で水源っぽい流れこみをまたいで渡る。

上の写真、正面に見える「こつぶり山」手前(南)の鞍部に避難小屋がある。

この避難小屋に掲げられている看板には取立山避難小屋となっているのだが国土地理院の地図には取立平避難小屋と書かれている。
避難小屋を見物してみると広い板の間と囲炉裏端、そして和室とトイレがあったがトイレは綺麗すぎて・・・だった。
写真は囲炉裏の向こう側にある板の間。(フラッシュ無しで撮影したらブレブレだ!)

その気になればかなりの人数を収容できそうだ。

ここでまだ午前10時にもなっていない。昼には早いので、コーヒータイムとした。
避難小屋の中は暗いので表の雪を踏み固め、ガスで湯を沸かしてコーヒーを飲む。
師匠の山行としては珍しくまったりとした時間を過ごす。

ほなボチボチ行こか!と片付けをして、こつぶり山への坂道を登り始める。
あー!もー!シンドイ!
雪が大好きな師匠。雪道になると師匠はやたらに歩くペースが早いのだ。
ちょっと休憩せぇへん?とリーダーの師匠に言おう!と思ったら、こつぶり山山頂だった。

取立山から観るよりもこちらの方が視界が広い。

東(右)から別山から御舎利山、そして白山。

北に白峰の手取湖が霞んで見える。


師匠が山座同定を披露しているが

北西方向
私は覚えられずにお手上げ

西方向
そいじゃ、下山しましょうか?と、こつぶり山の西斜面を降る。
整備道を快適に降りる・・・のだが雪が腐っていて薄いために傾斜が急になると石コロに乗っかりズッコケそうになる。
逆モヒカン刈りのような尾根を歩いて行く。

谷を越えて南に見えている稜線は朝から登った取立山の西尾根だ。

写真の右の低い方から左へ上ったのだ。
そして馬蹄形に周回して

下の写真の白い線を降りてきたのだ。

尾根の南面を降りていく。
すると滝谷の源流部を渡渉。

しばらくは滝谷の左岸を降りていくのだが、崖っぷちになり太いロープでフィックスされている急斜面に差し掛かる。
振り返ると南の斜面から滴る滝

これが大滝?意外とショボイのね・・・と、思いながら沢の中のガレ場をロープを頼りに慎重に降りる。

ここを通過するにはミドカット以上のゴアテックス入りのハイキングシューズか長靴必須だ。
慎重に、慎重に降りた。
以前の山行の渡渉で楽勝!と油断して、濡れた石の上で『バーン!』と、スッ転んで痛い目にあっているのだ。
あ~怖かった!と、ふと右上に視線をやると!

なんじゃこら!
デカイ滝だ!
落差25?いや30mはあるぞ!
冬枯れで周囲は丸坊主の木々だけど10月の紅葉時にはさぞかし美しい景観だったんだろう!
大滝からの降りは、谷を右手に見ながらの山腹道で、左手の崖の上から雪解け水がポタポタ・チョロチョロ流れている。湿気の多いこの場所は春以降は花が沢山咲く場所なんだろう。
雪が消えるとベチョベチョドロドロの道になる。
植林帯に入って左へ左へ進路を取っていくと、あっと言う間に駐車地に戻った。

下山完了時刻は11時50分!山行所要時間は4時間余り。
師匠の山行では終了時刻&所要時間最短記録じゃないのだろうか?

はぁ・・・昼前に降りてしまった・・・もうひとやま登れるくらいの時間だよ・・・
今日の山行の核心部なんて何もなかった、ただのハイキングだった。今日の目的はいったい?
師匠:「いやぁ、スカっと晴れた青空を背景に白く雪に輝く白山の写真が撮りたかったのよ!それを年賀状に使おうと思って!でも曇り空でアカンかった!残念!」
え?アンさんの年賀状のために白山の見える山に登ったのか?( ゚д゚ )マジ?

7:44駐車場7:59
8:00登山口870m
8:44尾根に乗る
9:23取立山三角点
9:24取立山山頂9:38
9:52取立山避難小屋(取立平)10:23
10:29こつぶり山10:42
11:14水場渡渉11:17
11:25大滝11:30
11:49駐車場


距離6.27km沿面7.3km
所要時間4時間4分
累積標高差プラスマイナス831m


昼になったから昼メシ!
だが駐車場もドロドロベチャベチャで坐る場所がない。
ここで湯を沸かしてカップ麺を食べるのも野暮なことだし・・・
勝山市へ降りてお店で美味しいモノを食べよう!とあいなった。
勝山で食べた美味い物は?!美味かったのか!?

真相は次回ブログ更新で!
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