余湖トレイル:大黒山はパラダイス!::つばや菓子舗五代目ブログ

つばや菓子舗五代目ブログ

五代目の四方山不定期更新日記
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30

この秋のナメコ探求の旅(山行)は、「もう終焉を迎えたのか!?」と諦め気分になっていた私に!

ついに幸運の女神が大黒天を伴って湖北に降臨した!!!

先週の土曜日の天気予報では、日曜日は寒冷前線を伴った低気圧が日本海側を通過するという状況で日本海に近い目的地の湖北:余湖方面は雨の天気予報だった。
なのに直前の日曜になって、まさかの「好天」予報。日曜は荒天=嵐で雷まで鳴っていた。

月曜日の朝、喜び勇んで目的地に近づくと湖北の山はガスの中。曇天から渋々と雨が落ちていた!
だが、国道365号線の椿坂峠の駐車地に置き車し、中河内へ走り、駐車地で山を見上げた時には、天気予報どおりに晴れてきた。
これはきっと良い前兆だ!

今回の予定ルートは、大黒山の北尾根から椿坂峠への縦走。
ネットでの事前調査では大黒山北尾根はヤブっぽいものの踏み跡もあって良い尾根歩きができそう。

と、いうことは?大黒山まででは早く終るから東峰へも行って、下山後に温泉か?それとも近所の沢でワサビ狩りか?

中河内の北尾根の突端には駐車地が無く、少し行き過ぎた「半明」手前の駐車地へ駐車。山行準備。

駐車地の目の前には杉の植林帯。

このロケーションに嫌な予感がしていた。
・・・うちの師匠の性格なら、やっぱり、北尾根突端へ舗装林道を歩かずに、手っ取り早くこの目の前にある植林帯から取り付くんだろうなぁ・・・」と思っていたら、「( 」゚Д゚)」おーい!トップ誰や!?ここの杉林行け!なんや?誰もイカンのか?しょーがないなぁ・・・ブツブツ・・・」

ちょっとちょっと!その植林帯って北尾根の2つ東隣の支尾根やん!

師匠はやっぱり目の前の植林帯に突入していった(-_-;)

植林帯は、数メートルですぐに終わってヤブになった。

最初は日当たりの芳しくない場所だったので植生も知れていたのだが、少し高度を上げただけでサンキライやカヤ、モミジバキイチゴ、サンショなどのトゲトゲ藪。そこにフジ蔓や雪国根性の木の枝や木の根が手足やザックを拘束して一行を前に進めなくしていった。

ヤブの途中で展望のある場所から来たヤブを振り返ると背後の山は全山紅葉。

目前のヤブにも黄葉が眩しい。


でも、歩いているのは立派な「ヤブ」

余湖トレイルの北尾根を歩いていればこんなに密度の濃いヤブではなかったハズ(-_-;)

遭難してもすぐに見つけて貰えるピンクを身につけた「ンじゅうねん」前に山ガだったオネエサン方はヤブに消えていく。


傾斜角がケッコウあって目前に空の明かりが見えているのに、そこはテラス状になっているだけ。

そんな急斜面ヤブが何段も繰り返される

立ち止まって見上げれば「またヤブやん・・・」

いつも飄々とクールに山を登るMさんも眉間にシワを寄せたままヤブを漕いでいる

Mさんに言わせれば「先週行っていた余湖トレイルの某所に比べれば、まだまだ優しい!」らしい。

(写真はイメージ)

もう、あちこちに樹の枝が刺さり、蔓や木の根や地表をうねる枝に捕まり・・・

一向に前途は明るく見えてこない!きっと今夜の風呂は腕や顔がシミルんだろうなぁ(-_-;)

誰やねん!こんなルートを選んで行け!言うたんわ!?

オネエサン達の眉間の皺が深く刻まれ、心の声が鋭く叫び声をあげそうになる寸で・・・

ヤブを漕ぎ始めて1時間40分経過・・・あああッ!ヤブじゃなくなった!?

って?たった580mの距離(標高差260m)を1時間40分?
お疲れさまぁー!(。・д・。)ノ
稜線に出て、なんだか周囲の景色が華やかに!

ブナも黄金色に輝いて疲れを癒してくれる

稜線は黄金色に染まって非常に明るい

先程までの藪ストレスが嘘のように癒されていく。


来てよかった!(*^^*)v


なんだかんだと道草をくって・・・


歩き始めて2時間20分!イカ谷の三角点に到着!

やっとついた!

さぁご飯や!ナメコ祭りや!(^^)!

でっかいナメコのゴミと石付き(石突き)を手でとって鍋に入れて、ミネストローネ用のコンソメと塩を師匠から貰ってナメココンソメスープを作る!初めての洋風ナメコ汁!これが意外にも美味ウマ~!!

そしてメインのミネストローネも具沢山でメッチャ美味い~!!

ワインも美味いし最高!

ワシ・・・・山登りしててほんまに幸せやーーーー!!(T_T)うまいー!
師匠!ナメコ山行を企画してくれてありがとう!(T_T)
皆も美味しかったようで奪い合うように今回の昼食は速攻で終了。
次はコーヒーを沸かして食後も大満足。
湖北最高!

みんな笑顔で「よっしゃ!大黒山へ行こう!」稜線の道を踏み出す。


稜線の道は踏み跡明瞭。

ほんの少しヤブ?って感じだけど朝の藪に比べれば高速道路のように歩きやすい。

歩き始めて数分でまた地生えのデカイナメコを発見!

お土産もゲット!

東の展望が開けて・・・

アカン(-_-;)この山域は登ったことのない山ばかりで山の名前が分からない(-_-;)

大黒山が近づいた?進路の右側は杉の植林帯が始まった。

これがずっと山頂付近まで続く。
ぼちぼち山頂や!あれ?違った!次こそ山頂や!

とたどり着いた尾根の先の広場には三角点の上に大黒天の小さな像が置かれていた。

なんだか顔がリアルでキモイ(~_~;)

山銘板は頭上3mほどの場所に掲げられている。

雪のシーズンに付けたんだろう。

それにしてもオレンジの天蓋はまさに輝いている

いいタイミングに来たもんだ。

山頂で少し休憩をとって今回の下山路となる椿坂峠への分岐を探す。

小さい白い杭を見つけて文字を呼んで見ると「椿坂峠」の文字が!

西に転進、いっきに下っていく。

ワイワイと黄葉を楽しみながら

ヤブコギしたことも忘れて下山

ほんま、紅葉が綺麗。風もたいして無いし暖かい

モミジの赤が混ざっていて紅葉がなおさら綺麗


途中から、溝道になるんだけど

溝道ですっ転びそうになりながら・・・いや尻餅を何回かついて降りていく
この椿坂峠への溝道、本当に手こずった!

落ち葉の堆積がフリクションになっているようなんだけど、落ち葉の下に石が隠れていたり粘土が隠れていたり、ほんとに何度も尻餅ついた痛かった(T_T)

溝道がクネクネしながら急降下しはじめると、あと僅か!

燦然と輝く巨大ブナ登場

木の周囲はいったい何メートルなんだろう?

ブナの巨木を過ぎればまもなく国道出合で山行終了

道端の低い小さな白看板が登山口の印です(分かりにくいけど(-_-;)

国道を左に歩き出せば、すぐ椿坂峠の駐車地。

中河内の駐車地まで車を取りにMさんに車を出してもらう。

女性陣は本日の山行距離が4km余りと聞かされ「歩き足りない!」椿坂峠を歩いて下っているという。

車チームは中河内の駐車地で靴を履き替え解散!

椿坂峠を下っている途中で女性陣をピックアップ。
本日の山行が終了となった。

本当にイイ山行でした!



山行日:2012年11月12日
グループ山行:10人(男4人+女6人)
距離:4.3km
沿面:4.501km
所要時間:5時間30分
累積標高+598m-483m
最低標高:388m(駐車地)
最高標高:891.5m(大黒山山頂)

7:10伊賀自宅発
7:35滋賀県甲南7:40
9:00木之本インターチェンジCB9:10
9:30椿坂峠駐車地
9:45中河内駐車地10:00
12:19イカ谷778.3m(昼食)13:22
13:57 P801
14:17大黒山山頂14:38
14:40椿坂峠分岐
15:22国道365出合
15:23椿坂峠駐車地15:25
15:34中河内駐車地15:40
18:30伊賀自宅(道中で晩ご飯の買い出し(^_^;)


北尾根の某所を歩いている時・・・
足元に!おお!ナメコが地面に生えている!ここにも!あそこにも!ナメコや!これも!
でっか(でかい)!これナメコか!おおお!昼メシに食えるかな!?
頭上に赤とオレンジと黄金色!今日はいい日になりそうや!

おーい!このキノコは何!?木にいっぱいあるで~!!

おおおおおおおお!ナメコの株や!この木をぐるっとひと回りしてるやん!
今日の昼メシにしよう!そうしよう!そうしよう!
ヤタ━━━━━━ヽ(゚∀゚)ノ ━━━━━━!!!!
大黒山はエエとこやーーーー!!(゚∀゚)/
そんなことを思った頭上はオレンジの天井に輝いていた。
あとは、ヤマブシタケにクリタケにエノキやなぁ!と好きなことを妄想しながら地面や木々を眺めながら歩いて行く。
今日の山行は楽しいな!(´∀`)b
おお!すげー前方が明るいやん!ええことありそうや!
ジャジャーン!!おおおお!

またまたナメコの綺麗な株やん!
うきききー!(*´∀`*)
ワタシ、ほんまに幸せや!(*^^*)
頭上、高い場所には乾燥したナメコが何株もあるけど、

今日はガツガツしていないからスルーや!
コシアブラの上品な黄葉に見送られゴキゲンなワタシ!(^^)

ブナも幸せそうに輝いている(^o^)
| 山登り::滋賀県の山 |
| 03:28 PM | comments (1) | trackback (0) |

コメント

取っ付きのヤブコギ写真見ると頭痛がブリ返しますわ(><)
| 伊賀天幕番 | EMAIL | URL | 2012/11/14 10:37 AM | wEUFRFKg | 保留中コメント:0件



コメントする










右下の四角い枠に絵の中の文字を入力して下さい:


ボタンを押してから処理に時間がかかりますが、ボタンを押すのは1回だけでOKです。

https://blogn.tsubaya.com/tb.php/281

トラックバック