油日岳:新周回(下見)::つばや菓子舗五代目ブログ

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五代目の四方山不定期更新日記
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気持ちの整理ができないことが起こってブログ更新を怠けていました。
ボチボチたまっている写真を整理していきます。

今回は1月末に歩いた油日岳周回です。

総評:疲れた!低山でも油日岳を侮ると後悔します。(した!)

子ども達と一緒に歩くハイキング。
変化にとんだルートで冒険気分!と、選んだのが伊賀市と滋賀県の境界に位置する油日岳。
今回も入道ヶ岳と一緒の一般道(ハイキングルート)。
うちの子ども達だけなら地図読みしながらバリルートもありだけど、今回は長女の友達も(親は仕事で来れない)参加なので一般道のハイキングにした。と、いうものの、ゲストを招くのだから一般道と言えど危険箇所が無いか?を確認するために嫁さんと下見に行った。(2013/01/28)
前に嫁さんと登ったのは2010年の4月半ば
このときは油日岳周回のゴールデンコースといえるルート
奥余野公園P→ゾロ峠~油日岳→山頂すぐから三馬渓を下り、奥余野公園Pへ。
所要時間3時間10分(+昼食1時間)ナリ。

子ども達とは、このルートにしようと思っているが、今回初ルートになる尾根ルートも視野に入れておきたい。

でも、せっかくなのだからもう少し距離を歩く周回コース設定ができないの?と事前に地図とニラメッコ。
そして思いついたのが、余野公園から旗山に登り、そこからゾロ峠を経て油日岳まで、そして三馬渓に降りずに県境稜線尾根を南端まで歩くという計画。このルートの検証しよう!

下見の日は、本当は仲間と比良へ山行する予定だった。
この日は朝5時に家の前の積雪を確認。
げ!雪が積もっているし、まだ降ってるやん!ネットで気象情報を仕入れると、各所で大雪・風雪注意報が出ている。
道中の事故や湖北以北が厳しい状態になっているだろう・・・
不安要素は排除!次回に期待!と今回の比良山行と予定していた代替山行を中止。

近所なら何とか行ける!と油日岳に向かうため、子ども達を学校へ送り出して一路名阪へ向かう。

うちの近所は融雪剤の散布が遅かったため8時15分でもこのとおり。

早朝出発は気温も低かったからブラックアイスバーンもあったかも?

名阪上柘植IC下車。融雪剤がよく効いているようで表向きの路面に雪は無い。
正面にこれから登る山が見える。

右から旗山、北打山、ガスに隠れるは倉部山~三国岳、とんがった忍者岳に加茂岳、でも油日岳はフレームアウト。

余野公園を奥に進み、アゼリアを通過。
アプローチとなる場所の確認。少し迷ったけど目的の林道を確定。
そして周回で利用できそうな駐車地を探す。
今回は奥余野公園に降りず余野公園との中間点に降りたい。
壬申の乱合戦場跡から引き返してアゼリア方面に林道を走りだせば、シオノギ施設の近くに路肩広場を発見。

そこに車を駐車。登山靴を履いてイザ出発。

アゼリアに向けている車のすぐ後ろ(奥余野公園方向)に林道分岐の緑看板。

ここを右(柘植駅方面)に曲がって
橋を渡ります。

橋を渡ったら道が分岐するので、これを左に進みます。

やがて沢沿いに歩くようになります。
この沢沿いの右手にある植林帯の尾根に取り付きたいのですが、早まるとフタコブラクダの一つのコブに乗ってしまうので200mほど直進。右にスロープっぽい場所を発見。

ここを右へ入っていきます。
ここから少しの間だけ尾根に向けて二次林。植林帯なので作業道があるはずなんだけど?

ちょっとムリムリに尾根に登りました。
尾根芯には明瞭な作業道。こりゃヤブじゃなく普通に山道だよ。

でももう少し早めに尾根に取り付くべきだったかも?
やっぱり、もっと手前から尾根芯に乗っていたら徐々に高度を上げられたような・・・
ここからは辛抱強く尾根芯を辿って行きます。
ずっと植林帯です。
やがて右から明るい日差しが差し込んできました。

光の方には伊賀~旧上野市北部を一望。

さらに根気よく植林帯

明瞭な登山道に突き上げました。

↑熊鷹神社からの登山道に合流したのです。
階段道に差し掛かりましたが2010年に上ったときはもっと階段が明瞭でした。

土砂が階段を埋めてしまったもよう。
旗山の直下の二次林は少しだけ霧氷がついていた。

階段を登れば

すぐに山頂です。

今まで気付かなかったがこの杭はなんだろう?

旗山には過去2回登っています。
一回目は娘と二人で。
二回目は嫁さんと二人。
南東方向の布引の山々。

風力発電所や笠取山のレーダー施設も見えます。
そのまま南に目線を移動させると先日登った霊山が見えます。

鉄塔の下に行き南西方向を眺めます。

相変わらずいい展望です。
二匹のウサギの足跡に誘われて北打山へ移動しますが徐々に風が吹き抜ける斜面に出ていきます。

雪の吹き溜まりもありますが雪は意外に少ないし、前日のトレース?が残っています。

ツボ足で高度を上げます。

北打山の笹斜面が近づいてきました。

ゾロ峠分岐にやってきました。ここから北打山へは左折するのですが、少しだけ急降下します。

この急降下が凍っていると厄介なのでアイゼンを装着します。

滑り台のような斜面にロープがフィックスされています。

そのままでは滑り落ちそうですがアイゼンがあれば平気です。

北打山は風がまともに吹きつけています。

だから短い笹しかないんでしょう。

ジャケットのフードを押さえていないと頭や耳が冷たいです。


進行方向には伊賀・甲賀の盆地


これから下って登るルートが目前に見えた
目の前の下の鞍部がゾロゾロ峠

倉部山から油日岳への周回はデコボコです。
そして右の奥にハゲがあるのが那須ヶ原山
先に進みます。
イヌツゲとアセビの森を下っていきます。

痩せ尾根の所々に穴が空いているので道の縁はヤバいです。

ゾロ峠の手前に加太不動滝(東海自然歩道)へのルートも合流。

そして、やっと「ぞろぞろ峠」に到着。

駐車地からここまで2時間45分もかかってしまいました。

ちょうどお昼だったので北打山に登り始める植林の中でカップ麺。

昼食が終わって植林帯を辛抱強く登れば

アセビに囲まれた倉部山

座る場所は無いけど展望は良い

布引山地がみえるし

仏ヶ平の向こうは晴れていれば伊勢湾まで見えそう。

ゆるやかに稜線を下っていけば鳥越不峠。ここから三馬谷へ降りることができる。


岩の急登を登るのですが、

木の根を掴んでいけば大丈夫

尾根にトンと乗れば

三国岳

三国岳から東に歩けば

那須ヶ原山
ここから北東の樹間を眺めれば鈴鹿の山々が見えるはずなんだけど、この日はコンディションが悪くて

ここから見える南端の仙ヶ岳が限界だった

この先、北西に降れば望油峠なんだけど

この三国岳と忍者岳の間にある望油峠はキレットなんですよ

標高差20mを35mで下ります。

下り勾配59%(傾斜角-30.6°)

望油峠は数メートルの鞍部

すぐに登り返しの標高差20mを43mで登ります。

勾配48.3%傾斜角25.8°。この峠はホントにV字です。

上下ともにロープがフィックスされていますが、慣れない人や子どもは緊張する場所になるでしょう。
一般道ながら要注意な場所になります。

(登り切って振り返りざまにキレット下部を見る))
山行実施時にはトップロープを設営して子ども達を降ろしたほうが良いでしょう。ロープの準備をします。

登り切ると忍者岳。おもいっきり後付な名前ですよね

ここが本日の最高標高点になります。
この忍者岳は少し飛び出た場所がピークなので下のような看板の前を通ります。


この先はちょっと下ってちょっと登って、

ちょっと下って

ちょっと登ると

加茂岳です

この緑の看板の足元にあるコンクリートの杭に「油財」と書かれているのはきっと「油日町財産区」といって町有の不動産だということだと思われます。

この山頂のすぐ傍に三馬谷の滝への下降ルートがあります。

私はまだ降りたことがありません。

ゆっくりと登っていくと油日岳の山頂に到着します。

この看板の横に三馬渓経由で余野公園へ降りる案内があります。

下山はここを使います。

その前に罔象女神(みつはのめのかみ)を祀る岳大明神へお参り

罔象女神は水の神様だから、油日神社の氏子たちが空に近いこの山の上に罔象女神を祭って雨乞いをしたのだろうか?

この祠の前を通りすぎて甲賀方面の展望を眺めれば、その足元に避難小屋。

今日はこの避難小屋の下見に来たのが本命なのだ

避難小屋の中を眺めれば一段高い板の間に昨夜の雪がウッスラ積もっている。

ゴザと囲炉裏やヤカンがある。
壁は囲炉裏の炭化した物で書かれた落書きだらけ(-_-;)
ここの面白い点は99%板の間で靴を脱がないとダメ。土足禁止?
そしてドアが無いので風がビュービュー入ってくる点。
そして天井にコンセント付きの蛍光灯がある?使いたければ発電機を持ってこないといけないらしい。

三馬峡経由で余野公園と書かれていた場所から降ります。

でも余野公園へ降りるの?
三馬峡経由なら奥余野公園じゃないの?(-_-;)
表現したい内容が理解出来ない。

尾根を降り始めると

高間(県境尾根コース) 高間(展望コース)という看板発見

高間ってなんて読む?そしてそれって何処?
三重県人には何のことか分からないけど滋賀県人なら当たり前?
油日岳のこの尾根の北西に高間みずべ公園という親水公園があるんですね。
でも何分かかるかは欠落していますし、高間へ下るルートの踏み跡やテープ印などは不明。

油日岳から距離にして130m余り、標高差-40m急降下すると奥余野公園駐車場へ左折の看板その1が登場します。

左折すればここから北東にググっと下って三馬峡を経て奥余野公園。
記憶では、降り始めがつかまるものも無くかなり急。
今回は尾根を通して下りたいので三馬渓は、また下見に来よう!

ちなみに国土地理院の地図に記載されている破線はここより尾根に沿って南西に下っていきますが現状でその面影は皆無です。


上の左折看板を通り越して尾根を直進します。

ここから尾根は激下りです。

その尾根の横に断崖絶壁が見えたりもします。

この激下りは明瞭な尾根道ながら笹を掴みながら降ります。

下り終わるとしばらく尾根を標高530~550mほどで水平移動です。

P570手前の小ピーク手前で右に緩やかな斜面が出てきます。

二回目の偵察を終えた後から思えば、ここから三馬峡へ下るのがイチバン安全なような気がしてなりません。
次回にここを通る機会があればここから下ってみたいと企んでいます。

三重県の休猟区の看板が食べられている場所を通りすぎれば、


二回目の奥余野公園駐車場へ左折の看板です。

この看板、気になったのですが、この日は尾根を通しで下るという目標があったので、ここから下るのは後日に検証。

二回目の奥余野公園駐車場へ左折の看板を無視して尾根を直進すると「高間みずべ公園」の看板

ここでも何分かかるかは欠落していますし、高間へ下るルートのテープ印などは不明。

松の生えた尾根をアップダウンを繰り返して進んでいきましたが、この少ピークを越えると

距離は短いですが急降下します。

左手に奥与野公園の駐車場とトイレの建物が見えていますが、尾根を通して歩き・・・にくくなります。
ブッシュに突入して下っていきます。

ブッシュはすぐに終わり、植林帯に突入。
歩きやすくなるかと思いきや間伐された木々が尾根の中央に寄せ集めたように切り倒されていて歩きにくい。

尾根が左の道路と同じ高さで広く平らになってきたので道路に降りました。

ちょうど壬申の乱戦場跡の看板のある待避所でした。
ここからは車道をテクテク歩いて車に戻り、この日の下見山行は終了。


2013年1月28日
嫁さんと二人山行
距離:8.849km
沿面:9.125km
所要時間:6時間57分
累積標高差+863m-863m
最低標高点:278m(駐車地)
最高標高点:720m(忍者岳)

9:06駐車地9:20
林道分岐右へ
9:26林道分岐左へ
9:33取付き(ca.318m)
10:23登山道出合
10:50旗山
10:53展望・鉄塔
11:15北打山分岐(アイゼン)11:28
11:33北打山
12:04ゾロゾロ峠
12:05昼食(ca.585m:30分)12:35
12:51倉部山
13:01鳥越不峠
13:16三国岳
13:25望油峠
13:33忍者岳
13:48賀茂岳
13:57油日岳
13:59避難小屋14:16
14:21三馬渓分岐(通過)
14:50 P570
14:59奥余野公園分岐(通過)
15:49舗装路
16:03駐車地


エビフライ!
| 山登り::鈴鹿山脈 |
| 11:03 AM | comments (0) | trackback (0) |

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