山始めは雪の綿向山から竜王山::つばや菓子舗五代目ブログ

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五代目の四方山不定期更新日記
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遅まきながら、皆様あけましてです。
本年もよろしくお願い申し上げますm(__)m

さて、小学校の冬休み中のメインイベント!
冬のファミリーハイキング第一弾はヒップソリを担いで綿向山です!

我が家族の本年の山始めで楽しかった!
でもいろいろ有りました(^_^;)
自宅を出発して、名阪国道の上柘植IC近くで、まずは忘れ物に気づく・・・(-_-;)
忘れ物はスパッツを自宅に放置してきた。
しかも家族全員分(=o=;)
雪山に登るのにスパッツ無しでは・・・と、10分余り走っていたが、やむを得ず10分余車を走らせ取りに戻ることにした。

そういえば、往路で下柘植IC付近の坂道で路面凍結していて一台のクラウンが立ち往生していてプチ渋滞になっていた・・・復路でもそのクラウンは脱出できずに車の往来を阻害していた(-_-;)

そして自宅に帰り、再度、下柘植ICに・・・あ、今度は違う車が立ち往生してる(-_-;)
予定より30分ほど遅れて現地入りか?と先行するメンバーに連絡を入れておくが、その後は順調に走る事ができて、ほぼ予定時刻に現地入り。

さっそく山行準備

さすがに人気の山だ。私達のメンバー以外に数台の車が御幸橋登山駐車場に停車していた。
今日のメンバーは、我がファミリーと山仲間のオジサン2名(緑ちゃんとISMさん)、そして私の同級生のIS君、そして緑ちゃんの新しい家族のパピー君という構成。
ちなみにパピー君とは年末に笠置での忘年会で会っているので二度目のご対面。
この日は凍てつく寒さ、伊賀の池も凍り始めていたほど・・・

着込んで出発。天候は晴れて上々だ。
川沿い林道を歩いて行けばヒミズ谷出合小屋に到着。

こんな場所になぜ小屋が必要だったんだろ?
どうせなら山頂に小屋が有ればいいのに?と勝手な妄想にふける。

橋で沢を渡って植林帯の整備された登山道を歩く。

2013年は、白山と空木岳以外は、ほとんどずっとバリルートでダイレクトに尾根を登っていたので、遠足気分で登ることができる。

この綿向山の表参道は私や家族にとって初めて歩く道。

途中で林道に出て、全然上昇していない事に気づくほどゆっくりしたペース。
本来ならバリルートで登って汗をかいてもいいのだが、午後はちょっと歩いてもらおう!と、登りは体力温存=ゆっくり速やかに登れるルートに!という寸法。

パピー君が水先案内?チョコチョコと行ったり来たり!パピー君に万歩計をつけていたら大変な数値を叩き出すことだろう!(*_*;

この日、ここまで雪はほとんど無いと言っても良いくらい。本格的に雪があったのは五合目以降。

広い林道がやっと山道になるの?と思いきや

あざみ小舎と呼ばれているアズマヤ風の小屋があった。
なぜにこんな所に?ヒミズ谷小屋にしろ、よくわからない(-_-;)
整備された山腹道をスリップしないように登っていく。ずっと植林帯でタラタラ登る。

こりゃ楽だわ。
そんな綺麗な登山道だから?こんな警告があった。

「ここは大嵩神社参道につきMTB・トレールラン等はご遠慮下さい。」
・・・気持ちはわかる。でも「神社参道」だから?どうしたのか?それに「トレールランなど」の『など』とは何を指している?
・・・などどブツブツ言いながら植林帯を歩いて行く。

久しぶりの積雪&凍結道をノーアイゼンで行く。
こりゃぁ明日は筋肉痛だわ(^_^;)
それにしても日陰を歩いていると寒いなぁと思っていたら五合目小屋に到着。

ここは前にこの山に来た帰路、小屋の中でカップ麺を食べた場所だ。
あの頃はまだ登山初心者で純真だったなぁ!(^m^;)
天気は快晴。琵琶湖の向こう、比良の山に白い雪が乗っている。

この日は小屋の中に先客が居たので小屋の裏手のベンチへ行く。
冷たい風が少し吹いてきたのでリンゴを食べてすぐ登山再開。

ここから先の登山道は雪がビッシリ。

道端の小さな氷柱をカジって雪山に来た雰囲気を楽しむ。


植林が途切れブナ林が出てくると7合目行者コバ

ここからは冬道で傾斜角度の増した尾根を歩く。
子ども達に簡易アイゼンを着けさせる。

雪は締まっていて歩きやすいので大人はノーアイゼン。
この斜面、エビの尻尾の残骸(パン粉?)だらけ

早い時間なら霧氷が見れたのかも?

快晴だけど風が少しあるので、ハードシェルのジャケットと耳あて付き帽子が正解。
後で子ども達に聞くと、この斜面を登るのが今日イチでキツかったらしい。
ここで数人の登山客とすれ違う。

御幸橋Pより2時間27分で綿向山山頂に到着。
山頂には私達の前を歩いていたオバサマ達2名だけ。

大人だけならコースタイム2時間くらいだろうか?
昨年の11月にバリルートで登った時の写真。

そういや熊野神社から山頂までバリルートで2時間だったなぁ。

山頂で記念撮影。
親分、パピー君にもカメラ目線を強要!

パピー君は迷惑そうだけど親分はご満悦(^^)?

今日はここで宴会じゃないのよ。
北尾根でイハイガへ向かい、その途中で雪遊びしてからだよ!

ゾロゾロと竜王山への縦走尾根を下っていく。
霧氷というか樹氷?は山頂周辺だけ少し残っていた。

ちょっと雪が汚れているなぁ

幸福のブナを通りすぎて北尾根に向かう道中

いい感じの雪ですなぁ

竜王山分岐で右折して東の尾根に進む。
少し歩いて行くと踏み跡の向こうに女性が一人?

ヤマガのオネーサン?
雪面を少し掘ってビニールシートを敷き、そこに座って雨乞岳を独り眺めている?
「スミマセーン!これから子連れでソリ遊びするのでお騒がせしまーす」と声をかけて、先に進むが、北尾根は風の通り道。
ひょっとして風がやんでいれば、この尾根で昼食にしようか?と企んで来たのだが、風が冷たい。
とりあえずソリが滑れそうな斜面があったので少し雪遊びをさせた。

でも、滑った先に崖があるんだよな(^_^;)

もうちょっと良い場所を探しておかないとイケないなぁ(^_^;)

↑素直に崖が怖いオネーチャン(^_^;)
それにしても良い天気

風さえ止めば日差しもあるんだけどねぇ
風の当たらない場所は無いかなぁ~と尾根をイハイガ方面へ進む。

良い尾根だなぁ!もう少し先の森のあるあたりまで行けば風が無い?
おおーい!あそこで昼食・・・って、IS君以外、誰も付いて来て無いヤン(-_-;)
皆んなの溜まっている場所に戻って「あの・・・ここから10分ほど先に進んだ場所に・・・」「え?もうここでエエやん。スコップ貸して!ホラ!」と嫁サンが座る場所の雪を掘り出した(-_-;)
ま、ええか(^_^;)

と、いうことで雪面で本日は具だくさんラーメンが昼食です。

寒い時は、やっぱりアツアツが嬉しいですね。

みんなオカワリして完食!大人5人+子ども2人じゃ、袋ラーメン5玉は少し食べたらなかったかな?(^_^;)

さぁ!アイゼンを付けて竜王山へ向かおう!

アイゼン無しでも歩けそうだけど、ノーアイゼンだとちょっと時間が足りなくなるかも?
綿向山・竜王山の分岐へ戻る。

天気の良い日に恵まれて良かった!
でも年明けから雪の追加が少なかった?雪が中途半端に少ない。

昼になって雪が緩んで雪の下の笹の空洞にズボッと足を踏み抜いて歩きにくい。

ボーズは体重が軽いのに踏み抜きに手こずって前に進めない(^_^;)
分岐に戻ってきました。

そいじゃ、竜王山に向かいましょう!と北西に縦走登山道を下り出したのだが、谷から駆け上がってくる風がスゴイ突風!

体重の軽いボーズは「身体が飛ばされそう!」とビビってしまうほどだった。
傍に居たISMさんの後ろに隠れるようにさせ、自力で下ることが出来た。
シリセードで滑って降りたりしながら縦走路を進む。

鞍部からP962へ登り返すとツボミをイッパイつけたシャクナゲ林

今年のGWはシャクナゲが満開かも?
ここから下るのが急傾斜。

トラロープがフィックスされているのだが傾斜が急なのよね。
人間の子ども達は少しビビっていたけれど、パピー君は余裕でスタスタ下ってくる。

小型の愛玩犬ながら、流石です!
尾根を下ったり登ったり、雪をぶつけ合ったりしながらワイワイと尾根歩き。

P913の東のピークの展望コーナーから綿向山(右手奥)、そして昼ご飯を食べていた尾根を眺める。標高差200mほど下ってきたことになる。
ここで親分の鈴鹿の山遊び講義

イハイガの下の谷がオモシロイんだぜ!とけしかけられる(^_^)

夏は蛭がウヨウヨいるけどね!・・って、やっぱりね(^_^;)

尾根は西へ。細い木樹の二次林を行く。


P913付近。
おや?こんな案内前にあったっけ?

三峯?906M?
P913から北にあるP841までの距離は600mほど。
その北西のP610は1.6kmも離れている。
ということはP841の北西のT字尾根先端あたり?
よくわからない。

竜王山の東の縦走登山道の雪は緩み始めていて、日当たりの良い場所は土が見えている場所が多くなった。

植林も混じってくる。

う?オンバノフトコロ?

こんな看板あったっけ?
それにしても正体不明な気になる地名だなぁ。
坂道を登って行くと鬼のような立ち姿の送電線鉄塔

ここから綿向山とヒミズ谷、そして赤い屋根の五合目小屋が見渡せる。

綿向山の北尾根分岐点から2時間7分で竜王山山頂到着。

竜王山から千畳平への階段は雪がなく丸見え。

ここでアイゼンを外す。
15:30なので子ども達にオヤツを食べてもらって下山開始。

千畳平は雪はあるものの、ユルユル。
ここから下が歩くのが超厄介。

トラバースっぽく落ち葉の斜面を歩くのが、超難関!
落ち葉の下が霜柱が溶けてズルズルのドロドロ。足を落ち葉の上に置くとニュルーンと足が動いてしまう(-_-;)
ここが今日の核心部だったかも?(^_^;)

で、下山しはじめて28分で竜王山登山口に到着。

16:10かぁ・・・日が暮れる時間に近づいてきたなぁ。
さぁ、水木谷林道を下って西明寺の登山口公園方向へ・・と思っていたら、親分が「この先の尾根を下っていくとショートカットで御幸橋方面に行けるよ。少し時間が遅くなっているけど、どう?」
・・・そう言われてしまうと行かねばナラナイ!
って何処から突入?
って?
この急な場所から降りるの?
降り立った場所は、二次林と植林のミックス。
倒木が無造作にあちらこちらに転がっている。
でも歩けないほど荒れているわけじゃない。
尾根にしたがって南西に下っていくと、荒れた杣道が東西に横切っていた。
西に行けば水木谷林道に行くのだろうけど、この場所で西に行くとショートカットの意味が無い。もう少し東南へ下って行きたい。でも直進すると急な斜面に突入しそうなので少し東に振って緩やかな谷っぽい場所を降りる。(この谷っぽい場所は地図では、分かりづらい)

植林の中を南東に下って行くと、林の先に刈り込まれた土手のようなモノが見える。
そして獅子避けの石垣に出くわした。刈り込まれた土手は、段々の田んぼの土手(畦)だった。

石垣に沿って東西に綺麗な道が通っている。
東にある西明寺川の方へ続く道を偵察に行く。すると道は西明寺川にぶつかって消滅している?
西明寺川沿い下流に向かう明瞭な道が無いようだったので、山行メンバーの待つ場所に戻った。
東の舗装路に出たほうが確実に駐車場へ戻れそう。

結局、山から石垣にぶつかった場所からまっすぐ南東に下るのが最短距離だったみたい(^_^;)
帰って計測してみると、竜王山登山口から御幸橋Pまでの舗装路歩きは2km。下りで2kmだから20-25分ほどか?
自分はバリルートで迷いながらで28分・・・
お粗末さまでした!(-_-;)


7:30伊賀自宅
忘れ物(-_-;)
7:54伊賀自宅
8:50御幸橋P9:11
9:27ヒミズ谷出合小屋9:30
10:16あざみ小舎
10:34五合目小屋10:46
11:02七合目行者コバ11:04
11:11子ども達アイゼン装着
11:38綿向山山頂11:40
12:08北尾根昼食場13:30
13:37北尾根分岐
14:00 P962
14:49 P920
15:06オンバノフトコロ
15:13 P842
15:30竜王山山頂15:42
16:10竜王山登山口16:14
16:42御幸橋P



区間1
距離:1.494km
沿面:1.551km
所要時間:49分
累積標高:+297m -17m
最低標高:354m(駐車場)


(区間1はGPSロガーのスイッチを入れてなかった)

区間2
距離:8.389km
沿面:8.714km
所要時間:6時間41分
(うち昼食時間:1時間22分含む)
(昼食後に大人もアイゼン装着)
累積標高:+790m -1066m
最低標高:1110m(綿向山山頂)



区間1+2
距離:9.883km
沿面:10.265km
所要時間:7時間30分
(うち昼食:1時間22分含む)
累積標高:+1087m -1087m
最低標高:354m(駐車場)
最低標高:1110m(綿向山山頂)


駐車場に戻ったら、親分から子ども達にスペシャルなプレゼント!

なんと、親分のお孫さん2人が使っていたスキーセットを使う者がもはや居ないので、うちの子ども達に受け取ってほしいというのだ。

もらえるものは何でもいただきまっす!(^^)V
ありがとう!親分!感謝です!!

さぁ山道具やスキー道具を車に積んで帰りま・・・・って?私が昨年の秋に買ったダブルストックが1本しか無いんだけど?
どしたの?と聞いてみると竜王山登山口から下ったバリルートに入る際に子ども達が家内からストックを借りたらしい。

オネーチャンは後に家内にストックを返し、それが今車に積まれている。
問題は、弟が持っていたストックの行方だ。

本人に「何処で忘れてきた?」と聞いてみても記憶が無くなっている。

ひょっとしたら竜王山登山口あたりに置き忘れて?ということで、山行メンバー達に別れを告げ、車で竜王山登山口方面へ戻ることにした。

道中、段々田んぼの横に来た時に息子が、「ひょっとしたら下山途中の田んぼにあった一輪車を触った時にストックを置いたかも?」と言い出した。早速、嫁サンと息子で一輪車のあった場所を確認に行ったが、そこにはストックは無かった(-_-)

やむを得ず水木谷林道を竜王山登山口へ車で向かう。
だが、登山口にストックの片割れは無い。

日暮れて暗くなってきているが、「こんな暗闇で山を歩くなんて滅多に無い機会!是非探しに行こう!」と私の車に同乗してきたIS君。
嫁サンに子ども達と麓で待機してもらい、IS君と二人でストックの捜索に行くことにした。

ヘッデンを装着して一旦脱いだ登山靴を履き直し、GPSロガーの軌跡を下って見る。時間はすでに17:20を回って真っ暗。

GPSロガーの軌跡を頼りにIS君とあっちへウロウロ、こっちへウロウロ。
頭をキョロキョロ。棒きれを見つけては確認に行く。
でも、散々探しても森にはストックは転がっていない。
そして森を抜けても探しものは無かった(T_T)
徒労だったか・・・と心の整理をしながら田んぼに沿って東西に伸びる獅子避け石垣沿いに歩いているとキラリと光る棒が木に立てかけられている?
果たしてこの棒は?

あったー!(^_^)/
やった!暗闇で探して見つかった!
IS君!一緒に探してくれてありがとう!

区間3
距離:0.954km
沿面:0.988km
所要時間:35分
累積標高:+22m -186m
標高差:-164m


区間1+2+3=合計
距離:10.837km
沿面:11.253km
所要時間:8時間5分
累積標高:+1109m -1269m

昨年の12月9日の御池岳以来の久々の山行で雪面を10km歩いた。
山行の翌日は、やはり筋肉痛でした(^_^;)

今回一緒に登った親分とパピー君のブログ


| 山登り::鈴鹿山脈 |
| 04:41 PM | comments (0) | trackback (0) |

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