遠すぎた金糞岳北尾根その2::つばや菓子舗五代目ブログ

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五代目の四方山不定期更新日記
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前回のその1から・・・
2017-03-06 14-01-50
八草川方面から登ってきているトレース!?
このトレースに乗れば何とか往路が切り開かれるのかも?と、ヤセ(ヤブ)尾根を降ることをサッサと諦め、西へ続く尾根を下ってみたのだが、標高差50mほど降りた所で、トレースは、あらぬ方に消えた(・_・;)
マジかよ~(T_T)
これって?何の冗談・・・顔引きつるやん(・.・;)

これだけ下ったのに、登ってきた尾根まで戻るの?
雪庇が割れていたり、グズグズに雪の雪庇の痩せ尾根越えて???
・・・あかん、頭真っ白(T_T)
ちょっと頭の中を整理しないと・・・・
この尾根を下ってもすぐに谷にぶち当たるし八草川を渡れない。
・・・ちゅーことは?
1つ・・・下りてきた尾根を登って雪庇痩せ尾根を無理やり西からトラバース?
・・・いやいや、それは崖があるから無理っす(T_T)
(後で冷静に考えれば木につかまったり、ロープを出せば行けたかも?)

2つ・・・ならば?朝に登った尾根まで戻る?
・・・はぁ~登るのはグズグズ雪は嫌や~(T_T)

3つ・・・「橋までトラバースしましょう!」
UHさんが決断した。
そうそう・・・・・え?ちょっと待って!
ここからトラバースって?尾根を最低でも2つ乗り越えて、谷を3つ・・・いや?地形図に見えないものを数えたら、どんな谷があるか分からない・・・それに・・・
「橋に近づくために行きましょう!」
おっしゃ!わかった!行こう!

それじゃ、降りやすそうな所を下ってみま~す!
グズグズ一歩手前の尾根を下って谷に降りていく。
2017-03-06 14-40-55
これを降りても前に見えている尾根を登らないとダメなんだよなぁ・・・
2017-03-06 14-53-59
憂鬱ながらも前の尾根を越え、八草川を渡る橋を目指さねば・・・
谷に降り立つと、すぐ下流はゴルジュっぽい様相(T_T)
やっぱりセオリー通り谷は下れない。
雨も降ってきた(ToT)
レインカバーをザックに付け地形図を読む。
2017-03-06 14-54-02
やっぱりこの上の尾根を乗り越す=登るしかない!
私が10m程登ってみたけどグズグズ雪を踏み抜いて上に出れない(T_T)
技術力のある体重の軽いUHさんにトップを変わって貰って、トレースを付けて貰う。
2017-03-06 15-16-08
地形図では標高差20m前後なのに、かなりの高度感(~O~;)
2017-03-06 15-19-19
尾根に乗ったけれどこの尾根の末端は八草川。渡渉するには橋は無いので使えない。
橋を目指すために西へトラバース開始。
2017-03-06 15-27-23
この時点で15:30
緩んだ雪面を踏み抜きながら次の谷に近づいてきた。
すると勢い良く流れる沢の音!!!!
アカン・・・滝の音してる!(T_T)
流れは細いものの急傾斜に滝が一条・・・3m以上ある。
2017-03-06 16-05-15
近づけば、どうやらその上も下も滝っぽい。
水線が引かれている谷だけに水の流れがちゃんとある谷だ!
目視で下流に活路がありそうだと少し谷沿いにくだる。
2017-03-06 16-05-17
小滝の見える谷の下は傾斜がさらにキツそう・・・それを呆然と眺めて動けなくなったUHさん。
あら?行き詰ったか?
2017-03-06 16-12-56
キョロキョロ見渡すと突破口は谷に架かるスノーブリッジしかない。
その先にはカモシカもトレースが見える。
そこを登るしかない!
そう私の意見を進言するとUHさんも覚悟を決めスノーブリッジを注意深く渡る。
あらら、意外にしっかりしたスノーブリッジ
70kgオーバーの私ですらびくともしなかった!
滝のある谷を越えた!と思いきや、すぐにまた谷があって、右往左往。
縦に進路を遮る倒木!無理やりこれを越え、なんとか水線のある谷を通過(^o^;)
踏み抜きが大変ながらも杉植林の緩やかな尾根を登った!
16:41
この尾根を乗り越せば、等高線の緩い谷をトラバースするだけだ!
2017-03-06 16-41-58
緩やかな植林帯をトラバースしながら橋のあるポイントを目指していくのだが、地形図に無い小さな支流のような谷を横切ることになった。
それも連続で何個も小さい谷。
橋手前の谷は深くないと思っていたけど、近づくと・・
・・・・アカン、凄く手強そう(T_T)
地形図以上に谷は深いし、その手前に小さな谷が直滑降で寄り添って存在している。
その小谷に降り立てば、雪は薄く、10cm~20cm。
それを踏み抜けば、腰まで両足が空洞に落ちて足がつかない!
しかもスラブの谷(T_T)
近くにあった木の根を踏ん付け、立ち上がり、後続には付いてこないように指示を飛ばした。
使いたく無かったけど、私が敬遠した少し急な植林斜面を降りるように伝え、私は最後の支流をどう渡るか現場考察。
またまたスノーブリッジ発見。これを使えるか・・・?え?その先に鹿のトレース!
鹿が下りてきた場所だけが対岸に登れる場所や!
スノーブリッジを渡り、鹿トレースに乗って土手を登ってみたら、案の定、朝に橋を渡ってワカンを装着した雪原地帯の端っこだった。
2017-03-06 17-16-12
はぁ~これで今日の困難がすべて終わった!

雪対策用グローブの中は濡れてグチュグチュ。
スパッツはずり落ちて中に大量の雪。
登山靴の中に大量の雪が入ってグチョングチョン。
金魚でも飼えそうなくらいや(T_T)

やっとこれで終わった\(^o^)/
。。。。いや、まだあった!(@_@;)
雪の乗っかった橋をワカンのままで通過するも、やっぱり雪が緩んで踏み抜きがひどい。
と、いうことは橋の上部の急斜面は?
想像するだけでも恐ろしい腐れ雪だろうとわかる。
四足で這って登るのが最適だろうと、ワカンを抜いで登る。
予想通り、これで良かった。
それにしても旧国道復帰時間が17:35。
こんな場所、携帯の電波入らないし、駐車地も入らない。
往路でこの旧国道歩きは1時間10分だった。
復路も同じだけかかるかも・・・18:45?
急がないと完全に日没や。身内に遭難届出されるかも・・・(-_-;)
旧国道の雪は緩みまくっていて朝に着けたトレースも無意味で一歩ごとにズボン、ズボンと踏み抜き歩き。
2017-03-06 17-37-12
ワカンを履いて歩いたほうが。。。ワカンでも踏み抜くかも?
それに雪崩ポイントが増えている!(T_T)怖い~
歩いている最中に雪崩が来たら逃げられずに谷底まで払い落とされるかも!?
さっさと歩こう!と必死のパッチでズボンズボンと40分歩き続けた。
18:10アカン、暗くなってきた。
最後の雪崩ゾーンに差し掛かった。
ここで足場を謝ると目前の駐車にに戻れずに谷底に落ちてしまうかも!?
2017-03-06 18-13-27
ヘッデンを付けて電灯のあかりを頼りに雪崩ゾーンを通過!
ズボンズボンしながら駐車地に戻った!
グローブの中から水が滴り落ち。
靴下は二枚重ねがそれぞれ絞ればジャージャー水が出て。
カッパはグチュグチュ。
シャツもインナーも濡れて這々の体とはこの事か?(-_-;)
靴下を脱いで足を拭いて、石田純一スタイルで運動靴を履き、Tシャツ一枚になって、予備に持っていたフリースジャケットを着た。
あとは車の暖房でなんとかなるだろう。
いろんな反省点はあるものの、バリエーション初見歩きの醍醐味を味わった、大冒険な一日となった金糞岳北尾根であった。


2017年3月6日実施
グループ山行@月曜山歩
4人(ISM、UH、TY、TK)
ピストンのはずが周回
踏み抜き
ワカン
雪稜
雪庇
痩せ尾根
撤退
トラバース
ヘッデン
Hyoukou
距離:8.287km
沿面:8.675km
所要時間:9時間29分
(うち昼食35分)
累積標高プラスマイナス1024m
最低標高:461m(駐車地)
最高標高:981.5m(三等三角点:倉谷)

つばや6:00出発
8:00木之本ICコンビニ8:10
MAP
8:30八草トンネル東口P8:49
(1時間11分)
10:00橋10:16
(ワカン装着)
12:07尾根出合
12:14P886
12:40三等三角点981.5m:倉谷13:15
(昼食35分)
14:00標高830 14:10
17:20橋17:34
(ワカン抜いだ)
18:20八草トンネル東口P
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