天狗堂 バリエーションルート::つばや菓子舗五代目ブログ

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五代目の四方山不定期更新日記
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今年の山には雪が無い・・・スプリング・エフェメラルの花も咲き始めたが、まだ蕾が多く、寒い日や曇り空では花が開いていない・・・
2020-02-17 12-05-31
そうや!花も雪も関係ないけど、ヤマビル活動期になる前に鈴鹿の天狗堂を登ろう!
天狗堂東尾根→サンヤリ→瀬川谷左岸尾根
山行日:2020年2月17日
(↑天狗堂北尾根より)
今回も山仲間と一緒に登るので置き車ができる!
どうせ登るのなら、縦走&バリエーション!
と、いうことで!
天狗堂東尾根を登って、サンヤリの北まで進み、P931からP882、林道瀬川線→御池林道へという計画を立てた。

道の駅永源寺渓流の里で山行仲間と待ち合わせ。
4台の車で君ヶ畑から林道御池線(通称:御池林道)へ進み小又谷の駐車地へ。
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そこから2台の車で、さらに奥地へ向かう・・・と雪がサラサラと降り続き・・・しかも道は落石だらけ!車を何回も止めて落石除去!

すっかり道は雪化粧。でもベチャベチャ雪なので、これ以上降り積もる可能性はゼロ。気温も下がることもないので、うちの子(デリカ)を置き車。
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UHさんの車で小又谷Pへ戻った。

御池林道を君ヶ畑方面へ少し戻り、橋を渡った先にある祠を越えた場所から植林に入る。
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湿雪が乗った標高の低い植林内はボタボタポタポタと木の枝葉から雨のように雪解け水が降ってくる。
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仕事道を使って尾根へ出たらユズリハ・・・え?食べられてる???
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ユズリハはアルカロイドを多数含み、家畜が誤食すると中毒の原因になるという。
毒だという認識だったけど、ラリってしまうだけなのか?

植林内は一般登山道?と言っても良いくらいの仕事道。
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この山には登山道が2ルートあるが、このルートのほうが穏やかに登れるのでは?
なぜ公式ルートにならないのか?・・・・この答えはこの後、30分後に・・・

それに植林の林床にイワウチワとイワカガミがたくさん!
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春の温かい日に期待!(^▽^)/

しか~し!標高900m付近から状況は激変(~_~;)
シャクナゲのヤブコギスタート!
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湿雪を払い除けながら無理やり身体を樹の隙間にねじ込むのでグローブ、上着の腕とパンツ膝腿がビショ濡れに!(+_+)
どうせ、すぐに終わるだろう!と高をくくっていたら!

どーん!
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今度は岩かよ(~_~;)
岩の右側の隙間に弱点?垂直にモンキークライム(また雪で濡れる)&木の隙間ジャングルジム(さらに濡れる( ノД`)シクシク…)
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岩を登り切った所から左側に樹木のない場所を発見。
人が切り開いて通ったような感じがある。
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↑どこが?
かつてはルートが確保されていたのか?でもヤブに戻ってしまったのか?
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30分ほどのヤブコギの結果、天狗堂の展望岩直下に出たようだ。
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私は最後の岩を右側から巻いたが、メンバー曰く、左からも巻くことができたようだ。
なかなかの良いヤブコギだった!

ここがP988天狗堂の展望岩?
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寒くて風があって霧氷の小さいのができているぞ?
双耳峰のようなピーク?が南側にあるけれど、ここがP988なのだから、ここが天狗堂!(だとしておこう?)

濡れたグローブと衣類が冷たすぎる!まずは上着を着替え、グローブも予備と交換。
メンバーと交代で展望岩に登って眺望を楽しむ。
目の前に 左から御池岳、頭陀ヶ平、天狗岩、藤原岳
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その手前は土倉岳とT字尾根。さすがにボタンブチに誰もいない。
南東方向を見れば、中央の木の左側に藤原岳西尾根
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中央の木の右が孫田尾根の草木か?その右は桑名市方面?そこから右へ銚子ヶ岳→静ヶ岳→竜ヶ岳

お昼前だけど霧氷の出来る場所=風があって寒すぎるのでサンヤリ方面へ進む!
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看板も霧氷!凍り付き始めているやん!!

標高差100mをまず下る。
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雪は数センチの湿雪。
足の裏に雪がくっつくし、土はドロドロ・にゅーるにゅる

振り返れば天狗堂のピークと霧氷
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寒いけどもう雪は降ってこない?
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鞍部まで下がると瀬川谷の対岸に林道?
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ああ、林道瀬川線だ。あの林道の上にある尾根が私たちの下山ルート。

P924へ登り返していく尾根道から振り返る。
右から竜ヶ岳、静ヶ岳、銚子ヶ岳
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天狗堂~P924はブナ、コナラ、シャクナゲなどの二次林で雰囲気が良い。
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シャクナゲの花芽は・・・今年も少ないかも?
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P924を越して植林交じりになる。
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サンヤリが前方に見えてきた。
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でも、ヤリという名前のくせに槍っぽくない?
少し晴れてきた!
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(写真に写っている山は藤原岳~銚子ヶ岳)

サンヤリ山頂は二等三角点(萱原村958.05m)なんだけど眺望無しの植林に囲まれた場所。
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風が吹かない場所を探して、ここで昼食にした。

サンヤリに気になる看板。
マスコットキャラクターすずかちゃん?
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黄色いザックに登山靴姿で顔が凧?
しかも「山 寒」?
ちがう?「山 安全」だって?(~_~;)
しかも、喋ることができなくて、「下山は早めに」と考えているだけ?

すずかちゃん・・・ってググっても↑は出てこない・・
これとか?→https://twitter.com/suzukachanmoe
これとか?→https://www.facebook.com/suzukachanclub
どちらも、すずかちゃん・・・
なんかチガウ

さぁ!下山ルートも初見なので頑張って行きましょう!
滝谷山方面へ尾根を進みます。

歩きやすい尾根道を歩き始めて北東方向に鈴ヶ岳~ヒルコバ~御池岳
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手前は、谷の向こうに下山ルート

さらに進んで行くと西の展望は琵琶湖とその向こうに比叡山~比良山系
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ぼちぼち?このへん?と何度かGPSで位置確認。
標高900m尾根分岐にやってきた。
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ルートは折り返し、瀬川谷左岸尾根を進む。

尾根は植林尾根で歩きやすい。
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あ、北の山が見えた!
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霊仙山と谷山。
谷山の上でボーっと見えているのは伊吹山。木の枝で見えにくい白い雪のある山は茶野。

歩きやすい・・・と思っていたけど雪の着いたシャクナゲのヤブが時折出てくる。
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雪が無ければ大したことはないのだけど、ヤブを払いのけると濡れるのよ( ノД`)エーン

P931を乗り越えて下って、痩せ尾根エリアのヤブに突入。尾根を進んで登り返していくと岩のナイフリッジ!
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岩の両側のヤブが無ければ、こんな所を通らなくてもよいのだけど、ヤブが無い場所=リッジを行く。
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でも、その先でヤブが尾根芯を塞いだ。
しかも右側はシャクナゲ&アセビのヤブで通れなくなった。遅れてついてきたメンバー曰く、左側は何とか通れて尾根芯に復帰できた。
リッジ右側へスリングを繋いで「お助け紐」を設置してもらい無事に復帰。
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なかなか面白いルートだぞ!

その後もしばらくシャクナゲのヤブ。
この尾根はシャクナゲ三昧だ。
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楽しかったヤブコギもこれで終わり。
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あとは植林と植林に挟まれた雑木尾根芯の快適なルート。
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徐々に標高を下げてP882を過ぎて雪も足元から消えてきた。
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あとは瀬川林道への着地。
地形図で降りやすそうなのは北東方向なのだけど、少し遠回り?じゃ、北西方向へ!
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これがツボった!(~_~;)
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ヒノキの子供とユズリハ・アセビのヤブと急傾斜を無理やり下っていく。
あれ?害獣用防獣フェンス?いや!違う!落石防止フェンス!?・・・と、いうことは傾斜角度が立ってる!!
3mくらいの土の急斜面の下に落石防止フェンスがあって、その下は約2.5mの擁壁。

湿雪で「ぐちゅぐちゅ」「ドロドロ」の急斜面でこけたくない!手持ち15mロープをループ(ダブル)にして2ピッチで降りれそう。
とりあえず、私はロープで降りたんだけど、ほかのメンバーが「あーでもない」「こーでもない」と降りてこない。ロープなしでも道路に降りることができないか?とフェンス沿いに偵察。すると薄いものの獣道を発見。立木を掴めばなんとかなりそう。ロープを片付けてフェンスの右端まで来て!そこから降りることができるから!とメンバーを誘導して無事、着地。
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↑問題の場所

瀬川林道を15分ほど下っていくと朝に置き車したデリカに到着。道路の雪は消えてました!

今回のルートは記憶に残るヤブコギになりました。
雪なければ?シャクナゲの時期にまた登ろうか!?

山行日:2020年2月17日
グループ山行@月曜山歩
5人(UH、IS、ころ助、TY、TK)
天狗堂
サンヤリ:二等三角点(萱原村958.05m)
雪山
縦走
御池林道
御池川
MAP
距離:8.015km
沿面:8.309km
標高差:99m
所要時間:6時間26分
(昼食25分+おやつ12分)
累積標高:+902m-803m
最低標高:515m(天狗堂東尾根取付き)
最高標高:988m(天狗堂展望岩P988)
HYOUKOU
7:00伊賀自宅
8:15道の駅永源寺8:40
8:58林道御池線 小又谷P9:04
9:14林道瀬川線起点P9:18

9:28小又谷P9:36
9:42取付き(祠横)
11:00岩その1
11:31天狗堂展望岩11:48
12:30サンヤリ12:55
(昼食25分)
13:30尾根分岐
14:07ナイフリッジ14:12
14:41 P882
14:48おやつ15:00
15:25林道出合15:46
15:59林道瀬川線起点P

下山後・・・セツブンソウの保護地域へ
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場所がわからずに最初はウロウロ・・・
あった!こんな場所にあるんだ!という、ごく限られたエリアに!
2020-02-17setsubunsou-04
満開~枯れ始めの状態になりつつあるけれど、蕾もまだある?そこは日陰?
2020-02-17setsubunsou-02
蕾の初期段階!?葉っぱで包まれた状態が悩ましい!!
| 山登り::鈴鹿山脈 |
| 06:16 PM | comments (0) | trackback (0) |

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