釈迦ヶ岳(1,092m)::つばや菓子舗五代目ブログ

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五代目の四方山不定期更新日記
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あ~~~!しんどかった!12月だというのに無風で日差しが暑かった!
これが鈴鹿の釈迦ヶ岳(庵座谷)の感想です(苦笑)
しかし、釈迦ヶ岳は、やっぱり鈴鹿のメジャーコースなんですね!
登山中にイッパイ人と出会いました。
(鈴鹿のこの山の名前は釈迦ヶ岳?釈迦ガ岳?どちらが正しい?)

さてさて、
今朝の出発時、伊賀の家の前の気温は、マイナス2℃。
釈迦ヶ岳の登山口の朝明へ向かう道中の気温はグングン上がる。
加太トンネルを越えると5℃。盆地な伊賀が寒すぎるんですね(泣)
登山口は朝明キャンプ場。
名阪国道から東名阪を走り、8:50頃に現地到着。
今日の服装はヒート素材のTシャツに速乾素材のロングTシャツ。
山頂は寒いかも?と、その上にウィンドブレイカー付きフリース(裾に収納袋がありウィンドブレイカーが収納できる)※。
耳当て付きのニット帽までかぶった。
(※20年前、学生時代にカナダへスノボ行脚に行った。その時にスポタカで買ったモンベル製)

登山靴を履いて9:00朝明の駐車場を出発。

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この写真で気づきました?
なんと!土・日曜祝日にだけ出没すると言われていた駐車料金の集金人のオヤジさんが、月曜の朝にも居たのです!

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「え?平日も集金するのですか?」と聞くと「ええ、まぁ平日も頂いてます!」
で、今日のコースを聞かれ「庵座から釈迦に上がって羽鳥峰から降ります」と言うと「釈迦ヶ岳の三角点から県境尾根をさらに進むと良い展望地があるので是非!」と地図を貰い、月曜なのにしっかり500円徴収されました(泣)

で、バス停裏から登山道に入りましたが!

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テント村に差し掛かると中尾根の指示はあるものの、庵座谷がガムテで消されている!?

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あ?と思いながらガムテで消されている方に進むと指示板がある?

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赤テープもブラブラ。
ちゃんと道があるやん!と河原を進む。

すると、「あ?なんじゃこら?」

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赤いパイプの見慣れない物が!
これはキャスバル兄さんが建設したジオン軍事要塞!?(アホ)
冗談抜きで、これは最新のパイプ堰堤?
でも、間隔がかなり広くて、かなり大きい岩が素通り出来そう・・・
でも、ここからどうやって?とジオンの赤いパイプを眺めていると・・・
左のパイプを見ろ?そしてパイプを上に上がれ?(そんなアホな)

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この隙間を通って行け!って、こと?

私は行きましたよ!パイプをよじ登って!(嘘)
パイプの隙間を通って行くとガレガレの河原。

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左手(左岸)に新しい道が?そちらへフラフラと歩く。
ここでかなり暑くなってきたので、ウィンドブレイカー付きフリースを脱ぎ、ニット帽もザックの雨蓋に挟み込んだ。

道から右岸に赤テープを見つけ、また沢に降り、沢を登って行った。
嫁さんがその途中で右にテープマークを見つけていたらしいが私は先に進みすぎていた。コンクリ製の堰堤があって、堰堤下には左手の道からアルミ製のハシゴが下りて来ていた。
あ?と、ここで地図を広げてシンキングタイム。
地図では堰堤の右に徒歩道があり庵座谷へ上がってる。

周囲をよく眺めると堰堤の傍の右手に赤テープ発見。ここを登る。

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そうするとT字路にぶつかった。左に行けば庵座谷。右手は下から登って来ている。
嫁さんが発見していたテープマークからこの道に出た模様(汗)

15分ほど登って行くとお地蔵さんがあった。(9:34)

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ここから本格的な登りになった。

お地蔵さんから10分余りで庵座ノ滝が左手に見え、崩壊地の巻き道となった。

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振り返ると登山道が崩壊して無くなってしまった模様。2008年の集中豪雨の傷跡だろうか?

落ち葉で埋もれた坂道を下りていくと庵座ノ滝が見えてきた。

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2分で行けるという指示板があったので行ってみることにした。

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赤い太いザイルが下降用に岩に設置されていたが慎重に降りればザイルは要らない。

沢に下りて滝を見ると誰かが?

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大判カメラを構えている?


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滝の左手に赤い太いザイルが張ってあったので、そこから登って滝下に行ってみた。

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09:50庵座ノ滝に到着。
ここに大判カメラを構えていた人。
話をしてみると、これがプロのカメラマン。
しかもフランスで活躍されている日本人フォトグラファー!(岐阜県出身)
私と年も変わらぬ同世代。頑張ってほしいものだ。
Naohiro Ninomiya Site(French only)
庵座ノ滝は、ミスト状に水が落ちているので、この時間は虹がかかっていた。

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ミスト状に水が落ちているために滝壷が発達しないらしい。

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オカゲでメガネが曇ってしまう。
この大滝は落差40m。

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なかなかの迫力だ。

庵座ノ滝とフォトグラファーにに別れを告げ、登山道は滝を高巻く。
これがかなりシンドイ。ここにも赤い太いザイルでフィックスロープが張られている。
使わなくとも登れる。でも、トラロープじゃないのが凄い!
無風で日の当たる場所は、とにかく暑く、ザックが当たっている背中は汗だくだ。
滝を越えて少し登ったら河原っぽい場所があった。
10:18ここで小休止をして、ロングTシャツの下に着ていたTシャツも脱いだ。結局、速乾素材のロングTシャツ一枚。

10分ほど登ると右手に滝。

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10:30三段滝に到着。

三段滝のすぐ横(左)の岩の折り重なった所をよじ登る。ここにもフィックスロープがあるが使うことは無い。

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10:40パイプ堰堤に到着。

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かつてはこの堰堤を左に巻いたそうだが、パイプ堰堤の左がガレで損壊している。
右に巻き道が付いていた。

パイプ堰堤を越えるとガレガレの谷が大蔭(大ガレ)まで一直線に続いている。

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ガレ好きな方はここを直登するそうだが、釈迦ヶ岳初心者の私と嫁さんは左手の木のある場所の赤テープを頼りに登っていく。

でも、噂通り斜面は急勾配になり、ヒーヒー言いながら登る。

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大蔭の横まで登ったが足と尻の筋肉が悲鳴をあげて痛い。

シンドさを紛らわせるため、頻繁に立ち止まって写真を撮る。

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ホンマにエエ天気や~(足と尻は痛いけど)
国見岳や御在所も綺麗やなー!

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(息は切れ切れだが、最近のカメラは手ブレ補正!)

休んでばかりいても登れない!と、よじ登って・・・

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ホンマによじ登るしかないやん!
ロッククライミングですわ。周りに木が生えているから高度感は無いけど、ほぼ垂直の岩を登って、登って、登って・・・

パイプ堰堤から35分経過。
見上げると青空と看板!?

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看板は中尾根からの出合が書かれていたが、そのすぐ先に松尾尾根の頭(1097.1m)!

11:17本日の核心部突破!松尾尾根の頭(1097.1m)に到着。

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ここにはご夫婦で登って来られた方がランチタイム。

その傍で展望を楽しむ。

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眼下には菰野から遥か?

あれ?北北東に雪を被った山が2つ?

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写真には撮れなかったけど、北東に白い山の連なりが2つ?
私には遠すぎて山座同定不可能です!おそらく北北東のどれかは白山?乗鞍?
北東の2箇所見えてる白い山の連なりは南アルプスと中央アルプス?

ここで昼食にしようか?と思いましたが時間が早かったので釈迦ヶ岳山頂を目指します。

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ここからは県境稜線尾根なので楽勝。5分で山頂到着。

釈迦ヶ岳1092m!(11:25)

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ここからも北北東の気になる白い山を撮影してみた。

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下の写真は露出をアンダーにしてコントラストを上げてみました。

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どなたか、山座同定できますか?

で、ここでGPSのログは八風峠方面に向かって帰って来ています。
実は、朝明駐車場番に「絶景ポイントがある!」と言われて居たのを確認に行ってみたのですが、どんどん高度を下げて行くので、こりゃ帰りがシンドイからヤメ!と引き返したから。

結局、釈迦ヶ岳山頂で昼食。
いつもの山ご飯ですが、この日は汗をかきまくったので誠にビールが美味!
予定よりも早く山頂に着いていたので、食後にメザシや干し芋も炙ってアテにして、オマケにコーヒーも飲んで、ここで約1時間呆けて居ました。

その間に、八風峠から登って来られたご夫婦が来て、食事をされて来た道を下りて行かれたり・・・松尾尾根の頭で昼食を食べて居られたご夫婦が来て写真を撮って行かれたりしました。
まだヒルの12時過ぎなのに、皆さん忙しいもんだ(汗)

12:28重い尻を上げて下山ルートの猫岳方面へ歩き始めた。

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昼食中、汗が引いて肌寒くなったのでロングTシャツにフリースを着ていたのですが、また暑くなってきた。結局フリースを脱ぎロングTシャツ一枚に。
こんな12月知りまへん。

猫岳へは稜線歩きで楽勝!と思って居たが、松尾尾根の頭までの筋肉疲労が予想以上で、かなりヘロヘロ。

約30分で猫岳山頂(1,057.7m)に到着。12:50

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この岩がネコ?

猫岳から下って行くと軽い登り返し・・・

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振り返ると猫岳から降りてくる嫁さん。

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二人とも筋肉痛が足に来ていて少しの登りでも辛い。

13:15羽鳥峰手前のP908で小休止。
ここからの降りは少し急降下。でも大したことは無い。

途中、白滝谷(紅葉尾)分岐を越え(13:32)、細い源頭部の沢を越え(13:33)、猫谷林道コースの分岐を越え(13:35)、エラクザレた所を登るなぁ・・・と思ったら

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羽鳥峰823.1mに到着。(13:39)

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ここには、3人の若い女性達がバラけて山頂の岩を占拠。
左端に写っている足・・・この女性は昼寝中。

仕方ない・・・羽鳥峰峠へ降りよう・・・と、思ったら何やら地上文字が!

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中央のデカイ字は「表山」?

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その左は「岳」?その上は読めない!
右に「恋したい」?
「表」と「山」の間には「ガレ ガレ」?
いろんな熱いメッセージが石で表現されているが「ガレ ガレ」は何を意味しているのか?

羽鳥峰を下りて振り返ると真っ青な空が、とても綺麗。

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まだ13:45だったので、ここでコーヒータイムにした。
先日、ポチっとしたチタン鍋がコーヒータイムに役立っています。

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この間も羽鳥峰の上に陣取っているオネーちゃん達は(いつの間にか女性から格下げ)は、何やら話しまくって賑やか。

さぁ!下山しよう!と荷物を片付けていると、オネーちゃん達が居ない?
え?こっちに下りてこなかったぞ!?今から彼女たちは何処へ?白滝谷から愛知川?神崎川を下るのか?猫谷の林道コースで朝明駐車場へ?それとも釈迦ヶ岳へ?
よく分からないが明日の新聞に載っていないことを!

14:00コーヒーを飲み終えた私と嫁さんは羽鳥峰峠からガレた道を慎重に下りていく。
10分あまりで堰堤。この堰堤の右を見上げると・・・

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こりゃぁ「ガレガレ」ですわ!羽鳥峰から見えた地上石文字の意味がよぉ~く解りました!
オマケにかつて垂直に建っていたであろう看板もこの通り。

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すごい土石流がここにも流れてきていたんだろう・・・

程なくして、石積みの堰堤を降りる。

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ここにも赤い太いザイルが張られているが慎重に降りれば大丈夫。

堰堤を振り返ると見事に積み上げられた石積み。

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この石積みの堰堤は「なわだるみ堰堤」と呼ばれている文化庁指定の国の登録有形文化財。
案内板曰く、明治初年のオランダの土木技師ヨハネス・デ・レーケが指導した技術によって伝えられた工法だそうで、この山の麓にある千種の石工さんが築き上げたそうな。

14:28猫谷林道に出合に降りた。

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しばらく歩くと舗装路(傷みが激しい)となり、14:34中峠分岐出合。

綺麗な舗装路となると程なくして人工物がいっぱいある公園に降りた。水車小屋があったりする。

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青空に飛行機雲がたなびいて、ハライドの南にある南コブ(723m)が見えた。

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14:50朝明駐車場に戻った。

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帰宅後にコースタイムを検証してみた。

コースタイム
9:00朝明駐車場出発
9:34地蔵
9:50庵座ノ滝
10:30三段滝
10:40パイプ堰堤
11:17松尾尾根の頭
11:25釈迦ヶ岳山頂12:28
12:50猫岳山頂
13:15 P908
13:39羽鳥峰
13:42羽鳥峰峠14:00
14:28林道出合
14:50朝明駐車場
(総所要時間5時間50分)

上記歩行時間のみの集約タイム
朝明駐車場~庵座ノ滝 50分
庵座ノ滝~釈迦ヶ岳 1時間35分
(往路2時間25分)
釈迦ヶ岳~羽鳥峰 1時間10分
羽鳥峰~朝明駐車場50分
(復路2時間)
(4時間25分:小休止・大休止を含まず)

庵座ノ滝まで標準コースタイムが1時間。
実際はテント村で道迷いをしてロスタイムしたのに50分で登って10分短縮。

庵座ノ滝から釈迦ヶ岳山頂までの標準コースタイム1時間50分を15分短縮。
合計25分も短縮したことになる。

暑かったにせよ、歩行スピードが早かったから往路がバテまくった?
バテて立ち休みばかりしていたが、もう少しゆっくり登れば良いみたい。

ルート図

(写真をクリックすると拡大画像)
歩行距離11km 所要時間5時間50分

(写真をクリックすると拡大画像)
累計標高差プラスマイナス874m

このルートの稜線は、ツツジ系のヤシオの森が多い。
来年タイミングが合えば春の花のシーズンや秋の紅葉シーズンにも登ってみたい。
| 山登り::鈴鹿山脈 |
| 04:14 PM | comments (2) | trackback (0) |

コメント

暑いくらいのいい天気ですねえ

今日の台高は全然太陽のお出ましはなく、

景色もまったくありませんでした 太陽が恋しい一日
| 伊賀天幕番 | EMAIL | URL | 2010/12/07 07:15 PM | cG.71PXw | 保留中コメント:0件

お疲れさんでした。
今日の赤ゾレの天候ダメだったようですね。
でも、雨(氷雨)じゃなかっただけ良しですよ!
それに先週の横尾岳は天気良かったですやん!

問題は来週のリベンジ山行の天候ですな!
なんだか怪しそうだけど、雨男でも居るのかな?
| 五代目 | EMAIL | URL | 2010/12/07 08:35 PM | RkWOqosk | 保留中コメント:0件



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