木梶山~ハンシ山手前まで周回::つばや菓子舗五代目ブログ

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五代目の四方山不定期更新日記
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師匠が腰痛療養宣言。自動的に4月9日の山行は中止になった。
そこで以前からご一緒していただいている方々に「予定されていた台高:木梶山へ行きませんか?」とお誘いしたものの、結局はM氏と私の二人だけ。
どうせなら、前夜泊でゆっくり木梶山から高見峠方面へ周回しましょう!となった。

下山ルートはスリル満点!

鳴滝前駐車地に到着したのは2012年4月8日(日曜日)の夜10時。
この日、私は伊賀の知人のお通夜に行ってたので伊賀を夜8時に出発していた。
道中、高見トンネルから出てすぐの林道の二箇所で道迷いをしていたので少々到着が遅くなった(^o^;
車止めのある広場(駐車地)に設営したM氏のテントで鍋をつついて酒を飲んで0時過ぎに就寝。
目を閉じるとずっと土砂降りの雨が降っているような音がしていた。

6:00過ぎ・・・すっかり明るくなって目が覚めた。
雉撃ちに出撃だ!とテントの外に出て驚いた。
おおお!なんて落差の滝なんだ!

そらぁ一晩中うるさい筈だわ(-_-;)
近づいてみると木原橋の下に流れ落ちている滝の下部はさらに下へ滝となって落ちている。三重県人の私だがこんな場所こんなすごい滝があったなんて初めてしった。
お?案内板!げげ!なんてこった!

現在地にこれほどの滝があるのに案内板にここの滝の名前がない!と、いうことは!ここの滝など他の滝に比べて小さく名乗るほどではない!ということか!?
そんなことを考えながら雉場を探しながら林道を歩いてみたが人目を避けられる場所は見当たらず・・・あとはご想像にお任せします(ノ´∀`*)

雉撃ちの目の前の景色はこんな感じ

今回登ったルートは木梶鳴滝前駐車地→木梶山北西尾根→馬駆け場→馬駆け場辻→赤ゾレ山→伊勢辻山→伊勢辻→ハンシ山(P1137)手前:北東尾根から下山→林道→駐車地

本当は木梶山北尾根を登るはずだったのだが、M氏と林道歩きをしているときの会話に夢中になってしまい、こともあろうか北尾根アプローチになる林道分岐を見過ごしたのです(-_-;)

それから・・先に書いてしまうが下山ルートも本当はハンシ山を通り越し、その先のP1007の北にある(ハッピのタワ?)谷を下る予定を、実際はかなり手前から下降してしまった(-_-;)
私がたてた山行計画は、このように2回もルートミス(^o^;
これでは人を連れて山を歩く資格はありませんなぁ(-_-;)もっと精進しないと!
本当にお供頂いたM氏には悪いことをしてしまったm(__)m

さて、山行の当日。2012年4月9日(月曜日)
朝から鍋の残り汁で美味しいウドンを食べ、テントを撤収。
登山準備をして7:40に駐車地を出発。

(M氏とM氏の赤いエクストレイル)
清々しい気分で林道をあるく。

滝があちらこちらにある。

これから歩いて行く方向にデカイ滝!
M氏と会話が弾み林道分岐を通り越し、気がつけば林道も終わって沢沿いの道はかなり荒れてきた(-_-;)

M氏はこの山域は二回目、私は初めて。
言いだしっぺは私なのにM氏に無言の依存をしていた私が悪い(-_-)
なんだか・・・オカシイなぁ・・・と地図を確認。
現在地は私のスマホ(F-12CのGPS+地図ロイド)で確認。

この時すでに本流二股分岐直前まで進んでしまった模様。
ルートを協議した結果、この場所から左手に見えている木梶山の北西尾根(登山道)へ無理やり登って当初の予定通り木梶山山頂を目指す(^o^;
谷に面した斜面は植林から細い二次林となり、頼りない雑木林となる。しかも数日来の雨や雪で山土はヌカルミ、登ろうと踏ん張った足が粘土のような山土でズルズル滑り落ちる。細い木や根っこを掴みながら登ると木梶山登山道(北西尾根)に乗った。小休止を挟んで細かくジグザグを刻む尾根道を根気よく登っていく。この道中に「登山道」と書かれた黄色いビニールテープがあちらこちらの木々に巻かれていたが台高の山には不釣合いだと思った。
天候は晴れているのだが春の嵐の風だけが吹き荒れていて帽子が飛ばされそうになる。
駐車地を歩き始めて2時間15分で見晴らしの悪い木梶山山頂(1230.3m)に到着。

まずは結果オーライ!(^o^;
給水して尾根を直進すると右手に草原があり、その先にこれから向かう馬駆け場が見える。

高見山や三峰山からいつも眺めていた台高山脈の一端にいる。
下の谷の沢は厳しい顔をしていたが尾根道は鈴鹿のそれにくらべ、ザレ場や岩場もなく緊張するような尾根もなく、ひろびろして穏やか。
尾根の分岐で小休止して馬駆け場へ向かう。
国見山を左手に眺めながら雪が残る尾根道を歩く。
ブナウォッチングしながらゆっくり進む

本日の最高峰の「馬駆け場辻1320m」でも展望は無い。

ボチボチお昼にしようか?と会話しながら

さらに進んで赤ゾレ池の横を通過。

折角だからと右手にある赤ゾレ山に登ることにしたがルートは?うーん、分からないや!と、適当に登った(-_-;)
頂上は台地で東向き以外は見晴らしが良い。

これから向かう伊勢辻山が見える。

だがここでも春風が強い(T_T)
結局、風の当たらない場所東側斜面=見晴らしの悪い場所でお湯を沸かして互いにカップ麺を啜る。

食後に山座同定をしてみようとM氏持参の地図を広げるが風でバタついて断念(-_-;)

でも大峰方面の大普賢あたりまで見えていることがわかった。

歩きやすい尾根道を降りていくと右手の視界が広がり、

この日最初に登った木梶山がみえてきた。

白く剥げて見える場所が風が吹き荒れていた草原だ
振り返ると先ほどまで居た赤ゾレ山。

その奥に馬駆け場辻が見える。

赤ゾレ山から15分ほどで伊勢辻山1290mに到着。

でもなぜか個人が建てた山銘板の名前部分が切り取られていた。そういえば馬駆け場辻でもそうだったなぁ
なんでこんなことになっているのだろう?
小休止をして出発した。
左手が植林帯で右側が二次林。その境目をテクテク歩いて行くと5分ほどで伊勢辻の分岐。

高見山方面へ直進する

地蔵谷の頭の手前で尾根がY字分岐?立ち止まって地図を確認して左に進む。
すると地蔵谷の頭に到着。

順調やなぁと地蔵谷の頭を通り過ぎ、天理大学ワンダーフォーゲル部が建てた看板前を通り過ぎたあと尾根が緩やかに下り始めた。おや?進行方向の景色が思っていたのと違う?と立ち止まって地図を確認。あれ?予定と違う右の尾根に居る?
ちょっと厄介なことになっている?ザックを下ろしてお茶を飲みながら作戦会議。

っていうか、Y字の分岐あったっけ?通り越して違う支尾根に居るなんて!?
ハンシ山に向かう尾根はY字分岐の左側。今は右側の尾根に乗ってる!

現在地再確認と今後の進路をお互いに地形図で確認。等高線の状態や沢へ降りる場所の地形を鑑みて・・・相談の結果、戻らずにこのまま尾根を下り、さらにY字分岐する尾根の右を降りることにした。

植林帯の尾根をしばらく歩いて行くと

左手前方が明るくなった。

手前に雲ヶ瀬山、その奥に高見山が現れた。
そして進路は丸坊主に伐採された山肌が広がっている

うおおお!凄い妙な景色!
「これから先は慌てずゆっくり進めば大丈夫。ゆっくり降りような」とM氏よりアドバイスがあった。

少し歩くと尾根が更にY字に分かれる。

二人で相談。左側の尾根は先端で「5m~10mくらいストン」と落ちているように見える。
右尾根は何とかなりそう。当初予定通り右側の尾根を行く。
眼下に林道が見えてきたが凄い高度感がある。
降りてきた斜面を振り返る。

写真ではあまり迫力が出ないなぁ(-_-;)

どんどん尾根を降りて、下の林道が近づいてくる。

あ?沢を渡渉するんや・・・どこが一番渡渉しやすいんだ?それにこの尾根の先端はどうなっている?見えないぞ?と心配になってくる。
M氏:「そうや、スリング持ってたよね?何本?」
私:「1.2m×2本と60cm×2本」
M氏:「二人合わせて5mくらいにはなるな。おっけー」
M氏も同じことを心配していたようだ。

最後のガレ場の急斜面をサイドステップで降りていく。

下はゴルジュっぽい沢だ。つんのめって落ちるとエライことになる。ゆっくり確実に降りた。
さぁ!もう沢に降りる!と思いきや、ヤブが無くて降りれそうな場所に倒木があって進退窮まった。

沢の地面まで高さ2m足らず。M氏はザックを先に倒木の隙間から下に滑らせて落とし、スリング2本で手がかりを設営。するりと下に降りた。
なーるほど!と私もあとに続く。
目論見通り沢は浅瀬で飛び石の多い場所だった。簡単に渡渉完了。
あー面白かった!
今日はてっきりゴクありきたりなハイキングになるのか?と思っていたけど最後の最後にかなり楽しむことができた!M氏!ありがとう!

私たちが降りてきた場所はこんな感じ。

林道を歩いて行くと往路でも気になっていたこんな植物の葉っぱ
これは明らかにトリカブトの新芽ですよね?

裏も軸も赤いし(^_^;)


湿った場所にこんな新芽があった。

ヒトリシズカ?フタリシズカ?花がでないと分かりません(^_^;)・・・ハシリドコロのような気がしてきた(~_~;)

↓この緑の葉っぱが分からない。

だれか教えてください(^_^;)


朝は無人だった重機の場所に戻ると作業員の方が数名仕事をされていた。

「林道は平日は車止めゲートが開いていても進入するべからず」と師匠が言っていたのはこういうことか。

往路では見過ごしてしまった林道分岐に遭遇。

なんでこんな立派な林道に気づかなかったんだろう(´・ω・`)

15:00ちょうどに駐車地到着

うーん、早く降りてきた!
このあと大宇陀の阿騎野の湯(温泉)にゆっくりつかって帰宅しました。

M氏!また機会があればこれに懲りずにご一緒願いま~す!

歩行距離:14.078km(沿面:14.341km)
所要時間:7時間24分
累積標高:プラスマイナス1040m
最低標高:724m(駐車地)
最高標高:1320m(馬駆け場辻)


7:39木梶鳴滝前駐車地
7:59林道分岐通過(-_-;)
8:41 P904
8:47林道終点
8:50本流分岐手前9:03
9:16小休止Ca.1020m 9:27
9:54木梶山10:02
10:30尾根分岐10:37
10:43馬駆け場
11:00馬駆け場辻11:16
11:26赤ゾレ山12:15
12:33伊勢辻山12:38
12:44伊勢辻
13:02地蔵谷の頭
13:10ハンシ山(P1137)の手前分岐ca.1128m
13:14作戦会議Ca.1130m13:25
13:49下山道気付かず通過
14:05 P904 14:16
15:00駐車地
| 山登り::台高山脈 |
| 03:58 PM | comments (2) | trackback (0) |

コメント

だーら、駐車場は滝音がウルサイゾって言うたじゃないスか
まあ、それでも安眠するあなたたちは大酒飲みです

林道分岐見落としにイエローカード1枚

最後の伐採跡の下降がオモシロカッタてのは怪我の功名ですな(^^)b

ちなみに、降り立ったところは地蔵谷の出合です
| 伊賀天幕番 | EMAIL | URL | 2012/04/11 10:18 PM | cG.71PXw | 保留中コメント:0件

滝音は一晩中気になってましたよ!次回テント泊するなら場所を変えます>テント場

イエローカードオオキニ(;´д`)

地蔵谷の出合いですか!地蔵谷の入り口はゴルジュっぽくて沢登すると面白そうでしたが、この木梶川上流ってかなりグレードが高いように思いましたが?
| 五代目 | EMAIL | URL | 2012/04/11 11:07 PM | RkWOqosk | 保留中コメント:0件



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