2011,05,28, Saturday/五代目
2011年5月25日(水) 鎌尾根を単独で登ってきた。
鎌尾根から眺めた鎌ヶ岳
下の写真は鎌尾根からの水沢岳
(一度目は嫁さんと秋に。二度目は師匠の山仲間達と積雪期に。)
当日のルートは、今までの逆回りでカズラ谷~岳峠~鎌ヶ岳~岳峠~鎌尾根~水沢岳~水沢峠~宮妻林道の周回コース。
アプローチは宮妻峡。
車で水沢町を走っていると
雲母峰の向こうにあるはずの鎌ヶ岳は雲の中で見えない。
ちょうど標高1000mラインに雲が乗っているようだ。と、言うことは登山ルートは湿っている?シロヤシオも咲いているシーズン?だとするとヤツラが出てきている!?(ヤマビルね(^_^;)
9:10宮妻ヒュッテを通り越して、駐車場を覗くと6台位の車があり、すでに登山を開始しているようだ。
私が駐車したカヅラ谷登山口の前の駐車地は、2台の車と自転車があった。
GPSロガーの電源を入れて登山靴を履いていると
軽トラに乗ったオジサマ方がカズラ谷の入り口に刺さるように駐車。
声をかけるとアマゴ狙いだそうだ。
9:14入渓・・・もとい、登山開始。
沢を二回ほど渡渉して
堰堤前を横切って
滝をちらりと見て山に入る。
このカズラ谷ルートは「谷」と名が付いているが登山口から堰堤までが谷歩きで、あとは尾根道で谷から離れて歩く。
その尾根道のほとんどが溝道。この日は朝まで雨だったのか?溝道の底は湿気がすごい。
おかげで汗がすごい・・・あれ?タオルを車に忘れた!?登りでは汗が出まくる。なので小休止の際に長袖シャツを脱いで半袖シャツ1枚になった。
9:58最後の水場にやってきた。
汗だくなので、沢の水で顔を洗って喉を潤す。
ヤマツツジの朱色が新緑に映えて綺麗だ。
もう花の時期終盤になったイワカガミ
溝道の上部に咲いていた。
赤い房?ベニサラサドウダン?と思ったが・・・
花に縦縞がなく、花の付き方が葡萄の房状なのでこれはチチブドウダンだろうか?
やがて背の高い大きな笹が出てくると雲母峰分岐だ。
少し進んだらタテヤマリンドウが咲いていた。
その後は笹藪を行く。
笹の子(竹の子の笹版)を齧りながらしばらく歩くと看板が朽ちて無くなった「ト」の字分岐に出る。直進すると鎌尾根のキレット手前の小ピークだ。
私は笹の子を目当てに右の笹藪に突入する。おかげで立派なサイズの笹の子をゲットできた。
11:04岳峠に着くと鎌ヶ岳から下山してきたオジサン。
すれ違いざまに山頂の様子を尋ねると、10人くらいの団体さんと何組かの人が昼食を取っていたから少し混雑していたとのこと。一瞬山頂は外そうか?と思ったが時間に余裕があったので山頂に向かった。
11:13鎌尾根側の山頂(山頂西面)に到着するや団体さんが鎌尾根ルートとは逆方向(山頂東面)に向かってドンドン降り始めた。
え?そんなルートあったの?と目で追いかけると私のすぐ傍に鈴鹿名物の青看板がある。
拡大すると県境稜線 鎌ヶ岳-武平峠登山道 山頂一般路 武平峠・御在所岳(迂回路経由)と書いてある!?
武平峠からのルートで最後の登りがガレていると聞いていたが、こんな場所に巻き道が出来ていたのか!?
団体さんも降りてしまったので、鎌尾根側の山頂を昼食場所にした。
(こんな看板あったっけ?)
店を広げる前にザックをデポしておいて御在所方面を見物してきた。
鈴鹿スカイラインは相変わらず工事で通行できないが、
崩壊場所で動いていた大型重機の音は聞こえてこない。
雨乞岳も新緑に覆われて青々している。
きっと笹藪がすごい事になっているのだろう。
足元の旧来の登山道は雨で湿っているようだが
乾くとザレザレで危ないのか?
天照皇大神宮社は鳥居と社のペンキが剥げて傷みが・・・
鎌尾根側の山頂スペースに陣取ってビールをゴクゴク!
そしてコンビニの冷凍カレーうどんをコンロにかけオニギリ一緒に昼ごはん。
隣に武平峠から登ってきたオジサン一名。
暫くするとカズラ谷から老夫婦。単独の若者。5名ほどのオバサマたち。単独のオネー様。。。と私の昼食場所は人で溢れてきた。
オバサマ達のリーダーが山座同定をメンバーに披露していたが、仙ヶ岳を指さして「ほら!今日は仙ノ石が見えてる!あの仙ノ石のある山が仙ヶ岳よ!ほら!あそこ!」と言っている。はて?仙ノ石は東峰の南斜面にある岩で仙ヶ岳の北にあるここからは見れないハズ。西峰と東峰の間に見えているコンモリしているのは南尾根のP1じゃないのだろうか?
老夫婦はこの山が始めてのようで三角点詣でをして帰ってきた瞬間に降りる場所が分からなくなっていた。
ちょうど私も食事を終えて下山準備をしていたので途中まで一緒に降りることにした。
でも、お爺さんが写真を撮りもって降りるのでお先にどーぞと言われ、私だけ岳峠に降り、鎌尾根周回コースに入った。
キレットに張られているカニノヨコバイと呼ばれている鎖場で単独のオバサマとすれ違う。
このあと単独の私と同世代っぽい男性。この方、カズラ谷から水沢岳をピストンしていたらしい。途中で登り降りした茸岩が怖かった。巻き道は?と聞かれた。でもコース設定の目的がよく分からない。
それにしてもシロヤシオが満開だ。
鎌尾根を進むと至る所でシャクナゲが咲き誇っていた。
ピンクの色が濃いのは蕾か咲き始めで白い花は背を過ぎている。
まだ蕾が多い木もあった。
白滝山分岐の北斜面がシャクナゲでピンクになっている。
さらにアップで撮影。
ここまでの間で単独男性と4人組の男性パーティとすれ違った。
シロヤシオの森を通りすぎて
短い笹原を歩けば水沢岳(宮越岳)北斜面の茸岩が近い。
ここでもまだ咲き始めたばかりのシャクナゲがあった。
茸岩に到着。
真っ直ぐ岩を登っていくルートの踏み跡があるが、高所恐怖症な私はいつも画面右側の樹林帯を歩く。アプローチは、少し降ってトラバースっぽく山腹を渡って樹林帯を登る巻き道が付いている。
13:40水沢岳山頂に到着。
日陰で給水。
入道ヶ岳とイワクラ尾根を眺めながら下山開始。
電波塔の右にあるピークが高円山らしい。
あそこもシャクナゲが多いと聞く。猪足谷林道か田村川沿いの林道でアクセスしたほうがヤマビルの餌食にならなくて良いと思う。
新緑に映える県境稜線縦走路の向こうに宮指路岳と仙ヶ岳が近い。
下の写真のように間違えても仙ヶ岳の耳の間にあるのは仙ノ石では無い。
ちなみに昨年の秋に仙ノ石の横で記念撮影した写真があった。
降りていくと馬の背渡りと呼ばれているザレた尾根があるが強風時以外は大した事無い。
14:05水沢峠に降り立つ。
ここから急斜面を降って左手に岩肌をナメて流れる水量のない滝。
冬に来たときは凍結していて滝が綺麗だった。
秋に見たダイモンジソウの葉がたくさん芽吹いていた。
その少し下にフタリシズカもあるじゃん!
以降は快適に歩いて
14:45水沢峠登山口の林道に出た。
今日は少し時間があったので宮妻林道の途中でいつも気になっていた「不動滝」を見物しようと谷に降りてみた。
沢に降りてみると右奥に滝壷のある直瀑がある。
おそらくこれが不動滝。
その隣に水量の少ない直瀑があり、さらに左にもう一つ小滝がある。3つの流れが集まる場所だ。
そして集まった沢の水は溝のような場所をスルスルと下流へ向かう。
この下流方向に水色紐の目印が点々とあったのだが宮妻林道に戻れなくなると困るのでピストンで林道に戻った。
不動滝へは往路・復路とも片道約5分足らず。
道中は春の花が目を楽しませてくれる。
黄色い網目が入っている白い花はオオツクバネウツギ
タニウツギのピンクの花
これはカマツカだろうか?
ガクウツギの白い花
15:20駐車地へ戻ってきた。車止めのフェンスは相変わらず折れ曲がっているが、
先日「ひっくり返って」いた車止めの支柱が修理されていた。
下山してスパッツを外し、靴と靴下を脱いでみたがヤマビルには取り付かれていなかった!
良かった良かった!
沿面距離:10.75km
標高差+-1380m
6時間09分
9:14カズラ谷駐車地
10:36雲母峰分岐
10:56岳峠分岐
11:04岳峠
11:13鎌ヶ岳山頂11:50
12:02岳峠
13:00白滝山尾根分岐
13:32茸岩
13:40水沢岳
14:05水沢峠
14:45水沢岳登山口
14:55不動滝
15:20カズラ谷駐車地
鎌尾根から眺めた鎌ヶ岳
下の写真は鎌尾根からの水沢岳
(一度目は嫁さんと秋に。二度目は師匠の山仲間達と積雪期に。)
当日のルートは、今までの逆回りでカズラ谷~岳峠~鎌ヶ岳~岳峠~鎌尾根~水沢岳~水沢峠~宮妻林道の周回コース。
アプローチは宮妻峡。
車で水沢町を走っていると
雲母峰の向こうにあるはずの鎌ヶ岳は雲の中で見えない。
ちょうど標高1000mラインに雲が乗っているようだ。と、言うことは登山ルートは湿っている?シロヤシオも咲いているシーズン?だとするとヤツラが出てきている!?(ヤマビルね(^_^;)
9:10宮妻ヒュッテを通り越して、駐車場を覗くと6台位の車があり、すでに登山を開始しているようだ。
私が駐車したカヅラ谷登山口の前の駐車地は、2台の車と自転車があった。
GPSロガーの電源を入れて登山靴を履いていると
軽トラに乗ったオジサマ方がカズラ谷の入り口に刺さるように駐車。
声をかけるとアマゴ狙いだそうだ。
9:14入渓・・・もとい、登山開始。
沢を二回ほど渡渉して
堰堤前を横切って
滝をちらりと見て山に入る。
このカズラ谷ルートは「谷」と名が付いているが登山口から堰堤までが谷歩きで、あとは尾根道で谷から離れて歩く。
その尾根道のほとんどが溝道。この日は朝まで雨だったのか?溝道の底は湿気がすごい。
おかげで汗がすごい・・・あれ?タオルを車に忘れた!?登りでは汗が出まくる。なので小休止の際に長袖シャツを脱いで半袖シャツ1枚になった。
9:58最後の水場にやってきた。
汗だくなので、沢の水で顔を洗って喉を潤す。
ヤマツツジの朱色が新緑に映えて綺麗だ。
もう花の時期終盤になったイワカガミ
溝道の上部に咲いていた。
赤い房?ベニサラサドウダン?と思ったが・・・
花に縦縞がなく、花の付き方が葡萄の房状なのでこれはチチブドウダンだろうか?
やがて背の高い大きな笹が出てくると雲母峰分岐だ。
少し進んだらタテヤマリンドウが咲いていた。
その後は笹藪を行く。
笹の子(竹の子の笹版)を齧りながらしばらく歩くと看板が朽ちて無くなった「ト」の字分岐に出る。直進すると鎌尾根のキレット手前の小ピークだ。
私は笹の子を目当てに右の笹藪に突入する。おかげで立派なサイズの笹の子をゲットできた。
11:04岳峠に着くと鎌ヶ岳から下山してきたオジサン。
すれ違いざまに山頂の様子を尋ねると、10人くらいの団体さんと何組かの人が昼食を取っていたから少し混雑していたとのこと。一瞬山頂は外そうか?と思ったが時間に余裕があったので山頂に向かった。
11:13鎌尾根側の山頂(山頂西面)に到着するや団体さんが鎌尾根ルートとは逆方向(山頂東面)に向かってドンドン降り始めた。
え?そんなルートあったの?と目で追いかけると私のすぐ傍に鈴鹿名物の青看板がある。
拡大すると県境稜線 鎌ヶ岳-武平峠登山道 山頂一般路 武平峠・御在所岳(迂回路経由)と書いてある!?
武平峠からのルートで最後の登りがガレていると聞いていたが、こんな場所に巻き道が出来ていたのか!?
団体さんも降りてしまったので、鎌尾根側の山頂を昼食場所にした。
(こんな看板あったっけ?)
店を広げる前にザックをデポしておいて御在所方面を見物してきた。
鈴鹿スカイラインは相変わらず工事で通行できないが、
崩壊場所で動いていた大型重機の音は聞こえてこない。
雨乞岳も新緑に覆われて青々している。
きっと笹藪がすごい事になっているのだろう。
足元の旧来の登山道は雨で湿っているようだが
乾くとザレザレで危ないのか?
天照皇大神宮社は鳥居と社のペンキが剥げて傷みが・・・
鎌尾根側の山頂スペースに陣取ってビールをゴクゴク!
そしてコンビニの冷凍カレーうどんをコンロにかけオニギリ一緒に昼ごはん。
隣に武平峠から登ってきたオジサン一名。
暫くするとカズラ谷から老夫婦。単独の若者。5名ほどのオバサマたち。単独のオネー様。。。と私の昼食場所は人で溢れてきた。
オバサマ達のリーダーが山座同定をメンバーに披露していたが、仙ヶ岳を指さして「ほら!今日は仙ノ石が見えてる!あの仙ノ石のある山が仙ヶ岳よ!ほら!あそこ!」と言っている。はて?仙ノ石は東峰の南斜面にある岩で仙ヶ岳の北にあるここからは見れないハズ。西峰と東峰の間に見えているコンモリしているのは南尾根のP1じゃないのだろうか?
老夫婦はこの山が始めてのようで三角点詣でをして帰ってきた瞬間に降りる場所が分からなくなっていた。
ちょうど私も食事を終えて下山準備をしていたので途中まで一緒に降りることにした。
でも、お爺さんが写真を撮りもって降りるのでお先にどーぞと言われ、私だけ岳峠に降り、鎌尾根周回コースに入った。
キレットに張られているカニノヨコバイと呼ばれている鎖場で単独のオバサマとすれ違う。
このあと単独の私と同世代っぽい男性。この方、カズラ谷から水沢岳をピストンしていたらしい。途中で登り降りした茸岩が怖かった。巻き道は?と聞かれた。でもコース設定の目的がよく分からない。
それにしてもシロヤシオが満開だ。
鎌尾根を進むと至る所でシャクナゲが咲き誇っていた。
ピンクの色が濃いのは蕾か咲き始めで白い花は背を過ぎている。
まだ蕾が多い木もあった。
白滝山分岐の北斜面がシャクナゲでピンクになっている。
さらにアップで撮影。
ここまでの間で単独男性と4人組の男性パーティとすれ違った。
シロヤシオの森を通りすぎて
短い笹原を歩けば水沢岳(宮越岳)北斜面の茸岩が近い。
ここでもまだ咲き始めたばかりのシャクナゲがあった。
茸岩に到着。
真っ直ぐ岩を登っていくルートの踏み跡があるが、高所恐怖症な私はいつも画面右側の樹林帯を歩く。アプローチは、少し降ってトラバースっぽく山腹を渡って樹林帯を登る巻き道が付いている。
13:40水沢岳山頂に到着。
日陰で給水。
入道ヶ岳とイワクラ尾根を眺めながら下山開始。
電波塔の右にあるピークが高円山らしい。
あそこもシャクナゲが多いと聞く。猪足谷林道か田村川沿いの林道でアクセスしたほうがヤマビルの餌食にならなくて良いと思う。
新緑に映える県境稜線縦走路の向こうに宮指路岳と仙ヶ岳が近い。
下の写真のように間違えても仙ヶ岳の耳の間にあるのは仙ノ石では無い。
ちなみに昨年の秋に仙ノ石の横で記念撮影した写真があった。
降りていくと馬の背渡りと呼ばれているザレた尾根があるが強風時以外は大した事無い。
14:05水沢峠に降り立つ。
ここから急斜面を降って左手に岩肌をナメて流れる水量のない滝。
冬に来たときは凍結していて滝が綺麗だった。
秋に見たダイモンジソウの葉がたくさん芽吹いていた。
その少し下にフタリシズカもあるじゃん!
以降は快適に歩いて
14:45水沢峠登山口の林道に出た。
今日は少し時間があったので宮妻林道の途中でいつも気になっていた「不動滝」を見物しようと谷に降りてみた。
沢に降りてみると右奥に滝壷のある直瀑がある。
おそらくこれが不動滝。
その隣に水量の少ない直瀑があり、さらに左にもう一つ小滝がある。3つの流れが集まる場所だ。
そして集まった沢の水は溝のような場所をスルスルと下流へ向かう。
この下流方向に水色紐の目印が点々とあったのだが宮妻林道に戻れなくなると困るのでピストンで林道に戻った。
不動滝へは往路・復路とも片道約5分足らず。
道中は春の花が目を楽しませてくれる。
黄色い網目が入っている白い花はオオツクバネウツギ
タニウツギのピンクの花
これはカマツカだろうか?
ガクウツギの白い花
15:20駐車地へ戻ってきた。車止めのフェンスは相変わらず折れ曲がっているが、
先日「ひっくり返って」いた車止めの支柱が修理されていた。
下山してスパッツを外し、靴と靴下を脱いでみたがヤマビルには取り付かれていなかった!
良かった良かった!
沿面距離:10.75km
標高差+-1380m
6時間09分
9:14カズラ谷駐車地
10:36雲母峰分岐
10:56岳峠分岐
11:04岳峠
11:13鎌ヶ岳山頂11:50
12:02岳峠
13:00白滝山尾根分岐
13:32茸岩
13:40水沢岳
14:05水沢峠
14:45水沢岳登山口
14:55不動滝
15:20カズラ谷駐車地
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