御所平周回::つばや菓子舗五代目ブログ

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五代目の四方山不定期更新日記
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火曜に延期されていた山行は、台風12号の影響で遠征先の国道の橋が落ちて通行止めになって山行自体が中止になっていた。
天気が良い木曜日。
閑散期だ。朝の9時半に仕事が終わってしまった。やっぱ行かねばなりませぬ。山に。

と、いうことで嫁さんに店番を頼んで鈴鹿の山に向かった。
行き先は御所平。何度となく登った仙ヶ岳からいつも眺めていた山が御所平だ。

県道302号線を通り第二名神の橋脚をくぐり石水渓方面へ向かう。
茶畑から堰堤上の駐車地に車を止めるのが良いのだが、台風の後なのでひょっとしたら私の車(セレナ)ではスタックしてしまうかも・・・大事をとって石水渓屋内研修施設の先にある駐車場(望仙荘の西)に車を止めた。

鬼ヶ牙が青空をバックに美しい。でも蒸し暑い。
なので今日はトコトン谷ルートを歩くつもり。登山靴を履いたらヒル忌避剤を靴に吹きつけておく。

私が愛用しているヒル忌避剤は「ヒル下がりのジョニー」。でも主成分が中性洗剤?いつも吹きつけた所が泡まみれになる。今日も靴に「ヒル下がりのジョニー」を吹きつけて、泡を軍手で塗り伸ばしておいた。このオカゲかどうか分からないがこの日は蛭を一匹も見なかった。

準備ができたので駐車場を出発。

望仙荘の手前の連絡道入り口

今日は先日から使っている防水スマートフォン(docomo F-12C)でのGPS性能テストをする。山旅ロガーというアプリを使って現在地確認の精度テストと消費されるバッテリーのテスト。
またアウトレットで仕入れてきたノースフェイスのサポートタイツも履いている。疲れや持病の左膝の傷みは、どうなるのだろうか?

谷ルートを歩くにしても蒸し暑いので、保冷バッグに保冷剤と共に、アミノゼリーの凍らせた物、缶プシュ350ml、お茶500ml、スポーツドリンク1000mlを携行している。

望仙荘へ向かう道に入ってすぐ左手の連絡道に入る。途中で三叉路になるが左折するとキャンプ場で直進すると鬼ヶ牙だろうか?
私は石谷川の三ツ渕方面の右に進む。
分岐から5分足らずで三ツ渕の上の渡渉点に付いた。

普段なら木橋とガードレールで出来た橋があるのだが、台風で流れた状態になっていた。浅い場所の飛び石で渡渉した。
階段を登って行くと石谷川大堰堤上の駐車地だ。

駐車場からここまで20分余りだった。
石谷川沿いの林道をテクテク歩く。
しばらく歩いていると、タマゴタケ発見!

このキノコは美味いらしい。でもマサカ見つける事になろうとは夢にも思っていなかった私。食べ方を知らない!
とりあえずビニール袋にタマゴタケを入れて持ち帰ることにした。一本だけなのだが・・・

少し先にまたキノコ!おお!アカヤマドリタケだ!

初めて手にするが傘も足も固い!師匠曰く、美味いらしい。
こいつは絶対に食べなくては!
と、先程のタマゴタケの入ったビニール袋に入れた。
意気揚々と林道を進もうとするとすぐ側にノウタケ!

おしりに似ている?
昨年食べたけどハンペンのような食感なだけで味があるわけではない。
先に進むとウラジロの下に怪しげなキノコが大量発生。

イグチ系で傘の裏が紫色なのでニガイグチモドキのように思える。

このキノコ、毒ではないそうだが苦くて食えないらしい。放置だ。

先日の台風の影響だろうか?

落石や道が少し抜けている所があった。

林道が少し広くなって山道に変わる直前の場所。

林道の左手の石谷川を渡ると萱谷登山口(看板無)だ。
ちょうど12時になったのでここの河原の石の上で昼飯。

ビール!ビール!と真っ先にプシュ!とする。
このために山にやってきたのが半分。
でも、なんだか食べる物全部が炭水化物ばかりだなぁ

湯を沸かしているとウシアブがブンブン寄ってきた。

2匹撃墜
これで安心して飯が食べられる!
結局、昼食休憩で35分費やしてしまった!
先はまだ長い。
営林小屋跡の横を通って白谷登山道に進む。
白雲の滝の上で渡渉。

その後も何度となく渡渉を繰り返す。
出た!白谷道名物アルミ梯子「その1」。

コレを降りると数メートル先に「その2」があってそこを登って登山道に復帰する。
(以前に下から取った写真がある。)
でも、今回「その1」の梯子を降りたら、川の水が足元にきていたので、すぐ傍の石の上に乗ったのだが、その石で滑って浅い川に落ちてしまった。右足がソックスまでズブヌレ。ちなみに私のトレッキングシューズは去年無理12本爪アイゼンを付けて鎌尾根を歩いてからゴアテックスが破れている。

あーあ・・・と、トボトボ歩いているとデカイキノコが足元から1mほど下の斜面に!
この直径30cmほどの巨大シワシワ・キノコは!
ひょっとしてアカヤマドリタケ!?
ストックと木の枝を使ってセルフビレイしてなんとかゲット。
でも傘がヤワヤワだ。なんでだろう・・・しかも、かなり虫に食べられている・・・兎も角、持って帰ろう!
でも、このキノコ、歩いているとビニール袋の中でおかしな事になっていた。
キノコの傘が大きかったので割って袋に入れていたのだが、数分後に傘が青く変色(青変)していた。それが時間の経過と共に黒っぽい茶色になって、最後は傘がドロドロにトロケてしまった。薄く切って「干しキノコ」にしようとしていたが、ドクヤマドリの可能性があるので、廃棄。
相変わらず綺麗な沢沿いに緩やかに登っていく。

萱谷登山口から約50分経過。御所谷出合いの滝に到着。

冷たい沢で顔を洗ったり頭にかけたりしてクールダウン。
ここは涼しくて良い。5分休憩にした。
川を渡って進むと左手山の斜面に御所谷ルート分岐の看板があった。

いきなり急勾配を登っていく。勾配を登り始めてすぐに足場が崩れてヤバそうな所があった。三点確保に留意して岩を掴みながら慎重に通過。
その後は小滝を眺めながらの平和な山歩き。

勾配は殆ど無く水平道に近い。
が!行く手を滝が遮る。
立派な滝だなぁ。8mくらいあるのかなぁ。と、しばし滝を眺める。
でも、進路は全くもって袋小路。何処に進めば?
と思案しながら滝に近づくと滝の左(右岸)に落石を敷き詰めたルンゼ。

このルンゼの写真右上(左岸)に「御所谷ルート」と書かれた白い看板がある。
この怪しげなルンゼを行けと言うのか・・・1分ほど自問自答。
先に進んでルンゼの先の世界を見て帰らねば・・・足元を確認しながら慎重に登っていく。幸いなことに落石は無かった。
ルンゼの途中からトラバースルートがあり、滝を巻くことができた。


そこから先も平和な川沿いのよく踏まれた道だった。でもルンゼ以降、赤テープが無くなった。
14時を前に沢が分岐する場所にやってきた。


右に進めば御所谷本流でヨコネ832mの東に出る。でもそのルートなら日没時にまだ山に居ることになる。
ツェルトはザックに入っているが食料が心もとない。なので日没までに下山せねばならない。
と、いうことは左に進んで御所平谷を経て萱谷を降るという周回コース。初めてのコースだがスマートフォンのGPSと地図があれば何とかなるだろう!と、左の沢を進むことにした。

でも、その沢は少し進むとすぐ源頭部のガレた沢になり、沢の両岸は角度があって歩けない。

地図上で右岸から尾根に登らねばならない地点にやってきているのだが、尾根へ登るのは急で足元も悪い。
とりあえず、この谷を詰め上がれば県境稜線に行けるのだから!と、5分ほど地図を確認して進路を決めた。
沢のガレを踏みながら登っていく。
やってきた地図上の「岩」記号の場所。

岩を掴んで引っ張ると崩れそうな脆い岩場だが、慎重に体重移動して時間をかけて登った。
流石にここで水に濡れながら登ることになった。

源頭部の岩場をクリアすると沢の水は伏流してヌカルミになった。
足が取られるので進路左の尾根に乗る。

ヒノキ混じりの細い雑木林だ。
尾根を詰めて登るとカヤトが目の前に広がった。ススキの穂が出ている。

ふと、進路右手、少し上を見上げると二次林の向こうに野原がある。
そうか!ここが御所平なんだ!
早く下山せねばならないのだが、見晴らしの良い場所に登らねば!と少し寄り道をする。

鈴鹿市街地が霞んで見える。
禿げた尾根は仙ヶ岳の南尾根で、その手前の尾根は白谷の左岸の尾根だ。
ちなみにこの場所はやたら臭い。青臭いと言えば良いのだろうか?
写真でカヤトの合間に地面が見えて茶色い棒状のものがイッパイ立っているのだが、たぶんこの棒はバイケイソウの茎だ。バイケイソウがドロドロに朽ちて腐ってしまった臭いが辺りに漂っている。たぶん鹿も食べないバイケイソウがこの草っ原に大量に残っているのだろう。
臭いので長居は無用だ。

仙ヶ岳と宮指路岳、その向こうは水沢岳(宮越山)だろうか?それにしても天気が悪くなってきている。
早く降りよう!

スマートフォンのGPS機能を使った地図アプリを見ながら下降開始。

県境稜線から破線を南に降りるのだがマーキングがわからなかったので谷沿いに檜林を降りる。
先日の台風の影響で地面にヒノキの葉っぱが敷き詰められて緑色だ。

尾根と谷の分岐にやってきた。南西の谷ルートを降りる。

それにしても赤テープが見つからない。谷の沢に沿って降りれば。。。と思って歩いていたのだが、どうも歩きにくい。
幸い、ミッドカットのソールの柔らかいトレッキングシューズでしかも靴の中は水没して濡れているので、沢の中を歩いて下山した。
おかげで歩くペースが上がった。
でも、すぐにトラブル発生。

行く手に滝が現れたのだ。ヤレヤレ・・・・
なんとかショートカットして滝の下に降りれないかな・・・と左岸の雑木林に入ってみると炭焼き窯跡の石積みがあった。
そうか!きっとこの向こうに下山ルートがあるんだ!
とヤブの中にモンキークライムダウンをして入ってみたが地図上は「雨裂」と「崖」・・・行けども行けども崖っぷちだ!
こういう時は戻るべし!
沢の滝上に戻って東の支尾根を越える。
すると破線の分岐点に達していないのにまた細い谷の源頭部がある。おや?その下に赤テープがある!
と、降りていくと左手に先ほど苦労させられた滝があった。何とか滝を巻いて降りてこられた。

おそらく3段10m以上の落差だろう。

さぁ下に降りよう!と思ってみたが、また滝がゴーゴーと落ちている。
でも大丈夫。右岸に赤テープがある!

その先は?え?斜面がゴッソリ剥がれ落ちてスラブが・・・

スラブを滑り台のように下に降りたら、まだその先は滝で逃げ場が無いやん!(T_T)

スラブの向こうに尾根っぽい所がある。その尾根に取り付かないとダメだろう。おそらく地図の破線はその尾根だ。
自分が見つけた赤テープは旧道で廃道になっているのだろう。
それにしても、このスラブの上をトラバースせねば目標の尾根に辿りつかない。
でも、本当にその先に下山ルートが確約されるのだろうか・・・・10分近く地図とニラメッコした。
出た答えは「西にある尾根に行く!」だった。
スラブの上・・・ずっと上まで登れば平坦路があるのかもしれない。
でも木を掴みながらトラバースすればショートカットできる。
ここで今一度自分に問いかける。大丈夫か?
「焦りも無いし、体力もある。行ける!」
よし!と気合を入れて急斜面のトラバースを開始。土の有りそうな場所でも下で見たようなスラブが下に隠れている可能性が高い。足は踏ん張れない可能性が高い。しかも岩は脆くすぐに剥がれ落ちる。
慎重に生きた丈夫な木を頼りにトラバースルートを考え、それをトレースする。
単独山行で外野が居ないからなのか?我ながら慎重にこなせた。

よっこらしょ!と尾根に出ると

そこには綺麗なトラロープが何本もフィックスされていた。
「なーんだ!」と云うよりも「ヤレヤレ、これで日没までに帰れる」と思った。
トラロープの尾根を降りるとそこは伏流している谷だった。

少し歩くと水が復活して石積み堰堤が現れた。

これで一安心だ。
赤テープをたどって歩くのだが沢の両岸は荒れていて歩き難い。
また沢の中を歩いて降りる。

沢の中をドンドン降りていくと国土地理院の地図に載っていた堰堤にやってきた。
ここからは左岸の登山道を降りれば良いはずだ。

そう思って左岸を歩き始めると山腹道をドンドン歩くことになった。
古ぼけた赤テープがあるのだが、足元は非常に狭く危なっかしい。
なので小走りに細い道を行く。なんだか古い作業道を歩いているような感じだ。
山腹道が下に降りていく・・・そして河原に降りたら

赤テープがイッパイマーキングされている沢だった。
ここからはテープマークのある、しっかり踏み跡のある登山道を歩くだけだった。
でも、ここでもやは16時を回っている。
先は長い。
整備された登山道を歩いて降りていく。この待遇を考えれば、私の歩いたルートはかなり間違った変なルートだったようだ。
でも、途中で何箇所も赤テープがあったのは何故だろう・・・・植林用のモノとは思えないんだが。。。
で、黙々と沢沿いの登山道を降りるのだが急斜面は殆ど無い。途中ではヒノキの間伐材で作られた梯子や

足場ポールで出来た橋があったり、致せり尽くせり。


下山開始から2時間余りで昼飯を食べた萱谷出合いの沢に出た。

もう、17時20分だ!さぁ帰ろう!と石谷林道を黙々と早足で下っていく。
でも、途中、往路で気付かなかったタマゴタケ2個を見つけてしまった。これには見て見ぬふりも出来ない。急いでいるのにワザワザ、ザックを下ろしてビニール袋を取り出す。これでタマゴタケが今夜のオカズに確定された。
その後はスタスタ歩いて30分足らずで大堰堤駐車地。

そこから10分歩いて望仙荘西の駐車場。時刻は18時。陽が暮れ始めてい。

気がつけば足元がドロドロだ。駐車場の隅を流れる側溝がある。そこで、靴を洗い、着替えてから帰宅した。

帰宅後、アカヤマドリタケはスライスして少しだけオリーブオイルで焼いて食べた。

こりゃ、美味い!このキノコはダシも出るようだから、次回はシメジなどと合わせてクリームパスタにしてみよう!
残ったアカヤマドリタケはスライスして新聞紙に並べ、干しキノコにする。

タマゴタケは生で食べられる。ということで生のまま少しかじってみた。
ナルホド、タマゴタケにアリがたくさん集まっていたはずだ。ほのかな甘味とシャキシャキした食感が良い。サラダにして食べれば良いのだろうが、面倒くさいのでアカヤマドリタケ同様にオリーブオイルでサッと炒めた。

うーむ、火を入れると独特の風味が増すのね。美味くも不味くも無いのだが好きな味じゃない!生の方が美味かった!


歩行距離11.3km(沿面距離13.2km)
所要時間7:20
累積標高+1549m-1549m

10:40駐車地出発(望仙荘入り口近く)
10:03石谷林道堰堤上駐車地
12:00萱谷登山口(看板無)昼飯12:35
12:38営林小屋跡
13:28御所谷ルート分岐
13:56御所谷分岐を左折
14:50御所谷の北東839m
16:27萱谷本流ガンザ谷出合い
17:21萱谷登山口
17:49石谷林道堰堤上駐車地
18:00駐車地




F-12CのGPSは檜林の谷では測位出来ないことが多かった。ユピテルのハンディGPSは帰路の石谷林道で大きく間違っていたが、F-12Cが苦手だった御所谷周辺では優秀な結果だった。
そして電源のもちだがF-12Cで山旅ロガーでログを取りながら国土地理院の標高地図を表示させながら1時間ほどウロウロ。そして写真を10枚程度撮影。途中で嫁さんに30秒ほどの電話をした状況で、夕方で電池残量20%くらいになってしまった。docomoのショップで買った(ポイントで買った)ポケットチャージャー01(eneloop3.7V/2500mAh)も持っていたので約1.5回フル充電が可能なのだが、朝からずっと使っていたら1日で予備バッテリーも使い果たすだろう・・・
と、言う事で予備バッテリーの大容量の物を手配した。

それからノースフェイスのサポートタイツだが生地はしっかりしているがCool素材だということで、汗でグチョグチョという事ではなかった。
下山時の膝の傷みや足運び、翌日の筋肉痛に関しては「若干効果が出ている」という感じ。でも、ウシアブはこのタイツの上から刺してきた。
| 山登り::鈴鹿山脈 |
| 01:52 PM | comments (0) | trackback (0) |

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