ファミリーハイキングdeこつぶり山::つばや菓子舗五代目ブログ

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五代目の四方山不定期更新日記
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夏休み後半、本当は家族で沢登りに行こうと思っていた。
でも、天候は思わしくなく涼しくなりつつある。
結局、2015年夏休みの最終日8/31日は福井県の「こつぶり山」を家族で登ってきた。

こつぶり山から越前甲(越前大日)を見るが・・・
本当は赤兎山に行こう!と直前に思い立って前夜泊で現地入りしたものの、翌朝は雨になってしまった。曇り空の隙を狙って、シラクモソウ見物に出かけたのだが・・・

子ども達の夏休みが終わる・・・アカンやん!自由研究出来てないやん!!

と、子ども達の宿題の手伝いをしながら8月30日が始まった。
かなり時間はタイトだ。雨の天気予報や地区の諸行事など色々あって山行計画もまだ未完成のまま・・・当然、山行準備も出来ていない。
その前に、菓子屋の仕事!和菓子を作らねば!
・・・・11時30頃にやっと山行計画。
今夜は雨の予報。
秋雨前線から少し離れる日本海側は明日は曇り夕方に一時雨の予報。
ちゅーことは!?
前夜泊でテント泊は雨でよく眠れない!(T_T)
ならば!格安バンガローで泊まれる勝山市!!
花のある山がいいけど・・・
よし!赤兎山と大長山なら手軽でいいかも?
と、いうことで前夜泊するための東山いこいの森に電話。
バンガローOK。
当直の方がいるということで夕方チェックインでもOKとのこと。
13:50過ぎに臨時休業の看板を出して伊賀を出発。

雨の中、名神→北陸道と走り、福井北インターより勝山へ。
いつも立ち寄る「かじ惣」というスーパーで食料を買い込み、17:40チェックイン。
夏休みが終わっている子ども達も多いらしく今日は貸切状態らしい。
炊事場、トイレに近いバンガローに案内してもらった。

今回泊まるバンガローは畳+上敷きで5~7人用。
4人で泊まるには、かなり広い。
寝袋持参ながら一泊3500円は超リーズナブルだ。(毛布の貸し出しは1人400円)
部屋はコンセントが2つ使えるので電気蚊取りとスマホ充電器をセット。
いざとなれば扇風機を持ち込むのもありだろう。
この日は雨で気温が低かったので扇風機は不要。
荷降ろししてると管理人の奥さんが「五右衛門風呂があるんだけど入っていくかい?シャンプーや石鹸は無いけど、お湯湧いてるよ」と言いに来てくれた。
五右衛門風呂が初体験な子ども達は大喜び。
ホースで水を入れて湯加減みて、ゲスを踏んづけて入れば、極楽~!
管理人さんの許可を得て、炊事場所に陣取ってカセットコンロで焼きそば作り。

最近ハマっているのがシマダヤの上海焼きそば
また山で作ります!
あとは、かじ惣のお惣菜たち。

かじ惣のお惣菜は美味しいんだよねぇ~。
灯火に集まる虫の襲来と雨を嫌って、後片付け。
食後はバンガローで大人は飲み直し&子ども達とトランプ大会。

外は小雨というか霧雨。
ドコモの電波が入るこのキャンプ場。
明日の天気は雨時々曇りになった。

朝はダメで10時頃から曇りの予報。
雨さえ降らなければ・・・と外に出てみんなで就寝前のトイレに行くが雨。

もしかして!の天気を期待して寝ましょう。

翌朝はやっぱり雨でした。

雨のなかを無理に登っても仕方ないのでバンガローでゴロゴロ。
とりあえず朝食を食べて歯磨き・・・雨がやんで空が明るくなってきたなぁ・・・
と、いうことで急遽、こつぶり山を目指すことにした。
普通は三角点のある取立山に登るのだろうが、私達ファミリーは、すでに取立山は踏破済み。なので前回に登って歩いていない滝谷ルートから登る「こつぶり山」を行くことにした。
なんたって東山いこいの森:管理人の源野さん曰く、大滝に咲くシラヒゲソウが見頃だというのだ!
管理人さんにバンガローのカギを返し、御礼を言って駐車場に向かった。

取立山登山口の駐車場には2台の車があったが、この日は山で人と会わず。

みんな取立山ピストンだったのだろうか?

そして大滝コースの看板の脚は何がぶつかった?

やっぱり熊五郎?(-_-;)

あった、あった。
ヤマジノホトトギスがイッパイ!

おや?サルナシ?

どれカジッてみよう!

うーん・・・まだ若い実だよ。
味がイマイチ(^_^;)

よく整備された道は快適だけど粘土質が雨上がりでツルッツル。
あ、ツルニンジンの蕾。

こいつの根っこは高麗人蔘のようなものらしく、韓国・中国では珍重されているらしい?
途中にあった植林帯の下草にキンミズヒキがいっぱい。

これはミツバアケビか?ムベの実か?

オヤマボクチも準備中?

このつる性の黄色いのはワカラナイ。

キンミズヒキが続きます。

ミズヒキも咲き出した。

でっかいバッタ!

君の名前は?

おお!でっかいクワガタの♀!

♀は見分けができません(T_T)

オオカニコウモリかな?

道端の老菌はハタケシメジ?それともヒラタケ?

この手の密集花は苦手です。

ワカリマセ~ン

6段のヤマジノホトトギス

沢の近くにはツリフネソウ

なんでこんな形の花ができたんだそうなぁ

ミズヒキがたくさんあった。


雨は霧雨だけど森のなかに居る限りは濡れることはない。

それにしても蒸し蒸ししてて汗がいっぱい出る。

ヤマボウシの未熟な実

オタカラコウでいいのかな?

キツリフネソウもたくさん!

この白い花・・・ワカリマセン(^_^;)

この緑の実は何だ?

アオツヅラフジか?

ホツツジがよく咲いている

この花粉がヤバイらしい。
wikiによると、「誤食すると、嘔気、頭痛、発汗、酩酊昏睡、痙攣などを引き起こす。これらの毒は花粉にも含まれ、蜂蜜に混入して食中毒を起こすことがある。」

この森というかこのシーズンに多いのがザトウムシ。

うちの子ども達はこの虫と仲良し?
何種類かのザトウムシを見つけられたそうだ(^_^;)

掘割り(?)の登山道は山側から岩清水が出ているため、そこかしこにコケたち。

アジサイのような葉っぱに丸い玉・・・まるでヤマシャクヤクの蕾のような・・・あ?弾けているのがあった!

この薄紫の花はタマアジサイ?

そんなこんなで、ゆっくり花や虫の写真を撮りながら45分ほどかかって大滝に到着。

今まで沢の水が流れ込んでいる場所にシラヒゲソウは無かった・・・ほんとうにあるのだろうか?で、滝壺のあるここの何処にシラヒゲソウ?と疑心暗鬼になりながら滝壺目指して降りていけば!




おおおおお!
これがシラヒゲソウ!!

丸い葉っぱがチャーミング
花の構造については他のサイトに任せますが、ウメバチソウ科ウメバチソウ属。
各地のレッドデータブックに掲載されている花です。
絶対に盗っちゃダメ!

それにしてもこの滝の飛沫を受けつづけていないと生きていけない花なんだなぁ


霧雨がやんだ。
せっかくなので「こつぶり山」山頂を目指す。
滝からしばらくは沢登り。
ロープが設置されているけど、水を含んだものであまり持ちたくない。
それに慎重に足場や手の置く位置を考えれば難しいわけじゃない。
水場を離れると踏み跡はあるもののヤブに覆われてくる。

このヤマアジサイは何?

萼片が3枚で丸い?
アマチャ?

ミヤマシシウドの花が高らかに咲いている

タムラソウ

オオアキギリ

ウワバミソウ(ミズ)のムカゴ付き。

あぶちゃん曰く、このムカゴ付きが美味しいらしい。

笹をカジッていた?

こいつは、たぶんヒメギス。

3cmは余裕で超えている!
でっかい!

マクロで撮影されたミズヒキの花は紅白でオメデタイ

そうそう、このミズヒキの葉っぱ。
コブラが威嚇する時のような感じの黒斑のある葉っぱ。
今まで、この黒斑の葉っぱ、今まで何の葉?と思っていたんですが、今回、その謎が解けました。
ちなみにシンミズヒキは黒斑がなくミズヒキよりも長い葉らしい。

これはソバナ?

ヤブヤブの中にキツリフネソウの軍団

アズキナシ?

すでに赤い実がなっている。

お?これはササユリの種?

一株に4つも花が咲いていたのだろうか?

ツルリンドウも咲いている。


森のなかを歩いているうちに小雨が降りだした。
でも、大きなジグザグ道を登り切ると吊尾根に出て隠れる所が無くなった(T_T)

蒸し暑かったのでレインウエアを着ずに歩いてきたが、お昼の時間はどう過ごそう?
そんなふうに思っていたら雨がやんだ。

晴れていたらリンドウも開いていただろうに。

標高1100mの尾根には、もうツツジの紅葉!?

(この写真は2015年8月31日です)
って・・・ナナカマドも、もうすでに紅葉してるやん(^_^;)

(ごく一部だけなんですが・・・(^_^;)

こりゃ~今年の紅葉は早いぞ!

平らな尾根の石の多い場所に座って、

朝ごはんの残り物(笹ずしやパン)を分けあって食べた。

さぁ!もうここらへんで帰ろうか・・・と思っていたらヨメさんが「雨も小康状態で近くの山も見えてきたやん!せっかくここまできたんだから、こつぶり山へ登って白山を見てこよう!」と、なぜかテンション・ハイ。

ヨメさんにそう言われると行かないわけにいきません(T_T)
お供いたします(T_T)

さぁ、あと標高差150m登るぞー!

ザックを担いで立ち上がったら雨がまた降りだした(T_T)

小雨だからもう、このまま登ってしまおう(-_-;)

リンドウも準備万端だけど、雨じゃダメっす

ノギランかな?

道端にたくさんありました。

粘土っぽいツルツルの坂道を慎重に登っていくのですが、雨が降ったりやんだり(T_T)

吊尾根から約25分。

やっと着いた!
こつぶり山山頂!

で、白山は!?

見えた!
でも、こつぶり山の頂って春や初冬にと比べてヤブヤブなんだねぇ(-_-;)

さぁ!白山を見たから帰ろう!
と踵を返すと取立山にも雨雲が・・・

あああーまた雨がパラパラ降りだしたよ(T_T)

下ろう・・・下界からガスが駆け上がってきた(T_T)

真ん中の尾根の一本道が登ってきた登山道。
この日に昼食を食べた尾根で、私が勝手に吊尾根と呼んでいる所。
さぁ、取立山に行くとズブ濡れになるから一番短く降りることが出来る大滝ルートをピストンしませう!

粘土質の登山道はツルッツル!
氷の上を歩いているようでした(^_^;)
すっかりガスの中を濡れながら歩く。

尾根は風が通って涼しくていいんだけど、森のなかは蒸し暑い(-_-;)
渡渉して大滝へ下るロープ場は慎重に・・・・

でも、スッテン!!

息子も娘も下山ルートで数回コケてました(^_^;)
大滝以降は整備道でスタスタ歩き。
粘土質のツルンツルンのところだけ要注意(^_^;)
大滝から20分間で駐車場に戻ると、朝にあった2台の車は無くなって、関西ナンバーのフォードとジャガー。
登山口にジャガーねぇ・・・と思いながら濡れた衣服を着替えて車で林道をくだった。
途中、お世話になった東山いこいの森の管理人さんにシラヒゲソウを見ることが出来た御礼と下山報告をした。
今回の山行は管理人の源野さんが「シラヒゲソウ」が見れるよ!と教えてくれたからこそ出来た山行。源野さんに感謝!

赤兎山はまた次の機会に登ります!

2015年8月31日
ファミリーハイキング
ピストン

沢ルート


距離:5.679km
沿面:5.908km
所要時間:4時間1分
(うち昼食12分)
累積標高差プラス・マイナス652m

9:55駐車場10:10
10:57大滝11:07
12:02昼食12:14
12:38こつぶり山12:43
13:45大滝13:52
14:12駐車場

国道157号線を勝山市街地に向けて温泉に向かって走る。
源野さんに聞いた蕎麦屋の営業時間まで時間がたっぷりあったので往路で気になっていた施設に立ち寄ることにした。

今年、平成27年8月1日にオープンした北谷町コミュニティセンター

(byGoogle)
・きただに村さんのFacebook
https://ja-jp.facebook.com/re.kitadani?fref=nf
源野さんのブログで落成式の模様が見ることができる。
この施設のある北谷のガイドマップが秀逸!
ぜひ、北谷町コミュニティセンターに行って入手してもらいたい!
子ども達の思い出の品を買わされ(-_-;)
私は冬に備えて北谷の住民の方が作成されたというカンジキ4500円税別を購入した。

店のオネーサンに聞くと私がカンジキ購入者第一号だそうだ(^_^;)

そして、今までに何度となく訪れている温泉センター水芭蕉に立ち寄った。

今回、ここの温泉ではじめて気づいたのだけど下駄箱の番号が風呂のロッカーナンバーなんですね(^_^;)
子どものロッカーと近くにしてかったら靴箱の番号が近いほうがいいです(^_^;)知らないのは私だけ?
水芭蕉の駐車場の自分の車に戻ると、取立山登山口駐車場にあった関西ナンバーの外車が二台?同じ場所で会うもんだなあ(^_^;)

で、勝山市民数人に「蕎麦屋は何処がオススメ?」と聞くと「八助」と答えられたその八助に行った。

蕎麦 八助(はちすけ)
営業時間
昼11:00~14:00
夜17:00~21:00
定休日:水曜夜・木曜(祝木営業)

ウダツの上がるこのお店。

細い路地のような旧道?の脇道を入ったところにある。
車一台だけがようやく通ることが出来る道は、車で入っていっていいの?と躊躇するような道。
義野商店が本来の屋号で本業は製粉屋さんらしい。
見るからに古民家の佇まい。
夕方17時からの営業ということで数分まった。
待っていると、さきほどの温泉の駐車場に居た、関西ナンバーの外車がやってきた!
行き先、みんないっしょかい!?(^_^;)

店の中は古民家をうまく使ったレトロな雰囲気。
カウンターの壁に三味線を飾ってあったり琉球ぽいものもある

うちの坊主が覗いている場所は店の大将が作業中の製粉所。
そば粉だけじゃなく米粉もキビ粉も穀類を手数料を払えば石挽してくれるらしい。
ネコの置物があちらこちらに
・・・むむむ・・・それだけじゃない。
このお店、ネコを飼っているな?
ヨメさんも気がついた。
明らかにネコが住んでいる臭いがしている。
私達に続いて次のお客さんは、関西ナンバーの外車に乗ってたご一行さんたち。
その隙をすり抜けて飼い猫ちゃんがご帰還(^_^;)やっぱり居た

私とヨメさんは「おろし蕎麦」を。
子ども達は量がおろし蕎麦の1.5倍の「ザル蕎麦」を頼んだ。
勝山蕎麦独特の細打ちヒラ麺。

子ども達は、ザル蕎麦を黙々と食べ続けて「あっ!」という間に完食(^_^;)
大人は残ったザル蕎麦を貰おうと思っていたけど全部無くなった(T_T)
で、おろし蕎麦。

蕎麦に麺ツユと大根おろしを入れてぶっかけて食べる。
これも食べ始めて「あ!」というまに完食。
大人二人は「おろし蕎麦」のおかわりを頼んだ。
ノーマルではなく八助梅トッピング(+40円)にした。
八助梅を入れて食べたおろし蕎麦も美味しかった。
※梅と言いながら八助梅は杏の一種でも、見た目は梅肉。
帰宅後に調べると八助梅とはこのお店の八助と「かぶっている」だけではなく、青森県の八助梅というローカルな食べ物ということが判明。
グーグル調べ→八助梅
ヨメさんが気になっていたのはこのメニュー

運転手の補欠なヨメさんは飲まずに我慢。エライ!
代わりに一本義の蔵元の前にある酒屋で夏季限定の「袋吊り大吟醸 夏 伝心」を保冷剤をくっつけて御土産にした。

これ、めちゃくちゃ美味かったです。

(帰ると近所の方に秋サンマをいただいて!ベストマッチ!)

それにしても2杯もおろし蕎麦を食べたのに腹の虫が収まらない・・・
あ、そうや!かじ惣!
かじ惣勝山店は美味しそうな惣菜が充実してて良いのだ!
で、アツアツ出来立ての唐揚げをゲット!
ホフホフしながら車中で食べながら伊賀へ帰ったのであった。
| 山登り::加越国境エリア |
| 06:53 PM | comments (0) | trackback (0) |

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