アカヤシオが咲き出した!鎌ヶ岳 馬の背尾根::つばや菓子舗五代目ブログ

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五代目の四方山不定期更新日記
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鈴鹿の春を象徴するアカヤシオを見物しようと仲間たちと鎌ヶ岳を登って来ました。

2013/04/22 アカヤシオ:一部で満開、まだ蕾も多かったです。

今回はIS君の嫁サン「Kちゃん」が初参加。彼女は私たち夫婦やIS君と同い年。今までにもIS君と色んな山に登っているようだが、足の早いIS君と歩いたKちゃんの山行の思い出はイマイチ(散々?)だったらしい(^o^;)
そこでKちゃんに私の山仲間達と山の楽しさを知ってもらおう!と誘い出したのであった。

疲れを極力少なく山を楽しんでもらうには、荷物を必要最小限にして、ゆっくりしたペースで、休憩をコマメにすることだ。

そして彼女の足元。事前にKちゃんに確認していたが、彼女はスニーカーで参加。このソールでは、かえって疲れを増長する。そこで事前に彼女の足のサイズを聞いておいて山仲間のマダム達に合致する登山靴の貸出ができないか?とメールしておいた。

7:30に伊賀を出発して8:45湯の山温泉の蒼滝公共パーキングに到着。
サイズが似通っているマダムたちが、それぞれサイズが合わなくて履いていない登山靴を持参してくれ、シューフィッティング。少し大きめだけど厚手の靴下二枚履いてちょうど良い靴が一足!お借りしよう!となったが、KTさん:「ソールの剥離が突然やってくるかもしれないという事を承知のうえで、その靴で良かったらあげる」と、kちゃん靴をもらえることになった!(ついでにうちの娘にこの際に小さくて履けなかった靴をUHさんからいただいた!ラッキ!)
そして本日のコース設定説明・・・蒼滝公共Pより御在所ロープウエイ湯の山温泉駅まで歩き、三岳寺へ。三岳寺から馬の背尾根に乗り→湯の峰→白ハゲ→雲母峰東尾根出合い→カズラ谷出合い→岳峠→鎌ヶ岳→長石谷→蒼滝公共P その道中でアカヤシオ見物と帰路の谷でイワザクラを探す予定。

蒼滝公共パーキングを出発。いきなり階段道の洗礼で登山前の準備運動完了?
Pより10分あまりでロープウエイ乗り場。
ロープウエイ駅の横の展望台より対岸に見えている三岳寺とその裏山を望む。

登山口までがチョット遠いなぁ(^o^;)
計画段階で車の台数を減らして三岳寺Pに乗り込むことも考えたけど、ワイワイ歩く方を採択していたのだ。
おかげで三岳寺までの道中はシャクナゲをはじめ色んな花やヤマザクラが咲いて目を楽しませてくれた。
蒼滝公共パーキングより40分で三岳寺到着。実は県道577号線を歩いているとき、三岳寺方向に左折すべき場所がわからず、分岐点を通り越したのであった(-_-;)
グーグルマップには分岐点に蔵之助という旅館があるが、国土地理院の電子国土に表記は無い。しかも道標が左折して数メートル進んだ先に立っているので分岐場所がわかりにくかったのだ。蔵之助の前にある案内板も「Uターン矢印+三岳寺300m」と書かれているものがあったが、300m先で曲がるの?と誤解していたのであった(-_-;)
三岳寺境内の案内板によると是春稲荷の石段を登った先に「鎌ヶ岳馬の背登山口」があるということで石階段を登る。
「登山口ってどこかな?」と、ゆっくり登って行くと10分ほどで御在所を望む展望台

そのすぐ上に馬の背尾根登山口に到着。

ここでKちゃん「え?ここまでで終わりじゃないの!?」(-_-;)
残念ながらやっと登山口です(^o^;)ゴメンネ
そいじゃアカヤシオを探しながら登りましょう!
ゆっくり登るけど、しんどくなったら遠慮無く言ってね!
登り始めて間もなく、Kちゃん異常を訴える・・・・動悸とめまい?血糖値が下がり過ぎかも?シャリバテ?水分補給と行動食として持参した「チマキ」を食べてもらって仕切りなおし。
ええい!荷物も皆んなで手分けして持ってあげよう!って無茶苦茶軽い?私が指示した内容通りの装備だったので3kgもない?
OTさんが私が持ってあげる!と相成ってレッツゴー!

仏花としてお馴染みの常緑樹:シキミの花が満開

「花や葉、実、さらに根から茎にいたる全てが毒。特に、種子にアニサチンなどの有毒物質を含み、特に果実に多く、食べれば死亡する可能性がある程度に有毒(by wiki)」
ミツバツツジがまだ満開?アカヤシオがナカナカ出てこない?

標高が低いのが原因?
おおお!イワウチワが咲いている!

いっぱい咲いている!むちゃカワイイ!
そして標高650m周辺で待望のアカヤシオが咲いていた!

薄いピンクのヒラヒラでやっぱりカワイイ!このあたりでの開花状況はまだ疎らだ。
ゆっくり登っているんだけど、Kちゃんは日頃の運動不足が原因か?ちょっとキツそう。
励ましながらボチボチ登ってきたが、ん?Kちゃんどうしたの?

え?なになに?膝関節と股関節が痛くて右足が上げられない?
え?(^_^;)うそ?ルート設定がいきなりハード過ぎたかなぁ・・・連れてきてゴメンよ(^_^;)
もう少し頑張れる?と聞くと「なんとか歩けるから大丈夫」という(T_T)頑張って!

彼女の亭主であるISはどうしているって?彼は朝早くに一人だけ宮妻峡に行き、新道から入道ヶ岳に登り→イワクラ尾根→水沢峠→鎌尾根と縦走、鎌ヶ岳で昼に落ち合うことになっていた(^_^;)

休憩を頻繁にとって皆んなで励ましながら

春の花達を愛でながら歩を進める

白い花崗岩のザレた白砂尾根は日本庭園の如し
馬の背登山口から1時間で湯の峰到着

すごくゆっくり登ってきたと思ったが、ヤマレコなどで出てくるコースタイムも同じくらいだった。
リンゴの差し入れや黒糖のせんべいなんかもいただいて、一息つけました。

Kちゃんも花や景色に感動して気分をが良いらしく先に進むことに躊躇していない。
よかった!先に進もう!
御在所のロープウエイの赤いゴンドラが小さく見える

それにしても白砂の尾根道は明るくて歩きやすくてイイ!

私はこのルートがすごく気に入った!
下って登り返しがあって、木の根を掴みながら登る急登もあるけれど

キツくていつまで登るの?じゃなくて、すぐに終わるのがイイ。
登り返した先はアカヤシオが満開になる

ただし、この日は無風だと日差しがとても暖かいのだが、北西からの冷たい風が強くて凍えそうなほど

アカヤシオが吹き飛ばされそうだけどまだ蕾も多く、見頃はこれからだ

アカヤシオと御在所山
アカヤシオと鎌ヶ岳

当初予定では鎌ヶ岳山頂で昼食?と思っていたが、Kちゃんの関節痛の事もあったのでペースを上げずに歩いてきた。白ハゲや雲母峰東尾根の出合いにも到達していない。
どこか風を遮ることのできるランチ会場は?とキョロキョロしていたら仲間がヤブに入っていき「ここが良さそう!皆んな平地に座れるよ」と、すぐに会場発見。さすがヤブコギ仲間だ(^_^;)

と、いうことでランチ!ワラビの生姜醤油あえの手料理やワインやクラッカーにブラックペッパーチーズにフランスパン!ワインも2本出してもらって豪華ランチ開始!

おお!南イタリア帰りのKTさんからドーナツ状のプレッツェルのような食べ物や、本場のペコリーノ・ロマーノ(羊の乳製のハードチーズ)これ、そのまま食べるよりも後述するスープに入れてトロトロにしたほうが味わい深いと思った。そしてモッツァレッラも振舞われた!モチモチ!酸味が違うぞ?水牛のホンマもの?美味しい!!おおきに!おおきに!
#ピザやパスタに入れて熱を加えて食べてみたいぞ!
我が家はこの日は具だくさんカレースープを用意。

カレー粉は知人にいただいたスリランカのガラムマサラとマスタードカレーを使用。豆なんかも具に入れたがけっこう評判良かったみたい!
約1時間ゆっくり時間を過ごして。午後の作戦会議。
Kちゃんは、やっぱり関節痛で右足が上げにくい。登りはスリングやストックで釣り上げてあげれば登ることは出来ても、下山で段差のある急な坂道はヤバイかもしれない。
山頂を踏まずに来た尾根を引き返すか?という選択肢が突き付けられたが、やはり目標設定していた展望が良い鎌ヶ岳山頂は踏ませてあげたい。
他のメンバーには悪いが長石谷でのイワザクラ探索を諦めてもらい、急すぎずに短距離・短時間で下山できる武平峠ルートを選択することにした。

歩き出すと真北に鎌ヶ岳

これから歩く手前の尾根はアカヤシオが満開だ

満開のアカヤシオの合間から鎌ヶ岳山頂が見える

白ハゲ到着

おお!面白そうな場所じゃないですか!

急斜面を登って行くと伊勢湾が右手に見えてくる

白ザレもコツを知って登ればKちゃんも余裕で登れた

でも、ここを登る時すごく冷たい風が吹いていた

冷たい風の通り道のアカヤシオはまだツボミが多い

下の写真は凄い高度感があるように見えるが実際は登山道がちゃんとあって見た目ほど難しくない。

白ハゲ核心部?

良い感じに歩けますね~ 焦らずゆっくり楽しめます。

振り返れば雲母峰にまだ少しヤマザクラが残っているのがわかります。

私達夫婦も雲母峰はまだ未踏。また歩いてみたいですが、これからの暖かくなるとヤマビルのメッカになると言われています・・・(-_-;)
この日、天候は非常に良いのですが、霞んでいて遠望はできません。

カズラ谷出合いの手前の尾根道でハルリンドウが現れた

この色合と小さなラッパ状の花が非常にカワイイ!気温や光に反応して開いたり閉じたりするのもカワイイです。
カズラ谷出合に合流
少し先にあったアカヤシオは、まだツボミばかり

ショウジョウバカマがまだまだ色鮮やかだ

鎌尾根の衝立岩から直進&下った場所(この三叉路は何という場所?)に到着。

直進して岳峠へ笹道を下っていきます。

登り返して岳峠の三叉路に到着。

鎌ヶ岳山頂に向かいます。

所々で足を高く上げて身体を引き上げなければいけない場所があるので、ストックを使って関節痛のKちゃんを引き上げます。

さぁ、もう少しで鎌ヶ岳山頂です。
キタァーーー!

鎌尾根側のテラス上に到着です。
ここから下山するのでザックをここにデポして山頂のある御在所側に向かいます。
雨乞岳の左奥に綿向山も見えています。

そういえば今年は冬に登りそこねたなあ
御在所です。

鈴鹿スカイラインも見えていますが、滋賀県側で工事中だとかで未だに開通していないそうです。
雲母峰と伊勢湾。

知多半島が見えそうで見えないという霞み具合です。
登ってよかったね!

登れてよかったね!
さぁ、14時30を回ったよ。

下山しましょう!
かつての登山ルートは風化が進んで危なくなっているので、鎌尾根側の南西斜面から巻き道を下ります。
風化したザレた場所をトラバース。
ザレた下りは登山靴のソールのフリクションとバランス感覚が命

ザレザレのこんな場所に草花がたくさん生息している。

イワカガミの葉っぱにハルリンドウにショウジョウバカマ

注意深く歩いているとバイカオウレンもまだまだたくさん咲いている<br />

ちょっとした群生だ

溝道をだーっと降りてきました

Kちゃん、少し疲れてきたようだけど意外と大丈夫そうだ。

こちらの斜面のアカヤシオも咲き始めでツボミがたくさん残っている

武平峠に到着

鎌ヶ岳山頂からここまで50分かかっているが関節痛を抱えたKちゃんのコースタイムとしては立派だ。
武平トンネルの三重県側入口を覗いてみた

ゲートが閉じられているがトンネル内は電灯が点いている
鈴鹿スカイライン沿いの歩道を歩く

途中でスカイラインに出て舗装路を歩いてみた

表道登山道の場所は分かったのだが、ヘアピンコーナーが何個もある。それぞれが落差が激しくショートカットできない&もどかしい(-_-;)
三ツ口谷登山口の所から再度スカイライン沿いの徒歩道に戻る。

沢沿いに歩くことになる。

丸木橋を通ったりしながら左岸を歩いて行くと、鉄製の橋?
いや、金網の上に板を渡した状態だが、中央付近に金網ごと踏み抜いた痕が!

ヤバ(^_^;)
すぐに中道・一の谷新道への分岐看板

建物の横を通り過ぎると、県道577号線の終点近くの車道に飛び出した。

ここまで武平峠から1時間(^_^;)けっこう時間がかかるのね

あとは舗装路の下りをテクテクテクテク歩いて約20分でロープウエイ湯の山温泉駅

そう言われれば三岳寺の隣にある寿亭の上に鎌ヶ岳がチラリと顔を覗かしている
あとはタッタカターと坂道を下っていき、

蒼滝方向へ左折。階段道を下って行くと蒼滝公共Pに到着です。

Kちゃん最後までよく歩いたねぇ!
登山靴も貰えてよかったね!
課題として、もちょっと体力と下半身の筋力アップだね!
毎週一日の山行で筋肉痛にならないようになるから!\(^o^)/がんばれー


2013/04/22(晴天:気温低く風強し)

グループ山行(男3+女5)
距離:11.208km
沿面:11.667km
所要時間:7時間46分(ランチ1h)
累積標高+1238m-1238m
最低標高:239m(蒼滝公共パーキング)
最高標高:1161m(鎌ヶ岳山頂)



8:45蒼滝公共パーキング9:05
9:17御在所ロープウエイ湯の山温泉駅
9:43三岳寺
9:54馬の背尾根登山口
10:59湯の峰(717.1m):P722西側
11:58ランチca.840m13:00
13:07雲母峰東尾根出合
13:30カズラ谷出合
13:55岳峠14:05
14:18鎌ヶ岳山頂14:33
14:50三ツ口谷分岐
15:25武平峠(P877)
15:53表道登山口
16:05三ツ口谷登山口
16:22中道・一の谷新道分岐
16:24県道577出合い
16:26長石谷登山口
16:43御在所ロープウエイ湯の山温泉駅16:44
16:52蒼滝公共パーキング

花がいっぱい咲いていて華爛漫の鎌ヶ岳山行だったが、今年気になったのがシャクナゲのツボミが全く見ることが出来なかったことだ。今年、シャクナゲは鈴鹿界隈では裏年なんだろうか?
| 山登り::鈴鹿山脈 |
| 07:13 PM | comments (0) | trackback (0) |

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