リベンジ!小社峠~仙ヶ岳(961m)::つばや菓子舗五代目ブログ

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五代目の四方山不定期更新日記
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忘れもしない!
昨年、私が鈴鹿の山で初めて道迷いを経験したのが仙ヶ岳へ登る小社峠ルート
このルートは、いつかリベンジして克服する!と心に誓っていた。

先日、朝から本業の仕事を真面目にしていたのだが、材料の調達が間に合わず、半日空白が出来てしまった。おまけにデスクワークも溜まっていない。嫁さんに「山に行ってきて良い?」と、お伺いを立てると「OK」と返事があり、山に行くのならニギリメシを作ってくれた。さすが我が嫁さんである!感謝!

と、いうことで、小社峠コースの起点になる小岐須渓谷を目指す。
アプローチは前回を参照

今回の山行は、「道迷いリベンジ」のための最終手段も準備していた。その最終手段とは!GPS端末に目標地点データを入れておいたのだった!(が実際の結果としてそれは使わなかった。)

11:30小岐須渓谷の大石橋駐車地を出発。

駐車地には何処かの山に登っている登山者の車が一台あった。
ここで早くも腹が減っていたのでニギリメシを食べながら歩く。
ゴミはちゃんと持ち帰ります。

25分余り林道を歩くと堰堤が右手に出てくる。

ここで本日のメインランチ。

またまた、サーモスのお湯とカップ麺。
時間が無い山行なので仕方ないのである。
でも箸を忘れて、河原で拾ってきた何かの木の枝で食べることに・・・
この時気づいたのだが実は運転免許証を入れた財布も家に忘れてきていた(汗)

10分も掛からずにランチを終えて登山道に入る。

まず、川を渡渉して植林帯に入るのだが、川の脇に立派なタラノキがあった。

でも、今年はまだ芽が小さくて収穫出来るサイズに程遠い。
植林帯を直進し、右の沢に降り、渡渉。

渡渉した場所の岩の間に白骨化した鹿の死骸が・・・

(注意:写真をクリックすると大きな写真になります。)
冬、雪深かったために足を滑らせて死んだ鹿だろうか?それとも猟師さん?
(鹿の毛が散乱した場所が他所にもありました。)
対岸に渡ってから植林帯の堀割道や山腹道の登山道を緩やかに登っていく。
道中には咲き始めたばかりの背の低いショウジョウバカマがアチラコチラに咲いていた。

仙の谷の沢を眼下に見ながら歩いて行くと、2名の若い男性登山者が下山してきた。

この日は風が強い日だったがこの谷は風が無く、暑いくらい。

登山道に入って10分。仙鶏尾根分岐にやってきた。

ここで左折して川を渡渉すると

仙鶏尾根へ出るらしい。今度行ってみよう。
仙鶏尾根コース分岐から7分後にアライ谷分岐が近づいてきた。が、赤いビニール紐で進めないようにしている?右に作業道が登っていっているが、「登山道では無い。」という意味で紐があるのだろう。

紐を避けて左に降っていくと沢に出る。

ここがアライ谷分岐だ。
アライ谷分岐で川を渡り

左に進む。
そのすぐあと(3分後)にさらに川を右岸へ渡渉(進路左に移る)。

ここだ!ここで前回、道迷いしたんだ
はここで前回この場所で渡渉せずに左岸(進路右)の仕事道を登った!
前半戦で道迷いしていたから!だから!大きく東に「犬返しの険」の手前付近まで道を誤ったのだ!

今回、上の写真のように手前の石に「くっきりハッキリ」と赤丸ペイントマークが岩に描かれていて、(その先に薄い赤丸印)、そして対岸に赤テープがある!
前回は手前の石の赤丸が無く、対岸にテープマークも無かった。アライ谷分岐で進路左(右岸)へ渡渉したら、すぐにもう一度進路左(右岸)へ渡渉する必要があったのだ!
どうも前回以降に誰かが目印を改善してくれているようだ。
渡渉してみると道は踏み跡がクッキリしていた!
なーんだ!( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \!!

以降は赤テープと河原の赤丸ペイントにしたがって渡渉を繰り返しながら緩やかに登っていく。
5分後に右岸から左岸へ渡渉。

さらに3分後に左岸から右岸へ渡渉。

2分歩くと「通報ポイント7小社峠」が出た!

以前は見ていない看板である!(泣)
そうそう、ここから携帯電話で通報できません。携帯がつながる場所まで下山して遭難場所を説明するときにここの看板の文言を言ってね!という看板のようです。

「通報ポイント7小社峠」から1分後に右岸から左岸へ渡渉。

沢を見上げるとマンサクの黄色い花がまだ咲いていた。

前回渡渉から6分後にほとんど枯れた沢を渡る。

記憶が正しければここは、伏流している枯れ沢で一箇所だけ地上に水が出ている場所だったはず。
ここからは、枯れ沢沿いに詰め上がって行きます。

植林帯をどんどんどんどん上がります。
かなりアキレス腱が伸びて悲鳴をあげます。

木立の向こうに明るい光が見えてきました。小社峠までもう少しです。
その前に「通報ポイント8」が出てきました。

「通報ポイント7」から16分経過していました。
「通報ポイント8」から2分で小社峠に到着!

やっとリベンジできた!!

ここから登ってきた谷を覗き込むと。。。

思いっきり急斜面ですなぁ!

ハーハーヒーヒーいってる息を整えて峠に出ます。そこは県境稜線です。ここを左折して仙ヶ岳方向に進みます。
でも、ここから仙ヶ岳へ進むには急な上りを二つこなさないとイケナイのだ!(泣)
だから小社峠手前の植林帯からずっと急斜面を登りっぱなし!
進路前方に仙ヶ岳ピーク北斜面の笹が見えてきた。

シンドイ!もうここから帰ろうか?
うーん。。。小休止!
県境稜線上は風がビュンビュン!寒っ!なので、稜線の南面に少し身を隠せる場所を探し地面に座り込んだ。
デイバッグから取出したるは!缶ビール!
保冷バッグに入れてきたのだ!
プシュッ!とな!
ゴキュゴキュゴキュ!プッハー!ウメーッ!
ビール休憩したら少し元気が戻った!もう少し歩いてみるか!
と、さらにピークを目指して登る。
すると北向きの樹間から雨乞岳が見えた。

相変わらず「清水の頭」付近に雪庇が白く光っているのが見えた。
息を整えながらトボトボとゆっくり歩みを続けて行くと仙ヶ岳山頂(961m)に到着。

南には双耳峰の片側である西峰から伸びる南尾根のライン。秋は綺麗だったなぁ!
北東を見ると、宮指路岳の向こうに鎌ヶ岳、御在所岳が見える。

右手のヒノキの向こうには入道ヶ岳と雲母峰。

さて・・・ここで下山ルートを思案。
私・・・この日は夕方17時に町内会の会議なのである。
時間が許すなら仙ヶ岳の西峰を越え、仙鶏尾根へ降り、そこから小岐須へ周回したいところ。
仙ヶ岳山頂から仙鶏尾根の屏風岩分岐看板まで40分~45分か?
でも、そこから何分で小岐須の仙が谷へ降りれるのかが分からない!
・・・と、いうことで時間の読める小社峠をピストンすることにした。
仙ヶ岳山頂から小社峠までの降りは10分。

往路でも気づいていたが迷い込みそうな場所はトラロープでトウセンボしていたりしていた。

下山は順調で何の迷いもなく赤テープや赤丸ペイントで降りていくことが出来た。
時間があったので仙鶏尾根ルートの登山口を少しだけ見てきた。
仙鶏尾根分岐を下って行くと沢があり、そこを渡渉するのだがゆるやかなスラブっぽい沢だった。

上の写真は上流を見て。
下は下流を見て。

なんだか良い雰囲気の沢だ。しばし沢を見入ってしまう。
おっと時間が!下山!
林道に戻り歩いていると、今年度の治山事業の現地打ち合わせ?三重県の県庁職員と土建屋さん?たちが四駆の車で堰堤付近まで登ってきていた。少し会話を交わし、こちらは急いで下山・・・だが!

花が咲いていると(上の写真は蕾だが)写真を撮る!ミヤマカタバミかな?
ん?蛇?いや!?違う!ニホントカゲか!?

でも尻尾が短いなぁ・・・切れたのかな?
(ちなみに私の住む伊賀ではニホントカゲよりもカナヘビの方がメジャー)
あ?なんじゃこら?

新種のタケノコか?
いや・・・なんだか見たことのある模様が・・・・
引っこ抜いてみるとその根元には芋?

コンニャクみたいな・・・あ!?これってマムシグサ?
少し降ったところの日向にありました!

やはりマムシグサです(笑)
そんなこんなで、道中、花やトカゲを見ながら無事に大石橋駐車地に帰還!
念願の小社峠ルート!リベンジ完了!
あー!すっとした!


11:29大石橋駐車地出発
11:55林道終点(堰堤)12:05
12:16仙ケ谷2:仙鶏尾根分岐
12:24小社峠6:アライ谷分岐
12:37小社峠7
12:53小社峠8
12:55小社峠
13:33仙ヶ岳山頂13:39
13:49小社峠
14:15小社峠6:アライ谷分岐
14:23仙ケ谷2:仙鶏尾根分岐
14:35林道終点(堰堤)
15:05大石橋駐車地



次に仙ヶ岳に登る時の候補ルートは、小岐須から仙鶏尾根。
それから御所谷から御所平&ヨコネ経由ルート!
冬も登ってみたいなぁ!
| 山登り::鈴鹿山脈 |
| 11:18 PM | comments (0) | trackback (0) |

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