2012,11,02, Friday/五代目
師匠!キノコ狩りに行こう!前の夜からでもええで!と前回の山行の時から張り切っていたのだが、師匠は忙しい方。
木曜日の朝からならOK!台高の谷よりも湖北のヤブヤマに行こう!
ついでアンさんが欲しがっていた天然の◯×△も採ってこよう!
それからあんさんの仲の良い山仲間に声を掛けていいよ!
と、あいなった。
このことが決定したのは水曜日の午後。
突然の呼びかけにUHさんが応えてくれた。
今日は師匠の車で伊賀に迎えに来てもらい、名神八日市ICから北陸道木之本ICへ。
JR木ノ本駅でUHさんをピックアップ。湖北・木之本から国道303号線にて揖斐川町方面へ向かい、途中より土倉鉱山跡へ林道を進む。
林道入口から少しの間は、かなりの悪路。
師匠の4WD車に乗せてもらってきて正解だった。
土倉谷が分岐する手前の広場に車を止めて山行準備。
今回は沢ルートをメインに歩くので長ぐつで歩く。踵が浮き上がらないように長靴に紐を巻いてレッツゴー
林道を先に少し進むと橋があり、その手前で右折して土倉谷本流の左岸を歩く
道端に神々しく生えていた株の黄金茸(コガネタケ)。
いきなりコガネタケのの株が数カ所あり、本日のキノコ狩りの未来が明るく照らされているかのよう?!
こんな雑茸のキノコは帰路に「したかなく・ついでに」採ろう!と意気揚々に土倉谷に入っていく。
この土倉谷は、奥土倉と呼ばれた場所で昭和40年まで銅鉱山として栄えた場所。この左岸の道は、かつての産業道路だったらしい。
かつての土倉鉱山・・・その1 その2
雑草が覆い茂ろうとしているこの道の両側に古いコンクリートの遺構が点在している。
栄枯盛衰
植林帯の真ん中の道を行けば暗渠もあり、河川の地形を変えてまで鉱山が稼動していたのかと驚かされる。
歩き始めて15分砂防えん堤が立ちふさがる
板の橋もあったが浅い場所を選んで長靴で渡渉。右岸巻き道から堰堤を越えた。
紅葉で色とりどりになった森を沢沿いに歩いていく。
何度も何度も渡渉して進むと
チャワンタケが一つだけ朽ちた木に生えていた。
このキノコ直径3cmほどの茶碗のような形をしている。初めて見た。
今回はヤブを漕いで進んでいくので軍手をしていたのだが、秋は種が落ちる季節。
取っても取っても3mも歩かないうちに色んな植物の種が軍手にくっ付く。
沢を奥へ奥へと進んでいけば、紅葉もどんどん綺麗になる
それにつれて踏み跡も薄くなり、ヤブが濃くなっていく
沢は平流がたまに1m未満の落差の流れがあるくらいで沢登りの対象には退屈過ぎるだろう。
ヤブをかき分け前に進むがもう秋なので手強いことはない。
たまにトゲトゲのついた植物が密生しているのが痛い(-_-;)
沢が分岐する場所でお目当ての一つを探索。まずまずのサイズを選んでお土産にする。
もう一つのお土産は未だにお目にかかれず。
沢の分岐場所から土蔵岳の南尾根に乗りたいのだが急な岩場だったので本流を少し奥へ進む。
雨の流れ場所になっているであろうルンゼっぽい場所から尾根によじ登る。最初は雪の重みで下方向にネジ曲がった木々を掴んで登れたが、途中で掴むものがシダだけになって焦った(-_-;)
息もキレギレに尾根に乗るとそこは杉の植林帯!なんでこんな山奥に植林するねーん!(><)/
少し上にテラスがあったので昼食タイムとした。
今日のメニューは、握り飯と煮込みうどん・・・キノコ抜き(-_-;)
予定ではここに目当てのモノが入ってキノコうどんになるはずだった・・・残念
約1時間の昼食後は、植林帯を直に登っていく。
こんな積雪地帯の超山奥に杉の植林(+_+)・・・しばらく杉林が続く。
でも、この杉林、枝打ちが中途半端なんだけど・・・
杉林の合間に紅葉が見える。ブナ以外にも白文字やコナラやカシの木が黄金色の黄葉・・・が始まったばかり(^_^;)
↑樹間に見える向こうの山は猫ヶ洞の南西尾根だ。
杉林が終わるとブナ主体の二次林?のヤブが始まる(^_^;)
この森で一番厄介だったのがアオキ(ミズキ科)
アオキにひっかかると動けなくなるんだけどシャクナゲよりはまだマシだ。
杉の木の向こうに見える斜面は紅葉ばっちり。でも曇り空で輝きはイマイチ。
さらにヤブは濃くなっていく。
これが盛夏ならばもっと強烈なんだろう(^_^;)
約一時間のヤブコギで郡界稜線に近づいた。
あと一歩で尾根に乗るという場所に帰り道のマーキングを行う。
後ろで一生懸命写真を撮っているUHさんの被写体はブナの稜線
比較対象が無いのでスケールが分かりにくいがデッカイブナばかり
広い郡界尾根を山頂に向かって藪を漕ぐ
この稜線、木が茂っているのでこの季節は見晴らしは皆無だ
その代わりに紅葉が我々三人を覆い尽くしている
めっちゃ綺麗
郡界尾根に乗って歩くこと30分で土蔵岳の山頂に到着
異型のブナがお出迎えしてくれるのだが、ここも樹木に遮られて見晴らしは無い。
その代わりにブナの黄金の森が我々の疲れを癒してくれる
この黄金色の中から去りがたいのだが、午後から前線と低気圧が近づいていて雷雨や霙の嵐になるという天気予報が出ていたのでUHさんのくれたミカンを頬張り来た道を撤退
そんな天気予報なのに晴れ間が出てきて森はより一層黄金色に輝く
ゴージャス!
空の青がまたいいねぇ
ブナの急斜面を降りていく。
こんな時にはムチのようにしなってチギレないアオキが役に立つ
登りではイマイチに思ったカエデが逆光に輝いて綺麗
にわかに雲が分厚くなって今にも何かが降りだしそう
杉林にもどって昼ごはんを食べた場所まできた!
郡界尾根出合までのタイムを比較すると登りでかかった半分の時間で降りた!
でも、そのかわりに私は激痛に襲われていた(~_~;)
長歩き用でない長靴は登りは何とか歩けたが、下りでは長靴の中で足が「前に」「横に」動いていたようで靴ずれを起こしているんだろう・・・痛みを誤魔化しながら歩くのだが、下ろうとするとズキンと足の指が痛む
でも泣き言を言っても始まらないので無言で急斜面を下った。
沢に着地して歩き始めると遂に雨が落ちてきた。
レインウエア着ましょうか?とトップを歩いていた私が振り返ったとたんにザーーーーーッツ!と本降りの雨が落ちてきた?と雨に目を凝らすと霙も落ちてきた。大慌てで雨具を着て歩き出すと、しばらくは降ったり、やんだりを繰り返していた
踏み跡の怪しい沢沿いの道のルートは迷路のようで同じ場所を歩くのが難しい(~_~;)
上の写真の木はおそらくクルミの木だが木の上に枝のようなものが積み重なっている。あれはおそらくクマ棚だ。往路でも気づいていたのだがあちらこちらの樹上に同様のものが出来ていた。雨は途中でやんでしまい青空も見えるほどになった。
痛い右足を庇いながら堰堤まで降りてきた。
15分ほど歩いて駐車地に戻った。
山頂からの下山タイムは往路の約半分の2時間あまりだった。
(往路は3時間50分:昼食除く)
足の痛みはやっぱり靴ずれ。右足の薬指の第二関節上面の水ぶくれが破れてヒリヒリに剥けていた(~_~;)
とりあえずバンドエイドを巻いて帰路につく
今回狙っていたナ◯コは一本もなく、クリタケも一本見かけただけ、ヒラタケもグズグズになったものだけ、マイタケの残骸のようなものもあったが、食用菌を採取することは叶わなかった。ゆいつ道端に神々しく生えていた株の黄金茸(コガネタケ)。
本命が一本も見つからずで意気消沈していたのでこれらも採取せず(-_-;)
まぁ、天然の◯×△が手に入ったのでヨシとしよう!
同行いただいた師匠&UHさんありがとうございました!
2012年11月1日(木曜)
グループ山行:3名
最低標高:365m
最高標高:1008m
距離:7.73km
沿面:8.27km
時間:7時間13分
累積標高+1132m-1132m
6:30伊賀出発
8:15木ノ本駅西口P8:20
8:50駐車地9:05
9:20堰堤
11:26昼食(ca.620m)12:28
13:22郡界尾根
13:54山頂14:08
14:24郡界尾根分岐
14:58昼食場所
16:02堰堤
16:14駐車地16:29
16:34土倉鉱山跡16:38
16:40国道合流
17:00木ノ本駅西口P解散
19:20伊賀帰着
往路で見ていた土倉鉱山の選鉱所跡
昭和40年までは栄華を誇っていたであろう巨大廃墟・・・
かつての土倉鉱山・・・その1 その2
今は、静かに山に囲まれ眠っている
木曜日の朝からならOK!台高の谷よりも湖北のヤブヤマに行こう!
ついでアンさんが欲しがっていた天然の◯×△も採ってこよう!
それからあんさんの仲の良い山仲間に声を掛けていいよ!
と、あいなった。
このことが決定したのは水曜日の午後。
突然の呼びかけにUHさんが応えてくれた。
今日は師匠の車で伊賀に迎えに来てもらい、名神八日市ICから北陸道木之本ICへ。
JR木ノ本駅でUHさんをピックアップ。湖北・木之本から国道303号線にて揖斐川町方面へ向かい、途中より土倉鉱山跡へ林道を進む。
林道入口から少しの間は、かなりの悪路。
師匠の4WD車に乗せてもらってきて正解だった。
土倉谷が分岐する手前の広場に車を止めて山行準備。
今回は沢ルートをメインに歩くので長ぐつで歩く。踵が浮き上がらないように長靴に紐を巻いてレッツゴー
林道を先に少し進むと橋があり、その手前で右折して土倉谷本流の左岸を歩く
道端に神々しく生えていた株の黄金茸(コガネタケ)。
いきなりコガネタケのの株が数カ所あり、本日のキノコ狩りの未来が明るく照らされているかのよう?!
こんな雑茸のキノコは帰路に「したかなく・ついでに」採ろう!と意気揚々に土倉谷に入っていく。
この土倉谷は、奥土倉と呼ばれた場所で昭和40年まで銅鉱山として栄えた場所。この左岸の道は、かつての産業道路だったらしい。
かつての土倉鉱山・・・その1 その2
雑草が覆い茂ろうとしているこの道の両側に古いコンクリートの遺構が点在している。
栄枯盛衰
植林帯の真ん中の道を行けば暗渠もあり、河川の地形を変えてまで鉱山が稼動していたのかと驚かされる。
歩き始めて15分砂防えん堤が立ちふさがる
板の橋もあったが浅い場所を選んで長靴で渡渉。右岸巻き道から堰堤を越えた。
紅葉で色とりどりになった森を沢沿いに歩いていく。
何度も何度も渡渉して進むと
チャワンタケが一つだけ朽ちた木に生えていた。
このキノコ直径3cmほどの茶碗のような形をしている。初めて見た。
今回はヤブを漕いで進んでいくので軍手をしていたのだが、秋は種が落ちる季節。
取っても取っても3mも歩かないうちに色んな植物の種が軍手にくっ付く。
沢を奥へ奥へと進んでいけば、紅葉もどんどん綺麗になる
それにつれて踏み跡も薄くなり、ヤブが濃くなっていく
沢は平流がたまに1m未満の落差の流れがあるくらいで沢登りの対象には退屈過ぎるだろう。
ヤブをかき分け前に進むがもう秋なので手強いことはない。
たまにトゲトゲのついた植物が密生しているのが痛い(-_-;)
沢が分岐する場所でお目当ての一つを探索。まずまずのサイズを選んでお土産にする。
もう一つのお土産は未だにお目にかかれず。
沢の分岐場所から土蔵岳の南尾根に乗りたいのだが急な岩場だったので本流を少し奥へ進む。
雨の流れ場所になっているであろうルンゼっぽい場所から尾根によじ登る。最初は雪の重みで下方向にネジ曲がった木々を掴んで登れたが、途中で掴むものがシダだけになって焦った(-_-;)
息もキレギレに尾根に乗るとそこは杉の植林帯!なんでこんな山奥に植林するねーん!(><)/
少し上にテラスがあったので昼食タイムとした。
今日のメニューは、握り飯と煮込みうどん・・・キノコ抜き(-_-;)
予定ではここに目当てのモノが入ってキノコうどんになるはずだった・・・残念
約1時間の昼食後は、植林帯を直に登っていく。
こんな積雪地帯の超山奥に杉の植林(+_+)・・・しばらく杉林が続く。
でも、この杉林、枝打ちが中途半端なんだけど・・・
杉林の合間に紅葉が見える。ブナ以外にも白文字やコナラやカシの木が黄金色の黄葉・・・が始まったばかり(^_^;)
↑樹間に見える向こうの山は猫ヶ洞の南西尾根だ。
杉林が終わるとブナ主体の二次林?のヤブが始まる(^_^;)
この森で一番厄介だったのがアオキ(ミズキ科)
アオキにひっかかると動けなくなるんだけどシャクナゲよりはまだマシだ。
杉の木の向こうに見える斜面は紅葉ばっちり。でも曇り空で輝きはイマイチ。
さらにヤブは濃くなっていく。
これが盛夏ならばもっと強烈なんだろう(^_^;)
約一時間のヤブコギで郡界稜線に近づいた。
あと一歩で尾根に乗るという場所に帰り道のマーキングを行う。
後ろで一生懸命写真を撮っているUHさんの被写体はブナの稜線
比較対象が無いのでスケールが分かりにくいがデッカイブナばかり
広い郡界尾根を山頂に向かって藪を漕ぐ
この稜線、木が茂っているのでこの季節は見晴らしは皆無だ
その代わりに紅葉が我々三人を覆い尽くしている
めっちゃ綺麗
郡界尾根に乗って歩くこと30分で土蔵岳の山頂に到着
異型のブナがお出迎えしてくれるのだが、ここも樹木に遮られて見晴らしは無い。
その代わりにブナの黄金の森が我々の疲れを癒してくれる
この黄金色の中から去りがたいのだが、午後から前線と低気圧が近づいていて雷雨や霙の嵐になるという天気予報が出ていたのでUHさんのくれたミカンを頬張り来た道を撤退
そんな天気予報なのに晴れ間が出てきて森はより一層黄金色に輝く
ゴージャス!
空の青がまたいいねぇ
ブナの急斜面を降りていく。
こんな時にはムチのようにしなってチギレないアオキが役に立つ
登りではイマイチに思ったカエデが逆光に輝いて綺麗
にわかに雲が分厚くなって今にも何かが降りだしそう
杉林にもどって昼ごはんを食べた場所まできた!
郡界尾根出合までのタイムを比較すると登りでかかった半分の時間で降りた!
でも、そのかわりに私は激痛に襲われていた(~_~;)
長歩き用でない長靴は登りは何とか歩けたが、下りでは長靴の中で足が「前に」「横に」動いていたようで靴ずれを起こしているんだろう・・・痛みを誤魔化しながら歩くのだが、下ろうとするとズキンと足の指が痛む
でも泣き言を言っても始まらないので無言で急斜面を下った。
沢に着地して歩き始めると遂に雨が落ちてきた。
レインウエア着ましょうか?とトップを歩いていた私が振り返ったとたんにザーーーーーッツ!と本降りの雨が落ちてきた?と雨に目を凝らすと霙も落ちてきた。大慌てで雨具を着て歩き出すと、しばらくは降ったり、やんだりを繰り返していた
踏み跡の怪しい沢沿いの道のルートは迷路のようで同じ場所を歩くのが難しい(~_~;)
上の写真の木はおそらくクルミの木だが木の上に枝のようなものが積み重なっている。あれはおそらくクマ棚だ。往路でも気づいていたのだがあちらこちらの樹上に同様のものが出来ていた。雨は途中でやんでしまい青空も見えるほどになった。
痛い右足を庇いながら堰堤まで降りてきた。
15分ほど歩いて駐車地に戻った。
山頂からの下山タイムは往路の約半分の2時間あまりだった。
(往路は3時間50分:昼食除く)
足の痛みはやっぱり靴ずれ。右足の薬指の第二関節上面の水ぶくれが破れてヒリヒリに剥けていた(~_~;)
とりあえずバンドエイドを巻いて帰路につく
今回狙っていたナ◯コは一本もなく、クリタケも一本見かけただけ、ヒラタケもグズグズになったものだけ、マイタケの残骸のようなものもあったが、食用菌を採取することは叶わなかった。ゆいつ道端に神々しく生えていた株の黄金茸(コガネタケ)。
本命が一本も見つからずで意気消沈していたのでこれらも採取せず(-_-;)
まぁ、天然の◯×△が手に入ったのでヨシとしよう!
同行いただいた師匠&UHさんありがとうございました!
2012年11月1日(木曜)
グループ山行:3名
最低標高:365m
最高標高:1008m
距離:7.73km
沿面:8.27km
時間:7時間13分
累積標高+1132m-1132m
6:30伊賀出発
8:15木ノ本駅西口P8:20
8:50駐車地9:05
9:20堰堤
11:26昼食(ca.620m)12:28
13:22郡界尾根
13:54山頂14:08
14:24郡界尾根分岐
14:58昼食場所
16:02堰堤
16:14駐車地16:29
16:34土倉鉱山跡16:38
16:40国道合流
17:00木ノ本駅西口P解散
19:20伊賀帰着
往路で見ていた土倉鉱山の選鉱所跡
昭和40年までは栄華を誇っていたであろう巨大廃墟・・・
かつての土倉鉱山・・・その1 その2
今は、静かに山に囲まれ眠っている
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