2023,08,23, Wednesday/五代目
天気予報は「晴れ午後曇り」
午後は雷雨の可能性も高くなるので肩ノ小屋までが本日の目標。
白雲荘にて3時起床
嫁さんが化粧するので、その巻き沿い起床。
前夜の事はこちらを参照→8/20前夜泊
山行日:2023年8月21日
トイレに行ったり歯を磨いたり・・・
天気予報を確認したりしていると、それなりの時間になった。
忘れ物無しを確認後、部屋のカギを返しにフロントへ向かうと、朝食の代わりのオニギリ弁当×2人分が置かれていた。
オニギリ弁当を受け取り4時過ぎに白雲層を出よう・・・と、したら玄関にお見送り?
出会い頭に「にゃー」と先方から声をかけられた。
首輪の無い子なのでここの子じゃないみたいだけれど、ちゃんと挨拶してくれた。
去り際に振り返ると、
玄関先でコロコロ転がっておられた。
車でちょっと下ると芦安バス停の駐車場。
4:12芦安第二駐車場に到着。
平日なのでまだ駐車スペースはあるが、隣との隙間が狭い!ドアミラーを畳まないと出られない!まだ暗い駐車場で最終パッキング。
4:45切符売り場で利用者協力金300円(片道)×2人を払い、バス料金はモバイルsuicaで乗れることを確認。
バス停のポールポジションのベンチにザックを置いて始発5:15まで時間つぶし。
トイレに行ったりウロウロしたり。
5:15満席の広河原行きのバスが出発。
二人掛けの椅子に座ると自分の重~いザックを膝の上に載せなければならない。一人掛けなら床(横)にザックを置けるではないか!これは失敗。
腹が減ってきたのでバス内で白雲層のオニギリ弁当をひと包開けて嫁さんと半分こして食べた。ふんわり握った大き目のオニギリに具材(オカカ、シャケ、ウメボシ)がちゃんと入っている。そして、ご飯の塩加減がイイ!海苔も美味しい!おばちゃん、ありがとう!残りは登山中にいただくことにした。
広河原まで、爆走の山梨交通のバス。道は狭く、ガードレールはあるものの、谷底からはるか上を走っているのに尋常じゃない速さ。立っている車掌のオバちゃんが微動だにしないのは圧巻だ。乗車賃1160円也×2人(モバイルsuica)。そんじょそこらのジェットコースターよりも怖くて1時間乗ってこの値段は超コスパ高し。
6:13広河原に到着。
とっても綺麗な広河原ビジターセンターでトイレを済ませ登山口へ
川の向こうに聳えている岩の山が北岳らしい。
なんたって嫁さんご希望の花の山
シーズンは6月下旬から8月初旬だけど、今でも十分花が咲いているはず。
意外に近いやん。
と、ここでは、舐めたことを考えていたりする。
6:24
標高1529m
吊橋を渡って対岸へ。
少しの間は森の中をゆるっと登って堰堤を越す。
レイジンソウ
ホタルブクロ
クサボタン
アキノキリンソウ?
ピントがあってないコバノイチヤクソウ
ホソバノヤマハハコ
キオン
ヒヨドリバナ?フジバカマ?
登山道はすぐに急な尾根道になって、スローダウン。
丸々2ヵ月山歩きをせずに何もトレーニングしていなかった私が悪いのです。
シンドイ・・・すでに脚が何度も止まる。
なので何人にも追い抜かれていく。
なんでこんなにザックが重いんだ・・・
日陰で休憩できる場所で葡萄休憩。
昨夜の食べ残しの巨砲とシャインマスカットをクーラーバックに入れてきたのだ!冷たくて美味しかった!
タケシマランの実ひとつ
エンレイソウにも立派な実がひとつ
マイヅルソウの実はマーブル色
くたびれてきたカニコウモリの花?
セリバシオガマ?
ソバナ
ピンボケで分からん
これは誰だったんだろう?
振り返れば地蔵ヶ岳の尖塔(オベリスク)
コウシンヤマハッカ
チラリと北岳!
でも、階段・階段・階段!
とにかく、序盤からの登りでかなりくたびれた(;´Д`)
8:47
標高2200mまで来たら、やっと水平道~
登山口からここまで標高差670m!
2時間20分かかった!
しんどかった~
木陰でゼリー飲料を飲んでミネラル補給。
ここから、しばらくは水平移動なので余裕の歩き。
オトギリソウ
イブキボウフウ?
トリカブト
オヤマボクチ
シモツケソウ
サラシナショウマ
何アザミ???
クロクモソウ
キレイな白根御池小屋
2006年オープンらしい。前にはテン場があって、みんなのんびりと過ごしているようだ。
山梨県がスポンサーなので水は無料でハイカーに提供されている。
ありがたく水を補充させていただいて、白雲荘のオバちゃんのオニギリの残りを嫁さんと食べた。
予想より意外とサイズが小さかった白根御池。
ハンゴンソウ群落の奥に草スベリルートがあるが、花が多いと言われている右股コースに向かう。
池の奥の方に向かって歩いて行くと大樺沢方面に向かう水平道。
トモエシオガマのピンク~
マルバダケブキの群生があちらこちらに点在
オタカラコウ・メタカラコウの仲間で、こやつもキク科
ハクサンフウロ?
ホタルブクロ
赤くないけどアカバナ
センジュガンピがあちらこちらに点在する場所もあった。
赤いコーヒー豆のような実がたわわになっているのはオニシバリの実
実は美味しそうだが渋くて食べられないらしい。
タイツリオウギ?
キオンも満開
大樺沢に出た。
え?嘘!
もう、ガスが山に?もう天候が悪くなるのか?午後は落雷を伴った降雨が予想されている天気予報。
急いで登った方が良いのだろうか?でも、急げるほどの体力も無いのだが・・・(=_=)
白根御池までは登山者が多かったが、大樺沢で目視できる人はごく僅か。草スベリにほとんど行ってしまうようで、こちらのルートを登り下りする人は極端に少ないようだ。
八本歯のコルへの左股ルートは梯子の連続だし、北岳山荘へ行くのならアリかもしれないが、今回は下山ルートの計画。
肩ノ小屋に泊まるので登りは右股ルートで行く。
沢沿いの登りはそれなりに急坂のジグザグ道。
ラショウモンカズラに似たシソ科の植物はミソガワソウ
群落をつくって咲いていた
イタドリのヤブのあちらこちらでホソバノヤマハハコが元気に咲いている。
青空チラリと見えてもすぐに雲が覆ってしまう。でも、スカッと晴れていたら、それはそれで暑さでシンドイのだろう。
ダケカンバ林の端っこをジグザグ登って、ヒーヒー息が上がる(-_-;)
河原から離れて登っていくとナナカマドの赤い実が目を引いた
タカネナデシコの群生地は、見頃の花がぽつりぽつりと咲いている
この子たちは?どなた?
右股沿いにドンドン登っていくけれど、山の上は雲の中
コバノコゴメグサがいっぱい咲いている
クロマメノキかな?
森林限界を越えた?
あ、稜線まで一気に晴れた!
お?ここはカールみたいな場所?
鹿よけネットもあるよ。
しかし、こんな高所まで鹿が来るなんて!
カールの広場でマジックライスのお昼ご飯。
今から一時間前の休憩の時にマジックライスに水を入れておいたので、今が食べごろなのだ。
足元にはコイワカガミの葉っぱやコスモスの葉っぱみたいなの(タケネヨモギか?)がたくさん。
あとオヤマリンドウの蕾がたくさん・・・
曇っているから咲いてないのよね
かわりに咲きまくっていたのがウメバチソウ
もう、軍団で!
コバノコゴメグサと混ざって雪が降ったかのように白い花びらたちが!
草スベリルートの出合までずっとウメバチソウが咲いていた。
草スベリルートに合流してからは、また登山者がたくさん。
晴れ間に入って、北岳の山頂が見えた!
イブキトラノオがあちらこちらに点在
ミヤマキンポウゲ
夏空が広がっているが、稜線の上でゴロゴロと雷の音がしている。
稜線で落雷なんてことになると、かなり厄介なので足を速める。
13:00小太郎山分岐点(標高2840m)に到着。
6:24から登り始めたので5時間36分かかってここまで来たことになる。
道標には肩ノ小屋まで0.8km40分と書いてある。標高差160mの登り。
快適な稜線歩きと高山植物の観察をゆっくりしたいところだが、仙丈ヶ岳の向こうの伊那地域の黒い雲と雷がこちらにやって来ないのか?かなり心配。伊那はゲリラ雷雨で暴風が吹き荒れていたとか。
北岳は晴れているんだけど、ゴロゴロと雷の音を聞きながら歩くのは、やっぱり気持ち悪い。
でも、岩の間には愛らしい花たちが咲いているから足が止まる。
イワツメグサ
ちょっと岩稜帯も登って行くが二足歩行で行ける。
この時、あちらこちらに咲いていたのがトウヤクリンドウ。
こんなにたくさんのトウヤクリンドウを見たのは初めてかも
コケモモの実
きっとあのピークを越えると肩ノ小屋が見えてくるんだろう・・・
ピークを越えてみたけど、まだ先にピークが・・・小屋はその先か?
岩場にはイワベンケイ
いや、これも偽ピーク。
先ほどの道標から、まだ半分の距離に来ただけ(=_=)
ここから先はお花畑
ハクサンイチゲの花が残ってる!
ヒメコゴメグサも咲いている
ミヤマオトコヨモギ
毛が生えているのはチシマギキョウ
おっと!?この子たちは!?
ややピンクな白花のタカネビランジ
日本人離れした名前だけどフリフリの花びらがカワイイ
向いの地蔵ヶ岳ではピンクが主体に咲くらしいが北岳は白花が多いらしい。
ゴロゴロ言ってる雷は伊那方面で真っ暗な雲の中。
どうやらこちらには、やってこないらしい。
13:38やっと肩ノ小屋に到着。
結局、登山口から7時間15分もかかってしまった(~_~;)
明日はこの小屋の後ろの北岳にアタック。
今日はここまで。
北岳肩ノ小屋
12,000(1泊2食朝食は弁当に変更)
TEL 090-4606-0068
生ビール1000円(この量で!)
缶ビール・缶チューハイは冷えて無いのでダメ
トイレ100円臭すぎて、もー!ダメ!我慢我慢。
水場は宿泊者も有料で1000mlで200円
景色は最高
テン場へ下る場所近くにキンロバイなどの高山植物
南東に富士山。
スラっとその美形を拝むことが出来る。
北東に地蔵ヶ岳のオベリスクや観音岳が目の前
北に甲斐駒ヶ岳と角兵衛は顔を覗かした。
ちょっと視線を北西に向けると仙丈ヶ岳と真っ黒の雲(その雲の向こうに中央アルプス)
山行日:2023年8月21日-22日
夫婦登山
往路2023年8月21日
3:00起床
4:08白雲荘
4:10芦安バス停
第一駐車場5:15
【乗合バス1160円】+協力金300円
6:15広河原バス停
インフォメーションセンター6:22
6:24登山口
9:17白根御池小屋9:33
10:07二股分岐(右股へ)
12:34草すべり出合
12:54小太郎山分岐
13:38肩ノ小屋
距離:6.3km
所要時間:7時間16分
休憩+昼食:58分
累積標高:+1643m-151m
最小標高:1516m(野呂川釣り橋)
最大標高:3012m(肩ノ小屋)
今回の登りは二か月のブランクのせいで本当に脚にきた。
肩ノ小屋の一階奥の二段寝床の上に夫婦で並んで場所を貰ったのだが、そこで胡坐(あぐら)をかいて座ろうとすると両腿がつってしまう。どうやら足を曲げるとダメ。クエン酸やアミノ酸、水分を補っても、ツムラの68番芍薬甘草湯を飲んでもダメ。椅子に座って生ビール飲んでいても太腿がつる。ダメもとで足を前に投げ出して足の親指の爪先をグイグイと両足にストレッチすること5分ずつ。すると嘘のように太腿がつるのが改善。ノープロブレムに戻った。
晩ごはん・・・肩ノ小屋の名物、豚肩ロース定食は、使い捨ての紙皿に乗せられて登場。紙皿の理由はおそらく洗い物を減らしたいから。この小屋、水が雨水頼りなのか?とにかく水に不自由する小屋のようだ。
ご飯、味噌汁お替り自由。でもオカズが少なくて・・・フリカケでも無料で置いてあったら嬉しいのだけど無い。それよりも、たくさんお腹に物を入れたら臭いトイレに行かねばならないやん・・・何回も行きたくないよ(=_=)
手狭な食堂が談話室なので食事中はここで持ち込みの酒などが飲めない。別棟を開放してくれているが暖房無しなので着込んで行かねばかなり寒い。
結局、食堂に戻った。スタッフがご飯を食べていた場所を避けて食堂のテーブルで飲みなおし。酎ハイの元(原液)をペットボトルに入れて持参したものを生ビールのプラコップに入れ、水割りで飲んだ。
そこに、尼崎から来ていた「やまけん」さん「ume」さんと山談義。また、どこかの山で会いましょう!
明日はせっかくなので北岳山頂でご来光を見たいので4時過ぎに出発する。
明日の朝食の代わりの弁当が寝床に届いていたのでパッキング。
3時起きで登山準備するので消灯時間20時と共に寝た・・・・
が!暑い!
小屋の寝床には毛布3枚と寝袋があったのだが、何も着て寝てられないくらいに暑い!インナーシーツだけでも暑い!
そしてビニール袋に入っているペラペラの枕が、寝返りするたびに、どこかへ行ってしまう!こんなもん枕と違うわー!!(>_<)/
と、悶々と寝返りしまくりながら夜は更けていくのであった・・・寝れないよ~
午後は雷雨の可能性も高くなるので肩ノ小屋までが本日の目標。
白雲荘にて3時起床
嫁さんが化粧するので、その巻き沿い起床。
前夜の事はこちらを参照→8/20前夜泊
山行日:2023年8月21日
トイレに行ったり歯を磨いたり・・・
天気予報を確認したりしていると、それなりの時間になった。
忘れ物無しを確認後、部屋のカギを返しにフロントへ向かうと、朝食の代わりのオニギリ弁当×2人分が置かれていた。
オニギリ弁当を受け取り4時過ぎに白雲層を出よう・・・と、したら玄関にお見送り?
出会い頭に「にゃー」と先方から声をかけられた。
首輪の無い子なのでここの子じゃないみたいだけれど、ちゃんと挨拶してくれた。
去り際に振り返ると、
玄関先でコロコロ転がっておられた。
車でちょっと下ると芦安バス停の駐車場。
4:12芦安第二駐車場に到着。
平日なのでまだ駐車スペースはあるが、隣との隙間が狭い!ドアミラーを畳まないと出られない!まだ暗い駐車場で最終パッキング。
4:45切符売り場で利用者協力金300円(片道)×2人を払い、バス料金はモバイルsuicaで乗れることを確認。
バス停のポールポジションのベンチにザックを置いて始発5:15まで時間つぶし。
トイレに行ったりウロウロしたり。
5:15満席の広河原行きのバスが出発。
二人掛けの椅子に座ると自分の重~いザックを膝の上に載せなければならない。一人掛けなら床(横)にザックを置けるではないか!これは失敗。
腹が減ってきたのでバス内で白雲層のオニギリ弁当をひと包開けて嫁さんと半分こして食べた。ふんわり握った大き目のオニギリに具材(オカカ、シャケ、ウメボシ)がちゃんと入っている。そして、ご飯の塩加減がイイ!海苔も美味しい!おばちゃん、ありがとう!残りは登山中にいただくことにした。
広河原まで、爆走の山梨交通のバス。道は狭く、ガードレールはあるものの、谷底からはるか上を走っているのに尋常じゃない速さ。立っている車掌のオバちゃんが微動だにしないのは圧巻だ。乗車賃1160円也×2人(モバイルsuica)。そんじょそこらのジェットコースターよりも怖くて1時間乗ってこの値段は超コスパ高し。
6:13広河原に到着。
とっても綺麗な広河原ビジターセンターでトイレを済ませ登山口へ
川の向こうに聳えている岩の山が北岳らしい。
なんたって嫁さんご希望の花の山
シーズンは6月下旬から8月初旬だけど、今でも十分花が咲いているはず。
意外に近いやん。
と、ここでは、舐めたことを考えていたりする。
6:24
標高1529m
吊橋を渡って対岸へ。
少しの間は森の中をゆるっと登って堰堤を越す。
レイジンソウ
ホタルブクロ
クサボタン
アキノキリンソウ?
ピントがあってないコバノイチヤクソウ
ホソバノヤマハハコ
キオン
ヒヨドリバナ?フジバカマ?
登山道はすぐに急な尾根道になって、スローダウン。
丸々2ヵ月山歩きをせずに何もトレーニングしていなかった私が悪いのです。
シンドイ・・・すでに脚が何度も止まる。
なので何人にも追い抜かれていく。
なんでこんなにザックが重いんだ・・・
日陰で休憩できる場所で葡萄休憩。
昨夜の食べ残しの巨砲とシャインマスカットをクーラーバックに入れてきたのだ!冷たくて美味しかった!
タケシマランの実ひとつ
エンレイソウにも立派な実がひとつ
マイヅルソウの実はマーブル色
くたびれてきたカニコウモリの花?
セリバシオガマ?
ソバナ
ピンボケで分からん
これは誰だったんだろう?
振り返れば地蔵ヶ岳の尖塔(オベリスク)
コウシンヤマハッカ
チラリと北岳!
でも、階段・階段・階段!
とにかく、序盤からの登りでかなりくたびれた(;´Д`)
8:47
標高2200mまで来たら、やっと水平道~
登山口からここまで標高差670m!
2時間20分かかった!
しんどかった~
木陰でゼリー飲料を飲んでミネラル補給。
ここから、しばらくは水平移動なので余裕の歩き。
オトギリソウ
イブキボウフウ?
トリカブト
オヤマボクチ
シモツケソウ
サラシナショウマ
何アザミ???
クロクモソウ
キレイな白根御池小屋
2006年オープンらしい。前にはテン場があって、みんなのんびりと過ごしているようだ。
山梨県がスポンサーなので水は無料でハイカーに提供されている。
ありがたく水を補充させていただいて、白雲荘のオバちゃんのオニギリの残りを嫁さんと食べた。
予想より意外とサイズが小さかった白根御池。
ハンゴンソウ群落の奥に草スベリルートがあるが、花が多いと言われている右股コースに向かう。
池の奥の方に向かって歩いて行くと大樺沢方面に向かう水平道。
トモエシオガマのピンク~
マルバダケブキの群生があちらこちらに点在
オタカラコウ・メタカラコウの仲間で、こやつもキク科
ハクサンフウロ?
ホタルブクロ
赤くないけどアカバナ
センジュガンピがあちらこちらに点在する場所もあった。
赤いコーヒー豆のような実がたわわになっているのはオニシバリの実
実は美味しそうだが渋くて食べられないらしい。
タイツリオウギ?
キオンも満開
大樺沢に出た。
え?嘘!
もう、ガスが山に?もう天候が悪くなるのか?午後は落雷を伴った降雨が予想されている天気予報。
急いで登った方が良いのだろうか?でも、急げるほどの体力も無いのだが・・・(=_=)
白根御池までは登山者が多かったが、大樺沢で目視できる人はごく僅か。草スベリにほとんど行ってしまうようで、こちらのルートを登り下りする人は極端に少ないようだ。
八本歯のコルへの左股ルートは梯子の連続だし、北岳山荘へ行くのならアリかもしれないが、今回は下山ルートの計画。
肩ノ小屋に泊まるので登りは右股ルートで行く。
沢沿いの登りはそれなりに急坂のジグザグ道。
ラショウモンカズラに似たシソ科の植物はミソガワソウ
群落をつくって咲いていた
イタドリのヤブのあちらこちらでホソバノヤマハハコが元気に咲いている。
青空チラリと見えてもすぐに雲が覆ってしまう。でも、スカッと晴れていたら、それはそれで暑さでシンドイのだろう。
ダケカンバ林の端っこをジグザグ登って、ヒーヒー息が上がる(-_-;)
河原から離れて登っていくとナナカマドの赤い実が目を引いた
タカネナデシコの群生地は、見頃の花がぽつりぽつりと咲いている
この子たちは?どなた?
右股沿いにドンドン登っていくけれど、山の上は雲の中
コバノコゴメグサがいっぱい咲いている
クロマメノキかな?
森林限界を越えた?
あ、稜線まで一気に晴れた!
お?ここはカールみたいな場所?
鹿よけネットもあるよ。
しかし、こんな高所まで鹿が来るなんて!
カールの広場でマジックライスのお昼ご飯。
今から一時間前の休憩の時にマジックライスに水を入れておいたので、今が食べごろなのだ。
足元にはコイワカガミの葉っぱやコスモスの葉っぱみたいなの(タケネヨモギか?)がたくさん。
あとオヤマリンドウの蕾がたくさん・・・
曇っているから咲いてないのよね
かわりに咲きまくっていたのがウメバチソウ
もう、軍団で!
コバノコゴメグサと混ざって雪が降ったかのように白い花びらたちが!
草スベリルートの出合までずっとウメバチソウが咲いていた。
草スベリルートに合流してからは、また登山者がたくさん。
晴れ間に入って、北岳の山頂が見えた!
イブキトラノオがあちらこちらに点在
ミヤマキンポウゲ
夏空が広がっているが、稜線の上でゴロゴロと雷の音がしている。
稜線で落雷なんてことになると、かなり厄介なので足を速める。
13:00小太郎山分岐点(標高2840m)に到着。
6:24から登り始めたので5時間36分かかってここまで来たことになる。
道標には肩ノ小屋まで0.8km40分と書いてある。標高差160mの登り。
快適な稜線歩きと高山植物の観察をゆっくりしたいところだが、仙丈ヶ岳の向こうの伊那地域の黒い雲と雷がこちらにやって来ないのか?かなり心配。伊那はゲリラ雷雨で暴風が吹き荒れていたとか。
北岳は晴れているんだけど、ゴロゴロと雷の音を聞きながら歩くのは、やっぱり気持ち悪い。
でも、岩の間には愛らしい花たちが咲いているから足が止まる。
イワツメグサ
ちょっと岩稜帯も登って行くが二足歩行で行ける。
この時、あちらこちらに咲いていたのがトウヤクリンドウ。
こんなにたくさんのトウヤクリンドウを見たのは初めてかも
コケモモの実
きっとあのピークを越えると肩ノ小屋が見えてくるんだろう・・・
ピークを越えてみたけど、まだ先にピークが・・・小屋はその先か?
岩場にはイワベンケイ
いや、これも偽ピーク。
先ほどの道標から、まだ半分の距離に来ただけ(=_=)
ここから先はお花畑
ハクサンイチゲの花が残ってる!
ヒメコゴメグサも咲いている
ミヤマオトコヨモギ
毛が生えているのはチシマギキョウ
おっと!?この子たちは!?
ややピンクな白花のタカネビランジ
日本人離れした名前だけどフリフリの花びらがカワイイ
向いの地蔵ヶ岳ではピンクが主体に咲くらしいが北岳は白花が多いらしい。
ゴロゴロ言ってる雷は伊那方面で真っ暗な雲の中。
どうやらこちらには、やってこないらしい。
13:38やっと肩ノ小屋に到着。
結局、登山口から7時間15分もかかってしまった(~_~;)
明日はこの小屋の後ろの北岳にアタック。
今日はここまで。
北岳肩ノ小屋
12,000(1泊2食朝食は弁当に変更)
TEL 090-4606-0068
生ビール1000円(この量で!)
缶ビール・缶チューハイは冷えて無いのでダメ
トイレ100円臭すぎて、もー!ダメ!我慢我慢。
水場は宿泊者も有料で1000mlで200円
景色は最高
テン場へ下る場所近くにキンロバイなどの高山植物
南東に富士山。
スラっとその美形を拝むことが出来る。
北東に地蔵ヶ岳のオベリスクや観音岳が目の前
北に甲斐駒ヶ岳と角兵衛は顔を覗かした。
ちょっと視線を北西に向けると仙丈ヶ岳と真っ黒の雲(その雲の向こうに中央アルプス)
山行日:2023年8月21日-22日
夫婦登山
往路2023年8月21日
3:00起床
4:08白雲荘
4:10芦安バス停
第一駐車場5:15
【乗合バス1160円】+協力金300円
6:15広河原バス停
インフォメーションセンター6:22
6:24登山口
9:17白根御池小屋9:33
10:07二股分岐(右股へ)
12:34草すべり出合
12:54小太郎山分岐
13:38肩ノ小屋
距離:6.3km
所要時間:7時間16分
休憩+昼食:58分
累積標高:+1643m-151m
最小標高:1516m(野呂川釣り橋)
最大標高:3012m(肩ノ小屋)
今回の登りは二か月のブランクのせいで本当に脚にきた。
肩ノ小屋の一階奥の二段寝床の上に夫婦で並んで場所を貰ったのだが、そこで胡坐(あぐら)をかいて座ろうとすると両腿がつってしまう。どうやら足を曲げるとダメ。クエン酸やアミノ酸、水分を補っても、ツムラの68番芍薬甘草湯を飲んでもダメ。椅子に座って生ビール飲んでいても太腿がつる。ダメもとで足を前に投げ出して足の親指の爪先をグイグイと両足にストレッチすること5分ずつ。すると嘘のように太腿がつるのが改善。ノープロブレムに戻った。
晩ごはん・・・肩ノ小屋の名物、豚肩ロース定食は、使い捨ての紙皿に乗せられて登場。紙皿の理由はおそらく洗い物を減らしたいから。この小屋、水が雨水頼りなのか?とにかく水に不自由する小屋のようだ。
ご飯、味噌汁お替り自由。でもオカズが少なくて・・・フリカケでも無料で置いてあったら嬉しいのだけど無い。それよりも、たくさんお腹に物を入れたら臭いトイレに行かねばならないやん・・・何回も行きたくないよ(=_=)
手狭な食堂が談話室なので食事中はここで持ち込みの酒などが飲めない。別棟を開放してくれているが暖房無しなので着込んで行かねばかなり寒い。
結局、食堂に戻った。スタッフがご飯を食べていた場所を避けて食堂のテーブルで飲みなおし。酎ハイの元(原液)をペットボトルに入れて持参したものを生ビールのプラコップに入れ、水割りで飲んだ。
そこに、尼崎から来ていた「やまけん」さん「ume」さんと山談義。また、どこかの山で会いましょう!
明日はせっかくなので北岳山頂でご来光を見たいので4時過ぎに出発する。
明日の朝食の代わりの弁当が寝床に届いていたのでパッキング。
3時起きで登山準備するので消灯時間20時と共に寝た・・・・
が!暑い!
小屋の寝床には毛布3枚と寝袋があったのだが、何も着て寝てられないくらいに暑い!インナーシーツだけでも暑い!
そしてビニール袋に入っているペラペラの枕が、寝返りするたびに、どこかへ行ってしまう!こんなもん枕と違うわー!!(>_<)/
と、悶々と寝返りしまくりながら夜は更けていくのであった・・・寝れないよ~
コメント
背黒餅を食べたくて、行かせて頂きました時にZEROPOINTのTシャツを着ていたので、山行に行かれるのですかと、声をかけて頂きました者です。早速帰ってブログ拝見させて頂きました。北岳の大作とても感動しました。花の写真、名前、行動記録が手に取るようによく分かりました。これからも、時々拝見させて頂きますので、宜しくお願いします。
| 山ちゃん | EMAIL | URL |
2023/09/30 10:55 PM | ZLI225C6 |
保留中コメント:0件
お越しいただきながら、臨時休業で申し訳ありませんでした。
これに懲りずに背黒餅をよろしくお願いいたします。
ちなみに、弊店が休業の日でも、伊賀市内のマックスバリュ各店舗の地場産コーナーとJAとれたて市ひぞっこにて販売しております。
これに懲りずに背黒餅をよろしくお願いいたします。
ちなみに、弊店が休業の日でも、伊賀市内のマックスバリュ各店舗の地場産コーナーとJAとれたて市ひぞっこにて販売しております。
| 五代目 | EMAIL | URL |
2023/10/07 05:01 PM | SZO6SthA |
保留中コメント:0件
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