2023,08,24, Thursday/五代目
昨夜から続く・・・眠れない・・・
(=_=)(=_=)(=_=)うーん
3:10・・・あ?隣のパーティションの向こうで
嫁さんが起きだした。
コンタクトレンズを目に入れるのを手伝って、こちらもトイレに行ったり片づけしたり。
別棟のトイレに行く際に外を見てきたが少し冷たい風があるものの、満天の星空でご来光が期待できそうだ。
4時過ぎに登山靴を履いてスパッツを装着して小屋を出た。
山行日:2023年8月22日
4:14ヘッドランプを点灯して、いざ山頂へ。
よく踏まれた岩場を登っていく。
気温はまだ低いが湿気がある。
レインジャケットのチャックを開けて外気をほてってきた身体にあてる。
ヘッドランプを点けた登山者が何人も山頂を目指している。暗くてよく分からないが岩場を登っていくと標識。
小屋から標高100m稼いだ場所にある中白根沢の頭への分岐を通過。すでに何回か立ち休憩していて、ここまでで20分かかっている。
不思議なことに筋肉痛無し、足がつることも無く登れているが、運動不足の脚は変わりなくシンドイ。日の出に間に合うかなぁ
空が明るくなってきた。
あ、富士山と北岳山頂の人の影が見えた!
日の出時刻まで、あと11分!
でも、雲海があるからその数分後!
よいしょ、よいしょ!と、登って5:00ジャストに到着!
点名:白根岳(三等三角点)3192.52m
南端のピークポイントは3193m
登ってきた方角を振り返ると近景真ん中は北岳の稜線上のピークで左側が仙丈ヶ岳
右側が甲斐駒ヶ岳。その右が八ヶ岳の蓼科山から横岳。
遠景で仙丈ヶ岳の左が朝日岳、右側が穂高連峰だ
昨夜、話をした「やまけん」「ume」両氏と、ここで再開。
私たち夫婦登頂の記念撮影をしてもらった。
おお、5:08に朝日が上がってきた。
雲海を眼下に天気も良く、良いご来光に恵まれた。
中央アルプス方面を眺めていると三角形の影に気付いた。
ズームアップするとこの通り。
近くの雲や霧に自分の影が写るブロッケン現象は知っているけど中央アルプスと恵那山の間に北岳の影が投影されるなんて!朝焼けがあまり焼けなかったけど、貴重なものを見ることが出来た!
山頂をウロウロしながら景色を楽しんだ。
山頂での絶景はいつまでも見て居られるんだけど、下山時間がどれだけかかるか分からないので名残惜しいけれど5:15出発することにした。
岩の稜線を南西に下っていく
今日、これから下山する八本歯のコル方面の展望地があった。
途中から長野県側の山腹道になる。
すると前方から10人余りの学生たち?
岩場のルーファイを少し間違えて登りづらい場所へ先頭が行ってしまったので「そこじゃなくて、こっちが正解。待っててあげるから、こちらへ来て登っておいで」と促してあげた。すれ違いざまに「どこの学生さん?」と聞くと「青学ハイキング部です」とのこと。いいよな~学生時代から色んな山にチャレンジできて!羨ましいぞ!
おや?岩の間に花?
タカネビランジがたくさん咲いている!
チシマギキョウも岩の隙間に根を張っている
イブキジャコウソウもこんなに鮮やかに咲いている!
急傾斜地で日の出見物終わりの人で往来がたくさん。ゆっくり鑑賞することが出来ない(>_<)
ミネウスユキソウ
5:36平らな吊尾根分岐点に降りてきた。
私たちはここから八本歯のコルに下る。
日が昇って中央アルプスとの手前、北岳の影が近くなっているのが分かる。
この分岐の風の当たらない場所を見つけて、ここで朝食。
北岳肩ノ小屋の弁当は野菜生活のミニサイズ付きで酢飯の上にイワシの甘露煮やシャケ、キンピラゴボウなど、色んなおかずを少しずつ乗せたものだった。オカズが多くてご飯が足らなくなるほど。昨夜のオカズの少なさは何だったの?
食事場所に咲いていたタカネシオガマ
5:53食後は予定通りに八本歯のコルへ下る。
整備道用の資材が散乱?
間ノ岳方面を眺める。
縦走を終えたころ助さん達はもうドンドン下山しているのだろう。
絶景かな!絶景かな!
登山道の横はお花畑
色とりどりの花のブーケのようだ!
ハハコヨモギ?
キンロバイと北岳山荘
ミヤママンネングサ
タカネイブキボウフウ
タカネイワツメグサ?
お花畑が終わるとガラガラの岩だらけのゴーロ地帯。
沢下りのような感じで浮石警戒。
振り返れば、山頂からかなり下ったように思える。
とても良いお天気。
今のところは・・・
北岳山荘へ向かうトラバース道出合に到着。
どっしりした間ノ岳。
その向こうに西農取&農鳥岳。
遠景に笊ヶ岳。
地蔵ヶ嶽、観音岳、薬師岳を正面に見ながら下っていく。
その後ろの山は?
金峰山、鉄山、朝日岳、北奥千丈岳の山並み
八本歯のコルの向こうは八本歯ノ頭。
その西に富士山方面も山だらけ
相変わらず岩の間にビランジちゃん
北岳方面を振り返るとバットレスの岩場
面白そうやなぁ
えっと?八本歯の歯って?と振り返ってみたら恐竜の牙のような?
このことかな?
尾根に岩峰が何本かあるのがその名の由来だろう。
あら?階段?いや、角度が急なので梯子に近い。
けっこうな高さを梯子で下りるのね?
下り切って振り返れば、けっこうな岩場
その周りはダケカンバの低い木が増えてきた。
鞍部に降り立てば、ここが八本歯のコル。
梯子がそびえる峰は八本歯ノ頭のようだ。
体力があればそちらへ行きボーコン沢ノ頭へ・・・って、昨今バリルート化しているであろうルートは南アルプス初心者には敷居が高すぎる。
我々は大人しくここで左折して左股ルートで大樺沢へ向かう。
それがやねぇ・・・こっちは梯子(階段)三昧の下り一辺倒。
ストックが邪魔!(-_-)/
それにつけても陽が当たり始めると暑い。
嫁さんに日焼け止めを出してもらい、首や顔に塗り込んだ。
しこたま梯子を下って下って下って行く。
地蔵ヶ嶽の左側に八ヶ岳連峰が見えているがなぜか赤岳に雲の首巻がついている。
水の消費量がかなり増えそうだ。
見晴らしの良い場所からは北岳山頂とバットレスがずっと見えている
はぁ・・・階段&梯子は続く・・・
垂直方向にドンドン降りて行くので標高はドンドン下がってくれるのだが、飽きてきた(~_~;)
赤岳よ?なんでお前は首巻の雲があるんだい?
どんどん梯子を下って行くと、これで大樺谷の左股らしいガレ場にようやく出てきた。そしてすぐに沢に水の流れが始まった。
ここでやっと登りの登山者とすれ違った。
左股の河原には高山植物の花たち
ヨツバシオガマと誰かの種?
サラシナショウマがたくさん。ホソヒラタアブたちが蜜をもとめて、たくさんやってきている。
真っ白なカラマツソウもたくさん咲いている
日差しがどんどん暑くなってくるが河原を歩いているので隠れる場所が無い。
でかい縦走ザックを担いだファンキーな男性とすれ違いざまに「暑いね~ ガスってくれれば良いのに~」と声をかけたら「いやぁ、やっぱ山は晴れてなきゃ!」と返ってきた。
ジジイになった私は、雨や雷無しで、登っている間はガスで山頂から眺めるときだけ晴れていれば良いです~
。
その後も河原沿いの下り。
ピンクテープに誘われてダケカンバの林に寄り道。
ん?なんだかバットレス方向に入ってしまう?と、元の道に戻ろうとしたら、見慣れない蝶が目の前で蜜を吸いだした。
帰宅後に調べてみるとクジャクチョウ
デカいお目眼が4つも翅にある
バットレスから支流が流れ込んでくる場所は細かい小石のガレが
暑さも限界になってきた
日陰~ 無い~
あ、山頂から下る時に一緒に歩いていたオジサンたちが河原で朝ごはん食べている。私たちが今朝、稜線から下る前、朝ごはんを食べる前に抜いて行った時以来の再開だ。
日陰、日陰と河原に生えているダケカンバの茂みに隠れたりしながら、二股分岐は、まだか~!とボヤキながら長い河原歩きに辟易していた
振り返ると青空と間もなく見えなくなるバットレス
イブキトラノオの花畑が風に揺れている。
あ!見覚えのある雪渓の残りと大岩!もう少し!
クガイソウ
8:45やっと!やっと!
一日ぶりに二股に戻ってきた!
梯子下りと河原歩きが辛かった(*_*)
ここから先は登って来る登山者がどんどん増えてきた。
あとは水平移動で白根御池へ
白根御池小屋で給水。
そして前のベンチで大休止。
冷凍にして二重の保冷バックに入れっぱなしにしていた、サラダチキンバーを食べて腹ごしらえ。
おっと!?もう9:30!(◎_◎)
急がないと広河原12時出発のバスに乗り遅れる!
それを逃すと14時まで無いのよ~!
と、急ぎ足で下山開始!
抜きつ抜かれつつ。
嫁さんが「太腿がもう限界~笑いまくってる~」と言っているがお構いなく下る下る。
途中で休憩中の青学ハイキング部に挨拶して、
団体のツアー山行グループと、すれ違ったり、
どわ~っと下りまくって11:20に登山口に戻ってきた。
ビジターセンターでトイレに立ち寄り、協力金300円×2人を支払い、バス停へ。
「乗合タクシー乗らない?1500円で行けるよ」という客引きオジサン。「ちょっとユックリしたいのでバスの時間まで待ちます」と返事をしてバス停へザックをデポ。その隣りのアズマヤに座って行動食として持っていたアンパンを夫婦で頬張った。
やがてバスがやってきて、協力金300円のチケットを車掌の・・・あ!昨日朝のオネーさん!ひょとして運転手は?!!
あ、爆走運転手!?(◎_◎;)
往路の反省をいかして座席は夫婦とも一人掛けに。ザックは通路に置けた(^_-)-☆
このバス、全席が埋まるまであるていど待つのよ。
出発時間より5分ほど遅れてバスは出発!
早朝から行動していた山行の疲れで車中で寝む・・・ってられるかい!ジェットコースター並みの運転が!往路は登りだったけど、復路は下り!!さらに加速が凄い!トンネル内は跳ねる跳ねる!路面が悪くて凄い音!!
おちおち寝てられっかーい!(~_~;)
やっぱり立っている車掌のオネーさんは微動だにしない仁王立ち(~_~;)オカシイヤロ・・・
バスで一睡もできずに芦原駐車場に到着。
さぁ、温泉行こう!と、行きたかった温泉を調べてみると、休館日!?(~_~;)アレマ・・・
仕方ない、違う所に行こう・・・と、ロードサイドの天恵泉 白根桃源 天笑閣に飛び込んだ。
600円ロッカー100円(返却)
三種類の温度の違う湯舟・・・意味あるのか?
地元の爺さんは自分で決めた順序で入っているみたい(~_~;)
脱衣所にエアコン無し・・・これ夏は致命傷(~_~;)
もう!
頭乾かすのにドライヤー使ったら汗だくやん!
地元爺婆御用達ぃ~
売店は牛乳もない!
(~_~;)
昼ごはん?と広河原でアンパン少し食べただけ。
あ、もう13時20分。
そうや!やっぱり蕎麦食べたい!
と、Google検索。
近所の蕎麦屋は昼営業14時まで。
車で15分圏内の蕎麦屋に駆け付け、
ギリギリセーフ!!!
「営業終了」
え?(◎_◎)
もう閉まってる!
( ノД`)/ウソー!
ええい!次っ!
アカン、ここも14時まで!
今からだと間に合わない!!(*_*)
お!15時までの所がある!と、駆け付けてみると!
ファミレスっぽいような外観?
元ラーメン屋?という居ぬきの場所?
まぁいいや・・・
生そば・ふうりん 南アルプス店
15:00まで
10割蕎麦2玉がデフォルト
丼物セットはサイズ小丼
追加の蕎麦1人前150円
そこそこ。また食べても良いかも。
あとは道の駅に立ち寄ってシャインマスカットやナガノパープル
今が旬の梨の豊水を家のお土産に買って
新東名を通って、刈谷ハイウェイオアシスで家で食べるオカズを購入。
20:30頃に帰宅。
山行日:2023年8月21日-22日
夫婦登山
復路2023年8月22日
3:10小屋にて起床
肩ノ小屋4:14
4:57北岳山頂(三等三角点)5:15
5:37吊尾根分岐5:53
6:44八本歯のコル6:46
8:45二股分岐
9:26白根御池小屋9:37
11:20登山口
11:25広河原バス停12:05
【乗合バス1160円】+協力金300円
13:05芦安バス停
13:06第一駐車場
距離:7.17km
所要時間:7時間11分
休憩+朝食:59分
累積標高:+358m-1850m
最小標高:1516m(野呂川釣り橋)
最大標高:3193m(北岳)
点名:北岳:白根岳(三等)3192.52.m
2日間合計
前夜泊+1泊2日(小屋泊)
初日:広河原→白根御池小屋→大樺谷右股→小太郎尾根出合→北岳肩ノ小屋
2日目:肩ノ小屋→北岳→八本歯のコル→大樺谷左股→白根御池小屋→広河原
距離:13.5km
所要時間:14時間27分
休憩+昼食:117分
累積標高:+2001m-2001m
最小標高:1516m(野呂川釣り橋)
最大標高:3193m(北岳)
家に帰った翌日・・・夫婦二人とも激しい筋肉痛
通常3日ほどで治るのだが土曜日でも痛かった(~_~;)
(=_=)(=_=)(=_=)うーん
3:10・・・あ?隣のパーティションの向こうで
嫁さんが起きだした。
コンタクトレンズを目に入れるのを手伝って、こちらもトイレに行ったり片づけしたり。
別棟のトイレに行く際に外を見てきたが少し冷たい風があるものの、満天の星空でご来光が期待できそうだ。
4時過ぎに登山靴を履いてスパッツを装着して小屋を出た。
山行日:2023年8月22日
4:14ヘッドランプを点灯して、いざ山頂へ。
よく踏まれた岩場を登っていく。
気温はまだ低いが湿気がある。
レインジャケットのチャックを開けて外気をほてってきた身体にあてる。
ヘッドランプを点けた登山者が何人も山頂を目指している。暗くてよく分からないが岩場を登っていくと標識。
小屋から標高100m稼いだ場所にある中白根沢の頭への分岐を通過。すでに何回か立ち休憩していて、ここまでで20分かかっている。
不思議なことに筋肉痛無し、足がつることも無く登れているが、運動不足の脚は変わりなくシンドイ。日の出に間に合うかなぁ
空が明るくなってきた。
あ、富士山と北岳山頂の人の影が見えた!
日の出時刻まで、あと11分!
でも、雲海があるからその数分後!
よいしょ、よいしょ!と、登って5:00ジャストに到着!
点名:白根岳(三等三角点)3192.52m
南端のピークポイントは3193m
登ってきた方角を振り返ると近景真ん中は北岳の稜線上のピークで左側が仙丈ヶ岳
右側が甲斐駒ヶ岳。その右が八ヶ岳の蓼科山から横岳。
遠景で仙丈ヶ岳の左が朝日岳、右側が穂高連峰だ
昨夜、話をした「やまけん」「ume」両氏と、ここで再開。
私たち夫婦登頂の記念撮影をしてもらった。
おお、5:08に朝日が上がってきた。
雲海を眼下に天気も良く、良いご来光に恵まれた。
中央アルプス方面を眺めていると三角形の影に気付いた。
ズームアップするとこの通り。
近くの雲や霧に自分の影が写るブロッケン現象は知っているけど中央アルプスと恵那山の間に北岳の影が投影されるなんて!朝焼けがあまり焼けなかったけど、貴重なものを見ることが出来た!
山頂をウロウロしながら景色を楽しんだ。
山頂での絶景はいつまでも見て居られるんだけど、下山時間がどれだけかかるか分からないので名残惜しいけれど5:15出発することにした。
岩の稜線を南西に下っていく
今日、これから下山する八本歯のコル方面の展望地があった。
途中から長野県側の山腹道になる。
すると前方から10人余りの学生たち?
岩場のルーファイを少し間違えて登りづらい場所へ先頭が行ってしまったので「そこじゃなくて、こっちが正解。待っててあげるから、こちらへ来て登っておいで」と促してあげた。すれ違いざまに「どこの学生さん?」と聞くと「青学ハイキング部です」とのこと。いいよな~学生時代から色んな山にチャレンジできて!羨ましいぞ!
おや?岩の間に花?
タカネビランジがたくさん咲いている!
チシマギキョウも岩の隙間に根を張っている
イブキジャコウソウもこんなに鮮やかに咲いている!
急傾斜地で日の出見物終わりの人で往来がたくさん。ゆっくり鑑賞することが出来ない(>_<)
ミネウスユキソウ
5:36平らな吊尾根分岐点に降りてきた。
私たちはここから八本歯のコルに下る。
日が昇って中央アルプスとの手前、北岳の影が近くなっているのが分かる。
この分岐の風の当たらない場所を見つけて、ここで朝食。
北岳肩ノ小屋の弁当は野菜生活のミニサイズ付きで酢飯の上にイワシの甘露煮やシャケ、キンピラゴボウなど、色んなおかずを少しずつ乗せたものだった。オカズが多くてご飯が足らなくなるほど。昨夜のオカズの少なさは何だったの?
食事場所に咲いていたタカネシオガマ
5:53食後は予定通りに八本歯のコルへ下る。
整備道用の資材が散乱?
間ノ岳方面を眺める。
縦走を終えたころ助さん達はもうドンドン下山しているのだろう。
絶景かな!絶景かな!
登山道の横はお花畑
色とりどりの花のブーケのようだ!
ハハコヨモギ?
キンロバイと北岳山荘
ミヤママンネングサ
タカネイブキボウフウ
タカネイワツメグサ?
お花畑が終わるとガラガラの岩だらけのゴーロ地帯。
沢下りのような感じで浮石警戒。
振り返れば、山頂からかなり下ったように思える。
とても良いお天気。
今のところは・・・
北岳山荘へ向かうトラバース道出合に到着。
どっしりした間ノ岳。
その向こうに西農取&農鳥岳。
遠景に笊ヶ岳。
地蔵ヶ嶽、観音岳、薬師岳を正面に見ながら下っていく。
その後ろの山は?
金峰山、鉄山、朝日岳、北奥千丈岳の山並み
八本歯のコルの向こうは八本歯ノ頭。
その西に富士山方面も山だらけ
相変わらず岩の間にビランジちゃん
北岳方面を振り返るとバットレスの岩場
面白そうやなぁ
えっと?八本歯の歯って?と振り返ってみたら恐竜の牙のような?
このことかな?
尾根に岩峰が何本かあるのがその名の由来だろう。
あら?階段?いや、角度が急なので梯子に近い。
けっこうな高さを梯子で下りるのね?
下り切って振り返れば、けっこうな岩場
その周りはダケカンバの低い木が増えてきた。
鞍部に降り立てば、ここが八本歯のコル。
梯子がそびえる峰は八本歯ノ頭のようだ。
体力があればそちらへ行きボーコン沢ノ頭へ・・・って、昨今バリルート化しているであろうルートは南アルプス初心者には敷居が高すぎる。
我々は大人しくここで左折して左股ルートで大樺沢へ向かう。
それがやねぇ・・・こっちは梯子(階段)三昧の下り一辺倒。
ストックが邪魔!(-_-)/
それにつけても陽が当たり始めると暑い。
嫁さんに日焼け止めを出してもらい、首や顔に塗り込んだ。
しこたま梯子を下って下って下って行く。
地蔵ヶ嶽の左側に八ヶ岳連峰が見えているがなぜか赤岳に雲の首巻がついている。
水の消費量がかなり増えそうだ。
見晴らしの良い場所からは北岳山頂とバットレスがずっと見えている
はぁ・・・階段&梯子は続く・・・
垂直方向にドンドン降りて行くので標高はドンドン下がってくれるのだが、飽きてきた(~_~;)
赤岳よ?なんでお前は首巻の雲があるんだい?
どんどん梯子を下って行くと、これで大樺谷の左股らしいガレ場にようやく出てきた。そしてすぐに沢に水の流れが始まった。
ここでやっと登りの登山者とすれ違った。
左股の河原には高山植物の花たち
ヨツバシオガマと誰かの種?
サラシナショウマがたくさん。ホソヒラタアブたちが蜜をもとめて、たくさんやってきている。
真っ白なカラマツソウもたくさん咲いている
日差しがどんどん暑くなってくるが河原を歩いているので隠れる場所が無い。
でかい縦走ザックを担いだファンキーな男性とすれ違いざまに「暑いね~ ガスってくれれば良いのに~」と声をかけたら「いやぁ、やっぱ山は晴れてなきゃ!」と返ってきた。
ジジイになった私は、雨や雷無しで、登っている間はガスで山頂から眺めるときだけ晴れていれば良いです~
。
その後も河原沿いの下り。
ピンクテープに誘われてダケカンバの林に寄り道。
ん?なんだかバットレス方向に入ってしまう?と、元の道に戻ろうとしたら、見慣れない蝶が目の前で蜜を吸いだした。
帰宅後に調べてみるとクジャクチョウ
デカいお目眼が4つも翅にある
バットレスから支流が流れ込んでくる場所は細かい小石のガレが
暑さも限界になってきた
日陰~ 無い~
あ、山頂から下る時に一緒に歩いていたオジサンたちが河原で朝ごはん食べている。私たちが今朝、稜線から下る前、朝ごはんを食べる前に抜いて行った時以来の再開だ。
日陰、日陰と河原に生えているダケカンバの茂みに隠れたりしながら、二股分岐は、まだか~!とボヤキながら長い河原歩きに辟易していた
振り返ると青空と間もなく見えなくなるバットレス
イブキトラノオの花畑が風に揺れている。
あ!見覚えのある雪渓の残りと大岩!もう少し!
クガイソウ
8:45やっと!やっと!
一日ぶりに二股に戻ってきた!
梯子下りと河原歩きが辛かった(*_*)
ここから先は登って来る登山者がどんどん増えてきた。
あとは水平移動で白根御池へ
白根御池小屋で給水。
そして前のベンチで大休止。
冷凍にして二重の保冷バックに入れっぱなしにしていた、サラダチキンバーを食べて腹ごしらえ。
おっと!?もう9:30!(◎_◎)
急がないと広河原12時出発のバスに乗り遅れる!
それを逃すと14時まで無いのよ~!
と、急ぎ足で下山開始!
抜きつ抜かれつつ。
嫁さんが「太腿がもう限界~笑いまくってる~」と言っているがお構いなく下る下る。
途中で休憩中の青学ハイキング部に挨拶して、
団体のツアー山行グループと、すれ違ったり、
どわ~っと下りまくって11:20に登山口に戻ってきた。
ビジターセンターでトイレに立ち寄り、協力金300円×2人を支払い、バス停へ。
「乗合タクシー乗らない?1500円で行けるよ」という客引きオジサン。「ちょっとユックリしたいのでバスの時間まで待ちます」と返事をしてバス停へザックをデポ。その隣りのアズマヤに座って行動食として持っていたアンパンを夫婦で頬張った。
やがてバスがやってきて、協力金300円のチケットを車掌の・・・あ!昨日朝のオネーさん!ひょとして運転手は?!!
あ、爆走運転手!?(◎_◎;)
往路の反省をいかして座席は夫婦とも一人掛けに。ザックは通路に置けた(^_-)-☆
このバス、全席が埋まるまであるていど待つのよ。
出発時間より5分ほど遅れてバスは出発!
早朝から行動していた山行の疲れで車中で寝む・・・ってられるかい!ジェットコースター並みの運転が!往路は登りだったけど、復路は下り!!さらに加速が凄い!トンネル内は跳ねる跳ねる!路面が悪くて凄い音!!
おちおち寝てられっかーい!(~_~;)
やっぱり立っている車掌のオネーさんは微動だにしない仁王立ち(~_~;)オカシイヤロ・・・
バスで一睡もできずに芦原駐車場に到着。
さぁ、温泉行こう!と、行きたかった温泉を調べてみると、休館日!?(~_~;)アレマ・・・
仕方ない、違う所に行こう・・・と、ロードサイドの天恵泉 白根桃源 天笑閣に飛び込んだ。
600円ロッカー100円(返却)
三種類の温度の違う湯舟・・・意味あるのか?
地元の爺さんは自分で決めた順序で入っているみたい(~_~;)
脱衣所にエアコン無し・・・これ夏は致命傷(~_~;)
もう!
頭乾かすのにドライヤー使ったら汗だくやん!
地元爺婆御用達ぃ~
売店は牛乳もない!
(~_~;)
昼ごはん?と広河原でアンパン少し食べただけ。
あ、もう13時20分。
そうや!やっぱり蕎麦食べたい!
と、Google検索。
近所の蕎麦屋は昼営業14時まで。
車で15分圏内の蕎麦屋に駆け付け、
ギリギリセーフ!!!
「営業終了」
え?(◎_◎)
もう閉まってる!
( ノД`)/ウソー!
ええい!次っ!
アカン、ここも14時まで!
今からだと間に合わない!!(*_*)
お!15時までの所がある!と、駆け付けてみると!
ファミレスっぽいような外観?
元ラーメン屋?という居ぬきの場所?
まぁいいや・・・
生そば・ふうりん 南アルプス店
15:00まで
10割蕎麦2玉がデフォルト
丼物セットはサイズ小丼
追加の蕎麦1人前150円
そこそこ。また食べても良いかも。
あとは道の駅に立ち寄ってシャインマスカットやナガノパープル
今が旬の梨の豊水を家のお土産に買って
新東名を通って、刈谷ハイウェイオアシスで家で食べるオカズを購入。
20:30頃に帰宅。
山行日:2023年8月21日-22日
夫婦登山
復路2023年8月22日
3:10小屋にて起床
肩ノ小屋4:14
4:57北岳山頂(三等三角点)5:15
5:37吊尾根分岐5:53
6:44八本歯のコル6:46
8:45二股分岐
9:26白根御池小屋9:37
11:20登山口
11:25広河原バス停12:05
【乗合バス1160円】+協力金300円
13:05芦安バス停
13:06第一駐車場
距離:7.17km
所要時間:7時間11分
休憩+朝食:59分
累積標高:+358m-1850m
最小標高:1516m(野呂川釣り橋)
最大標高:3193m(北岳)
点名:北岳:白根岳(三等)3192.52.m
2日間合計
前夜泊+1泊2日(小屋泊)
初日:広河原→白根御池小屋→大樺谷右股→小太郎尾根出合→北岳肩ノ小屋
2日目:肩ノ小屋→北岳→八本歯のコル→大樺谷左股→白根御池小屋→広河原
距離:13.5km
所要時間:14時間27分
休憩+昼食:117分
累積標高:+2001m-2001m
最小標高:1516m(野呂川釣り橋)
最大標高:3193m(北岳)
家に帰った翌日・・・夫婦二人とも激しい筋肉痛
通常3日ほどで治るのだが土曜日でも痛かった(~_~;)
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