2018,07,17, Tuesday/五代目
大雨で甚大な被害が出た直後だけど、繁忙期前の最後の休日!
なんとか山歩きが出来ないか?とダメ元でリトル比良:鵜川左俣へ沢遊びに行ってきた。
山行日:2018年7月9日
北小松駅前でUHさんと待ち合わせをして、国道161号線から林道鵜川村井線に入り、湖西線の高架を潜って・・・え?高島市のバリケード?まさか?
その近くの田んぼで農作業をしていたオジサンが私達に気づいて大雨での被害を話してくれた。
「獣害フェンスを越えてすぐ右手の山裾が崩落して休耕田を土砂と樹木が流れ込んだ。その土砂の一部が林道に流れ出したので大きな車は通れない(=軽トラなら通れる)鵜川越は数箇所の崩落・欠損があるので通行不能。この先にある堰堤の魚道トンネルは上流側が埋まっているらしい。」・・・などなど30分余り。
「分かりました。徒歩で行けるところまで行ってみてダメなら引き返そう。」
湖西線の高架から50mほど林道に入った場所の路肩の広い場所(車4台くらいのスペース)に車を駐めて、沢の準備。バリケードを越えて林道を行く。
小屋の右手の赤茶色の山肌が今回の山崩れの現場。
え?草刈り機を積んだ軽トラが追い抜いて行く。そしてこの先にある獣害フェンスを開けて山に入っていった。どうやら鉄塔周りの草刈り業者のようだ。
ノギラン
獣害フェンスの直前の路上に高さ30cmほどの山土の塊が転がっていて、それが普通車の行く手を阻んでいる。軽四程度ならその横をギリギリすり抜けているのだが、普通車では、やっぱり無理。スコップがあれば簡単に除去できる程度なのだが、あいにく今日はスコップを持ってきていない(T_T)
ヒヨドリソウ
駐車地から10分ほどで堰堤にやってきた。
「魚道が使えない」とのオジサン情報なので堰堤上を右岸に渡る。水量は多く、流れも速い。
流木やゴミが流れ着いているが意外に少ない。どこか上流で詰まっているのだろうか?しかし、ツルツルに皮が剥けている杉の木は、なんだ?
堰堤を越えた直後に入渓では速い水流と深い平流だなぁ。そこを遡上するのは時間がかかるから、ある程度上流まで行ってから入渓するのが得策か?
右岸に渡ると、導水パイプ沿いに山道が鵜川沿いにあった。
これをありがたく使う。
少し歩いたら右斜めしたに下っていく踏み跡があったので沢の様子を見るために下ってみた。
アカンわ(-_-;)ここでも深いし流れが速い(-_-;)
導水パイプ道に戻って、さらに上流部へ進む。
道は右岸の山腹に付いていて、けっこう高いところから沢を見下ろす。え?なんかゴチャゴチャ?大水で流れ着いた流木?
スゴイ量やわ(^_^;)ビーバー要らずでダムできそうや。
鵜川が左右に分岐して左俣になったのを気づかずにスタスタ歩いていたので慌てて入渓しようと試みる(^_^;)植林が少しある斜面を7m-8mほど下って沢に降りることが出来た。
沢の水流は強めだが今まで経験してきた中では驚くほどのことは無い。
それにしても花崗岩の沢の両岸の土が(石も?)削り取られているらしく、樹木の根っこが顕になっていて土石流の傷跡が生々しい。
浮石だらけで大きめの岩もゴロリと動くから飛び石出来ずに慎重に行かざるを得ない。
↑の写真の右にある平たくて四角い岩は?かつての石橋だろうか?
沢中に引っかかって動かなくなった大きな木は皮がズルムケになっている。
土石流が樹皮を削り取られた木がたくさんある。
スンゴイ水流の滝が現れた。5m滝と呼ばれている滝だろう。
でも、こんなに川幅あったっけ?
水の中に入ってもブッ飛ばされないとは思うけれど、大事を取って右岸の水際を小さく巻く。
その上に連なる小滝連瀑帯?
ゴロ石が出ている場所もあれば、ツルッと削り取られたような岩面もある。総じて苔や土、植物と言った普段の沢にあるような物が全く無く、ツルッとしている。
奥に立ち気味の滝が見えてきたが、これが6m滝?
後ろのメンバーたちが「次の滝は止めとこう。もうここから巻きましょう!」との指示が入った。
元々、今日の沢行きは消極的だった人たちなので大人しく言うことを聞いておく。
左岸をモンキークライムで沢沿いに巻いた。
落ち口に出ると中々の景色
立ち木を使って次回はトップロープをセットして色々遊べるかも?
この上部は花崗岩のナメ床が続くが
平流では、なぎ倒された木は根っこと区別がつかないくらいに樹皮が削られている。
多段のスラブ斜瀑が現れた。
傾斜角度が寝ているし、苔やヌメリが削り取られているのでスタスタ登れる。ひょっとしてここが、かつての3段10M斜瀑?
幅が広くなって木々が無くなって明るい様相に様変わりしている?
この後はしばらくゴーロ地帯。
倒木&流木&浮石だらけで歩きにくい。
木の根っこだらけの真っ赤な土や岩が丸出しの幅広2.5m滝?
こんなに周囲が広がった滝あったっけ?
またゴーロを少し歩いていくと長谷分岐。駐車地から約2時間でやってきた。
鵜川の左俣を詰めて滝山に行くので右に進路をとるのだが、低い木の下に流れがあるので進みにくい。
分岐の後は、より一層狭い谷になった。
先に進むとジェット水流が半端ない!
水しぶきで滝本体が全く確認できない滝が現れた!
これがチムニー10m滝か!?
今日は強烈過ぎて全くもって取り付くシマが無い(T_T)
少し戻って右岸を巻く。
巻道?登山道?がある?
巻いている途中に先程の滝の上部にある6m滝らしい姿が見えた。
恐ろしい激流になっているので、これもまとめて巻いた。
6m滝の落口上部は白い花崗岩のナメで美しい。
が!すぐ倒木&流木&岩がゴロゴロで行く手を何度も阻まれる。
それらを避けて陸に出ると道らしきものと赤テープがあるのに気づいた。
でも、道は大雨の影響で沢となっていた
標高400m地点で12時を過ぎていることに気づいた。
ここで昼食(肉うどん)。
午後から続行の滝山へのルートは、ズブズブ底なし状態の真砂土に捕まったり、何年か前の倒木ジャングルジムを越えたり
長谷分岐より後の沢の状態は、今回の大雨で土石流の影響は少なそう。
小滝を乗り越えて少し行くと飯場跡らしき場所。
沢の分岐が多くなるのでGPSで確認しながら嘉嶺ヶ岳と滝山の間にある鞍部を目指す。
植林の森に突入すると川幅も一気に狭まって、
左岸、右岸に徒歩道がハッキリしてきた。
左俣の本流を最後まで詰めて行く。
鞍部の稜線(標高645m)が見えてきたが、標高640mまで沢は枯れること無く水が流れていた。
この倒木の下が「鵜川左俣の出発点」
リトル比良縦走路に到着
植林帯を貫く高速道路のような道
標高差55mをエッちら登って寒風峠分岐看板から滝山山頂へ方向変更
直線距離75mで木に囲まれて展望の無い滝山山頂に到着。
沢から上がった私達にとって日陰でも無茶苦茶暑い(-_-;)
ミカンを食べたら嘉嶺ヶ岳へ
嘉嶺ヶ岳を14:35に出発
入ってはイケナイとトラロープが張られている方向が
私たちの帰り道の嘉嶺ヶ岳東尾根(鵜川左俣の左岸尾根)
出発直後にちょっとルートミスしかけたけれど、あとは明瞭な広い整備道。
しかも展望が良く暑ささえなければ至極快調な下山路
びわ湖の向こうに伊吹山
P542付近に岩が出てくる。
まるで鈴鹿山脈のような景観
鵜川右俣の対岸に林道鵜川村井線の上からの崩落崩土と路肩欠損2箇所が見えた。
今回の大雨の影響だろうか?
西にびわ湖。
その対岸に鈴鹿の霊仙山から鍋尻山、御池岳などが勢揃い。
鵜川左俣のさら向こう側に牛山P566が見えるが長谷右岸上部は広範囲に崩落しているようだ。
振り返ると鵜川越の峠の東に新設されていた堰堤付近の土砂崩れ跡が酷い。
トン袋の黒い土のうがたくさん積んであるのが見えているから、修理していたところがさらにヤラレタのだろうか?
P309下も崩落しているのではないだろうか?
標高320mの小ピークを乗り越えると
眼下にびわ湖とともに高島市鵜川の集落が見えてきた
問題はここからだ。
このまま尾根芯を東へ下っていくと通常ルートだが、大雨後の鵜川右俣の激流が待っているのではないか?
そこを渡渉するのはリスクがあるのでは?とUHさんと嫁さん。
不安要素があるのなら、回避しよう!
で?その代替案は?
標高240m付近のちょうど南に朝歩いてきた導水パイプ道があって、自分たちが沢に降りることができた場所があった。
そこを探して逆に下山路に使おう!と話がついた。
標高260m頃から下草がウラジロだらけとなって踏み跡がわからなくなった。
245m付近から南下したいのだが、ヤブと急斜面が混じっていて真っ直ぐに降りていけない。傾斜がゆるくてヤブっていないルートを選んで鵜川左俣にやってきた。
が!高さが少しあって沢に降りにくい(T_T)
ロープ出して降りようか?とゴソゴソしていると、
「ここで沢に降りても対岸の導水パイプ道へ登るルートが急過ぎて、ここでは沢に降りる意味が無い。ここ(鵜川左俣左岸)沿いに徒歩道があるので、もう少し上流に向かって歩いて降りやすい場所を探そう!」
左岸沿いに少し歩くと、良さそうな場所に出会えた!
あれ?ここって朝に導水パイプ道から沢に降りた場所や!
まさに「ドンピシャ」で入渓場所から導水パイプ道へラクラク登る事ができた。
あとは導水パイプ道を下って堰堤上を対岸へ渡って駐車地に戻った。
大雨前の状態を知らないのでよくわからないが、鵜川左俣は初心者向けの明るい花崗岩の良い沢だと思った。(ヒルも居ないし)
滝山へ登る必要がなければ、遅めの集合で長谷出合いのあとの10m+6m滝までで折り返して、沢を戻るのが一番美味しいと思った。
また来よう。
山行日:2018年7月9日
距離:8.511km
沿面:8.738km
所要時間:7時間36分
(うち昼食分53)
累積標高:プラスマイナス796m
最低標高:101m(駐車地)
最高標高:703m(滝山山頂)
6:05伊賀自宅
7:35琵琶湖大橋西口店7:55
8:15北小松駅P
8:25獣害フェンス手前
9:00駐車地9:22
9:31堰堤9:35
9:38寄り道9:45
9:58導水パイプ道より入渓点へ
10:00入渓点
11:18長谷分岐
11:21 10m滝下部11:26
11:51昼食標高400m12:44
(53分)
13:58郡界稜線尾根
14:14滝山山頂14:27
14:36嘉嶺ヶ岳14:38
15:11P542
16:08鵜川左俣へ
16:30入渓点
16:34導水パイプ道出合
16:44堰堤16:46
16:55駐車地
なんとか山歩きが出来ないか?とダメ元でリトル比良:鵜川左俣へ沢遊びに行ってきた。
山行日:2018年7月9日
北小松駅前でUHさんと待ち合わせをして、国道161号線から林道鵜川村井線に入り、湖西線の高架を潜って・・・え?高島市のバリケード?まさか?
その近くの田んぼで農作業をしていたオジサンが私達に気づいて大雨での被害を話してくれた。
「獣害フェンスを越えてすぐ右手の山裾が崩落して休耕田を土砂と樹木が流れ込んだ。その土砂の一部が林道に流れ出したので大きな車は通れない(=軽トラなら通れる)鵜川越は数箇所の崩落・欠損があるので通行不能。この先にある堰堤の魚道トンネルは上流側が埋まっているらしい。」・・・などなど30分余り。
「分かりました。徒歩で行けるところまで行ってみてダメなら引き返そう。」
湖西線の高架から50mほど林道に入った場所の路肩の広い場所(車4台くらいのスペース)に車を駐めて、沢の準備。バリケードを越えて林道を行く。
小屋の右手の赤茶色の山肌が今回の山崩れの現場。
え?草刈り機を積んだ軽トラが追い抜いて行く。そしてこの先にある獣害フェンスを開けて山に入っていった。どうやら鉄塔周りの草刈り業者のようだ。
ノギラン
獣害フェンスの直前の路上に高さ30cmほどの山土の塊が転がっていて、それが普通車の行く手を阻んでいる。軽四程度ならその横をギリギリすり抜けているのだが、普通車では、やっぱり無理。スコップがあれば簡単に除去できる程度なのだが、あいにく今日はスコップを持ってきていない(T_T)
ヒヨドリソウ
駐車地から10分ほどで堰堤にやってきた。
「魚道が使えない」とのオジサン情報なので堰堤上を右岸に渡る。水量は多く、流れも速い。
流木やゴミが流れ着いているが意外に少ない。どこか上流で詰まっているのだろうか?しかし、ツルツルに皮が剥けている杉の木は、なんだ?
堰堤を越えた直後に入渓では速い水流と深い平流だなぁ。そこを遡上するのは時間がかかるから、ある程度上流まで行ってから入渓するのが得策か?
右岸に渡ると、導水パイプ沿いに山道が鵜川沿いにあった。
これをありがたく使う。
少し歩いたら右斜めしたに下っていく踏み跡があったので沢の様子を見るために下ってみた。
アカンわ(-_-;)ここでも深いし流れが速い(-_-;)
導水パイプ道に戻って、さらに上流部へ進む。
道は右岸の山腹に付いていて、けっこう高いところから沢を見下ろす。え?なんかゴチャゴチャ?大水で流れ着いた流木?
スゴイ量やわ(^_^;)ビーバー要らずでダムできそうや。
鵜川が左右に分岐して左俣になったのを気づかずにスタスタ歩いていたので慌てて入渓しようと試みる(^_^;)植林が少しある斜面を7m-8mほど下って沢に降りることが出来た。
沢の水流は強めだが今まで経験してきた中では驚くほどのことは無い。
それにしても花崗岩の沢の両岸の土が(石も?)削り取られているらしく、樹木の根っこが顕になっていて土石流の傷跡が生々しい。
浮石だらけで大きめの岩もゴロリと動くから飛び石出来ずに慎重に行かざるを得ない。
↑の写真の右にある平たくて四角い岩は?かつての石橋だろうか?
沢中に引っかかって動かなくなった大きな木は皮がズルムケになっている。
土石流が樹皮を削り取られた木がたくさんある。
スンゴイ水流の滝が現れた。5m滝と呼ばれている滝だろう。
でも、こんなに川幅あったっけ?
水の中に入ってもブッ飛ばされないとは思うけれど、大事を取って右岸の水際を小さく巻く。
その上に連なる小滝連瀑帯?
ゴロ石が出ている場所もあれば、ツルッと削り取られたような岩面もある。総じて苔や土、植物と言った普段の沢にあるような物が全く無く、ツルッとしている。
奥に立ち気味の滝が見えてきたが、これが6m滝?
後ろのメンバーたちが「次の滝は止めとこう。もうここから巻きましょう!」との指示が入った。
元々、今日の沢行きは消極的だった人たちなので大人しく言うことを聞いておく。
左岸をモンキークライムで沢沿いに巻いた。
落ち口に出ると中々の景色
立ち木を使って次回はトップロープをセットして色々遊べるかも?
この上部は花崗岩のナメ床が続くが
平流では、なぎ倒された木は根っこと区別がつかないくらいに樹皮が削られている。
多段のスラブ斜瀑が現れた。
傾斜角度が寝ているし、苔やヌメリが削り取られているのでスタスタ登れる。ひょっとしてここが、かつての3段10M斜瀑?
幅が広くなって木々が無くなって明るい様相に様変わりしている?
この後はしばらくゴーロ地帯。
倒木&流木&浮石だらけで歩きにくい。
木の根っこだらけの真っ赤な土や岩が丸出しの幅広2.5m滝?
こんなに周囲が広がった滝あったっけ?
またゴーロを少し歩いていくと長谷分岐。駐車地から約2時間でやってきた。
鵜川の左俣を詰めて滝山に行くので右に進路をとるのだが、低い木の下に流れがあるので進みにくい。
分岐の後は、より一層狭い谷になった。
先に進むとジェット水流が半端ない!
水しぶきで滝本体が全く確認できない滝が現れた!
これがチムニー10m滝か!?
今日は強烈過ぎて全くもって取り付くシマが無い(T_T)
少し戻って右岸を巻く。
巻道?登山道?がある?
巻いている途中に先程の滝の上部にある6m滝らしい姿が見えた。
恐ろしい激流になっているので、これもまとめて巻いた。
6m滝の落口上部は白い花崗岩のナメで美しい。
が!すぐ倒木&流木&岩がゴロゴロで行く手を何度も阻まれる。
それらを避けて陸に出ると道らしきものと赤テープがあるのに気づいた。
でも、道は大雨の影響で沢となっていた
標高400m地点で12時を過ぎていることに気づいた。
ここで昼食(肉うどん)。
午後から続行の滝山へのルートは、ズブズブ底なし状態の真砂土に捕まったり、何年か前の倒木ジャングルジムを越えたり
長谷分岐より後の沢の状態は、今回の大雨で土石流の影響は少なそう。
小滝を乗り越えて少し行くと飯場跡らしき場所。
沢の分岐が多くなるのでGPSで確認しながら嘉嶺ヶ岳と滝山の間にある鞍部を目指す。
植林の森に突入すると川幅も一気に狭まって、
左岸、右岸に徒歩道がハッキリしてきた。
左俣の本流を最後まで詰めて行く。
鞍部の稜線(標高645m)が見えてきたが、標高640mまで沢は枯れること無く水が流れていた。
この倒木の下が「鵜川左俣の出発点」
リトル比良縦走路に到着
植林帯を貫く高速道路のような道
標高差55mをエッちら登って寒風峠分岐看板から滝山山頂へ方向変更
直線距離75mで木に囲まれて展望の無い滝山山頂に到着。
沢から上がった私達にとって日陰でも無茶苦茶暑い(-_-;)
ミカンを食べたら嘉嶺ヶ岳へ
嘉嶺ヶ岳を14:35に出発
入ってはイケナイとトラロープが張られている方向が
私たちの帰り道の嘉嶺ヶ岳東尾根(鵜川左俣の左岸尾根)
出発直後にちょっとルートミスしかけたけれど、あとは明瞭な広い整備道。
しかも展望が良く暑ささえなければ至極快調な下山路
びわ湖の向こうに伊吹山
P542付近に岩が出てくる。
まるで鈴鹿山脈のような景観
鵜川右俣の対岸に林道鵜川村井線の上からの崩落崩土と路肩欠損2箇所が見えた。
今回の大雨の影響だろうか?
西にびわ湖。
その対岸に鈴鹿の霊仙山から鍋尻山、御池岳などが勢揃い。
鵜川左俣のさら向こう側に牛山P566が見えるが長谷右岸上部は広範囲に崩落しているようだ。
振り返ると鵜川越の峠の東に新設されていた堰堤付近の土砂崩れ跡が酷い。
トン袋の黒い土のうがたくさん積んであるのが見えているから、修理していたところがさらにヤラレタのだろうか?
P309下も崩落しているのではないだろうか?
標高320mの小ピークを乗り越えると
眼下にびわ湖とともに高島市鵜川の集落が見えてきた
問題はここからだ。
このまま尾根芯を東へ下っていくと通常ルートだが、大雨後の鵜川右俣の激流が待っているのではないか?
そこを渡渉するのはリスクがあるのでは?とUHさんと嫁さん。
不安要素があるのなら、回避しよう!
で?その代替案は?
標高240m付近のちょうど南に朝歩いてきた導水パイプ道があって、自分たちが沢に降りることができた場所があった。
そこを探して逆に下山路に使おう!と話がついた。
標高260m頃から下草がウラジロだらけとなって踏み跡がわからなくなった。
245m付近から南下したいのだが、ヤブと急斜面が混じっていて真っ直ぐに降りていけない。傾斜がゆるくてヤブっていないルートを選んで鵜川左俣にやってきた。
が!高さが少しあって沢に降りにくい(T_T)
ロープ出して降りようか?とゴソゴソしていると、
「ここで沢に降りても対岸の導水パイプ道へ登るルートが急過ぎて、ここでは沢に降りる意味が無い。ここ(鵜川左俣左岸)沿いに徒歩道があるので、もう少し上流に向かって歩いて降りやすい場所を探そう!」
左岸沿いに少し歩くと、良さそうな場所に出会えた!
あれ?ここって朝に導水パイプ道から沢に降りた場所や!
まさに「ドンピシャ」で入渓場所から導水パイプ道へラクラク登る事ができた。
あとは導水パイプ道を下って堰堤上を対岸へ渡って駐車地に戻った。
大雨前の状態を知らないのでよくわからないが、鵜川左俣は初心者向けの明るい花崗岩の良い沢だと思った。(ヒルも居ないし)
滝山へ登る必要がなければ、遅めの集合で長谷出合いのあとの10m+6m滝までで折り返して、沢を戻るのが一番美味しいと思った。
また来よう。
山行日:2018年7月9日
距離:8.511km
沿面:8.738km
所要時間:7時間36分
(うち昼食分53)
累積標高:プラスマイナス796m
最低標高:101m(駐車地)
最高標高:703m(滝山山頂)
6:05伊賀自宅
7:35琵琶湖大橋西口店7:55
8:15北小松駅P
8:25獣害フェンス手前
9:00駐車地9:22
9:31堰堤9:35
9:38寄り道9:45
9:58導水パイプ道より入渓点へ
10:00入渓点
11:18長谷分岐
11:21 10m滝下部11:26
11:51昼食標高400m12:44
(53分)
13:58郡界稜線尾根
14:14滝山山頂14:27
14:36嘉嶺ヶ岳14:38
15:11P542
16:08鵜川左俣へ
16:30入渓点
16:34導水パイプ道出合
16:44堰堤16:46
16:55駐車地
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