2011ファミリー沢登りin神崎川!::つばや菓子舗五代目ブログ

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五代目の四方山不定期更新日記
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今日(2011年8月3日)は待ちに待った2011ファミリー沢登りin神崎川!
今回は春に山菜採りを一緒にした近所の女の子(小学校三年生)も参加!
平田山歩探検隊の第一回本格沢登りだ!

沢登り!ハマるかな?

沢へのアクセスは先日ツメカリ周回で下見した瀬戸峠下の登山道。

駐車地に朝9時過ぎに到着したが流石に我々だけ。
メンバーは私と嫁さん、長男5歳、長女8歳+近所の小学校三年生の女の子1名。合計5人。
子ども達は水着にジャージを着せ、腰にはスワミベルト。寒がりな長男には長袖ラッシュガードにヤフオクで入手した中古のウエットスーツ(フル)を着せた。そしてその腹にはループにしたテープを腰に巻き付け、シートベンドで腰紐装着状態。
子ども達それぞれに環付カラビナとプルージックコードを1つずつ付けさせた。
なお子ども達は浮輪を各自に持たせ、手には軍手、頭には学校から貰ったヘルメットを被らせた。

念のために私はヒルクライム用ザイル30mとトラック荷造ロープ(フローティング)15mの各一本ずつをザックに入れた。
肝心の足元は大人は沢タビ。子ども達は地下足袋やスニーカーといった足元で一路、神崎川の河原へ登山道を降る。


大人の足で15分ほどの森の中の道をテクテク・・・私の後ろ(二番手)を歩いていた長女が「おとーさーん!靴の紐解けた!直して~」・・・アホ!こんなところで立ち止まると「ろくな事」がないに決まってる!・・・でも紐を踏んづけて怪我でもされたら・・・すでにブヨやヤブカがブンブン・・・そして早朝まで降っていたらしい雨でヤマビルさん達が居そうな予感・・・

顔の周りに集まってくるブヨを手で追い払いながら、20分余りで神崎川本流の河原に到着。

モンベルのサワータビを履かせてあげた3年生に沢歩き用にモンベルのサワーサンダル

を履かせようとしたら・・・あらら・・・御御足に・・・ヤマビルが一匹、しかもチューチューと血を吸っているではないか!チョイと触るとコロっと取れたので近くの石でゴリゴリ。

(上の写真のリンク先はグロな写真あり。気の弱い方は見ないでください。)
ああ、やはり血を吸っていた。持参したポイズンリムーバーでヤマビルが体内に注入したであろうヒルジンを吸いだしておいた。この効果はかなりあった。後で痒がったり血が止まらなかったりという後遺症がなかったのだ。

では反対の足にもサワーサンダル・・・あれ?もう一匹お出ましだ!こいつは足に取り付こうとしている最中。難なく剥離に成功。

かなりデカイ。
子ども達に生きているヤマビルを観察させ、持参していたヒル下がりのジョニーをひと吹き。しばらくモジモジしてもがいていたが、ちゃんとご臨終いただいた。
この後、足元のヒルチェックを皆でしたが幸いにも皆の足にヤマビルは取り付いていなかった。

さてさて、沢装備!
うちの子供達の足はまだジュニアサイズなのでモンベルの沢用品は足に履けない。
なので小学校2年のオネーちゃんは、普段履いているミドカット・バスケットシューズの様な編み上げスニーカーの上に紳士用靴下。

弟の保育園児(年長)には、昨年履かせていたベルクロのハゼの地下足袋に姉と同じく紳士用靴下(ボロボロ)を履かせた。

なお、本日の沢行きに紳士用靴下(26~28cm)を3足(780円)×2セット(合計6足分)持ってきた。実際には2足分ずつ残して帰路についたがケチッたためで本来なら全部使いきっている。

さて今日の目的地は神崎川本流の天狗滝。
このコースは昨年、我が師匠の案内で嫁さんと3人で歩かせていただいたルートだ。もっとも昨年はもっと下流の取水堰堤から入渓している。
今回の入渓場所から下谷尻谷を越えるまで大人にとっては単なるゴーロ歩きだが、うちの子ども達の足の長さでは、冒険なのである。
レッツゴー!

田舎暮らしをしていて、比較的きれいな家の近所の川や山の沢で遊んでいる彼女達だが神崎川の水の綺麗さには「やっぱり」驚いていた。

本当に神崎川は綺麗な所だ。
こんなところ、泳げばよい所なんだけど、「ヘツリ」とは何ぞや?と言う事で皆でヘツってみた。

初参加の3年生はバランスを崩ずしてドボンした。高さがあっても淵が深ければドボンも怖くない事を身を持って知っておくことが大切?((^_^;)
この日の神崎川は、ここんところ夕立続きで水量が多く、水温がけっこう低い。
それに7月中旬から続いている寒冷前線の影響がまだあって気温も上がって来ない。
うーむ。。。今日の沢行きは本流の水量の多い沢よりも支流の谷がよいかも?と私は思っていた。
そこで皆を休憩させておいて白滝谷へ偵察に出かけた。

前回途中から山道に逃げて下ってしまった白滝谷。私に取って神崎川本流出合から大滝までは未知の場所だ。
空身で白滝谷を登り始めること5分・・・沢は暗くて木が鬱蒼としている。

転がっている岩をのり越えて先に登っていくのだが、この高さは小さな子どもには厄介そうだ。
先日のツメカリ谷の方が明るくて開放的ですぐに淵で遊べるが、こんな鬱蒼とした場所は沢初心者の子どもに悪印象をあたえかねない。。。
やっぱり当初予定通り明るい神崎川本流を天狗滝まで遡上しよう!

私が白滝谷出合まで戻ると嫁さんが「たいへんや!長男の手にヒルがおってん!軍手の中におってん!!」と興奮していた。私:「で?そのヒルは?」嫁さん:「ヒッペがしたら、どっかへ落ちてん!!」私:「はァ?」
嫁さんを落ち着かせて事情をよく聞くと、休憩だから軍手を外したら?と子ども達に伝えたら、ノンビリしている長男が「ぼくの手にナメクジがくっついてる」と軍手を外した手の平を嫁さんに見せた。ナメクジ?そんなアホな?と言いながら長男の手を見るとそれはナメクジサイズの血を吸いまくってコロっとしたヤマビルだったらしい。嫁さんは慌ててそいつを払いのけた。当然払いのければヒルは何処かに飛んでいくし、傷口が・・・長男の手の中指付け根には血まみれで「輪っか状」の傷があった。ここでも本日初登場のポイズンリムーバーが活躍。数回ポンピングしてヒルジンを吸いだしておいた。やはり止血、痒みの後遺症は殆んどなかった。
結局落としたヒルは見つからずじまい。白滝谷出合でヒルに血を吸われたらうちの子と落し物です。

蛭のオカゲでなかなか先に進まない?
それも沢登りの醍醐味(?)だから仕方ない。

さて、白滝谷出合を出発すると神崎川本流名物の長渕だ。

昨年は腰までの水位で歩いて渡れたのだが・・・オイオイ・・・今日はイキナリ足が着かないぞ!

最初は3人の子ども達をまとめて連れて行こうと思っていたが、取っ掛かりでとっとと断念(冷;)
なので一番小さい長男を私が引っ張りながら泳いで連れて行き、泳ぎ達者な嫁さんに残り二人を託した。
この時・・・30mくらいなら軽々!と思っていたのだが、甘かった!泳ぎ切って初めて分かりました。着衣&浮輪の子どもを引っ張って流れのある場所を遡りながら泳ぐことが凄くシンドイ!
しかも水温が低いのと、休もうとしても流れがあるので何処かに捕まっていないとイケナイのだが花崗岩の岩はツルツルで掴みようが・・・あーしんどかった!
私に続いて嫁さんが3年生の女の子を引っ張って泳いできた。泳ぎ達者の嫁さんでも、かなりシンドそう。嫁さんは3年生に浮輪を借りて長女の待つ場所に流れていった。私はフローティングロープを流して嫁さんが途中まで泳いでくるのを待って引き上げた。
後で嫁さんが気付いたのだが浮輪の子どもを引っ張って泳ぐよりも、後ろから押しながら泳ぐべきだったかも?!

親二人は、かなりここで疲れ果てたのは言うまでも無い。
それを知らない子ども達は「お腹へった~!ご飯まだ~!」と呑気にホザキハジメタ。
うーん・・・ちょっと待て。この状態じゃ飯は食べれないぞ。

子どもの足の長さを考えてのルートファインディングは結構難しいのだ。
廊下状の淵を越えて大岩を越えようとしていると3人のオジサン達が下ってきた。
ライフジャケットを着てプカプカ浮かびながら流れてく。

うちの長男を見つけたオジサン「ぼく!いくつや?6歳か!えらいな!気ぃつけてな!」とニコヤカにドンブラコッコと去っていった。

大岩エリアを超えると

谷尻谷出合。

難攻不落のCSが今日も不気味に二条の滝を左右に流している。
バチャバチャと仲良く泳ぎながら「お腹へった!」と言う我が子たち。

まぁホザクが良い。先程からオヤジは昼食場所を探しているのだ!

おお!ここがエエ!天狗滝手前のクランクを目前にした岩のテラスや!
さっそくオヤジは鍋で湯を沸かして「うどん屋」に変身だ。

でもこの「うどん屋」は500mlの冷えたビール片手だ!
子ども達はガツガツと飢えた子どものようにウドンを食べまくる。「美味しいなぁ!」
綺麗な沢の水を眺めながらの釜あげウドンは最高だ。

おっと?水溜りにアカハライモリが遊んでいた!

・・・く、くるしい!はなせ!!
ご飯が終われば、目の前の淵で水泳大会&ロープを腰紐に付けてレスキューゴッコ。

う・・・ん、飛び込み方が甘い!ええい!飛び込みとは、こうするんや!・・・・その前に心臓麻痺を起こさないように水を胸にチャブチャプかけて・・・イザ!
「ドッブーーーーン!」
なぜか子ども達にエラクウケたようだが、「そんな怖いこと、できんわ!」と誰一人飛び込んでくれなかった(T_T)
そんなこんなで遊んでいると6人ほどの男女混成パーティがやってきて対岸で小休止。
さぁこちらは出発準備!
この先はクランクで少し流れが早い。左岸を巻こうか?と岩場を偵察に登っていくと先程のパーティーが「ウワー!流れが~!」「きゃー!」とか大騒ぎでクランクの水流を越えていく。やはり巻くべきか?でも落ちると危ない高さだからザイルをフィックスしないと・・・と思っていたら、遅れてやってきた嫁さんがクランクの中の水流は大した事ないで!イケそうやから下りておいで!」
え?そうなん?と下りて、小学生二人の浮輪を引っ張りながら水流に入ると意外と平気。しかも胸までの深さで水底に足が着いているやん!
騒ぎながら先行した連中はいったい???

おお!天狗滝だ!スゴイ水量で落ちている!

ん?ちょっと待て?昨年は天狗滝の手前は砂利だらけで淵は足首までの水位だった。そして滝の真下付近で腰までの水位だった。
先ほど先行したパーティは滝に近寄ること無く手前の右岸の岩の上に陣取って巻き道の相談をしているようだ。
私は岩場に荷物をデポして天狗滝に突撃!でも今日の天狗滝は近寄れない!

滝の裏に入ろうとすると窒息だ!しかも滝の水をモロにカブると吹っ飛ばされてしまう!

それを見ていた女の子2人はジャブジャブと浮輪で泳いでやってきた。

嫁さんは猿回し状態で長男を連れて得意技のヘツリでやってきた。
おろ?先行パーティはやっぱり右岸のフィックスロープで巻いていく。

彼らも天狗滝で遊んで行けばいいのになぁ。

我がパーティは天狗滝前で記念撮影!


天狗滝で散々遊んだので「さぁ帰ろうか?」と言ったものの「右岸の巻き道ってどんな感じ?」と花崗岩の階段状スラブを登ってみた。

残置されたフィックスロープが何本かあるがこれを登るのは、いつの日か?
「おろ?黒いものが?」と岩の水溜り。そこかしこにアカハライモリがツガイで沈んでいる。
子ども達がやってきて集めだした。

「いち、にぃ、さん、しぃ・・・・20匹おる!!」

へぇ、へぇ、スゴイなぁ・・・それにしてもコイツラここに集まって何を食べて生きているんだ?
ああ、もう14:26やん!帰ろう!
帰りはドンブラコッコと泳ぎながら降っていくつもりだったのだが、この日は気温が30℃に上がりきらずで涼しく、大人達は水に極力浸かっていたくない。
でも、子ども達は何故か水から出てこようとしないし、聞けば全く平気らしい。

沢あそびが楽しくて仕方ないらしい。

一日沢を歩いて皆のコンビネーションも良くなった?

スルリスルリと沢を泳ぎながら降っていく小学生はすぐに見えなくなるので要注意!
振り返ってこちらが見えなくなったらすぐに停まって待つように指示を飛ばす。
往路で苦労した長渕を泳いで降る。

降りは子どもの浮輪に掴まっていれば楽ちん。
あとは順調に降ってジュルミチ谷出合付近で長男がまたアカハラ君を捕まえた。

嫁さんをはじめ、初参加の女の子まで全員がこの日アカハラ君を捕まえることができるようになった。

天狗滝から1時間50分経過。
瀬戸峠下の看板&階段ポイント向かう登山口のケルンに皆無事に到着した。
靴の上に靴下を装着していた我が子ども達に靴やタビまで脱いで自分の靴下に入っている砂を洗い流すように促した。
でも長男はナカナカ外側の靴下が脱げない。それを手伝ってやると地下足袋の下に履いていた靴下から「よく太ったヤマビル」がコロリと出てきた。よくみると彼が履いていた靴下の上部に血が滲んでいる。
これを見た皆はすぐさま自分の靴下の中を確認したりズボンの裾をまくってみたが、献血していたのは長男だけ。どうやら朝一番に森の中を下降している時に取り付かれて丸一日献血したまんま沢を歩いていたらしい。

え?今からその山道を登って車に戻る?・・・と、い、う、こ、と、は?
かなりヤバい?

あ!そうだ!
私はザックから「ヒル下がりのジョニー」を取り出して各自の足元にシュッシュ!それを各自、軍手で塗り伸ばさせた。
あとは出来るだけ立ち止まらずに舗装路まで頑張って歩くこと!特に湿った落ち葉のある所では手を着いて登らぬよう!
このように激を飛ばしていた為に、30分かかると思っていた登り道は20分で登り切った!やればできるんや!

さてさて、お楽しみの蛭チェック&着替えタイム!
3人の子ども達は河原以上に被弾なし。大人は?
私は何も出てこず。でも嫁さんの足元のネオプレーンゲーターの中から弱々しい蛭が一匹転がり落ちた。潜り込んだものの二進も三進もいかない状態で閉じ込められたのだろうか?
このヤマビルは舗装路の上でご臨終いただいた。

着替え&忘れ物チェックを済ませ、予定通り、17時チョイ過ぎに帰路についた。

あ!そうや!温泉に入って帰ろう!
永源寺の近くにある「八風の湯」に立ち寄った。
入浴料大人1300円???
子ども700円???
・・・えっと・・・大人2人+子ども3人=4700円?????
うそやろ・・・(^^;
でも、もう皆は入浴モードやし・・・(T_T)高すぎるで・・・
ここの温泉の間違いは入浴セットを客の持ち込みを考慮していない事。
風呂上りの服まで用意している!アホか!そんなもん希望者のみか健康ランドだけでええんや!
それにハンドタオルにバスタオル持参の客は「入浴料+入湯税」だけで大人500円程度に抑えるべき!!
小学生の子どもは大人とロッカー共有で半額の250円前後に!
と、いうことでここで夕食を食べる事は即刻却下で日野の餃子の王将へ行く。

ガッツり好きなモノを好きなだけ食べる!
これが山から降りた腹ペコの正解!
終わりよければ全てよしっ!!

所要時間:8時間10分(昼食時間90分+休憩)
距離:4.75km(沿面5.25km)
標高差:462m(プラス・マイナス)


09:25瀬戸峠下看板出発
09:47神崎川出合10:03
10:54白滝谷出合11:10
11:26廊下で水泳大会
12:05下谷尻谷出合(通過)
12:25ランチタイム13:55
14:05天狗滝14:26
14:48下谷尻谷出合(通過)
15:30白滝谷出合(通過)
16:13瀬戸峠へのケルン16:26
16:47瀬戸峠下駐車地
17:13帰路につく
| 沢登り::鈴鹿 |
| 10:21 PM | comments (0) | trackback (0) |

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