2010,10,19, Tuesday/五代目
登山口へのアプローチ:
宮妻峡ヒュッテ、キャンプ場、公共駐車場を通り越し、橋を渡った左手に駐車地。
駐車地から道を挟んだところにカヅラ谷登山口がある。本日の下山はカヅラ谷なので、復路はここから出てくる事になる。
(嫁さんの後ろにあるのがカヅラ谷登山口)
私達が登山靴を履いていたら公共駐車場から9人?の団体さんが水沢峠登山口方向に登っていった。
水沢峠へのアプローチ:
カヅラ谷登山口から舗装路を歩く。途中でトリカブトの花が咲いていた。
舗装路歩いていると工事車両があった。治山事業だそうで入道岳にかけて作業をされているようでした。
さらに舗装路を歩くと橋があり、その両岸に林道がありますが、
工事車両出入口の看板にマジックで書かれているようにここは登山口では無い。
さらに林道を直進する。
カヅラ谷登山口から林道を歩くこと35分で水沢峠登山口に到着。
私達より先行していた9人ほどの団体さんが登山口に入っていった。
追いつき追い越せで歩きたくなかったのでここで一本立てて間を置くことにした。
登山口に入るとイキナリ急登。ヒィヒィいいながら登っていくと先行していた団体さんがいる。急登から平坦路になった場所で、休憩するには早い場所だ。近づいていくと上から声をかけられた。
「登山道の傍にスズメバチの巣があって、蜂が頻繁に出入している。危険だから様子をみている。自分たちは撤退しようかと相談していたが、行きますか?」
私と嫁は、「当然行きます」と道を譲って貰った。蜂を刺激しないようにそろりと通過。
後ろで「あ!また蜂が出てきた!」と声がしたがスズメバチは追いかけて来なかった。
平坦路を快調に歩いていく。
今日は天気もよく日差しが暑いくらいだ。
やがて道は枯れ沢?のようなガレたルンゼを登っていく。
そうすると湿った岩肌にダイモンジソウが群生していた。
しばしダイモンジソウの写真を撮った。
岩肌にいっぱいダイモンジソウ。この岩はかなり上部まで続いていて雨後には垂直っぽいナメ滝になるのかも?
ダイモンジソウに別れを告げ、ガレ場を急登。
ここにはヤマアザミ(?)が咲いていた。(鎌ヶ岳までの道中であちこちで見かけられた。)
普通のアザミは上向きに花が咲くが、このアザミは一本ずつの茎に横向き(うつむき加減)に咲いている。
シロモジの葉が黄色く紅葉していた。
マムシグサの種も紅葉しはじめている。
マムシグサの上が水沢峠だった。
水沢峠登山口から水沢峠までは写真を撮りながら登って55分だった。
水沢峠から水沢岳(宮越山)に向かう。いきなり急登である。
樹間から伊勢湾方面が見える。
手前の山の左が雲母峰、右が入道ヶ岳だろうか?
馬の背渡と呼ばれる花崗岩が風化したザレ場を越える。緊張しながら歩く場所だとガイド本などで解説されているが、この夏に沢登りをしていた私たち夫婦は特に怖いと思わなかった。
馬の背渡から水沢峠を振り返る。
野登山が左手にあり、中央手前に宮指路岳、その向こうに仙ヶ岳が見える。右にアンテナを二本載せているのは高円山だ。
進行方向に眼をやるとこれから登る水沢岳が見える。
この山は地図上では宮越山と記載されている。三重県側の宮妻峡の「宮」と滋賀県側の元越谷の「越」を合わせて宮越山か?
水沢岳(1,029m)に到着。水沢峠から25分だった。
嫁さんが「お腹が減った!」と言い出したので新しい山名板の下でコンロをだした。
本日のメニューはオニギリと味噌汁うどん。
オニギリはコンビニで売っている形態にラッピングできるものだ。
そして、味噌汁うどん。
作り方は超簡単。(材料は2人分)
材料:水600cc~800cc、玉うどん(もしくは冷凍うどん)×2
生味噌タイプの即席みそ汁x5袋、
チクワx2本(好みの大きさに切っておく)
乾燥カットワカメ2摘み程度
薬味(ネギや七味)
1.鍋にの水を入れコンロ点火。湯が沸いたら玉うどん、即席味噌汁、チクワ、ワカメを入れる。
2.ひと煮立ちしたら材料をかき混ぜ出来上がり。好みで薬味をかける。
以上。
汗をかいた後、身体が冷えた時、温かい味噌汁がベースなので身体も温まり、また塩分補給もできて腹いっぱい!一石三鳥である。
鍋は1リットル以上1.5リットル程度のものが二人前用となる。
写真のものは1.9リットルのエバニュー チタンクッカー4DX セラミック ECA419である。
昼食を食べ終わって一服していると鍋に「コツン!」と何かがぶつかった。
コガネムシ?と嫁が指さしているものを見ると
オオセンチコガネ?
ひっくり返って動かないが脳震盪を起こしていたり死んでいるのではない。
死に真似をして生きていないことをアピールしているのである。
ひっくり返してみたが相変わらず固まっている。
放置してきた。
昼食を終えて、いざ鎌尾根!と思ったら進行方向右手に鎌ヶ岳が見えた。
まだまだ先は長い。
5分ほど歩くと岩が点在するザレ場が現れた。
茸岩と呼ばれている場所らしい。
ここは直滑降せずに左から巻いた。
茸岩下部に出た場所から振り返って写真を撮った。
茸岩ねぇ・・・と眺めていると茸らしい岩があった。
ここからは尾根道の稜線を快適に歩く。しかし、今年の夏の暑さや雨不足からか?ヤシオの葉っぱが紅葉する前に枯れてしまったようでオレンジ色の紅葉が無い。
茶色になっている木ばかりである。
稜線から谷を見下ろした場所の岩も本来ならもっと紅葉が綺麗なんだろう・・・
登ったり下りたり・・・
鎌ヶ岳山頂が近づいてくる。
鎌尾根の核心部が近づいてきた。
最初のピークが迫ってきた。
錆びた鎖場があった。
鎖を使うまでもなく通過。
快調にピークを通過。
鎌ヶ岳山頂はまだ先だ。
一旦下って・・・
また登る。
鎌が進路方向真ん前に見えてきた。
ピークとピークの間にある谷の紅葉。
二つめのピークの上に出る。
そこからの下りは笹漕ぎになる。
降りていくと鎖があり、割れた標識に「岳峠」とある。
岩場を降りるが鎖は使わない。沢登りをひと夏経験して使わなくても下りられるようになった?
鎖がトラバース気味に張ったる場所に出た。カニのヨコバイと呼ばれている場所だろうか?
ここも鎖を使わずに我々夫婦は通過。
問題はこの後である。
上の写真で、鎌尾根で最後のピークが進行方向まっすぐに写っている。
ここを直登すべきだったのか?我々は右に回りこんで笹漕ぎをして下ってしまったのである。
笹で見えない登山路。
やがてカヅラ谷コースとの出合に出た。
道標を探したが朽ちた板が土と同化して落ちていて、かろうじて右方向が「至岳峠」と読むことが出来た。
しばらくいくと岳峠の道標があった。
自分たちは水沢峠方面から来たのではなく、カヅラ谷方面からやってきた。
右へ鎌ヶ岳を目指す。
途中に長石谷ルートの分岐があった。
やっと鎌ヶ岳の最終登りになった。
∨字になっているルンゼのガレた場所を登っていく。
山頂に到達したが鎌尾根を見おろす場所に、ラジオを聞きながら一人で登ってカヅラ谷コースから来られた(私達と途中ですれ違った)女性が一名オニギリを頬張っておられた。
挨拶をして、山名板のある場所を探す。
その途中、祠があった。
天照皇大神宮社と書かれていた。
ほどなくして山頂に到着。
御在所岳(1,212m)が目の前に広がっている。
水沢岳で昼食を取ってから1時間40分経過していた。予定よりもハイペースだったようだ。
時間があったので御在所側の岩場に陣取って大休止。
崩落していた武平峠付近の工事は今日は休みだろうか?工事の音は聞こえてこない。
鈴鹿スカイラインが復旧開通するのは2011年3月の予定らしい。
湯の山温泉を眼下に四日市方面はモヤっていて遠望できない。
三ツ口谷から登ってきたというオジサンがやってきた。マスコミの情報で御在所岳の紅葉が見頃だと聞いて登ってきたがイマイチだったと残念がっていた。実は私もその紅葉情報を新聞で見て楽しみに登ってきたクチである。
このオジサンと山情報の交換をしていて驚いた事がある。「鈴鹿:釈迦ケ岳付近でクマを見た人がいたらしく、クマ注意と書いてある看板があった」と言うのである。本当だろうか?
このオジサンは長石谷を下山すると行って鎌尾根方面に向かわれた。
その後、犬を連れた男性が一人、オジイサンが一人登ってこられた。
我々は下山時間。鎌尾根を見おろす場所からの眺め。
眼下の稜線をずっと向こうから登ってきた。本当によく歩いたもんだ。
来た道を下る。
下山開始から20分。雲母峰分岐にやってきた。
我々は赤ペンキを直進せずに右側のカヅラ谷を降りる。
ここから水場までも20分ほどだった。
カヅラ谷ルートは樹間の溝道がほとんど。
ザレた溝道は歩きにくい。
水場を越えさらに下っていると歩いている両側から沢の音が聞こえる。
すると落差がかなりあるカズラ滝が下山方向右手に現れた。
下山方向左手の沢には大きな砂防堰堤があった。
ここまで鎌ヶ岳下山開始から1時間15分だった。
さらに10分歩くと沢を渡る。
もう一度沢を渡る。
するとすぐにカヅラ谷登山口に出た。
下山タイムは1時間25分でした。
登りが昼食時間を含まずで3時間40分。合計歩行時間 5時間5分。
よく歩いた!
今回のコース・・・「鈴鹿きっての難所の多いコース」とガイド本やネットで紹介されていたので、かなり身構えて登ったが、実際は嫁さん共々「大した事はなく、楽しめた!」ように感じた。
これはこの夏に体験した沢登りが大きく影響しているように思う。
沢登りでは、グリップのない沢タビでフリクションを効かせて斜面を登り、トラバースもする。当然、フィックスロープも鎖場も基本的に無い。このように足場の悪い岩場などの高巻きを数度と無く経験してきたので歩き方がかなり変わってきたのだと思う。それに危険箇所という認識度合いも沢登りと鈴鹿の一般登山道では沢登りの方が上手なように思う。
でも奢るべからずである。日々慎重に山行せねばなるまい。
オマケ・・・下山した駐車地に人がいた。
何処かで見覚えが!あ!今年5月に経ヶ峰で出会った人だ!
奇遇である。オジサンに経ヶ峰で出会った事を告げたが「はて?」と思い出せない。
でも、経ヶ峰の避難小屋でうちの子ども達にゼリー飲料を頂いた事を告げると「ああ!そんなことありましたね!奇遇ですね」と思い出された。世間は狭いものである。
宮妻峡ヒュッテ、キャンプ場、公共駐車場を通り越し、橋を渡った左手に駐車地。
駐車地から道を挟んだところにカヅラ谷登山口がある。本日の下山はカヅラ谷なので、復路はここから出てくる事になる。
(嫁さんの後ろにあるのがカヅラ谷登山口)
私達が登山靴を履いていたら公共駐車場から9人?の団体さんが水沢峠登山口方向に登っていった。
水沢峠へのアプローチ:
カヅラ谷登山口から舗装路を歩く。途中でトリカブトの花が咲いていた。
舗装路歩いていると工事車両があった。治山事業だそうで入道岳にかけて作業をされているようでした。
さらに舗装路を歩くと橋があり、その両岸に林道がありますが、
工事車両出入口の看板にマジックで書かれているようにここは登山口では無い。
さらに林道を直進する。
カヅラ谷登山口から林道を歩くこと35分で水沢峠登山口に到着。
私達より先行していた9人ほどの団体さんが登山口に入っていった。
追いつき追い越せで歩きたくなかったのでここで一本立てて間を置くことにした。
登山口に入るとイキナリ急登。ヒィヒィいいながら登っていくと先行していた団体さんがいる。急登から平坦路になった場所で、休憩するには早い場所だ。近づいていくと上から声をかけられた。
「登山道の傍にスズメバチの巣があって、蜂が頻繁に出入している。危険だから様子をみている。自分たちは撤退しようかと相談していたが、行きますか?」
私と嫁は、「当然行きます」と道を譲って貰った。蜂を刺激しないようにそろりと通過。
後ろで「あ!また蜂が出てきた!」と声がしたがスズメバチは追いかけて来なかった。
平坦路を快調に歩いていく。
今日は天気もよく日差しが暑いくらいだ。
やがて道は枯れ沢?のようなガレたルンゼを登っていく。
そうすると湿った岩肌にダイモンジソウが群生していた。
しばしダイモンジソウの写真を撮った。
岩肌にいっぱいダイモンジソウ。この岩はかなり上部まで続いていて雨後には垂直っぽいナメ滝になるのかも?
ダイモンジソウに別れを告げ、ガレ場を急登。
ここにはヤマアザミ(?)が咲いていた。(鎌ヶ岳までの道中であちこちで見かけられた。)
普通のアザミは上向きに花が咲くが、このアザミは一本ずつの茎に横向き(うつむき加減)に咲いている。
シロモジの葉が黄色く紅葉していた。
マムシグサの種も紅葉しはじめている。
マムシグサの上が水沢峠だった。
水沢峠登山口から水沢峠までは写真を撮りながら登って55分だった。
水沢峠から水沢岳(宮越山)に向かう。いきなり急登である。
樹間から伊勢湾方面が見える。
手前の山の左が雲母峰、右が入道ヶ岳だろうか?
馬の背渡と呼ばれる花崗岩が風化したザレ場を越える。緊張しながら歩く場所だとガイド本などで解説されているが、この夏に沢登りをしていた私たち夫婦は特に怖いと思わなかった。
馬の背渡から水沢峠を振り返る。
野登山が左手にあり、中央手前に宮指路岳、その向こうに仙ヶ岳が見える。右にアンテナを二本載せているのは高円山だ。
進行方向に眼をやるとこれから登る水沢岳が見える。
この山は地図上では宮越山と記載されている。三重県側の宮妻峡の「宮」と滋賀県側の元越谷の「越」を合わせて宮越山か?
水沢岳(1,029m)に到着。水沢峠から25分だった。
嫁さんが「お腹が減った!」と言い出したので新しい山名板の下でコンロをだした。
本日のメニューはオニギリと味噌汁うどん。
オニギリはコンビニで売っている形態にラッピングできるものだ。
そして、味噌汁うどん。
作り方は超簡単。(材料は2人分)
材料:水600cc~800cc、玉うどん(もしくは冷凍うどん)×2
生味噌タイプの即席みそ汁x5袋、
チクワx2本(好みの大きさに切っておく)
乾燥カットワカメ2摘み程度
薬味(ネギや七味)
1.鍋にの水を入れコンロ点火。湯が沸いたら玉うどん、即席味噌汁、チクワ、ワカメを入れる。
2.ひと煮立ちしたら材料をかき混ぜ出来上がり。好みで薬味をかける。
以上。
汗をかいた後、身体が冷えた時、温かい味噌汁がベースなので身体も温まり、また塩分補給もできて腹いっぱい!一石三鳥である。
鍋は1リットル以上1.5リットル程度のものが二人前用となる。
写真のものは1.9リットルのエバニュー チタンクッカー4DX セラミック ECA419である。
昼食を食べ終わって一服していると鍋に「コツン!」と何かがぶつかった。
コガネムシ?と嫁が指さしているものを見ると
オオセンチコガネ?
ひっくり返って動かないが脳震盪を起こしていたり死んでいるのではない。
死に真似をして生きていないことをアピールしているのである。
ひっくり返してみたが相変わらず固まっている。
放置してきた。
昼食を終えて、いざ鎌尾根!と思ったら進行方向右手に鎌ヶ岳が見えた。
まだまだ先は長い。
5分ほど歩くと岩が点在するザレ場が現れた。
茸岩と呼ばれている場所らしい。
ここは直滑降せずに左から巻いた。
茸岩下部に出た場所から振り返って写真を撮った。
茸岩ねぇ・・・と眺めていると茸らしい岩があった。
ここからは尾根道の稜線を快適に歩く。しかし、今年の夏の暑さや雨不足からか?ヤシオの葉っぱが紅葉する前に枯れてしまったようでオレンジ色の紅葉が無い。
茶色になっている木ばかりである。
稜線から谷を見下ろした場所の岩も本来ならもっと紅葉が綺麗なんだろう・・・
登ったり下りたり・・・
鎌ヶ岳山頂が近づいてくる。
鎌尾根の核心部が近づいてきた。
最初のピークが迫ってきた。
錆びた鎖場があった。
鎖を使うまでもなく通過。
快調にピークを通過。
鎌ヶ岳山頂はまだ先だ。
一旦下って・・・
また登る。
鎌が進路方向真ん前に見えてきた。
ピークとピークの間にある谷の紅葉。
二つめのピークの上に出る。
そこからの下りは笹漕ぎになる。
降りていくと鎖があり、割れた標識に「岳峠」とある。
岩場を降りるが鎖は使わない。沢登りをひと夏経験して使わなくても下りられるようになった?
鎖がトラバース気味に張ったる場所に出た。カニのヨコバイと呼ばれている場所だろうか?
ここも鎖を使わずに我々夫婦は通過。
問題はこの後である。
上の写真で、鎌尾根で最後のピークが進行方向まっすぐに写っている。
ここを直登すべきだったのか?我々は右に回りこんで笹漕ぎをして下ってしまったのである。
笹で見えない登山路。
やがてカヅラ谷コースとの出合に出た。
道標を探したが朽ちた板が土と同化して落ちていて、かろうじて右方向が「至岳峠」と読むことが出来た。
しばらくいくと岳峠の道標があった。
自分たちは水沢峠方面から来たのではなく、カヅラ谷方面からやってきた。
右へ鎌ヶ岳を目指す。
途中に長石谷ルートの分岐があった。
やっと鎌ヶ岳の最終登りになった。
∨字になっているルンゼのガレた場所を登っていく。
山頂に到達したが鎌尾根を見おろす場所に、ラジオを聞きながら一人で登ってカヅラ谷コースから来られた(私達と途中ですれ違った)女性が一名オニギリを頬張っておられた。
挨拶をして、山名板のある場所を探す。
その途中、祠があった。
天照皇大神宮社と書かれていた。
ほどなくして山頂に到着。
御在所岳(1,212m)が目の前に広がっている。
水沢岳で昼食を取ってから1時間40分経過していた。予定よりもハイペースだったようだ。
時間があったので御在所側の岩場に陣取って大休止。
崩落していた武平峠付近の工事は今日は休みだろうか?工事の音は聞こえてこない。
鈴鹿スカイラインが復旧開通するのは2011年3月の予定らしい。
湯の山温泉を眼下に四日市方面はモヤっていて遠望できない。
三ツ口谷から登ってきたというオジサンがやってきた。マスコミの情報で御在所岳の紅葉が見頃だと聞いて登ってきたがイマイチだったと残念がっていた。実は私もその紅葉情報を新聞で見て楽しみに登ってきたクチである。
このオジサンと山情報の交換をしていて驚いた事がある。「鈴鹿:釈迦ケ岳付近でクマを見た人がいたらしく、クマ注意と書いてある看板があった」と言うのである。本当だろうか?
このオジサンは長石谷を下山すると行って鎌尾根方面に向かわれた。
その後、犬を連れた男性が一人、オジイサンが一人登ってこられた。
我々は下山時間。鎌尾根を見おろす場所からの眺め。
眼下の稜線をずっと向こうから登ってきた。本当によく歩いたもんだ。
来た道を下る。
下山開始から20分。雲母峰分岐にやってきた。
我々は赤ペンキを直進せずに右側のカヅラ谷を降りる。
ここから水場までも20分ほどだった。
カヅラ谷ルートは樹間の溝道がほとんど。
ザレた溝道は歩きにくい。
水場を越えさらに下っていると歩いている両側から沢の音が聞こえる。
すると落差がかなりあるカズラ滝が下山方向右手に現れた。
下山方向左手の沢には大きな砂防堰堤があった。
ここまで鎌ヶ岳下山開始から1時間15分だった。
さらに10分歩くと沢を渡る。
もう一度沢を渡る。
するとすぐにカヅラ谷登山口に出た。
下山タイムは1時間25分でした。
登りが昼食時間を含まずで3時間40分。合計歩行時間 5時間5分。
よく歩いた!
今回のコース・・・「鈴鹿きっての難所の多いコース」とガイド本やネットで紹介されていたので、かなり身構えて登ったが、実際は嫁さん共々「大した事はなく、楽しめた!」ように感じた。
これはこの夏に体験した沢登りが大きく影響しているように思う。
沢登りでは、グリップのない沢タビでフリクションを効かせて斜面を登り、トラバースもする。当然、フィックスロープも鎖場も基本的に無い。このように足場の悪い岩場などの高巻きを数度と無く経験してきたので歩き方がかなり変わってきたのだと思う。それに危険箇所という認識度合いも沢登りと鈴鹿の一般登山道では沢登りの方が上手なように思う。
でも奢るべからずである。日々慎重に山行せねばなるまい。
オマケ・・・下山した駐車地に人がいた。
何処かで見覚えが!あ!今年5月に経ヶ峰で出会った人だ!
奇遇である。オジサンに経ヶ峰で出会った事を告げたが「はて?」と思い出せない。
でも、経ヶ峰の避難小屋でうちの子ども達にゼリー飲料を頂いた事を告げると「ああ!そんなことありましたね!奇遇ですね」と思い出された。世間は狭いものである。
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