2年越しで近畿最高峰を踏破!テント泊で弥山・八経ヶ岳・明星ヶ岳::つばや菓子舗五代目ブログ

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五代目の四方山不定期更新日記
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ハッピーマンデーが唯一のうちは遊園地には行かない!行きたければ、自分で稼いだ小遣いで行ってくれ!健康増進やバランス感覚、判断力、忍耐力を養うにも休みの日にはファミリーハイキングだっ!

ちょうど同じ時期の二年前に挑戦して時間足らずで未踏になっている八経ヶ岳1,914.9m※
※八経ヶ岳は八剣山、仏経ヶ岳などと呼ばれる。

当時は長男が4才(保育園の年中さん)で、体力が未発達だった事と、集中力が持続できずで、弥山小屋までの登りに5時間30分もかかってしまった(途中昼食含む)。あれから2年経過した今回の登りは4時間を切ることを目指す。
そして今回は時間的な制約を取り払うために山上宿泊する。

ちなみに弥山には宿泊できる小屋(0747-52-1332)があり、一泊二食¥8000、一泊三食¥8800、素泊まり¥5500となっており、宿泊特典として、有料トイレと1L=100円の水が無料で提供される。

また、テント場(20張り)があり、テント泊は一人¥500。料金からみて断然テント泊が良い!でも、テント泊となると手持ちのシュラフが足らない!それに、テントを山上に持っていくにはザックの容量が足らないし・・・と悩んでいたら、このことを解決してくれる山仲間が参加してくれることになった!

その参加メンバーとはエベレストサミッターのMさんと奥様!
早速、Mさんにテント泊装備の提供を申し出ると快諾。
念願の山上テント泊が実現することになった!

今回の山行メンバーは、私、嫁さん、長女(小3)、長男(小1)と、Mさんご夫婦の計6名。

10月7日(日)・・・天候晴れ→曇り&強風一時雨

6:30自宅を出発。途中のコンビニで朝食をすませ、待ち合わせ場所になっている名阪:針ICへ。Mさん夫妻も早めに到着して朝食中だった。7:30に針ICを出発。伊勢本街道(国道370号線)で榛原から大宇陀市を通り、東熊野街道(国道169号線)を南下。川上村大滝の大滝茶屋にて前日予約してあった柿の葉寿司を購入。これは本日の昼ごはんとなる。今回は鮭と鯖を12個ずつ買った。今年の春からずっとここを通るたびに食べているので、すっかり店のオバチャンたちと顔馴染みだ!(^^)

川上村の道の駅にて最終トイレを済ませて、南下を続け、国道309号線に右折する。ここから駐車地の行者還トンネル西口までは『つづら折れ』の登り道。国道169号線出合が標高505mで行者還トンネル西口が1115mほど。実に標高差610m!
このキツイ上り坂の酷道に何故だかロードバイクやマウンテンバイクの自転車が何台も何台も居る?10台や20台じゃない!?それに皆、バイクにゼッケンを付けて走っているし、パンク修理?スポーク修理?しているバイクもいた。

そんなことより!私の心配は駐車地が空いているかどうか?
電灯のない行者還トンネルを西口に出ると右手駐車場は満車。んじゃ、少し下に下って・・・あ!ここにバイクの関所がある!(関門)

係員に何か大会?と聞くと、なるほど!山岳グランフォンドin吉野なんだ。よく200km近く山道や峠道を走って居られるもんだ!(^_^;)

でも・・・車を停める場所が無いなぁ・・・と、Mさんと坂道を下りながら駐車地を探すが、かなり下まで行かねばならない。
ん?ちょっと待てよ。山岳グランフォンドin吉野のスタッフの車の前や、チェックポイントの奥にそれぞれ一台ずつ車を止められる!ここや!と山岳グランフォンドin吉野スタッフに交渉して駐車地ゲット。

Mさんとテント装備や食料をザックに詰める分担の相談をする。
長男は、モンベルのグラナイトパック Kid's 10Lにレインウエアとお茶、オヤツ担当。

長女はモンベル バランスライト30Lにダウンシュラフを2個+主ラグマット×1+レインウエア。
私のドイター40L+10Lは、鍋やガス、シュラフマット、水2Lと行動水1.5L、2日分の昼食。そして非常食やスリング・カラビナ類などでケッコウ重い。そして、ここにMさん提供の2人用テントと借りたシュラフ&マット1人分を追加。すると載せるところも留めるところも無くなった。
嫁さんのオスプレイのエクソス46Lも食料関係で満タン。外付けにマットも一つ付けている。
当然Mさんのザックも水4Lや四人用テント、各テントのポールやなんやかんやで満載。
あ?Mさんの奥サン?あなたなんで?そんな小さいザックなの?
それって日帰り山行用のいつものザックじゃありませんか?(-_-;)
だって、旦那が何も言わないからいつものヤツやん・・・あぁ・・・(-_-;)

まぁしょうがない・・・と行者還トンネル西口登山口に入る。
二年前にテントを張った場所を懐かしく眺めながら川沿いに進んでいくと

「あ!ちょっと待ってて忘れ物や!」と、Mさんがザックを足元に置いて車へ戻る。
なんなん?と思って待っていると朝にコンビニで買っていた助六寿司を手に戻ってきた(^_^;)
気を取りなおして先に進む。
三角橋とか呼ばれている木橋を渡る。二年前の私もそのまま直進して木の根道を急登していく尾根道を歩いたのだが、その後の調査でこの三角橋を渡ったところから川の左岸を谷沿いに登っていくことが出来ると分かっていた。

こちらのコースのほうが奥駈け出合まで足をあげる高さが低く済むとのこと。これは小さな子供向けだ!と思い、今回は谷ルートを選ぶ。

沢沿いに5分歩けば綺麗な滝にたどり着く。

この滝のまわりはモミジに囲まれている!あと2週間もすれば紅葉に彩られてさぞかし綺麗なんだろうなぁ!と、滝をしばし眺める。
滝の右側の踏み跡を辿って登っていくのだが、なるほど傾斜が緩くて登りやすい。

地面を見ながら歩いていると先日の台風の影響からか?やたらにブナの実が落ちている。

ブナの実の種をほじくり出して長女はブナの実を集めはじめた。

どうするん?と聞くと食べるに決まってるやん!と、のこと。
了解(^_^;)

どんどん沢沿いに登っていくのだが、二回ルートミス。と、言っても、かつては道があったであろう場所が崩落したために新しく巻き道が出来ていただけ。

要するに旧道の踏み跡が残りすぎているのだが行き詰って振り返れば、進むべき新たな進路の踏み跡が見えるので安心。

そういえば、崩落箇所に一箇所フィックスロープがあったが慎重に渡ればハラハラすることもなかった。

標高1280mを越えたあたりで進路を西に振って森に近づく。
その後は大きくジグザグを切りながら高度を上げるのだが、そこには『虫こぶ』がいっぱい落ちていた。




このキノコはツキヨタケ?


いつの間にか尾根ルートと合流して短い笹に覆われた斜面が出てくる。


まもなく奥駈け出合到着した。

ここまで1時間46分=106分。
ン?二年前とほぼ同じコースタイム?(-_-;)
忘れ物を取りに行ってたり、その辺で写真を撮ったり、ブナの実を拾ったりしていたから、のんびりゆっくりしていたからこの区間タイムなんだろう!
でもこの谷ルート、登山客の多い山なのに誰にも出会わずにここまで登ることが出来たのが一番良い。

谷では気にならなかったが稜線に登ると冷たい風がビュービュー吹いている。皆、風除け用にレインジャケットを羽織る。

冷たい風の通り道の紅葉はどうだろう・・・
朱色に色づいているのはシロヤシオの葉だ。

去年は鈴鹿でも壊滅的だったシロヤシオが今年は綺麗に色づいている。

それに対して黄色く赤く色づくウチワカエデや黄金色になるブナたちが、まだ本領発揮手前。黄色に関しては二年前の方が綺麗だった。

このまま朝昼の寒暖差が続けば、あと1週間後から本調子かもしれない?

12時の昼飯時を過ぎて歩いているのだが、皆は朝ごはんをしっかり食べてしまったようで腹が減っていないという。でも、18時なると暗くなるから夕方には晩ご飯を食べねばならない。ま、食べれるだけ食べよう!とガスで湯を沸かして『co-opたまごスープ』をすすりながら、大滝茶屋の柿の葉寿司+Mさんの助六寿司を広げると・・・

おお!柿の葉寿司の葉っぱが紅葉してる!

綺麗やなぁ!・・・(´~`)もぐもぐ・・・結局、残ったのは長男の食べなかった柿の葉寿司4個だけ(^_^;) やはり美味しいモノは腹がいっぱいでも食べてしまうものです。

食事も終わって心機一転!登山開始!
弁天の森に着たら腕時計の標高を修正します。

ここは1600mとキリが良い。
ちなみに息子のレインウエア姿は単に寒いからです(^_^;)

八経ヶ岳方面が見える場所なんだけど、なぜか山の上はガスに覆われている。

我々が登る時に晴れてくれればそれでいいんだけど!?

二年前の時はブナハリタケに覆われた木があったが、今回はコイツラばかり目立つ。

長けて割れているこのキノコは何なんだ?私はムキタケ、ヒラタケ、ツキヨタケの見極めがよく分からないから採取しないキノコにしている(-_-;)

倒木など木から生えている丸いキノコはタヌキノチャブクロ。

地面に生えているとキツネノチャブクロ。要はホコリタケです。そういえば、2年前に食べたなぁ(^_^;)
こんなキノコも倒木から生えていたがこれも放置。

何か教えてください(^_^;)

キノコウォッチングしていると聖宝の宿跡に到着。

二年前は登山口からここまで4時間15分(昼食込)かかっていたが、今回は3時間23分(昼食込)。実に52分も短縮できている!

ここまではアップダウンも少なかったのだが、ここからは高度をドンドンあげるので少しキツイ。

分厚い木の板で整備された道をドンドン登る。これが短調でシンドイのだ。

鉄製のハシゴ階段を登るとラストスパート。あと4分。


重い荷物を運んできたので『やっとの思い』で弥山小屋の横に到着。

風はビュービュー!しかも冷たく寒い!

結局今回は4時間32分でここまで登ることが出来た。
二年前は5時間30分だったから1時間短縮できたことになる。
どちらも30分ほどの昼食時間込み。
平均コースタイム3時間余りだから1.33倍ほどの時間で登れたことになる。ちなみに前回は1.67倍。

さて、弥山小屋に着いたらまず、テント設営。どこに設営するのか小屋番に聞かねばならない。
小屋の玄関に行き、呼び鈴を鳴らす。何度か鳴らしたら、奥から小屋番が出てきて
「一人500円。子供料金無し。心得はこれを読んで。設営は小屋の前でも国見八方睨でもいいけど、風があるから、この小屋の前がいいと思う」と言って、小屋の奥に引っ込んでいった。

心得?何が書いてあるのかと見てみると以下のことが書いてあった。

テント泊の方にお願い
1.テント設営料金は、お一人500円です。(水は有料1リットル100円)
1.山小屋施設(洗面所・食堂等)の使用は有料です。
1.トイレは外の棟にありますチップを投入して使用してください。
1.テント設営は草木を傷めない事たき火等は厳禁。
1.テント撤収は午前8時までにして下さいゴミ・残飯等は必ず持ち帰りください。
1.夜 食料又は残飯等テントの外に出しておかないこと(動物が荒らします)

以上、他の人の迷惑にならぬ用 自然を壊さぬ用お願い致します。
弥山小屋 管理者

上の文章、句読点の使い方がオカシイし、『以上、他の人の迷惑にならぬ用 自然を壊さぬ用』は、漢字が違う。『他の人の迷惑にならぬ様 自然を壊さぬ様』が漢字が正解だと思う。

郷に入っては郷に従えとよく言いますが、テン場代ひとり500円の料金を取りながら、水・トイレ有料・・・山の上じゃぁ、しょうがないか・・・

閑話休題。テントは風が強いので小屋前の広場に設営することにした。
子ども達を含め、全員でテントを設営。

今回はMさん提供のパイネ2人用シングルウォールテントとモンベル4人用ステラリッジ(フライ付き)。
Mさんご夫妻が2人用、私たち親子が4人用に泊まる。

まだ15時台なので貴重品とカメラを持って弥山山頂へ向かう。
小屋の片隅にこんなヤツラが仲良しをしていた。

秋の風物詩なんだが、二年前もこの山で見ている(-_-;)

弥山へ向かう道中、この場所から八経ヶ岳が見えるハズなんだけど、ガスの中で何も見えない。


弥山山頂に建つ天河大弁財天社の奥宮にお参りして記念撮影。

それにしても天候が悪い。風は相変わらず強いし雨が時折パラパラ降ってくる。
なので弥山小屋まで戻ることにした。

晩ご飯までまだ早い。国見八方睨を見物に行ってみた。
ここのテン場には6張りのテントがあった。

見晴らし台に行ってみたがガスで何も見えないのでテントに戻る。

そういえば長女がブナの実を食べると言っていたので、軽く炒ってからマルチツールのペンチで実を取り出してみた。

でも、ほとんどが未熟な実だったようで中身は空。3粒ほど食べることができたようだが、栗のような味だったと言っていた。

大人も持ち寄った酒を飲みながらボチボチと晩ご飯の支度をする。

本日の晩ご飯メニューは、鶏鍋+うどん。鶏モモ半身の半分を一口大に切ってきたものと、ソーセージ×2、豆腐×1、カット野菜×2、常温保存うどん×2を味の素「鍋キューブ」で炊くだけ。(2L鍋なので半分ずつね。)
食事を終えると強風と寒さのために全員テントに引っ込む。
すぐに隣のテントからグ~グ~とイビキが聞こえ始める。Mさん(ご主人)だ。彼は、サッと飲んでサッと何処でもいつでも寝れる特技がある。当方の家族テントでは、まだ寝れない~!とシリトリ合戦開始。20時頃まで遊んでいたがトイレに行って寝ることに。すると空は晴れて満天の星空が・・・でも夜半過ぎまで風がきつくてテントを揺らしていた。

明けて2012年10月8日
5:40に目が覚めて行動開始。テントの外は濡れている。そういえば寝ているとパラパラ雨音がしていたっけ。でも、今は晴れて良い天気。
まずはトイレに行く。

ああ、そうか日の出がもうすぐだ。
カメラを持って子ども達と一緒に国見八方睨へ行くと一眼カメラを構えたお兄さんたちが数人。
昨日登ってきた尾根にキリがたなびいていて大台ケ原方面から朝日が登った。

今日登る八経ヶ岳も朝焼け

鉄山も朝焼け

枯れたトウヒも朝焼け

みんなに朝がやってきた

さぁ!皆さんはテント撤収。私は皆の朝ごはんを作ろう。
朝食は昨夜の鶏鍋の残り汁に水と固形だしを追加してサトウのパックご飯を3つぶち込む。

そしてご飯の塊を崩しながら焦げ付かないようにガスで加熱
コトコト煮こんでご飯がふっくらしたところへフリーズドライ「たまごスープ」を粉々にし、鍋に入れてかき混ぜれば出来上がり。
簡単に出来て暖まる朝飯です。

さらにお湯を沸かして大人はホットコーヒー、子どもはホットレモネード。

そしてアルファ米にお湯を入れて昼ごはんの用意。ジップを閉めてこのまま昼までザックの中です。

食器を片付けパッキング完了。テン場のすみにザックをデポしてトイレを済ませ八経ヶ岳と明星ヶ岳へ向かいます。
そうそう、トイレ代は一回100円と言うことでしたが、1000円札を入れておいた。

八経ヶ岳への登山道は国見八方睨の手前にある「八剣山 前鬼」と書かれた石柱から南西に進みます。


整備された坂を下っていきます。
すると苔に覆われた地面に色づき始めたウチワカエデやトウヒの豊かな森が広がっています。

その向こうには八経ヶ岳=八剣山

朝の斜光が森を輝かせて綺麗です。

北に目を向けると弥山からの稜線上にあるピークがありました。

あれが大黒岩(P1819m)?

山裾の紅葉もナカナカ綺麗


鹿による食害からオオヤマレンゲを守るエリアは柵で囲われています。

ちょうど今はオオヤマレンゲの種が色づいている季節でした。
赤い小さなドラゴンフルーツのような実の中にオオヤマレンゲの種が入っています。

鞘がハジけたものがありました。この朱色の柿の種のような中にさらにアサガオのような黒い種が入っています。


八経ヶ岳1914.9mに登るとすごく展望がいい。

北西方面は五條市や大和高田市の市街地が見えている

南西の明星ヶ岳方面を見ると七面山方面


登ってきた弥山方面を見ると鉄山やバリヤゴの頭方面。


いい眺めです。
そうです、この八経ヶ岳は近畿最高峰なのです。


さらに南西の明星ヶ岳へ向かいます。明星ヶ岳も八経ヶ岳と同じような形をした山です。

明星ヶ岳までの登山道も苔の絨毯を縫って歩く快適な道です。

明星ヶ岳の裾にあった案内板をよく読まずに登山道をドンドン歩いて行くと、

明星ヶ岳まで2分と書かれた案内板が落ちているのを見た。この案内板の落ちている斜面を直登すれば2分だったらしいのだが、踏み跡が明瞭で無かったので、前鬼方面へ向かう登山道を直進してしまった。結局、明星ヶ岳を半周した時に道が違うことに気づいて明星ヶ岳北面を直登することにした。

トウヒの立ち枯れがここでも進んでいる。

倒木を避けて頂上に向かう。
金色の地蔵さんが立っている頂上1895mに到着。

この山は弥山1815mより1mだけ低い?!覚えやすいなあ(^_^;)

紅葉を楽しみながら来た道を弥山に向けて引き返す。

苔の中からトウヒの赤ちゃんが出てきている。

ウチワカエデの色が黄色から赤に変わろうとしている。


約2時間の朝の散歩を終えて弥山のテン場へ戻り、トイレを済ませ、ザックをピックアップして下山開始。


10分ほど下っていると、登山者の女性が来た道を振り返るようにカメラを構えているのが目に入った。どこかで見た感じの女性だなぁと思っていると、その女性が振り返った。「あああああああ!?う?UHさん!!」そうなんです、大阪北部にお住まいの山仲間、UHさんなんです。彼女もこの山行に誘っていたのですが、遠方にお住まいの息子さんが連休を利用して帰阪されるということで、この山行は不参加と言われていた。それなのにどうして?と思っていると、

UHさん「息子が予定よりも早く帰ったので、うまく行けば山頂で会えるかも?と思って来たの。サッと山の準備をして出かけるはずが、色々と手こずってしまって!残念!ちょっと間に合わなかったわねぇ。ハイ差し入れ!と私たちのために差し入れをザックに入れて担ぎ上げてくれていたUHさんであった。
じゃ、私も久々に八経ヶ岳の山頂を踏んで来るわ!みんな気をつけて下山してね!とUHさんは登り、私たちは下山を続けた。
ありがとう!UHさん!


聖宝の宿跡を越え、P1532に差し掛かろうとしていた時に小休止をとった。すると皆が小腹が減ったと言い始めたのでUHさんが差し入れしてくれたシュークリームを皆でいただくことにした。
うわー!めっちゃ!美味しい!子ども達と取り合い!(^_^;)

UHさんありがとう!
でも、なんだかお腹が・・・じゃ、昼ごはんにしちゃおうか!と昼ごはんも食べることにした。
朝作っておいたアルファ米。一袋を大人ひとりと子どもひとりで分けあって食べる。

決して満腹ではないけど、これで一息ついた。

さぁ!下山を続けよう。
下山し始めてすぐに曇り空になっていたが、今度は歩き始めてすぐにガスに覆われてしまった。

子ども達は他愛のないクイズ合戦をしたり歌を歌ったりしながら楽しみながら歩いていく

順調に奥駈けと行者還トンネル西口の分岐にやってきた。
子ども達のリクエストで下山路は通常の登山道を下る。
どうやら自分たちが二年前からどれほど成長したのか試してみたいらしい。

(フクオウソウ)
この一般登山道(破線:徒歩道)は尾根ルートで岩の露出や崩壊、根っこ、急斜面と足の短い子ども達には試練のルート。

2年前はスリングで子どもを引っ張って猿回し状態で下ったが今回はそれも無し。
なかなか上手に降りる。
豊かな大峰の森を眺めながら下山。

この登山道はまだ紅葉は進んでいない。

本当にこの二年で子ども達の山歩きは飛躍的に上達した。
まだ?まだ?と言い始めてすぐに往路で沢ルートに入っていった木橋(三角橋)に到着。

沢の水で手を洗ったりしてクールダウン!
結局、昼食時間や多めの休憩回数などを含んで3時間37分で弥山小屋から下山。下山タイムは実質3時間ほどだろう。

二年前は、休憩はほぼ無しで3時間42分だったからかなりスピードアップできている。

車に戻り、テント装備など借りていたものをMさんに返して皆でお礼を言う。
Mさん夫妻はこの日の翌日に師匠の山登りで鉄山ルンゼを登りに行くので、さらにここで一泊のはずだったのだが・・・
実は朝からMさんの奥様が風邪っぽい症状で頭痛が治らなかったのだ。それじゃ、うちの車に乗ってうちの最寄りの駅まで送っていってあげましょう!と、Mさんのご主人を残して帰路につく。

国道309号線を下って国道169号線に出たらちょっと寄り道で南下する。向かった先は上北山村の温泉:薬師湯。ここの温泉は道路の川向こうにあって専用の橋を渡る。アットホームな村の温泉という感じだがナカナカ良いお風呂。お湯は肌がツルツルで温泉気分満喫。小ぢんまりしているが非常に好感が持てる。料金も良心的でタオル無しで500円。あ、そうそう、シャンプー&リンスも別売り100円。使いたい人は持参したほうがよい。

入浴後は国道169号線を北上。
帰り道も大滝茶屋に立ち寄り、予約していた柿の葉寿司を購入。日頃お世話になっている方達へのお土産&自分たちの朝ごはん(^_^)家族皆大好き!
すっかり顔馴染みになっている大滝茶屋。いつものようにオバチャンからのプレゼントを頬張り、さらに北上。
大宇陀の堂々久に立ち寄り晩ご飯。
いやぁ!堂々久のご飯は美味い!ウドンも美味かった!ツユが最高やね!
堂々久に関してはまた後日!

で、結局、Mさんの奥様をJR某駅まで送り届け、自宅に帰ったのは19:25

Mさんご夫妻!UHさん!いろいろアリガトウございました!
感謝!

往路(2012年10月7日)

6:30伊賀自宅発コンビニご飯
7:00中瀬IC
7:20名阪:針ICコンビニ7:30
8:05大滝茶屋8:10
8:25道の駅川上村8:30

9:15行者還トンネル西出口P10:00
忘れ物7分
10:13木橋
10:18滝10:22
11:46奥駈け出合
12:16ca.1565昼食12:47
12:52弁天の森
13:14 P1532
13:23聖宝の宿跡
14:32弥山小屋
テント設営15:08
15:14弥山山頂15:21
15:29弥山小屋
15:32国見八方睨
15:37弥山小屋
16:00酒宴18:00


距離:5.210km
沿面:5.397km
歩行時間:6時間(昼食含)
標高差:777m
累積標高+924m-147m

↓木橋(三角橋)からのルート拡大図

(登り右側の茶色、下り左側の赤色)


復路(2012年10月8日)

5:50起床
6:20朝食準備&テント撤収
6:30朝食+片付け7:20
7:27弥山小屋7:30
8:01八経ヶ岳8:14
8:43明星ヶ岳8:56
9:17八経ヶ岳9:30
9:58弥山小屋10:08
10:20サプライズ(1809m)10:26
11:07聖宝の宿跡
11:13昼食(1540m)11:31
11:34 P1532
11:58弁天の森12:07
12:28奥駈け分岐12:32
13:35木橋13:39
13:45駐車地14:10

14:46上北山温泉薬師湯15:30
16:40大滝茶屋16:55
17:25堂々久18:00
19:00JR某駅
19:25自宅

距離:7.591km
沿面:7.838km
歩行時間:6時間19分(昼食含)
標高差:770m
累積標高+401m-1171m





往復
距離:12.801km
沿面:13.235km
歩行時間:12時間19分
標高差:7m
累積標高+1325m-1318m

上北山温泉 薬師湯
【休業日】第一火曜日、第三火曜日は定休日
※定休日が祝祭日の場合はその翌日

奈良県吉野郡上北山村大字河合553-2
TE:07468-3-0308
入浴料大人500円、小学生250円
営業
4月~11月
平日:午後1時~午後9時まで
土日祝:午前11時~午後9時まで

12月~3月
平日:午後2時~午後9時まで
土日祝:午後1時~午後9時まで
※最終の入館時間は午後8時まで
※冬季営業時間の変更あり(要問い合わせ)
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