2012,12,05, Wednesday/五代目
本日の山行は先週下見した鈴鹿は小岐須:県境稜線にある大岩で遊ぶのだ!
下の写真は私、つばや五代目が大岩から懸垂下降する瞬間。
って、そんなに大したことじゃないんだけどね(^_^;)
朝、6:30頃・・・今日は鈴鹿の山だから、もうちょっと寝ていられる・・・と二度寝していたら師匠より電話。
「近鉄大阪線五位堂駅構内で人身事故発生。電車が遅れていて山行メンバーの集合が遅れている。アンさん、先に行って車で集まるメンバーを駐車地へ誘導してちょうだい」「あい~」と寝ぼけマナコで応えた。
小岐須の駐車地を9:20集合となっていたが、遅れていた電車チームもほぼ定刻に到着。
結局9:35に歩き始めることができた。
大岩まで登るルートは、先週の下見の時と同じで大岩への最短ルート。
大岩谷ルートを途中まで登って、途中からゴルジュに入るバリエーションルート。
松ノ木谷分岐手前での渡渉後は大岩谷沿いのシンドイ山腹道。
これを登り切ると綺麗な二次林の森
渡渉した先にある谷へ入っていく
沢の左岸を登っていくとゴルジュエリアに入り滝を越える
沢の分岐は左の暗いゴルジュに進む
暗い谷は日曜朝までの雪?が残っていた。
崩落場所を通り過ぎた後の分岐は、直進するとP919へ向かうルートで、右股(右折)のすぐにある滝が正解。
滝を越えると明るい谷になり
その左岸の上に大岩が見えてくる
沢の水が枯れてブッシュに突入
前回は沢の右岸を登って大岩見物をしたが今回は谷詰して岩場と木立の間を登った。
大岩の上に出た。
この日は風がヒュューと吹いているが激寒というわけでない。
平日で人も少ないが(自分たちだけ)、やっぱり風が寒いので誰も特等席に座らず(^o^;
風の当たらない日当たりの良い場所で各自昼食。
食後に師匠が用意してくれたミルクティーをいただく。
お腹が膨れたところで大岩の南西面テラスへ向かう。
大岩は、宮指路岳の北東・・・
県境稜線P919の東、南に突き出た支尾根で標高880m前後の風化が進みつつある花崗岩。
岩肌はザラザラで「浮きまくって」いる。
なので「ガバや!」と思ってそれを掴んでしまうと「ボロッ!」と塊で抜け落ちたり、「やばい?」と押えつけても、押さえたまま崩れてしまったり・・・と、かなり厄介。
前回、デカイ岩の塊をガスガス蹴ってみたら「ゴロ~ん!」と抜け落ちたが、今回も岩の上に乗ってみたら「ゴロン!」おかげで何もする前に以前から痛めていた左膝の痛みが再発!(-_-;)ガマンガマン・・・
今回は50mのシングルロープをロープダウンして、まずは懸垂下降。
下まで降りたら師匠が設営する登攀用のロープをプルージックで登る予定。
↑肩がらみで師匠が降りていく。
下から「おっけー!」と声が聞こえる。
どうやら下まで降りたらしい。
↓ロープの近くに居た私が二番手に降りる。
事前に懸垂下降すると聞いていなかったので車にエイト環を置いて来た私。でもビレイするかも?とATCは持参していた。
なので私は初ATC下降。ロープの持ち主のM氏の指導のもと、ATC下降初体験。
エイト環に比べ向きも何もないので気が楽。でもロープへの負担は増えるらしい。
大岩からロープ末端まで降り立った。
あら?下降用の50mロープは岩棚までで、最下部にはあと5mほど欲しい。(ルートによってはもっと長さが必要。)
大岩は、地図上の数値では・・・
標高差約30m 斜度32.94度 距離約43m(沿面50m)ほど。だから木につないでいるロープ末端などの長さを加味すれば50mでイッパイイッパイ。
私は岩棚から谷に降り、対岸のザレた支尾根に登って大岩を撮影していた。すると
師匠が「おーい!登りルートのロープを設営するから写真撮ったら戻ってきてビレーしてくれー!」
「は~い(^o^;)」
師匠が居た場所に戻り、まずはセルフビレイ。
そして師匠が引っ張っていくブルーロープにATCをセット。
私の左側のオレンジロープが下降用。右のブルーロープがプルージックで使う登攀用。となった。
私の役割は降りてくる人が振られて不安定にならないか?
そして降りてきた人を右のロープへ誘導。
右のロープを登る人がプルージックを上げやすい様にロープにテンションをかけたり、
ロープをまたぐときはテンションを緩めたり・・・メンバー全員分をこなす。
うちの嫁さんが降りて、まもなく、シンガリにM氏が降りてきて全員下降終了。
M氏は着地と同時にオレンジロープを身体に巻きながら下降ロープを回収しつつ下降ロープのルートを登っていく。
私は嫁さんが一つ上の松の木の支点を越えたタイミングでブルーロープを回収しながら登っていく。
下に居て何も知らなかったが、登りのロープは、右上へ5~6mトラバースして、松の木にスリングをかけてクリップ。
そこから5mほど岩をよじ登り、10cm~20cmの岩棚を左上にトラバースするルートが登りルートだった。
そこから見晴らしの良い岩の上部へは、ロープ無しで縦方向の岩溝をよじ登っていくのだが、私の前に5人が登った後は、「手がかり」、「足がかり」になりそうな場所がザレザレになっていて少し難しかった。
回収したロープやカラビナを師匠に手渡して時計を見ると、なんと!14:20を回っている!
下山ルートはイワクラ尾根の大岩谷ルートを下ろうか?と言っていたが、これでは時間が足りない!
なので下見の時と同じカワラコバ谷ルートを下山することにした。
(↑P919手前で振り返り大岩を写真におさめた)
この後、周囲の山(入道ヶ岳や宮越山、鎌ヶ岳)は、湧き立ってきた黒い雲に覆われ、瞬く間に全く見えなくなってしまった。
すわ、雨か?霙か?と心配しながら県境稜線を大岩から小岐須峠まで40分足らずで歩いた。
(写真はP903を越えようとしているところ)
小岐須峠から駐車場まで途中で小休止を挟んで一時間余り。
(↑小岐須峠)
雨雲はすぐに通り過ぎたようで結局、時雨れることは無かった。
2週に渡って登った宮指路岳と水沢峠の間にある大岩。
イワクラ尾根から小岐須への登り、降りや入道ヶ岳への縦走は次回のお楽しみ。
雪の直後もいいけれど、新緑の時期も良いと思う。
またヒルの居ない時期に行きましょう!
実施日:2012年12月03日
グループ山行:伊賀遊歩塾
(9名(男4、女5)
歩行距離:7.208km
沿面:7.53km
所要時間:6時間32分
(含む:昼食50分+岩トレ1時間38分)
累積標高+859m-856m
(岩トレ中はGPSロガー使用せず)
8:50大石橋西大駐車場9:35
9:46堰堤渡渉
9:57 P465 10:07
10:39二ノ谷分岐
11:27 ca.800分岐
11:54大岩:昼食12:45
12:45大岩:岩トレ14:23
14:34 P919
14:54 P903
15:00小岐須峠
15:23 ca.620 15:31
15:57ヤケキ谷分岐
16:07駐車場
地図は前回下見時を参照。→下見 2012年11月25日
下の写真は私、つばや五代目が大岩から懸垂下降する瞬間。
って、そんなに大したことじゃないんだけどね(^_^;)
朝、6:30頃・・・今日は鈴鹿の山だから、もうちょっと寝ていられる・・・と二度寝していたら師匠より電話。
「近鉄大阪線五位堂駅構内で人身事故発生。電車が遅れていて山行メンバーの集合が遅れている。アンさん、先に行って車で集まるメンバーを駐車地へ誘導してちょうだい」「あい~」と寝ぼけマナコで応えた。
小岐須の駐車地を9:20集合となっていたが、遅れていた電車チームもほぼ定刻に到着。
結局9:35に歩き始めることができた。
大岩まで登るルートは、先週の下見の時と同じで大岩への最短ルート。
大岩谷ルートを途中まで登って、途中からゴルジュに入るバリエーションルート。
松ノ木谷分岐手前での渡渉後は大岩谷沿いのシンドイ山腹道。
これを登り切ると綺麗な二次林の森
渡渉した先にある谷へ入っていく
沢の左岸を登っていくとゴルジュエリアに入り滝を越える
沢の分岐は左の暗いゴルジュに進む
暗い谷は日曜朝までの雪?が残っていた。
崩落場所を通り過ぎた後の分岐は、直進するとP919へ向かうルートで、右股(右折)のすぐにある滝が正解。
滝を越えると明るい谷になり
その左岸の上に大岩が見えてくる
沢の水が枯れてブッシュに突入
前回は沢の右岸を登って大岩見物をしたが今回は谷詰して岩場と木立の間を登った。
大岩の上に出た。
この日は風がヒュューと吹いているが激寒というわけでない。
平日で人も少ないが(自分たちだけ)、やっぱり風が寒いので誰も特等席に座らず(^o^;
風の当たらない日当たりの良い場所で各自昼食。
食後に師匠が用意してくれたミルクティーをいただく。
お腹が膨れたところで大岩の南西面テラスへ向かう。
大岩は、宮指路岳の北東・・・
県境稜線P919の東、南に突き出た支尾根で標高880m前後の風化が進みつつある花崗岩。
岩肌はザラザラで「浮きまくって」いる。
なので「ガバや!」と思ってそれを掴んでしまうと「ボロッ!」と塊で抜け落ちたり、「やばい?」と押えつけても、押さえたまま崩れてしまったり・・・と、かなり厄介。
前回、デカイ岩の塊をガスガス蹴ってみたら「ゴロ~ん!」と抜け落ちたが、今回も岩の上に乗ってみたら「ゴロン!」おかげで何もする前に以前から痛めていた左膝の痛みが再発!(-_-;)ガマンガマン・・・
今回は50mのシングルロープをロープダウンして、まずは懸垂下降。
下まで降りたら師匠が設営する登攀用のロープをプルージックで登る予定。
↑肩がらみで師匠が降りていく。
下から「おっけー!」と声が聞こえる。
どうやら下まで降りたらしい。
↓ロープの近くに居た私が二番手に降りる。
事前に懸垂下降すると聞いていなかったので車にエイト環を置いて来た私。でもビレイするかも?とATCは持参していた。
なので私は初ATC下降。ロープの持ち主のM氏の指導のもと、ATC下降初体験。
エイト環に比べ向きも何もないので気が楽。でもロープへの負担は増えるらしい。
大岩からロープ末端まで降り立った。
あら?下降用の50mロープは岩棚までで、最下部にはあと5mほど欲しい。(ルートによってはもっと長さが必要。)
大岩は、地図上の数値では・・・
標高差約30m 斜度32.94度 距離約43m(沿面50m)ほど。だから木につないでいるロープ末端などの長さを加味すれば50mでイッパイイッパイ。
私は岩棚から谷に降り、対岸のザレた支尾根に登って大岩を撮影していた。すると
師匠が「おーい!登りルートのロープを設営するから写真撮ったら戻ってきてビレーしてくれー!」
「は~い(^o^;)」
師匠が居た場所に戻り、まずはセルフビレイ。
そして師匠が引っ張っていくブルーロープにATCをセット。
私の左側のオレンジロープが下降用。右のブルーロープがプルージックで使う登攀用。となった。
私の役割は降りてくる人が振られて不安定にならないか?
そして降りてきた人を右のロープへ誘導。
右のロープを登る人がプルージックを上げやすい様にロープにテンションをかけたり、
ロープをまたぐときはテンションを緩めたり・・・メンバー全員分をこなす。
うちの嫁さんが降りて、まもなく、シンガリにM氏が降りてきて全員下降終了。
M氏は着地と同時にオレンジロープを身体に巻きながら下降ロープを回収しつつ下降ロープのルートを登っていく。
私は嫁さんが一つ上の松の木の支点を越えたタイミングでブルーロープを回収しながら登っていく。
下に居て何も知らなかったが、登りのロープは、右上へ5~6mトラバースして、松の木にスリングをかけてクリップ。
そこから5mほど岩をよじ登り、10cm~20cmの岩棚を左上にトラバースするルートが登りルートだった。
そこから見晴らしの良い岩の上部へは、ロープ無しで縦方向の岩溝をよじ登っていくのだが、私の前に5人が登った後は、「手がかり」、「足がかり」になりそうな場所がザレザレになっていて少し難しかった。
回収したロープやカラビナを師匠に手渡して時計を見ると、なんと!14:20を回っている!
下山ルートはイワクラ尾根の大岩谷ルートを下ろうか?と言っていたが、これでは時間が足りない!
なので下見の時と同じカワラコバ谷ルートを下山することにした。
(↑P919手前で振り返り大岩を写真におさめた)
この後、周囲の山(入道ヶ岳や宮越山、鎌ヶ岳)は、湧き立ってきた黒い雲に覆われ、瞬く間に全く見えなくなってしまった。
すわ、雨か?霙か?と心配しながら県境稜線を大岩から小岐須峠まで40分足らずで歩いた。
(写真はP903を越えようとしているところ)
小岐須峠から駐車場まで途中で小休止を挟んで一時間余り。
(↑小岐須峠)
雨雲はすぐに通り過ぎたようで結局、時雨れることは無かった。
2週に渡って登った宮指路岳と水沢峠の間にある大岩。
イワクラ尾根から小岐須への登り、降りや入道ヶ岳への縦走は次回のお楽しみ。
雪の直後もいいけれど、新緑の時期も良いと思う。
またヒルの居ない時期に行きましょう!
実施日:2012年12月03日
グループ山行:伊賀遊歩塾
(9名(男4、女5)
歩行距離:7.208km
沿面:7.53km
所要時間:6時間32分
(含む:昼食50分+岩トレ1時間38分)
累積標高+859m-856m
(岩トレ中はGPSロガー使用せず)
8:50大石橋西大駐車場9:35
9:46堰堤渡渉
9:57 P465 10:07
10:39二ノ谷分岐
11:27 ca.800分岐
11:54大岩:昼食12:45
12:45大岩:岩トレ14:23
14:34 P919
14:54 P903
15:00小岐須峠
15:23 ca.620 15:31
15:57ヤケキ谷分岐
16:07駐車場
地図は前回下見時を参照。→下見 2012年11月25日
コメント
▲
コメントする
この記事のトラックバックURL
https://blogn.tsubaya.com/tb.php/285
トラックバック
▲