2015霧氷の高見山::つばや菓子舗五代目ブログ

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五代目の四方山不定期更新日記
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雪のシーズンにこのルートを登ろう!と昨年末に計画していた奈良県御杖村桃俣登山口からのルート。
でも、その時は駐車場で暴風雪に見舞われ山行中止(急遽、三峰山に変更)

2月2日は晴れの予報となったので山仲間を誘って桃俣から高見山を登ってきた。

(高見山北東尾根より黒石山方面を眺める)
曽爾村掛の農産物直売所より桃俣川に沿って南へ。
薄く積雪した道を走り、別荘地を通り越して奥山地区の桃俣登山口の先にある駐車場に車を駐めた。

登山準備を整えて、車道を少し戻ってから神社の参道を登る

すると朱色の鳥居の左に続く登山道があった。

植林の森の登山道は薄っすら雪がついているがガチガチに地面が凍っているわけでもないのでノーアイゼン=登山靴のままで行く。

マサ土の下からニョキニョキ霜柱

そうそう、登山道にはピストンされた人のトレースがあった。
2人くらいかな?でも、本日ではなく昨日の日曜日のものだろう。
神社の鳥居横から20分足らずの急登をこなせば、天狗山の北東の長尾根の端に乗った。

緩やかな登山道を黙々と登っていく。
標高800mを越えたあたりの森でリスに出会った。
そして標高850mを越えだしたあたりから、木樹に霧氷がつきはじめた。

駐車場から1時間20分で天狗山993mに到着

このあたりの霧氷は風が弱かったのか?トゲトゲの針状だ

指にトゲトゲをつけて遊んだ


天狗山から南に登っていくと、霧氷がしっかりして、雪も増えていく。

フローズンな世界にようこそ!

三峰山方面が樹間から見えたがガスで展望はイマイチ

曇ったままだけど、霧氷が綺麗なので足取りは軽い


高見山~三峰山の縦走路の三叉路に出た。
ここの場所のことをサイメ谷山(カヤノ山)と呼ぶらしい。

高見山に続く尾根の方向はガスに覆われて山頂は見えない。

ここから暫くは未踏の尾根。
積雪で登山道が嵩上げされているのとアセビのヤブで暫くは進みにくかった。
標高1100mを越えて風通りの良い尾根にやってくると雪の量や霧氷の規模が一気に増した。

でも新しい雪は根雪の上に十数センチ

今日もワカンは飾りで終わりそう。
森のなかを進んでいるうちは平和だった
大崩れの現場。
森の際はヤブがあるので自ずと崩れている近くを通ってしまう。

ミニ雪庇もあって、かなりおっかない(*_*;

森から尾根芯に出ると強風エリア&両側の斜面も立ってくる

ここからはピッケル必須。
急斜面で滑るとヤバイ?(^_^;)
ガスガスで残り直線距離100m余りなのに山頂は依然として見えない。

↓本日いちばんの難所

それは上の写真の山頂手前でコブを越えて下るところ。
積雪時には階段状の岩が埋まっていて足元が滑る。そこにトラロープが固定されているのだがその長さが短い。
滑って落ちてもその辺で止まるだろうと、ノーアイゼンのままで注意深くおりた。

駐車場を出発して3時間。
高見山山頂に到着。

避雷針のような棒に霧氷がついて幟のようだ(*_*;

(そういえばサイメ谷山から1時間。)

ちょうど昼時!と避難小屋に行くと、月曜日なのにほぼ満席(-_-;)
当方6人が入れるスペースが無いので一人二人と食事を終えて小屋から出て行く人を待って場所をキープ。
北陸のご実家に帰ってきたよとUHさんから「かぶら寿司」の差し入れ!マッタリいいナレ具合でクリーミー!

かぶら寿司は、塩漬けしておいたかぶら(カブ)の輪切りに鯖の身をはさみ、麹で漬け込み発酵させたなれずしの一種で、鯖は富山県西部。東部ではサケ(マス)、金沢ではブリらしい。

あとは鍋2つで月曜山歩名物(?)ナメコ肉うどん(^_^)

ホットワインやお漬物などの差し入れもいただいて皆で鼻水垂らしながらゴチソウサマ
そうそう、ザックの外ポケットに入れていたお茶と缶チューハイは凍った。

さあ!下りは滑りやすいのでアイゼン履いて出発!

ただ単に全部ピストンするのはツマラナイのでトクマ山(高尾山)まで歩いてみるのだ。
サイメ谷山までは同じルートを引き返す。
往路でツルツル滑り落ちそうになった岩場はアイゼンとピッケルでラクラク通過。

相変わらず晴れないけど少しガスが薄くなった?
振り返れば高見山山頂がかすかに見えた。

今から歩くトクマ山(高尾山)の向こう側に三峰山。
その上に黒い雲?

標高1250mの上に雪雲が載っているって感じ?
ズームアップ!

左手前の少し白い山がトクマ山の西峰、東峰かな?

44分で高見山山頂からサイメ谷山まで戻ってきた。

この日は晴れるはずだったのに相変わらず天気はパッとしない。

登山道に年代物?の林道索道のウィンチが放置されていた

P1059付近で岩尾根になった。

フィックスロープなどは無いけれど慎重に通過すればOK
尾根道を西へ進むと今日の最低鞍部標高961mに着いた。
ここから急斜面の植林尾根を標高1020mまで登る!

実は、昨日、自分の店の什器の配置変えをして足腰筋肉痛(T_T)
そこに今日は慣れないアイゼン歩きが重なって、この急斜面を登るのが辛くて辛くて(T_T)」
標高1020mの尾根三叉路から東に歩くと少しの間だけ鹿よけネットがあった。

トクマ山西峰と書かれた場所に到着。

ここから北東尾根を下って行けば請取峠経由で三峰山へ向かう。ちなみにここから三峰山まで10.2kmもある(^_^;)
我々は東に進んでトクマ山(高尾山)山頂へ

西峰から7分歩くとP1052=トクマ山(=高尾山)山頂に到着

雑木林に囲まれた展望のない場所。
長居は無用だ(^_^;)

来た道を15分かけて戻って三叉路尾根。
きっと植林で楽勝の尾根道だろう?と北尾根を下っていく。
え?地形図で見るよりもエライ痩せガレ尾根やん(-_-;)

シャクナゲもあるこの尾根道、地面が凍っていてくれて良かった!
アイゼン履いているので楽に下ることが出来る。
痩せガレ尾根は一時的なんだろう?と思っていたけど、

意外とそのまんま痩せガレ尾根が続いた(^_^;)

P930を通過。一旦植林尾根を下るがこれも地形図以上に急斜面(T_T)

その北のコブに登り返して地図とコンパスで下山路確認。

ここから北西尾根を辿っていけば駐車地に戻れる
最初は尾根が広いのでコンパス片手に進むが、すぐに北西尾根が見えたので尾根に乗る。
やや放置伐採材が邪魔な植林帯の尾根道
歩けば積雪が少なく落ち葉がフカフカ。

もうこれならいいや!とアイゼンを脱いでみた。
脱いだらいきなりヒノキの根っこが多い急下りが続く続く(-_-;)
アイゼン履いたままで最後までいけばよかった?(T_T)
尾根は北に向きを変えて下って行く。
仕事道のある支尾根が行き先を誘惑してくれたが、方位確認でなんとか計画通りの尾根を歩き通した。

(右に見えている林道は地形図に載っている破線)
目の前の簡易舗装の一部潜水部分で登山靴の汚れを流して駐車場に到着!

17:00ジャストの帰還となったが節分前のこの日は夕暮れまでにまだ余裕があった。ヨシヨシ

この日、この駐車場を利用したのは私達だけだったみたい。
それにしても、霧氷見物で「たかすみ温泉」から登ってくる登山客の多さは驚いた。
高見山は過去にうちの嫁さん4回、私3回、(他の人数えきれない)登っているけど、今までお昼時に山頂に到達したこと無かったから知らなかっただけ?(連れて行ってくれた人の計画だったので・・・16:35山頂ということもあったなぁ(-_-;)
でも、山頂以外の場所では誰一人として出会わなかった。

あ、そうそう。
今回使った下山路に赤いテープ印があったことはあった。
でも、印があった枝が折れて地面に転がっていたり、無くなっていたりしていたので自分で方位確認して歩けない人は、下山時に歩かないほうがいいと思う。


実施日:2015年2月2日
グループ山行
@月曜山歩6人(ISM、OT、UH、IS、TY、TK)
周回
アイゼン・ピッケル
距離:10.319km
沿面:10.663km
所要時間:8時間23分
(うち昼食:1時間13分)
累積標高:プラス・マイナス1080m
最低標高:586m(駐車地)
最高標高:1248.4m(高見山山頂)


自宅6:25
伊賀市某所6:37
7:07名張駅7:20

8:10桃俣駐車場8:36
9:54天狗山(993m)10:00
10:29サイメ谷山10:37
11:02大崩れ
11:38高見山山頂11:41
11:41避難小屋(昼食)12:54
13:38サイメ谷山
14:35尾根三叉路
15:02トクマ山(高尾山1052m)15:06
15:21尾根三叉路15:24
15:47 P930
15:52尾根分岐(標高919m)15:55
17:00桃俣駐車場

今回の山行の途中。
おそらくサイメ谷山周辺~尾根三叉路の間で、うちのメンバーがアルミワカンをザックから落としてしまいました。
アルミワカンを拾った方は、私までご連絡ください
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| 03:33 PM | comments (0) | trackback (0) |

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