2015,08,21, Friday/五代目
このブログは8月2~4日にかけて北八ヶ岳にファミリーハイキングに行ってきた事を、約20日遅れで公開するものです・・・・
7月最終土日の地元の祇園祭が終わって一安心。
でもその後に控えている夏山登山に向け、色々と準備奮闘していたら熱が出た。
もちろん私がです(-_-;)
食事もロクにできなくなってかなり弱ってしまった。
翌日、医者に行って検査してもらったら熱中症か胃腸風邪だったらしいが、回復傾向にあるという。
んじゃ、毎年恒例の遠征ファミリーハイキングに行きましょう!
今回の山行計画
初日
桜平→夏沢鉱泉→オーレン小屋→箕冠山→根石岳→東天狗岳→西天狗岳→東天狗岳→根石岳→箕冠山→夏沢峠→硫黄岳→硫黄岳山荘:泊
二日目
硫黄岳山荘→横岳→硫黄岳山荘→硫黄岳→赤岩の頭→オーレン小屋→夏沢鉱泉→桜平
いつもなら、道の駅などで車中泊なのだが、ゲリラ豪雨予報があったので、金銭的に解決。茅野駅の近くでビジネスホテル(民宿)で素泊まり一泊4000円/1人(税込)を見つけた。疲れからの病み上がりの私は山行前にちゃんと寝ておくことが大切・・ということで大枚をはたくことになった(T_T)
で、当日。
名神から中央自動車道を走り、諏訪インターチェンジに近いバローで食料買い出し。
しかし、私は食欲なし(T_T)
やむなく私はコンビニでザル蕎麦弁当。
他の家族はバローの惣菜など。
ヨメさんは朴葉寿司なるものを見つけご満悦。
ちの旅館は、民宿みたいな旅館だった。
部屋にはテレビ、扇風機、冷凍なしの冷蔵庫、湯沸かしポット800ml。
洗面・トイレ・風呂は共同。
トイレはウォシュレット付き、風呂は広くて洗い場がたくさんあった。
コインランドリーや電子レンジも共同で使える。
部屋のエアコンが効かないのでクレームを言ったら、夜中に冷え冷え(-_-;)朝は寒かった。
寝る前の外はドエライ雷!ビカビカ光とパラパラ雨。
でも茅野駅周辺の山間では大雨洪水警報&土砂災害警戒情報が出されていた。
8/2(日)前夜泊
13:20伊賀
17:10諏訪湖SA
17:30バロー買い出し
18:10ちの旅館4000x4=16000
チェックイン
21:00消灯
翌朝4:00起床
空は明るく良いお天気。
子ども達を起こすのに手間取り4:45に旅館を出発。
リゾート地の三井の森を通り越して唐沢温泉分岐を右方面に進む。
すぐに地道の林道となるが、ここからが長かった。
早朝なので、すれ違いの車が無いので良いけど道幅が狭い。
結局、慎重に進んで車の停めやすい場所に到着したのは、茅野駅近くの旅館から1時間が経過していた(T_T)
でも、FFのセレナでも夏なら到着できるのだ。
駐車スペースは8/3(月曜)早朝なら余裕あり。
諏訪インター近くのバローで買ったバナナを各自頬張って山行準備。
レッツゴー。
道端に路上駐車がここの駐車場の標準?
でも昨夜の豪雨のため?道が溝のようになって・・・
もう少し金を取ってでも道路と駐車場を整備して欲しいなぁ(-_-;)
道を少し戻って桜平登山道ゲートに向かう。
すぐに真新しい簡易舗装路になったが、息子(小4)の持病が出た。
そういえば、御岳でも同じ症状になった。
息が出来ない?喘息?
ゼーゼー、ゼロゼロしてきそうな雰囲気。
そういえば、御岳の時も歩き始めの標高が高くてダメだったなぁ
気管支拡張剤のホクナリンテープを背中に貼って様子を伺いながら歩けば・・・
夏沢鉱泉まで少し時間がかかったものの復活!
そういえば、夏沢鉱泉までは車(四駆なら)で登れる林道だったけど、夏沢鉱泉以降は登山道。
それでも整備道で非常に登りやすい。
信州にやってきなぁ!と思うのが紫のヤマホタルブクロ
道端の至る所でイチヤクソウが咲いていたが、登るに連れどんどんイチヤクソウがキレイに蕾になっていく。
この黄色いのはミヤマアキノキリンソウ?
沢沿いに歩いて行く。
このあたりでゴゼンタチバナも咲いているが、もう種ができそう?
ギンリョウソウ?
夏に単発で出てきているこいつらは、おそらくアキノギンリョウソウ=ギンリョウソウモドキ!!
中が覗くことができたら花柱がクリーム色で葯がオレンジ色のはず。
沢沿いでいろんな花を観察
オダマキもたくさん咲いている
ダケカンバの森を登って
おや?日当たりの良い土手に小さな小さなイチゴ?
これはシロバナノヘビイチゴ?食べられるはず?
と、口に入れるとなんと!甘酸っぱくて美味しい!
本当に小さな実なんだけど意外に美味いのだ!
導水パイプ沿いに登っていけば
朝日が眩しい
もうこの花は終わりかけだなぁ
こちらは種が出来てきている模様
ジグザグ道になってきた。
これを登りきればオーレン小屋になるはず。
針葉樹の森のジグザグ道は穏やかな上り道
登山道の下部では枯れ始めていたイチヤクソウがここまで登ると若返ってキレイ
歩いている前方の森が明るくなったら、オーレン小屋に到着。
ここまでで、駐車地から約1時間35分。
お腹が減ってきたので小屋前で朝食。
お湯を注ぐだけで出来るフィリーズドライお粥・雑炊(永谷園)&パンで済ませる。
さぁ森林限界を目指して登ろう!
本日は硫黄岳山荘での小屋泊。
それまでに天狗岳まで行きたいので箕冠山ルートを登る。
シラビソとカラマツの針葉樹を突き抜ける溝道を歩けば巨大ナメクジと遊ぶ。
溝道にはキノコやイチヤクソウの蕾をたまに見かける程度。
朝も8時40分を過ぎて夏の太陽が暑い
バイケイソウが出てきたら標高2600mに近い。
オーレン小屋から50分ほどで見晴らしの無い箕冠山に到着。
でもここには案内板がある三叉路。
現在地を確認して本日の行程を子ども達に見せたら「ええええ!!そんなに遠くまで行くの!?」と罵られる(-_-;)
いやいや、君たちは今までにそれくらいの距離は平気で歩いているのだよ(^_^)
まぁ、可愛い花の待つ根石岳に行こうじゃないか!
すぐに森林限界を越えてハイマツエリア&おおお!
根石岳と天狗岳が!
手前の山小屋は根石岳山荘。
時間は朝9時。
快晴で言うことなし!
遠くに見えるトゲトゲの山たちは北アルプスの山たち!
ここから先は高山植物がイッパイかも?
コヨウラクツツジかな?
これウツボグサ?イブキジャコウソウ?
この時期、ミヤマコゴメグサが主役。
午前9時過ぎの根石岳山頂への登山道
青空が眩しい
よくみればオンタデも咲いている。
おおお、このエリアでたくさん咲いているのはトウヤクリンドウ。
今年は10日くらい花の季節が早く巡っているらしい
9:12根石岳山頂に到着。
せっかくだから天狗岳東峰までまず行こう!
ロープで囲われているのはパセリがイッパイ?
いや違ったコマクサたちの保護エリア。
これってオオバコ?
いや?ムカゴトラノオか?
これって今度こそウツボグサ?
よくわからない(^_^;)
で、花にトゲトゲがないのはイワギキョウだけど下向きに咲いているからチシマギキョウ?
うーん、これはワカラナイ。
この花?蕾?実?は何でしょう?
↓画面左の小さな花の集合体はドクゼリ?
真ん中はミネウスユキソウです?
この花!これがたくさんあった。
ウメバチソウで正解かな?
ホソバイワベンケイ?
もう花じゃなくて実ができてきている?
ハエのお尻が写ってるけどウメバチソウ群落
これはミヤマミミナグサかな?
バナナのような花がイワオウギ?
ホソバイワベンケイの実ですよね?
ミヤマダイコンソウだろう!?
金網の道が巻き道になっている?その先が東天狗岳山頂?
で、うちの娘は岩場にあるモジャモジャが気になる。
彼女はどうも地衣類が気になるようだ(*_*
右側にザレた場所があったけど、そこを通らないようにこの仕掛けが出来たのかな?
東天狗岳山頂は10人近くの登山者がいた。
山頂で記念撮影をしてあげたり、したりしたが、まだお昼には早いのでザックを東天狗岳にデポして西天狗岳まで行ってみることにした。
頂上直下は黄色い岩のガレ。
遠目には分からなかったよ(^_^;)
当ブログを長年お読みいただいている方はもうお気づきだと思いますが、ピンクのシャツを着ているのは私の娘で小6です。最近すごく図体がデカくなったんです(^_^;)
意外にちゃちゃっと西天狗岳に到着。
以外に平らで広い。
こうなると眺望(景色)が楽しめない。
長居は無用(^_^;)
ザックのある東天狗岳にもどる。
天気は曇り空になってしまったが東天狗岳の頂上直下で昼食にした。
メニューはフリーズドライ(FD)ソーメンやスープとアルファ米。
↑の黄色いのはFD卵スープ。赤いのはミネストローネ風スープ。
アルファ米は有事の際のために自宅に備蓄しているモノで、古くなってきたものを夏山山行で消費して新しいのを購入することにしている。
今回、子ども達に受けが良かったのが意外に赤飯のアルファ米。
私は何でも美味しく「いただく」(^_^;)
あ、晴れてきた!
向こうに見えるは諏訪富士と呼ばれる蓼科山?
標高2,531mの山らしい。
それに日本百名山にも入っているとか?
昼飯を食べ終わった息子が虫を発見?
あ?ゴマドレ!
もとい!
ゴマダラカミキリ!
モンベルの彼のTシャツに載ってる!
(去年もそんなことあったっけ?)
さぁ、このあたりはガスガスだけど根石岳方面に戻ろう!
たまに青空も見えているんだけど黒い雲が沸き立ってきた。
根石岳山荘の周辺はコマクサの群生地。
でも、フレッシュなコマクサはすでに少ない。
イワウメもご覧のように花殻だけ。
それにしてもパセリが乾いた地面に落ちている?
と目を凝らせばコマクサ!(^_^;)
コマクサって乾いた土地に生息しているイメージがあるけどいったい地下何メートルまで根っこを張っているんだろう?
コマクサを接写してみて思うのは、なんでコマクサの花に必ずと言っていいほど「穴」が開いているんだろ?
箕冠山の三叉路に戻って夏沢峠方面の森に進む。
これってヨウラクやなぁ?こんな時期に咲く?
この時期に咲くならミヤマホツツジ?
森のなかをこれでもか~!と下って行くと、これぞ!コバノイチヤクソウ!?
可愛いですね!!
けっこう歩いて、森林帯が飽きた!と思う頃に森のなかから飛び出す。
すると左手に爆裂火口。
ヒュッテ夏沢は営業していたけども「こまくさ荘」は営業していなかったように感じた。
ヒュッテ夏沢の休憩所(食堂)をお借りして給水休憩をとって本日最後の登りとなる硫黄岳にアタック。
森から抜け岩場に差し掛かかるとミヤマダイモンジソウがお出迎え。
その周辺にはイワヒゲもあったが、すでに実がなっていた。
ここに咲いているミヤマホツツジ。
よく整地された登山道をジグを切って登っていく。
雨が頬をポツ・・・・ポツ・・・と濡らすが、最終的に雨にならなかった。
岩の隙間にはミヤマダイモンジソウたちが咲いている。
瓦のように薄い岩が折り重なった独特の道を行く
この山域の森林限界で我々を出迎えてくれたのがイワヒバリたち。
人を怖がらない愛くるしい子たちは疲れを忘れさせてくれる。
爆裂火口沿いにトンガリが等間隔に並んでいる
近づくとそのトンガリはケルン。
誰が何のために積んだのかワカラナイが、次のケルンまでは頑張って休憩せずに登ろう!と励みになる!
爆裂火口が真横から眺められる場所にやってきた。
山が噴火で吹っ飛んだ!?
そのなごりがこのグランドキャニオンのような景色だなんて?
想像も出来ない。
硫黄岳の山頂に着いた!
でも小石にうめつくされた平らな山頂。
あとで知ったのだが国土地理院の三角点は更に400m北東に進んだ所なのですね!
三角点のあることなどスッカリ忘れていながら爆裂火口を覗き込む。
こりゃ~・・・雪が積もったらスキーか?ダメ?(^_^;)
百名山の赤岳がそびえ立つ独特の稜線!!!
おお!八ヶ岳に来たのだ!と思う景色だ。
本日の山行は左手のなだらかな吊尾根の中間部にある硫黄岳山荘まで。
硫黄岳山荘で小屋泊である。
硫黄岳から硫黄岳山荘までが時間がかかった。
下っていくだけならすぐに終わるんだけど花が多いのだ。
そんなことはお構いナシに子ども達は山小屋でジュースが飲めるのを目指して頑張る。
父も生ビールを励みに頑張る!
登山道沿いに山野草保護のためのロープが張られ、そこを眺めるとコマクサがあちらこちらにイッパイ!
さすがにシーズンは終盤になっていてくたびれているが、
たまにアップに耐えられるコマクサもある。
それにしてもこんな劣悪な環境で、しかも水気の少ない石ころだらけの環境でよくも発芽出来るものだ(^_^;)
稜線の東面。
一段下がった場所に佇む硫黄岳山荘に到着。
よく歩いた!
チェックイン!
今回は私の病み上がりという事と、明日の早朝出発に備え、気兼ねのない個室4000円を張り込んだ。
ちなみに、夕食付き(朝飯抜き)一泊で大人が8000円。子どもはここから4000円引き。
寝具・食事は大人も子どもも同じ内容。
この小屋、500円払えば温水シャワーが利用できて、水洗&ウォシュレット付き。しかも発電機以外にソーラ発電&蓄電で夜中にトイレに行くのにもヘッデン不要。
部屋は8人部屋を個室として用意してくれていた。
野外に出て生ビールとジュースで乾杯!
あ?シロバナコマクサの枯れたのがある!
晩御飯は17:30に食堂
若いスタッフたちが一生懸命作ってくれた地元野菜を使ったもの。
山の上で野菜中心にいろんな味付けで食べられるのが嬉しい。
でもメインは冷凍焼きサンマか?と落胆していたら
グループ単位で大鉢が配膳された。
シシトウの中に緑色の?
食べてみると緑の味噌焼きは、巨大ズッキーニを焼いたものの味噌田楽。
これ美味しい!
シシトウがピリっと辛くて酒が進む!
そしてナスの煮浸し、ヒジキのたいたん。
そして若鶏の唐揚げ!!!
すっご~い!
あ、そうそう。
糠漬けの古漬け?と思ったナスの漬物があった。
これなに?とスタッフに聞くとオーナー宅で作られたナスの辛子漬けらしい。
すんごい酸味で日本酒を飲みたい人は絶賛だろう!
こんなに手作り感覚満載で野菜をたくさん食べられる小屋って!スゴイ!
いやぁ~!ワインもシャトー物(ハーフをオーダー)で美味しかったし、スタッフも笑顔で、絵が上手な女の子も居ててすごく良かった!
ごちそうさまでした!
食後に小屋から出て稜線に出て夕日を見ようとしたら峰の松目?方面に沈む太陽。
雲が多くて、うーん・・・イマイチな感じ。
少し肌寒いね!と、小屋に戻った。
談話室で時間を過ごし。
個室に戻って子ども達とトランプ。
消灯前に外に出て星を見に行ったけど、雲もあってイマイチ(^_^;)
ベッドに戻って就寝。
朝4時起き20:30には寝たな(^_^;)
8/3(月)初日山行
ファミリーハイキング
小屋泊
距離:10.992km
沿面:11.348km
所要時間:9時間30分
(うち朝食+昼食:1時間15分)
累積標高+1528m -780m
最低標高点1870m(桜平ゲートから治郎兵衛沢出合)
最高標高点2751m(硫黄岳看板)
4:00起床
4:45ちの旅館出発
5:45桜平駐車場(バナナ)6:00
6:03桜平ゲート(登山口)
6:42夏沢鉱泉6:45
7:37オーレン小屋8:00
(内朝食23分FDお粥)
8:52箕冠山 (2,590m)8:55
9:12根石岳 (2,603m)9:15
フルーツ
10:05東天狗岳(2,640m)10:20
10:38西天狗岳(2,645.8m)10:42
10:58東天狗岳11:50
(昼食52分アルファ米+FDスープやFDにゅうめん)
12:17根石岳12:22
12:30根石岳山荘前12:53
12:58箕冠山
13:29夏沢峠13:42
14:52硫黄岳2751m15:02
15:30硫黄岳山荘
チェックイン
生ビール800円×2
夕食付き8000円(大人)×2
子ども4000円×2
個室4000円
17:30夕食18:00
20:00消灯
山行二日目に続く・・・
7月最終土日の地元の祇園祭が終わって一安心。
でもその後に控えている夏山登山に向け、色々と準備奮闘していたら熱が出た。
もちろん私がです(-_-;)
食事もロクにできなくなってかなり弱ってしまった。
翌日、医者に行って検査してもらったら熱中症か胃腸風邪だったらしいが、回復傾向にあるという。
んじゃ、毎年恒例の遠征ファミリーハイキングに行きましょう!
今回の山行計画
初日
桜平→夏沢鉱泉→オーレン小屋→箕冠山→根石岳→東天狗岳→西天狗岳→東天狗岳→根石岳→箕冠山→夏沢峠→硫黄岳→硫黄岳山荘:泊
二日目
硫黄岳山荘→横岳→硫黄岳山荘→硫黄岳→赤岩の頭→オーレン小屋→夏沢鉱泉→桜平
いつもなら、道の駅などで車中泊なのだが、ゲリラ豪雨予報があったので、金銭的に解決。茅野駅の近くでビジネスホテル(民宿)で素泊まり一泊4000円/1人(税込)を見つけた。疲れからの病み上がりの私は山行前にちゃんと寝ておくことが大切・・ということで大枚をはたくことになった(T_T)
で、当日。
名神から中央自動車道を走り、諏訪インターチェンジに近いバローで食料買い出し。
しかし、私は食欲なし(T_T)
やむなく私はコンビニでザル蕎麦弁当。
他の家族はバローの惣菜など。
ヨメさんは朴葉寿司なるものを見つけご満悦。
ちの旅館は、民宿みたいな旅館だった。
部屋にはテレビ、扇風機、冷凍なしの冷蔵庫、湯沸かしポット800ml。
洗面・トイレ・風呂は共同。
トイレはウォシュレット付き、風呂は広くて洗い場がたくさんあった。
コインランドリーや電子レンジも共同で使える。
部屋のエアコンが効かないのでクレームを言ったら、夜中に冷え冷え(-_-;)朝は寒かった。
寝る前の外はドエライ雷!ビカビカ光とパラパラ雨。
でも茅野駅周辺の山間では大雨洪水警報&土砂災害警戒情報が出されていた。
8/2(日)前夜泊
13:20伊賀
17:10諏訪湖SA
17:30バロー買い出し
18:10ちの旅館4000x4=16000
チェックイン
21:00消灯
翌朝4:00起床
空は明るく良いお天気。
子ども達を起こすのに手間取り4:45に旅館を出発。
リゾート地の三井の森を通り越して唐沢温泉分岐を右方面に進む。
すぐに地道の林道となるが、ここからが長かった。
早朝なので、すれ違いの車が無いので良いけど道幅が狭い。
結局、慎重に進んで車の停めやすい場所に到着したのは、茅野駅近くの旅館から1時間が経過していた(T_T)
でも、FFのセレナでも夏なら到着できるのだ。
駐車スペースは8/3(月曜)早朝なら余裕あり。
諏訪インター近くのバローで買ったバナナを各自頬張って山行準備。
レッツゴー。
道端に路上駐車がここの駐車場の標準?
でも昨夜の豪雨のため?道が溝のようになって・・・
もう少し金を取ってでも道路と駐車場を整備して欲しいなぁ(-_-;)
道を少し戻って桜平登山道ゲートに向かう。
すぐに真新しい簡易舗装路になったが、息子(小4)の持病が出た。
そういえば、御岳でも同じ症状になった。
息が出来ない?喘息?
ゼーゼー、ゼロゼロしてきそうな雰囲気。
そういえば、御岳の時も歩き始めの標高が高くてダメだったなぁ
気管支拡張剤のホクナリンテープを背中に貼って様子を伺いながら歩けば・・・
夏沢鉱泉まで少し時間がかかったものの復活!
そういえば、夏沢鉱泉までは車(四駆なら)で登れる林道だったけど、夏沢鉱泉以降は登山道。
それでも整備道で非常に登りやすい。
信州にやってきなぁ!と思うのが紫のヤマホタルブクロ
道端の至る所でイチヤクソウが咲いていたが、登るに連れどんどんイチヤクソウがキレイに蕾になっていく。
この黄色いのはミヤマアキノキリンソウ?
沢沿いに歩いて行く。
このあたりでゴゼンタチバナも咲いているが、もう種ができそう?
ギンリョウソウ?
夏に単発で出てきているこいつらは、おそらくアキノギンリョウソウ=ギンリョウソウモドキ!!
中が覗くことができたら花柱がクリーム色で葯がオレンジ色のはず。
沢沿いでいろんな花を観察
オダマキもたくさん咲いている
ダケカンバの森を登って
おや?日当たりの良い土手に小さな小さなイチゴ?
これはシロバナノヘビイチゴ?食べられるはず?
と、口に入れるとなんと!甘酸っぱくて美味しい!
本当に小さな実なんだけど意外に美味いのだ!
導水パイプ沿いに登っていけば
朝日が眩しい
もうこの花は終わりかけだなぁ
こちらは種が出来てきている模様
ジグザグ道になってきた。
これを登りきればオーレン小屋になるはず。
針葉樹の森のジグザグ道は穏やかな上り道
登山道の下部では枯れ始めていたイチヤクソウがここまで登ると若返ってキレイ
歩いている前方の森が明るくなったら、オーレン小屋に到着。
ここまでで、駐車地から約1時間35分。
お腹が減ってきたので小屋前で朝食。
お湯を注ぐだけで出来るフィリーズドライお粥・雑炊(永谷園)&パンで済ませる。
さぁ森林限界を目指して登ろう!
本日は硫黄岳山荘での小屋泊。
それまでに天狗岳まで行きたいので箕冠山ルートを登る。
シラビソとカラマツの針葉樹を突き抜ける溝道を歩けば巨大ナメクジと遊ぶ。
溝道にはキノコやイチヤクソウの蕾をたまに見かける程度。
朝も8時40分を過ぎて夏の太陽が暑い
バイケイソウが出てきたら標高2600mに近い。
オーレン小屋から50分ほどで見晴らしの無い箕冠山に到着。
でもここには案内板がある三叉路。
現在地を確認して本日の行程を子ども達に見せたら「ええええ!!そんなに遠くまで行くの!?」と罵られる(-_-;)
いやいや、君たちは今までにそれくらいの距離は平気で歩いているのだよ(^_^)
まぁ、可愛い花の待つ根石岳に行こうじゃないか!
すぐに森林限界を越えてハイマツエリア&おおお!
根石岳と天狗岳が!
手前の山小屋は根石岳山荘。
時間は朝9時。
快晴で言うことなし!
遠くに見えるトゲトゲの山たちは北アルプスの山たち!
ここから先は高山植物がイッパイかも?
コヨウラクツツジかな?
これウツボグサ?イブキジャコウソウ?
この時期、ミヤマコゴメグサが主役。
午前9時過ぎの根石岳山頂への登山道
青空が眩しい
よくみればオンタデも咲いている。
おおお、このエリアでたくさん咲いているのはトウヤクリンドウ。
今年は10日くらい花の季節が早く巡っているらしい
9:12根石岳山頂に到着。
せっかくだから天狗岳東峰までまず行こう!
ロープで囲われているのはパセリがイッパイ?
いや違ったコマクサたちの保護エリア。
これってオオバコ?
いや?ムカゴトラノオか?
これって今度こそウツボグサ?
よくわからない(^_^;)
で、花にトゲトゲがないのはイワギキョウだけど下向きに咲いているからチシマギキョウ?
うーん、これはワカラナイ。
この花?蕾?実?は何でしょう?
↓画面左の小さな花の集合体はドクゼリ?
真ん中はミネウスユキソウです?
この花!これがたくさんあった。
ウメバチソウで正解かな?
ホソバイワベンケイ?
もう花じゃなくて実ができてきている?
ハエのお尻が写ってるけどウメバチソウ群落
これはミヤマミミナグサかな?
バナナのような花がイワオウギ?
ホソバイワベンケイの実ですよね?
ミヤマダイコンソウだろう!?
金網の道が巻き道になっている?その先が東天狗岳山頂?
で、うちの娘は岩場にあるモジャモジャが気になる。
彼女はどうも地衣類が気になるようだ(*_*
右側にザレた場所があったけど、そこを通らないようにこの仕掛けが出来たのかな?
東天狗岳山頂は10人近くの登山者がいた。
山頂で記念撮影をしてあげたり、したりしたが、まだお昼には早いのでザックを東天狗岳にデポして西天狗岳まで行ってみることにした。
頂上直下は黄色い岩のガレ。
遠目には分からなかったよ(^_^;)
当ブログを長年お読みいただいている方はもうお気づきだと思いますが、ピンクのシャツを着ているのは私の娘で小6です。最近すごく図体がデカくなったんです(^_^;)
意外にちゃちゃっと西天狗岳に到着。
以外に平らで広い。
こうなると眺望(景色)が楽しめない。
長居は無用(^_^;)
ザックのある東天狗岳にもどる。
天気は曇り空になってしまったが東天狗岳の頂上直下で昼食にした。
メニューはフリーズドライ(FD)ソーメンやスープとアルファ米。
↑の黄色いのはFD卵スープ。赤いのはミネストローネ風スープ。
アルファ米は有事の際のために自宅に備蓄しているモノで、古くなってきたものを夏山山行で消費して新しいのを購入することにしている。
今回、子ども達に受けが良かったのが意外に赤飯のアルファ米。
私は何でも美味しく「いただく」(^_^;)
あ、晴れてきた!
向こうに見えるは諏訪富士と呼ばれる蓼科山?
標高2,531mの山らしい。
それに日本百名山にも入っているとか?
昼飯を食べ終わった息子が虫を発見?
あ?ゴマドレ!
もとい!
ゴマダラカミキリ!
モンベルの彼のTシャツに載ってる!
(去年もそんなことあったっけ?)
さぁ、このあたりはガスガスだけど根石岳方面に戻ろう!
たまに青空も見えているんだけど黒い雲が沸き立ってきた。
根石岳山荘の周辺はコマクサの群生地。
でも、フレッシュなコマクサはすでに少ない。
イワウメもご覧のように花殻だけ。
それにしてもパセリが乾いた地面に落ちている?
と目を凝らせばコマクサ!(^_^;)
コマクサって乾いた土地に生息しているイメージがあるけどいったい地下何メートルまで根っこを張っているんだろう?
コマクサを接写してみて思うのは、なんでコマクサの花に必ずと言っていいほど「穴」が開いているんだろ?
箕冠山の三叉路に戻って夏沢峠方面の森に進む。
これってヨウラクやなぁ?こんな時期に咲く?
この時期に咲くならミヤマホツツジ?
森のなかをこれでもか~!と下って行くと、これぞ!コバノイチヤクソウ!?
可愛いですね!!
けっこう歩いて、森林帯が飽きた!と思う頃に森のなかから飛び出す。
すると左手に爆裂火口。
ヒュッテ夏沢は営業していたけども「こまくさ荘」は営業していなかったように感じた。
ヒュッテ夏沢の休憩所(食堂)をお借りして給水休憩をとって本日最後の登りとなる硫黄岳にアタック。
森から抜け岩場に差し掛かかるとミヤマダイモンジソウがお出迎え。
その周辺にはイワヒゲもあったが、すでに実がなっていた。
ここに咲いているミヤマホツツジ。
よく整地された登山道をジグを切って登っていく。
雨が頬をポツ・・・・ポツ・・・と濡らすが、最終的に雨にならなかった。
岩の隙間にはミヤマダイモンジソウたちが咲いている。
瓦のように薄い岩が折り重なった独特の道を行く
この山域の森林限界で我々を出迎えてくれたのがイワヒバリたち。
人を怖がらない愛くるしい子たちは疲れを忘れさせてくれる。
爆裂火口沿いにトンガリが等間隔に並んでいる
近づくとそのトンガリはケルン。
誰が何のために積んだのかワカラナイが、次のケルンまでは頑張って休憩せずに登ろう!と励みになる!
爆裂火口が真横から眺められる場所にやってきた。
山が噴火で吹っ飛んだ!?
そのなごりがこのグランドキャニオンのような景色だなんて?
想像も出来ない。
硫黄岳の山頂に着いた!
でも小石にうめつくされた平らな山頂。
あとで知ったのだが国土地理院の三角点は更に400m北東に進んだ所なのですね!
三角点のあることなどスッカリ忘れていながら爆裂火口を覗き込む。
こりゃ~・・・雪が積もったらスキーか?ダメ?(^_^;)
百名山の赤岳がそびえ立つ独特の稜線!!!
おお!八ヶ岳に来たのだ!と思う景色だ。
本日の山行は左手のなだらかな吊尾根の中間部にある硫黄岳山荘まで。
硫黄岳山荘で小屋泊である。
硫黄岳から硫黄岳山荘までが時間がかかった。
下っていくだけならすぐに終わるんだけど花が多いのだ。
そんなことはお構いナシに子ども達は山小屋でジュースが飲めるのを目指して頑張る。
父も生ビールを励みに頑張る!
登山道沿いに山野草保護のためのロープが張られ、そこを眺めるとコマクサがあちらこちらにイッパイ!
さすがにシーズンは終盤になっていてくたびれているが、
たまにアップに耐えられるコマクサもある。
それにしてもこんな劣悪な環境で、しかも水気の少ない石ころだらけの環境でよくも発芽出来るものだ(^_^;)
稜線の東面。
一段下がった場所に佇む硫黄岳山荘に到着。
よく歩いた!
チェックイン!
今回は私の病み上がりという事と、明日の早朝出発に備え、気兼ねのない個室4000円を張り込んだ。
ちなみに、夕食付き(朝飯抜き)一泊で大人が8000円。子どもはここから4000円引き。
寝具・食事は大人も子どもも同じ内容。
この小屋、500円払えば温水シャワーが利用できて、水洗&ウォシュレット付き。しかも発電機以外にソーラ発電&蓄電で夜中にトイレに行くのにもヘッデン不要。
部屋は8人部屋を個室として用意してくれていた。
野外に出て生ビールとジュースで乾杯!
あ?シロバナコマクサの枯れたのがある!
晩御飯は17:30に食堂
若いスタッフたちが一生懸命作ってくれた地元野菜を使ったもの。
山の上で野菜中心にいろんな味付けで食べられるのが嬉しい。
でもメインは冷凍焼きサンマか?と落胆していたら
グループ単位で大鉢が配膳された。
シシトウの中に緑色の?
食べてみると緑の味噌焼きは、巨大ズッキーニを焼いたものの味噌田楽。
これ美味しい!
シシトウがピリっと辛くて酒が進む!
そしてナスの煮浸し、ヒジキのたいたん。
そして若鶏の唐揚げ!!!
すっご~い!
あ、そうそう。
糠漬けの古漬け?と思ったナスの漬物があった。
これなに?とスタッフに聞くとオーナー宅で作られたナスの辛子漬けらしい。
すんごい酸味で日本酒を飲みたい人は絶賛だろう!
こんなに手作り感覚満載で野菜をたくさん食べられる小屋って!スゴイ!
いやぁ~!ワインもシャトー物(ハーフをオーダー)で美味しかったし、スタッフも笑顔で、絵が上手な女の子も居ててすごく良かった!
ごちそうさまでした!
食後に小屋から出て稜線に出て夕日を見ようとしたら峰の松目?方面に沈む太陽。
雲が多くて、うーん・・・イマイチな感じ。
少し肌寒いね!と、小屋に戻った。
談話室で時間を過ごし。
個室に戻って子ども達とトランプ。
消灯前に外に出て星を見に行ったけど、雲もあってイマイチ(^_^;)
ベッドに戻って就寝。
朝4時起き20:30には寝たな(^_^;)
8/3(月)初日山行
ファミリーハイキング
小屋泊
距離:10.992km
沿面:11.348km
所要時間:9時間30分
(うち朝食+昼食:1時間15分)
累積標高+1528m -780m
最低標高点1870m(桜平ゲートから治郎兵衛沢出合)
最高標高点2751m(硫黄岳看板)
4:00起床
4:45ちの旅館出発
5:45桜平駐車場(バナナ)6:00
6:03桜平ゲート(登山口)
6:42夏沢鉱泉6:45
7:37オーレン小屋8:00
(内朝食23分FDお粥)
8:52箕冠山 (2,590m)8:55
9:12根石岳 (2,603m)9:15
フルーツ
10:05東天狗岳(2,640m)10:20
10:38西天狗岳(2,645.8m)10:42
10:58東天狗岳11:50
(昼食52分アルファ米+FDスープやFDにゅうめん)
12:17根石岳12:22
12:30根石岳山荘前12:53
12:58箕冠山
13:29夏沢峠13:42
14:52硫黄岳2751m15:02
15:30硫黄岳山荘
チェックイン
生ビール800円×2
夕食付き8000円(大人)×2
子ども4000円×2
個室4000円
17:30夕食18:00
20:00消灯
山行二日目に続く・・・
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