2015,08,21, Friday/五代目
前日に登った北八ヶ岳前半戦の続きは硫黄岳山荘での小屋泊の深夜からスタートです。
20:30に寝て・・・5時間後に目が覚めた。
昔はいくらでも寝ることができたのに、40才くらいから必ず5時間くらいで目が覚める(T_T)
時計を見るとam1:30・・・トイレに行こう(-_-)
これも定番化しているなぁ(T_T)
トイレに行くのにヘッデン・・・小屋泊大部屋なら物音を立てないように・・・と気を使うけれど、個室だから気を使うのは家族だけ。
あ!この時間なら!朝の混雑も無いから人に気兼ねなく「大」も済ませよう!なんたってウォシュレット付きトイレだもん!
、とトイレに向かう道中・・・二階から降りてトイレに向かったのだが、トイレの個室までヘッデン不要。
はぁ~この小屋は快適だなぁ。。。と小屋名物のウォシュレットに座った。
が!便座は冷たく、振り返って便座を確認すると通電ランプは消えている!!
あ!消灯になったら非常灯は点いていてもウォシュレットは消灯なんや!
が~~~~ん!!(T_T)
これじゃ普通の洋式トイレやん(T_T)
でも、完全水洗で簡易水洗にありがちなトイレ臭が一切なし!
ウォシュレット無しでも快適やぁ~
・・・部屋に帰って4時まで寝直し。
4時に起きて歯を磨き、朝食や行動分の水をプラティパスに入れパッキング。
さぁ!日が昇るまでに行動開始してご来光を見よう!
小屋の外の東の空は夜明け前のいい感じ!
夜露でベンチは濡れているけれど風もなく清々しい!
夜明けを待たずに横岳を目指して歩き始める。
4:50を過ぎてより明るくなってきた東の空に太陽!
雲海が無かったので少し見応えが少なかったけど、今回はシッカリご来光!
コマクサたちも朝露と朝日に照らされてイイ感じだ。
振り返ると朝日に照らされた硫黄岳と泊まっていた硫黄岳山荘。
本当に夜明けのこの瞬間の草花達が一番キレイ
夜露のしずくがなんとも言えない
この横岳に登っていく道中に感じたのが硫化水素臭。
何処がその発生源?とシゲシゲ見るがワカラナイ。
土壌がそうなんだろうか?
まだ日陰の小同心、大同心に朝日に照らされた阿弥陀岳。
権現岳の後ろに控えるは南アルプスか?
私達家族の登る登山道は電気柵が続く道。
電柵の向こうにはコマクサ群落。
上にも
向こうにも
下にも
電気柵とコマクサ群落。
まるでコマクサ畑か?と言うくらいにコマクサだらけだけど柵が邪魔!!
電柵に触れて痛みまくっているコマクサがたくさん存在していた。これって本末転倒?
電柵が終わると小ピーク(台座の頭付近なのかな?)
ここに来て凄く感動!
富士山が見えた!
雲海の上にポコっと富士山。
見間違うことのない日本一の富士山。
実は今回の山行はこのためにあったのです。
「富士山の見える山に登る」
でも、南アルプスのようにバス代がかかったり、ロープウェイ代がかかるような山行は却下。
反省としては、「ここでご来光を見たかった」ということだろう。
ご来光は、硫黄岳山荘からも見えるのだが、やっぱり富士山や雲海とセットで見るのが正解と私は思った。
硫黄岳山荘からこの場所まで、ゆっくり休憩しながら歩いて40分。
なので8月上旬なら4時50分~55分が日の出に間に合わせるなら、最低でも4:10に小屋を出発するのが大正解。
富士山との記念撮影を済ませて先に進む。
まもなく横岳手前の岩場が現れた。
当然ながら足場もホールドもシッカリしている場所に鎖が補助的に装着されている。
でも、落ちないようにしないとイケナイ場所を通る。
自分の下にいるものを巻き込まないようにするためにも鎖を上手く使うように子ども達に三点確保を教える。
鎖場を過ぎると鉄製ハシゴ・・・登ろうとすると立て付けが悪い(-_-;)
大人は何とかなっても子ども達に万が一があると困るので、巻き道・・・あった。あった。錆びているけど足場のようなスロープを行く。
そしてちゃんと動かなくなっているハシゴを登り切って岩尾根を登れば!
横岳の看板!2829mかぁ~!!
富士山と赤岳がバックにそびえている!
おおおお!ええ景色やのお!
駐車地の都合上、赤岳は次回の八ヶ岳チャレンジの日までオアズケや!
さぁ!小腹が減った!朝ごはん・・・
いや、いや、ここってスゴク虫が飛び交っていて虫を食べてしまいそう!
さっき富士山が見えた場所まで戻るのが良さそうや!
さぁ、朝飯を食べに行こう!鎖場を戻れ!
こうして見るとけっこうな高度感だなぁ(^_^;)
・・・と、いうことで富士山を最初に見えた場所にほど近い陽だまりで朝食。
フリーズドライのビーフシチューとクリームシチューをパンでいただく!
お湯は朝に硫黄岳山荘で汲んできた水を鍋で沸かした。
朝日に照らされた横岳と富士山をオカズに、うっんまーい!
あれ?岩陰にスッゴイ綺麗なコマクサのデッカイのがある!
朝日に輝いてキレイなぁ
でも、この陽光に暖められてスンゴイ数の羽虫が飛んでいるのよね(^_^;)
↑山の影に光る黄色い点々が虫なんです。
その虫を狙ってる?小鳥が現れた。
あ?イワヒバリ?
たしか、彼らは雑食。
よく見ていると虫を食べずにコマクサを食べてる?
花の蜜狙いなのか?
と、いうことはコマクサたちに空けられた穴はイワヒバリたちが蜜のある雌蕊を食べるため?
それにしても近づいても逃げないね(^_^;)
来た道を戻るのでコマクサ群落地をもう一度見物。
そして硫黄岳山荘を通り過ぎ、硫黄岳に登り返す。
うーん、それなりにシンドイ!
そしてオーレン小屋への最短ルートを取るために赤岩の頭の方向に下る。
もう、この時、家族みんなの頭には下山後に行く温泉のことが楽しみ!
早く下って温泉で汗を流してサッパリ・スッキリしたい!
振り返るとすでにガスが上がってきつつある横岳と赤岳。水蒸気が多い。
赤岩の頭に下って行くとザックを担がない若者たちが赤岳鉱泉方向からたくさん登ってきた。
いったいどういう目的で登ってきているのだろう?
オーレン小屋へのルートは最初はハイマツのトンネルの中を下っていく。
ダケカンバの森の向こうに天狗岳が見えた。
ズダヤクシュかな?
山腹道になるとゴゼンタチバナの花が点在しはじめた。
それにしても森は倒木が折り重なり、そこがコケ類・地衣類の楽園。
植林だらけの森やヒメシャラ・ブナ林ばかりの普段歩いている山域と全く違う植生に感銘を受ける。
うーん、これは確か、シラタマノキの花?
そしてこの森は野鳥の楽園?
こいつは誰?
キノコも雨後でいっぱい出てきている。
あ!ついに姿を表した!
頬や喉が朱色の「ウソ♂」です!
針葉樹林を我慢強く下ってくると木橋があった。
このあたりにはイチヤクソウがたくさん見える。
コバノイチヤクソウが正解かな?
沢の岩にルリビタキが遊びにきていた。
すぐにオーレン小屋に到着。
ここで行動食用に持ってきたドライフルーツとフルーツケーキを食べながら休憩。
さぁ!下山後の温泉まであとひと頑張り!
夏沢鉱泉までも同じ道。
キソチドリかな?
水辺の近くには野生のクレソン?ってこれって帰化植物でしょ?
こんな場所にあってもいいの???
見間違っているのならいいのだけど・・・
キバナノヤマオダマキがたくさん咲いている
夏沢鉱泉で娘が大好きな冷やしキューリを食べて、あともう少し!
最後の登りは駐車場直下のゲート手前です!
駐車地間近にベニテングダケの幼菌?
タマゴダケのようだけど、足元に肝心のタマゴが無いのよ!!
は~~~~!おつかれさん!
みんな頑張った!
駐車場に到着!
山行終了です。
赤岩の頭手前の下山開始から2時間10分で下山完了でした!
8/4(火)
距離:7.614km
沿面:7.852km
所要時間:5時間57分
(うち朝食:32分)
累積標高+412m -1159m
最低標高点1870m(桜平ゲートから治郎兵衛沢出合)
最高標高点2804m(横岳看板)
4:00起床
4:44硫黄岳山荘出発
4:52日の出待ち4:57
(標高2682m)
5:45奥ノ院5:57
6:13標高2781m6:45
朝食32分FDシチュー&パン
7:08硫黄岳山荘前7:22
8:17赤岩の頭8:24
9:15オーレン小屋9:30
10:07夏沢鉱泉10:11
10:34桜平駐車場
2日間の合計
距離:18.606km
沿面:19.2km
所要時間:15時間27分
(うち食事:1時間47分)
累積標高+1940m -1949m
最低標高点1870m(桜平ゲートから治郎兵衛沢出合)
最高標高点2804m(横岳看板)
そして下山後のお楽しみに向かう!
桜平からの林道は、対向車とのすれ違いにヤキモキ(^_^;)
林道の道幅が狭いからスレ違う(離合)するのが大変。
やっぱり腰高の4WDがええなぁ~
11:30尖石温泉縄文の湯に到着。
大人400円、中学生以下300円
http://www.city.chino.lg.jp/www/contents/1000000763000/
ここの温泉、空いてて良かったです~
そして、約10年の時を隔てて私とヨメさんがかつて蕎麦フリークになるキッカケになった蕎麦屋にレッツゴー!
と、いうものの昼ごはん時なので混雑しているだろ・・・
12:20混雑しまくってる!!(-_-;)
駐車場が溢れかえってて路上でハザードピカピカ。
タイミングよく駐車場をゲットしてウェイティング帳に名前を書き込むと「18人一気に入らないといけない団体さんが居るから最低でも1時間待ちになるよ」とのこと(T_T)
・・・それは勘弁・・・山で粗食にしてきたから腹減ってるんよ(T_T)
近場で評判の良い1軒に電話をするが電話に出ず。定休日じゃないので混雑しまくりで応対できないもよう。
もう1軒に電話すると満席ながら待っている人は今居ないのでお待たせするコトはない。とのこと。じゃ、いっぺん行ってみよう!
と、ビーナスラインを車で登って、蓼科湖を越え、「え?!ここか!?」という看板に導かれ駐車場に・・・
森のなか・・・山野草が覆い茂った中に佇む「雰囲気のある出で立ちの蕎麦屋」。
屋号のプレートに「蕎麦」という文字は無くローマ字で苗字だけ?
知る人だけの蕎麦屋と言ったところだね。
外で待つこと5分余り。
部屋に通されメニューを見て驚いた。
セイロ蕎麦1人前1600円?(しかも税別?)
・・・ちょっと待って・・・この値段は・・・過去最高だわ(^_^;)
どうやら異次元に来てしまったみたい(T_T)
まずは、運ばれてきた蕎麦をつゆなしで食べてみる・・・
うーん・・・今の時期なら、香りは仕方ないのだけれど、十割にしても極端に短いし切りムラがあって、バチっぽいのも入ってる。
材料や器・・・器ねぇ・・・
スミマセン。昨年食べたオバちゃんがやってたお店の二八そばの方が100倍私の好みです。
これぽっちの蕎麦で1600円はダメでしょう・・・(-_-;)ダメダメ
こうなれば!みつ蔵に戻るぞ!とビーナスラインを下る!
ウェイティング帳に名前を書いて1時間後。
みつ蔵に戻るとまだ私達のウェイティングの順番になっていなかった!(^_^;)どやねん!
18人の団体が食べている最中のようだ(-_-;)
20分ほど待っているとマイクロバスとワゴン車で2台で東京都内から来ているという彼らが出てきて、一般客がどんどん店に招かれる。私達も入れた。
よっしゃぁ~!
せいろ蕎麦・・・ここは一人前の蕎麦が、せいろ2枚に分かれていて食べている途中で二枚目を持ってきてくれるシステム。一番美味しい時に蕎麦を食べさせたいご主人のこだわり。
子ども達は、先ほどの1600円(税込だと1728円)の蕎麦で腹が膨れたというので、特に食べたくないと言うので、みつ蔵特製の「たまご焼き」をオーダー。
ヨメさんは「せいろ1人前」。
私は悩んだ挙句に夏なのに「鴨せいろ」!
まずは度肝を抜かれる一枚板に乗せられた出汁でズグズグの超巨大「たまご焼き」!
大量のおろし大根&醤油がナウシカを襲ったオームのよう。
これを腹いっぱいと言ってた子ども達に食べさせると「誰が食べられない・・・」やねん!
親は2切れしか食べられなかったぞ!(T_T)
で、蕎麦を2人前しか頼んで居ないのに、蕎麦猪口と薬味皿が4人分。子ども達の前にもやってきた?何かの間違え?と思っていたら、みつ蔵の女将さんが「子ども達の分に分けて食べるんでしょ?4枚とも作って持ってきたよ!どうぞ!」
なるほど~2枚ずつ出してくれるシステムを逆に家族でシェアさせてくれるんだ!
気が利くねぇ~
私の頼んだ「鴨せいろ」・・・・
相変わらず美味すぎる・・・(T_T)
生きてて良かった~(T_T)(T_T)
もーさいこー
これ書いていてまた食べたくなった(T_T)くいてーよー!
実はこのお店に行くのは今回で5回目。
初めて食べた時に美味しくて1泊2日で毎日昼食に食べて、その年の秋にこの店のためにもう一回やってきた。その当時は夜営業もしていて、その時の蕎麦会席が食べたかったのだ。そして翌昼もここの蕎麦食ったっけ?
鴨せいろは4回目の昼にチャレンジしてハマった味。
相変わらず美味い!
子ども達のつけ汁も貰ってノーマルで食べてみたけど、やはり美味い(T_T)
来てよかったよ(T_T)
ヨメさんと子どものシメは、みつ蔵特製の蕎麦プリン。
やっぱり、蕎麦の菓子でこれが最強!(^_^)!
美味い!昔と変わらない美味しさ!
まだまだウェイティングがイッパイだったので、名残惜しく、みつ蔵を後にした。
農産物直売所でソフトクリーム食べて、野菜や野沢菜、プラムを買って中央自動車道に。
この時買ったプラム、ムチャクチャ美味かったっす!
中央道のサービスエリアで「やっぱり五平餅」も食べないと!と子ども達。
五平餅は信州名物だっけ?
トイレ休憩に寄ったパーキングエリアの売店に「夏りんご」と書かれた小ぶりの青りんごも買って帰りました。調べると「夏緑」と呼ばれる物かな?
甘酸っぱくて美味しかったので娘が気に入って毎食後のデザートにしてました。
で、名神を降りて晩御飯・・・うちの打ち上げ場所は最近「サイゼリア」
ここで好きなものを腹いっぱいになるまで食べるのだが、TVドラマ天皇の料理番のオンエア以降、うちの娘が「エスカルゴ」にハマっている。
松阪市の三重エスカルゴ開発研究所で育てられているブルゴーニュ種(ポマティア)がベラボウに美味いんだけど、これは内緒にしておこう!
20:30に寝て・・・5時間後に目が覚めた。
昔はいくらでも寝ることができたのに、40才くらいから必ず5時間くらいで目が覚める(T_T)
時計を見るとam1:30・・・トイレに行こう(-_-)
これも定番化しているなぁ(T_T)
トイレに行くのにヘッデン・・・小屋泊大部屋なら物音を立てないように・・・と気を使うけれど、個室だから気を使うのは家族だけ。
あ!この時間なら!朝の混雑も無いから人に気兼ねなく「大」も済ませよう!なんたってウォシュレット付きトイレだもん!
、とトイレに向かう道中・・・二階から降りてトイレに向かったのだが、トイレの個室までヘッデン不要。
はぁ~この小屋は快適だなぁ。。。と小屋名物のウォシュレットに座った。
が!便座は冷たく、振り返って便座を確認すると通電ランプは消えている!!
あ!消灯になったら非常灯は点いていてもウォシュレットは消灯なんや!
が~~~~ん!!(T_T)
これじゃ普通の洋式トイレやん(T_T)
でも、完全水洗で簡易水洗にありがちなトイレ臭が一切なし!
ウォシュレット無しでも快適やぁ~
・・・部屋に帰って4時まで寝直し。
4時に起きて歯を磨き、朝食や行動分の水をプラティパスに入れパッキング。
さぁ!日が昇るまでに行動開始してご来光を見よう!
小屋の外の東の空は夜明け前のいい感じ!
夜露でベンチは濡れているけれど風もなく清々しい!
夜明けを待たずに横岳を目指して歩き始める。
4:50を過ぎてより明るくなってきた東の空に太陽!
雲海が無かったので少し見応えが少なかったけど、今回はシッカリご来光!
コマクサたちも朝露と朝日に照らされてイイ感じだ。
振り返ると朝日に照らされた硫黄岳と泊まっていた硫黄岳山荘。
本当に夜明けのこの瞬間の草花達が一番キレイ
夜露のしずくがなんとも言えない
この横岳に登っていく道中に感じたのが硫化水素臭。
何処がその発生源?とシゲシゲ見るがワカラナイ。
土壌がそうなんだろうか?
まだ日陰の小同心、大同心に朝日に照らされた阿弥陀岳。
権現岳の後ろに控えるは南アルプスか?
私達家族の登る登山道は電気柵が続く道。
電柵の向こうにはコマクサ群落。
上にも
向こうにも
下にも
電気柵とコマクサ群落。
まるでコマクサ畑か?と言うくらいにコマクサだらけだけど柵が邪魔!!
電柵に触れて痛みまくっているコマクサがたくさん存在していた。これって本末転倒?
電柵が終わると小ピーク(台座の頭付近なのかな?)
ここに来て凄く感動!
富士山が見えた!
雲海の上にポコっと富士山。
見間違うことのない日本一の富士山。
実は今回の山行はこのためにあったのです。
「富士山の見える山に登る」
でも、南アルプスのようにバス代がかかったり、ロープウェイ代がかかるような山行は却下。
反省としては、「ここでご来光を見たかった」ということだろう。
ご来光は、硫黄岳山荘からも見えるのだが、やっぱり富士山や雲海とセットで見るのが正解と私は思った。
硫黄岳山荘からこの場所まで、ゆっくり休憩しながら歩いて40分。
なので8月上旬なら4時50分~55分が日の出に間に合わせるなら、最低でも4:10に小屋を出発するのが大正解。
富士山との記念撮影を済ませて先に進む。
まもなく横岳手前の岩場が現れた。
当然ながら足場もホールドもシッカリしている場所に鎖が補助的に装着されている。
でも、落ちないようにしないとイケナイ場所を通る。
自分の下にいるものを巻き込まないようにするためにも鎖を上手く使うように子ども達に三点確保を教える。
鎖場を過ぎると鉄製ハシゴ・・・登ろうとすると立て付けが悪い(-_-;)
大人は何とかなっても子ども達に万が一があると困るので、巻き道・・・あった。あった。錆びているけど足場のようなスロープを行く。
そしてちゃんと動かなくなっているハシゴを登り切って岩尾根を登れば!
横岳の看板!2829mかぁ~!!
富士山と赤岳がバックにそびえている!
おおおお!ええ景色やのお!
駐車地の都合上、赤岳は次回の八ヶ岳チャレンジの日までオアズケや!
さぁ!小腹が減った!朝ごはん・・・
いや、いや、ここってスゴク虫が飛び交っていて虫を食べてしまいそう!
さっき富士山が見えた場所まで戻るのが良さそうや!
さぁ、朝飯を食べに行こう!鎖場を戻れ!
こうして見るとけっこうな高度感だなぁ(^_^;)
・・・と、いうことで富士山を最初に見えた場所にほど近い陽だまりで朝食。
フリーズドライのビーフシチューとクリームシチューをパンでいただく!
お湯は朝に硫黄岳山荘で汲んできた水を鍋で沸かした。
朝日に照らされた横岳と富士山をオカズに、うっんまーい!
あれ?岩陰にスッゴイ綺麗なコマクサのデッカイのがある!
朝日に輝いてキレイなぁ
でも、この陽光に暖められてスンゴイ数の羽虫が飛んでいるのよね(^_^;)
↑山の影に光る黄色い点々が虫なんです。
その虫を狙ってる?小鳥が現れた。
あ?イワヒバリ?
たしか、彼らは雑食。
よく見ていると虫を食べずにコマクサを食べてる?
花の蜜狙いなのか?
と、いうことはコマクサたちに空けられた穴はイワヒバリたちが蜜のある雌蕊を食べるため?
それにしても近づいても逃げないね(^_^;)
来た道を戻るのでコマクサ群落地をもう一度見物。
そして硫黄岳山荘を通り過ぎ、硫黄岳に登り返す。
うーん、それなりにシンドイ!
そしてオーレン小屋への最短ルートを取るために赤岩の頭の方向に下る。
もう、この時、家族みんなの頭には下山後に行く温泉のことが楽しみ!
早く下って温泉で汗を流してサッパリ・スッキリしたい!
振り返るとすでにガスが上がってきつつある横岳と赤岳。水蒸気が多い。
赤岩の頭に下って行くとザックを担がない若者たちが赤岳鉱泉方向からたくさん登ってきた。
いったいどういう目的で登ってきているのだろう?
オーレン小屋へのルートは最初はハイマツのトンネルの中を下っていく。
ダケカンバの森の向こうに天狗岳が見えた。
ズダヤクシュかな?
山腹道になるとゴゼンタチバナの花が点在しはじめた。
それにしても森は倒木が折り重なり、そこがコケ類・地衣類の楽園。
植林だらけの森やヒメシャラ・ブナ林ばかりの普段歩いている山域と全く違う植生に感銘を受ける。
うーん、これは確か、シラタマノキの花?
そしてこの森は野鳥の楽園?
こいつは誰?
キノコも雨後でいっぱい出てきている。
あ!ついに姿を表した!
頬や喉が朱色の「ウソ♂」です!
針葉樹林を我慢強く下ってくると木橋があった。
このあたりにはイチヤクソウがたくさん見える。
コバノイチヤクソウが正解かな?
沢の岩にルリビタキが遊びにきていた。
すぐにオーレン小屋に到着。
ここで行動食用に持ってきたドライフルーツとフルーツケーキを食べながら休憩。
さぁ!下山後の温泉まであとひと頑張り!
夏沢鉱泉までも同じ道。
キソチドリかな?
水辺の近くには野生のクレソン?ってこれって帰化植物でしょ?
こんな場所にあってもいいの???
見間違っているのならいいのだけど・・・
キバナノヤマオダマキがたくさん咲いている
夏沢鉱泉で娘が大好きな冷やしキューリを食べて、あともう少し!
最後の登りは駐車場直下のゲート手前です!
駐車地間近にベニテングダケの幼菌?
タマゴダケのようだけど、足元に肝心のタマゴが無いのよ!!
は~~~~!おつかれさん!
みんな頑張った!
駐車場に到着!
山行終了です。
赤岩の頭手前の下山開始から2時間10分で下山完了でした!
8/4(火)
距離:7.614km
沿面:7.852km
所要時間:5時間57分
(うち朝食:32分)
累積標高+412m -1159m
最低標高点1870m(桜平ゲートから治郎兵衛沢出合)
最高標高点2804m(横岳看板)
4:00起床
4:44硫黄岳山荘出発
4:52日の出待ち4:57
(標高2682m)
5:45奥ノ院5:57
6:13標高2781m6:45
朝食32分FDシチュー&パン
7:08硫黄岳山荘前7:22
8:17赤岩の頭8:24
9:15オーレン小屋9:30
10:07夏沢鉱泉10:11
10:34桜平駐車場
2日間の合計
距離:18.606km
沿面:19.2km
所要時間:15時間27分
(うち食事:1時間47分)
累積標高+1940m -1949m
最低標高点1870m(桜平ゲートから治郎兵衛沢出合)
最高標高点2804m(横岳看板)
そして下山後のお楽しみに向かう!
桜平からの林道は、対向車とのすれ違いにヤキモキ(^_^;)
林道の道幅が狭いからスレ違う(離合)するのが大変。
やっぱり腰高の4WDがええなぁ~
11:30尖石温泉縄文の湯に到着。
大人400円、中学生以下300円
http://www.city.chino.lg.jp/www/contents/1000000763000/
ここの温泉、空いてて良かったです~
そして、約10年の時を隔てて私とヨメさんがかつて蕎麦フリークになるキッカケになった蕎麦屋にレッツゴー!
と、いうものの昼ごはん時なので混雑しているだろ・・・
12:20混雑しまくってる!!(-_-;)
駐車場が溢れかえってて路上でハザードピカピカ。
タイミングよく駐車場をゲットしてウェイティング帳に名前を書き込むと「18人一気に入らないといけない団体さんが居るから最低でも1時間待ちになるよ」とのこと(T_T)
・・・それは勘弁・・・山で粗食にしてきたから腹減ってるんよ(T_T)
近場で評判の良い1軒に電話をするが電話に出ず。定休日じゃないので混雑しまくりで応対できないもよう。
もう1軒に電話すると満席ながら待っている人は今居ないのでお待たせするコトはない。とのこと。じゃ、いっぺん行ってみよう!
と、ビーナスラインを車で登って、蓼科湖を越え、「え?!ここか!?」という看板に導かれ駐車場に・・・
森のなか・・・山野草が覆い茂った中に佇む「雰囲気のある出で立ちの蕎麦屋」。
屋号のプレートに「蕎麦」という文字は無くローマ字で苗字だけ?
知る人だけの蕎麦屋と言ったところだね。
外で待つこと5分余り。
部屋に通されメニューを見て驚いた。
セイロ蕎麦1人前1600円?(しかも税別?)
・・・ちょっと待って・・・この値段は・・・過去最高だわ(^_^;)
どうやら異次元に来てしまったみたい(T_T)
まずは、運ばれてきた蕎麦をつゆなしで食べてみる・・・
うーん・・・今の時期なら、香りは仕方ないのだけれど、十割にしても極端に短いし切りムラがあって、バチっぽいのも入ってる。
材料や器・・・器ねぇ・・・
スミマセン。昨年食べたオバちゃんがやってたお店の二八そばの方が100倍私の好みです。
これぽっちの蕎麦で1600円はダメでしょう・・・(-_-;)ダメダメ
こうなれば!みつ蔵に戻るぞ!とビーナスラインを下る!
ウェイティング帳に名前を書いて1時間後。
みつ蔵に戻るとまだ私達のウェイティングの順番になっていなかった!(^_^;)どやねん!
18人の団体が食べている最中のようだ(-_-;)
20分ほど待っているとマイクロバスとワゴン車で2台で東京都内から来ているという彼らが出てきて、一般客がどんどん店に招かれる。私達も入れた。
よっしゃぁ~!
せいろ蕎麦・・・ここは一人前の蕎麦が、せいろ2枚に分かれていて食べている途中で二枚目を持ってきてくれるシステム。一番美味しい時に蕎麦を食べさせたいご主人のこだわり。
子ども達は、先ほどの1600円(税込だと1728円)の蕎麦で腹が膨れたというので、特に食べたくないと言うので、みつ蔵特製の「たまご焼き」をオーダー。
ヨメさんは「せいろ1人前」。
私は悩んだ挙句に夏なのに「鴨せいろ」!
まずは度肝を抜かれる一枚板に乗せられた出汁でズグズグの超巨大「たまご焼き」!
大量のおろし大根&醤油がナウシカを襲ったオームのよう。
これを腹いっぱいと言ってた子ども達に食べさせると「誰が食べられない・・・」やねん!
親は2切れしか食べられなかったぞ!(T_T)
で、蕎麦を2人前しか頼んで居ないのに、蕎麦猪口と薬味皿が4人分。子ども達の前にもやってきた?何かの間違え?と思っていたら、みつ蔵の女将さんが「子ども達の分に分けて食べるんでしょ?4枚とも作って持ってきたよ!どうぞ!」
なるほど~2枚ずつ出してくれるシステムを逆に家族でシェアさせてくれるんだ!
気が利くねぇ~
私の頼んだ「鴨せいろ」・・・・
相変わらず美味すぎる・・・(T_T)
生きてて良かった~(T_T)(T_T)
もーさいこー
これ書いていてまた食べたくなった(T_T)くいてーよー!
実はこのお店に行くのは今回で5回目。
初めて食べた時に美味しくて1泊2日で毎日昼食に食べて、その年の秋にこの店のためにもう一回やってきた。その当時は夜営業もしていて、その時の蕎麦会席が食べたかったのだ。そして翌昼もここの蕎麦食ったっけ?
鴨せいろは4回目の昼にチャレンジしてハマった味。
相変わらず美味い!
子ども達のつけ汁も貰ってノーマルで食べてみたけど、やはり美味い(T_T)
来てよかったよ(T_T)
ヨメさんと子どものシメは、みつ蔵特製の蕎麦プリン。
やっぱり、蕎麦の菓子でこれが最強!(^_^)!
美味い!昔と変わらない美味しさ!
まだまだウェイティングがイッパイだったので、名残惜しく、みつ蔵を後にした。
農産物直売所でソフトクリーム食べて、野菜や野沢菜、プラムを買って中央自動車道に。
この時買ったプラム、ムチャクチャ美味かったっす!
中央道のサービスエリアで「やっぱり五平餅」も食べないと!と子ども達。
五平餅は信州名物だっけ?
トイレ休憩に寄ったパーキングエリアの売店に「夏りんご」と書かれた小ぶりの青りんごも買って帰りました。調べると「夏緑」と呼ばれる物かな?
甘酸っぱくて美味しかったので娘が気に入って毎食後のデザートにしてました。
で、名神を降りて晩御飯・・・うちの打ち上げ場所は最近「サイゼリア」
ここで好きなものを腹いっぱいになるまで食べるのだが、TVドラマ天皇の料理番のオンエア以降、うちの娘が「エスカルゴ」にハマっている。
松阪市の三重エスカルゴ開発研究所で育てられているブルゴーニュ種(ポマティア)がベラボウに美味いんだけど、これは内緒にしておこう!
コメント
五代目さん、ファミリーで八ヶ岳登山羨ましいです。
我が家も20年ほど前までは行ってました。
硫黄岳山荘の小学生以下半額は良心的ですね。
蓼科山の山頂の小屋に泊まった時は、子供が4歳と2歳でそんなにたくさん食べられない頃でしたが、大人の7割の値段だったと思います。
それにしても蓼科高原の蕎麦屋はぼったくりですね。
あのスカスカの蕎麦で1600円とはヒドイ。
オススメは、茅野のみつ蔵さんですね、覚えておきます。
我が家も20年ほど前までは行ってました。
硫黄岳山荘の小学生以下半額は良心的ですね。
蓼科山の山頂の小屋に泊まった時は、子供が4歳と2歳でそんなにたくさん食べられない頃でしたが、大人の7割の値段だったと思います。
それにしても蓼科高原の蕎麦屋はぼったくりですね。
あのスカスカの蕎麦で1600円とはヒドイ。
オススメは、茅野のみつ蔵さんですね、覚えておきます。
| K2 | EMAIL | URL |
2015/08/27 06:00 AM | 3O7ZrLAo |
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今回の下山後に立ち寄った温泉にあったポスターいわく、今年の夏休み期間中、八ケ岳連峰の山小屋でつくる八ケ岳観光協会は、加盟する山小屋に家族連れで泊まった子どもの宿泊代(1泊2食付き)を無料にするキャンペーンをしていたんです。
八ヶ岳は太っ腹!
帰宅してひょっとして私の家族に払い戻しとか?と調べてみたのですが「諏訪地方6市町村の園児、小学生と保護者を対象」ということでした(-_-;)ざんねん
でも、いいことしてますよね~
それにしても先週の月曜は嫁さんの実家の里帰りのお供。
それ以外は全部雨!来週も雨っぽい予報(T_T)夏が行ってしまう・・・
八ヶ岳は太っ腹!
帰宅してひょっとして私の家族に払い戻しとか?と調べてみたのですが「諏訪地方6市町村の園児、小学生と保護者を対象」ということでした(-_-;)ざんねん
でも、いいことしてますよね~
それにしても先週の月曜は嫁さんの実家の里帰りのお供。
それ以外は全部雨!来週も雨っぽい予報(T_T)夏が行ってしまう・・・
| 五代目 | EMAIL | URL |
2015/08/28 12:03 AM | RkWOqosk |
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