穏やかに晴れ!余呉トレイル音波山!(遭難したも同じような帰宅時間(T_T)::つばや菓子舗五代目ブログ

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五代目の四方山不定期更新日記
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大雪の後に晴れる!
しかも風も吹かないような高気圧がどっかり!
近場の雪遊びを考えていたらIS君が「しばらく仕事で山から遠ざかるからガッツリ雪山に連れて行って!」とリクエストが届いた。
ガッツリ雪ね!じゃぁ滋賀県と福井県の県境へ行ってみよう!
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山行日:2025年2月25日
道中の伊吹山は久々に真っ白に雪化粧。
木之本インターから北上する道中も雪を掻いたアイスバーンだった。
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駐車地は旧ベルグ余呉スキー場のふもと駐車場・・・現余呉高原リゾートYAP(以下YAP)の第3駐車場?の一番下(ゲレンデから遠い場所)。
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登山客が一台駐めてすでに出かけているようだ。
ここは土・日は使ってる駐車場みたいだけれど平日は使われていないみたい。
このことが後でトンデモナイ事になるのだが・・・

手にワカンを引っ掛けて来た道を少し戻って旧ベルグスキー場への林道は・・・雪に埋まって、かなり高い場所・・・
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道路から3mくらい雪が積もって、まともに入れない。
登山客が日々登っているからなのか?先行者もここを歩いたようで雪のスロープが出来ていた。
雪の上に出たらツボ足では何処までも沈んでしまうので、すぐにワカンを装着。
それでも膝まで沈む。スーパーラッセルマシーンのISに先頭を歩いて貰って、後に続く。
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でも、ワカンでは膝上まで沈むのよ・・・
しかも湿雪で重い・・・
こりゃあ下谷山はおろか音波山まで行けるかどうだか・・・
あれれ?ってか?IS!?
すでに予定ルートじゃない他人のトレースに乗って進んでいるよ?
うーん・・・相変わらず事前に渡してあるルート記載済みの地図を学習して来て無い(T_T)
ま、今日の雪なら谷を渡って支尾根から目指す尾根に登れるだろう・・・
と、トレースを追いかけていたら2人のスノーボーダーが居た。
彼らはバックカントリーのパウダー目当てでベルグ余呉スキー場に来ているらしい。

さてさて、先行するISを捕まえて、ルートミスを指摘。
この横の支尾根から尾根に登る旨を伝え、左手へ誘導。
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かなりの傾斜角だけど雪が厚く登っていける。
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雪庇のような場所をよじ登って尾根上に出た
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ここへ取り付いた場所からすでにそうだったけれど、ノートレースの新雪&深雪。
ワカン履いた状態で湿雪膝ラッセル~
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ISは無尽蔵の体力&脚力を発揮できるこの山行でトップを譲る気は無く、とにかく嬉しそうに先に進んでくれる。
今回のルートは旧スキー場の対岸にあるマイクロ波中継施設へ送電している電線沿いの尾根道。でも雪が多すぎて木がある場所は木の先端の茂みが近くて邪魔(~_~;)
それを避けながらISが進む。私と嫁さんは着いていくだけ(^^)
P741から一旦下って北に登り返して振り返るとYAPが一望できたが、平日だけに混雑はしていないもよう。
しかし、晴れる天気予報だったのに意外と曇りのまんまで晴れる気配無し。
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まぁ、樹の下に隠れることのできそうにないルートなので太陽が出てくると雪も溶けるし、暑くなるので曇っていてくれてOK。
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それにしても積雪量が多すぎて電線が近くて支線が頭に引っかかる。
マイクロ波中継施設が見えてから、かなかな近づいてこない・・・
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↑この直後の谷を渡る箇所はタップリの雪で覆われていた。
歩き始めて3時間10分経過。
ちょうどお昼にマイクロ波中継施設のある三角点:栃の木に到着。
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ここの積雪量を図るメジャーは風の通り道にあり、3mを指していたが、その横の雪の塊は4mを越えている。
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施設を見張る監視カメラも、手の届く位置にある。
この施設の片隅で昼食を済ませて午後の部を開始
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下谷山へ行くことは無理なので音波山をピストンする。
変わり映えのしない雪の尾根道をタンタンと進むだけ。
私はすでに飽きてきた・・・
が、ISは身体を動かすことが出来て嬉しいみたい。
とにかくタップリの雪を蹴散らしながら登っていくだけ
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傾斜が少し急な場所で雪を蹴ると・・・
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雪のデンデンムシが出来るのだ!
どんどん進んで行くとやっと晴れて来て遠くの山が見えてきた
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越前方面かな?
振り返るとマイクロ波中継施設の後ろに西方ヶ岳
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鉄塔も雪に埋もれて寸足らずに見え・・・
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看板を見てみると貸付の始期終期って書いてあるんだ?
令和5年4月1日から30年間!
尾根は続くよ、まだまだ、続く
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同じような景色ばかり・・・(~_~;)
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鉄塔と山と雪原
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あ?何か棒が立ってるなぁ?
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あそこが音波山山頂?平らな場所だけど?
おっと?鉄塔がここで越前方面に下って行くよ。
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その向こうの山は白山→銀杏峯方面?
ズームアップしてみると部子山、別山、銀杏峯→荒島岳→金草岳
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その左側に白山
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尾根は南東になって棒の立っているところに近づいた
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これは?関西電力が設置した無人風力測定機か?
この一帯に風力発電設備を作ろうとしていると聞いたことがある。
ここに建設したら風車がどれくらい稼働するのか?計測している機器らしい。
ここは音波山では無いらしい。
先に進むが14:30をタイムリミットとして引き返すことにした・・・

相変わらずの雪の尾根道を歩いていると
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ISの携帯電話が着信?
「え?木之本警察から電話?スキー場の駐車してはイケナイ場所?スキー場管理者に会って詫びてこいって?・・・嫁さんから電話でこう言われた。」
え?なんであの場所が?なんだか分からないけど、良い気がしないから戻ろう!と、来た道を引き返すことにした。
往路は4時間30分+昼食37分で3.5kmしか進めなかった。
でも、体力自慢のISが先頭を歩き続けて居なければもっと短い距離だっただろう。
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復路はトレースがあるから往路より楽に歩けるが、たった3人が歩いただけは、まだ沈み込むし、晴れて暑くて喉も渇く・・・
旧ベルグスキー場の法面が雪解けで崩れていくのが見えた。
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足跡と滑った軌跡は朝にあったスノーボーダー達のものだろう

朝に登ってきた場所まで戻ってきたが計画通り登ってこれなかった尾根末端部分を降りてみることにした。
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尾根末端への斜面は、けっこう急傾斜だ
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雪が無かったらジグザグに道が切られているんだろう
最後の最後で調整池があって、そこに流れ込む水路が歩いてきた尾根沿いと国道365号線沿いの山側にある。旧ベルグスキー場の導線道路沿いにはスロープと橋があるはずなのだが、雪に埋もれてよくわからない。
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このへんかな?と、目星をつけてソロソロと水路に踏み込んでみたら!ちょうど橋の上だったみたいで水路に落ちること無く道に出ることが出来た!
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あとは国道に出てワカンを外して駐車場へ

山行日:2025年2月25日
距離:7.0km
所要時間:7時間22分
(うち昼食37分)
累積標高:プラス・マイナス465m
最小標高:507m(駐車場)
最大標高:833m(撤退場所)
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8:30駐車地8:49
10:53 P741
12:01 三角点:栃の木(四等765.04m)12:38
(昼食37分)
13:26鉄塔終わりの展望地
13:43無人風力測定器
13:59撤退場所
14:09無人風力測定器
14:20鉄塔終わりの展望地
14:42三角点:栃の木
15:10 P741
15:46尾根末端
16:12駐車地
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16:12悪夢はここから始まった・・・

国道から車が見えない・・・雪の壁が出来ている?
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↑の写真は自分たちの車が駐車している場所から国道に向かって撮影している。
道が見えないほど雪のデブリが積み上がっている。
これが車の周囲を10m~20mほど避けて四方向に雪の壁。
どうやら無断駐車していた車(私達)への制裁なのだろう。(ダレがした?)
ISのアウトランダーと私のデリカの2台が雪の壁の中に取り残されている。
その向こう側の駐車場は除雪されている。

ここからはこの後に起こったことを書く。
700mほど離れているスキー場に歩いて行き、管理者に会った

・このスキー場の駐車場は無料で駐車できるので駐車場台は無料。
・翌日は滋賀県民感謝デーで全駐車場を除雪する必要があった。
・除雪の邪魔になっている2台の車両の持ち主が出てこないので木之本警察に相談した。
・除雪作業は業者に依頼してスキー場が費用を支払っている
・業者は作業が予定通りに出来ないと怒りながら帰ってしまった。
・スキー場としても十分な除雪作業が出来なかったので、あなた達に迷惑料を請求したい
【全面的に悪かったと非を認め謝った】
・初めて来て駐める場所が分からなかったのなら今回は注意だけで済ませる。
・スキー場の駐車場に山登り客は駐車しても良いが、事前に事務所に電話して駐車場所を確認してほしい。勝手に駐車しないでほしい。
・除雪業者は帰った

私:業者は帰った?自力で帰れということですか?
管理者:そういうことです。

・・・?
これって業者の連絡先を教えて欲しいと私たちが聞いて、業者を呼んだら、業者が来て大金を請求されるというシナリオ?

分かりました。自分でなんとかします。

・雪山用スコップと折りたたみ金属スコップがあるのでISと二人で人力除雪。
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1メートル数十センチの高さ、幅は2メートル半くらい除雪すれば脱出できる
腰高四輪駆動の車たちなので30~40cmくらいの高さのスロープになれば大丈夫だろう!
じゃISの車から出そうか!

【17:11】

方向変換できるスペースあるから車を方向変換して・・・
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え?なんでそんなに方向変換できないの?
もう、バックで行く?
アカンってまっすぐ出れないって!雪の壁にブツかる!
そうそう、ちょっと方向を変えて・・・
って、あまり変わってないし、そんなにノロノロ出てきて、スロープ越えられるか?
・・・・え?亀になった?
ハンドル切って前に進んでみたら?
その車、脱出モードになってる?
え?スノーモード?アクセル踏んでる?
え?真っすぐのハンドル位置で踏み込んだら!!
あ、「キュルキュルー!」ってタイヤが雪を削って助手席側の前後が空回り!
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え?亀確定かいな!!(T_T)
あちゃーガッツリ雪食い込んでるやん
脱出モードは?デフロックとか?
え?知らない?
最新のクロカン機能あるんじゃないの・・・
・・・知らないのね・・・


JAF呼ぶか・・・
【18:08】

この車の牽引フックって?
・・・知らない?
えっと説明書に書いてあるやろ?
ネジ込み式のフックをバンパーのパネルを外して・・・
フックどこに入ってる?
え?・・・知らない?
ディーラーに電話で聞いてみよ!
ふむふむ・・あった!
え?
JAF入ってないって?
・・・
保険に牽引オプションが付いている?
じゃぁソレ呼ぼうよ。
え?雪でスタックしているとダメ?JAF呼べって?
結局、JAF呼ぶしかないやん・・・
え?木之本から来ないで敦賀市から来るって?
はい・・・待ってます・・・

来た来た・・・
【18:40】JAFのランクルのショートのウィンチで脱出ダメ?
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アウトランダーが重すぎてランクルが負けてる・・・
しかもガッツリ腹に雪が食い込んでる?
JAF:ASCオフにするとか脱出モードにしていますか?え?分からないのですね?モーター駆動じゃない方法とか?・・・わかんないっすか?・・・・じゃぁ、クレーン付きの車両に乗り換えて来ますのでお待ちください。

・・・え?敦賀まで往復するってこと?

放射冷却し始めて寒い・・・
車のフロントガラス凍りだした・・・
エンジンつけて暖房しないと死ぬかも・・・

あ、JAF来た
【20:20】じゃ、吊り上げて引っ張りますね
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念の為にユニック付き車載車も呼んであるので、最悪は完全に吊り上げますね~

あ、出ました!
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今後のためにJAFに現地で入会。

すべて終わったら、もう21時・・・

この後、木之本警察に行ってスキー場から迷惑駐車で連絡を貰って居た件が解決したと報告した。
え?この時間に?もう21:3ですよ・・・
云々でして・・・・
それって・・・すごく嫌がらせされてますね・・・
はぁ・・・
無断駐車した私達が悪いのですし、タイミングが悪かったです・・・
警察に車両の照会や電話連絡のお手数をかけてしまったことをお詫びしたら・・・そんなことは大丈夫です。でもね・・・と警察から一言言われました。「山行計画書の提出をされているのは良いことですが、空き地や路肩駐車して山に入られたりする時には我々に一報いただけるとありがたいです。地元の方は、他府県ナンバーの車が駐車してあると何か犯罪に関係されている車両か?自殺か?と不安になるのです」
なるほど~
と、いうことを聞かされ、北陸自動車道→名神→伊賀へ

日野町の牛丼屋で食事して・・・ここしか開いてなかった(泣)
家に帰ったら、もう日付が変わってしまうやん・・・
疲れた・・・

教訓:警察に路肩駐車する旨の電話と民有地に駐車するときは事前に電話交渉しなければなりません・・・いくら田舎でもその時によって事情があるので・・・


ちなみに翌日の滋賀県民デーの日、ホームページで確認していたんだけど、YAPスキー場の駐車場は第二駐車場まで満車になることは無かった。
| 山登り::滋賀県の山 |
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