サクラグチと鮎河城趾::つばや菓子舗五代目ブログ

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五代目の四方山不定期更新日記
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山行計画がたてられない・・・・標高1000m以上は、どこもかしこも降水確率が高い。さらに低山は鈴鹿だけ「曇り」または「ガス」。
行ったことのない鈴鹿の低山に行こうか?と思っていたら、珍しく嫁さんがサクラグチはどうかな?と、計画をたててくれたので行ってみた。
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ルート:うぐい川公園P→大皇神社跡→P486→P789→サクラグチ→P889→東峰→P745→うぐい川林道→地蔵→鮎河城趾→高尾城趾→うぐい川公園P
山行日:2025年2月3日
待ち合わせ場所は、ハクナマタタの裏にある、うぐい川公園駐車場
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そして、今日はここからスタート。
県道507(大河原土山線)を北に歩いて、隠 Riders Cafeを右折。その先を左折し、防火水槽を右折して次を左折すると林道入口。
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獣害対策扉を開けて林道に入る。
明瞭な道がある。ここが入山ポイント。
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イキナリ、アキレス腱伸ばしの急登を登っていくとすぐに小さな石の祠と立派な石碑。
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大皇神社旧蹟地の立派な石碑。大皇(たいこう)は、第五十五代文徳天皇の第一皇子惟喬親王(844-897年)のこと。
大皇神社は、ここへ来るまでに横を通った三上六所(みかみろくしょ)神社に合祀されている。
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この先の登山道は深い溝道。でもそこは、落ち葉や倒木&急斜面。
その両肩のうち、上に向かって右側は昔の獣害フェンスが邪魔で進めなくなった。
向かって左側が吉。
P486を越えると左手から谷ルートからの登山道が合流。
つかの間の平坦歩きの後に急登がはじまる。
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植林の広い斜面が続くので景色が変わらない修行のような上り坂がしばらく続く。
少し平坦な場所に鮎小PTA親子登山記念の看板。
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1873年(明治6年)に養正学校としてスタートした鮎河小学校は2018年3月に閉校。
その9年前に建てられた看板。当時のPTAは、まさか閉校するとは思っていなかっただろう。
この看板からすぐ先の木々が黒焦げになっている。
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立ち木も黒焦げだったので雷で着火した木から落ち葉を伝って類焼したものと思われる。その先も広い斜面の急登が続く
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標高750mを越しP789近くに二枚目の親子登山の看板がある大崩壊地の場所に来た。
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ここは大崩落地の上なので南方面に見晴らしがあるのだが、この日はガスで何も見えない。
それにしても見晴らしの無い広い植林の急登を黙々と登り続ける親子登山は、さぞかし不評だっただろうと汗を拭う。
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急斜面が終わって二次林となった。
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でも標高810mになるとガスに覆われている状態で残雪が残っている
ガスで見晴らしが無く、風も冷たく、黙々と歩いていくと急な広い斜面となってアキレス腱を伸ばす。
ピークを登り切るとP891サクラグチ西峰の看板があった
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この先はユルユルと残雪を避けながら登っていく
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次に登ったピークの上がサクラグチ本峰だった。
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三等三角点918.46m 点名:大河原
ここだけ雪で覆われている。
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まだ11時を過ぎたばかりの時間だし、風が冷たく寒いので先に進むことにした。
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P889方面は植林の平坦歩き
杉林を少しだけ登ると
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崩壊斜面の上に出た。
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ここがサクラグチ東峰
ここに来て、やっと天候がマシになってきたオカゲで展望がきくようになっていた。
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左が宮指路岳で右側が仙ヶ岳。その間に目を凝らすとアンテナ?
ズームアップしてみると二基のアンテナ設備?
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野登山のアンテナだわ
少し角度を変えて展望してみると高円山から東の水沢岳や鎌ヶ岳まで見ることができた。
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ここの立地として、北東へ進むと、うぐい川の左岸稜線歩きを経て能登ヶ峰や田村川に。または北上して鈴鹿スカイラインの元越谷方面に行くことができる。鈴鹿スカイラインは冬季封鎖中だし、能登ヶ峰方面は遠すぎるので、今日は、うぐい川林道に降りる計画。
この崩壊地は風が吹き抜けているので、とりあえず、うぐい川林道方面に下っていく。

11:30をまわって腹が減ってきた。
でも、この尾根道には広くて平坦な場所が無い。
しかたなく、少し平坦な登山道にビニールシートを敷いてランチ会場とした。

食後も尾根道をドンドン下っていく。
標高650m付近、大きな岩が尾根に出てきた。
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岩の右を巻いたが、岩の先は安全で岩を乗り越すことも簡単にできる。

それよりも困ったのは標高560m付近の細いザレ岩の尾根。
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この先に、危険地帯が一ヶ所あった。
フィックスロープが必要なくらいの高さの下り。立ち木は細くて脆そうなもので当てにできない。左右の斜面も切れているので、完全に初心者お断りの現場。(左側をうまくルート取りできれば?)先行した2人が大丈夫との事。ゆっくりジワっと足をおいて、手で地面を探りながら体勢を整えてユックリした動きで降りることができたが、ここは久々に心臓に良くないドキドキ感だった。

さらに、林道に降り立つ直前。
よくある尾根先端の林道手前が崩土・崩落で切り立ってしまった状態。
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2m足らずの直角に近い段差を降りるには、スギの根本に出ている根っこを掴んで、それにぶら下がるように・・・ここも初心者NGの場所でした。
降り立った林道支線末端は石ころだらけ
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林道本線は車でも大丈夫。
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でも、集落からすぐの場所に施錠されたゲートがあるので一般車両は林道に入れない。

予定時間よりも早く下山になったので城趾現物をすることにした。
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地蔵さんの横の鉄階段から森に入る。
これまた植林の急斜面。
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山城だったのだから攻められ難くなっているのは当たり前。
思いっ切りゼーゼー言いながら登城。
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堀切?切通?
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かなりの高低差がある。
頭頂部に曲輪主郭
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ここに白いプレート?
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「一の倉」という山なんや。
しかも鈴鹿300山になっているんだ~
ここだけで下山するとモッタイナイので隣にある高尾城跡に向かう。
尾根道を北上すると四等三角点:東野425.94m
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その先の尾根に堀切
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南北朝時代に作られた南朝所属の山城だそうな。
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いったん西に下って、高尾城へ尾根を登っていく
船のように長い曲輪主郭の横の平坦地は畝状空堀群と解説板
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獣害柵が張り巡らされていて登城口が見当たら無い(T_T)
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結局、先端部分にやっと柵に入れる場所があった(^_^;)
土塁のない細い平坦な場所。
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なるほど、南北朝時代の城趾なんだ
見学が滞りなく終わったので西に下る尾根で下山。
左手にお寺が見えてきたので、そちらへ下ったら、
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これが正解で、お寺が高尾城跡の登山口だった。
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車のある駐車場への道中に、鮎河城伝承地の看板
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この看板のあった場所から鮎河城に登っていけるようだ
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ここは館跡なんだろうか?
ここの大きな樹木の後ろに山神さん
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さぁ、公園の駐車場へ・・・と歩いていると、集落の裏にまた看板
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鮎河城にここからも行けるようだ。

うぐい川の桜並木沿いの道を歩いて駐車場へ帰った。


山行日:2025年2月3日
グループ山行@月曜山歩
参加者4人(IS、フグやん、TY、TK)

急登
岩場
城趾
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距離:12.85km
所要時間:7時間24分
(うち昼食分)
最小標高:310m(うぐい川公園P)
最大標高:918.46m(サクラグチ山頂※)
※点名:大河原 三等三角点
累積標高:プラス・マイナス1151m
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8:13うぐい川公園P8:27
8:48登山口
9:09 P486
10:00 P789
10:37サクラグチ西峰
11:03サクラグチ
11:19 P889
11:33サクラグチ東峰11:46
11:55昼食12:18
(23分標高805m)
12:29 P745
13:10うぐい川林道出合
13:42 P371
14:04地蔵&階段
14:18一の倉(鮎河城趾)
15:00高尾城趾
15:10高尾地蔵堂15:14
15:18鮎河城趾説明板15:22
15:37うぐい川公園P
| 山登り::鈴鹿山脈 |
| 03:47 PM | comments (0) | trackback (0) |

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