木屋谷川支流 ワサビ谷から桧塚奥峰::つばや菓子舗五代目ブログ

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五代目の四方山不定期更新日記
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920hPaの気圧を保ったまま九州に接近した台風10号が列島を横を通り過ぎたあと。
朝晩の気温が急に低くなった。
あまり濡れずに済む沢登り&ピークハントといえば!
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木屋谷川支流奥ワサビ谷から桧塚奥峰。
山行日:2020年9月14日
久しぶりのピークハント。
運動不足の私にはシンドイんやろうなぁ・・・(-_-;)

待ち合わせ場所の青田発電所を8:40過ぎに出発し、5人を乗せたデリカは9:00頃に菅谷分岐の雨量計Pに到着。ここまでの路面がそれなりに荒れていたので「もう、ここから歩きましょうか?」とUHさん。
そっすね。んじゃここから歩きましょう。
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・・・・万歳橋まで2kmあるんよね(~_~;)

テクテクテクテクテクテクテクテク
・・・・IS君とフグやんは相変わらずリーダーを置き去りに。
それで楽しいのだろうか?
汗だくで一番遅れて私が万歳橋に着くと皆お待ちかね?(~_~)
んじゃ、行きますか・・・
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「奥山谷登山道」って?こんな看板できたのね。
すぐにジグザグに高度を少し上げ、水平道で木屋谷川沿いの山腹を行く。
今回は前回に比べ秋の風が吹いているので、たいして苦しくない。
盛夏はシンドかった。

クサアジサイ
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流れのある枝谷直前が登山道が崩土で歩きずらい。
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今日は水量が多く、三筋の滝が五筋になっている。
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おっと?写真に撮らなかったけど少し広場があった。調べてみると昔々、炭を焼く時に出る副産物を採取する乾留(蒸し焼き)工場があった場所らしい。乾留とは聞きなれない言葉だが、興味のある方は「やぶこぎネットのわりばし」さんのレポートを参照あれ

服部恒光殉職之碑??
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前回気づいていない・・・こんなところにあったっけ?
この方には千秋社の社員らしい。
千秋社のことを少し調べてみた。木屋谷林道のことを千秋林道と呼んだり、千秋峰という山名があることは、台高フリークの知るところだが、千秋って何?て感じだろう。
大正時代にアセトンが合成できるようになり、前出の乾留工場が衰退。その森林一式を千秋社という会社が買い取ったらしい。千秋社は千葉県野田市のキッコーマンの財産管理団体。キッコーマンといえば醤油。昔、ここではその醤油造りの杉樽用の材料調達をしていたらしいのです。

ここを過ぎれば、すぐにワサビ谷の出合だ。
目の前の沢がワサビ谷。
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ほとんどの滝が登れる沢なんだけど本日は水量が多くてパスしたくなる場所もあたり・・・しかも水が冷たいのよね。
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樋状のジェット水流滝を前回は右岸(倒木あり)側から巻いたが今回は左岸巻。
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簡単に土地口の上に降りた。
和気あいあいと小滝を越えていく
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口ワサビ谷と奥ワサビ谷の分岐。
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滝のある左股が口ワサビ谷。桧塚奥峰への最短ルートは口ワサビ谷だけど?
UHさん曰く、この滝の上は平流なので沢登りの対象にはならないそうだ。
分岐を右股に進むとすぐに小滝群

その脇にミカエリソウ。
別名:イトカケソウ(糸掛草)シソ科
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茶色く小さな群れたキノコさんたち
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滝の落ち口から飛び出すように流れる滝!
ここは登れないのよ。
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右から小さく巻いて滝の落ち口の横へ
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しゃがんでいる人?(私)汚れた手を洗っているだけです(-_-)
落ち口から下を見る。
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高度感でないなあ

その後も小滝群を進んでいくと、水面にたくさんのトチの実が?と頭上を見れば巨大なトチ。
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見上げているうちにザックに「ボンッ!」とトチの実が落ちて当たった。簡単に食べられる実ならなぁ・・・と誰もが思った事が・・・ない?(~_~)

左岸の植林と共にナメが少しの間続く。
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ここにアケボノソウが咲いていた。
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今年お初に見ました。
よく見ると葉っぱ食べられている?
オタカラコウが咲いている
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キク科だから食べられるそうだけど・・・
カリガネソウはまだ咲いていない?
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林道のあるポイントにやってきた。
本当ならここに来る前の岩場で昼食と思っていたけど水たまりがあったりしていたので林道でランチ。
本日の料理は「釜揚げうどん:伊賀牛」
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しかも!初の100g四桁!
柔らかくて美味いなぁ!
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次に鍋をするときはスキヤキかな?


食後は足が動きませぬ(~_~;)
満腹になったお腹が重いから?いえいえ、運動不足の私が悪いのです(-_-)
しかも水が冷たいし、風も冷たかったので水にも入りたくないし・・・上り調子のゴーロエリアは左岸を陸地移動(-_-;)
でも、これではイケナイ!と沢に戻って歩いていくと沢が二股分岐。桧塚奥峰に近い方が良いので今回も左股を行く。
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樋状の細い滝は今回は岩斜面がヌメリも無く登りやすかった。
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この山域のトリカブトは白っぽいのよね。
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かなり空が近く明るくなってきた。
右手に苔むしたエリア?
近づくと岩の間からジャージャーと湧き水が!!
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前回は気づかなかったなぁ

そいじゃ、詰めは尾根に向かって登りましょう!
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ややっ?ヤマドリタケモドキ?でも、虫が入ってグズグズっぽい!?(T_T)
口ワサビ谷と奥ワサビ谷の間の尾根に乗った。
東に下山路で使うマナコ谷ルートの尾根が見える。
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なんや!このオレンジ!
しかもカワイイ!
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ヒメベニテングタケ
ブナ・ミズナラの森で見かけました。
桧塚奥峰の手前のシロヤシオは紅葉している!
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桧塚奥峰に到着。
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桧塚の向こうに修験業山方面
ここの稜線のシロヤシオは紅葉が進んでいるね。
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江股ノ頭方面を望む展望ポイントの枯れ木に新しい標識?
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いつのまに?
取付けに、かなり苦労されているような(-_-)
さぁ、桧塚もついでに行っとこか!
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ふむふむ。こちらもシロヤシオの紅葉がキレイになってきている。
桧塚への最後の坂道で振り返ると雲に覆われていた大峰の山が見え始めた!
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白髭岳の右に大普賢岳→阿弥陀が森
左側の雲の中は仏生ヶ岳と釈迦ヶ岳で見えているのは孔雀岳?
とりあえず、お約束の桧塚。
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ここにも新しい山名板が出来ている!
さぁ、帰りましょう。
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マナコ谷ルートで下ります。
って、あれ?IS君とフグやんが足早に降りていく・・・
あ~あ、行ってしまった・・・
IS君が先頭なら迷わなければいいんだけど・・・
ヒノキの植林に差し掛かるところでオレンジ色のテッペンが窪んだキノコ?
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ドクササコ
神経系の大変な毒キノコ



おお、IS君たち避難小屋横で待っていたよ。
ここで直進すると道が無くなるから曲がるのよ。
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あ・・・走るように行ってしまった・・・
パーティ登山の意味無しやね。
彼らは陸用の靴に履き替えているけど、こっちは沢靴のままなのよね。
しかも森の中に入ってから風が吹かないので蒸し暑い。
私、暑いのが苦手でダメなのよ。
バテてきたのよ(-_-;)
しかも、そんなに飛ばして歩いていれば、運動不足の私など必ず明日から筋肉痛(T.T)
マナコ谷が見えてきた。
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ここの谷は植林内の一本調子の苔だらけ?沢下りも適していないのかな?
そんなことを考えながら汗だくで千秋林道に戻ってきた。
IS君とフグやんは涼しい顔で待ちくたびれていた。
あ!私の顔を見るなりスタスタ歩き出した!?
あいつら、競争しているのか???
なんだかなぁ・・・・

2020-0914MAP

山行日:2020年9月14日
グループ山行@月曜山歩
5人(UH、フグやん、IS、TY、TK)

距離:9.92km
沿面:10.32km
所要時間:6時間48分
(うち昼食69分)
累積標高プラスマイナス1154m
最低標高:591m(菅谷雨量計P)
最大標高:1420m(桧塚奥峰)


5:50自宅
7:30青田発電所8:40

9:00菅谷雨量計P9:15
9:43マナコ谷出合
9:50奥山谷登山口(万歳橋)
10:15殉職碑
10:17ワサビ谷出合
10:53口・奥ワサビ谷分岐
11:06飛瀑11:15
11:27大トチ
11:46謎の林道12:55
(昼食69分)
13:45枝尾根13:50
14:10桧塚奥峰14:23
14:38桧塚14:40
14:45マナコ谷下降ルート
15:08作業木屋
15:40マナコ谷登山口
16:04菅谷雨量計P
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| 06:57 PM | comments (0) | trackback (0) |

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