阿弥陀ヶ峰と谷山(谷山谷周回)::つばや菓子舗五代目ブログ

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五代目の四方山不定期更新日記
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春の霊仙山も良いけれど、登ったことのないルートで霊仙山界隈は?と地図を眺めていたら阿弥陀ヶ峰って未踏やわ。
いっちょ行ってみよう!
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え?君?誰やねん
山行日:2023年4月10日
浄水場跡の路肩に駐車
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林道を入った所に仕事道?
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山腹を巻いていくよりも、ショートカットしたいなぁ・・・
で、いきなりの超急登!
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四輪駆動&湿った石灰岩ニュルニュル!
誰がこんな所を登ろうと?
あ?私でした(~_~)b
石灰岩の城壁のような山腹を何とか登り切ったら、カレンフェルトの向こうに植林。
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植林のある方向から登ってきたら楽だったんじゃ?と、みんなの視線が痛い(-_-;)
杉葉の積もった植林をエッチラオッチラ登って行く
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二日酔いの私にはキツイ(~_~;)
標高差100mほどをググっと登れば尾根の肩に乗った。20230413192611
ん?カレンフェルト尾根?
この石灰岩の岩の上をおっとッと!おっとッと!と渡って行くのが続くのよ(-_-)b
尾根なのに、ササッと歩けず、時間がかかって仕方ない(~_~;)
傾斜角度が緩い広場にやってくるとカレンフェルトは無くなって植林&倒木アミダクジ地獄(~_~;)
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これまた乗り越えていくのに難儀しまくる(~_~;)
うへ?立派な林道が?
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蛇行しながらの林道を私たちは直進するので何度も林道を横切ることになった。
標高点664あたりからイモガ谷林道終点からの参拝道と合流。
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阿弥陀岳山頂への登山道の案内板が転がっていた。
北に展望が良い場所が!
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関ヶ原の向こうに伊吹山。
溝道を登って行くと巨木が!
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枝を上に伸ばしまくりの巨大ケヤキ。
幹回り4m近いかも?

ほどなくして何か人工物があるぞ?
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おお、ここが阿弥陀堂跡
赤い二連の灯明塔は崩れ落ちて脚だけが残っていた。何か書いてあったらしいが文字が消えて読めない
カレンフェルトの間や上を通って山頂へ
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山頂は特に地形的に普通な場所。展望も良くない。
南東へ漆ヶ滝の上へ派生するカレンフェルトの尾根を少し進むと好展望地。
霊仙山のお虎ヶ池北面~経塚山の稜線がそそり立っている。
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カレンフェルトの岩の隙間でランチタイム。
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(撮影:ころ助)
食後は山頂の南東面の植林にあると言われている阿弥陀池を探してみた。
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なるほど植林が始まり、そこに水たまりがあった。
ここが阿弥陀池。
でも生命反応は無さそう(~_~;)
上谷の源流部の北面から東面の植林エリアは広い
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道も広い。
県境稜線に出てそこを南下すればよいのだが、標高差120mを登りたくないと嫁さんが言うので滋賀県側の山腹道を歩いた。
これがデンジャー・ゾーン(~_~;)
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山が崩れていたり、埋まっていたり、
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倒木で道が塞がれていたり
なかなかハラハラ・イライラさせてくれる。

峠までやってきて岐阜県側の山がようやく見えた。
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右手前のP908幾里山。
奥の三角の山は笙ヶ岳で養老山は右の平たんな尾根
ここからは整備された登山道で谷山へ
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ヒイヒイ言いながら三角点のある半分植林の山頂に到着。
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やっと谷山。
まだまだこれから先が長い。

カレンフェルトの広い尾根を下っていく。
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経塚山手前にある避難小屋が見えた。
下り切った鞍部が四丁横崖なんだけど・・・
以前にも歩いたことがある谷山谷の山腹道を下山ルートとして下っていく。漆ヶ滝に向かうルートはNG。山腹道で広畑へ向かう。
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穏やかな山腹道に何も不具合は無い。
ただ、道型が埋まって分かりにくい事。マーキングされたテープ類が落ちて無くなってしまっているのだ。だから歩いたことが無い人は、どこを歩いてよいか分からなくなる。行けそうやん!と谷に向かって降りてしまうと、やがて急斜面となって滝を伴った沢が出てくるので、広畑まで山腹道を歩き続けるのを我慢。

上谷の対岸の二次林の山頂が見える。
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今日お昼ご飯を食べた阿弥陀ヶ峰山頂。
↑その右後ろは伊吹山。
根気よく山腹道を歩いて行く。
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緑の草はトリカブトとバイケイソウとハシリドコロの毒毒毒トリオ。
ヌルヌル・ニュルニュルの山腹の先に広畑の標識。
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上丹生へ向かう。
広場のような場所から植林に突入。
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植林内のジグザグ道を激下り。
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これも倒木があり、それを回避するのが難しい。
沢の音が近づいてあと少しで平たんな場所へ・・・と思っても障害物があって無理やり急斜面を下る
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整備されなくなったと登山道は荒れていく一方だ。
沢に降りてきたが、ここもリボン・テープなどのマーキングが落ちてしまって自分でルーファイせねばならない。
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確か小滝を巻くルートと古墳跡とかがこの辺りに・・・
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そうそう、ここやった。
でも、塩ビパイプで作成されていた道型などが崩落していた。
沢の渡渉も印無し。
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この崖の上が阿弥陀ヶ峰山頂付近?
登りでここを歩いた時はこの向こうから来たんだよ
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でも、ここを乗り越さなくても沢を歩いたほうが安全かも?(~_~;)
こうもり穴は相変わらず誰も居ない
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沢の流れが伏流してしまった沢の中を歩いていく。
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右岸を巻き道が整備されていたっけ?と進むと塩ビパイプのベンチ二基。
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クサギのヤブの山腹道も歩き難くなってきている
水の無い河原に降りて歩き出せば屏風岩と大堰堤
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左岸の端っこに行けば林道があることになっているけれど、そこにあるのは崩落斜面を回避する木製梯子とトラロープ。
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もう少し木でも生えていたら良いんだけど、ロクなものが生えていない斜面。ロープの設置も中間支点が吹っ飛んでしまってユルユルなロープになっているのでイザという時の支えにならない始末。
せめてピンと張った状態にして女性陣を通らせてあげた。

あとは未舗装林道をテクテク歩いて下っていくだけ。
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この看板をいつも首をかしげていたけれど、今回この看板の意味がやっと分かった。
フグやんと林道を歩いて沢沿い足元に水が吹出している変な場所があるなぁと言って眺めたのだが、どうやらそれが、お池白水の滝のようだ。
この看板のある所から河原に降りて、林道のある左岸沿いに目をやると上流に流れが無く、いきなり斜面の穴から水が噴き出している場所。それがこの滝の正体なのだ。

林道をテクテク下って車の駐車場所へ・・・
麓から獣害駆除の檻の点検に軽トラが一台やってきた。
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今日、朝から出会った人間は彼一人だけだった。


山行日:2023年4月10日
グループ山行:月曜山歩
4人(フグやん、ころ助、TY、TK)
周回
花見

8:15イモガ谷林道出合駐車地8:31
11:08阿弥陀堂跡
11:24阿弥陀ヶ峰
11:28展望地12:03
(昼食35分)
13:26谷山(三等三角点)
13:45四丁横崖13:47
14:34広畑
14:57広畑分岐
15:46コウモリ穴
16:28堰堤ロープ場
17:00駐車地

距離:12.4km
所要時間:8時間29分
(うち昼食35分)
最小標高:175m(駐車地)
最大標高:992.7m(谷山山頂)
累積標高:プラスマイナス1253m
点名:谷山992.70m(三等三角点)

エビ姉さんたちの去年の葉
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↓去年の葉っぱが一枚たりとも残っていない!
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それにしても大群落だ。

ヤマエンゴサク
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エンレインウ(ン→ソ)
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ハコベ軍団
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毒:ハシリドコロ
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ヒメウズ
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ヒトリシズカ
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イチリソンウ(ン→ソ)
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ん?誰かおる?
人の手の届かない場所に群れている
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カキドオシ
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雑草の仲間やね('∀')

ピンクの反り返りがポツポツと
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目を楽しませてくれました
葉っぱのまだら模様がチョイグロいけど
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花の可愛さで許してあげる

キケマソンウ(ン→ソ)
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なんぼでも咲いていたミヤマカタバミ
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ピンクがかった子はカワイイ

ナツトウダイは石灰岩の河原につきもの?
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至るところで葉っぱを見ていたけれどやっと出会えた
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ニリソンウ(ン→ソ)
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この子も晴れた暖かい日に開いて寒くなってくると閉じるのよ
葉っぱのデカい巨大な子たちも居るんだね
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今年、お初のリンドウちゃんず。
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ピンポイントでこの咲いていた場所だけ群れていた?

やっと今年会えたショウジョウバカマ
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ピンクの子ばかり
って、この子は赤いか・・・
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この葉ってユリ科っぽい?
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ヤブジラミの小さいの?と思っていたけれど葉っぱが違うのよね。
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同じセリ科のツクシゼリの出始めかな?

ウラシマさんも出てきたばかり
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そういや、うちのムサシ君たちも咲いたわ

ワ(サ)ビさんが残っているなんて奇跡やね
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ヤマアイの花を初めて見た気がする
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これは雌花。
雄花は近くに無かったような・・・
地下茎で繋がって雄と雌の株が出ることもあるそうな。

山の斜面に黄色い彩り
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ヤマブキの季節なんよねぇ

ヤマルリンウ(ン→ソ)
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今回の驚きはこの子が咲いていたこと
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(雄しべ白)
4月10日に咲いてしまうなんて!
早すぎる!
20230413193121
(雄しべ黄色)
クリーム色の個体
20230413193125
咲く直前
蕾を付けた子たちがたくさん居た。
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2023年は4/16の週あたりが見ごろかも?



また何年かしてタイミング合えば観に行こう
| 山登り::鈴鹿山脈 |
| 06:23 PM | comments (0) | trackback (0) |

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