2023,05,23, Tuesday/五代目
ノリコを連れて行ってあげようと温めてきた「セキオノコバからシロヤシオの竜ヶ岳」だったけれど、彼女の飼い犬が体調不良でそれも深刻そう・・・と、いうことで肝心のノリコが行けなくなった。
代替ルートも思いつかないので行ってきたのだが・・・
山行日:2023年5月22日
集合場所へ車を走らせているとIS君から着電。「車のタイヤがパンクした。裂けてしまっているので直せない。残念だけど山は断念する」と、アララ(~_~;)
道の駅に集合、3台の腰高車で林道茨川線(通称:茶屋川林道)に入ると、
いつものごとく、林道は笑ってしまうほど水たまりだらけ(~_~;)
(写真提供98号)
やっと辿り着いた焼野広場のすみっこに車を二台駐車。
全員が乗り込んだデリカで奥地へ・・・やっぱり笑えてくるほど凸凹だらけ、水たまりだらけ・・・半端無いアトラクション・タイム(~_~;)
焼尾谷の橋の手前、林道支線分岐の手前に駐車。ここには三台くらい停められるか?
歩き始めると、簡易舗装林道のヘアピンをカーブの連続がある。これをショートカットしよう!と植林に入ったら、超激登り(~_~;)
アカン・・・こんなハズじゃなかった!(*_*)
すぐ林道に出た・けど、以降は大人しく林道を歩いて、以前に取付いたことのある植林にGo!
(ギンリョウソウ)
・・・・それが・・・山に行けなかった3週間のブランクが・・・足が動かない(~_~;)バテバテや・・・
(トンボソウ)
チョット登って休憩、チョット登って休憩、チョット登って休憩・・・申し訳ないけど今日はこの方法でないと登れない(=_=)スマヌ
(イワカガミ)
ゼー!ハー!して立ち止まる。
新緑に鮮やかな真っ赤なヤマツツジが癒してくれる
時には足元のチゴユリたちが励ましてくれた。
まだお前たちは咲いていたのだねぇ~
銚子岳山頂の直前は傾斜角度のキツイ登り。
あまりにもキツイので何度も立ち止まる。
車から1時間30分あまりで銚子岳山頂に到着
藤原岳の孫太尾根から御池岳への展望を楽しみながらヒトヤスミ。
銚子岳山頂から県境稜線に出るまではヤマツツジの咲く平和な尾根
水たまり池?何も住んでいないみたい。
お?樹木の無い独特の様相の竜ヶ岳が見えた。
手前の緑の稜線を歩いて、あそこまで行くのです。
県境稜線に合流すると、「これでもか!」という激下りが始まる。
目の前に植林と広葉樹の混ざった静ヶ岳!
標高差100mを直線距離200mで下る!
鞍部からユルユル登り返して行く稜線にもヤマツツジ
狭かった登山道は広い森の中を歩き出す。
森の地面に小さな白い花
(タニギキョウ)
静ヶ岳直下の森はセキオノコバと呼ばれる二重稜線。そこには池が点在する場所。最初の池へ近寄ってみると
モリアオガエルの泡球状の卵塊が木の枝に何個もぶら下がり、その下の池ににはアカハライモリが浮かんで、オタマジャクシの赤ちゃんが落ちてくるのを待っている。
池は鏡面のように森の樹々や空を映す。
あれ?モリアオガエルの卵塊がカエデの枝ごと落ちている。
昨夜はこの山域で暴風雨があったらしく、枝や花がたくさん落ちていたが、枝ごと卵塊までもが落ちたのね(~_~;)
フグやんが可哀そうだからと池の側にあった木の幹にこの卵塊を載せてやった。
「カエルの恩返し」がフグやんの家にきっとやって来るよ('◇')ゞ
メンバーに静ヶ岳は?と聞くと全員「済」。
と、いう事で静ヶ岳山頂は行かずに先へ進む。
ここの大池に卵はあるかな?
さらに奥の池も水を湛えていた。
ボケーっと池を眺めながらバードウォッチングするのも良いだろうけど、竜ヶ岳へ行きたいので池を後にする。
ハゲ山の竜ヶ岳が近く見えてきた。
↑木が邪魔しているので見えにくいが右の奥の山頂が竜ヶ岳だ。
セキオノコバから竜ヶ岳への稜線に進む。
ここまで登山者2人とすれ違っただけ。
竜ヶ岳の遠足尾根の接続地点へ向かう
竜ヶ岳稜線付近って昔は笹があったのに消失しているのよね。
ちょうどお昼前だったので登山道に合流するまでのシロオが咲いている場所で昼食をとった。
シロヤシオは茶色く変色していたり落花しているものも多かったが元気よく満開に咲いている木もあった!
間に合ってよかった!
自分たちが登ってきた静ヶ岳と銚子岳が見えていた。
食後はシロヤシオを愛でながら
竜ヶ岳山頂へ向かう。
人だらけの山は避けたいけれど、そうしないと下山ルートに行けないのだから仕方ない。
(緑のソバカスがノーマル?)
まだまだ咲いているやん!
たくさんの登山客とすれ違い、抜きつ抜かれつ山頂へ
この日は風が少しあったが黄砂が飛んできていたので目と鼻が気持ち悪い~
振り返ってお約束の写真・・・羊の時期は過ぎているみたい(-_-)
12:34竜ヶ岳山頂に到着。
たくさんの登山客が写真を撮ったり食事をとったり、休憩したり、ま~!たくさんの人!
人の居ない山ばかり歩いている身としては、なんだかジッとしていられない雰囲気?('◇')ゞ私だけ?
まぁ仕方ない・・・早々に退散して石榑峠方面の下山ルートに行こう!と思って行く手を見ると5人グループの若者たちが石榑峠方面の登山道で何か地面に向かって撮影していた。
私たちは石榑峠へ行かずに途中でルートから外れる(変態)ので、、彼らの後で下山すれば良い。と、その撮影会を少し離れた場所で眺めていた。しばらくして、そのグループが歩き出した。
写真を撮っていた場所には、なるほどデッカイ毛虫がいる(;'∀')こんな所に珍しい!とストックの先で毛虫を虐めて、転がして、気が済んだところで若者グループから少し離れた状態で私たちも歩き出した。
すると一人の女の子がパーティの列から遅れるように立ち止まり、先に進む稜線上を歩いている自分のパーティを離れて撮影しようとベストタイミングが来るのを待ちながらカメラを覗き込んでいた。
そこに私とフグやんが追いついてしまった。
追い抜くとせっかく先を行く自分のパーティを撮影しようとしている彼女を邪魔してしまうので、カメラを覗く女史から少し離れた場所で待つことにした。しばらくして撮影が終わった彼女が私たちに気づいた。目が合った。その直後!無言で振り返ったかと思うと私たちを見なかった事にして、そそくさと自分のパーティに走って行ってしまった(~_~;)
待ってあげていた俺たちって不審者か?(-_-;)
おいおい、登山道で人を待たせたことに気づいたら「スミマセンでした。ありがとうございました。」くらいは言って欲しいぞ。
↑青いTシャツのオバサンは、うちのメンバーね。
下山ルートにもシロヤシオが満開。
後ろの静ヶ岳の緑色に白い斑点は、カマツカ、アズキナシ、コバノガマズミなどの花が満開になっているから。
天気も上々の青空でシロヤシオが眩しい
山に花に癒されて、すぐに機嫌が良くなる筆者であった。
↓振り返ったら石榑峠~竜ヶ岳の稜線がキレイに見えた。
一方、こちらの進む下山ルートは、「通好み」なアセビのヤブルート(-_-;)
でも、踏み跡がちゃんと出来ていて、テープやリボン類は見かけなかったけど何となくルートが出来てる?
こちらのルートも少しの間はシロヤシオが咲いていた。
ここの子は赤いソバカス!
南に八風谷や赤坂谷の周辺を埋め尽くす低い森が広がっている。
その向こうに三池岳や釈迦ヶ岳、御在所、雨乞岳と鈴鹿の山々が連なっていく。
ヤマツツジの赤が出てくるとシロヤシオの標高から下の世界になってシロヤシオからヤマツツジに主役交代。
紅白揃っているこの場所が境界?
P962に向かってアセビを避けて下っていく。
P962からは標高差150mを一気に下る。
ここは、今まで登ってきた事が二回あるが下るのは初めて。
意外にもジグザグ道のテープ印がたくさんあった。
整備道になっているのを実感。
今回の山行でカマツカが満開なのを何度も見てきた。
あとコバノガマズミも満開
写真に撮れていないけどアズキナシも満開だった。
急傾斜地の下りを終えて、ザレ場へ繋がる何ということのない下り。
ベニドウダンツツジが出てきた。
その矢先で、久しぶりに私が「盛大に転んだ」。
足元に高さ約3cm、直径約4cmほどの細い切り株があったので、それを右足で踏みつけてブレーキにした!
それが登山靴のソールの下で転がった!
抜けた!
それが石車のようになり、右足は前方へ宙に舞い、体勢は後傾!
踏ん張った左足を中心に重心は左へ!
が、バランスを崩した私にこの勢いは止められない!
左側は崖ではないが、かなり傾斜地!落ちたくない場所!
とっさに出たのが左前腕。
左体側にあった立木を左前腕の長掌筋?で殴ってブレーキ!
それでも止まらずに上腕二頭筋の肩近くを立木で強打!
左膝と踝も強打して、ストンと尻をついた!
(>_<)イテテ!
左前腕折れた?と思ったけど、筋肉の打撲だけで済んだ。
肩も膝も踝も、大けがでは無さそう。
痛みが治まるまで数分。
アドレナリンが出ているらしく歩くのに支障はなかった。
(帰宅して医者に診てもらうと「打撲やね。湿布してロキソニンを飲んで様子みようか」と軽傷の診断。3日ほどで痛みは消えた)
その後もベニドウダンツツジがブラブラに咲いているのを眺めながらザレ場に突入。
(ベニドウダンツツジは、このザレ場から上部だけ存在していた。)
ザレ場は下部を巻くことも可能だが、あえて上を行くとドキドキ楽しい。
でも、進むと金属の杭とロープが設置されて安全確保がされていた!
いつの間に!?ハラハラドキドキが半減やん(~_~;)
砂場のへりを歩いて痩せ尾根エリアに入ります。
ここの鞍部をかつて白谷(越)峠と呼んでいたけど、今はテープが巻かれた木が多くあるだけ?
峠から向こうが太尾と呼ばれる場所になる。
(岩尾根にイワカガミ)
P770の太尾って、YAMAPではピークハント対象ポイントになっているらしい。P770は草原の丘で明るい場所。そこの木にプレートが付いていたけど、いつから山頂の名前に?
太尾から振り返ってP962や竜ヶ岳→石榑峠方面を眺めた
↑右の方に見える岩が重ね岩付近。
西へと平たんな良い尾根を歩いて行くとT尾根の分岐点。
左(南)の尾根に進むと古語録谷へ降りてしまうので注意。
北に降ってから西方向へ行くと、水のほとんど無い長池に到着。
西へ進みP730を越えてさらに西に進むと足元に種が大きくなった巨大なギンリョウソウ
見上げた森にはホオノキのデカい花が咲いていた。
進行方向で尾根がまた分岐。
焼野に車をデポしているので南西尾根の植林帯に入る。
杉林のヘリにテープ印がある。たいくつな長い植林歩き。
進行方向右(北)側に広い未舗装林道。
左(南)に行くと焼野という木製プレート。
でも、左に行くとP533へ20m登らねばならないので、漏れなく未舗装林道を選択。
林道は思った通り、P533の北面の山腹を真っすぐ下って行き、登ることなく13分後に焼野の駐車場に帰り着いた。
はぁ~疲れた~
やっぱり3週間ぶりの10kmオーバーで累積標高プラスマイナス1000mは脚に来るわ~(~_~;)
あ・・・君、だれ?
山行日:2023年5月22日
グループ山行@月曜山歩
4人(フグやん、ころ助、TY、TK)
縦走
ヤマビル
シロヤシオ
ベニドウダン
カマツカ
アズキナシ
距離:10.6km
所要時間:7時間1分
(うち昼食35分)
最小標高:437m(焼野駐車場)
最大標高:1099.30m(竜ヶ岳山頂)
二等三角点:竜ヶ岳1099.30m
累積標高:プラス1041mマイナス1133m
7:20道の駅奥永源寺7:40
7:55焼野駐車場
(車をデポ)
8:20焼尾林道分岐8:33
8:47尾根取付き
10:06銚子岳10:08
11:00セキオノコバ11:06
11:40静ヶ岳分岐12:15
(昼食35分)
12:34竜ヶ岳12:39
12:46県境稜線離脱
13:11 P962
13:41ザレ場
13:51白谷峠
14:09太尾P770 14:17
14:33長池
14:38P730
15:35焼野駐車場
ノリコの家の愛犬はこの山行の日に天寿を全うし、天国へ行ってしまった。
やすらかに・・・
代替ルートも思いつかないので行ってきたのだが・・・
山行日:2023年5月22日
集合場所へ車を走らせているとIS君から着電。「車のタイヤがパンクした。裂けてしまっているので直せない。残念だけど山は断念する」と、アララ(~_~;)
道の駅に集合、3台の腰高車で林道茨川線(通称:茶屋川林道)に入ると、
いつものごとく、林道は笑ってしまうほど水たまりだらけ(~_~;)
(写真提供98号)
やっと辿り着いた焼野広場のすみっこに車を二台駐車。
全員が乗り込んだデリカで奥地へ・・・やっぱり笑えてくるほど凸凹だらけ、水たまりだらけ・・・半端無いアトラクション・タイム(~_~;)
焼尾谷の橋の手前、林道支線分岐の手前に駐車。ここには三台くらい停められるか?
歩き始めると、簡易舗装林道のヘアピンをカーブの連続がある。これをショートカットしよう!と植林に入ったら、超激登り(~_~;)
アカン・・・こんなハズじゃなかった!(*_*)
すぐ林道に出た・けど、以降は大人しく林道を歩いて、以前に取付いたことのある植林にGo!
(ギンリョウソウ)
・・・・それが・・・山に行けなかった3週間のブランクが・・・足が動かない(~_~;)バテバテや・・・
(トンボソウ)
チョット登って休憩、チョット登って休憩、チョット登って休憩・・・申し訳ないけど今日はこの方法でないと登れない(=_=)スマヌ
(イワカガミ)
ゼー!ハー!して立ち止まる。
新緑に鮮やかな真っ赤なヤマツツジが癒してくれる
時には足元のチゴユリたちが励ましてくれた。
まだお前たちは咲いていたのだねぇ~
銚子岳山頂の直前は傾斜角度のキツイ登り。
あまりにもキツイので何度も立ち止まる。
車から1時間30分あまりで銚子岳山頂に到着
藤原岳の孫太尾根から御池岳への展望を楽しみながらヒトヤスミ。
銚子岳山頂から県境稜線に出るまではヤマツツジの咲く平和な尾根
水たまり池?何も住んでいないみたい。
お?樹木の無い独特の様相の竜ヶ岳が見えた。
手前の緑の稜線を歩いて、あそこまで行くのです。
県境稜線に合流すると、「これでもか!」という激下りが始まる。
目の前に植林と広葉樹の混ざった静ヶ岳!
標高差100mを直線距離200mで下る!
鞍部からユルユル登り返して行く稜線にもヤマツツジ
狭かった登山道は広い森の中を歩き出す。
森の地面に小さな白い花
(タニギキョウ)
静ヶ岳直下の森はセキオノコバと呼ばれる二重稜線。そこには池が点在する場所。最初の池へ近寄ってみると
モリアオガエルの泡球状の卵塊が木の枝に何個もぶら下がり、その下の池ににはアカハライモリが浮かんで、オタマジャクシの赤ちゃんが落ちてくるのを待っている。
池は鏡面のように森の樹々や空を映す。
あれ?モリアオガエルの卵塊がカエデの枝ごと落ちている。
昨夜はこの山域で暴風雨があったらしく、枝や花がたくさん落ちていたが、枝ごと卵塊までもが落ちたのね(~_~;)
フグやんが可哀そうだからと池の側にあった木の幹にこの卵塊を載せてやった。
「カエルの恩返し」がフグやんの家にきっとやって来るよ('◇')ゞ
メンバーに静ヶ岳は?と聞くと全員「済」。
と、いう事で静ヶ岳山頂は行かずに先へ進む。
ここの大池に卵はあるかな?
さらに奥の池も水を湛えていた。
ボケーっと池を眺めながらバードウォッチングするのも良いだろうけど、竜ヶ岳へ行きたいので池を後にする。
ハゲ山の竜ヶ岳が近く見えてきた。
↑木が邪魔しているので見えにくいが右の奥の山頂が竜ヶ岳だ。
セキオノコバから竜ヶ岳への稜線に進む。
ここまで登山者2人とすれ違っただけ。
竜ヶ岳の遠足尾根の接続地点へ向かう
竜ヶ岳稜線付近って昔は笹があったのに消失しているのよね。
ちょうどお昼前だったので登山道に合流するまでのシロオが咲いている場所で昼食をとった。
シロヤシオは茶色く変色していたり落花しているものも多かったが元気よく満開に咲いている木もあった!
間に合ってよかった!
自分たちが登ってきた静ヶ岳と銚子岳が見えていた。
食後はシロヤシオを愛でながら
竜ヶ岳山頂へ向かう。
人だらけの山は避けたいけれど、そうしないと下山ルートに行けないのだから仕方ない。
(緑のソバカスがノーマル?)
まだまだ咲いているやん!
たくさんの登山客とすれ違い、抜きつ抜かれつ山頂へ
この日は風が少しあったが黄砂が飛んできていたので目と鼻が気持ち悪い~
振り返ってお約束の写真・・・羊の時期は過ぎているみたい(-_-)
12:34竜ヶ岳山頂に到着。
たくさんの登山客が写真を撮ったり食事をとったり、休憩したり、ま~!たくさんの人!
人の居ない山ばかり歩いている身としては、なんだかジッとしていられない雰囲気?('◇')ゞ私だけ?
まぁ仕方ない・・・早々に退散して石榑峠方面の下山ルートに行こう!と思って行く手を見ると5人グループの若者たちが石榑峠方面の登山道で何か地面に向かって撮影していた。
私たちは石榑峠へ行かずに途中でルートから外れる(変態)ので、、彼らの後で下山すれば良い。と、その撮影会を少し離れた場所で眺めていた。しばらくして、そのグループが歩き出した。
写真を撮っていた場所には、なるほどデッカイ毛虫がいる(;'∀')こんな所に珍しい!とストックの先で毛虫を虐めて、転がして、気が済んだところで若者グループから少し離れた状態で私たちも歩き出した。
すると一人の女の子がパーティの列から遅れるように立ち止まり、先に進む稜線上を歩いている自分のパーティを離れて撮影しようとベストタイミングが来るのを待ちながらカメラを覗き込んでいた。
そこに私とフグやんが追いついてしまった。
追い抜くとせっかく先を行く自分のパーティを撮影しようとしている彼女を邪魔してしまうので、カメラを覗く女史から少し離れた場所で待つことにした。しばらくして撮影が終わった彼女が私たちに気づいた。目が合った。その直後!無言で振り返ったかと思うと私たちを見なかった事にして、そそくさと自分のパーティに走って行ってしまった(~_~;)
待ってあげていた俺たちって不審者か?(-_-;)
おいおい、登山道で人を待たせたことに気づいたら「スミマセンでした。ありがとうございました。」くらいは言って欲しいぞ。
↑青いTシャツのオバサンは、うちのメンバーね。
下山ルートにもシロヤシオが満開。
後ろの静ヶ岳の緑色に白い斑点は、カマツカ、アズキナシ、コバノガマズミなどの花が満開になっているから。
天気も上々の青空でシロヤシオが眩しい
山に花に癒されて、すぐに機嫌が良くなる筆者であった。
↓振り返ったら石榑峠~竜ヶ岳の稜線がキレイに見えた。
一方、こちらの進む下山ルートは、「通好み」なアセビのヤブルート(-_-;)
でも、踏み跡がちゃんと出来ていて、テープやリボン類は見かけなかったけど何となくルートが出来てる?
こちらのルートも少しの間はシロヤシオが咲いていた。
ここの子は赤いソバカス!
南に八風谷や赤坂谷の周辺を埋め尽くす低い森が広がっている。
その向こうに三池岳や釈迦ヶ岳、御在所、雨乞岳と鈴鹿の山々が連なっていく。
ヤマツツジの赤が出てくるとシロヤシオの標高から下の世界になってシロヤシオからヤマツツジに主役交代。
紅白揃っているこの場所が境界?
P962に向かってアセビを避けて下っていく。
P962からは標高差150mを一気に下る。
ここは、今まで登ってきた事が二回あるが下るのは初めて。
意外にもジグザグ道のテープ印がたくさんあった。
整備道になっているのを実感。
今回の山行でカマツカが満開なのを何度も見てきた。
あとコバノガマズミも満開
写真に撮れていないけどアズキナシも満開だった。
急傾斜地の下りを終えて、ザレ場へ繋がる何ということのない下り。
ベニドウダンツツジが出てきた。
その矢先で、久しぶりに私が「盛大に転んだ」。
足元に高さ約3cm、直径約4cmほどの細い切り株があったので、それを右足で踏みつけてブレーキにした!
それが登山靴のソールの下で転がった!
抜けた!
それが石車のようになり、右足は前方へ宙に舞い、体勢は後傾!
踏ん張った左足を中心に重心は左へ!
が、バランスを崩した私にこの勢いは止められない!
左側は崖ではないが、かなり傾斜地!落ちたくない場所!
とっさに出たのが左前腕。
左体側にあった立木を左前腕の長掌筋?で殴ってブレーキ!
それでも止まらずに上腕二頭筋の肩近くを立木で強打!
左膝と踝も強打して、ストンと尻をついた!
(>_<)イテテ!
左前腕折れた?と思ったけど、筋肉の打撲だけで済んだ。
肩も膝も踝も、大けがでは無さそう。
痛みが治まるまで数分。
アドレナリンが出ているらしく歩くのに支障はなかった。
(帰宅して医者に診てもらうと「打撲やね。湿布してロキソニンを飲んで様子みようか」と軽傷の診断。3日ほどで痛みは消えた)
その後もベニドウダンツツジがブラブラに咲いているのを眺めながらザレ場に突入。
(ベニドウダンツツジは、このザレ場から上部だけ存在していた。)
ザレ場は下部を巻くことも可能だが、あえて上を行くとドキドキ楽しい。
でも、進むと金属の杭とロープが設置されて安全確保がされていた!
いつの間に!?ハラハラドキドキが半減やん(~_~;)
砂場のへりを歩いて痩せ尾根エリアに入ります。
ここの鞍部をかつて白谷(越)峠と呼んでいたけど、今はテープが巻かれた木が多くあるだけ?
峠から向こうが太尾と呼ばれる場所になる。
(岩尾根にイワカガミ)
P770の太尾って、YAMAPではピークハント対象ポイントになっているらしい。P770は草原の丘で明るい場所。そこの木にプレートが付いていたけど、いつから山頂の名前に?
太尾から振り返ってP962や竜ヶ岳→石榑峠方面を眺めた
↑右の方に見える岩が重ね岩付近。
西へと平たんな良い尾根を歩いて行くとT尾根の分岐点。
左(南)の尾根に進むと古語録谷へ降りてしまうので注意。
北に降ってから西方向へ行くと、水のほとんど無い長池に到着。
西へ進みP730を越えてさらに西に進むと足元に種が大きくなった巨大なギンリョウソウ
見上げた森にはホオノキのデカい花が咲いていた。
進行方向で尾根がまた分岐。
焼野に車をデポしているので南西尾根の植林帯に入る。
杉林のヘリにテープ印がある。たいくつな長い植林歩き。
進行方向右(北)側に広い未舗装林道。
左(南)に行くと焼野という木製プレート。
でも、左に行くとP533へ20m登らねばならないので、漏れなく未舗装林道を選択。
林道は思った通り、P533の北面の山腹を真っすぐ下って行き、登ることなく13分後に焼野の駐車場に帰り着いた。
はぁ~疲れた~
やっぱり3週間ぶりの10kmオーバーで累積標高プラスマイナス1000mは脚に来るわ~(~_~;)
あ・・・君、だれ?
山行日:2023年5月22日
グループ山行@月曜山歩
4人(フグやん、ころ助、TY、TK)
縦走
ヤマビル
シロヤシオ
ベニドウダン
カマツカ
アズキナシ
距離:10.6km
所要時間:7時間1分
(うち昼食35分)
最小標高:437m(焼野駐車場)
最大標高:1099.30m(竜ヶ岳山頂)
二等三角点:竜ヶ岳1099.30m
累積標高:プラス1041mマイナス1133m
7:20道の駅奥永源寺7:40
7:55焼野駐車場
(車をデポ)
8:20焼尾林道分岐8:33
8:47尾根取付き
10:06銚子岳10:08
11:00セキオノコバ11:06
11:40静ヶ岳分岐12:15
(昼食35分)
12:34竜ヶ岳12:39
12:46県境稜線離脱
13:11 P962
13:41ザレ場
13:51白谷峠
14:09太尾P770 14:17
14:33長池
14:38P730
15:35焼野駐車場
ノリコの家の愛犬はこの山行の日に天寿を全うし、天国へ行ってしまった。
やすらかに・・・
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