2011,06,14, Tuesday/五代目
咳が止まらない。もう2週間近くになる。
おかげで四六時中マスクが手放せない。
ボチボチ医者に行ったほうがいいかなぁ。。。と、思いながらも定休日に晴れたなら、やはり山に行かねばなりません。
でも体調不良・・・なので今日は涼しい沢登りに決定。
と言っても本当に咳がひどいので極力水に浸からないよう気をつけて大人しい沢行。
向かった先は亀山市の石水渓の手前の東にある石谷川。
(遡行日:2011年6月13日)
石谷川は仙ヶ岳の南尾根ルートや白谷道、御所谷(御所平)へのアプローチや下山道で歩く林道の下に流れている川だ。
ここは私と嫁さんの沢登りデビューの場所で、昨年の同じころ、師匠にここで沢登りの手ほどきを受けた。
それ以来ずっと、沢登りは師匠に連れて行って貰っていた。
だが、今日は記念すべき、嫁さんと初めての「二人だけ沢登り」!
駐車地は、いつもは茶畑を通って石谷川大堰堤に行くのだが、今日は出来る限り長く石谷川を遡行する。
駐車場は望仙荘を通り越してすぐ左手に停めた。
そこで沢タビを履いて望仙荘へ向かった。
望仙荘の看板が左手にある場所の木にテープマークがあった。
(写真は望仙荘)
きっとこれが大堰堤への連絡道なのだろう。
でも、今日はもっと手前から入渓してみる。
望仙荘の駐車場を右手に眺めながら簡易舗装路を下っていく。
すぐに砂防えん堤。
近づいて巻こうと思っていたら巨大なオオスズメバチがブンブン!アカン!逃げろ!と、蜂を刺激しないように堰堤から離れ、左手の植林帯に入り込む。足場の悪さから低い位置をトラバースできずにけっこうな高巻きになった。
木や木の根を頼りに急斜面を降りて入渓。
もっと楽に降りれる所あるのかなぁ
ふと足元をみると枝が沢タビに?
と、手で払いのけようとしても動かない・・・しばらく待つと・・・伸びた~!( ゚д゚ )/ヤマビルやん!!
私に触られて尺取運動を始めたものの、
すぐさま摘み上げて石でゴリゴリ・・・成仏せい!
そういえば昨年もこの谷(石谷川)で初ヒルだった!
おや?また堰堤。
左岸からチョイと巻いた。
平流から両岸が切り立って岩が大きくなってくると水流が凄まじい!
その理由・・・昨夜は「土砂降り」で今朝まで大雨注意報が出ていたから。
水流が凄いだろうと、予想して来たものの、ここまで凄いとは思っていなかった。
水圧がかかっている急流は吹っ飛ばされそう。
深い釜を前にして写真を撮っていたら嫁さんが右岸をヘツって行くではないか!
多分、あの先は無理っぽい。
でも彼女は飛び石は苦手だがヘツリは得意なのである。
結局、苦労して嫁さんがへつった先は、ゴウゴウと泡飛沫が沸き立つさらなる深い釜。どうやら釜の廊下になっているらしい。
水流が凄い今日はヤバそう。それに暑い夏ならいざしらず、晴れ間の少ない曇り空で今は序盤戦だ。
嫁さんは「アカン!行けへんわ。巻こ!」と往路同様にヘツリで戻ってきた。
右岸を少し登ると明確な踏み跡が?
上から眺めるとエメラルドグリーンの釜は3つほどある。
それにしても激しい流れのために泡が凄い。
踏み跡をどんどん歩いてく。
途中に「シライトソウ」が咲いていた。
この道・・・赤い鎖が山側に張り巡らされていた。なんだろう?
正面に「ゴーーーー」と音がしている滝が現れた。
左岸に渡ろうとすると、あ?
絶妙のバランスで石が岩の上に乗っている!
どこかのブログでも見たが最近こういったバランス石をケルン代わりに置く人がいるらしい。
その石の先に水流の無い糸のような滝が?
近くの看板に「白糸滝」と書かれていたが、この滝の事なのか?轟音のする滝なのか?
もし糸状の滝がそうなら、晴天続きだと消える?
バランス石の裏側に道が付いていて、またもやチェーンがあった。
道は急ながら階段まで付いている。ここは観光地か?
どんどん登って行くと分岐があった。
右に行くと階段道を上って林道へ?
左に降ると沢だ。沢に降りてみる。
すると沢に木橋+ガードレール橋+木橋で対岸へ渡っていく。
きっとこれが石水渓連絡路だ。
ということは沢を遡ると・・・・二重に堰堤がある!
しかも両岸が岩で高くて卷けない。
ということで先程の分岐まで戻り、階段道を登っていく。
あ?ピンクのユリ?おお!ササユリや!野生のササユリは初めて見た!
でも蕾だ。帰りに咲いていたら写真を撮ろう。
林道に登るとそこは見慣れた大堰堤駐車地&車止め。
この駐車地の奥に沢に降りる階段があったハズ。
ありました!
鬼ヶ牙を左手に見上げ沢登り再開です。
それにしても水が多くて水流が激しい。
まるでジャグジーだ!でも水の流が半端じゃなく速い!
穏やかなハズのナメも少し緊張する。
『Y字』の頂禮井戸(頂礼井戸)の滝が見えてきた。
ゴーゴーと凄いことになっているので近づくこと無く左岸を巻いた。
頂禮井戸(頂礼井戸)の滝の落口に出た。凄い水量だ。
頂禮井戸(頂礼井戸)の上で小休止。
日差しが戻ると沢の緑色が眩しい。
突っ張って登ります。
ゴーゴー五月蝿いくらい。
頂禮井戸(頂礼井戸)から450mほど遡上した場所が昼食に好適地だったので、ここでザックを降ろす
。
オニギリ+釜あげウドン&ビール!
沢の水で冷やしながら飲んでいたら、沢の水の水流のいたずらで私のビールがドンブラコッコ・・・
気づいた時にはビールの飲み口が水没していた・・・残念。(ビールの空き缶は持ち帰りました)
さて出発!と岩の上に足を載せようとしたら、オメメが2つ。
カジカガエルの日光浴だ。
水量がありすぎて、何がどの滝だか分からない。
7m滝?瀑流だ。
当然巻きました。
(右岸を小さく)
大迫力の落口。
七つ釜の廊下を見物にやってきたが、近づくことすら出来ずに撤退。
だって洗濯機みたいに泡がゴーゴー出ているんだもん!
大岩のあった場所まで戻って右岸を巻くのが本来だけど、ショートカットして途中から巻き・・・
実は私、ここで「すってーん!」と斜面を登っている最中に足元がズルリと表面が滑り落ち、私は腹ばいに「すっ転ん」で腹と右手を強打した。幸いにして落ち葉の堆積が厚かったので怪我には至らなかったが、落ち葉の溜まっている雨後の斜面は濡れていてよく滑る。
10mナメ滝登場。
画面中央の岩と岩の割れ目を突っ張って登り、登ったあとのルート修正もけっこう大変だった。
萱谷分岐をやり過ごして
どんどん登る
登れ登れ!
おっと堰堤だ!左岸をチョイと巻こう。
この後、左の谷は白谷へ登る君谷。右に行くとイタハシ谷?
もう帰還する時間が迫っているので右に進む。
5分ほど沢を歩くと営林署跡手前だった。
ここからは林道をスッタスッタ歩いて大堰堤まで戻る。
往路で見つけていたササユリ・・・うーん・・・
まだ咲いていない。
この後は「三ツ渕」方面に沢に下り、木橋+ガードレール橋+木橋を対岸へ渡った。
するとそこにはトラロープがフィックスされた踏み跡が・・・そこを登って行くと踏み跡が明確な道が!
ありました。これが望仙荘入り口にあった登山口へと続く連絡路だ。
テクテクと山の尾根沿いを歩いていく。綺麗な整備道だ。途中で右に降りていく所があった。きっと石水渓キャンプ場へ降りるのだろう。
そして橋から歩き出して尾根道を行くこと12分。望仙荘入り口に降り立つ。
今日は集中豪雨明けで水流の激しさと水嵩の高さがずっと課題だった。
でも、巻きの判断やルートファインディング能力を発揮できたし、や同伴者を振り返りながら安全に沢を登る事ができたように思う。
石谷川、また来よう。
コースタイム:5:40(昼食30分含)
累積標高差:プラスマイナス805m
距離:6.54km (沿面7.52km)
8:40駐車場到着
8:50出発
8:55コイシ谷出合の堰堤
9:07堰堤上流に入渓
9:15堰堤(左岸巻き)
9:24三つ淵入り口
9:38白糸滝
9:56大堰堤(階段下で入渓)
10:11頂禮井戸(頂礼井戸)
11:12昼食11:42
12:03 7m滝
12:30大岩
12:39七つ釜の廊下入り口
12:48 10mナメ滝
13:09萱谷出合
13:23谷止堰堤
13:33営林署跡
13:56大堰堤
14:03三ツ渕の橋
14:17駐車場
おかげで四六時中マスクが手放せない。
ボチボチ医者に行ったほうがいいかなぁ。。。と、思いながらも定休日に晴れたなら、やはり山に行かねばなりません。
でも体調不良・・・なので今日は涼しい沢登りに決定。
と言っても本当に咳がひどいので極力水に浸からないよう気をつけて大人しい沢行。
向かった先は亀山市の石水渓の手前の東にある石谷川。
(遡行日:2011年6月13日)
石谷川は仙ヶ岳の南尾根ルートや白谷道、御所谷(御所平)へのアプローチや下山道で歩く林道の下に流れている川だ。
ここは私と嫁さんの沢登りデビューの場所で、昨年の同じころ、師匠にここで沢登りの手ほどきを受けた。
それ以来ずっと、沢登りは師匠に連れて行って貰っていた。
だが、今日は記念すべき、嫁さんと初めての「二人だけ沢登り」!
駐車地は、いつもは茶畑を通って石谷川大堰堤に行くのだが、今日は出来る限り長く石谷川を遡行する。
駐車場は望仙荘を通り越してすぐ左手に停めた。
そこで沢タビを履いて望仙荘へ向かった。
望仙荘の看板が左手にある場所の木にテープマークがあった。
(写真は望仙荘)
きっとこれが大堰堤への連絡道なのだろう。
でも、今日はもっと手前から入渓してみる。
望仙荘の駐車場を右手に眺めながら簡易舗装路を下っていく。
すぐに砂防えん堤。
近づいて巻こうと思っていたら巨大なオオスズメバチがブンブン!アカン!逃げろ!と、蜂を刺激しないように堰堤から離れ、左手の植林帯に入り込む。足場の悪さから低い位置をトラバースできずにけっこうな高巻きになった。
木や木の根を頼りに急斜面を降りて入渓。
もっと楽に降りれる所あるのかなぁ
ふと足元をみると枝が沢タビに?
と、手で払いのけようとしても動かない・・・しばらく待つと・・・伸びた~!( ゚д゚ )/ヤマビルやん!!
私に触られて尺取運動を始めたものの、
すぐさま摘み上げて石でゴリゴリ・・・成仏せい!
そういえば昨年もこの谷(石谷川)で初ヒルだった!
おや?また堰堤。
左岸からチョイと巻いた。
平流から両岸が切り立って岩が大きくなってくると水流が凄まじい!
その理由・・・昨夜は「土砂降り」で今朝まで大雨注意報が出ていたから。
水流が凄いだろうと、予想して来たものの、ここまで凄いとは思っていなかった。
水圧がかかっている急流は吹っ飛ばされそう。
深い釜を前にして写真を撮っていたら嫁さんが右岸をヘツって行くではないか!
多分、あの先は無理っぽい。
でも彼女は飛び石は苦手だがヘツリは得意なのである。
結局、苦労して嫁さんがへつった先は、ゴウゴウと泡飛沫が沸き立つさらなる深い釜。どうやら釜の廊下になっているらしい。
水流が凄い今日はヤバそう。それに暑い夏ならいざしらず、晴れ間の少ない曇り空で今は序盤戦だ。
嫁さんは「アカン!行けへんわ。巻こ!」と往路同様にヘツリで戻ってきた。
右岸を少し登ると明確な踏み跡が?
上から眺めるとエメラルドグリーンの釜は3つほどある。
それにしても激しい流れのために泡が凄い。
踏み跡をどんどん歩いてく。
途中に「シライトソウ」が咲いていた。
この道・・・赤い鎖が山側に張り巡らされていた。なんだろう?
正面に「ゴーーーー」と音がしている滝が現れた。
左岸に渡ろうとすると、あ?
絶妙のバランスで石が岩の上に乗っている!
どこかのブログでも見たが最近こういったバランス石をケルン代わりに置く人がいるらしい。
その石の先に水流の無い糸のような滝が?
近くの看板に「白糸滝」と書かれていたが、この滝の事なのか?轟音のする滝なのか?
もし糸状の滝がそうなら、晴天続きだと消える?
バランス石の裏側に道が付いていて、またもやチェーンがあった。
道は急ながら階段まで付いている。ここは観光地か?
どんどん登って行くと分岐があった。
右に行くと階段道を上って林道へ?
左に降ると沢だ。沢に降りてみる。
すると沢に木橋+ガードレール橋+木橋で対岸へ渡っていく。
きっとこれが石水渓連絡路だ。
ということは沢を遡ると・・・・二重に堰堤がある!
しかも両岸が岩で高くて卷けない。
ということで先程の分岐まで戻り、階段道を登っていく。
あ?ピンクのユリ?おお!ササユリや!野生のササユリは初めて見た!
でも蕾だ。帰りに咲いていたら写真を撮ろう。
林道に登るとそこは見慣れた大堰堤駐車地&車止め。
この駐車地の奥に沢に降りる階段があったハズ。
ありました!
鬼ヶ牙を左手に見上げ沢登り再開です。
それにしても水が多くて水流が激しい。
まるでジャグジーだ!でも水の流が半端じゃなく速い!
穏やかなハズのナメも少し緊張する。
『Y字』の頂禮井戸(頂礼井戸)の滝が見えてきた。
ゴーゴーと凄いことになっているので近づくこと無く左岸を巻いた。
頂禮井戸(頂礼井戸)の滝の落口に出た。凄い水量だ。
頂禮井戸(頂礼井戸)の上で小休止。
日差しが戻ると沢の緑色が眩しい。
突っ張って登ります。
ゴーゴー五月蝿いくらい。
頂禮井戸(頂礼井戸)から450mほど遡上した場所が昼食に好適地だったので、ここでザックを降ろす
。
オニギリ+釜あげウドン&ビール!
沢の水で冷やしながら飲んでいたら、沢の水の水流のいたずらで私のビールがドンブラコッコ・・・
気づいた時にはビールの飲み口が水没していた・・・残念。(ビールの空き缶は持ち帰りました)
さて出発!と岩の上に足を載せようとしたら、オメメが2つ。
カジカガエルの日光浴だ。
水量がありすぎて、何がどの滝だか分からない。
7m滝?瀑流だ。
当然巻きました。
(右岸を小さく)
大迫力の落口。
七つ釜の廊下を見物にやってきたが、近づくことすら出来ずに撤退。
だって洗濯機みたいに泡がゴーゴー出ているんだもん!
大岩のあった場所まで戻って右岸を巻くのが本来だけど、ショートカットして途中から巻き・・・
実は私、ここで「すってーん!」と斜面を登っている最中に足元がズルリと表面が滑り落ち、私は腹ばいに「すっ転ん」で腹と右手を強打した。幸いにして落ち葉の堆積が厚かったので怪我には至らなかったが、落ち葉の溜まっている雨後の斜面は濡れていてよく滑る。
10mナメ滝登場。
画面中央の岩と岩の割れ目を突っ張って登り、登ったあとのルート修正もけっこう大変だった。
萱谷分岐をやり過ごして
どんどん登る
登れ登れ!
おっと堰堤だ!左岸をチョイと巻こう。
この後、左の谷は白谷へ登る君谷。右に行くとイタハシ谷?
もう帰還する時間が迫っているので右に進む。
5分ほど沢を歩くと営林署跡手前だった。
ここからは林道をスッタスッタ歩いて大堰堤まで戻る。
往路で見つけていたササユリ・・・うーん・・・
まだ咲いていない。
この後は「三ツ渕」方面に沢に下り、木橋+ガードレール橋+木橋を対岸へ渡った。
するとそこにはトラロープがフィックスされた踏み跡が・・・そこを登って行くと踏み跡が明確な道が!
ありました。これが望仙荘入り口にあった登山口へと続く連絡路だ。
テクテクと山の尾根沿いを歩いていく。綺麗な整備道だ。途中で右に降りていく所があった。きっと石水渓キャンプ場へ降りるのだろう。
そして橋から歩き出して尾根道を行くこと12分。望仙荘入り口に降り立つ。
今日は集中豪雨明けで水流の激しさと水嵩の高さがずっと課題だった。
でも、巻きの判断やルートファインディング能力を発揮できたし、や同伴者を振り返りながら安全に沢を登る事ができたように思う。
石谷川、また来よう。
コースタイム:5:40(昼食30分含)
累積標高差:プラスマイナス805m
距離:6.54km (沿面7.52km)
8:40駐車場到着
8:50出発
8:55コイシ谷出合の堰堤
9:07堰堤上流に入渓
9:15堰堤(左岸巻き)
9:24三つ淵入り口
9:38白糸滝
9:56大堰堤(階段下で入渓)
10:11頂禮井戸(頂礼井戸)
11:12昼食11:42
12:03 7m滝
12:30大岩
12:39七つ釜の廊下入り口
12:48 10mナメ滝
13:09萱谷出合
13:23谷止堰堤
13:33営林署跡
13:56大堰堤
14:03三ツ渕の橋
14:17駐車場
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