2012,09,05, Wednesday/五代目
祝!伊賀遊歩塾再会
今回は空中懸垂とゴルジュ三昧でハシャギマクッタ私は超筋肉痛な沢登りとなった!(^_^;)
月曜開催のハズが天候不良で火曜日の2012年9月4日開催。
参加メンバーは、男4名+女1名の計5名。
店が営業日なので私は嫁さんに店番を頼んでの参加となったm(__)m
アクセス:国道169号線の下多古川バス停より西に進み、下多古集落を突き進む。
集落を越えて川沿いの林道をさらに進むと道は右にカーブして重さ制限の橋。
その手前の左路肩が駐車地となる。(身内の車なら3~4台の駐車が可能。)
橋の向こう側にフェンスで囲まれた浄水施設あり。
そうなのである。この川は集落の上水道なのである。
だからその流域に入る場合は川の水を汚染しないように気をつけなければならないのである!
橋をわたる際に川の水量を・・・
あれ?枯れて一滴も水が流れていない???
リーダーが「ハイ、こっちから沢に降りるよ」とフェンス沿いの踏み跡に入っていく。
Iさん:「ここはヒルはおらんのかの?」
師匠:「ここは居らんで」
私:「し・・・師匠?沢タビの上でダンスしてるのが・・・いや、、地面でもカワイイ鎌首もたげて踊ってるヤツラおるけど?」
Iさん:「あ!ヒルおるやん!」
その後、メンバーは一目散で沢に降りるのだが、やたらに水量が少ない。おまけに巨岩がゴロゴロ。
ボルダーな人が喜びそうなゴーロを足をあまり上げずに低く越えられるルートを上っていくのだが、これがけっこうきつい(^_^;)
やがて流れは完全に伏流。
取水堰堤跡に到着するが、堰堤下部に水たまりが少し在るだけ。
堰堤の右端からヨッコラショと堰堤に登り、中央の通路上の隙間に入る。
入るとそこは鬱蒼としたゴルジュ
ゴルジュを少し進むとテカテカツルツルの岩に囲まれた二条6m滝が流れている。左岸は完全にハングしている。
写真には写っていないが左側の岩壁の右、、、沢沿いにもう一段低い場所があってそこを登れば滝の左側からこの滝を越えて行けそう・・・
でも、今回は定石通り、この滝を左岸から巻いて滝の落口を過ぎた場所で『お約束』の《空中懸垂》することになった。
この滝を巻く方法は、一端先程の取水堰堤跡まで戻り、堰堤より左岸を登って、沢沿いに落口を越える。
落口の上流で元気そうな木を見つけたら、そこに30mのロープをセットして懸垂下降・・・途中から空中懸垂で下降する。
(写真はロープ設営中)
空中懸垂と言えど、半分以上は空中ではなく足が着いている状態
空中を降りるのは実質4mほどか?
(最後に懸垂で降りてくる師匠)
以下の写真の左側の黒い影の壁面を上から懸垂下降してきたのだ。
(写真は、下で空中懸垂の補助を努めていただいたMさん。ロープを片付けて小休止
空中懸垂の後はゴルジュ帯の小滝を登っていくのだが、これがヌメっとツルっとしていて、なかなかイヤラシイ。
緊張感を持続させないと「おっとっと!」でドボン!になりかねない(^_^;)
この後に現れるは「ツッパリ大会」
両手両足で突っ張って狭いゴルジュに突入するのだが出口が末広がり(-_-;)
岩壁が低くなっている左手に逃げたいのだが手足が長くないと脱出前にドボン!
先行者にお助け紐で引き上げて貰う。
さらにヌメヌメピカピカのゴルジュは続く。
奥に落ちている直瀑6mは
右から簡単に小さく巻いた。
沢に戻ってゴルジュを進むが谷が明るくなってくる。
近づくと左の端っこに細くトイ(トユ)状の勢い良く流れる三段20m滝?
滝に近づくと右手の岩を回りこんだ先から取り付いて
苔付きの斜面を小さく巻く
これを登り切ろうとすると、斜面の角度は大した事が一切ないのだが、流れがウッスラある場所が超危険地帯!
ツルンツルンでフェルトソールの私が四つん這いになって3m以上ずり落ちてしまった!(-_-;)
この巻きは登り切っても平坦な場所まで油断せずに!
危険地帯を越えると石灰岩のテラス。
テラスを越えるとミニ滝があった。
いかにも淵が気持よさそうだったので泳いで取り付いてみた!
水が冷たすぎずに気持ちいい!!最高!
この後は平流となって河原が安定している場所があったのでここで早めの昼食
本日も、またまた釜揚げうどん!!
ここでIさんが張り切って赤ワイン1.8Lを振舞う!
でも、あかんって!実質4人でこれ一本を短時間で飲んだら・・・
なんだかホロ酔いで気が大きくなって食後の溯行とあいなった(;・∀・)
酔っ払い達の食後・・・ゴキゲンで平流を歩いて行くと古ぼけた堰堤がコンニチハ。
この堰堤は慌てて手前から巻かなくても直前まで近づくとよく踏まれた踏み跡が右側にある。
なのでこの堰堤は簡単に越えられる。
堰堤を越えると右岸に支流の滝が流れ落ちている。
酔っぱらいが滝の前でゴキゲンである。
ちなみにこの滝、意外に流れが強く、水流の中のホールドを探ろうとしたら壁面に触ること無く手を叩かれた(^_^;)
ゴーロ帯を歩いていくと小雨が降ってきた。右に小滝か?
私は沢にどんどん浸かって小滝に取り付いて越えていく。
この日の沢はなぜか水が冷たく無かったのだ。
下の滝もザブザブと淵に入っていくと足が着かなくなって泳いで取り付いた。
気持ちいい!(゚∀゚)b
明るくなって晴れてきた
岩の隙間を流れる小滝を登っていく
快調~!
お?巨岩帯?この隙間にあったCS小滝を私はチャレンジしただが・・・
CS滝の下でかなりアガいた。取り付きの岩があって、それが花崗岩でつるんつるん。スリングをその岩の上部出っ張りに引っ掛けてアブミのように足を乗せてみた、巻いて上に出たMさんにトップロープを出してもらったが、3回ほど身体が振られて小滝の中に落ちて体力消耗・・・もう、腕が上がらない!ダメ!と巻きルートで見守ってくれていた師匠に「×」と合図して、私も巻く事に・・・
はぁ・・・疲れた・・・
上の写真は、酔っ払いが疲れ果てたの図である(-_-;)
登りたかった場所を見下ろすとこんな感じ
この写真じゃ、良く解らんなぁ(-_-;)
さらに進めばCS小滝。足場が微妙に高い位置なのでさすがのMさんも越えられない
Iさんのショルダーで越えていく。私もIさんをショルダー。
私の順番になって取り付いてみたが、すごく足場が上にありすぎ!(-_-;)
自分のスリングを上部の岩に引っ掛けて足がかりを一つ作って・・・
結局はお二人にお助け紐を出して貰って吊り揚げて貰った(^_^;)
あ~面白かった!と進むと流れが左端でトイ(トユ)状になって流れている。
Mさんと私を残して他の3名は右側の岩を巻いていく。
チムニー滝にトライだ!
あ?やっぱり、両岸はツルッとしてるんや!(^_^;)ヤバ
正攻法で正面アタックし始めたMさん、手がかり、足がかりが滑って手こずっていた。
最後は身体を横向けにして尻と足の裏で突っ張ってチムニー上部に脱出した。
私は・・・途中から、もちろん!トップロープを利用させていただいて、(ガッツり握りっぱなし(^_^;)。そして師匠に攻略法をレクチャーしてもらいつつ
何とか突破することができた(^_^;)
ヤレヤレほんまに凄い難産だったわい(-_-;)
トユ滝の先もトユ状のゴルジュなんだが先程のチムニーで疲れ果てたので岩の上を歩いて行く。
でも、行き詰まりの小滝は面白そうだったので泳いで取り付いてシャワーで突破!
Mさんはスマートにヘツってひょいひょいと越えて行く。
平流のゴーロを歩いて行くと沢は左に曲がってジャージャーと滝が落ちている。
本日のラスボスの8m滝の登場だ。
この滝の手前の右手を振り返れば岩の右手に明るい場所が?
師匠曰く、この岩は弁天岩で岩の上に祠(宗像(むなかた)神社)があり、明るい場所は林道へのエスケープルート。
我々が登るのは8m滝の右側の岩場。
岩場の上から虎ロープが下がっているがかなり古そう(^_^;)
ここでMさんが2本のロープを腰に付けて登ってフィックス&バックアップロープの工作。
上の画像は途中、滝の側面に残置ハーケンを見つけ、中間支点のヌンチャクを引っ掛けてさらに登り、次は右の山際に残置ハーケン発見。でも、右往左往&ルート上に朽木が垂れ下がっていて、セカンドが登った後にバックアップ用ロープをダウンできないことが発覚。
結局、ロープはプルージック用の一本だけを使うことになった。
ロープを使って登り切った後、ズリズリ沢に降りたら石灰岩質の岩の上をペタペタと滑らないように歩いて行く。
やがて明るいゴーロ帯の平流となり、溯行が終了したと告げられる。
でも、右上にあるはずの林道への沢からの取り付きはヤブっていてナカナカ・・・
なんとか取り付けそうな場所を見つけて登り始めるが下刈をしていない杉林の地面は低木のアオキが繁茂。時たま伐採された杉が横たわって居てすぐに汗だく不平不満グチグチ大会になる(-_-;)
ヤブを登り始めること数分で林道に脱出
涼しく過ごしてきたはずが汗だくです(;´Д`)
もう少し先まで行っていたら支流の流れこむ橋が林道にあったが・・・
林道を歩き始めると朱塗りの鳥居と岩の上への階段。
これが最後の8m滝からエスケープしてくる場所にあると言われていた弁天岩と、岩の上の宗像(むなかた)神社。
滝の下からエスケープしてくると向かって鳥居の左側に出てくる。
テクテク林道を歩いて降りると何故か道端にホオズキの赤い袋がいっぱい。
この植物は帰化植物なんだろうか?
林道をさらに歩くと、湧き水の湧いている場所があったり、一昔にクライミングに使われていた岸壁を見上げたり、
約30分で駐車地へ戻った。
着替えた時に、皆ドキドキしながらヒルチェックをしたが被害者は現れず。浄水施設の横を歩いていた時にヒルを見ただけとなった。
下多古川下部は面白かった!
水量が少なめで水温も冷たくなかったので積極的に水に浸かって泳いだり、ツッパリまくりで全身筋肉痛でゴザイマス(^_^;)
凝灰岩や花崗岩、ヌメヌメの石灰岩と色んな地層が出てきてヒヤッとさせられる事も多かったけど、ビビるような高さの滝や淵を見下ろすような場面がなく積極的に水と戯れる事ができて楽しかった!
それから、私は空中懸垂初体験だったが、今までの懸垂下降トレーニングなどを通じて場慣れしていたので、我ながら落ち着いて行動することが出来た。(距離が短かったのもあるが(^_^;)
それから懸垂下降が終わったらエイト環を持ったまま蹲踞するように一度しゃがんで張ったロープを緩めなければエイト環を解除できないというのを知った(^_^;)
同行していただいたメンバーの皆さん、色々とお世話いただき、ありがとうございました!
7:10自宅出発
7:35名張市
9:05浄水施設手前P(3台駐車)9:25
9:39旧取水堰堤9:42
9:50巻き&空中懸垂10:11
10:50昼食11:48
13:15チムニー滝13:37
13:43溯行終了→ヤブ
13:49林道
14:25駐車地
14:59大滝茶屋
距離:3.975km(沿面距離:4.255km)
所要時間:4時間57分(昼食込)
累積標高+623m-621m
下多古の帰り道・・・恒例化してきた大滝茶屋に立ち寄り、朝に予約していた柿の葉寿司を買う。
やっぱり大滝茶屋の柿の葉寿司は美味いなぁ!
今回は空中懸垂とゴルジュ三昧でハシャギマクッタ私は超筋肉痛な沢登りとなった!(^_^;)
月曜開催のハズが天候不良で火曜日の2012年9月4日開催。
参加メンバーは、男4名+女1名の計5名。
店が営業日なので私は嫁さんに店番を頼んでの参加となったm(__)m
アクセス:国道169号線の下多古川バス停より西に進み、下多古集落を突き進む。
集落を越えて川沿いの林道をさらに進むと道は右にカーブして重さ制限の橋。
その手前の左路肩が駐車地となる。(身内の車なら3~4台の駐車が可能。)
橋の向こう側にフェンスで囲まれた浄水施設あり。
そうなのである。この川は集落の上水道なのである。
だからその流域に入る場合は川の水を汚染しないように気をつけなければならないのである!
橋をわたる際に川の水量を・・・
あれ?枯れて一滴も水が流れていない???
リーダーが「ハイ、こっちから沢に降りるよ」とフェンス沿いの踏み跡に入っていく。
Iさん:「ここはヒルはおらんのかの?」
師匠:「ここは居らんで」
私:「し・・・師匠?沢タビの上でダンスしてるのが・・・いや、、地面でもカワイイ鎌首もたげて踊ってるヤツラおるけど?」
Iさん:「あ!ヒルおるやん!」
その後、メンバーは一目散で沢に降りるのだが、やたらに水量が少ない。おまけに巨岩がゴロゴロ。
ボルダーな人が喜びそうなゴーロを足をあまり上げずに低く越えられるルートを上っていくのだが、これがけっこうきつい(^_^;)
やがて流れは完全に伏流。
取水堰堤跡に到着するが、堰堤下部に水たまりが少し在るだけ。
堰堤の右端からヨッコラショと堰堤に登り、中央の通路上の隙間に入る。
入るとそこは鬱蒼としたゴルジュ
ゴルジュを少し進むとテカテカツルツルの岩に囲まれた二条6m滝が流れている。左岸は完全にハングしている。
写真には写っていないが左側の岩壁の右、、、沢沿いにもう一段低い場所があってそこを登れば滝の左側からこの滝を越えて行けそう・・・
でも、今回は定石通り、この滝を左岸から巻いて滝の落口を過ぎた場所で『お約束』の《空中懸垂》することになった。
この滝を巻く方法は、一端先程の取水堰堤跡まで戻り、堰堤より左岸を登って、沢沿いに落口を越える。
落口の上流で元気そうな木を見つけたら、そこに30mのロープをセットして懸垂下降・・・途中から空中懸垂で下降する。
(写真はロープ設営中)
空中懸垂と言えど、半分以上は空中ではなく足が着いている状態
空中を降りるのは実質4mほどか?
(最後に懸垂で降りてくる師匠)
以下の写真の左側の黒い影の壁面を上から懸垂下降してきたのだ。
(写真は、下で空中懸垂の補助を努めていただいたMさん。ロープを片付けて小休止
空中懸垂の後はゴルジュ帯の小滝を登っていくのだが、これがヌメっとツルっとしていて、なかなかイヤラシイ。
緊張感を持続させないと「おっとっと!」でドボン!になりかねない(^_^;)
この後に現れるは「ツッパリ大会」
両手両足で突っ張って狭いゴルジュに突入するのだが出口が末広がり(-_-;)
岩壁が低くなっている左手に逃げたいのだが手足が長くないと脱出前にドボン!
先行者にお助け紐で引き上げて貰う。
さらにヌメヌメピカピカのゴルジュは続く。
奥に落ちている直瀑6mは
右から簡単に小さく巻いた。
沢に戻ってゴルジュを進むが谷が明るくなってくる。
近づくと左の端っこに細くトイ(トユ)状の勢い良く流れる三段20m滝?
滝に近づくと右手の岩を回りこんだ先から取り付いて
苔付きの斜面を小さく巻く
これを登り切ろうとすると、斜面の角度は大した事が一切ないのだが、流れがウッスラある場所が超危険地帯!
ツルンツルンでフェルトソールの私が四つん這いになって3m以上ずり落ちてしまった!(-_-;)
この巻きは登り切っても平坦な場所まで油断せずに!
危険地帯を越えると石灰岩のテラス。
テラスを越えるとミニ滝があった。
いかにも淵が気持よさそうだったので泳いで取り付いてみた!
水が冷たすぎずに気持ちいい!!最高!
この後は平流となって河原が安定している場所があったのでここで早めの昼食
本日も、またまた釜揚げうどん!!
ここでIさんが張り切って赤ワイン1.8Lを振舞う!
でも、あかんって!実質4人でこれ一本を短時間で飲んだら・・・
なんだかホロ酔いで気が大きくなって食後の溯行とあいなった(;・∀・)
酔っ払い達の食後・・・ゴキゲンで平流を歩いて行くと古ぼけた堰堤がコンニチハ。
この堰堤は慌てて手前から巻かなくても直前まで近づくとよく踏まれた踏み跡が右側にある。
なのでこの堰堤は簡単に越えられる。
堰堤を越えると右岸に支流の滝が流れ落ちている。
酔っぱらいが滝の前でゴキゲンである。
ちなみにこの滝、意外に流れが強く、水流の中のホールドを探ろうとしたら壁面に触ること無く手を叩かれた(^_^;)
ゴーロ帯を歩いていくと小雨が降ってきた。右に小滝か?
私は沢にどんどん浸かって小滝に取り付いて越えていく。
この日の沢はなぜか水が冷たく無かったのだ。
下の滝もザブザブと淵に入っていくと足が着かなくなって泳いで取り付いた。
気持ちいい!(゚∀゚)b
明るくなって晴れてきた
岩の隙間を流れる小滝を登っていく
快調~!
お?巨岩帯?この隙間にあったCS小滝を私はチャレンジしただが・・・
CS滝の下でかなりアガいた。取り付きの岩があって、それが花崗岩でつるんつるん。スリングをその岩の上部出っ張りに引っ掛けてアブミのように足を乗せてみた、巻いて上に出たMさんにトップロープを出してもらったが、3回ほど身体が振られて小滝の中に落ちて体力消耗・・・もう、腕が上がらない!ダメ!と巻きルートで見守ってくれていた師匠に「×」と合図して、私も巻く事に・・・
はぁ・・・疲れた・・・
上の写真は、酔っ払いが疲れ果てたの図である(-_-;)
登りたかった場所を見下ろすとこんな感じ
この写真じゃ、良く解らんなぁ(-_-;)
さらに進めばCS小滝。足場が微妙に高い位置なのでさすがのMさんも越えられない
Iさんのショルダーで越えていく。私もIさんをショルダー。
私の順番になって取り付いてみたが、すごく足場が上にありすぎ!(-_-;)
自分のスリングを上部の岩に引っ掛けて足がかりを一つ作って・・・
結局はお二人にお助け紐を出して貰って吊り揚げて貰った(^_^;)
あ~面白かった!と進むと流れが左端でトイ(トユ)状になって流れている。
Mさんと私を残して他の3名は右側の岩を巻いていく。
チムニー滝にトライだ!
あ?やっぱり、両岸はツルッとしてるんや!(^_^;)ヤバ
正攻法で正面アタックし始めたMさん、手がかり、足がかりが滑って手こずっていた。
最後は身体を横向けにして尻と足の裏で突っ張ってチムニー上部に脱出した。
私は・・・途中から、もちろん!トップロープを利用させていただいて、(ガッツり握りっぱなし(^_^;)。そして師匠に攻略法をレクチャーしてもらいつつ
何とか突破することができた(^_^;)
ヤレヤレほんまに凄い難産だったわい(-_-;)
トユ滝の先もトユ状のゴルジュなんだが先程のチムニーで疲れ果てたので岩の上を歩いて行く。
でも、行き詰まりの小滝は面白そうだったので泳いで取り付いてシャワーで突破!
Mさんはスマートにヘツってひょいひょいと越えて行く。
平流のゴーロを歩いて行くと沢は左に曲がってジャージャーと滝が落ちている。
本日のラスボスの8m滝の登場だ。
この滝の手前の右手を振り返れば岩の右手に明るい場所が?
師匠曰く、この岩は弁天岩で岩の上に祠(宗像(むなかた)神社)があり、明るい場所は林道へのエスケープルート。
我々が登るのは8m滝の右側の岩場。
岩場の上から虎ロープが下がっているがかなり古そう(^_^;)
ここでMさんが2本のロープを腰に付けて登ってフィックス&バックアップロープの工作。
上の画像は途中、滝の側面に残置ハーケンを見つけ、中間支点のヌンチャクを引っ掛けてさらに登り、次は右の山際に残置ハーケン発見。でも、右往左往&ルート上に朽木が垂れ下がっていて、セカンドが登った後にバックアップ用ロープをダウンできないことが発覚。
結局、ロープはプルージック用の一本だけを使うことになった。
ロープを使って登り切った後、ズリズリ沢に降りたら石灰岩質の岩の上をペタペタと滑らないように歩いて行く。
やがて明るいゴーロ帯の平流となり、溯行が終了したと告げられる。
でも、右上にあるはずの林道への沢からの取り付きはヤブっていてナカナカ・・・
なんとか取り付けそうな場所を見つけて登り始めるが下刈をしていない杉林の地面は低木のアオキが繁茂。時たま伐採された杉が横たわって居てすぐに汗だく不平不満グチグチ大会になる(-_-;)
ヤブを登り始めること数分で林道に脱出
涼しく過ごしてきたはずが汗だくです(;´Д`)
もう少し先まで行っていたら支流の流れこむ橋が林道にあったが・・・
林道を歩き始めると朱塗りの鳥居と岩の上への階段。
これが最後の8m滝からエスケープしてくる場所にあると言われていた弁天岩と、岩の上の宗像(むなかた)神社。
滝の下からエスケープしてくると向かって鳥居の左側に出てくる。
テクテク林道を歩いて降りると何故か道端にホオズキの赤い袋がいっぱい。
この植物は帰化植物なんだろうか?
林道をさらに歩くと、湧き水の湧いている場所があったり、一昔にクライミングに使われていた岸壁を見上げたり、
約30分で駐車地へ戻った。
着替えた時に、皆ドキドキしながらヒルチェックをしたが被害者は現れず。浄水施設の横を歩いていた時にヒルを見ただけとなった。
下多古川下部は面白かった!
水量が少なめで水温も冷たくなかったので積極的に水に浸かって泳いだり、ツッパリまくりで全身筋肉痛でゴザイマス(^_^;)
凝灰岩や花崗岩、ヌメヌメの石灰岩と色んな地層が出てきてヒヤッとさせられる事も多かったけど、ビビるような高さの滝や淵を見下ろすような場面がなく積極的に水と戯れる事ができて楽しかった!
それから、私は空中懸垂初体験だったが、今までの懸垂下降トレーニングなどを通じて場慣れしていたので、我ながら落ち着いて行動することが出来た。(距離が短かったのもあるが(^_^;)
それから懸垂下降が終わったらエイト環を持ったまま蹲踞するように一度しゃがんで張ったロープを緩めなければエイト環を解除できないというのを知った(^_^;)
同行していただいたメンバーの皆さん、色々とお世話いただき、ありがとうございました!
7:10自宅出発
7:35名張市
9:05浄水施設手前P(3台駐車)9:25
9:39旧取水堰堤9:42
9:50巻き&空中懸垂10:11
10:50昼食11:48
13:15チムニー滝13:37
13:43溯行終了→ヤブ
13:49林道
14:25駐車地
14:59大滝茶屋
距離:3.975km(沿面距離:4.255km)
所要時間:4時間57分(昼食込)
累積標高+623m-621m
下多古の帰り道・・・恒例化してきた大滝茶屋に立ち寄り、朝に予約していた柿の葉寿司を買う。
やっぱり大滝茶屋の柿の葉寿司は美味いなぁ!
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