2012,09,11, Tuesday/五代目
ナメラ谷?初めて聞く場所での沢登りだったけど
これが短い谷ながらムチャクチャ面白かった!
でも実は満身創痍(-_-;)
秋雨前線の南下の影響で曇りで午後「にわか雨」の天気予報。
なのに朝から天気は晴れ。この日は駐車地が狭いだろうということで現地集合のIさんはさておきとして、他のメンバーは滋賀県のMさんの車一台での送迎。
参加者は、師匠、Mさん、Iさん、SRさん、そして私と嫁さん。合計6名
台高の本沢川支流の「なめら谷(ナメラ谷)」は、大迫ダムの入之波大橋を渡り、道なりに進むと最初に渡る橋が「なめら橋」。
橋を通り越して40mほど進んだ左手に駐車地発見。2台の車を停めた。
沢装備になって徒歩にてナメラ橋へ戻る。
なめら橋の西詰めの山側、ガードレールの切れ間に踏み跡あり。
作業道(杣道)に入るとすぐ左手下に沢の水が見えるので、杉の植林帯を急降下する。
この時点でヤマビルは居なかったのだが・・・
沢に入るとそこは、苔むした石灰岩の岩がゴロゴロした場所
水に濡れた赤茶色のテカテカ岩は「ちゅるんちゅるん」滑る
淵は発達していない沢なのだが水に入ると腰まで浸かる
入渓してすぐに小滝が連続。ツルツル・テカテカ小滝を乗り越えるのがすごくスリリング。
腕力の弱い人にはスリングを出してお助け紐
小滝の連爆です(^^)b
どれもこれも滑る&微妙な高さ&角度の足場で渋い登りを要求される
シャワー飛ばしてイケイケ!ゴーゴー!
でも、たまにはCS滝がハングしていて、小さく巻く
チョックストーン横から落ちる5m斜瀑
右側から巻き上がった師匠が滑り落ちないようにトップロープを設置。Mさんと私がチャレンジした。
攻略法は、私の乗っている岩の下(左側)から滝にアプローチして、苔付き岩と濡れた岩の合間にある手がかりを利用して登るのだが、フェルトソールのフリクションは、ほとんど無し。
最後の落口付近に手がかりがないので膝を濡れた岩に押し付けて越えていく。
私がチャレンジすると、最初のとっかかりで滑り落ちた(-_-;)
そして最後の落口を越える場面でロープをゴボウで引いてしまった(´∀`;)エヘッ
上の滝の落口を撮影。
なかなか手ごわい小滝だった。
そして岩の隙間を多段で落ちる小滝
ここは小滝の下の小さい淵が腰までの深さがあり、
水の下の多段滝の足場が少し間隔が高いので、ここも少し苦労して登らねばならなかった。
緑の苔が付着した大岩帯。ここの中盤にチョックストーンがあって谷を塞いでいる。
むう・・・大きく巻くか?と見渡すと谷の左側に回りこむと、ビバークできそうな岩下トンネルがあり、そこをくぐると
沢の流れのある方向のテラスに出ることができたのである(^^)v
2段8m滝が出てきた。
左側から巻き上がった師匠がトップロープを設営
滝の落口より撮影したビレイヤーの師匠と滝下にいる私
滝の左のハングした下からアプローチするほうが角度は少ないのだが、クライマーなMさんは難しい右側から攻めた!
でも、水の中のヌメヌメ具合は想像以上に凄かった。水中の足場に体重移動した瞬間!
Mさんが滑った!?
ヌヌヌー!と堪えてロープをゴボウで引いて体勢を整え
難場を越えた!と安心したその矢先に!
またもや足が取られた!
Mさんがこれほどまでに手こずるのを私は今まで見たことがない
うそやろ・・・(;^ω^)こら、あかん。私も巻こう!
と、右岸の巨岩帯を一人で乗り越えて巻いている最中・・・
石灰岩質の苔の付着した馬の背状の岩を3mほどの高さまで四つん這いで登っていたのですが、右手に体重をかけようとした瞬間!フリクションだけで登っていた両足がツルンっ!!(・∀・)え?
だぁ~~~~~っ!( ゚д゚ ;)うがー!と四つん這いのまま下まで落ちた!
アイテテテ・・・・両膝を強打してる!(-_-;)
あとで膝をみてみると左膝は内出血。右ひざは青タン。膝を着くと非常に痛い(T_T)
痛い膝をいたわりながら仲間と合流。
私、落ちちゃった(T_T) そーかー。気をつけてなー。(゚∀゚)はい!(-_-;)ちょっと違う・・・
倒木いっぱいのゴーロを抜けて昼メシ場所を探すことにした。
午後からは雨という天気予報だから早めにご飯だ!
少し行くと平坦な乾いた河原が出てきたので、そこを本日の昼食会場にした。
その会場の対岸?やあ、作業道がすぐ上にある。
しかもその途中、何故か直径7~8cmの塩ビ管が山の斜面に刺さっていて、そこからジャージャーと山から水が出ていた。水抜きなんだろうが何で?(^_^;)
さて、そんなのどうでもええ!昼メシや!(^_^;)
今日のメニューは、沢登り恒例の「釜揚げうどん」・・・毎週月曜日の昼ごはん?(^_^;)
あーんど!新兵器!スーパーで売ってた鍋の素!
味の素の鍋キューブ
これ、早く言えば固形スープなんだけど和風(鶏&塩、寄せ鍋、)やキムチ味とバリエーションがあってひとり分1個を具材と180ccの一緒に火にかけるだけ!早い話し、この袋の中の固形物がだし汁になるのだ。
今回はこれで鶏塩味うどんを作成することにした。(やっぱりウドン(^_^;)
でも、鶏肉を買うのを忘れたので、肉はソーセージ一袋をひとくちサイズにカット。
野菜はスーパーで98円で売っているカット野菜いろいろを一袋。
そこに冷凍うどん2玉を入れてグツグツ煮込む。
Iさんの差し入れワインと嫁さんが持ってきたビールを飲んでいるうちに師匠の鍋で「釜揚げうどん」が完成。
釜揚げうどんを食べていると当方の鍋の鶏塩うどんも完成!お味は?・・・・うーん・・・ちょっと味が薄い(-_-;)
皆が持ってきたメンツユで食べるとちょうどいい!(~_~;)これじゃぁ水炊きやん!(-_-;)
今日は4個の鍋キューブを約700ccのお湯で調理したのだが、お湯が多すぎた?もう一つ余分に鍋キューブを持って来るべきだったかも?(^_^;)
でも、少し煮詰まった状態になると、これがウマウマ!
軽量化するなら棒ラーメンやサラスパなど乾麺を一緒に湯掻いてもいいかもしれない。
今日も、ワインでゴキゲンになった我々。酒もウドンも食べ終わり、先に進むことになった。
ゴーロを少し歩くとコンクリートを流して固められた歩道らしい場所。さらにその先に小さく堰き止められたミニミニ堰堤?
水中にトチの実がいっぱい落ちている。
ここは上水道の取水場所?と、いうことは沢の水は汚すべからずである!(ナメラ谷の左岸に導水管が埋設されていた)
で、この堰堤の上が!!
落差12mと言われているナメラ谷のナメ滝!一発目!!
私が中央突破を狙って7、8メートル登ってみたところ、『ツルン!』と足を滑らせて四つん這いのまんま為す術も無く下のミニミニ堰堤へ瞬間移動(-_-;)・・・早い話、落ちた(~_~;)
アイテテテ・・・・ああ、今度は両肘がジンジンする!(T_T)
あ?と思って左を向くとMさんもズル~っとすべり落ちた!
私は肘が痛くてしばらく放心(~_~;)
Mさんは斜面左の乾いた場所を慎重に登っていく。
師匠は斜面の右端を30mロープを腰に付けて登って行く。
でも!今度は師匠がツルン!四つん這いで途中まで落ちたが途中で身体の向きを変え尻餅状態で落ちてきた。
師匠も肘をブツケたようで片肘から擦過傷のような血が出ていた。
滝の上まで辿り着いたMさんが支点を作りザイルを用意してくれていたが、ロープダウンするには傾斜角がゆるく距離が長いので、私が師匠の30mザイルを腰に付けてMさんルートを登ることにした。
さいわいにして3/5ほど登った先の丸太の所までMさんがダウンしたロープが届いたので、私のスワミベルトのビレイループに結んで確保してもらいながら登り続けた。
丸太から上はホールドになる場所が微妙で、とてもハラハラドキドキなルートだった(^_^;)
Mさんに下から引き上げたザイルを手渡して私のお役目ごめん。
滝の落口から下を見下ろすとケッコウな高さじゃありませんか!(~_~;)
で、この先は、どんな所を登る?と上を見上げると!
ヾ(・∀・;)オイオイ さらに3段ナメ滝があるやん!
しかも今登ったのよりも角度が立っていてヌメっている!?(~_~;)アカンって!
プルージックを引っ掛けてゴボウで登ってくる仲間たち。
(写真は私の嫁さんのプルージックでの登り)
ユマールやシャントがあれば、もっと楽?でも、ユマールはデカイし・・・
あ!?SRさんが足を掬われるように前向きにすっ転んでしまった!(-_-;)アチャー
ヘルメット被っているけど、あの様子じゃ、おでこを強打したかもしれないなぁ・・・
上がってきてみると、おでこが赤くなっていて、鼻っ柱の眉間よりの部分に1cmほどの裂傷が・・・(~_~;)
ご愁傷さまでした(-_-;)(翌日に医者へ行き手当をしてもらったところ、大した事がなかったもよう)
シンガリの師匠が登る。
登り切って開口一番。
「難しい斜面を登ったなぁ!ナカナカ!(^^)b」
皆で見上げるこの先のナメ滝。
あちゃ~3段になっているやん(-_-;)
アカン、あちこち痛くてモチベーションあがらへん(~_~;)
「ほんなら右側(左岸)の支尾根を登りましょか?」(~_~;)と私が皆に尋ねると、「そーしよ、そーしよ!雨降ってきたらカナンし、もう帰ろ!」「そーや!そーや!」と全員一致。
先ほど登ったナメ滝の左岸に降りてきていた支尾根のとりかかりは伏流水が出てきてジメジメ・ドロっとした感じ。
そこから上は杉の植林帯だ。
でも、3分ほど登れば無事に作業道に飛び出した。
作業道を進むと朽ち落ちて苔だらけになった丸太橋。
補助用のワイヤーが張られていたが、さすがに朽ちた丸太に乗るものは誰ひとりとしておらず(~_~;)
山腹道の作業道は崩落した土砂が体積してスリリングなトラバース道になったいた(~_~;)
あ~こわかった!と一息していた目線に白い花
おお、今年はじめてみたヤマジノホトトギス(ここのひとツルだけ)
作業道を歩き始めて約20分でなめら橋の西詰めに戻った。
すごく下山路が短い!
は~!おもしろかった!よかったねー!こわかったねー!と今日の感想を
口々にしながら駐車地に戻る仲間たち。
でも・・・
おわっ!Σ(・∀・|||)ヒルや!ヤマビルおる!!
え?どこどこ?
あ!ほんまや!どこにおったん!?
手袋の中から出てきた!
わぁっ!こっちもヒルや!靴の中から出てきた!
げ!スパッツの中に居た!
わぁ!私の靴の中にも!
げ!ゲーターの中にいる!
あ!ズボンのお尻の谷間に!
え?わしだけ居らん!(T_T)
それって青い血が流れているから・・・いや加齢臭で・・・
あ!!!いた!(゚∀゚)ヤター!おお!二匹もおるで!
ズボンの中におったのは超巨大ビルや!
一同:「おおおおお!ホンマにでっかいわ!こいつ血ぃ吸うてないんか?」
(伸びたところを写真に撮りたかったがタイミング悪し)
ゴリゴリ・・・石で潰してみたが・・・血がでないわこいつ。
ちゅーことは、こいつやっぱりデカイんやわ!こんなデカくてふっといの知らんわ!
で、血ぃ吸われた人は?
え?おらんの?すごっ!(@_@;)
これだけ皆にクッツイテいたのに!献血者ゼロ!
おそらくナメ滝から脱出して下山してくる間にクッツイテきたんだろう!
見つけたヒル達にはもれなく飽和食塩水のスプレーとヒル下がりのジョニーをプレゼントした。
おっしゃ!温泉や!と入之波温泉の山鳩の湯に浸かりに行く
ヌルイお湯が擦り傷・切り傷に優しいのだ(-_-;)
ゆっくり浸かって階段を登って休憩所に行くと、ビキニ姿の20才くらい?らしい小娘たちが7、8人?
おそらく風呂が混んでいるので空くのを待っているのだろうが、こんな所になぜビキニのオネーちゃんたちが??(-_-;)
おいちゃんは良く解らん!(-_-;)でも目のやり場に困ってしまうのであった(-_-;)
こんな時、明るくできれば記念写真と称して証拠写真を撮ってこれるんだろうなぁ・・・
まぁ良いわ!と山鳩の湯を後にして、毎度おなじみの大滝茶屋で柿の葉寿司を買って帰る。
うちの娘は大滝茶屋の大ファンなのである。
なので留守番している娘のリクエストに応えて今回も往路で柿の葉寿司を予約していたのであった!
オバチャン!いつもありがとうね!また行くから!(^^)/~
と!言う事で結局、雨は全く降らずに良いお天気だった「ナメラ谷」の沢登り。
まさに油を流したようなヌメヌメ小滝が多く、足元注意をしながら攻める楽しさが前半戦。
そして後半戦は巨大ナメ滝に立ち向かうという地味ながらも負傷者続出※の難場。
短い日帰りの谷と云えども侮れない充実の沢登りでした!
ヒルもおるしね!(~_~;)
※(小さい擦過傷程度のケガです(-_-;)
歩行距離:2.223km(沿面:2.441km)
歩行時間:4時間17分(昼食含む)
累積標高:+418m -432m
7:00自宅発
7:30名張市
8:05近鉄榛原駅
9:30なめら橋東P 9:39
9:42なめら橋西詰
9:47入渓
11:33昼食(ca.526m)12:06
12:20大ナメ滝下段13:08
13:18杣道(下山路)
13:41なめら橋西詰
13:44駐車地14:00
14:05山鳩の湯15:20
15:30大滝茶屋
17:40自宅着
これが短い谷ながらムチャクチャ面白かった!
でも実は満身創痍(-_-;)
秋雨前線の南下の影響で曇りで午後「にわか雨」の天気予報。
なのに朝から天気は晴れ。この日は駐車地が狭いだろうということで現地集合のIさんはさておきとして、他のメンバーは滋賀県のMさんの車一台での送迎。
参加者は、師匠、Mさん、Iさん、SRさん、そして私と嫁さん。合計6名
台高の本沢川支流の「なめら谷(ナメラ谷)」は、大迫ダムの入之波大橋を渡り、道なりに進むと最初に渡る橋が「なめら橋」。
橋を通り越して40mほど進んだ左手に駐車地発見。2台の車を停めた。
沢装備になって徒歩にてナメラ橋へ戻る。
なめら橋の西詰めの山側、ガードレールの切れ間に踏み跡あり。
作業道(杣道)に入るとすぐ左手下に沢の水が見えるので、杉の植林帯を急降下する。
この時点でヤマビルは居なかったのだが・・・
沢に入るとそこは、苔むした石灰岩の岩がゴロゴロした場所
水に濡れた赤茶色のテカテカ岩は「ちゅるんちゅるん」滑る
淵は発達していない沢なのだが水に入ると腰まで浸かる
入渓してすぐに小滝が連続。ツルツル・テカテカ小滝を乗り越えるのがすごくスリリング。
腕力の弱い人にはスリングを出してお助け紐
小滝の連爆です(^^)b
どれもこれも滑る&微妙な高さ&角度の足場で渋い登りを要求される
シャワー飛ばしてイケイケ!ゴーゴー!
でも、たまにはCS滝がハングしていて、小さく巻く
チョックストーン横から落ちる5m斜瀑
右側から巻き上がった師匠が滑り落ちないようにトップロープを設置。Mさんと私がチャレンジした。
攻略法は、私の乗っている岩の下(左側)から滝にアプローチして、苔付き岩と濡れた岩の合間にある手がかりを利用して登るのだが、フェルトソールのフリクションは、ほとんど無し。
最後の落口付近に手がかりがないので膝を濡れた岩に押し付けて越えていく。
私がチャレンジすると、最初のとっかかりで滑り落ちた(-_-;)
そして最後の落口を越える場面でロープをゴボウで引いてしまった(´∀`;)エヘッ
上の滝の落口を撮影。
なかなか手ごわい小滝だった。
そして岩の隙間を多段で落ちる小滝
ここは小滝の下の小さい淵が腰までの深さがあり、
水の下の多段滝の足場が少し間隔が高いので、ここも少し苦労して登らねばならなかった。
緑の苔が付着した大岩帯。ここの中盤にチョックストーンがあって谷を塞いでいる。
むう・・・大きく巻くか?と見渡すと谷の左側に回りこむと、ビバークできそうな岩下トンネルがあり、そこをくぐると
沢の流れのある方向のテラスに出ることができたのである(^^)v
2段8m滝が出てきた。
左側から巻き上がった師匠がトップロープを設営
滝の落口より撮影したビレイヤーの師匠と滝下にいる私
滝の左のハングした下からアプローチするほうが角度は少ないのだが、クライマーなMさんは難しい右側から攻めた!
でも、水の中のヌメヌメ具合は想像以上に凄かった。水中の足場に体重移動した瞬間!
Mさんが滑った!?
ヌヌヌー!と堪えてロープをゴボウで引いて体勢を整え
難場を越えた!と安心したその矢先に!
またもや足が取られた!
Mさんがこれほどまでに手こずるのを私は今まで見たことがない
うそやろ・・・(;^ω^)こら、あかん。私も巻こう!
と、右岸の巨岩帯を一人で乗り越えて巻いている最中・・・
石灰岩質の苔の付着した馬の背状の岩を3mほどの高さまで四つん這いで登っていたのですが、右手に体重をかけようとした瞬間!フリクションだけで登っていた両足がツルンっ!!(・∀・)え?
だぁ~~~~~っ!( ゚д゚ ;)うがー!と四つん這いのまま下まで落ちた!
アイテテテ・・・・両膝を強打してる!(-_-;)
あとで膝をみてみると左膝は内出血。右ひざは青タン。膝を着くと非常に痛い(T_T)
痛い膝をいたわりながら仲間と合流。
私、落ちちゃった(T_T) そーかー。気をつけてなー。(゚∀゚)はい!(-_-;)ちょっと違う・・・
倒木いっぱいのゴーロを抜けて昼メシ場所を探すことにした。
午後からは雨という天気予報だから早めにご飯だ!
少し行くと平坦な乾いた河原が出てきたので、そこを本日の昼食会場にした。
その会場の対岸?やあ、作業道がすぐ上にある。
しかもその途中、何故か直径7~8cmの塩ビ管が山の斜面に刺さっていて、そこからジャージャーと山から水が出ていた。水抜きなんだろうが何で?(^_^;)
さて、そんなのどうでもええ!昼メシや!(^_^;)
今日のメニューは、沢登り恒例の「釜揚げうどん」・・・毎週月曜日の昼ごはん?(^_^;)
あーんど!新兵器!スーパーで売ってた鍋の素!
味の素の鍋キューブ
これ、早く言えば固形スープなんだけど和風(鶏&塩、寄せ鍋、)やキムチ味とバリエーションがあってひとり分1個を具材と180ccの一緒に火にかけるだけ!早い話し、この袋の中の固形物がだし汁になるのだ。
今回はこれで鶏塩味うどんを作成することにした。(やっぱりウドン(^_^;)
でも、鶏肉を買うのを忘れたので、肉はソーセージ一袋をひとくちサイズにカット。
野菜はスーパーで98円で売っているカット野菜いろいろを一袋。
そこに冷凍うどん2玉を入れてグツグツ煮込む。
Iさんの差し入れワインと嫁さんが持ってきたビールを飲んでいるうちに師匠の鍋で「釜揚げうどん」が完成。
釜揚げうどんを食べていると当方の鍋の鶏塩うどんも完成!お味は?・・・・うーん・・・ちょっと味が薄い(-_-;)
皆が持ってきたメンツユで食べるとちょうどいい!(~_~;)これじゃぁ水炊きやん!(-_-;)
今日は4個の鍋キューブを約700ccのお湯で調理したのだが、お湯が多すぎた?もう一つ余分に鍋キューブを持って来るべきだったかも?(^_^;)
でも、少し煮詰まった状態になると、これがウマウマ!
軽量化するなら棒ラーメンやサラスパなど乾麺を一緒に湯掻いてもいいかもしれない。
今日も、ワインでゴキゲンになった我々。酒もウドンも食べ終わり、先に進むことになった。
ゴーロを少し歩くとコンクリートを流して固められた歩道らしい場所。さらにその先に小さく堰き止められたミニミニ堰堤?
水中にトチの実がいっぱい落ちている。
ここは上水道の取水場所?と、いうことは沢の水は汚すべからずである!(ナメラ谷の左岸に導水管が埋設されていた)
で、この堰堤の上が!!
落差12mと言われているナメラ谷のナメ滝!一発目!!
私が中央突破を狙って7、8メートル登ってみたところ、『ツルン!』と足を滑らせて四つん這いのまんま為す術も無く下のミニミニ堰堤へ瞬間移動(-_-;)・・・早い話、落ちた(~_~;)
アイテテテ・・・・ああ、今度は両肘がジンジンする!(T_T)
あ?と思って左を向くとMさんもズル~っとすべり落ちた!
私は肘が痛くてしばらく放心(~_~;)
Mさんは斜面左の乾いた場所を慎重に登っていく。
師匠は斜面の右端を30mロープを腰に付けて登って行く。
でも!今度は師匠がツルン!四つん這いで途中まで落ちたが途中で身体の向きを変え尻餅状態で落ちてきた。
師匠も肘をブツケたようで片肘から擦過傷のような血が出ていた。
滝の上まで辿り着いたMさんが支点を作りザイルを用意してくれていたが、ロープダウンするには傾斜角がゆるく距離が長いので、私が師匠の30mザイルを腰に付けてMさんルートを登ることにした。
さいわいにして3/5ほど登った先の丸太の所までMさんがダウンしたロープが届いたので、私のスワミベルトのビレイループに結んで確保してもらいながら登り続けた。
丸太から上はホールドになる場所が微妙で、とてもハラハラドキドキなルートだった(^_^;)
Mさんに下から引き上げたザイルを手渡して私のお役目ごめん。
滝の落口から下を見下ろすとケッコウな高さじゃありませんか!(~_~;)
で、この先は、どんな所を登る?と上を見上げると!
ヾ(・∀・;)オイオイ さらに3段ナメ滝があるやん!
しかも今登ったのよりも角度が立っていてヌメっている!?(~_~;)アカンって!
プルージックを引っ掛けてゴボウで登ってくる仲間たち。
(写真は私の嫁さんのプルージックでの登り)
ユマールやシャントがあれば、もっと楽?でも、ユマールはデカイし・・・
あ!?SRさんが足を掬われるように前向きにすっ転んでしまった!(-_-;)アチャー
ヘルメット被っているけど、あの様子じゃ、おでこを強打したかもしれないなぁ・・・
上がってきてみると、おでこが赤くなっていて、鼻っ柱の眉間よりの部分に1cmほどの裂傷が・・・(~_~;)
ご愁傷さまでした(-_-;)(翌日に医者へ行き手当をしてもらったところ、大した事がなかったもよう)
シンガリの師匠が登る。
登り切って開口一番。
「難しい斜面を登ったなぁ!ナカナカ!(^^)b」
皆で見上げるこの先のナメ滝。
あちゃ~3段になっているやん(-_-;)
アカン、あちこち痛くてモチベーションあがらへん(~_~;)
「ほんなら右側(左岸)の支尾根を登りましょか?」(~_~;)と私が皆に尋ねると、「そーしよ、そーしよ!雨降ってきたらカナンし、もう帰ろ!」「そーや!そーや!」と全員一致。
先ほど登ったナメ滝の左岸に降りてきていた支尾根のとりかかりは伏流水が出てきてジメジメ・ドロっとした感じ。
そこから上は杉の植林帯だ。
でも、3分ほど登れば無事に作業道に飛び出した。
作業道を進むと朽ち落ちて苔だらけになった丸太橋。
補助用のワイヤーが張られていたが、さすがに朽ちた丸太に乗るものは誰ひとりとしておらず(~_~;)
山腹道の作業道は崩落した土砂が体積してスリリングなトラバース道になったいた(~_~;)
あ~こわかった!と一息していた目線に白い花
おお、今年はじめてみたヤマジノホトトギス(ここのひとツルだけ)
作業道を歩き始めて約20分でなめら橋の西詰めに戻った。
すごく下山路が短い!
は~!おもしろかった!よかったねー!こわかったねー!と今日の感想を
口々にしながら駐車地に戻る仲間たち。
でも・・・
おわっ!Σ(・∀・|||)ヒルや!ヤマビルおる!!
え?どこどこ?
あ!ほんまや!どこにおったん!?
手袋の中から出てきた!
わぁっ!こっちもヒルや!靴の中から出てきた!
げ!スパッツの中に居た!
わぁ!私の靴の中にも!
げ!ゲーターの中にいる!
あ!ズボンのお尻の谷間に!
え?わしだけ居らん!(T_T)
それって青い血が流れているから・・・いや加齢臭で・・・
あ!!!いた!(゚∀゚)ヤター!おお!二匹もおるで!
ズボンの中におったのは超巨大ビルや!
一同:「おおおおお!ホンマにでっかいわ!こいつ血ぃ吸うてないんか?」
(伸びたところを写真に撮りたかったがタイミング悪し)
ゴリゴリ・・・石で潰してみたが・・・血がでないわこいつ。
ちゅーことは、こいつやっぱりデカイんやわ!こんなデカくてふっといの知らんわ!
で、血ぃ吸われた人は?
え?おらんの?すごっ!(@_@;)
これだけ皆にクッツイテいたのに!献血者ゼロ!
おそらくナメ滝から脱出して下山してくる間にクッツイテきたんだろう!
見つけたヒル達にはもれなく飽和食塩水のスプレーとヒル下がりのジョニーをプレゼントした。
おっしゃ!温泉や!と入之波温泉の山鳩の湯に浸かりに行く
ヌルイお湯が擦り傷・切り傷に優しいのだ(-_-;)
ゆっくり浸かって階段を登って休憩所に行くと、ビキニ姿の20才くらい?らしい小娘たちが7、8人?
おそらく風呂が混んでいるので空くのを待っているのだろうが、こんな所になぜビキニのオネーちゃんたちが??(-_-;)
おいちゃんは良く解らん!(-_-;)でも目のやり場に困ってしまうのであった(-_-;)
こんな時、明るくできれば記念写真と称して証拠写真を撮ってこれるんだろうなぁ・・・
まぁ良いわ!と山鳩の湯を後にして、毎度おなじみの大滝茶屋で柿の葉寿司を買って帰る。
うちの娘は大滝茶屋の大ファンなのである。
なので留守番している娘のリクエストに応えて今回も往路で柿の葉寿司を予約していたのであった!
オバチャン!いつもありがとうね!また行くから!(^^)/~
と!言う事で結局、雨は全く降らずに良いお天気だった「ナメラ谷」の沢登り。
まさに油を流したようなヌメヌメ小滝が多く、足元注意をしながら攻める楽しさが前半戦。
そして後半戦は巨大ナメ滝に立ち向かうという地味ながらも負傷者続出※の難場。
短い日帰りの谷と云えども侮れない充実の沢登りでした!
ヒルもおるしね!(~_~;)
※(小さい擦過傷程度のケガです(-_-;)
歩行距離:2.223km(沿面:2.441km)
歩行時間:4時間17分(昼食含む)
累積標高:+418m -432m
7:00自宅発
7:30名張市
8:05近鉄榛原駅
9:30なめら橋東P 9:39
9:42なめら橋西詰
9:47入渓
11:33昼食(ca.526m)12:06
12:20大ナメ滝下段13:08
13:18杣道(下山路)
13:41なめら橋西詰
13:44駐車地14:00
14:05山鳩の湯15:20
15:30大滝茶屋
17:40自宅着
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