2014,01,17, Friday/五代目
1月11日の夕方。正月休みをいただき、今年も大阪の金剛山へ『ソリ遊び登山』に行ってきました。
凍てつく寒さとなった2014年1月12日の日曜日、先週に続いてファミリーハイキングです。
今回は嫁サンの実家から約1時間で登山口へ到着できる金剛山で雪遊びです。
嫁サンの実家から、R309号線で千早赤阪村へ。
大阪側より水越峠の旧道を峠に向かって進む。
8:30で分岐周辺の路上駐車の車列は400m近くまで伸びている。
千早赤阪村村営の無料駐車場も残り一台くらいに満車。
さらに直進し、太尾東尾根登山口のすぐ東にあるヘアピンカーブ手前の駐車地(約10台)も残り2台。
ここは路肩に駐車スペースがあるが慎重に出入りしないと車の腹をこする。
私の停めた場所の隣が段差がひどく、低床車は必ずといってよいほどアウトだ。
登山準備を整えて水越峠手前の林道入口へ向かう。
この舗装路歩きは約10分。
この林道ガンドガコバ線の入口周辺の路上駐車も多い。
ゲートで閉鎖されている林道に入ると未舗装林道は凍てていた。
徐々に雪が路面を覆いだし、カヤンボ休憩所手前の橋から地面が見えなくなった。
休憩所を過ぎて「ボチボチ目的の沢の入口かな?」と立ち止まって地図を見ていると3人パーティのオジサンが「何処から登るの?もみじ谷ならもう少し先だよ。自分たちも紅葉谷を登るんや」と。
そろそろここやろ?と思っていた場所に例の3人。
そして行き過ぎて戻ってきたオニィさん一人。
ここが「もみじ谷」ですか?と尋ねると金属製の柱に「←もみじ谷」と書かれていた(^_^;)
谷に入っていきなり渡渉。
対岸の植林帯を沢に沿って歩き出せば、また渡渉。
その後も何度も何度も渡渉する。
大人であれば一跨ぎの沢幅だけど小2の息子は少し苦労してた。
尾根に太陽の光があたっているが谷の底は薄暗い。
沢沿いの登山ルートで出会った人は極僅か。
このルートは通好みなのかも?
氷柱が出来ていたが眼を見張るほどのものでもなかった。
滝+堰堤に差し掛かる。
滝を巻くルート、濡れた路面が氷結していて少しヒヤリとさせられるが、子ども達が手こずったのは、この上の堰堤右側の石積み箇所。
上の写真で画面右上に見えている石積みを乗り越えて堰堤を越さねばならないのだが、手の置き場所が子どもには少し難しかった。
堰堤を越えて進むと二股分岐がある。
それを左に進むと湧出岳方面。
私達は右の谷を進む。
ルンゼっぽい谷に入って進む。
今までとは違って沢の底を歩く。
水際は薄い氷があるので沢の流れがある浅瀬を歩くほうが歩きやすい。
前方で途中で追い越していった2人組と登山口を教えてくれた3人組に追いついた。
どうやら先で氷結した滝の見物と立ち塞がる堰堤の巻き方を話し合っていたもよう。
我々も先行するパーティーの巻ルートを登った。
そしてまたまた沢が二股分岐。
先行者達は右股と左股に別れて沢詰めされるようだ。
我々は、読図して、ちょうどその間の尾根を直登する事を選択。
雪が締まっていてキックステップがよく決まるので、嫁サンが先行。私はシンガリを行く。
初めての金剛山の冬の谷ルート。
もしヤバくなったら?とピッケルと15mのロープを持ってきていたが、結局使わずじまいだった。
登っていた尾根で振り向くと、まぁまぁ高い。
でも、すぐに上で嫁サンが「あれ?高速道路に乗ってもうた!」と声がする。
↑の左の白い木に赤いペイント。
その下が登山路?
と、いうことは右股に入ってすぐに右岸に巻き道があって、ここの尾根を登るんだ!直登しなくても良かったんや!(^_^;)
まぁ、直登でキックステップできて面白かったからエエか!(^_^;)
と、その尾根道を登る。
急斜面だけど日が当たる場所で足元は適度な雪質。
アイゼンはいらなかった。
標高1020mを越えた時点で霧氷があったが、どんどん解けてきていた。
日陰の霧氷は良好だったけれど、日向いの物はポタポタ水が滴ってきた。
最後の坂道を登っていくと
以前にブナ林の奥にカタクリが咲く場所があると聞いていた場所に出た。
なるほど~ここがそうなのか~と感心するが、イマイチ位置関係がまだ把握できていない。
まっすぐ登って行くと、お寺の奥から鳥の餌場に向かうルートにぶつかった。
此処から先はよく存じている。
お昼まで少し時間があったので、まずは鳥の餌場へ向かう。
↑ここのロープ、いつも思うのだが、もっと細かくフィックスしてピンと張れないものだろうか?
ロープがたるんでいるので、バランスを崩した者がロープにしがみつくと、その前後に居た者が巻き沿いを食らって谷に落とされそうになるのだ。
鳥の餌場に到着。
さっそく100円ショップで買ってきた鳥の餌をあげてみる。子ども達はソリ遊びよりもこれを楽しみに金剛山に来たといっても過言ではない。
鳥の餌なんだから喜んで小鳥たちは・・・・食べない?(*_*;
ひと通りの種類の鳥が手にとまって啄むのだが、すぐに来なくなってしまった。
鳥達は子ども達の手のひらに来るものの、何も食べずに飛び去る。
そして跡からやってきた男性の差し出したヒマワリの種やピーナツは啄んで飛んで行く。
義父母に「金剛山の餌場に来る鳥達はスレている」と聞いていたが、こういうことなんだ。
青空に霧氷がキレイだなあ・・・
昼ご飯を食べに広場へ行こう!(^_^;)
あれ?木に何?
え?これって鳩のオシリ?
そう言えば前回来た時にも鳩が餌を食べに来ていたなぁ。
鳩?腹いっぱいで昼寝中なの?
転法輪寺へやってくると人がイッパイいた!
今までと打って変わってすごい人出(^_^;)
登山回数の掲示板前のベンチで昼食と思っていたがあいにく満席。
陽だまりを期待して山頂広場へと向かう。
でも、太陽はお昼を境に雲の中に入ってしまい、寒い曇空になった。
食べる場所は・・と見回すと出発準備をしているベンチを発見。
そこに陣取り、野菜たっぷり(袋)ラーメンを作る。
スーパーのカット野菜コーナーで見つけてきた「モヤシ&ニラきのこ」とソーセージをブチ込み、熱々ラーメン完成。
鼻水を垂らしながらラーメンをすする。
予定では登山口までのコンビニで酒を買ってくる筈だったのだが、コンビニに立ち寄れなかったので、山頂売店で初めてワンカップと350mlビールを1本ずつ購入。
お値段は両方合わせて800円。
1本400円ですか!?(^_^;)高級だ!
で、うちのお子様たちは広場へ下ってくるスロープでソリ遊び。
これでけっこう楽しんでくれたようで本人たちは大満足だったようだ(^_^;)
そして国見広場へ移動。
ここの鳥の餌場でも餌やりにチャレンジしたが、
ここでもシケタ鳥の餌は食べてくれないことが判明。
↑「何しにきたん?」と小馬鹿にされているようだ(-_-;)
さぁ!大日岳(P1094m)を目指して帰ろう!と歩き出すものの、どうも国土地理院の地図の破線上を歩けない。
大日岳に行きたいのに鳥の餌場に向かってしまう。
仕方ないので皆が記念撮影をしている看板(時計台)横に戻り、そして曇り空も晴れないのでアイゼンを装着。
ここにあった看板の「青崩」方面を降りてみることにした。
山腹道を歩いていくと植林の林があって道は左右に分岐。
右に行ってみると、さらに分岐で右は金剛山?
え?ひょっとして左に進むと大日岳方面は正解だったのだが、最初に分岐した左側からのルートが植林の森を直登してきていた。
とは言っても少しだけの遠回り。
大日岳P1092は・・・ガスと成長した植林のオカゲで展望なし(-_-;)
ちょっとした広場があるだけ。
大日岳から六道の辻へ下り始めると登山道が3方向へ分岐?
え?追い抜いていった二人組が右へと下って行った。
よくわからないけど地図で私達は真ん中を進んだ。
でも少し進むと右へ進んだ二人組が前方を歩いていた。
と、いうことは分岐した道が同じ所に収束している?
平らな所に降り立つと「六道の辻」という場所に着く。
6つの現実世界の道をさしているのか?それとも仏語の六道?
さらに下って行くと太尾塞跡と呼ばれている場所。
それとここは、今回の朝に最初歩いた未舗装林道=ガンドバコバ林道の出合いだ。
でも太尾塞跡って?
太尾はこの尾根の名前なんだろう。塞は要塞の「塞」?太尾に要塞があった?ということ?
P735に向かって尾根の急な下り道をおりていく。
今まで雪面が凍っていたけれど、高度が下ってきたら雪も溶け余り滑らないようだ。
アイゼンをいつ外そう?
急斜面が終われば?
ボチボチ?と迷いながら平坦な場所にやってきた。
それにしても風が冷たく寒い。
私は朝、登り始めて早々に汗をかいたので、耳あて付きの帽子をザックに仕舞いこんで、その後は手ぬぐいを汗取りに頭に巻いていた。
でも、今は頭が寒い!
そいじゃ、ジャケットのフードを被ろう!
と、『歩きながら』フードを引っ張りだそうとしたその瞬間。
フードがザックのショルダーベルトに引っかかってバランスを崩した。
「あ!」と思った瞬間、左足のアイゼンの前爪がヒノキの木の根っ子に引っかかり、左前方に身体が浮き上がった!?(*_*)/
アカン!手をつこう!と両手を前に突き出した!
メキっ!!(*_*)?=☆
予定では両手で受け身をとっているハズなのに?メキっ?って?
私の意識が、一瞬遠くなりかけたが、頭がズキーン!?
え?と頭に接している物を見てみると!
ああ、直径20cmほどのヒノキ(-_-;)!
どうやら、バランスを崩して「頭からすっ飛んだ」私は、漫画のように木に頭から突っ込んで前頭部を強打して止まったらしい!(-_-;)
しかも、小学生が運動会などで列を作る時に両手を前方に突き出す『前へならえ』をした状態で・・・(*_*;
しばらくしゃがみ込んで頭を抱え込むが頭がひどく痛い。
いや、首もとても痛い。
しかし、幸いにも出血、吐き気、言語障害などを起こさなかったので、ここでアイゼンを外して下山を続けることにした。
P735に登る手前の鞍部で右に下っていく分岐があった。
これが太尾東尾根の分岐だ。
看板もある。
でも、現道にいうと標高735mは分岐を直進してもう少し登った先のピークだ。
右手に下って東尾根に進むが登山道は東尾根を下りかけてすぐに北へ進路を変えた。
その先、P735の北から派生する東向きの尾根に乗った。
そしてまた北に進路を変えて下っていく。
バリルートと違って登山道は複雑だ。
下山に飽きたなぁと思い出したら、植林の向こうに車道が見えた。
ポンと旧国道309号線に出た。
道路標識のあった支柱に各色のテープがグルグル巻きになっている。
路上駐車の向こうのガードレールに何か看板?
↓No.25?だそうだ。
振り返って太尾東尾根の登山口を撮影したものが下の写真↓
この場所からすぐ傍上手に朝、車を止めた駐車地。
周回ルートの着地点をしてドンピシャリという表現だな(^_^;)
国見台から2時間足らずで下りました。
往路も復路も金剛山にしてみれば人気の少ない静かなルートで本当に良い山行ができた!
また夏に沢を歩いてみようかな?
金剛山 もみじ谷→太尾東尾根
周回コース
形態:ファミリー(三世代にならず(T_T)
距離:9.127km
沿面:9.510km
時間:7時間8分
(昼食時間:75分)
累積標高+1030-1030m
最低標高:476m(水越峠手前P)
最高標高点:1100m(金剛山山頂の北東)
↓もみじ谷の頂上直下部分拡大
8:35水越峠手前P8:43
8:52林道ガンドガコバ線口
9:40カヤンボ休憩所
9:41もみじ谷口9:45
10:06狼谷分岐
10:45堰堤下左岸石積み10:50
10:54右股・左股分岐(左股へ)
11:14左股の二股分岐で真ん中の尾根
11:47ブナ林看板出合
11:53鳥の餌場12:03
12:14昼食13:29
14:00国見台・青崩方面口
14:16大日岳
14:28六道の辻
14:42太尾塞跡・ガンドバコバ出合い
15:25太尾東尾根分岐
15:50舗装路
15:52駐車地
二年前の正月明けは雪の大和葛城山に義父母に連れて行ってもらった。
→http://blogn.tsubaya.com/index.php?e=78
一昨年は義父さんは所用で他所に行き、義母さんに連れられて細尾谷ルートで金剛山を登った。→http://blogn.tsubaya.com/index.php?e=203
去年の年明けファミリー金剛山の時は義母さんが体調不良で登らず。
義父さんの引率でカトラ谷を登った。→http://blogn.tsubaya.com/index.php?e=291
そして今年は義母も義父も体調不良でご自宅にて待機となり、私達親子だけで登った。おかげで地図をよく読めて金剛山が少しわかってきたのだが、ついに三世代揃って金剛山に登ることが出来なかった(T_T)
義父母の体調が良くなって、また一緒に山行できるようになりたい!!
と、言いながら頭と首が痛い私であった(-_-;)
凍てつく寒さとなった2014年1月12日の日曜日、先週に続いてファミリーハイキングです。
今回は嫁サンの実家から約1時間で登山口へ到着できる金剛山で雪遊びです。
嫁サンの実家から、R309号線で千早赤阪村へ。
大阪側より水越峠の旧道を峠に向かって進む。
8:30で分岐周辺の路上駐車の車列は400m近くまで伸びている。
千早赤阪村村営の無料駐車場も残り一台くらいに満車。
さらに直進し、太尾東尾根登山口のすぐ東にあるヘアピンカーブ手前の駐車地(約10台)も残り2台。
ここは路肩に駐車スペースがあるが慎重に出入りしないと車の腹をこする。
私の停めた場所の隣が段差がひどく、低床車は必ずといってよいほどアウトだ。
登山準備を整えて水越峠手前の林道入口へ向かう。
この舗装路歩きは約10分。
この林道ガンドガコバ線の入口周辺の路上駐車も多い。
ゲートで閉鎖されている林道に入ると未舗装林道は凍てていた。
徐々に雪が路面を覆いだし、カヤンボ休憩所手前の橋から地面が見えなくなった。
休憩所を過ぎて「ボチボチ目的の沢の入口かな?」と立ち止まって地図を見ていると3人パーティのオジサンが「何処から登るの?もみじ谷ならもう少し先だよ。自分たちも紅葉谷を登るんや」と。
そろそろここやろ?と思っていた場所に例の3人。
そして行き過ぎて戻ってきたオニィさん一人。
ここが「もみじ谷」ですか?と尋ねると金属製の柱に「←もみじ谷」と書かれていた(^_^;)
谷に入っていきなり渡渉。
対岸の植林帯を沢に沿って歩き出せば、また渡渉。
その後も何度も何度も渡渉する。
大人であれば一跨ぎの沢幅だけど小2の息子は少し苦労してた。
尾根に太陽の光があたっているが谷の底は薄暗い。
沢沿いの登山ルートで出会った人は極僅か。
このルートは通好みなのかも?
氷柱が出来ていたが眼を見張るほどのものでもなかった。
滝+堰堤に差し掛かる。
滝を巻くルート、濡れた路面が氷結していて少しヒヤリとさせられるが、子ども達が手こずったのは、この上の堰堤右側の石積み箇所。
上の写真で画面右上に見えている石積みを乗り越えて堰堤を越さねばならないのだが、手の置き場所が子どもには少し難しかった。
堰堤を越えて進むと二股分岐がある。
それを左に進むと湧出岳方面。
私達は右の谷を進む。
ルンゼっぽい谷に入って進む。
今までとは違って沢の底を歩く。
水際は薄い氷があるので沢の流れがある浅瀬を歩くほうが歩きやすい。
前方で途中で追い越していった2人組と登山口を教えてくれた3人組に追いついた。
どうやら先で氷結した滝の見物と立ち塞がる堰堤の巻き方を話し合っていたもよう。
我々も先行するパーティーの巻ルートを登った。
そしてまたまた沢が二股分岐。
先行者達は右股と左股に別れて沢詰めされるようだ。
我々は、読図して、ちょうどその間の尾根を直登する事を選択。
雪が締まっていてキックステップがよく決まるので、嫁サンが先行。私はシンガリを行く。
初めての金剛山の冬の谷ルート。
もしヤバくなったら?とピッケルと15mのロープを持ってきていたが、結局使わずじまいだった。
登っていた尾根で振り向くと、まぁまぁ高い。
でも、すぐに上で嫁サンが「あれ?高速道路に乗ってもうた!」と声がする。
↑の左の白い木に赤いペイント。
その下が登山路?
と、いうことは右股に入ってすぐに右岸に巻き道があって、ここの尾根を登るんだ!直登しなくても良かったんや!(^_^;)
まぁ、直登でキックステップできて面白かったからエエか!(^_^;)
と、その尾根道を登る。
急斜面だけど日が当たる場所で足元は適度な雪質。
アイゼンはいらなかった。
標高1020mを越えた時点で霧氷があったが、どんどん解けてきていた。
日陰の霧氷は良好だったけれど、日向いの物はポタポタ水が滴ってきた。
最後の坂道を登っていくと
以前にブナ林の奥にカタクリが咲く場所があると聞いていた場所に出た。
なるほど~ここがそうなのか~と感心するが、イマイチ位置関係がまだ把握できていない。
まっすぐ登って行くと、お寺の奥から鳥の餌場に向かうルートにぶつかった。
此処から先はよく存じている。
お昼まで少し時間があったので、まずは鳥の餌場へ向かう。
↑ここのロープ、いつも思うのだが、もっと細かくフィックスしてピンと張れないものだろうか?
ロープがたるんでいるので、バランスを崩した者がロープにしがみつくと、その前後に居た者が巻き沿いを食らって谷に落とされそうになるのだ。
鳥の餌場に到着。
さっそく100円ショップで買ってきた鳥の餌をあげてみる。子ども達はソリ遊びよりもこれを楽しみに金剛山に来たといっても過言ではない。
鳥の餌なんだから喜んで小鳥たちは・・・・食べない?(*_*;
ひと通りの種類の鳥が手にとまって啄むのだが、すぐに来なくなってしまった。
鳥達は子ども達の手のひらに来るものの、何も食べずに飛び去る。
そして跡からやってきた男性の差し出したヒマワリの種やピーナツは啄んで飛んで行く。
義父母に「金剛山の餌場に来る鳥達はスレている」と聞いていたが、こういうことなんだ。
青空に霧氷がキレイだなあ・・・
昼ご飯を食べに広場へ行こう!(^_^;)
あれ?木に何?
え?これって鳩のオシリ?
そう言えば前回来た時にも鳩が餌を食べに来ていたなぁ。
鳩?腹いっぱいで昼寝中なの?
転法輪寺へやってくると人がイッパイいた!
今までと打って変わってすごい人出(^_^;)
登山回数の掲示板前のベンチで昼食と思っていたがあいにく満席。
陽だまりを期待して山頂広場へと向かう。
でも、太陽はお昼を境に雲の中に入ってしまい、寒い曇空になった。
食べる場所は・・と見回すと出発準備をしているベンチを発見。
そこに陣取り、野菜たっぷり(袋)ラーメンを作る。
スーパーのカット野菜コーナーで見つけてきた「モヤシ&ニラきのこ」とソーセージをブチ込み、熱々ラーメン完成。
鼻水を垂らしながらラーメンをすする。
予定では登山口までのコンビニで酒を買ってくる筈だったのだが、コンビニに立ち寄れなかったので、山頂売店で初めてワンカップと350mlビールを1本ずつ購入。
お値段は両方合わせて800円。
1本400円ですか!?(^_^;)高級だ!
で、うちのお子様たちは広場へ下ってくるスロープでソリ遊び。
これでけっこう楽しんでくれたようで本人たちは大満足だったようだ(^_^;)
そして国見広場へ移動。
ここの鳥の餌場でも餌やりにチャレンジしたが、
ここでもシケタ鳥の餌は食べてくれないことが判明。
↑「何しにきたん?」と小馬鹿にされているようだ(-_-;)
さぁ!大日岳(P1094m)を目指して帰ろう!と歩き出すものの、どうも国土地理院の地図の破線上を歩けない。
大日岳に行きたいのに鳥の餌場に向かってしまう。
仕方ないので皆が記念撮影をしている看板(時計台)横に戻り、そして曇り空も晴れないのでアイゼンを装着。
ここにあった看板の「青崩」方面を降りてみることにした。
山腹道を歩いていくと植林の林があって道は左右に分岐。
右に行ってみると、さらに分岐で右は金剛山?
え?ひょっとして左に進むと大日岳方面は正解だったのだが、最初に分岐した左側からのルートが植林の森を直登してきていた。
とは言っても少しだけの遠回り。
大日岳P1092は・・・ガスと成長した植林のオカゲで展望なし(-_-;)
ちょっとした広場があるだけ。
大日岳から六道の辻へ下り始めると登山道が3方向へ分岐?
え?追い抜いていった二人組が右へと下って行った。
よくわからないけど地図で私達は真ん中を進んだ。
でも少し進むと右へ進んだ二人組が前方を歩いていた。
と、いうことは分岐した道が同じ所に収束している?
平らな所に降り立つと「六道の辻」という場所に着く。
6つの現実世界の道をさしているのか?それとも仏語の六道?
さらに下って行くと太尾塞跡と呼ばれている場所。
それとここは、今回の朝に最初歩いた未舗装林道=ガンドバコバ林道の出合いだ。
でも太尾塞跡って?
太尾はこの尾根の名前なんだろう。塞は要塞の「塞」?太尾に要塞があった?ということ?
P735に向かって尾根の急な下り道をおりていく。
今まで雪面が凍っていたけれど、高度が下ってきたら雪も溶け余り滑らないようだ。
アイゼンをいつ外そう?
急斜面が終われば?
ボチボチ?と迷いながら平坦な場所にやってきた。
それにしても風が冷たく寒い。
私は朝、登り始めて早々に汗をかいたので、耳あて付きの帽子をザックに仕舞いこんで、その後は手ぬぐいを汗取りに頭に巻いていた。
でも、今は頭が寒い!
そいじゃ、ジャケットのフードを被ろう!
と、『歩きながら』フードを引っ張りだそうとしたその瞬間。
フードがザックのショルダーベルトに引っかかってバランスを崩した。
「あ!」と思った瞬間、左足のアイゼンの前爪がヒノキの木の根っ子に引っかかり、左前方に身体が浮き上がった!?(*_*)/
アカン!手をつこう!と両手を前に突き出した!
メキっ!!(*_*)?=☆
予定では両手で受け身をとっているハズなのに?メキっ?って?
私の意識が、一瞬遠くなりかけたが、頭がズキーン!?
え?と頭に接している物を見てみると!
ああ、直径20cmほどのヒノキ(-_-;)!
どうやら、バランスを崩して「頭からすっ飛んだ」私は、漫画のように木に頭から突っ込んで前頭部を強打して止まったらしい!(-_-;)
しかも、小学生が運動会などで列を作る時に両手を前方に突き出す『前へならえ』をした状態で・・・(*_*;
しばらくしゃがみ込んで頭を抱え込むが頭がひどく痛い。
いや、首もとても痛い。
しかし、幸いにも出血、吐き気、言語障害などを起こさなかったので、ここでアイゼンを外して下山を続けることにした。
P735に登る手前の鞍部で右に下っていく分岐があった。
これが太尾東尾根の分岐だ。
看板もある。
でも、現道にいうと標高735mは分岐を直進してもう少し登った先のピークだ。
右手に下って東尾根に進むが登山道は東尾根を下りかけてすぐに北へ進路を変えた。
その先、P735の北から派生する東向きの尾根に乗った。
そしてまた北に進路を変えて下っていく。
バリルートと違って登山道は複雑だ。
下山に飽きたなぁと思い出したら、植林の向こうに車道が見えた。
ポンと旧国道309号線に出た。
道路標識のあった支柱に各色のテープがグルグル巻きになっている。
路上駐車の向こうのガードレールに何か看板?
↓No.25?だそうだ。
振り返って太尾東尾根の登山口を撮影したものが下の写真↓
この場所からすぐ傍上手に朝、車を止めた駐車地。
周回ルートの着地点をしてドンピシャリという表現だな(^_^;)
国見台から2時間足らずで下りました。
往路も復路も金剛山にしてみれば人気の少ない静かなルートで本当に良い山行ができた!
また夏に沢を歩いてみようかな?
金剛山 もみじ谷→太尾東尾根
周回コース
形態:ファミリー(三世代にならず(T_T)
距離:9.127km
沿面:9.510km
時間:7時間8分
(昼食時間:75分)
累積標高+1030-1030m
最低標高:476m(水越峠手前P)
最高標高点:1100m(金剛山山頂の北東)
↓もみじ谷の頂上直下部分拡大
8:35水越峠手前P8:43
8:52林道ガンドガコバ線口
9:40カヤンボ休憩所
9:41もみじ谷口9:45
10:06狼谷分岐
10:45堰堤下左岸石積み10:50
10:54右股・左股分岐(左股へ)
11:14左股の二股分岐で真ん中の尾根
11:47ブナ林看板出合
11:53鳥の餌場12:03
12:14昼食13:29
14:00国見台・青崩方面口
14:16大日岳
14:28六道の辻
14:42太尾塞跡・ガンドバコバ出合い
15:25太尾東尾根分岐
15:50舗装路
15:52駐車地
二年前の正月明けは雪の大和葛城山に義父母に連れて行ってもらった。
→http://blogn.tsubaya.com/index.php?e=78
一昨年は義父さんは所用で他所に行き、義母さんに連れられて細尾谷ルートで金剛山を登った。→http://blogn.tsubaya.com/index.php?e=203
去年の年明けファミリー金剛山の時は義母さんが体調不良で登らず。
義父さんの引率でカトラ谷を登った。→http://blogn.tsubaya.com/index.php?e=291
そして今年は義母も義父も体調不良でご自宅にて待機となり、私達親子だけで登った。おかげで地図をよく読めて金剛山が少しわかってきたのだが、ついに三世代揃って金剛山に登ることが出来なかった(T_T)
義父母の体調が良くなって、また一緒に山行できるようになりたい!!
と、言いながら頭と首が痛い私であった(-_-;)
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