2014,06,25, Wednesday/五代目
ここのところ、山行途中でヤマビルを見ることが続いている。
できれば献血したくない。
ヒルの居ない山に?行きたい?と嫁さん。
(西尾根ルートのヤブヤブ)
本当はGW頃に花見物に行くべきな横山岳。
今?と思いながら登ってみることにした。
6時に出発して名神→北陸道:木之本IC下車
ウッディパル余呉の前を通って余呉町菅並集落へ。
菅並集落の水位観測所手前で右折し、集落の奥へ東進。
未舗装林道となって小市川沿いに進むが轍ではない道路中央の雑草は半端じゃなく、我がセレナの腹の底をザリザリザリガコ!ザリザリガコ!ザリザリザリ・・・県道から約800m入った所で林道T字分岐点。
駐車地に2台車を停められそうだが、先客が斜めに刺さっていて私のセレナは道路脇に駐車。
上の写真の車が駐車地に斜めに刺さっていた車。
本日の予定として、小さな橋の向こう=右手の未舗装路から下ってくる。
ちなみにその橋の下を流れている川は小市川
では、その反対方向にレッツゴー
オカトラノオがいっぱい咲いている
未舗装林道を進む。
この林道、開通したものの予算不足で壁面保全工事や側溝・路面舗装がされないままの放置されているような・・・そうこう想像していると通行止めの看板?
ん?崩土?
いや?土を盛ったまま放置?どっち?
軽トラなら通れそう?もちろん徒歩は問題なく通行。
路肩に見慣れない木苺?
(のちに山でこの花を発見。)
クマの頭が乗った棒?
道標らしいが文字が読めない。
丸木をロープでつないだ簡易ハシゴ!
ここが西尾根登山口!?雑草がスゴイ!
このハシゴを登ると、デカイ倒木を避けるのに右往左往!
その後は超急勾配で一気に標高差35m!
これがめっちゃシンドイ。
その後は長い尾根道をダラダラ登っていく。
これがボディブローのように効くんですな(-_-;)
春先は花が多かったであろうこの尾根。
もはやイカリソウの葉っぱはあれど花は無し。
前半から中盤にかけてケヤキの多い二次林。
巨木もあった。
ここはケヤキ広場?
この日の天候は曇りのち晴れの予報。
山の高い部分はガスに覆われていたが、低い場所は晴れてきていた。森の中は風が無く、暑くなりつつあった。
標高600mを越えて森が途絶えた。
するとソコは怖れていたヤブヤブの世界(*_*;
ススキ、タラの芽、各種イバラ・・・トゲトゲ・チクチク&切り傷!そして蛾の幼虫?
このヤブを甘く見ていた私は手袋をしていなかったので切り傷・刺し傷いっぱい(-_-;)
あ~あ、ズボンにダニまで付いている(-_-;)
蕾と虫コブの付いたヤブレカサを見ながら尾根を登る。
とにかくヤブレカサ。こいつが多い。
↑妙な蕾だけどやっぱり、ヤブレカサ?
長く伸びた鞘の先に花弁があるような?
↑これはわからん(-_-;)
足元にはツルアリドオシの白い花
ミスミソウ?スハマソウ?
けっこうな数が点在している。
花の写真を撮っていた嫁さんが「ちょっと!これなに?」と私を呼ぶ。
緑の小さな蛇が天に向って口を開けている?
いや?フデリンドウの種が落ちたあと?
コアジサイがアチラコチラで咲いているけれど色が白っぽい?
中腹までのものは、もうすでに散りかけてる?
ヤブレカサの次に多かったのが↓
このデカイ葉っぱの植物。
何だったっけ?
P971を過ぎて尾根道を外して西側の山腹へ。
痩せ尾根の山腹?地形図でもっと広くてゆったりしてる?
でも実際は西側が急斜面で山腹道は安全な足場が少ない。
少し緊張する。
そんな所にシライトソウがたくさんあった。
シライトソウエリアを通過するとウリノキ
そして石灰岩の岩尾根。
高さは10mほどかな?
四つん這いで岩を掴んで登らねばならなかったので写真は無し(^_^;)
それにしてもキシャヤスデ(?)が多い
足を下ろそうとする場所に必ず数匹いる・・・と思っていいたらワラワラとイッパイいる!
それからもっと多かったのが毛虫
これぞ!ケムシ!というイデタチのマイマイガの幼虫。
小さいケムシの時期は毒があるそうだが、これくらい大きくなると毒が無いらしいが・・・触りたくないな~
それにしてもマイマイガだけだったのだろうか?
チャドクガも混じっていたかもしれない?
標高900を越えてよく見かけたのがヤマボウシ。
全体的にかなり花期が終わりに近づいているようだが高度があがるとまだ咲き始めもあった。
コナスビがツヤツヤ
岩場を越えてからの山腹道と尾根道はガスの中から出たばかりで露がイッパイというか、簡単に表現すると雨に濡れている?
先頭を歩いている私は文字通り「露払い」。
ズボンなどグズグズにずぶ濡れ。
この花は何?
おお!綺麗な白キクラゲ
小さいのが一つだけだったので放置
北尾根分岐に到着。
濡れたズボンは結局パンツまで濡れた。
前半分がずぶ濡れだ。
お構いなしに三角点のある山頂を目指して歩く。
ヌタ場や水たまり、進路を遮る木樹に邪魔されながら進む。
くたびれたギンリョウソウが時折コンニチハ
お?晴れてきた?
歩き始めて約3時間。
ワラビの生えている展望無しの横山岳山頂に到着。
朝早くに家を出ていたので腹ペコだ。
今日も各自で昼食。
さて、昼食。
前回と同じく、流水麺。今回はキッコーマンの韓国ビビン麺風そうめんの素と刻みキュウリ+白菜キムチ。
そこに嫁さん手作りの塩鶏ムネ肉ハム。
冷えたそうめんが、濡れた身体に。。。(-_-;)さむっ!
ここで虫除けワンポイントアドバイス!
ヒル避けにエアーサロンパスが効くとかブログで読んだ事があって、それ以来、私はザックにエアーサロンパスを常備している。
このエアーサロンパス、飛来する虫にとっても効果があるようで、昼食時のレジャーシートや帽子、衣類、ザックにシューシュー噴霧しておけば、五月蝿いハエやブヨたちもある程度寄ってこなくできるのがわかった。
しかも汗をかいたあとの衣類に噴霧すれば、気化効果でヒンヤリ涼しくもなるので一石二鳥です。
食後は山頂に置かれているプレハブの上に乗って・・・
何も見えん・・・(-_-;)
ガスで遠望がきかなかったのだが、この屋根の上に登るのはもうやめた方がいい。
角材や踏み板にしていたブリキ版も朽ちているし、アルミ梯子も上部は曲がり、取り付けもグラグラ。
もう撤去したほうが良いのでは?
さすがの関西百名山。山頂で三高尾根から東尾根方面に向かったご夫婦と白谷本流コースで滝見物をしてきた単独男性と出会った。
この男性いわく、雨上がりの道は泥濘んでとても苦労したとのこと。下山する時に怖いなぁ(-_-;)
さぁ!展望を楽しみに双耳峰の片方の東峰に行って見よう!
ブナ尾根と看板があるようにデカイ・ブナの木がある
道は踏み跡明瞭で衣服を濡らすことなど無い。
西尾根と違ってさすが人の往来が多いだけある。
ブナの森を移動していくと岩尾根に出た。
ここらへんが吊尾根と言われている場所かな?
足元の低木に可愛い花が咲いている。
アカモノかな?
『花が終わると萼が成長し、果実を包み込み、赤色の偽果となる。この偽果は食用になり、甘みがありおいしい。名前は赤い実から「アカモモ(赤桃)」と呼ばれ、これが訛って付けられたといわれる。by Wiki』
その周りにある低木はクロマメノキ?
おお!もうすでに実がなってきている!はやっ!
ガスも晴れてきて吊尾根を快調に歩く。
乾いた風も吹いて清々しい。
おかげで濡れていたズボンもパンツもおおよそ乾いた。
こんな道大好きです。
東峰直前の森の下草に対になった二枚葉だけの植物?
よく見ると花芽が上がってきている?
これはジガバチソウ?
地味に人知れず咲くつもりかな?
で、約30分で東峰に到着。
東峰は三角点のあった西峰に比べ展望が開けている。
白山らしき姿もボンヤリ見えたが雨天の後の晴天でモヤモヤ。
それにしてもガスが晴れて良かった!
展望を楽しんだら日照りで暑くなった吊尾根を帰る。
晴れて気温が上がると一気に賑やかになる。
ミンミンゼミのようなハルゼミの鳴き声が四方から聞こえ出す。
みんな温度上昇を待っていたんだなぁ。
そういえば今回の下山時の杉林にマムシも居たなぁ(^_^;)
ケタタマシク鳴くハルゼミの声を聞きながら西峰の三角点に帰着。
ここでサポーターを膝に装着。
このサポーターはヤマケイオンラインでモニタープレゼントに応募してレポートを書いた商品。
泥濘んで滑りやすい急傾斜の下山時には必須だ。
準備完了でレッツ・・・あ!!!!
アサキマダラ!
登り始めにも今年、初の一匹を見つけていたけれど、ここにも居た!
一度は飛んでどこかへ・・・・と思っていたがすぐ傍にとまってじっとしていた。
極限まで近寄ってコンデジで撮影したのが上の画像!
下はトリミング後の画像。
ここまで間近に見れるのは滅多に無い!
今回はヤマアジサイがあちらこちらで見ることが出来た。
三高尾根を下り始め・・・・ドロドロ、ヌルヌル・・・・
先に出会っていた単独男性が降ったらしい足あとが「ニュルーン」とスリップした跡が・・・・こっちも慎重に下りねば・・・・
と、下るのにかなり時間がかかる。
少し下ると展望の良い場所に出た。
眼下に墓谷山。
墓谷山の向こうに余呉湖でその先に琵琶湖?
そういえば、墓谷山ってなんでそんな名前なの?
墓谷ってやっぱり王家の谷なの?・・・って?そんな古墳とかあったっけ?
山麓の白い木はヤマボウシ
そういえば
ヤマボウシの木を墜落した航空機と間違えて通報したという出来事があったなぁ
急斜面を下りながら山野草ウォッチングをしていると見慣れない花?
なんやこりゃ?と帰宅後に調べてみると
ハンショウヅル?聞きなれない花やなあ(^_^;)
そういえば昔、私がムベと間違えていた花かも?
お?この花!
アセビ?ちゃいます。
この時期のこの手の花はネジキです。
幹がねじれているからネジキだそうです。
あ、そういえば!
西尾根の道中にあれほど蠢いていたキシャヤスデが山頂付近からずっと居ない?
でも本日の主役のマイマイガの幼虫は健在(-_-;)
そうそう、駐車地から林道を歩いていた時に見た木苺。
ここ三高尾根にその花が咲いていました。
調べてみるとエビガライチゴだそうです。
エビガライチゴを食べた人のブログ曰く、「甘くなく野趣あふれる味でジャムにすると良さそう」とのこと。
要するに手にとって食べても美味しくないってこと(-_-;)
最初の激下りからしばらくはチンタラ雰囲気の良い尾根道でしたが、また更に急激に下りだします。
(どちらとも急に下る場所はトラロープと黒いロープが固定されていました。)
みごと私達三人は、この尾根道で全員すっ転んでしまいました。
でも、傾斜角度が急だとなぜか尻をしたたかに打つことがないんですよ(^_^;)
やっとこさで平らな場所が下の方に見えてきました。
でっかい一本杉のある鞍部が鳥越峠(標高約500m)
進行方向(南西)には看板とその先に墓谷山。
しばしこの風が駆け抜けていく峠で小休止。
1時間あまり下りっぱなしで足も熱を持っています。
越地谷で白谷登山口に下るには下山口50mを左?
峠にも東向きに下って行けそうな踏跡があったような・・・・
休憩していた時に嫁さんが発見。
「あ?ここにもホオズキ!」
あら?ほんまやわ。ここにもある!
ホオズキの花は葉っぱの影にあるからパッと見では分かりづらい。
クールダウンしたら墓谷山方面へ出発!
立派なコエチ(越地)谷の下山看板
我々は植林の急な坂道を標高560m目指して登る
鳥越峠から8分で小市川・菅並分岐点。
分岐の少し手前にテープがいろいろ巻かれた木があったが、その印より少し上に右に進む仕事道の踏み跡と、木の杭があった。
この杭、各方面の名称が書かれているものの抜けていたので風で飛んで行くかも?
杉の植林帯の山腹道からスタートした小市川方向への仕事道。
これが道を整備しなおしたばかり?というくらいに綺麗で地面がフカフカ。
今日一日歩いた登山ルートで一番歩きやすい道だ。
でも、ここから先に道案内になるものは無し。
読図と勘が便りになります。
今回登った道順と反対まわりにしてこのルートを登ろうとするとややこしいかもしれない?
杉木立は風が適度に抜けて涼やかで快適。
どんどん快調に下っていける。
7分ほど歩くと尾根に出た。
でも、仕事道がT字になって左右に分岐。
ここで地図読みが苦手なIS君のために読図教室。
それで見えてきたルートは分岐を右。
右に進路を取ってみると尾根を順調に下り始めることができた。
この道、チェーンソーや燃料を担いで森に入るための現役の道らしい。
細かくジグザグと道が整備されていて登りやすくなっている。
そういえば、西のほうでチェーンソーの音と木が倒れる音が何回もしていた。
尾根を下り始めて20分で左から小市川支流が合流。
谷を下れば小市川本流に出た。
沢沿いの明瞭な踏跡を辿って歩けば、
ドロドロヌルヌルの場所も通過したり、沢を何回か軽く渡渉する。ワラビを眺めながら右岸を歩いていくと一段沢に下りて渡渉。そしてスロープっぽい場所を登る。
これが最後の渡渉となった。
左岸を歩いて行くと踏み跡は土手を登っていく?
土手を登れば、そこは崩土のたまり場の上?
草むらになろうとしている崩土の上を直進していくと急斜面。
そこをわ~~~!と滑り降りる。
(↑振り返って撮影)
未舗装林道を少し歩けば「お!駐車地や!」と目の前に我がセレナ。
15:28下山完了!
横山岳山頂(西峰)からの下山タイムは2時間22分でした~
2014年6月24日実施
横山岳 西尾根→三高尾根
グループ山行@月曜山歩(3人)
周回
虫いっぱい?(-_-;)
距離:9.737km
沿面:10.205km
所要時間:7時間9分(うち昼食30分)
累積標高:プラスマイナス1241m
最低標高:229m
最高標高:1131.7m
6:00伊賀
7:20木之本IC7:30
8:00余呉町菅並林道P8:20
8:32西尾根登山口8:36
8:45 P372.9
9:08 P545
10:33 P971
11:04 北尾根分岐
11:17横山岳山頂1131.7m12:07
(昼食30分)
12:30東峰12:35
12:56山頂13:06
13:43 P800
14:12鳥越峠14:21
14:29菅並分岐
14:37読図14:44
15:02沢出合
15:26林道出合
15:28駐車地
17:00伊賀某所
歩いたルートは基本的に踏跡通り。
バリエーション歩きマニアとしては不完全燃焼(-_-;)
でも、もうすでにこのエリアのヤブは踏み入るとトゲトゲ・チクチク。
捕まると出れない戻れない(-_-;)そしてススキで切り傷だらけ(T_T)
ヤブこぎするならナタ、カマ、剪定バサミ、ノコギリ必携ですな(^_^;)
できれば献血したくない。
ヒルの居ない山に?行きたい?と嫁さん。
(西尾根ルートのヤブヤブ)
本当はGW頃に花見物に行くべきな横山岳。
今?と思いながら登ってみることにした。
6時に出発して名神→北陸道:木之本IC下車
ウッディパル余呉の前を通って余呉町菅並集落へ。
菅並集落の水位観測所手前で右折し、集落の奥へ東進。
未舗装林道となって小市川沿いに進むが轍ではない道路中央の雑草は半端じゃなく、我がセレナの腹の底をザリザリザリガコ!ザリザリガコ!ザリザリザリ・・・県道から約800m入った所で林道T字分岐点。
駐車地に2台車を停められそうだが、先客が斜めに刺さっていて私のセレナは道路脇に駐車。
上の写真の車が駐車地に斜めに刺さっていた車。
本日の予定として、小さな橋の向こう=右手の未舗装路から下ってくる。
ちなみにその橋の下を流れている川は小市川
では、その反対方向にレッツゴー
オカトラノオがいっぱい咲いている
未舗装林道を進む。
この林道、開通したものの予算不足で壁面保全工事や側溝・路面舗装がされないままの放置されているような・・・そうこう想像していると通行止めの看板?
ん?崩土?
いや?土を盛ったまま放置?どっち?
軽トラなら通れそう?もちろん徒歩は問題なく通行。
路肩に見慣れない木苺?
(のちに山でこの花を発見。)
クマの頭が乗った棒?
道標らしいが文字が読めない。
丸木をロープでつないだ簡易ハシゴ!
ここが西尾根登山口!?雑草がスゴイ!
このハシゴを登ると、デカイ倒木を避けるのに右往左往!
その後は超急勾配で一気に標高差35m!
これがめっちゃシンドイ。
その後は長い尾根道をダラダラ登っていく。
これがボディブローのように効くんですな(-_-;)
春先は花が多かったであろうこの尾根。
もはやイカリソウの葉っぱはあれど花は無し。
前半から中盤にかけてケヤキの多い二次林。
巨木もあった。
ここはケヤキ広場?
この日の天候は曇りのち晴れの予報。
山の高い部分はガスに覆われていたが、低い場所は晴れてきていた。森の中は風が無く、暑くなりつつあった。
標高600mを越えて森が途絶えた。
するとソコは怖れていたヤブヤブの世界(*_*;
ススキ、タラの芽、各種イバラ・・・トゲトゲ・チクチク&切り傷!そして蛾の幼虫?
このヤブを甘く見ていた私は手袋をしていなかったので切り傷・刺し傷いっぱい(-_-;)
あ~あ、ズボンにダニまで付いている(-_-;)
蕾と虫コブの付いたヤブレカサを見ながら尾根を登る。
とにかくヤブレカサ。こいつが多い。
↑妙な蕾だけどやっぱり、ヤブレカサ?
長く伸びた鞘の先に花弁があるような?
↑これはわからん(-_-;)
足元にはツルアリドオシの白い花
ミスミソウ?スハマソウ?
けっこうな数が点在している。
花の写真を撮っていた嫁さんが「ちょっと!これなに?」と私を呼ぶ。
緑の小さな蛇が天に向って口を開けている?
いや?フデリンドウの種が落ちたあと?
コアジサイがアチラコチラで咲いているけれど色が白っぽい?
中腹までのものは、もうすでに散りかけてる?
ヤブレカサの次に多かったのが↓
このデカイ葉っぱの植物。
何だったっけ?
P971を過ぎて尾根道を外して西側の山腹へ。
痩せ尾根の山腹?地形図でもっと広くてゆったりしてる?
でも実際は西側が急斜面で山腹道は安全な足場が少ない。
少し緊張する。
そんな所にシライトソウがたくさんあった。
シライトソウエリアを通過するとウリノキ
そして石灰岩の岩尾根。
高さは10mほどかな?
四つん這いで岩を掴んで登らねばならなかったので写真は無し(^_^;)
それにしてもキシャヤスデ(?)が多い
足を下ろそうとする場所に必ず数匹いる・・・と思っていいたらワラワラとイッパイいる!
それからもっと多かったのが毛虫
これぞ!ケムシ!というイデタチのマイマイガの幼虫。
小さいケムシの時期は毒があるそうだが、これくらい大きくなると毒が無いらしいが・・・触りたくないな~
それにしてもマイマイガだけだったのだろうか?
チャドクガも混じっていたかもしれない?
標高900を越えてよく見かけたのがヤマボウシ。
全体的にかなり花期が終わりに近づいているようだが高度があがるとまだ咲き始めもあった。
コナスビがツヤツヤ
岩場を越えてからの山腹道と尾根道はガスの中から出たばかりで露がイッパイというか、簡単に表現すると雨に濡れている?
先頭を歩いている私は文字通り「露払い」。
ズボンなどグズグズにずぶ濡れ。
この花は何?
おお!綺麗な白キクラゲ
小さいのが一つだけだったので放置
北尾根分岐に到着。
濡れたズボンは結局パンツまで濡れた。
前半分がずぶ濡れだ。
お構いなしに三角点のある山頂を目指して歩く。
ヌタ場や水たまり、進路を遮る木樹に邪魔されながら進む。
くたびれたギンリョウソウが時折コンニチハ
お?晴れてきた?
歩き始めて約3時間。
ワラビの生えている展望無しの横山岳山頂に到着。
朝早くに家を出ていたので腹ペコだ。
今日も各自で昼食。
さて、昼食。
前回と同じく、流水麺。今回はキッコーマンの韓国ビビン麺風そうめんの素と刻みキュウリ+白菜キムチ。
そこに嫁さん手作りの塩鶏ムネ肉ハム。
冷えたそうめんが、濡れた身体に。。。(-_-;)さむっ!
ここで虫除けワンポイントアドバイス!
ヒル避けにエアーサロンパスが効くとかブログで読んだ事があって、それ以来、私はザックにエアーサロンパスを常備している。
このエアーサロンパス、飛来する虫にとっても効果があるようで、昼食時のレジャーシートや帽子、衣類、ザックにシューシュー噴霧しておけば、五月蝿いハエやブヨたちもある程度寄ってこなくできるのがわかった。
しかも汗をかいたあとの衣類に噴霧すれば、気化効果でヒンヤリ涼しくもなるので一石二鳥です。
食後は山頂に置かれているプレハブの上に乗って・・・
何も見えん・・・(-_-;)
ガスで遠望がきかなかったのだが、この屋根の上に登るのはもうやめた方がいい。
角材や踏み板にしていたブリキ版も朽ちているし、アルミ梯子も上部は曲がり、取り付けもグラグラ。
もう撤去したほうが良いのでは?
さすがの関西百名山。山頂で三高尾根から東尾根方面に向かったご夫婦と白谷本流コースで滝見物をしてきた単独男性と出会った。
この男性いわく、雨上がりの道は泥濘んでとても苦労したとのこと。下山する時に怖いなぁ(-_-;)
さぁ!展望を楽しみに双耳峰の片方の東峰に行って見よう!
ブナ尾根と看板があるようにデカイ・ブナの木がある
道は踏み跡明瞭で衣服を濡らすことなど無い。
西尾根と違ってさすが人の往来が多いだけある。
ブナの森を移動していくと岩尾根に出た。
ここらへんが吊尾根と言われている場所かな?
足元の低木に可愛い花が咲いている。
アカモノかな?
『花が終わると萼が成長し、果実を包み込み、赤色の偽果となる。この偽果は食用になり、甘みがありおいしい。名前は赤い実から「アカモモ(赤桃)」と呼ばれ、これが訛って付けられたといわれる。by Wiki』
その周りにある低木はクロマメノキ?
おお!もうすでに実がなってきている!はやっ!
ガスも晴れてきて吊尾根を快調に歩く。
乾いた風も吹いて清々しい。
おかげで濡れていたズボンもパンツもおおよそ乾いた。
こんな道大好きです。
東峰直前の森の下草に対になった二枚葉だけの植物?
よく見ると花芽が上がってきている?
これはジガバチソウ?
地味に人知れず咲くつもりかな?
で、約30分で東峰に到着。
東峰は三角点のあった西峰に比べ展望が開けている。
白山らしき姿もボンヤリ見えたが雨天の後の晴天でモヤモヤ。
それにしてもガスが晴れて良かった!
展望を楽しんだら日照りで暑くなった吊尾根を帰る。
晴れて気温が上がると一気に賑やかになる。
ミンミンゼミのようなハルゼミの鳴き声が四方から聞こえ出す。
みんな温度上昇を待っていたんだなぁ。
そういえば今回の下山時の杉林にマムシも居たなぁ(^_^;)
ケタタマシク鳴くハルゼミの声を聞きながら西峰の三角点に帰着。
ここでサポーターを膝に装着。
このサポーターはヤマケイオンラインでモニタープレゼントに応募してレポートを書いた商品。
泥濘んで滑りやすい急傾斜の下山時には必須だ。
準備完了でレッツ・・・あ!!!!
アサキマダラ!
登り始めにも今年、初の一匹を見つけていたけれど、ここにも居た!
一度は飛んでどこかへ・・・・と思っていたがすぐ傍にとまってじっとしていた。
極限まで近寄ってコンデジで撮影したのが上の画像!
下はトリミング後の画像。
ここまで間近に見れるのは滅多に無い!
今回はヤマアジサイがあちらこちらで見ることが出来た。
三高尾根を下り始め・・・・ドロドロ、ヌルヌル・・・・
先に出会っていた単独男性が降ったらしい足あとが「ニュルーン」とスリップした跡が・・・・こっちも慎重に下りねば・・・・
と、下るのにかなり時間がかかる。
少し下ると展望の良い場所に出た。
眼下に墓谷山。
墓谷山の向こうに余呉湖でその先に琵琶湖?
そういえば、墓谷山ってなんでそんな名前なの?
墓谷ってやっぱり王家の谷なの?・・・って?そんな古墳とかあったっけ?
山麓の白い木はヤマボウシ
そういえば
ヤマボウシの木を墜落した航空機と間違えて通報したという出来事があったなぁ
急斜面を下りながら山野草ウォッチングをしていると見慣れない花?
なんやこりゃ?と帰宅後に調べてみると
ハンショウヅル?聞きなれない花やなあ(^_^;)
そういえば昔、私がムベと間違えていた花かも?
お?この花!
アセビ?ちゃいます。
この時期のこの手の花はネジキです。
幹がねじれているからネジキだそうです。
あ、そういえば!
西尾根の道中にあれほど蠢いていたキシャヤスデが山頂付近からずっと居ない?
でも本日の主役のマイマイガの幼虫は健在(-_-;)
そうそう、駐車地から林道を歩いていた時に見た木苺。
ここ三高尾根にその花が咲いていました。
調べてみるとエビガライチゴだそうです。
エビガライチゴを食べた人のブログ曰く、「甘くなく野趣あふれる味でジャムにすると良さそう」とのこと。
要するに手にとって食べても美味しくないってこと(-_-;)
最初の激下りからしばらくはチンタラ雰囲気の良い尾根道でしたが、また更に急激に下りだします。
(どちらとも急に下る場所はトラロープと黒いロープが固定されていました。)
みごと私達三人は、この尾根道で全員すっ転んでしまいました。
でも、傾斜角度が急だとなぜか尻をしたたかに打つことがないんですよ(^_^;)
やっとこさで平らな場所が下の方に見えてきました。
でっかい一本杉のある鞍部が鳥越峠(標高約500m)
進行方向(南西)には看板とその先に墓谷山。
しばしこの風が駆け抜けていく峠で小休止。
1時間あまり下りっぱなしで足も熱を持っています。
越地谷で白谷登山口に下るには下山口50mを左?
峠にも東向きに下って行けそうな踏跡があったような・・・・
休憩していた時に嫁さんが発見。
「あ?ここにもホオズキ!」
あら?ほんまやわ。ここにもある!
ホオズキの花は葉っぱの影にあるからパッと見では分かりづらい。
クールダウンしたら墓谷山方面へ出発!
立派なコエチ(越地)谷の下山看板
我々は植林の急な坂道を標高560m目指して登る
鳥越峠から8分で小市川・菅並分岐点。
分岐の少し手前にテープがいろいろ巻かれた木があったが、その印より少し上に右に進む仕事道の踏み跡と、木の杭があった。
この杭、各方面の名称が書かれているものの抜けていたので風で飛んで行くかも?
杉の植林帯の山腹道からスタートした小市川方向への仕事道。
これが道を整備しなおしたばかり?というくらいに綺麗で地面がフカフカ。
今日一日歩いた登山ルートで一番歩きやすい道だ。
でも、ここから先に道案内になるものは無し。
読図と勘が便りになります。
今回登った道順と反対まわりにしてこのルートを登ろうとするとややこしいかもしれない?
杉木立は風が適度に抜けて涼やかで快適。
どんどん快調に下っていける。
7分ほど歩くと尾根に出た。
でも、仕事道がT字になって左右に分岐。
ここで地図読みが苦手なIS君のために読図教室。
それで見えてきたルートは分岐を右。
右に進路を取ってみると尾根を順調に下り始めることができた。
この道、チェーンソーや燃料を担いで森に入るための現役の道らしい。
細かくジグザグと道が整備されていて登りやすくなっている。
そういえば、西のほうでチェーンソーの音と木が倒れる音が何回もしていた。
尾根を下り始めて20分で左から小市川支流が合流。
谷を下れば小市川本流に出た。
沢沿いの明瞭な踏跡を辿って歩けば、
ドロドロヌルヌルの場所も通過したり、沢を何回か軽く渡渉する。ワラビを眺めながら右岸を歩いていくと一段沢に下りて渡渉。そしてスロープっぽい場所を登る。
これが最後の渡渉となった。
左岸を歩いて行くと踏み跡は土手を登っていく?
土手を登れば、そこは崩土のたまり場の上?
草むらになろうとしている崩土の上を直進していくと急斜面。
そこをわ~~~!と滑り降りる。
(↑振り返って撮影)
未舗装林道を少し歩けば「お!駐車地や!」と目の前に我がセレナ。
15:28下山完了!
横山岳山頂(西峰)からの下山タイムは2時間22分でした~
2014年6月24日実施
横山岳 西尾根→三高尾根
グループ山行@月曜山歩(3人)
周回
虫いっぱい?(-_-;)
距離:9.737km
沿面:10.205km
所要時間:7時間9分(うち昼食30分)
累積標高:プラスマイナス1241m
最低標高:229m
最高標高:1131.7m
6:00伊賀
7:20木之本IC7:30
8:00余呉町菅並林道P8:20
8:32西尾根登山口8:36
8:45 P372.9
9:08 P545
10:33 P971
11:04 北尾根分岐
11:17横山岳山頂1131.7m12:07
(昼食30分)
12:30東峰12:35
12:56山頂13:06
13:43 P800
14:12鳥越峠14:21
14:29菅並分岐
14:37読図14:44
15:02沢出合
15:26林道出合
15:28駐車地
17:00伊賀某所
歩いたルートは基本的に踏跡通り。
バリエーション歩きマニアとしては不完全燃焼(-_-;)
でも、もうすでにこのエリアのヤブは踏み入るとトゲトゲ・チクチク。
捕まると出れない戻れない(-_-;)そしてススキで切り傷だらけ(T_T)
ヤブこぎするならナタ、カマ、剪定バサミ、ノコギリ必携ですな(^_^;)
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