紅葉が終盤?大峰 高塚山::つばや菓子舗五代目ブログ

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五代目の四方山不定期更新日記
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先週は台風直後の寒い比良山行で、ドウダンツツジの黄葉と山の恵に出会えた。
今週は久々に大峰方面の"残り"紅葉を探しに行った。
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ナメゴ谷の右岸、大峰の高塚山1363.7mって知ってる?
私も初めてだけど、この高塚山のナメゴ谷側の支尾根が『昇り龍の紅葉?黄葉?』として有名らしい。
行者還トンネル東口(上北山村)の下に展開される植林間の尾根の紅葉が龍が天に昇るようだとか。
その紅葉の真下を歩いてみよう!
2017年11月6日の山行
国道169号線から国道309号線に入り、行者還林道付近に車を駐めて、山の中から道に出てこれそうな場所を探索。でも、良さそうな場所は1箇所だけ。その場所を地図上にマーキングしてナメゴ谷橋に向かう。
ナメゴ谷橋周辺の駐車場所は意外と広い。
路肩と旧橋周辺の二箇所ある。
どちらも5台くらい駐められそう。

登山道らしい所に向かう
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すぐに沢に降りて渡渉。
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丸太橋だったらしいモノは役目を果たさずに放置され、苔に覆われている。
渡渉するとすぐに立派な標識が立っている。
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奥駈道まで1時間半?
(私たちは2時間半かかりましたが?(^_^;))

植林の山腹道を沢沿いに歩いていく。
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対岸で照らされた黄葉がキレイ。
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これから先の黄葉も良い予感!
支流分岐を乗り越して
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すぐにもう一つ沢を渡る?
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え?道らしき踏み跡が無い?
テープマークも見当たらない?
沢を渡らないで南西に行く”薄い踏み跡”は獣道?
う・・・良くわからないなぁ・・・
論所ノ尾と呼ばれている尾根に乗ればいい?
じゃ、ちょっと登ってみよう!
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と、モンキークライムでよじ登ってみた。
なかなか渋い傾斜。岩は崩壊していて、割れてすぐに抜ける。
木の根がたくさんあればいいのだが、あいにく露出していない。
けっこう冷や汗が出る斜面だ。
2017-11-06 09-41-21
指で地面をホジリ、木の根を探しながら、なんとか20分ほどでよじ登った。
すると明瞭な尾根道?あれ?南東から道&赤テープ?
と、いうことは最初に獣道?と疑った踏み跡が正解だったんだ!

標高900m、キレイな黄葉が頭上に!
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足元に黒い太いフン?(-_-;)クマ?
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道の真ん中にあったからタヌキかな?

オオイタヤメイゲツ、ハウチワカエデ、コナラ、ブナの黄葉・紅葉!
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ブナ黄葉が黄金色だね~
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一本調子に尾根をずーっと登っていく。
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かなりシンドいのだけど、黄葉を見ながら、写真を撮りながら休憩しまくるので時間がかかってしまう(^_^;)
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先週はアラレまじりの時雨&強風だったけど、今日は良い天気で紅葉を見れて、嬉しいです!
二股のヒメシャラに捕まった樹!
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ヒメシャラの他、この尾根には栂?モミの木?の巨木がけっこうありました。

駐車地から約1時間10分。
標高1050mの未舗装林道に出合いました。
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ここの紅葉もキレイ!
論所ノ尾の続きは、この未舗装林道を南に20mほど進んだ所にある小さいホウノキが目印。
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林道の右側、ホウノキと山の斜面の間に獣道っぽい踏み跡があって、折り返した所に梯子道。
登りきると読めなくなってきた「民宿白滝荘」の看板。
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商魂たくましい看板だけど、ちょっとヒメシャラが可哀想(-_-;)

おや?北の山間にグラウンドと建物?
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否。
あれは行者還トンネル東口(上北山村口)。

青空と紅葉が本当にキレイ。
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行者還トンネルへの分岐看板に奥駈道まで40分の看板!
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50分とマジックで書き直されていましたが、私たちは1時間かかりました(-_-;)

この論所ノ尾は登り始め(786m)から一ノ垰(1460m)まで、
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標高差674mもある。
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錦繍の紅葉
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逆光に光り輝く様は神々しい
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標高1400mを越えて傾斜が緩みだすと大峰らしく笹が現れた。
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その代わり、紅葉は無くなり冬枯れの木樹になった。
一ノ垰に到着。
「垰」を「多和」と案内板に書かれていたが地図では一ノ垰。
「垰」は大峰のこの地では「たわ」と読むらしいが、windowsのIMEやアンドロイドでは「たお」で変換すると出て来る。
南の展望には、これから歩いて行くP1380→P1418→P1363.7高塚山への稜線が見える。
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北西にはギザギザの鉄山~修覆山の稜線。
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鉄山をアーップ!
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上北山村観光協会が設置していた古い看板。
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コクワ谷小屋5kmってまだあるの?
上北山村河合まで12km・・・けっこうな距離ですね~

ほぼ西方向には弥山と八経ヶ岳。
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北東の木立の向こうに大普賢岳?
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北北東にバリゴヤノ頭と稲村ヶ岳
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その先はレンゲ辻を経て山上ヶ岳


ジャンクションピーク手前で小谷林道・大栂山方面に進む。
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P1516の東肩で大普賢岳・少普賢岳の稜線がはっきり見えた。
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ブナの腕にツルアジサイ?
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なかなかの剛毛ですね
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P1380へ下っていく途中の風の無い場所でランチタイム。
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本日は皆でモランボン:マイルド キムチ チゲ用スープ(ストレート)を使って、豚バラ肉、ニラ、キノコ、野菜+中華麺&うどん。途中でスープが少なくなったのでエバラのプチッと鍋キムチ鍋と水を追加投入。
ホカホカあったかい昼食でした。

昼食後、P1380へ向かう。
ナメゴ谷対岸の紅葉が美しい。
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P1380~高塚山までの稜線にある木樹は背が高い。
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太いミズナラやツガ、ヒメシャラなどが点在している一方でヒョロとした木も多い。
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青空と紅葉がキレイすぎて、見上げるとついつい写真を撮ってしまう!
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ブナとハウチワカエデ?の競演!
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埋め尽くすほどの紅葉ではないのですが、青空との対比がブラボーです。
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黄金色の黄葉です~
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もう、惚れ惚れするくらいの紅葉
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でも、東側斜面は枯れ山で晩秋の景色。
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10月の体育の日くらいがベストなのかも?
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巨木が点在しているものの、キノコは皆目出会えず(T_T)
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ミズナラ?
南側斜面の標高1350mでは紅葉真っ盛り
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上北山村観光協会製の道案内板発見。
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ゴヨウツツジ(シロヤシオ)の濃い朱色の紅葉
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茶色でチリヂリのものがほとんどで、なかなかこの色のゴヨウツツジに出会えない。

P1418ピークは三本栂→大栂山→小谷林道への分岐点でもある。
私たちは高塚山へ向かうので東に進む。
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P1418から東は尾根上に巨岩が点在する。
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どうしたことか、このヒメシャラの皮の剥け方は日焼けしすぎたみたい?(^_^;)
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岩場通過。
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簡単に巻けるので怖くない。
またまた岩の横を通過。
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この次のピークから尾根を下っていくと昇竜紅葉の一番長いラインを降ることが出来るようだ。
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1380mの標高ピークから高塚山手前の鞍部1310mへ下っていく。

本日最後の登り。(のはずだった(T_T)
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このあたり、やたらとシロヤシオの木が多い。

14:40やっとこさで三等三角点:高塚に到着!
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ここまで長かった~
この山の南に広がる山々は未踏の場所ばかり。
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日帰りで歩くには遠く山深いというイメージが先行している。

さあ!朝に下山ポイントを下見してあったP1213経由の下山ルートにチャレンジしてみよう!と、青テープを目安に歩き出したのが運の尽き!(T_T)
青テープは降りたいルートじゃなかったのだ!(T_T)
P1194小谷林道方面に下りだしてしまい、嫁さんが10分後に気づいてくれたので、アルバイトは往復で23分で済んだ。(登り返しがキツかった(T_T)

高塚山に戻れたのは14:40。
支尾根の取り間違いが頻発する可能性のある初見のルートを降るのには、時間が遅くなってきている。
順調にトラブル無く歩ければ1時間余りで下山できそうなのだが、不安を感じているメンバーも出てきたので林道へ降りる通常ルートを行くことにした。
まずは広い斜面から支尾根探し。
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冬枯れの斜面は見通しがよく、目指す尾根がすぐに判明した。

ここから歩くルートは植林と植林に挟まれた二次林ルート。
ここは観光客や紅葉写真を撮りに来る人達の被写体「昇竜紅葉」の一つなのだ。
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むっちゃキレイ
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掛け値なしに最高やね!(^^)
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ブナ黄葉が始まったばかりの黄色&黄緑色!
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硬そうなこの葉っぱは何?
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真北に下っていくこのルート。
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高塚山から34分で林道出合に着いた。
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林道出合いに目印とかは無く、勝手にどうぞ!というルートだ。

この林道出合から、さらに北(北西)に進めば、駐車地で、直線距離420m足らず。
30~40分で降れるはずだが、降りたら最後の最後に絶壁と流れの早い沢がある(T_T)
やむを得ず林道を西に歩く。

が!林道はすでに廃林道?
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200m以上が落石だらけで埋まりまくり(T_T)
曲がり角の谷の場所は地すべり現場で過激な様相。
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でも近づくと獣の踏み跡が2スジ。
安全そうな上の段を使ってトラバース完了。

この崩落現場から東方向が明るい?
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おおお!夕日に近づく斜光が行者還岳~少普賢岳への稜線の紅葉を浮き上がらせている!もう少し引いて撮影すると
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少普賢岳~和佐又山。
そして伯母ヶ峰が照らされている。
自分たちが歩いてきた山の紅葉はこんな感じ。
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植林にサンドイッチされている。

林道を挟んで上・下に小さな滝
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なかなか趣のある滝です
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林道を歩いて、P1010が見える尾根突端のさらに西にある尾根突端にやってきた。
ここから北東に下っていく尾根がある。
植林の尾根だけど、出だしの支尾根は、やや東に通るべき尾根があるので注意。
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黄色いテープの目印があったので良く歩かれている尾根なんだろう。
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この尾根が最長昇竜紅葉の下部分なんだけど陽が尾根の裏(西)に沈んで少し暗くなってしまったので紅葉の輝きはもう無い。
林道の下降点から歩きはじめて20分経過。
あれ?往路で「この尾根を登れば?」「林道の途中に出ますよ。行者還トンネル方面に行ってから一ノ垰への計画だからスルーしよう!」と話していた標識のあった登山道に出た!
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なかなか~(^^)
ここから駐車地まで10分足らず。
結局、16:14に車に戻った。
高塚山から駐車地まで、1時間34分でした!
Hyoukou
5:55自宅出発
7:05近鉄某駅
7:50道の駅杉の湯川上7:55

8:49駐車地(ナメゴ谷橋)8:55
9:27バリルート突入
9:46悪場突破
10:06林道出合10:15
10:30行者還トンネル東口分岐
11:30一ノ垰11:34
11:55昼食(標高1405m)12:57
13:11 P1380
13:33 P1418 13:36
14:15 高塚山1363.7m14:17
14:27標高1275m
14:40高塚山
15:14林道出合15:21
15:46下降点
16:06登山道出合い
16:14駐車地


2017年11月7日
MAP
2017年11月7日
グループ山行@月曜山歩
5人(OT、UH、IS、TY、TK)
紅葉
黄葉
バリルート

距離:8.305km
沿面:8.738km
所要時間:7時間17分
(うち昼食62分)
(アルバイト23分=下り10分戻り13分)
累積標高プラスマイナス1117m
最低標高786m(ナメゴ谷橋付近)
最高標高1481m(奥駈分岐)
| 山登り::大峰 |
| 07:17 PM | comments (0) | trackback (0) |

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