2021,02,28, Sunday/五代目
アラクラに行きたい!そう思っていた。
天候が悪かったり、雪が無かったり、ずっと行けなかった。
先週の木曜に降り積もったハズの雪に期待して美濃の雪山に行ってきました。
ルート:道の駅→広瀬城跡→P937→三角点:片手→アラクラ→黒津山→天狗山→P884→上ヶ瀬→道の駅
山行日:2021年2月22日
山仲間といつものコンビニで待ち合わせ。
R303で道の駅「夜叉ヶ池の里さかうち」へ。
道路の雪は無く乾いている。
除雪された路肩の雪は低く、1月に土蔵岳に行った時よりも雪の量が減っている?
道の駅でトイレを済ませて登山者用に開放されている西側駐車場へ。
天気予報は晴天。平地では気温20℃になる予報。
川を流れる水の温度と外気温の差があるので霧(水蒸気)が充満してきた。
駐車場の雪もザクザクして凍っていない。
今日は雪が腐っているだろうと、ダブルストック&ワカンの装備。アイゼンとピッケルを車に残してゴー。
R303を180m歩いて揖斐川町坂内振興事務所の西側スロープを登って行く
軽バンの横の雪道が広瀬城址への遊歩道。
振興事務所の片隅に古そうな五輪塔など・・・
広瀬城址への遊歩道に入ったら
急登!
これって「キツイ」登山道(~_~;)
雪は融け残りの薄い状態でズルズル。
ロープも何もないから下りは、普段でもかなり厄介かも?
道の駅から35分ほどでP461広瀬城址(小谷山城)
広場にミニチュア天守と石仏、広瀬兵庫守(助)の石碑などがあった。
広瀬兵庫助について
雪はこの先からあったのだが、量が大したこともないし、トレースもあったので、ツボ足のままで歩く。
標高590mマンサクの花が咲き始めている。
雪も繋がり、それなりの深さになってきたのでワカンを装着する。
本日もトレースあり。
ツボ足とスノーシューのトレースは昨日の物だろうか。
登っている人と降りた人。ツボ足で往復した人?何人かが行き来しているようだ。
(そのひとり/もうひとり)
雪は腐りかけでズルっと重い。
ストックのバスケットに乗った雪さえ「重さ」を感じる。
ここ数日の暖かさ着実に時が春に向かって進んでいる。
タムシバの花芽が大きく膨らみだしている。
雲一つない快晴。
金糞岳と丁子山と湧谷山を背中に登って行く。
標高830m痩せ尾根シャクナゲのヤブ
一瞬なので大したことはない。
シャクナゲの蕾も大きくなってきた。
シャクナゲのヤブを抜けると急傾斜。
かなり急。そこに中途半端な薄い雪。
モンキークライム必須でよじ登る。
その先は快適なブナ回廊の始まり。
ブナにはヤドリギが標準装備?あちらこちらにヤドリギが付いてる。
シャクナゲの上に積もった薄い雪だと踏み抜き注意
P937から前方に赤っぽいピークが四等三角点:片手。
その奥の三角がアラクラで左の雪山は蕎麦粒山
ドロドロに雪解けの急斜面は登れないので地面の見えている場所に取付く。
だが、ここでもモンキークライム必須。腕の力で登ります。
登ってきた尾根を振り返る。
登ってきた尾根の向こうに白川の流れる谷の源頭部にブンゲン・貝月山。そしてその間に伊吹山がコンニチハ。
ここまで、まだまだ課題はあるものの、のりこのキックステップは、トレースがハッキリしていれば、かなり登れるようになってきた。
アラクラはもう少し!
でも、その前に腹ごしらえ。
四等三角点:片手付近で各自カップ麺昼食。
食後も頑張って行こう!!
あらら、IS君、ズッポリ落ちた?
ここも踏み抜き地帯(~_~;)
雪庇沿いに登って行くと!
ついにアラクラ!(P1163)
北西に蕎麦粒山。
その左奥に高丸(黒壁)、三周ヶ岳、烏帽子。
北に小蕎麦粒山と五蛇池
奥には中央分水嶺の山々が連なってキレイ!
ちなみにアラクラの西尾根に四等三角点:荒倉882.34mがある。
三角点とピークが相違しているケースがよくあるが、ここの位置関係はピカ一ずれている?
アラクラ北東尾根には、すごい雪の量!
右に見えているのがこれから行く黒津山。
重い雪はトレースがあるものの、ワカンでもソコソコ沈む(泣)
シンドイなぁ・・・
そや!!IS君、先に歩いていいよ(^▽^)/
おりゃああああ!とIS君のテンション・マックス!
独りでズンズン歩いていく。
↑奥の真ん中は能郷白山。
振り返ると先ほどまで居たアラクラ山頂。
雪庇の高さが、サスガっす!
あれ?IS君が消えた???
ああ、踏み抜いてるわ(~_~;)
え?身動き取れない?しゃーないなー。・・・同じ場所に行って落ちると嫌だから側面から回り込んで・・・・・!!!!(-_-;)私も落ちた(泣)
二人とも自力脱出できたんだけど、私は立ち上がった先の一歩目で両足の置いた場所が抜けて胸までズボっ!(;'∀')魔界の入り口がある!!ってくらいに真っ暗な穴が開いていた(-_-;)
鞍部からの登り返しは雪が融けてヤブの露出した尾根を登るのが吉だった。
本日の最高峰の黒津山1193mに到着。
御嶽山方向の大展望!
肝心の御嶽山は見えていない?
でも絶景ですな~
さぁ!時間が30分遅れているから先に進もう!
黒津山の東峰から先は少しだけ急傾斜の下り。
そのあとは、ゆったりと下って行く長いブナ尾根。
良い感じのブナ尾根が続きます。
でも、この山域は高度成長期~昭和終わりころ?に皆伐しているようで太い木が無い。
天狗山への稜線歩きは多少のアップダウンはあるものの平和で良い尾根だった。
↑振り返って撮影。
天狗山山頂に登った!と思ったらニセピーク(-_-;)
でも、展望がよい('◇')ゞ
手前右の山はアラクラと朝から登ってきた稜線。アラクラの後ろに蕎麦粒山が重なっている。
遠目の山は、右から高丸(黒壁)、夜叉丸、三国岳、左千方、大ダワ、猫ヶ洞、土蔵岳、横山岳と湧谷山。
好展望のニセピークから「やや」細い雪稜を渡って
天狗山に近づいて行くがニセピークだらけ(-_-;)
のりこの心が折れまくって体力も限界マジカ?
え?あれを登るんですか?
そう!あの上が天狗山山頂!やっときた!
山頂からの眺めは、また一味違う!
眼下に奥いび湖&堂山ダム!塔ノ倉の向こうに濃尾平野。
奥いび湖の対岸は小津権現山。
問題はコースタイム。
現在15:41。
黒津山まで30分遅れだったのを取り返せるはずが、ペースが上がらず+30分遅れて合計1時間遅れになっている。
この先は厄介な場所が何か所か出てくるはず。
闇下になることをここで覚悟。
急かして事故になってはいけないので「冷静に遅れる」ことを前提に歩く。
UHさんからの差し入れのチョコクリームパンと金柑で栄養補給。
腹が減っては正常な判断ができないのだ。
最初はなだらかな二次林尾根だったのが標高970mくらいから尾根の西が植林になった。
黒津川沿いに林道がかなり上まで来ているのか?
標高900m激下り&痩せ尾根のヤブに突入。
ここだけ雪が無い。
ヤブにワカンは歩きにくいのでここでワカンを外した。
歩き出してすぐ。やけに先鋒たちが苦労していると思ったら、ヤブ&岩だった。
↑通過後に振り返って撮影。
植林半分の尾根をどんどん下っていく。
17:10上ヶ瀬に到着。
さらに+20分遅れが加算。予定の1時間20分の遅れ。
ここからは急斜面で山慣れたした者が順調に下って1時間。(もちろん全部がバリルートだ)
確実に闇下になる。
全員にヘッドランプ装着を宣言した。
暗くなったら点灯して歩こう!
ここからが正念場。
夕焼け空のオレンジ色がキレイ。
17:35ころに夕日が沈んだ。
さぁ、慎重に下ろう。
・・・最初は良かったんだけど、急傾斜の激下り。
雪は、ほぼ消えたがヌカルミになって滑る。
スリップしやすくストックワークが出来ないノリコは転ぶ転ぶ。
登山靴のソールのエッジを使って!立木を使って!
立木が無いならストックを確実にしっかり地面に刺してストックで自分専用の立木を作れ!と命じても、どうしてもうまくいかない。
うーん、経験を積むしかないんだろうなぁ・・・
でも、やってもらわないと降りれない。
植林に入るまでは残照で歩けたが植林の中は真っ暗。
完璧に闇下になった。
ヘッデン点灯。
UHさん:登山道の無いルートなので全員のヘッデンの明かりだけが「頼り」。だからメンバー全員がまとまって降りましょう。
さすが、冷静なUHさん。頼りになります。
と、歩き出してみると、本当に闇下。
あ、さっそくノリコとシンガリの私を置き去りにしてるよ~
待ってくれ~!
数回、呼び止めて、GPSで位置確認しながら下山ルートの修正を指示したけれど、IS君はスタスタ降りて行ってしまう。声が届く範囲だけど、標高差20m以上離れてないかい?しかも、そっちじゃないし(-_-;)ま、いっか、ヤツは放置で行こう。
植林帯のラスボスはヌカルミと倒木回避歩き。
UHさんが下りやすいルートを先導しながら歩いてくれて、嫁さんがノリコの足元を照らしながら指示を出す。ISは、ひたすら遠くにいて、ヘッデンがチラチラ光るため生存が分かる。
ノリコは相変わらず、すっころぶ&ズルーっと滑り落ちる(~_~;)
ノリコのスリップ(大転倒)で地面がツルツルになった所に不用意に私も乗った!
その瞬間!ツルーーーーーン!アカーン!!(;'∀')とまらーん!
ドーーーン!ドシッ!バーン!!
一段下でやっと立ち上がったノリコを私のドロップキックが蹴り飛ばした!(@◇@)ゞ
ノリコは吹っ飛び、嫁さんの横の朽ちた木に肩からぶつかってぶつかって止まった。
無事かっ!?
はい!なんともないです!('◇')ゞ
とっても頑丈なのね(;'∀')
そんなこんなで標高差200mをウロウロ、ツルツル。
ふ~!やっと林道手前に出た。
なんか悲壮な感じ~(;^_^A
林道はすぐ下にあるんだけど段差が高くて降りることができない。
確か土手沿いに北へ作業小屋のある場所まで行けばスムーズに降りれたはず。
歩き出すと小屋はすぐだった。
登山届をネット(コンパス)でしているので、ひょっとすると地元警察が心配して駐車場にパトカーで待っているかも?と思い、「想定内の遅れで決して遭難じゃない!」などと言い訳を考えながら足早に私だけ駐車場に戻ってみたら!誰も居なかった!('◇')ゞよかった~
次回からは短い山行にしますね('∀')b
道の駅の駐車場に戻ったのは18:51
お疲れ様でした~
山行日:2021年2月22日
グループ山行@月曜山歩
5名(IS、UH、のりこ、TY、TK)
雪山
腐雪
ワカン
周回
ヤブこぎ
痩せ尾根
岩場
距離:11.5km
沿面:12.0km
所要時間:10時間30分
(うち昼食25分)
累積標高:プラスマイナス1382m
最小標高:254m
最大標高:1193m
5:50伊賀自宅
7:20木之本CB
8:08道の駅「夜叉ヶ池の里さかうち」
岐阜県揖斐郡揖斐川町坂内広瀬306
道の駅P8:22
8:56 城跡 9:06
11:26 P937
11:45 三角点:片手12:10
(昼食25分)
13:08 アラクラ 13:23
14:01黒津山
15:41 天狗山
16:33 P884
17:10 上ヶ瀬17:16
18:51 道の駅P
想定内の遅れなんですってば!
天候が悪かったり、雪が無かったり、ずっと行けなかった。
先週の木曜に降り積もったハズの雪に期待して美濃の雪山に行ってきました。
ルート:道の駅→広瀬城跡→P937→三角点:片手→アラクラ→黒津山→天狗山→P884→上ヶ瀬→道の駅
山行日:2021年2月22日
山仲間といつものコンビニで待ち合わせ。
R303で道の駅「夜叉ヶ池の里さかうち」へ。
道路の雪は無く乾いている。
除雪された路肩の雪は低く、1月に土蔵岳に行った時よりも雪の量が減っている?
道の駅でトイレを済ませて登山者用に開放されている西側駐車場へ。
天気予報は晴天。平地では気温20℃になる予報。
川を流れる水の温度と外気温の差があるので霧(水蒸気)が充満してきた。
駐車場の雪もザクザクして凍っていない。
今日は雪が腐っているだろうと、ダブルストック&ワカンの装備。アイゼンとピッケルを車に残してゴー。
R303を180m歩いて揖斐川町坂内振興事務所の西側スロープを登って行く
軽バンの横の雪道が広瀬城址への遊歩道。
振興事務所の片隅に古そうな五輪塔など・・・
広瀬城址への遊歩道に入ったら
急登!
これって「キツイ」登山道(~_~;)
雪は融け残りの薄い状態でズルズル。
ロープも何もないから下りは、普段でもかなり厄介かも?
道の駅から35分ほどでP461広瀬城址(小谷山城)
広場にミニチュア天守と石仏、広瀬兵庫守(助)の石碑などがあった。
広瀬兵庫助について
雪はこの先からあったのだが、量が大したこともないし、トレースもあったので、ツボ足のままで歩く。
標高590mマンサクの花が咲き始めている。
雪も繋がり、それなりの深さになってきたのでワカンを装着する。
本日もトレースあり。
ツボ足とスノーシューのトレースは昨日の物だろうか。
登っている人と降りた人。ツボ足で往復した人?何人かが行き来しているようだ。
(そのひとり/もうひとり)
雪は腐りかけでズルっと重い。
ストックのバスケットに乗った雪さえ「重さ」を感じる。
ここ数日の暖かさ着実に時が春に向かって進んでいる。
タムシバの花芽が大きく膨らみだしている。
雲一つない快晴。
金糞岳と丁子山と湧谷山を背中に登って行く。
標高830m痩せ尾根シャクナゲのヤブ
一瞬なので大したことはない。
シャクナゲの蕾も大きくなってきた。
シャクナゲのヤブを抜けると急傾斜。
かなり急。そこに中途半端な薄い雪。
モンキークライム必須でよじ登る。
その先は快適なブナ回廊の始まり。
ブナにはヤドリギが標準装備?あちらこちらにヤドリギが付いてる。
シャクナゲの上に積もった薄い雪だと踏み抜き注意
P937から前方に赤っぽいピークが四等三角点:片手。
その奥の三角がアラクラで左の雪山は蕎麦粒山
ドロドロに雪解けの急斜面は登れないので地面の見えている場所に取付く。
だが、ここでもモンキークライム必須。腕の力で登ります。
登ってきた尾根を振り返る。
登ってきた尾根の向こうに白川の流れる谷の源頭部にブンゲン・貝月山。そしてその間に伊吹山がコンニチハ。
ここまで、まだまだ課題はあるものの、のりこのキックステップは、トレースがハッキリしていれば、かなり登れるようになってきた。
アラクラはもう少し!
でも、その前に腹ごしらえ。
四等三角点:片手付近で各自カップ麺昼食。
食後も頑張って行こう!!
あらら、IS君、ズッポリ落ちた?
ここも踏み抜き地帯(~_~;)
雪庇沿いに登って行くと!
ついにアラクラ!(P1163)
北西に蕎麦粒山。
その左奥に高丸(黒壁)、三周ヶ岳、烏帽子。
北に小蕎麦粒山と五蛇池
奥には中央分水嶺の山々が連なってキレイ!
ちなみにアラクラの西尾根に四等三角点:荒倉882.34mがある。
三角点とピークが相違しているケースがよくあるが、ここの位置関係はピカ一ずれている?
アラクラ北東尾根には、すごい雪の量!
右に見えているのがこれから行く黒津山。
重い雪はトレースがあるものの、ワカンでもソコソコ沈む(泣)
シンドイなぁ・・・
そや!!IS君、先に歩いていいよ(^▽^)/
おりゃああああ!とIS君のテンション・マックス!
独りでズンズン歩いていく。
↑奥の真ん中は能郷白山。
振り返ると先ほどまで居たアラクラ山頂。
雪庇の高さが、サスガっす!
あれ?IS君が消えた???
ああ、踏み抜いてるわ(~_~;)
え?身動き取れない?しゃーないなー。・・・同じ場所に行って落ちると嫌だから側面から回り込んで・・・・・!!!!(-_-;)私も落ちた(泣)
二人とも自力脱出できたんだけど、私は立ち上がった先の一歩目で両足の置いた場所が抜けて胸までズボっ!(;'∀')魔界の入り口がある!!ってくらいに真っ暗な穴が開いていた(-_-;)
鞍部からの登り返しは雪が融けてヤブの露出した尾根を登るのが吉だった。
本日の最高峰の黒津山1193mに到着。
御嶽山方向の大展望!
肝心の御嶽山は見えていない?
でも絶景ですな~
さぁ!時間が30分遅れているから先に進もう!
黒津山の東峰から先は少しだけ急傾斜の下り。
そのあとは、ゆったりと下って行く長いブナ尾根。
良い感じのブナ尾根が続きます。
でも、この山域は高度成長期~昭和終わりころ?に皆伐しているようで太い木が無い。
天狗山への稜線歩きは多少のアップダウンはあるものの平和で良い尾根だった。
↑振り返って撮影。
天狗山山頂に登った!と思ったらニセピーク(-_-;)
でも、展望がよい('◇')ゞ
手前右の山はアラクラと朝から登ってきた稜線。アラクラの後ろに蕎麦粒山が重なっている。
遠目の山は、右から高丸(黒壁)、夜叉丸、三国岳、左千方、大ダワ、猫ヶ洞、土蔵岳、横山岳と湧谷山。
好展望のニセピークから「やや」細い雪稜を渡って
天狗山に近づいて行くがニセピークだらけ(-_-;)
のりこの心が折れまくって体力も限界マジカ?
え?あれを登るんですか?
そう!あの上が天狗山山頂!やっときた!
山頂からの眺めは、また一味違う!
眼下に奥いび湖&堂山ダム!塔ノ倉の向こうに濃尾平野。
奥いび湖の対岸は小津権現山。
問題はコースタイム。
現在15:41。
黒津山まで30分遅れだったのを取り返せるはずが、ペースが上がらず+30分遅れて合計1時間遅れになっている。
この先は厄介な場所が何か所か出てくるはず。
闇下になることをここで覚悟。
急かして事故になってはいけないので「冷静に遅れる」ことを前提に歩く。
UHさんからの差し入れのチョコクリームパンと金柑で栄養補給。
腹が減っては正常な判断ができないのだ。
最初はなだらかな二次林尾根だったのが標高970mくらいから尾根の西が植林になった。
黒津川沿いに林道がかなり上まで来ているのか?
標高900m激下り&痩せ尾根のヤブに突入。
ここだけ雪が無い。
ヤブにワカンは歩きにくいのでここでワカンを外した。
歩き出してすぐ。やけに先鋒たちが苦労していると思ったら、ヤブ&岩だった。
↑通過後に振り返って撮影。
植林半分の尾根をどんどん下っていく。
17:10上ヶ瀬に到着。
さらに+20分遅れが加算。予定の1時間20分の遅れ。
ここからは急斜面で山慣れたした者が順調に下って1時間。(もちろん全部がバリルートだ)
確実に闇下になる。
全員にヘッドランプ装着を宣言した。
暗くなったら点灯して歩こう!
ここからが正念場。
夕焼け空のオレンジ色がキレイ。
17:35ころに夕日が沈んだ。
さぁ、慎重に下ろう。
・・・最初は良かったんだけど、急傾斜の激下り。
雪は、ほぼ消えたがヌカルミになって滑る。
スリップしやすくストックワークが出来ないノリコは転ぶ転ぶ。
登山靴のソールのエッジを使って!立木を使って!
立木が無いならストックを確実にしっかり地面に刺してストックで自分専用の立木を作れ!と命じても、どうしてもうまくいかない。
うーん、経験を積むしかないんだろうなぁ・・・
でも、やってもらわないと降りれない。
植林に入るまでは残照で歩けたが植林の中は真っ暗。
完璧に闇下になった。
ヘッデン点灯。
UHさん:登山道の無いルートなので全員のヘッデンの明かりだけが「頼り」。だからメンバー全員がまとまって降りましょう。
さすが、冷静なUHさん。頼りになります。
と、歩き出してみると、本当に闇下。
あ、さっそくノリコとシンガリの私を置き去りにしてるよ~
待ってくれ~!
数回、呼び止めて、GPSで位置確認しながら下山ルートの修正を指示したけれど、IS君はスタスタ降りて行ってしまう。声が届く範囲だけど、標高差20m以上離れてないかい?しかも、そっちじゃないし(-_-;)ま、いっか、ヤツは放置で行こう。
植林帯のラスボスはヌカルミと倒木回避歩き。
UHさんが下りやすいルートを先導しながら歩いてくれて、嫁さんがノリコの足元を照らしながら指示を出す。ISは、ひたすら遠くにいて、ヘッデンがチラチラ光るため生存が分かる。
ノリコは相変わらず、すっころぶ&ズルーっと滑り落ちる(~_~;)
ノリコのスリップ(大転倒)で地面がツルツルになった所に不用意に私も乗った!
その瞬間!ツルーーーーーン!アカーン!!(;'∀')とまらーん!
ドーーーン!ドシッ!バーン!!
一段下でやっと立ち上がったノリコを私のドロップキックが蹴り飛ばした!(@◇@)ゞ
ノリコは吹っ飛び、嫁さんの横の朽ちた木に肩からぶつかってぶつかって止まった。
無事かっ!?
はい!なんともないです!('◇')ゞ
とっても頑丈なのね(;'∀')
そんなこんなで標高差200mをウロウロ、ツルツル。
ふ~!やっと林道手前に出た。
なんか悲壮な感じ~(;^_^A
林道はすぐ下にあるんだけど段差が高くて降りることができない。
確か土手沿いに北へ作業小屋のある場所まで行けばスムーズに降りれたはず。
歩き出すと小屋はすぐだった。
登山届をネット(コンパス)でしているので、ひょっとすると地元警察が心配して駐車場にパトカーで待っているかも?と思い、「想定内の遅れで決して遭難じゃない!」などと言い訳を考えながら足早に私だけ駐車場に戻ってみたら!誰も居なかった!('◇')ゞよかった~
次回からは短い山行にしますね('∀')b
道の駅の駐車場に戻ったのは18:51
お疲れ様でした~
山行日:2021年2月22日
グループ山行@月曜山歩
5名(IS、UH、のりこ、TY、TK)
雪山
腐雪
ワカン
周回
ヤブこぎ
痩せ尾根
岩場
距離:11.5km
沿面:12.0km
所要時間:10時間30分
(うち昼食25分)
累積標高:プラスマイナス1382m
最小標高:254m
最大標高:1193m
5:50伊賀自宅
7:20木之本CB
8:08道の駅「夜叉ヶ池の里さかうち」
岐阜県揖斐郡揖斐川町坂内広瀬306
道の駅P8:22
8:56 城跡 9:06
11:26 P937
11:45 三角点:片手12:10
(昼食25分)
13:08 アラクラ 13:23
14:01黒津山
15:41 天狗山
16:33 P884
17:10 上ヶ瀬17:16
18:51 道の駅P
想定内の遅れなんですってば!
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