2024,12,12, Thursday/五代目
以前に登ったシリーズで、そこから未踏の場所を探しに行く企画。
頭陀の窟・・・頭陀ヶ平の西面に御池岳の東ボタンブチから見える洞窟があると言われている。その洞窟を探しに行ってみよう!
ルート:R306寒山登山口階段(勝手に命名)→P520→寒山→荷ヶ岳(冷川岳)→P845→真ノ谷→頭陀ノ窟→P989鉄の平→頭陀ヶ平→木和田尾→藤原簡易パーキング
山行日:2024年12月9日
藤原町へ向かう道中、巡見街道から見上げる鈴鹿山脈は着雪している。
かなり風が吹くだろうという天気予報だったが、果たして頭陀の窟は発見できるのだろうか?
藤原簡易Pで仲間と待ち合わせ。
デリカに全員乗ってR306駐車地に到着。
道を挟んだ擁壁にコンクリート階段があるので、そこから山に入る。
しかし、この階段に雑草がはびこり、なかなか山に入りにくくなっていた(^_^;)
その先は植林の急斜面でスタート
そして常緑照葉樹の森の急斜面
P520周辺はダイラのような・・・いろんな凹凸が入り組んだ変な場所。
前にも感じたが、ここのような変な地形は珍しい。
そして尾根を乗り換えて根気よく登って行くと寒山
山頂は二重稜線で南北に長い。
お?この先の白瀬峠~カタクリ峠の稜線は雲が乗って、しかも雪がかかっている!
寒そうや!
ここからP673へ行くのだが一旦下る。この下り始めるのが、かなり厄介
まずは右側がゴッソリ山抜けしているザレたヤセ尾根。
左側の「抜けていない」裏斜面も痩せている植林。
トラロープが取り付けられているので、それを頼りに下っていくが、このロープが切れたら一大事に繋がりかねない。ここを安全に通過したいのであれば、保険のために投げ目のスリングを数本持参したほうが良い。
P673へ登り返していくのも痩せ尾根のトラバース道。
P673からは北西風がビュービュー吹く場所は極寒。
風の裏側に入れば何とか寒くないので、風のない場所で冬グローブやハードシェルを着込んで防寒対策。
尾根はどんどん雪が増して行くが風の通りやすい場所は着雪せずに飛ばされているので薄い雪。
アイゼンやチェーンスパイクも必要ないけれど、今シーズン初めての雪なので時折「ずるっ」と足元が滑る。
登り始めて3時間ほどで標高1054mの冷川岳(荷ヶ岳)に到着
ここは白瀬峠とカタクリ峠に挟まれた小ピーク。と、いっても平たい山頂で広場のような場所。
ここから真ノ谷へ下って行きたいのだが、今回は、この山頂から南西にダイレクトに降りてみる。
東ボタンブチの尾根が真ノ谷へ吸い込まれていく場所を目掛けて、こちらにも尾根があって快適に下りていける。でも余計なのは薄っすら着雪の地面。
南向き斜面で日当たりが良くちょっと溶けてズルっとしていたのだ。
問題もなく、真ノ谷にあと僅かで着地!という場所で私の後方が「バキッツ!!」と何かが折れた音がした。振り向くとコロ助さんが握っていたカーボン製ポールが折れた音だった。
メーカーのHPで次のような注意書きがされていた
「軽量化されたカーボンファイバー製ポールは一般的なアルミニウム合金製トレッキングポールに比べ強度が低くなっています。強い力・衝撃を受けた場合やシャフトに傷がついているなどの場合、通常の使用状況でも破損することがあります。使用前には点検をし、製品の限界について理解して下さい。この警告を守らなかった場合、死亡または重傷を負う可能性があります。」
バリルートではカーボンポールは不向きなのね。
あ~怖っ(^_^;)
まぁ人間は無事に河床に降り立った。
真ノ谷のほとんどは枯れ沢で水が無い。
谷底は雪は少しあるものの、ほぼ無風なので、さっそく平らな場所を探して昼食を取った。
食後は枯れ沢下り
どこもかしこも手がかり足がかりが適度にあって、落差も大したことがないので沢の中を下っていける。
この沢は変わった岩がゴロゴロ落ちている。
岩石マニアな人を連れてきて、ここの石の判別をしてもらいたい。と、いつも思ってしまう。
沢下りを続けること30分ほど
標高785m。
このあたりから取り付かないと左岸に取り付けなくなりそうになってきた。
なので、離陸できそうな場所を吟味して、イザ行かん
まぁ結構・・・急な場所を登ってトラバースしていくんだけど、このメンバーだから登れるんだよね~
下を見ると結構怖い。
南へ斜上しながら標高820m付近まで行くと前方左上に「さざれ石」っぽい岩がゴロリとしている。
その岩の隙間がひょっとすると?
あった!あった!岩の合間に黒い穴。
穴というよりも岩の隙間だなぁ。
石ころの混じった砂岩?堆積岩の礫岩だっけ。
モロそうで崩れてしまわないか?と心配になる。
穴から振り返って対岸を見上げると御池岳の東ボタンブチが聳え立ってる。
やっぱり、ここが頭陀ノ窟なのね。
さて、窟は分かったので、鉄の平へ登りましょう。
これがまた急斜面の斜上登坂。
各々が自分の登りやすそうな場所を落石させないように、雪でズッコケないようにP989まで登っていく。
岩マークのある尾根の上部に出たら一安心。
カレンフェルトが点在し、立木があって平坦な場所が出てきた。
そこからの上りは容易い。
P989に近づくと運動場か?というくらいに広い場所になった。
ここが鉄の平。
冬枯れのダイラだが春や秋にまた来てみたい。
ここは鬼っ子ツイン鉄塔たちが立ち並ぶ景色の下にいる
さぁ、帰ろう!送電線の下を通って、頭陀ヶ平へ登る。
最初は広い斜面を登っていくんだけど、目的地の三角点のあるピークから南に下ってくる尾根に乗ったら、歩きにくいカレンフェルトの岩がゴロゴロ&シダと雪
でも、少し登ったら、またダイラな地形
そのまま進んでいくと頭陀ヶ平のピーク(広場だけど)
この場所は少し前まで雲の中だったらしく、霧氷の赤ちゃんができている。
今シーズン初霧氷
中里ダム方面は雪が無いみたい
でも、この稜線は冷たい強風が吹き荒れているので長いは無用。
スタコラサッサと下山!下山!
御池岳の山頂もガスの中
一方、伊吹山はちょうど雲が晴れて雪化粧を見せてくれた。
右側の白い山はこの秋に登った小津権現山だろうか?
(ズームアップ)
あとはスタスタと木和田尾を下って藤原簡易Pへ帰還。
デリカを回収に行って山行終了。
お疲れさん!
山行日:2024年12月9日
グループ山行@月曜山歩
4人(IS、ころ助、TY、TK)
距離:11.2km
所要時間:7時間46分
(うち昼食29分)
累積標高:プラス1274mマイナス1358m
最小標高:183m(藤原簡易パーキング)
最大標高:1142.96m頭陀ヶ平(二等三角点)
7:45藤原簡易パーキング7:50
8:00 R306駐車地 8:12
8:56 P520
9:21寒山
9:47 P673
10:33 P906
11:08荷ヶ岳(冷川岳)
11:32 P845
11:35昼食12:04
(29分)
12:37標高785m取り付き開始
12:57頭陀ノ窟13:02
13:33 P989鉄の平
14:07頭陀ヶ平
14:44 P841
15:09 P647子向井山
15:48舗装道路出合
15:59藤原簡易パーキング
頭陀の窟・・・頭陀ヶ平の西面に御池岳の東ボタンブチから見える洞窟があると言われている。その洞窟を探しに行ってみよう!
ルート:R306寒山登山口階段(勝手に命名)→P520→寒山→荷ヶ岳(冷川岳)→P845→真ノ谷→頭陀ノ窟→P989鉄の平→頭陀ヶ平→木和田尾→藤原簡易パーキング
山行日:2024年12月9日
藤原町へ向かう道中、巡見街道から見上げる鈴鹿山脈は着雪している。
かなり風が吹くだろうという天気予報だったが、果たして頭陀の窟は発見できるのだろうか?
藤原簡易Pで仲間と待ち合わせ。
デリカに全員乗ってR306駐車地に到着。
道を挟んだ擁壁にコンクリート階段があるので、そこから山に入る。
しかし、この階段に雑草がはびこり、なかなか山に入りにくくなっていた(^_^;)
その先は植林の急斜面でスタート
そして常緑照葉樹の森の急斜面
P520周辺はダイラのような・・・いろんな凹凸が入り組んだ変な場所。
前にも感じたが、ここのような変な地形は珍しい。
そして尾根を乗り換えて根気よく登って行くと寒山
山頂は二重稜線で南北に長い。
お?この先の白瀬峠~カタクリ峠の稜線は雲が乗って、しかも雪がかかっている!
寒そうや!
ここからP673へ行くのだが一旦下る。この下り始めるのが、かなり厄介
まずは右側がゴッソリ山抜けしているザレたヤセ尾根。
左側の「抜けていない」裏斜面も痩せている植林。
トラロープが取り付けられているので、それを頼りに下っていくが、このロープが切れたら一大事に繋がりかねない。ここを安全に通過したいのであれば、保険のために投げ目のスリングを数本持参したほうが良い。
P673へ登り返していくのも痩せ尾根のトラバース道。
P673からは北西風がビュービュー吹く場所は極寒。
風の裏側に入れば何とか寒くないので、風のない場所で冬グローブやハードシェルを着込んで防寒対策。
尾根はどんどん雪が増して行くが風の通りやすい場所は着雪せずに飛ばされているので薄い雪。
アイゼンやチェーンスパイクも必要ないけれど、今シーズン初めての雪なので時折「ずるっ」と足元が滑る。
登り始めて3時間ほどで標高1054mの冷川岳(荷ヶ岳)に到着
ここは白瀬峠とカタクリ峠に挟まれた小ピーク。と、いっても平たい山頂で広場のような場所。
ここから真ノ谷へ下って行きたいのだが、今回は、この山頂から南西にダイレクトに降りてみる。
東ボタンブチの尾根が真ノ谷へ吸い込まれていく場所を目掛けて、こちらにも尾根があって快適に下りていける。でも余計なのは薄っすら着雪の地面。
南向き斜面で日当たりが良くちょっと溶けてズルっとしていたのだ。
問題もなく、真ノ谷にあと僅かで着地!という場所で私の後方が「バキッツ!!」と何かが折れた音がした。振り向くとコロ助さんが握っていたカーボン製ポールが折れた音だった。
メーカーのHPで次のような注意書きがされていた
「軽量化されたカーボンファイバー製ポールは一般的なアルミニウム合金製トレッキングポールに比べ強度が低くなっています。強い力・衝撃を受けた場合やシャフトに傷がついているなどの場合、通常の使用状況でも破損することがあります。使用前には点検をし、製品の限界について理解して下さい。この警告を守らなかった場合、死亡または重傷を負う可能性があります。」
バリルートではカーボンポールは不向きなのね。
あ~怖っ(^_^;)
まぁ人間は無事に河床に降り立った。
真ノ谷のほとんどは枯れ沢で水が無い。
谷底は雪は少しあるものの、ほぼ無風なので、さっそく平らな場所を探して昼食を取った。
食後は枯れ沢下り
どこもかしこも手がかり足がかりが適度にあって、落差も大したことがないので沢の中を下っていける。
この沢は変わった岩がゴロゴロ落ちている。
岩石マニアな人を連れてきて、ここの石の判別をしてもらいたい。と、いつも思ってしまう。
沢下りを続けること30分ほど
標高785m。
このあたりから取り付かないと左岸に取り付けなくなりそうになってきた。
なので、離陸できそうな場所を吟味して、イザ行かん
まぁ結構・・・急な場所を登ってトラバースしていくんだけど、このメンバーだから登れるんだよね~
下を見ると結構怖い。
南へ斜上しながら標高820m付近まで行くと前方左上に「さざれ石」っぽい岩がゴロリとしている。
その岩の隙間がひょっとすると?
あった!あった!岩の合間に黒い穴。
穴というよりも岩の隙間だなぁ。
石ころの混じった砂岩?堆積岩の礫岩だっけ。
モロそうで崩れてしまわないか?と心配になる。
穴から振り返って対岸を見上げると御池岳の東ボタンブチが聳え立ってる。
やっぱり、ここが頭陀ノ窟なのね。
さて、窟は分かったので、鉄の平へ登りましょう。
これがまた急斜面の斜上登坂。
各々が自分の登りやすそうな場所を落石させないように、雪でズッコケないようにP989まで登っていく。
岩マークのある尾根の上部に出たら一安心。
カレンフェルトが点在し、立木があって平坦な場所が出てきた。
そこからの上りは容易い。
P989に近づくと運動場か?というくらいに広い場所になった。
ここが鉄の平。
冬枯れのダイラだが春や秋にまた来てみたい。
ここは鬼っ子ツイン鉄塔たちが立ち並ぶ景色の下にいる
さぁ、帰ろう!送電線の下を通って、頭陀ヶ平へ登る。
最初は広い斜面を登っていくんだけど、目的地の三角点のあるピークから南に下ってくる尾根に乗ったら、歩きにくいカレンフェルトの岩がゴロゴロ&シダと雪
でも、少し登ったら、またダイラな地形
そのまま進んでいくと頭陀ヶ平のピーク(広場だけど)
この場所は少し前まで雲の中だったらしく、霧氷の赤ちゃんができている。
今シーズン初霧氷
中里ダム方面は雪が無いみたい
でも、この稜線は冷たい強風が吹き荒れているので長いは無用。
スタコラサッサと下山!下山!
御池岳の山頂もガスの中
一方、伊吹山はちょうど雲が晴れて雪化粧を見せてくれた。
右側の白い山はこの秋に登った小津権現山だろうか?
(ズームアップ)
あとはスタスタと木和田尾を下って藤原簡易Pへ帰還。
デリカを回収に行って山行終了。
お疲れさん!
山行日:2024年12月9日
グループ山行@月曜山歩
4人(IS、ころ助、TY、TK)
距離:11.2km
所要時間:7時間46分
(うち昼食29分)
累積標高:プラス1274mマイナス1358m
最小標高:183m(藤原簡易パーキング)
最大標高:1142.96m頭陀ヶ平(二等三角点)
7:45藤原簡易パーキング7:50
8:00 R306駐車地 8:12
8:56 P520
9:21寒山
9:47 P673
10:33 P906
11:08荷ヶ岳(冷川岳)
11:32 P845
11:35昼食12:04
(29分)
12:37標高785m取り付き開始
12:57頭陀ノ窟13:02
13:33 P989鉄の平
14:07頭陀ヶ平
14:44 P841
15:09 P647子向井山
15:48舗装道路出合
15:59藤原簡易パーキング
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