小岐須周回(大岩谷~カワラコバ)::つばや菓子舗五代目ブログ

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五代目の四方山不定期更新日記
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2011年12月19日

嫁さんと二人で鈴鹿の山を歩いてきた。
今回はピークハントなしで尾根周回。
なぜ?入道ヶ岳や宮指路岳の山頂は踏破済。
歩いたことのないルートが残ってて二次林が綺麗そうだから行ってみた(^_^;)
車で小岐須に向かう左手の車窓。見える鈴鹿の山々は分厚く黒い雲と白いカーテンの向こうだった。
白いカーテンは吹雪のようだ。

大石橋まで行くと橋の袂の駐車地は満車。仙ノ谷方面への林道を直進すれば駐車場もあるんだけど・・・
ならば?と大岩谷林道に車を乗り入れ、坂道を登り切ったすぐ右手の駐車スペースに駐車。

(写真の下に見えるのは仙ノ谷林道へ行く道)

車を降りると湿度の高い雪が舞っている。レインジャケット着ないとアカンなあ。
中途半端に寒いのは嫌やなぁ・・・ホンマに登る?カラオケにでも行って帰らへん?と、提案したのだが嫁さんは颯爽とレインジャケットを羽織り、黙々と冬靴を履いてスパッツを装着。そうなのです今日の彼女は冬靴の慣らし運転。気合が入っているのです。
しぶしぶこちらもレインジャケットを着てハイキングブーツを履く。

雪花が舞う林道、松の木谷・大岩谷方向へ

10分あまり歩くと林道終点の堰堤。

振り返ると、なんだか雪の量が多いぞ?


渡渉して堰堤の左岸(右手)を越えていくと小屋があってカモシカ避けのフェンスがある。
フェンスの扉を開けて中に入る。しばらく植林された杉林。

フェンス沿いに山腹道を少し登って歩く。
暑くなってきたので衣類調整。

降りた沢の左が紺屋谷。

渡渉して右手の沢を直進。
右岸を歩くと下に黒い岩のナメ滝。


すぐに沢が二股に分れる。

やや右に直進する沢が、松の木谷。左の沢が今回登る大岩谷だ。
案内標識は無いので分岐は地図でよく地形を確認すべし。

赤テープは随所にあるので分岐さえ間違えなければルートは分かりやすい。

渡渉して左手に進み、急な山腹道を登っていく。どれが白滝なのかは気がつかなかったが木立の向こう、

左の下に沢が見えていて小滝や深い淵があった。(写真ではうまく撮れなかった。)

もう一度渡渉して炭焼き窯跡を通りすぎていくと山腹を高く上がっていく。

広い谷に遭遇する。

良い感じの二次林だ。ここで夏場ヒルさえ居なければ良いテン場だろう。

沢の源頭部を渡る。直進すると尾根コースでイワクラ(磐座)尾根。
左手の沢を行けば大岩谷を詰め上がる。

嫁さんにどっちへ行きたい?と聞くと「尾根」と返答。
嫁さんの云うがままに尾根に取り付く。

ゆっくりなペースで黙々と尾根を登っていくのだが良い感じの二次林。

標高700mあたりから雪がウッスラと地面にあるようになった。

松の木が混じり始めるとイワクラ尾根は近い。
最後は左に巻くような感じでイワクラ尾根に乗った。
#イワクラ尾根は私はに歩いている。

少し仏岩方向に登った場所で水沢岳と鎌ヶ岳を見て小休止。


その後イワクラ尾根を県境稜線に向かって歩き出す。
尾根には湿った雪が3cm程度積もっている。歩いていると雪が土踏まずにくっついてたちが悪い。
メモ:途中、宮妻へ降りる奥の谷分岐の小岐須側が大岩谷の谷コースの到達地点。
鞍部から登り返しは岩がある。

しばらく快適なイワクラ尾根歩き。尾根からは木立の向こうに鎌ヶ岳や雨乞岳、綿向山が見える。

お昼前に県境稜線に到着した。

お腹が減ったので、すぐにでも昼食にしたいのだが稜線上は北風が強いので少し宮指路岳方面に移動して風の通らない場所を探した。
近くに良い場所があったので雪の上でビニールシートを広げる。でもこれでは尻が凍えそうなので、レインウエアのパンツが入ったスタッフバックを尻に敷く。
今日の昼食は味噌煮込みうどん&コンビニのオニギリ&ビール&ツマミだが・・・

まず。ビールは日差しが無いと冷え冷えで辛かった!
鍋とバーナーを持ってきていたが、ガスが残り少ないのを一つだけしか持ってこなかった!
水筒(山専ボトル800ml)のお湯も持っていたが、まだ先でコーヒー用や緊急用とお湯を残したいので持参した水から湯を沸かしたのと冷凍ウドンを茹でたのが敗因。今回は運良くギリギリセーフで「うどん」が茹で上がったが冬山では予備のガスをもう一つ持っておくべきだと思った。

食後は快適な稜線尾根歩き!
おや?雨乞岳方面に黒い雲が?

(雨乞の奥の白い平たい山はイブネ・クラシ方面)
(下は綿向山方面)


木の向こうに入道ヶ岳。鳥居が見える。

ほらここに。
(ズームアップ)


歩き始めたら突風がビュンビュン吹き荒れて時折、雪が飛んでくる。
これから登るP919方向↓

左の電波塔の山は高円山

ふと、入道ヶ岳を振り返ってみると先程我々が通過した稜線から派生した尾根が岩だらけなのが見えた。

マルチピッチ登攀の練習にも使えそうかも?

稜線の尾根を登って降りて登ってを繰り返していく。

雪は吹き溜まりで5cm以上積もっているがやはり水分が多くて足の裏にくっつく。

仏谷峠を越えP903へ登っていく途中で振り返ると、

右から鎌ヶ岳(白滝山への稜線)、御在所山、水晶岳?が見えている。
一方、南~東に広がる中勢方面は快晴。

遠くまで眺望でき、知多半島もクッキリ。
あれ?あれれれ?私の見間違え?

と嫁さんにも確認してもらったのですが、東にうっすら見えている三角の影・・・あれって富士山?
ズームアップ!

さらにさらにデジタル処理!

ほらこの三角の影!
オレンジ色~黄色が空で中央の紫三角が富士山?

小岐須峠に到着。

昼食後に尾根を歩いて1時間でした。
宮指路岳まで登ってヤケギ谷を降りてもいいのですが、今日は少し早く帰りたいので、ここからはカワラコバコースを降ります。

最初は雪解け&霜柱解けでズルズルドロドロの傾斜をスリップしないように注意深く降ります。
枯れた沢沿いを歩いて行くと小川のせせらぎとなっていく。
去年の9月末に嫁さんとヒルに怯えながら登ったカワラコバコース。
雪の降るこのシーズンなら安心して歩けるな!などと会話をしながらドンドン降りる。
でも、ユルユルダラダラと下っていくので時間ばかりかかる。途中で男性二人連れのハイカーを追い抜いた。
紺屋谷から離れて南下し始めると崩壊斜面の鎖場、ロープ場がある。


1時間近く歩きっぱなしで飽きてきたので休憩場所を探す。
植林帯に入ったら右手に岩がゴロゴロ。椅子に良さそうな岩のある場所でインスタントコーヒーを飲んだ。

結局、途中でコーヒー休憩13分しただけで小岐須峠から1時間20分で下山した。
登山口近くまで帰ってきたら雨がふりだしたんだけど、この雨、シャープの亀山工場くらいまでずっと降っていた。長女に伊賀は?と聞くと雨なんか降っていないよ!ですって。



9:21駐車地出発
9:33林道終点
9:51紺屋谷出合
10:04松ノ木谷分岐(大岩谷へ)
10:25谷の広い場所
10:39尾根道分岐
11:13イワクラ尾根ca82211:16
11:44県境稜線
11:47ca906昼食12:23
12:44 P919
13:04仏谷峠出合(通過)
13:16 P903
13:22小岐須峠(カワラコバ)
14:13 ca527コーヒー休憩14:26
14:37ヤケギ谷コース出合
14:44駐車地

距離:8.001km沿面8.349km
所要時間5時間26分(昼食時間40分込)
累積標高差プラスマイナス946m

そうそう、カワラコバコースにある「通報ポイント」には「18」から始まる数字が道中に出てくる。途中では「通報ポイント14」とか書いてあるのだが、上から下って行くとカウントダウンする(数字が減る)。
「通報ポイント11」と見ると次は「10」?となるはずですよね。でも次は「10」じゃないのです。
さて何番でしょう?
正解は、通報ポイント2(ヤケギ谷・カワラコバ)
ヤケギ谷コースと合流してそのまま降ると登山口に出て通報ポイント1(ヤケギ谷・カワラコバ)になるのですが、カワラコバだけは1,2,11,12と変な配列になっています。
なのでカワラコバを下ってきているときに11番か・・まだまだ登山口まで遠いなぁ・・・と思わなくていいのです。
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| 04:41 PM | comments (0) | trackback (0) |

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