2012,09,25, Tuesday/五代目
今年は1週間ほど遅れてやっと彼岸花の背が伸び始めました。
さて!師匠が6月末からずっと狙っていた沢を2012年9月24日に登ってきた。
出現したのは凝灰岩のスラブのナメ連滝帯
(短いんだけどね(^_^)
目的の沢は、津市美杉町太郎生の山中・・・・
飯垣内(はがいと)集落の南を流れる名張川支流の日神川。
アクセスは、名張市から国道368号線を南下し、比奈知→上長瀬へ。
そして津市に入って最初の集落が飯垣内(はがいと)。
ここ飯垣内を国道から西に橋を渡り、そのまま道なりに1.4km進み、左折して南に下る。
ここに地図上の卍(寺)があるのだが、寺っぽくない建物が右手にあり、その隣が空き地になっている。
住職が近所で草刈をしていたのでお願いしてここに低床車をデポさせてもらう。
メンバーの4WD車に乗せてもらい、未舗装林道を900mほど進むと鋭角に右折。
さらに600mほど先に進むと西浦林道の開通記念碑のある橋があり、その手前の広場に車を駐車した。
沢準備をしていた駐車地には可愛いアケボノソウが咲いていた。
今回の参加メンバーは、計8人(男×3+女×5)
橋を渡りすぐに沢に降り立つ。
秋の空気が漂い風が涼しい。できれば水に濡れたくないなぁ・・なんて思いながら岩のフリクションチェック。
苔だらけの緑の岩は凝灰岩で、意外にフリクション良好。でも苔で滑るので注意(^_^;)
5分ほどゴーロを登ると本日1番の落差がある滝の登場
Mさんが右水って際を登っていく。
登りながら「下、退いて!抜けそうな岩があるから落としておくわ!」と煉瓦サイズの岩を掴んでは投げ、掴んでは・・・けっこう落ちてきました(^_^;)
Mさんがトップロープを用意してくれたのでハーネスの環付ビナにセット。
Mさんのルートは最初の取り付きが難しそうだったので、私は滝の左下から斜め上に登り、途中のバンドで左にトラバースしてから上に抜けるというシャワークライミングのルートを登った。このルートでも掴むとグラリ!とする岩があったので後続を考えて岩を落としておいた。
それにしても秋風の中で無防備にシャワーは腕や腹、パンツまではズブ濡れ(~_~;)寒っ!
滝上でセルフビレイ・・・って?登った皆が待っていれる場所を捜すがズルリとしたU字型凝灰岩スラブの底。
しゃらららぁ~とした水の流れは大した事無いのだが、立ち木の場所が高すぎて支点が取れない。
それに平坦な場所が少なく全員がここで待機するわけにいかない。
仕方ないので下から見えない右カーブしているゴルジュ奥を偵察に行く。
ゴルジュ二段目は溝のようなスライダー滝がシャーっと流れている。
落口あたりは角度が立ち気味でホールドが微妙。
先日の滑り落ちたのがトラウマになっていて私は妙に慎重だったりする。
う~ん、途中まで登れたけど、どうしよう?お!師匠が来た!
お願いして、師匠のショルダーで上にあがる。
んじゃ、立ち木にロープをフィックスして、トップロープ用意します!と準備しているとMさんが苦労もなく(~_~;)ヒョイヒョイと登ってきた。「おーい、ボクの新兵器のフローティングロープ10mを出すからロープ出さなくていいよ!濡らさなくていいから!」と優しいお言葉。でも、Mさんがノービレイなので私の出したロープをMさんのビレイ用にした。
私がロープを出していた場所は、こんなところ。
私の足元からこの谷に沿って左岸にバンド状の仕事道があった。師匠曰く、林業者の水汲み道だったのかもしれない。
さらにゴルジュの先に三段のナメ斜滝が続く。
二段目は3mほどの落差。
水際もフリクションがあって手がかりも多いのだが、万が一のためにMさんがトップロープを用意。
そしてその先の角度が立っている3m滝は、師匠の用意してくれたロープをプルージックで確保しながら。
私は水の中に手を突っ込みプチシャワーで登った。
ゴルジュから出て、もうこれで滝も終わり?と思っていたら洗濯岩のような基部を持つ3m斜滝。
ここは足場もハッキリしているので楽に上がれるのだが少し水に手を入れてさらに濡れた(^_^;)
ナメ床をペタペタと登って小休止。
今回はピークハントが目的でなく、ゴルジュ探検が主題。
なのでさっさと下山したいのだが、右岸徒歩道がもう少し先で沢に近づくハズなのでゴロ石や倒木のある平流や河原を進んでいく。
2段2mほどのかけ上がりを越えて、
5分ほど歩くと
沢が左右に蛇行。直線に戻った所で右岸を見上げると木立にピンクのテープ発見。
杉の植林帯をよじ登るとすぐに山道※に出た。
※帰宅後に確認すると私たちが沢から山道に登った場所から、さらに南へ谷沿いに進み、P946mの北尾根からP897mを通り、合計2.6km歩けば倶留尊山(1037.3m)へ到達できる。(ここから駐車地への下山ルートが700mほどだったので、駐車地から倶留尊山まで3.3km)これなら遅めの出発でも日帰りで倶留尊山へ行き来できる距離だ。
よく踏まれた山道は植林帯の山腹道。下山していくと支流の谷を巻いてからはジグザグに進む。
尾根に出てなだらかに下り、登り返そうとする鞍部から西(左)に杉林を直滑降すれば、駐車地手前30m!
皆さん、ご一緒いただきありがとうございました。
お疲れ様でした!
歩行距離:1.638km(沿面1.830km)
所要時間:1時間48分
累積標高+338m-338m
10:15駐車地A
10:20駐車地B10:30
10:35入渓
10:39 7m滝10:53
ゴルジュ:ナメ連滝帯
ナメ滝最上部11:32
小休止11:38
11:45杣道へ脱出11:48
杣道→11:53支流の谷
12:06最低鞍部(ca.610m)→西浦林道12:10
12:11駐車地B
8人パーティでロープを出しまくって午前の2時間足らずで沢登り終了?
思いっきり短時間勝負やった!(^_^;)
・・・そうなのである、駐車地に戻って我々は、本日のメインイベントを迎えるのである!
それは!鍋パーティ!(^_^;)
皆さんからの色々たくさんの差し入れ!美味しゅうございました!
本日の私の用意したメニューは味の素「鍋キューブ」で作るキムチ鍋。材料は水1.5Lと豆腐×1、カット野菜×3、豚ロース細切れ×1、竹輪×4本、中華麺×2、差し入れ野菜&キノコも加わった。そして前回の反省として味の濃さ調整にハオさんの「Cook Do」香味ペースト<辛>を用意。作り方は全部適当に溢れないよう鍋に入れて蓋をしてグツグツ煮るだけ!
我ながらピリリとしていて上出来やった。
これからの季節、タラや海老などの魚介類なんかもブチ込むと美味しいかも!それにしてもこれらの調味料は便利やわ~
・味の素「鍋キューブ」
・ハオさんの「Cook Do」香味ペースト
さて!腹いっぱいや!苦しい~!腹ごなししないと!と散歩することに。
一旦、車に乗って林道を下り日神不動院へ立ち寄る。
ここにはデカイ銀杏の木がある。
オハツキイチョウという葉っぱに銀杏が付く事で
三重県指定天然記念物になっているらしい。
でも、普通に実が成っているようにしか見えないのだが・・・
そして駐車地Aに戻って集落の外れにある日神石仏群を見物。
平家六代君の墓・・・
平清盛の曾孫であり、平家最後の嫡流といった方が世間での通りが良いだろう。
それにしてもこんな場所に六代君の墓所があるとは知らなかった!
この六代君の事を調べると没年や処刑場所の説が何個かあるようだ。
その例:逗子市の墓所
そしてここから川沿いに歩いて行くと日神渓谷らしい。
大滝まで行ってみる。
歩き出して5分ほどで右の支流から日神不動滝。
落差はかなりあるのだが、チョロチョロ階段状の滝だ。
雨後はもう少し迫力のある滝なんだろうか?
この滝から視線を本流に向けると日神小滝。
これで小滝なんだから大滝はさぞやBIGなんだろう!?
淵の長い滑り台状滝の横を歩いて行くと
ヤブにツルニンジン。
朝鮮ではツルニンジンを栽培し、根をキムチや揚げ物、和え物にし、若芽も食べるらしい。(by wiki)
さらに隠れるようにハガクレツリフネ
これらの花は個体数が少ないのでそっと眺めるだけにして欲しいものだ。
歩き始めから15分ほどで。日神大滝に到着
滝の落口はジェット水流のようにドババババ!と流れている。
なるほどデカイ。10m以上の落差だろう。
滝つぼも発達していて深そうだ。
沢登りをしていると、この滝を越えれるか?と考えてしまいがちだが、無理に越えようとしなくても散策道を西浦林道へさらに進むことができる。
でも、もう山登りモードでない我々は来た道を戻って下山。
往路では気付かなかったヤマジノホトトギスが一輪咲いていた。
さて!師匠が6月末からずっと狙っていた沢を2012年9月24日に登ってきた。
出現したのは凝灰岩のスラブのナメ連滝帯
(短いんだけどね(^_^)
目的の沢は、津市美杉町太郎生の山中・・・・
飯垣内(はがいと)集落の南を流れる名張川支流の日神川。
アクセスは、名張市から国道368号線を南下し、比奈知→上長瀬へ。
そして津市に入って最初の集落が飯垣内(はがいと)。
ここ飯垣内を国道から西に橋を渡り、そのまま道なりに1.4km進み、左折して南に下る。
ここに地図上の卍(寺)があるのだが、寺っぽくない建物が右手にあり、その隣が空き地になっている。
住職が近所で草刈をしていたのでお願いしてここに低床車をデポさせてもらう。
メンバーの4WD車に乗せてもらい、未舗装林道を900mほど進むと鋭角に右折。
さらに600mほど先に進むと西浦林道の開通記念碑のある橋があり、その手前の広場に車を駐車した。
沢準備をしていた駐車地には可愛いアケボノソウが咲いていた。
今回の参加メンバーは、計8人(男×3+女×5)
橋を渡りすぐに沢に降り立つ。
秋の空気が漂い風が涼しい。できれば水に濡れたくないなぁ・・なんて思いながら岩のフリクションチェック。
苔だらけの緑の岩は凝灰岩で、意外にフリクション良好。でも苔で滑るので注意(^_^;)
5分ほどゴーロを登ると本日1番の落差がある滝の登場
Mさんが右水って際を登っていく。
登りながら「下、退いて!抜けそうな岩があるから落としておくわ!」と煉瓦サイズの岩を掴んでは投げ、掴んでは・・・けっこう落ちてきました(^_^;)
Mさんがトップロープを用意してくれたのでハーネスの環付ビナにセット。
Mさんのルートは最初の取り付きが難しそうだったので、私は滝の左下から斜め上に登り、途中のバンドで左にトラバースしてから上に抜けるというシャワークライミングのルートを登った。このルートでも掴むとグラリ!とする岩があったので後続を考えて岩を落としておいた。
それにしても秋風の中で無防備にシャワーは腕や腹、パンツまではズブ濡れ(~_~;)寒っ!
滝上でセルフビレイ・・・って?登った皆が待っていれる場所を捜すがズルリとしたU字型凝灰岩スラブの底。
しゃらららぁ~とした水の流れは大した事無いのだが、立ち木の場所が高すぎて支点が取れない。
それに平坦な場所が少なく全員がここで待機するわけにいかない。
仕方ないので下から見えない右カーブしているゴルジュ奥を偵察に行く。
ゴルジュ二段目は溝のようなスライダー滝がシャーっと流れている。
落口あたりは角度が立ち気味でホールドが微妙。
先日の滑り落ちたのがトラウマになっていて私は妙に慎重だったりする。
う~ん、途中まで登れたけど、どうしよう?お!師匠が来た!
お願いして、師匠のショルダーで上にあがる。
んじゃ、立ち木にロープをフィックスして、トップロープ用意します!と準備しているとMさんが苦労もなく(~_~;)ヒョイヒョイと登ってきた。「おーい、ボクの新兵器のフローティングロープ10mを出すからロープ出さなくていいよ!濡らさなくていいから!」と優しいお言葉。でも、Mさんがノービレイなので私の出したロープをMさんのビレイ用にした。
私がロープを出していた場所は、こんなところ。
私の足元からこの谷に沿って左岸にバンド状の仕事道があった。師匠曰く、林業者の水汲み道だったのかもしれない。
さらにゴルジュの先に三段のナメ斜滝が続く。
二段目は3mほどの落差。
水際もフリクションがあって手がかりも多いのだが、万が一のためにMさんがトップロープを用意。
そしてその先の角度が立っている3m滝は、師匠の用意してくれたロープをプルージックで確保しながら。
私は水の中に手を突っ込みプチシャワーで登った。
ゴルジュから出て、もうこれで滝も終わり?と思っていたら洗濯岩のような基部を持つ3m斜滝。
ここは足場もハッキリしているので楽に上がれるのだが少し水に手を入れてさらに濡れた(^_^;)
ナメ床をペタペタと登って小休止。
今回はピークハントが目的でなく、ゴルジュ探検が主題。
なのでさっさと下山したいのだが、右岸徒歩道がもう少し先で沢に近づくハズなのでゴロ石や倒木のある平流や河原を進んでいく。
2段2mほどのかけ上がりを越えて、
5分ほど歩くと
沢が左右に蛇行。直線に戻った所で右岸を見上げると木立にピンクのテープ発見。
杉の植林帯をよじ登るとすぐに山道※に出た。
※帰宅後に確認すると私たちが沢から山道に登った場所から、さらに南へ谷沿いに進み、P946mの北尾根からP897mを通り、合計2.6km歩けば倶留尊山(1037.3m)へ到達できる。(ここから駐車地への下山ルートが700mほどだったので、駐車地から倶留尊山まで3.3km)これなら遅めの出発でも日帰りで倶留尊山へ行き来できる距離だ。
よく踏まれた山道は植林帯の山腹道。下山していくと支流の谷を巻いてからはジグザグに進む。
尾根に出てなだらかに下り、登り返そうとする鞍部から西(左)に杉林を直滑降すれば、駐車地手前30m!
皆さん、ご一緒いただきありがとうございました。
お疲れ様でした!
歩行距離:1.638km(沿面1.830km)
所要時間:1時間48分
累積標高+338m-338m
10:15駐車地A
10:20駐車地B10:30
10:35入渓
10:39 7m滝10:53
ゴルジュ:ナメ連滝帯
ナメ滝最上部11:32
小休止11:38
11:45杣道へ脱出11:48
杣道→11:53支流の谷
12:06最低鞍部(ca.610m)→西浦林道12:10
12:11駐車地B
8人パーティでロープを出しまくって午前の2時間足らずで沢登り終了?
思いっきり短時間勝負やった!(^_^;)
・・・そうなのである、駐車地に戻って我々は、本日のメインイベントを迎えるのである!
それは!鍋パーティ!(^_^;)
皆さんからの色々たくさんの差し入れ!美味しゅうございました!
本日の私の用意したメニューは味の素「鍋キューブ」で作るキムチ鍋。材料は水1.5Lと豆腐×1、カット野菜×3、豚ロース細切れ×1、竹輪×4本、中華麺×2、差し入れ野菜&キノコも加わった。そして前回の反省として味の濃さ調整にハオさんの「Cook Do」香味ペースト<辛>を用意。作り方は全部適当に溢れないよう鍋に入れて蓋をしてグツグツ煮るだけ!
我ながらピリリとしていて上出来やった。
これからの季節、タラや海老などの魚介類なんかもブチ込むと美味しいかも!それにしてもこれらの調味料は便利やわ~
・味の素「鍋キューブ」
・ハオさんの「Cook Do」香味ペースト
さて!腹いっぱいや!苦しい~!腹ごなししないと!と散歩することに。
一旦、車に乗って林道を下り日神不動院へ立ち寄る。
ここにはデカイ銀杏の木がある。
オハツキイチョウという葉っぱに銀杏が付く事で
三重県指定天然記念物になっているらしい。
でも、普通に実が成っているようにしか見えないのだが・・・
そして駐車地Aに戻って集落の外れにある日神石仏群を見物。
平家六代君の墓・・・
平清盛の曾孫であり、平家最後の嫡流といった方が世間での通りが良いだろう。
それにしてもこんな場所に六代君の墓所があるとは知らなかった!
この六代君の事を調べると没年や処刑場所の説が何個かあるようだ。
その例:逗子市の墓所
そしてここから川沿いに歩いて行くと日神渓谷らしい。
大滝まで行ってみる。
歩き出して5分ほどで右の支流から日神不動滝。
落差はかなりあるのだが、チョロチョロ階段状の滝だ。
雨後はもう少し迫力のある滝なんだろうか?
この滝から視線を本流に向けると日神小滝。
これで小滝なんだから大滝はさぞやBIGなんだろう!?
淵の長い滑り台状滝の横を歩いて行くと
ヤブにツルニンジン。
朝鮮ではツルニンジンを栽培し、根をキムチや揚げ物、和え物にし、若芽も食べるらしい。(by wiki)
さらに隠れるようにハガクレツリフネ
これらの花は個体数が少ないのでそっと眺めるだけにして欲しいものだ。
歩き始めから15分ほどで。日神大滝に到着
滝の落口はジェット水流のようにドババババ!と流れている。
なるほどデカイ。10m以上の落差だろう。
滝つぼも発達していて深そうだ。
沢登りをしていると、この滝を越えれるか?と考えてしまいがちだが、無理に越えようとしなくても散策道を西浦林道へさらに進むことができる。
でも、もう山登りモードでない我々は来た道を戻って下山。
往路では気付かなかったヤマジノホトトギスが一輪咲いていた。
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