2010,10,26, Tuesday/五代目
2010年の山行プレイバックシリーズです。
5月下旬、この日も早く帰らねばならないので近場の低山登りです。
しかし、低山ながら連続するアップダウンはアキレス腱泣かせです。
さて、登山口へのアクセスは国道1号線の鈴鹿峠のトンネルを出てすぐから「万人講常夜燈」のある場所を目指します。
(実は通りすぎて、1号線をUターンした)
(写真は巨大な万人講常夜燈)
道路から茶畑へ入る手前の空き地に駐車して登山開始となりました。
8:48駐車地出発
8:51 旧東海道を通り左手の看板から登山開始。
ここで左折せずにもう少し先を右折すると高畑山への登山道。
茶畑を左に、右に墓場を見ながら階段道が始まる。
なお、この登山道も途中まで東海自然歩道だ。よく整備されていて歩きやすい。
すでに季節外れとなった藤の花が咲いていた。
階段が更に続くが段差があまりないので苦痛ではない。
階段を登っていると足元に見たことも無い白い花が咲いていた。
帰宅して調べるとユリ科のシライトソウと判明。
上の写真は蕾から開きはじめ。
下の写真は蕾の状態。
グリグリ巻きに巻き付いています。
で、下の写真が咲ききったもの。
なんだか独特の姿でカワイイ花です。
野生の花は持ち帰らずに自生させておいてあげましょう!
9:16東海自然歩道分岐に到着。
先程までの東海自然歩道と一線を画す道となった。
鉄塔横にやってきた。鉄塔の向こうに見えているのが今から登る三子山のⅢ峰(南峰)。
この三子山:3つの峰が連なっているので山名が三子山なのである。
鉄塔から一旦下に降りて登っていく。
9:29三子山のⅢ峰(南峰540m)に到着。
ここまでは平気だった。見晴らしが全く無い。まずは先を急ぐ。
途中でヤマカガシがお出迎え。
Ⅲ峰からⅡ峰(中峰)へは植林帯の広い尾根道でザレ・ガレ・岩場もない。
だが、一度、鞍部まで下ってⅡ峰へ登り返す。この累積標高差が90mある。
9:45三子山Ⅱ峰(550m)到着
見晴らしが全く無い。ちょっと休憩。給水して三子山最高峰の北峰を目指す。
が、またしても下って登って累積標高差約100mほど。
アキレス腱が悲鳴を上げ乳酸が足にいっぱい溜まってしまった!
10:04三子山Ⅰ峰(北峰568m)到着。
帰路を考えると、低山ながらこの登り降りはゾッとさせられる。
つまり標高540mのⅢ峰から、標高550mのⅡ峰までの標高差10mを累積標高差90m。
標高550mのⅡ峰から568mのⅠ峰の標高差18mを、累積標高差100m。
合計累積標高差(約)200mをピストンすると、最終的に400mを登り降りするのです。
短時間の安易な山行とは言いがたいハードさである。
三子山から北西の進路に四方草山(しおそやま)667mがあります。
時計をみるとまだ10:10だ。よし!四方草山まで足を伸ばそう!と鞍部に向かって下り始めた。
でも、鹿避けのフェンスは所々で壊れ、登山道はヤブに覆われイバラの道になっていたので、少し右の植林帯に逃げこんで下っていったのですが、これがどんどん急になって植林できないくらいの急斜面に出てしまったのです。
どうも足場が悪い。しかもザイルも何も持ってきていない。
仕方無く、北にある登山道へトラバースしようとするものの、その方向も急斜面。
アカン!このままでは時間のロスばかりや!と敢え無く撤退を選択。
三子山Ⅰ峰へ必死のパッチで引き返す。
途中の見通しが効く場所で振り返ると・・・四方草山が見えている。
その左には先日登った臼杵山、その向こうには右から野登山~仙鶏尾根~仙ヶ岳が見えている。
今日は残念ながら撤収だ!
10:50給水して三子山Ⅱ峰へ戻る。
来た道を鞍部まで下ってフクラハギがパンパンになる登り返しを登って・・・
11:01三子山Ⅱ峰に到着。
展望も何も無いのでⅢ峰へ戻る。途中の広い尾根鞍部で昼食とする。
今日のメニューは(も)味噌汁うどんとオニギリ。こればかりであるが、毎日ではなく「たまに」食べているから抵抗は無い。
しかし、ここの鞍部は風が通り抜け非常に寒かった。レインウェアを羽織ったが風の冷たさは収まらなかったのでⅢ峰の森に逃げ込む。
時間があったので磐座(御神体)を見物した。
しめ飾りは風雨に晒されてボロボロになっていた。
12:28スタート地点に戻った。
ここで登山者のオジサンに出会った。坂下峠から高畑山を越えてやってきたが時間があるので三子山に登ろうと思っている。どんなコースでしたか?と聞かれる。今歩いてきたままの通りを教える。
こちらは高畑山は先日登ったが鈴鹿峠からの道は未体験。こちらも時間があるので高畑山へ時間の許す限り登ってみることにした。
登山口付近に鈴鹿峠の由来が書かれた看板があった。
案内板のある場所から高畑山を目指す。
植林帯に入ると
鈴鹿山の鏡岩があった。三重県の指定天然記念物だそうだ。
せっかくなので見物した。
岩があったが「へぇ~」と思ったにすぎず(汗)
それよりも鈴鹿峠の見晴らしの良さが印象に残った。
登山道に戻り植林帯を抜けて登り始めると、これがダラダラと急登まであと一歩といった登りをひたすら登り続ける。
尾根道で平らになったか?と思ってもすぐに登りが始まる。
忍耐強く登り続けるしかない試練の道となった。
この道でもシライトソウが咲いていた。
高度が上がった所で見晴らしが良い場所があった。亀山の明星ヶ岳が見える。
でもその後も登りが続く・・・
もうイヤヤ・・・・と嫁が弱音を吐き始める。
すると高畑山手前の岩場が樹間より見えてきた。
ナイフエッジはもうすぐか?
でも、時計を見ると、もう下山しなければならない時間が近づいてきた。
バテバテになっていたので残っていた水でアイスコーヒーを作って、ヤマツツジを見ながらしばし休憩。
その後、一気に駆け下りるようにして鈴鹿峠まで戻った。
嫁さんは「はぁ~!もうこの道は二度と登らへん!しんどすぎ!」と何度もボヤキながら車に戻る。
14:00綺麗に刈り込まれた茶畑を眺めながら車に到着。
帰路についた。
5月下旬、この日も早く帰らねばならないので近場の低山登りです。
しかし、低山ながら連続するアップダウンはアキレス腱泣かせです。
さて、登山口へのアクセスは国道1号線の鈴鹿峠のトンネルを出てすぐから「万人講常夜燈」のある場所を目指します。
(実は通りすぎて、1号線をUターンした)
(写真は巨大な万人講常夜燈)
道路から茶畑へ入る手前の空き地に駐車して登山開始となりました。
8:48駐車地出発
8:51 旧東海道を通り左手の看板から登山開始。
ここで左折せずにもう少し先を右折すると高畑山への登山道。
茶畑を左に、右に墓場を見ながら階段道が始まる。
なお、この登山道も途中まで東海自然歩道だ。よく整備されていて歩きやすい。
すでに季節外れとなった藤の花が咲いていた。
階段が更に続くが段差があまりないので苦痛ではない。
階段を登っていると足元に見たことも無い白い花が咲いていた。
帰宅して調べるとユリ科のシライトソウと判明。
上の写真は蕾から開きはじめ。
下の写真は蕾の状態。
グリグリ巻きに巻き付いています。
で、下の写真が咲ききったもの。
なんだか独特の姿でカワイイ花です。
野生の花は持ち帰らずに自生させておいてあげましょう!
9:16東海自然歩道分岐に到着。
先程までの東海自然歩道と一線を画す道となった。
鉄塔横にやってきた。鉄塔の向こうに見えているのが今から登る三子山のⅢ峰(南峰)。
この三子山:3つの峰が連なっているので山名が三子山なのである。
鉄塔から一旦下に降りて登っていく。
9:29三子山のⅢ峰(南峰540m)に到着。
ここまでは平気だった。見晴らしが全く無い。まずは先を急ぐ。
途中でヤマカガシがお出迎え。
Ⅲ峰からⅡ峰(中峰)へは植林帯の広い尾根道でザレ・ガレ・岩場もない。
だが、一度、鞍部まで下ってⅡ峰へ登り返す。この累積標高差が90mある。
9:45三子山Ⅱ峰(550m)到着
見晴らしが全く無い。ちょっと休憩。給水して三子山最高峰の北峰を目指す。
が、またしても下って登って累積標高差約100mほど。
アキレス腱が悲鳴を上げ乳酸が足にいっぱい溜まってしまった!
10:04三子山Ⅰ峰(北峰568m)到着。
帰路を考えると、低山ながらこの登り降りはゾッとさせられる。
つまり標高540mのⅢ峰から、標高550mのⅡ峰までの標高差10mを累積標高差90m。
標高550mのⅡ峰から568mのⅠ峰の標高差18mを、累積標高差100m。
合計累積標高差(約)200mをピストンすると、最終的に400mを登り降りするのです。
短時間の安易な山行とは言いがたいハードさである。
三子山から北西の進路に四方草山(しおそやま)667mがあります。
時計をみるとまだ10:10だ。よし!四方草山まで足を伸ばそう!と鞍部に向かって下り始めた。
でも、鹿避けのフェンスは所々で壊れ、登山道はヤブに覆われイバラの道になっていたので、少し右の植林帯に逃げこんで下っていったのですが、これがどんどん急になって植林できないくらいの急斜面に出てしまったのです。
どうも足場が悪い。しかもザイルも何も持ってきていない。
仕方無く、北にある登山道へトラバースしようとするものの、その方向も急斜面。
アカン!このままでは時間のロスばかりや!と敢え無く撤退を選択。
三子山Ⅰ峰へ必死のパッチで引き返す。
途中の見通しが効く場所で振り返ると・・・四方草山が見えている。
その左には先日登った臼杵山、その向こうには右から野登山~仙鶏尾根~仙ヶ岳が見えている。
今日は残念ながら撤収だ!
10:50給水して三子山Ⅱ峰へ戻る。
来た道を鞍部まで下ってフクラハギがパンパンになる登り返しを登って・・・
11:01三子山Ⅱ峰に到着。
展望も何も無いのでⅢ峰へ戻る。途中の広い尾根鞍部で昼食とする。
今日のメニューは(も)味噌汁うどんとオニギリ。こればかりであるが、毎日ではなく「たまに」食べているから抵抗は無い。
しかし、ここの鞍部は風が通り抜け非常に寒かった。レインウェアを羽織ったが風の冷たさは収まらなかったのでⅢ峰の森に逃げ込む。
時間があったので磐座(御神体)を見物した。
しめ飾りは風雨に晒されてボロボロになっていた。
12:28スタート地点に戻った。
ここで登山者のオジサンに出会った。坂下峠から高畑山を越えてやってきたが時間があるので三子山に登ろうと思っている。どんなコースでしたか?と聞かれる。今歩いてきたままの通りを教える。
こちらは高畑山は先日登ったが鈴鹿峠からの道は未体験。こちらも時間があるので高畑山へ時間の許す限り登ってみることにした。
登山口付近に鈴鹿峠の由来が書かれた看板があった。
案内板のある場所から高畑山を目指す。
植林帯に入ると
鈴鹿山の鏡岩があった。三重県の指定天然記念物だそうだ。
せっかくなので見物した。
岩があったが「へぇ~」と思ったにすぎず(汗)
それよりも鈴鹿峠の見晴らしの良さが印象に残った。
登山道に戻り植林帯を抜けて登り始めると、これがダラダラと急登まであと一歩といった登りをひたすら登り続ける。
尾根道で平らになったか?と思ってもすぐに登りが始まる。
忍耐強く登り続けるしかない試練の道となった。
この道でもシライトソウが咲いていた。
高度が上がった所で見晴らしが良い場所があった。亀山の明星ヶ岳が見える。
でもその後も登りが続く・・・
もうイヤヤ・・・・と嫁が弱音を吐き始める。
すると高畑山手前の岩場が樹間より見えてきた。
ナイフエッジはもうすぐか?
でも、時計を見ると、もう下山しなければならない時間が近づいてきた。
バテバテになっていたので残っていた水でアイスコーヒーを作って、ヤマツツジを見ながらしばし休憩。
その後、一気に駆け下りるようにして鈴鹿峠まで戻った。
嫁さんは「はぁ~!もうこの道は二度と登らへん!しんどすぎ!」と何度もボヤキながら車に戻る。
14:00綺麗に刈り込まれた茶畑を眺めながら車に到着。
帰路についた。
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