ヤブコギ!焼尾山西尾根::つばや菓子舗五代目ブログ

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五代目の四方山不定期更新日記
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山に行く予定が二転三転。
急遽、鞍掛峠の焼尾山に変更。
これがちょうどいいヤブコギ山行になった。

(焼尾山西尾根より眺める。左奥に霊仙山、手前に三国岳、右奥に伊吹山)

当初予定では、茶屋川林道から静ヶ岳に行こうと思っていたのだけど、東近江市に電話で尋ねると茨川線の折戸トンネルのすぐ先で道路を工事をしていて通行止めだという。なので、御池林道のミノガ峠に行こうと目的地を変更していた。
※林道御池線は予定よりも早く開通して、霜ケ原から君ヶ畑まで全線共用されている

そして迎えた12/8日の当日に霜ケ原から我が愛車のセレナで御池林道に入って近江放の手前まで登ってきたら日陰は雪解け後の路面凍結。
四輪スタッドレスながら、うちのセレナ(2WD)は路面凍結時の登坂能力がダメダメなので『念のために』と、タイヤチェーンを装着していた。
そこに地元のオジサンがミノガ峠方面からやってきて「ミノガ峠方面は凍結がひどいし、この先、雪がかなり多くなるよ。長生きしぃや~」と言い残して霜ケ原方面へ去っていった。

「う~ん・・・雪が多いか・・・先に進んでガードレールのない崖っぷちでスリップして谷底に落ちるのはイヤやなぁ・・・じゃ撤退!」とチェーンを付けたまま車を反転させて、凍結斜面が終わったところでチェーンを外し、R306を鞍掛峠方面に進む。
思った通り、R306の路面に雪は無く、あっけなく百々女鬼橋付近に到着。
R306路肩に車を停めて山行準備。
今日は、ここからR306の北に並走する尾根を通って焼尾山まで登る。

以前に茶野へ登った時、R306対岸のこの尾根が気になっていて、調べてみたらネットに情報は無いものの、焼尾山の西尾根は地形図的に登れるルートだと確信していた。今日はここを登ってみることにする。

取付きは、グーグルマップで事前に調べてあった階段。
ペグマン(ストリートビュー)を使うと駐車地や取付き点を見ることが出来る。便利な時代だ。

現場に立ち駐車地の山側を見上げる。
なるほどコンクリート製の階段がある。

ここから登るのだ。
コンクリート製擁壁の上部は平らで、なぜか鉄柵付き。
この鉄柵の中に階段があるので、鳴川方向から階段へアプローチ。

階段は日陰で凍結していてかなり緊張する。

そして、いきなり雪付きの岩尾根(^_^;)

慎重に登って檜の植林に入った。
雪面に先行者の足あと?

すぐに森のなかで木の枝を揺らしている親子づれの先行者たちと出会った(⊂((・⊥・))⊃)うっき~!!

尾根を登りながら振り返ると北にヨコネ

西に高室山

北東に鈴鹿:三国岳が見える

さらに檜の林を登る

標高500mで二次林となり視界が明るくなった

穏やかな尾根は雪が積もっていてイイ塩梅

南西に白く先端が光る御池岳山頂部も見える

フカフカ重めの雪の深さは平均してクルブシ程度

アイゼンを持ってきたが出番なし。

標高615m付近に鉄塔

この鉄塔から琵琶湖・比叡山方向が見えていたが写真ではうまく撮影できなかった。

この鉄塔の南西の尾根にR306からの保守道があり、コレ以降の尾根に紐や赤テープなどのマーキングが眼に入るようになった。

ヨコネ東峰の向こうに白く輝く霊仙山

風も穏やかで天気も良くてノンビリ良い山歩きだ

二次林の非常に『良い』尾根を歩いていくとまたまた植林エリアの入った。

が!!
P769に辿り着くや、あたりはシャクナゲだらけ!

2014年のシーズンはここでもシャクナゲは当たり年だったようで

花殻がいっぱい残っている。

尾根を覆い、行く手を邪魔するシャクナゲをかわしながら

エッチラとP769の東の尾根を移動なのだが、P769から200m余り歩いた標高780m付近でちょうどお昼の時間。

風の通らないアセビとシャクナゲの隙間の陽だまりで昼食

最近定番化している「肉なめこウドン」
天然ナメコだと格段に美味い!
先週子ども達と収穫してあったナメコを冷凍にして家で保存しているのだが、こいつをふんだんに使ったこのウドンの作り方は簡単。
お湯を鍋に入れ、そこに野菜やナメコから水が出るので規定量より少し多めのヒガシマルのうどんスープを入れます。
牛コマ肉、マイタケ白菜入りのカット野菜、ナメコを入れて、ひと煮立ち
アクが気になるのならアクをすくって、そこに玉うどんを入れて、さらに沸騰させれば完成!
食器に盛り付けたら薬味にネギや七味または柚子胡椒を入れればさらにヨシ!

食後に尾根を歩き出せば、アセビとシャクナゲのジャングルからスタート

尾根南面のシャクナゲの隙間を縫って鞍部に降り、P794へ登り返す。

P794がまばらな植生の二次林で安心したのもつかの間

尾根が傾斜角を増した矢先にまたしてもアセビとシャクナゲのヤブ!

なかなかエエやぶ具合でした。

尾根を登りきれば県境稜線で三国岳分岐点

時間がないので三国岳には行かずに焼尾山へと向かいます。

三国岳分岐から10分余りで鞍掛峠分岐

鞍掛峠に行かずに東へ

振り返ると三国岳への県境稜線

冬枯れ&積雪でいい雰囲気の尾根です!

さきほどの鞍掛峠分岐点から5分で焼尾山に到着

おおお!ここからの展望は藤原岳から

御池岳までが一望できるんだ!

スゴイスゴイ!
でも、北の方角は、天候急転で真っ暗の雪雲に覆われて展望悪し(-_-;)
もう、今日の山行はここまでなので、お湯を沸かしてコーヒータイム。雪に光るデッカイ御池岳をノンビリ眺められました。

ここからは鞍掛峠までは雪解けが始まっている急斜面
すっ転ぶとドロドロになるので要注意(-_-;)
鉄塔まで降りると一段落

いえいえ、鞍掛峠までも転倒要注意のドロドロ具合でした。

鞍掛峠からトンネル西口Pまでは整備された登山道。
その途中の鉄塔から目前に見える尾根が今日歩いた尾根。

予定していた山行の代わりとして歩いた尾根だったけど、なかなかええ尾根でした。持ち時間が短めの時におススメですが、ヤブコギが嫌いな人は立ち入らないでください(^_^;)
鉄塔からは植林の中の整備道。
鞍掛峠から15分あまりでトンネル西口Pでした。

お?雪の駐車場に雪だるま?

だれが作ったんだろう?

は~終わった!終わった!と、R306を歩く。

暗くなるまでに駐車地に戻れるかな?(^_^;)
それにしても車が通らないR306?
そうか!もう冬期通行止めになっているん?・・・いや、今朝、車でR306を通った時、大君ケ畑集落の電光掲示板は「通行止め」じゃ無かったよなぁ?

鞍掛トンネル西口PからR306を歩くこと約40分でゲートに到着。
(写真は通りすぎてから撮影したもの)

ゲートは閉じられて閉鎖になっている。
帰宅して確認したら、平成26年12月8日11時より冬期通行止めになり、翌年3月下旬の解除予定とのこと。
http://www.pref.mie.lg.jp/WKENSET/HP/
な~んだ、私達が通ったあとに閉鎖していたんだ!
・・・え?出れるよね?(^_^;)

さらにR306の舗装路を歩く

(御池谷へアプローチする林道入口には相変わらず工事関係者)

ゲートから20分で駐車地に戻った。
時刻は16:23
登山靴を履き替えて大君ケ畑集落へ向かうと朝には無かったものがあった!
「この先積雪のため通行止め」という看板とともにバリケードが設けられているが車一台が通れるようにパイロンの間隔が広くなっていた。良かった良かった。


急遽歩くことにした今回のルートだったが、薄暗くなりつつある4:30までの時間に駐車地に戻れて時間配分も上出来だった。

来週は私は所要のために山行できないので、今回が今年の山納めになるかと思います。
来年もよろしくお願いしますm(__)m

2014年12月8日
グループ山行
@月曜山歩(5人:ISM,OT,IS,YT,KT)
周回
積雪
ヤブコギ(シャクナゲ尾根)

距離:9.492km
沿面:9.752km
所要時間:6時間36分
(うち昼食:1時間20分)
累積標高プラス・マイナス824m
最低標高:326m(駐車地)
最高標高:922m(焼尾山山頂)

このうち国道歩き
鞍掛TN西口P~駐車地
距離:4.725km
沿面:4.787km
標高差-297m
所要時間:54分
累積標高+122m-419m

6:30伊賀出発
道の駅 せせらぎの里 こうら
8:10近江鉄道 多賀大社前駅8:30
御池林道近江放の手前で撤退

9:35 R306百々女鬼橋付近P
10:43 P569
10:56鉄塔
11:05 P670
11:48 P769
12:03 昼食場 13:22
13:50 P794
14:17三国岳分岐
14:29鞍掛峠分岐
14:34焼尾山CT14:55
15:11鞍掛峠
15:27鞍掛TN西口P
16:23駐車地
| 山登り::鈴鹿山脈 |
| 06:00 PM | comments (1) | trackback (0) |

コメント

五代目さん、キヒラタケのご教授ありがとうございました。
ヤブ山も楽しそうですね。
私は、いつも単独なので躊躇しています。
今まではコースを辿るだけで、地図を読むことをおろそかにしていました。
ストリート・ビューも登山の役にたつのですね。
これまで考えもしていませんでした。
来年もよろしくお願いします。
| K2 | EMAIL | URL | 2014/12/10 10:41 PM | IHzeUCJs | 保留中コメント:0件



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