伊吹山麓の板並岳::つばや菓子舗五代目ブログ

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五代目の四方山不定期更新日記
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最近、本業が忙しくてブログを書くのが超遅いのです。
やっと2週間前の山行ブログです。

ここ数年、雪山に遊びに行く伊吹山麓。
そんな時期には春の花も見物できるので一石二鳥!
・・・なのですが、今年は暖冬で雪が無い・・・
でも、まぁ行ってみよう!と、伊吹山の隣にあるマイナーな板並岳に登ってみた。

(いきなり取付き場所が獣害対策で入れない!!)
2016年3月7日実施
板並岳って誰も知らない山だと思うので、いちおう場所の説明。
滋賀県米原市、伊吹山北東にある三角点847.7mの山で滋賀県米原市上板並集落の東にある山で、姉川支流板名古川の右岸にある山。

伊吹山の隣だから、ひょっとしたら雪がある?と言う期待を込めて現場に向かったが、温かい日が続いているからなぁ・・・(-_-)

道の駅伊吹の里から県道40号線を北上。
エネオスのガソリンスタンドの近くで路肩の広い場所に車を駐車。
伊吹山を見上げても雪は皆目無い。
まぁ、ショウガナイ・・・と、板並岳の西尾根端を見上げる。
そういえば八坂神社の裏が尾根の先端だったなぁ。
そこから取り付いてみようか?と神社の横の通路っぽい所に入ってみる。

すぐに獣害対策の鉄柵。

低い尾根がそこに見えているが左(北)方向へ100mくらい移動しても柵の扉は見当たらず(T_T)
引き返して神社に立ち寄ると、

杉が立派な本殿を囲んでいるが境内に一際目立つ巨木!

推定樹齢300年オーバーのケヤキ。巨木マニアには有名な樹だそうです
鳥居にしめ縄?

しかも位置がかなり低いのですが?
この神社は八坂神社。
京都の八坂神社ってそんな風習あったっけ?

で、その後も神社の鳥居の横にあった池の横から神社裏に向かって登ってみたのですが、耕作放棄された田んぼの先はヤブ・・・無理に行って柵の扉が無いとツライので、当初予定していた下板並林道に向かう。

集落を通って下板並林道に行く途中、民家の庭に満開のフクジュソウ。

そして民家の横の土手下にアス”マイチケ”がイッパイ。

天気が悪いから開花していないのが残念。

林道下板並線に入る。
1.1km先に林道ゲートがあるとのこと。

黒い小屋の手前の脇道を左に行くと

獣害対策の鉄柵の扉があった。

柵から出て扉をちゃんと閉めて、尾根に取り付いた。

かつての杣道か?溝道があるようだけど木くずや落ち葉が堆積、倒木もあって、まともに歩けない。
標高500m、植林だった尾根はやがて二次林と植林が入り交じる。
彫り物が消えかけているお地蔵さん。

樹に立てかけてあったらしいが頭部の上が欠落している。
標高550で平らな二次林の森が出現。

すごく良い雰囲気。
なぜか、植林中のヒノキ?があった場所に四等三角点569.8。

ここの点名は「板並山」

すぐに植林に戻って北に尾根を登っていくと!!
立派な林道!?

マジかよ・・・(T_T)
植林だらけ・・・
しつこく林道を歩かずに植林の中を歩いていくが

やっぱり林道が出現!(T_T)

あかん(T_T)林道は続くよ・・・

諦めずに尾根を行くと、二次林の平らな場所に出た。
林道と植林だけの山頂だったら、どうしようか?と心配していたのよ!
良かった!!
お?四角い石?石柱の頭?

おお!三角点だ!
ここが今回の目的地だった板並岳の山頂。

三等三角点847.7mの点名は「上板並」
板並岳じゃないんですね。

ここまでのルートは本当に苦労した。
と、いうのは、昔に使われていた道が溝道で倒木や勝手に生えてしまった木々で人はおろか動物も歩けなくなっているのと、ヤブっているところも多かった。

山頂の三角点から北のヘリに向かって行くと、ヌタ場と平らな広場っぽい所があった。ここで昼食を取ることにした。

この日の昼食は伊賀の地酒「森喜酒造(純米酒)」の酒粕入り「粕汁」。

それにうちのカミさんが作ったこの粕汁には伊賀(牛)肉が入っている。
普通は焼き鮭とかが入っているんだけど牛肉なんです。
ウマー!と、みんなでお代わりして食べました!

食後は東に歩き、この日の最高標高点を通過。

ここから先は踏み跡明瞭な登山道。
今までの苦労が嘘のようだ。
咲き出したばかりのマンサクの花を愛でながら北東尾根をくだる。

タムシバも蕾がスタンバイ中。

尾根分岐を東に進路を取る。

北東に見下ろしている林道は滋賀県側の林道国見線

それにしても歩きやすい道だ。

国見峠への連絡道だったのだろうか?
黄色い!マンサク満開。

登山道はP723方面(板名古川上部から国見峠への破線)に向かっているようだが、早々に下山したい私たちは南下する尾根を行く。

この尾根は歩きやすく、ちゃんとした杣道というか、しっかりした道があった。
北西に見えるは、昼に居た板並岳山頂。

P557に向かってゆっくり下る。
山道はP557の東側山腹を巻いていた。

アブラチャン?
その後も快調に尾根の先端まで道があったのだけど

最後の最後、沢に降り立った場所で道が消失。

土砂が流出して埋まっただけで、歩くぶんには問題なし。
板名古川支流のモン谷の向こう側に林道。

ここから上流には道らしい道は無かったように思う。

昼間は樹間に見え隠れしていた伊吹山も天候が悪くなって全く見えなくなってしまった。
ここから林道区間は下流の集落まで約3km
植林されている森の林道脇にタネツケバナ

けっこうキワドイ宇宙生物?
いえいえ、ミヤマキケマンの蕾

お堂にピンクの前掛けのお地蔵様

花は枯れているけど前掛けはまだ新しいみたい
フキノトウも花盛り。

おやま橋まで帰ってきた。

「いたなごかわ=板名古川」

おや?ニリソンウ!

もう咲いているんだ!

花を見物するために大久保集落に立ち寄る。
キハ”ナノアマナが花盛りとなっていたが、

セツフ”ンソウは終わりかけ。

2月中に見に行けばよかったよ(T_T)・・・と、いっても雪に埋もれたりタイミングは難しい。それにしても2年前のセツフ”ンソウ群落がウソのように規模が小さくなっている。
畑をしていた地元の人がミスミソウも咲き出したよと教えてくれたけど、気乗りしなかったので花園をあとにした。

松井商店前の駐車場には早くもツクシが出ていた。

商店でアイスを食べよう!とメンバーが言い出して皆でアイスタイム。
さぁ、帰ろう!と集落の中を歩き出せば道端にオト”リコソウ

大久保と下板並を分ける板名古川。
ここから今朝に取り付いた尾根が見えた。

振り返れば青空の下、伊吹山が見えていた。


2016年3月7日実施

グループ山行:月曜山歩
6人(ISM、OT、UH、UDH、TY、TK)
周回

距離:12.388km
沿面:12.639km
所要時間:7時間
(うち昼食53分)
累積標高:プラスマイナス908m
最低標高:220m(大久保集落内)
最高標高:861m(並板岳三角点の東)
現地の天気予報

伊賀自宅6:00
7:55JR米原駅東口8:10
8:40道の駅伊吹の里8:55
9:02ムロヤ石油 姉川給油所前P9:12
--9:30まで放浪--
9:36林道ゲート予告看板
9:39取付き
10:40三角点569.8 10:42
11:23板並岳三角点847.7
11:38昼食場12:31
13:13下降点
14:17板名古川:林道出合
(未舗装林道)
14:40おやま橋
15:03デイサビスセンターきたで~前
15:18セツブンソウ群落地15:31
15:35松井商店15:47
16:04駐車地

セツフ”ンソウ群落地以外に「たくさん咲いているよ」と、地元の人に花の有りかを教えてもらった。
以外な場所にたくさん咲いていた。
家の裏の土手って・・・(^_^;)



この山行、実はトンデモナイ御土産を持ち帰ってしまったのだ・・・
つづく・・・
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| 05:45 PM | comments (0) | trackback (0) |

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