2020,10,29, Thursday/五代目
鈴鹿方面へ行こうと思っていたけど、弥山周辺の紅葉(黄葉)が気になってきた・・・もう標高1400m以下まで下がっている?
紅葉に美味しいルートなぁ・・・
タチクラ尾?
小坪谷↑天川辻→一ノ垰→弁天ノ森↓タチクラ尾→国道→小坪谷口P
山行日:2020年10月26日
紅葉の美味しい標高に行く!だから今回はピークハント無し!
そして弥山のバリルートであるタチクラ尾を探検!
放射冷却の朝。気温が一桁に下がって、なかなか肌寒い。
去年も登った小坪谷ルートの釣り橋からスタート。
昨年は枝沢のルートを途中まで登ってから尾根道にスイッチしたが、今回は枝沢に入ってすぐの左岸尾根に乗った。
なかなかの巨木が並んでいる。
その途中に緑色の巨大なクマの糞。しかもフレッシュ(~_~;)
熊鈴をリンリン・カランコロン鳴らしながら尾根を行く。
登山道の標識のある所で今年も小休止。
青空と三色の紅葉の木々がまぶしい。
尾根道から山腹道に変わり、谷沿いに上がって行くと標高1200mを越えたあたりから広葉樹の黄葉が絶好調になってきた。
ちらりと見える山すそには、紅色の紅葉が多い。
南西の展望に紅葉に染まる弥山~弁天の森が見える。
下山ルートの紅葉にも期待できそうだ。
こちらの頭上の木々の紅葉も鮮やかさを増す。
標高1300mの巨大ブナ倒木にやってきた。
今年もツキヨタケをはじめとするキノコを身にまとっているが食べられそうなキノコは残っていない(T_T)
予想通り、1400mに位置している奥駆:県境稜線に至るまでの標高の紅葉が見事すぎて写真を撮ることに時間を忘れた。
天川辻から南下する尾根にもまだ紅葉が残っていた。
振り返ると行者還岳。針葉樹の間にアカヤシオやシロヤシオ、ドウダンツツジ系の紅色に色づいた木々!
晴天の青色をバックに凄く綺麗。
ブナやコナラ、ミズナラの黄金色の黄葉もまた見事。
そんな中の紅一点はピンク!
去年は気づかなかったが、今年はP1486の南北周辺にたくさんの実を付けたマユミを見ることができた!
枯れて種をたくさんつけたバイケイソウやクサタチバナ。
クサタチバナの種は綿毛付きで面白い。
ハウチワカエデの紅葉やブナ黄葉が青空に美しい。
アカヤシオがオレンジから朱色に変わって行く様も可憐だ。
これから向かう弁天の森方面。
雲一つない天候で申し分なし。
右の尖がった山は八経ヶ岳。左の遠い山は孔雀岳と仏生ヶ岳。
P1458から振り返えれば左から行者還岳、七曜、国見、大普賢、小普賢、日本岳。
ちらりと国見岳から見えるは竜ヶ岳。
進行方向には弥山と八経ヶ岳。
そして今日の下山ルートのタチクラ尾。
東側の展望は大台ケ原スカイラインとその向こうに古ヶ丸山や大台の国見山などの山々が見える。
県境稜線の左右の谷に見える紅葉がまさに見ごろ。
ああ、天気の神様、青空をありがとう。
西にトンガリ?ああ、鉄山だ。
いつか登らねばならない強敵だ。
行者還トンネルのちょうど真上はシロヤシオの紅葉が無茶苦茶キレイ。
お昼を食べる場所を探して進んできたら「しなの木出合」までやってきた。
このあたりも紅葉がキレイ。
P1472の広場に腰を下ろし、弥山と八経ヶ岳を眺めながらランチを楽しんだ。
食後、歩き始めると雰囲気の良い尾根歩きが続く。
朽ちた標識に「一ノ垰」
UHさん曰く、昔ここに一ノ垰避難小屋があった場所だそうで、その名残の水たまり(池)が現存していた。
ここの黄葉がまた素晴らしい。
本当に良い時期に良い場所にやってきた。
地図上の一ノ垰にやってきた。
前にナメゴ谷の黄葉探検にやってきた時、東からここに来ている。
↓この日(2020年10月26日)のナメゴ谷の昇龍黄葉
ここからしばらくP1516北面の巻道(山腹)を行く。
この山腹沿いの黄葉もまた良い感じ。
行者還トンネル西口から登ってくる場所を東から眺めて登る。
振り返ると先ほど巻いてきたP1516の笹が芝生のように見えてキレイ。
13:19行者還トンネル西口ルート出合に着いた。
天川辻から昼食時間28分を差し引いて、ちょうど2時間だった。
ここからは多くの登山者が弥山へ向かうルート。
落葉している木が多いが黄葉が楽しめた。
針葉樹の合間のゴロ石の登山道を登って行く
すると三等三角点(点名:聖宝1600.54m)=弁天の森に到着。
ここから北へタチクラ尾を下山するので、看板の後ろで踏み跡を確認したりGPSで下山方向を確認していたら、一人の女性登山者が「そちらが下山ルートなんですか?」と聞いてきた。「いえ違います。こちらは変人専門の尾根ですから普通の人は歩きません」と答えたら、怪訝な顔をしながら通り過ぎて行った(-_-)b
さて、本日のメインイベント開始!
方位と地図をスマホで確認しつつ、尾根を北方向に降ります。踏み跡は無く、テープなどの印もありませんが、足元フカフカ。どうやら苔の上に落ち葉が積もっていて痛めている私の膝に良いルートです。
紅葉もまだあって目にも良いルート。
細い針葉樹の森を抜けて、順調、順調
と喜んでいたのも束の間。
課題その1がやってきた。
尾根芯に岩が出てくると、その周辺には手ごわいシャクナゲ!
岩を巻いていく間にシャクナゲに邪魔されて尾根芯に戻れなくなって右往左往(T_T)
尾根芯は岩とシャクナゲだらけなのよ
このルートの東側斜面の殆どが急斜面で崖。
この尾根は北に延びている尾根で午後は西日が差し込んでくれるのでシャクナゲの勢力さえ弱まれば紅葉が目を楽しませてくれる。
尾根には太いワイヤーの残骸が何か所かあった。
かつてパルプ用にこの尾根全部を皆伐したのだろうか?
タチクラ尾は春はシャクナゲ、そして今は紅葉が楽しめる尾根だ。
しかし、その植生はヒョロヒョロのヒメシャラだらけだったりもする(~_~)
P1453を過ぎて谷あいの黄葉は絶好調。
一方ルートは何度も岩場が出てきて、その都度シャクナゲと再会(~_~;)
アカヤシオのオレンジ色の黄葉がカワイイ。
標高1350m。
炭を焼いたらちょうど良さそうな細い雑木林に突入。
緑色のゴチャっとした実が落ちている。
見上げれば色がレモンイエローになりつつあるコシアブラ。コシアブラの種だったのです。
北東に視界が少し開けたら樹間の向こうに行者還岳。
西の真横に鉄山。
かなり下山してきました。
標高1200m付近。
細い雑木林の紅葉が絶好調。ここまでのルートは尾根芯に岩は出てくるものの、傾斜角度は比較的緩く下ってこれた。
さて、ここからが課題その2。
タチクラ尾を直進して尾根末端まで行くのが傾斜角度的には平和なのだが、国道309号線開削時の崖&護岸フェンスだらけで国道に着地できない。
二か所だけ国道に着地できる場所があるのだが、標高1190m付近から標高差-210mを西へ下るルートを検証する。
15:05目印はこのキノコ
・・・じゃなくて(~_~;)
このへんかな?と思った場所に黄色いテープが巻かれた細い木があった。
そこから西へ谷を右手に眺めながら尾根っぽい場所を降りていくのだが、とにかく細い木々の急斜面。
落石注意。
タチクラ尾から分岐して約30分間。標高1040mあたりまで立木を掴みながらモンキークライムダウン必須。なかなかの急傾斜だったが、黄色いテープがずっと木に巻かれていた。急斜面が終わるとテープは無くなった。
R309号線の舗装路が見えてきて緩斜面に近づいていく。緩やかにR309号線に下っていく一筋の獣道?
弁天の森から約2時間で無事着地です。
あとはR309号線を小坪谷Pまで約2.2km=33分歩いて完了。
山行日:2020年10月26日
参加者4人(IS、UH、TY、TK)
黄葉
紅葉
バリエーション
熊の生体反応・・・糞発見
距離:10.75km
沿面:11.18km
所要時間:7時間23分
(うち昼食28分)
累積標高:プラスマイナス1191m
最低標高:844m(小坪谷口P)
最高標高:1600.5m(弁天の森)※
三等三角点(点名:聖宝1600.54m)
伊賀自宅6:00
天川村役場8:10
8:35小坪谷口P8:44
8:57尾根分岐9:00
10:44天川辻10:50
11:50 P1458
12:11しなの木出合
12:13 P1472 12:41
(昼食28分)
12:47一ノ垰(小屋跡)
12:53上北山中学校前バス停分岐
13:19トンネル西口分岐
13:40弁天の森↓タチクラ尾
15:35国道309号線132P付近
16:08小坪谷口P
フクオウソウ
紅葉に美味しいルートなぁ・・・
タチクラ尾?
小坪谷↑天川辻→一ノ垰→弁天ノ森↓タチクラ尾→国道→小坪谷口P
山行日:2020年10月26日
紅葉の美味しい標高に行く!だから今回はピークハント無し!
そして弥山のバリルートであるタチクラ尾を探検!
放射冷却の朝。気温が一桁に下がって、なかなか肌寒い。
去年も登った小坪谷ルートの釣り橋からスタート。
昨年は枝沢のルートを途中まで登ってから尾根道にスイッチしたが、今回は枝沢に入ってすぐの左岸尾根に乗った。
なかなかの巨木が並んでいる。
その途中に緑色の巨大なクマの糞。しかもフレッシュ(~_~;)
熊鈴をリンリン・カランコロン鳴らしながら尾根を行く。
登山道の標識のある所で今年も小休止。
青空と三色の紅葉の木々がまぶしい。
尾根道から山腹道に変わり、谷沿いに上がって行くと標高1200mを越えたあたりから広葉樹の黄葉が絶好調になってきた。
ちらりと見える山すそには、紅色の紅葉が多い。
南西の展望に紅葉に染まる弥山~弁天の森が見える。
下山ルートの紅葉にも期待できそうだ。
こちらの頭上の木々の紅葉も鮮やかさを増す。
標高1300mの巨大ブナ倒木にやってきた。
今年もツキヨタケをはじめとするキノコを身にまとっているが食べられそうなキノコは残っていない(T_T)
予想通り、1400mに位置している奥駆:県境稜線に至るまでの標高の紅葉が見事すぎて写真を撮ることに時間を忘れた。
天川辻から南下する尾根にもまだ紅葉が残っていた。
振り返ると行者還岳。針葉樹の間にアカヤシオやシロヤシオ、ドウダンツツジ系の紅色に色づいた木々!
晴天の青色をバックに凄く綺麗。
ブナやコナラ、ミズナラの黄金色の黄葉もまた見事。
そんな中の紅一点はピンク!
去年は気づかなかったが、今年はP1486の南北周辺にたくさんの実を付けたマユミを見ることができた!
枯れて種をたくさんつけたバイケイソウやクサタチバナ。
クサタチバナの種は綿毛付きで面白い。
ハウチワカエデの紅葉やブナ黄葉が青空に美しい。
アカヤシオがオレンジから朱色に変わって行く様も可憐だ。
これから向かう弁天の森方面。
雲一つない天候で申し分なし。
右の尖がった山は八経ヶ岳。左の遠い山は孔雀岳と仏生ヶ岳。
P1458から振り返えれば左から行者還岳、七曜、国見、大普賢、小普賢、日本岳。
ちらりと国見岳から見えるは竜ヶ岳。
進行方向には弥山と八経ヶ岳。
そして今日の下山ルートのタチクラ尾。
東側の展望は大台ケ原スカイラインとその向こうに古ヶ丸山や大台の国見山などの山々が見える。
県境稜線の左右の谷に見える紅葉がまさに見ごろ。
ああ、天気の神様、青空をありがとう。
西にトンガリ?ああ、鉄山だ。
いつか登らねばならない強敵だ。
行者還トンネルのちょうど真上はシロヤシオの紅葉が無茶苦茶キレイ。
お昼を食べる場所を探して進んできたら「しなの木出合」までやってきた。
このあたりも紅葉がキレイ。
P1472の広場に腰を下ろし、弥山と八経ヶ岳を眺めながらランチを楽しんだ。
食後、歩き始めると雰囲気の良い尾根歩きが続く。
朽ちた標識に「一ノ垰」
UHさん曰く、昔ここに一ノ垰避難小屋があった場所だそうで、その名残の水たまり(池)が現存していた。
ここの黄葉がまた素晴らしい。
本当に良い時期に良い場所にやってきた。
地図上の一ノ垰にやってきた。
前にナメゴ谷の黄葉探検にやってきた時、東からここに来ている。
↓この日(2020年10月26日)のナメゴ谷の昇龍黄葉
ここからしばらくP1516北面の巻道(山腹)を行く。
この山腹沿いの黄葉もまた良い感じ。
行者還トンネル西口から登ってくる場所を東から眺めて登る。
振り返ると先ほど巻いてきたP1516の笹が芝生のように見えてキレイ。
13:19行者還トンネル西口ルート出合に着いた。
天川辻から昼食時間28分を差し引いて、ちょうど2時間だった。
ここからは多くの登山者が弥山へ向かうルート。
落葉している木が多いが黄葉が楽しめた。
針葉樹の合間のゴロ石の登山道を登って行く
すると三等三角点(点名:聖宝1600.54m)=弁天の森に到着。
ここから北へタチクラ尾を下山するので、看板の後ろで踏み跡を確認したりGPSで下山方向を確認していたら、一人の女性登山者が「そちらが下山ルートなんですか?」と聞いてきた。「いえ違います。こちらは変人専門の尾根ですから普通の人は歩きません」と答えたら、怪訝な顔をしながら通り過ぎて行った(-_-)b
さて、本日のメインイベント開始!
方位と地図をスマホで確認しつつ、尾根を北方向に降ります。踏み跡は無く、テープなどの印もありませんが、足元フカフカ。どうやら苔の上に落ち葉が積もっていて痛めている私の膝に良いルートです。
紅葉もまだあって目にも良いルート。
細い針葉樹の森を抜けて、順調、順調
と喜んでいたのも束の間。
課題その1がやってきた。
尾根芯に岩が出てくると、その周辺には手ごわいシャクナゲ!
岩を巻いていく間にシャクナゲに邪魔されて尾根芯に戻れなくなって右往左往(T_T)
尾根芯は岩とシャクナゲだらけなのよ
このルートの東側斜面の殆どが急斜面で崖。
この尾根は北に延びている尾根で午後は西日が差し込んでくれるのでシャクナゲの勢力さえ弱まれば紅葉が目を楽しませてくれる。
尾根には太いワイヤーの残骸が何か所かあった。
かつてパルプ用にこの尾根全部を皆伐したのだろうか?
タチクラ尾は春はシャクナゲ、そして今は紅葉が楽しめる尾根だ。
しかし、その植生はヒョロヒョロのヒメシャラだらけだったりもする(~_~)
P1453を過ぎて谷あいの黄葉は絶好調。
一方ルートは何度も岩場が出てきて、その都度シャクナゲと再会(~_~;)
アカヤシオのオレンジ色の黄葉がカワイイ。
標高1350m。
炭を焼いたらちょうど良さそうな細い雑木林に突入。
緑色のゴチャっとした実が落ちている。
見上げれば色がレモンイエローになりつつあるコシアブラ。コシアブラの種だったのです。
北東に視界が少し開けたら樹間の向こうに行者還岳。
西の真横に鉄山。
かなり下山してきました。
標高1200m付近。
細い雑木林の紅葉が絶好調。ここまでのルートは尾根芯に岩は出てくるものの、傾斜角度は比較的緩く下ってこれた。
さて、ここからが課題その2。
タチクラ尾を直進して尾根末端まで行くのが傾斜角度的には平和なのだが、国道309号線開削時の崖&護岸フェンスだらけで国道に着地できない。
二か所だけ国道に着地できる場所があるのだが、標高1190m付近から標高差-210mを西へ下るルートを検証する。
15:05目印はこのキノコ
・・・じゃなくて(~_~;)
このへんかな?と思った場所に黄色いテープが巻かれた細い木があった。
そこから西へ谷を右手に眺めながら尾根っぽい場所を降りていくのだが、とにかく細い木々の急斜面。
落石注意。
タチクラ尾から分岐して約30分間。標高1040mあたりまで立木を掴みながらモンキークライムダウン必須。なかなかの急傾斜だったが、黄色いテープがずっと木に巻かれていた。急斜面が終わるとテープは無くなった。
R309号線の舗装路が見えてきて緩斜面に近づいていく。緩やかにR309号線に下っていく一筋の獣道?
弁天の森から約2時間で無事着地です。
あとはR309号線を小坪谷Pまで約2.2km=33分歩いて完了。
山行日:2020年10月26日
参加者4人(IS、UH、TY、TK)
黄葉
紅葉
バリエーション
熊の生体反応・・・糞発見
距離:10.75km
沿面:11.18km
所要時間:7時間23分
(うち昼食28分)
累積標高:プラスマイナス1191m
最低標高:844m(小坪谷口P)
最高標高:1600.5m(弁天の森)※
三等三角点(点名:聖宝1600.54m)
伊賀自宅6:00
天川村役場8:10
8:35小坪谷口P8:44
8:57尾根分岐9:00
10:44天川辻10:50
11:50 P1458
12:11しなの木出合
12:13 P1472 12:41
(昼食28分)
12:47一ノ垰(小屋跡)
12:53上北山中学校前バス停分岐
13:19トンネル西口分岐
13:40弁天の森↓タチクラ尾
15:35国道309号線132P付近
16:08小坪谷口P
フクオウソウ
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