2011,05,04, Wednesday/五代目
昨秋に釈迦ケ岳に登って以来の朝明渓谷。
今日は2011年5月2日月曜日。
嫁さんとアカヤシオを目当てに山登り。
朝明観光協会駐車場(500円)は平日でありながらゴールデンウィーク期間の書き入れ時で係員が二名体制。
(秋も紅葉シーズンは平日も有料)
8:45頃に駐車場に到着したのだが、一般普通車両の駐車場所は3列目の左端付近となった。
平日登山しかしたことにない私達夫婦にとっては大混雑だ。
花の情報を仕入れるとともに簡易登山届の会話・・ハライドから登ると伝えると「ここ最近、ハライドは人気があって今日も数組登っています。ミツバツツジは咲いているけどヤシオ尾根のアカヤシオはまだ蕾」だと言っていた。
登山準備を整え9時までに出発することが出来た。
さてハライドのルート。
東海自然歩道から南コブを経由して登るルートもあるが、今回のハライドへのルートは、水晶岳周回をしたいので朝明から登る。この朝明を基点とするルートは、以前は腰越谷から腰越峠を目指して登り、峠からハライド山頂をピストンするルートが主流だったらしい。でも2008年の集中豪雨で腰越谷が崩落し、危険すぎてエキスパートのみに許されるルートになっているとか・・・
なので、私と嫁さんはここ数年で整備されたハライド北尾根ルート(尾根コース)を登る。
この尾根ルートの登山口は、以前の腰越谷コースの登山口と同じ場所にある。
アクセス方法は、朝明の駐車場から羽鳥峰・根の平峠方面に歩き始めるとすぐにある「みかえり橋」を渡り、すぐ左手にある「朝明ヒュッテ本館」へ向かう橋(灰色の金属剥き出しの橋)を渡る。
橋を渡ったら「腰越峠 ハライド・国見岳・御在所方面→」の矢印に従って「トの字」を右折する。
舗装路から地道になっても直進して坂道を登っていく。左手に堰堤。右手からガラ場の谷が合流する場所に出る。
茶色の板に白い板の標識がある。
右に行くと散策道。左に行くとハライド・腰越峠方面。
左手に目をやると青色と白色で統一されている「ハライド登山口」の看板がある。
以前はこの看板の脇から堰堤の方へ踏み込んで谷を詰めて行ったらしい。一方、尾根ルートは木で造られた階段状の整備道。ネットで仕入れたこのコースの評判は、急斜面・急登!とシンドイ!というコースだったが、実際に歩いてみると、ジグザグに登っていく、よく整備された道だった。
最初は松の木が多い雑木林を登っていくのだが、この時期、時折ヤマザクラが咲いていたりミツバツツジが咲いていたりする。
高度を一気に上げていくと薄ピンクのアカヤシオも咲いていた。
P752の東斜面は朝日がよくあたるためか、アカヤシオの開花が早い模様。
やがて右下に腰越谷のガレが見えてきた。
かなりアスレチックなコースになっているようだ(汗)
しかし、ハライドへの尾根ルートはよく整備されている。
階段も歩きやすい高さと幅だと思った。
尾根道になりアカヤシオ越に釈迦ヶ岳方面(猫岳?)を望む。
支尾根の谷、一面にミツバツツジが満開!
短い笹の尾根に出た山頂はあと僅かだ。
アカヤシオが綺麗に咲いている。
この日は暴風吹き荒れる日であり、また、今年はじめての黄砂で視界が5km~6kmで遠くが霞んでいた。
足元にハルリンドウ?(タテヤマリンドウ?違いが分からない)
よくみると蕾がまだ下にイッパイある。
またもや居ました。
春限定のビロードツリアブ。
マルバチも出てきていたがビロードツリアブがアチコチでホバリングしていた。
アカヤシオに目が行きがちだが黒文字の黄色い花も満開。
ハライド山頂目前で御在所の上を大型ヘリコプターが飛んでいた。
ヘリは雨乞方面から現れて西に飛び去った。ただの巡回飛行ならいいのだが・・・
登山口から56分でハライド山頂に到着した。
展望の開けた山頂は「超」暴風。
嫁さんが強風の中にいると息苦しさを感じると言うのでソソクサと腰越峠へ降りることにした。
ハライドの西斜面はアカヤシオが満開に近付いている。
岩の転がった急降下から笹の堀割道をトラロープも使いながら一気に降っていく。
ハライドが標高908mで腰越峠が標高821m。200mの距離で標高87m降ることになる。
ハライドの降りた斜面を振り返る。
峠の看板手前にケルンがあって碑文もあった。
よく分からない内容の碑文だった。
腰越峠着。
また標高821mからP1081まで260mの標高を距離700m余りで登り返す。
登り返しは緩やかに徐々に登っていくのだが
テープマークを慎重に探しながら登らないと余計な体力を使うことになる。
ここでバイカオウレンが一輪だけ残っていた可愛い花だ。
標高を稼いだ場所からハライドを振り返る。
ハライドは地図以上に岩のガレ斜面が荒々しく見える山だ。
標高1000mを越えて尾根に乗ると、そりゃァたくさんのアカヤシオの蕾がスタンバイ中。
藤内小屋出合を越えて
軽快な尾根歩きになると南に国見尾根が見える。
去年に国見尾根を歩いたがあちらも良い尾根歩きだ。
P1081手前、北の支尾根のヒダに雪渓が残っている。
ここで見るとなんだか意外だ。
おっと!足元にハルリンドウ!
この花は群生している事が多いがこの山域では何故か群生していない。
本当に今年はアカヤシオの蕾がすごく多いように思う。
予定があって来週の月曜日にここに来れないのが残念だ。
P1081を越えて歩いて行くとヌタ場が右手にあった。
よもや?と近づき、水たまりを覗き込むと!
やはりありました!烏帽子岳ほどではありませんでしたがヒキガエルの卵がウニュウニュありました。
ブナ混じりのヤシオ尾根を歩いて行くと
北に踏み跡があって岩場に出れる場所が2箇所あったのですがスルー。
後からわかったのですがその場所から「きのこ岩」を眺めることが出来るビューポイントでした。
ほどなく、きのこ岩入り口に到着。
6人ほど(?)の団体さんが見物&小休止中で、岩の上を交代していただきました。
意外にデカイ岩にキノコっぽい岩がくっついている。
このデカイ岩からの展望は恐ろしいほどに良くて・・・なのですが、今年の春が遅かったせいもあって一面が枯れ木のまま。
これからヤシオ尾根がアカヤシオや新緑、シロヤシオで埋め尽くされたり、秋の紅葉や霧氷と素晴らしい景観になるんでしょうねぇ!
風が相変わらずキツイので長居せずに先に進みます。
県境稜線の三叉路を
左に折れて国見岳・御在所方面へ進みます。(看板は逆向きを振り返って撮影)
3分ほどで青岳が左手にあるという標識。
青岳は国見岳北東にある小ピークですが、南西から南東にかけての展望が非常に良い。
ここから伊勢湾が綺麗に見えるはずなのだか黄砂の影響で何も見えず。
国見尾根が手前、奥に雲母峰が見える。国見尾根を辿っていくと天狗岩とゆるぎ岩が見える。
さらに尾根を辿ると国見岳。
今日は昨年登った国見岳には登らない。ヤシオのシーズンに突入していれば上から眺めるのも良いのだろうが・・・([石門]もね(笑)
ここ青岳山頂の狭い広場で得意の早飯にすることにした。理由は今日の風向きならここはほぼ無風。
座ったらまずは、ドライソーセージを齧りながら麦味発泡性リキュールで乾杯!
本日のメニューは、フライパンで炒めて作る簡単調理イタリアンパスタ。
タマネギと厚切ベーコンを炒めて生麺を入れ、
水を少し加えて焼き続け、ソースの粉を振りかければ、
調理5分で出来上がり!
あと、私はニギリメシを食べてご馳走様!
ビールがもう一本あればよかったなぁ!と思える陽気と天候だ!
それにしてもマーブルコートのフライパンは良いですねぇ。こびり着き一切無し!
ご飯が終われば腹ごなしに歩きましょう!
国見岳には登らず根の平峠へ降りていきます。
この山域は巨岩があちこちに点在しています。
岩と岩の隙間が身体ギリギリの幅!
とズリズリしながら通過していたら「左に巻き道あったわ!」と嫁さん。
奇岩!
デカイ墓標のようだ。
おお!これぞ本当のゆるぎ岩!
比較対象が無いから分かりにくいが
この岩はカナリデカイ。
根の平峠までのアカヤシオは少し咲き始めという感じで、
どちらかというとタムシバの白い花がまだたくさん見れた。
かなりハイペースで根の平峠まで降りてきてしまった。
まだ13時になっていない。
このまま下山も水晶岳に行くのも早過ぎる。
なので、急遽、神崎川(愛知川)を見物にタケ谷を下ってみることにした。
広い谷道はどこを通っても神崎川に降りていけそうなので
途中からテープマークを無視して沢沿いに下ってみた。
ヤブコギを5回以上経験している者なら何ということもない。
上はテープマークを無視した結果。
神崎川が目の前に現れた。
テープマークが交錯していてやや北に出てきたもよう。
川に降りる手前にイワウチワの群生地があった。
実は神崎川を大瀞橋まで行き中峠に行こうか?と思ってここまで来たのだが、雨の次の日とあって水量が多く、対岸へ渡るには靴を脱がないとイケナイ。
それも面倒くさいので、大瀞橋へ行くのはもっと暑い日にしよう。
代わりに地図上で破線がある谷方向へ進んで見たが良い時間になってきたので、沢でコーヒーを飲んで大休止。
大休止の後はテープマークを辿りながら根の平峠まで戻った。
(途中で鹿が死んで居た・・・残酷シーンなので上をクリックしないでください。)
根の平峠で時計を確認すると14:14。
よし!水晶岳を25分で登って体脂肪燃焼だ!「おーっ!」と勇ましく出発。
堀割道を忍耐強く上り詰める。
ここの斜面はアカヤシオが無く咲いている花はアセビばかり。
しばらく登ると左手に「水晶岳↑5分」とマジックで書かれた案内板。
3分で山頂(954.1m)?あれれ?
アンテナと建物が?
何のアンテナと建物?農水省の杭があった。
建物にはこんな看板が・・・
「永源寺ダムではこの地点の雨量を観測することでダム上流での洪水を監視しています。 滋賀県愛知川流域田園調整事務所ダム管理担当TEL0748-27-0058」
そしてこれが雨量計?
電源は・・・太陽光パネルで発電してエネルギーで観測データを電波で麓の事務所に送っているのだろうか?
あ?三銘板?標高板?は釘が抜け落ち。文字も消えて山頂示すものはこの三角点のみ。
ここはイブネやクラシなどの滋賀県側の展望が良いのだが黄砂の影響で晴れていてもスッキリ見えず。
先を急ぐ。
稜線出合まで戻り、堀割道を中峠方面へ下山。
17分で中峠到着。
ここからの降りも最初は堀割道だが
その左手に新しく踏み跡が付いていた。
やがて道は沢の源頭部の様相で水が流れ土を湿らせてグチュグチュ道になった。
私の今日履いてきたハイキングシューズはゴアテックスインナーブーツが破れていて水が染み込む。
なので出来る限り水に入りたくないのだが水のながれている道がほとんどだ。
沢沿いに降り始めと山腹道で急降下。
トラロープでフィックスされた場所も急降下。
ガレた谷を急降下して丸木橋に行き左を見上げると
落差20mはあろうか!?という「あけぼの滝」
なかなか風情があって良い滝です。
その左には今降りてきたガレた谷。
偉大な雑草が咲き始めました。
ヤマザクラもまだ健在
その後丸木橋を2つ渡ると大きな河原に出ます。
河原を通り越すと羽鳥峰から下ってきた林道出合。
ここからは舗装を20分ほど降るだけで駐車所に戻ります。
所要時間:7時間
歩行距離:12.6km(沿面距離)
標高差:プラスマイナス1360m
8:45朝明駐車場
8:53出発
9:08ハライド登山口(尾根コース)
10:04ハライド(908m)
10:18腰越峠
10:51藤内小屋分岐
11:05ヌタ場
11:13きのこ岩
11:18県境稜線出合
11:22青岳(1102.1m)昼食12:06
12:50根の平峠
13:23愛知川タケ谷出合(大休止)13:50
14:14根の平峠
14:36水晶岳(954.1m)
14:53中峠
15:33林道出合
15:50朝明駐車場
今日は2011年5月2日月曜日。
嫁さんとアカヤシオを目当てに山登り。
朝明観光協会駐車場(500円)は平日でありながらゴールデンウィーク期間の書き入れ時で係員が二名体制。
(秋も紅葉シーズンは平日も有料)
8:45頃に駐車場に到着したのだが、一般普通車両の駐車場所は3列目の左端付近となった。
平日登山しかしたことにない私達夫婦にとっては大混雑だ。
花の情報を仕入れるとともに簡易登山届の会話・・ハライドから登ると伝えると「ここ最近、ハライドは人気があって今日も数組登っています。ミツバツツジは咲いているけどヤシオ尾根のアカヤシオはまだ蕾」だと言っていた。
登山準備を整え9時までに出発することが出来た。
さてハライドのルート。
東海自然歩道から南コブを経由して登るルートもあるが、今回のハライドへのルートは、水晶岳周回をしたいので朝明から登る。この朝明を基点とするルートは、以前は腰越谷から腰越峠を目指して登り、峠からハライド山頂をピストンするルートが主流だったらしい。でも2008年の集中豪雨で腰越谷が崩落し、危険すぎてエキスパートのみに許されるルートになっているとか・・・
なので、私と嫁さんはここ数年で整備されたハライド北尾根ルート(尾根コース)を登る。
この尾根ルートの登山口は、以前の腰越谷コースの登山口と同じ場所にある。
アクセス方法は、朝明の駐車場から羽鳥峰・根の平峠方面に歩き始めるとすぐにある「みかえり橋」を渡り、すぐ左手にある「朝明ヒュッテ本館」へ向かう橋(灰色の金属剥き出しの橋)を渡る。
橋を渡ったら「腰越峠 ハライド・国見岳・御在所方面→」の矢印に従って「トの字」を右折する。
舗装路から地道になっても直進して坂道を登っていく。左手に堰堤。右手からガラ場の谷が合流する場所に出る。
茶色の板に白い板の標識がある。
右に行くと散策道。左に行くとハライド・腰越峠方面。
左手に目をやると青色と白色で統一されている「ハライド登山口」の看板がある。
以前はこの看板の脇から堰堤の方へ踏み込んで谷を詰めて行ったらしい。一方、尾根ルートは木で造られた階段状の整備道。ネットで仕入れたこのコースの評判は、急斜面・急登!とシンドイ!というコースだったが、実際に歩いてみると、ジグザグに登っていく、よく整備された道だった。
最初は松の木が多い雑木林を登っていくのだが、この時期、時折ヤマザクラが咲いていたりミツバツツジが咲いていたりする。
高度を一気に上げていくと薄ピンクのアカヤシオも咲いていた。
P752の東斜面は朝日がよくあたるためか、アカヤシオの開花が早い模様。
やがて右下に腰越谷のガレが見えてきた。
かなりアスレチックなコースになっているようだ(汗)
しかし、ハライドへの尾根ルートはよく整備されている。
階段も歩きやすい高さと幅だと思った。
尾根道になりアカヤシオ越に釈迦ヶ岳方面(猫岳?)を望む。
支尾根の谷、一面にミツバツツジが満開!
短い笹の尾根に出た山頂はあと僅かだ。
アカヤシオが綺麗に咲いている。
この日は暴風吹き荒れる日であり、また、今年はじめての黄砂で視界が5km~6kmで遠くが霞んでいた。
足元にハルリンドウ?(タテヤマリンドウ?違いが分からない)
よくみると蕾がまだ下にイッパイある。
またもや居ました。
春限定のビロードツリアブ。
マルバチも出てきていたがビロードツリアブがアチコチでホバリングしていた。
アカヤシオに目が行きがちだが黒文字の黄色い花も満開。
ハライド山頂目前で御在所の上を大型ヘリコプターが飛んでいた。
ヘリは雨乞方面から現れて西に飛び去った。ただの巡回飛行ならいいのだが・・・
登山口から56分でハライド山頂に到着した。
展望の開けた山頂は「超」暴風。
嫁さんが強風の中にいると息苦しさを感じると言うのでソソクサと腰越峠へ降りることにした。
ハライドの西斜面はアカヤシオが満開に近付いている。
岩の転がった急降下から笹の堀割道をトラロープも使いながら一気に降っていく。
ハライドが標高908mで腰越峠が標高821m。200mの距離で標高87m降ることになる。
ハライドの降りた斜面を振り返る。
峠の看板手前にケルンがあって碑文もあった。
よく分からない内容の碑文だった。
腰越峠着。
また標高821mからP1081まで260mの標高を距離700m余りで登り返す。
登り返しは緩やかに徐々に登っていくのだが
テープマークを慎重に探しながら登らないと余計な体力を使うことになる。
ここでバイカオウレンが一輪だけ残っていた可愛い花だ。
標高を稼いだ場所からハライドを振り返る。
ハライドは地図以上に岩のガレ斜面が荒々しく見える山だ。
標高1000mを越えて尾根に乗ると、そりゃァたくさんのアカヤシオの蕾がスタンバイ中。
藤内小屋出合を越えて
軽快な尾根歩きになると南に国見尾根が見える。
去年に国見尾根を歩いたがあちらも良い尾根歩きだ。
P1081手前、北の支尾根のヒダに雪渓が残っている。
ここで見るとなんだか意外だ。
おっと!足元にハルリンドウ!
この花は群生している事が多いがこの山域では何故か群生していない。
本当に今年はアカヤシオの蕾がすごく多いように思う。
予定があって来週の月曜日にここに来れないのが残念だ。
P1081を越えて歩いて行くとヌタ場が右手にあった。
よもや?と近づき、水たまりを覗き込むと!
やはりありました!烏帽子岳ほどではありませんでしたがヒキガエルの卵がウニュウニュありました。
ブナ混じりのヤシオ尾根を歩いて行くと
北に踏み跡があって岩場に出れる場所が2箇所あったのですがスルー。
後からわかったのですがその場所から「きのこ岩」を眺めることが出来るビューポイントでした。
ほどなく、きのこ岩入り口に到着。
6人ほど(?)の団体さんが見物&小休止中で、岩の上を交代していただきました。
意外にデカイ岩にキノコっぽい岩がくっついている。
このデカイ岩からの展望は恐ろしいほどに良くて・・・なのですが、今年の春が遅かったせいもあって一面が枯れ木のまま。
これからヤシオ尾根がアカヤシオや新緑、シロヤシオで埋め尽くされたり、秋の紅葉や霧氷と素晴らしい景観になるんでしょうねぇ!
風が相変わらずキツイので長居せずに先に進みます。
県境稜線の三叉路を
左に折れて国見岳・御在所方面へ進みます。(看板は逆向きを振り返って撮影)
3分ほどで青岳が左手にあるという標識。
青岳は国見岳北東にある小ピークですが、南西から南東にかけての展望が非常に良い。
ここから伊勢湾が綺麗に見えるはずなのだか黄砂の影響で何も見えず。
国見尾根が手前、奥に雲母峰が見える。国見尾根を辿っていくと天狗岩とゆるぎ岩が見える。
さらに尾根を辿ると国見岳。
今日は昨年登った国見岳には登らない。ヤシオのシーズンに突入していれば上から眺めるのも良いのだろうが・・・([石門]もね(笑)
ここ青岳山頂の狭い広場で得意の早飯にすることにした。理由は今日の風向きならここはほぼ無風。
座ったらまずは、ドライソーセージを齧りながら麦味発泡性リキュールで乾杯!
本日のメニューは、フライパンで炒めて作る簡単調理イタリアンパスタ。
タマネギと厚切ベーコンを炒めて生麺を入れ、
水を少し加えて焼き続け、ソースの粉を振りかければ、
調理5分で出来上がり!
あと、私はニギリメシを食べてご馳走様!
ビールがもう一本あればよかったなぁ!と思える陽気と天候だ!
それにしてもマーブルコートのフライパンは良いですねぇ。こびり着き一切無し!
ご飯が終われば腹ごなしに歩きましょう!
国見岳には登らず根の平峠へ降りていきます。
この山域は巨岩があちこちに点在しています。
岩と岩の隙間が身体ギリギリの幅!
とズリズリしながら通過していたら「左に巻き道あったわ!」と嫁さん。
奇岩!
デカイ墓標のようだ。
おお!これぞ本当のゆるぎ岩!
比較対象が無いから分かりにくいが
この岩はカナリデカイ。
根の平峠までのアカヤシオは少し咲き始めという感じで、
どちらかというとタムシバの白い花がまだたくさん見れた。
かなりハイペースで根の平峠まで降りてきてしまった。
まだ13時になっていない。
このまま下山も水晶岳に行くのも早過ぎる。
なので、急遽、神崎川(愛知川)を見物にタケ谷を下ってみることにした。
広い谷道はどこを通っても神崎川に降りていけそうなので
途中からテープマークを無視して沢沿いに下ってみた。
ヤブコギを5回以上経験している者なら何ということもない。
上はテープマークを無視した結果。
神崎川が目の前に現れた。
テープマークが交錯していてやや北に出てきたもよう。
川に降りる手前にイワウチワの群生地があった。
実は神崎川を大瀞橋まで行き中峠に行こうか?と思ってここまで来たのだが、雨の次の日とあって水量が多く、対岸へ渡るには靴を脱がないとイケナイ。
それも面倒くさいので、大瀞橋へ行くのはもっと暑い日にしよう。
代わりに地図上で破線がある谷方向へ進んで見たが良い時間になってきたので、沢でコーヒーを飲んで大休止。
大休止の後はテープマークを辿りながら根の平峠まで戻った。
(途中で鹿が死んで居た・・・残酷シーンなので上をクリックしないでください。)
根の平峠で時計を確認すると14:14。
よし!水晶岳を25分で登って体脂肪燃焼だ!「おーっ!」と勇ましく出発。
堀割道を忍耐強く上り詰める。
ここの斜面はアカヤシオが無く咲いている花はアセビばかり。
しばらく登ると左手に「水晶岳↑5分」とマジックで書かれた案内板。
3分で山頂(954.1m)?あれれ?
アンテナと建物が?
何のアンテナと建物?農水省の杭があった。
建物にはこんな看板が・・・
「永源寺ダムではこの地点の雨量を観測することでダム上流での洪水を監視しています。 滋賀県愛知川流域田園調整事務所ダム管理担当TEL0748-27-0058」
そしてこれが雨量計?
電源は・・・太陽光パネルで発電してエネルギーで観測データを電波で麓の事務所に送っているのだろうか?
あ?三銘板?標高板?は釘が抜け落ち。文字も消えて山頂示すものはこの三角点のみ。
ここはイブネやクラシなどの滋賀県側の展望が良いのだが黄砂の影響で晴れていてもスッキリ見えず。
先を急ぐ。
稜線出合まで戻り、堀割道を中峠方面へ下山。
17分で中峠到着。
ここからの降りも最初は堀割道だが
その左手に新しく踏み跡が付いていた。
やがて道は沢の源頭部の様相で水が流れ土を湿らせてグチュグチュ道になった。
私の今日履いてきたハイキングシューズはゴアテックスインナーブーツが破れていて水が染み込む。
なので出来る限り水に入りたくないのだが水のながれている道がほとんどだ。
沢沿いに降り始めと山腹道で急降下。
トラロープでフィックスされた場所も急降下。
ガレた谷を急降下して丸木橋に行き左を見上げると
落差20mはあろうか!?という「あけぼの滝」
なかなか風情があって良い滝です。
その左には今降りてきたガレた谷。
偉大な雑草が咲き始めました。
ヤマザクラもまだ健在
その後丸木橋を2つ渡ると大きな河原に出ます。
河原を通り越すと羽鳥峰から下ってきた林道出合。
ここからは舗装を20分ほど降るだけで駐車所に戻ります。
所要時間:7時間
歩行距離:12.6km(沿面距離)
標高差:プラスマイナス1360m
8:45朝明駐車場
8:53出発
9:08ハライド登山口(尾根コース)
10:04ハライド(908m)
10:18腰越峠
10:51藤内小屋分岐
11:05ヌタ場
11:13きのこ岩
11:18県境稜線出合
11:22青岳(1102.1m)昼食12:06
12:50根の平峠
13:23愛知川タケ谷出合(大休止)13:50
14:14根の平峠
14:36水晶岳(954.1m)
14:53中峠
15:33林道出合
15:50朝明駐車場
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