2012,05,23, Wednesday/五代目
早朝からハリキッテいた我が家の子ども達。
金環日食を子ども達と『日食グラス』で観察していると、なぜか大阪と滋賀の山行メンバーが亀山IC近くの待ち合わせ場所に居るとメールが入った。
え?^^;待ち合わせ時間よりも一時間も早いやん!(;・∀・)うそ!
お日さんに一番月が重なったであろう日食の写真を撮影して、こちらも亀山へ向けレッツゴー!
コンパクトデジカメのレンズを日食グラスに押し当ててズームで撮影(^_^;)
(写真は2012年5月21日7:28三重県伊賀市)
今回の山行は鈴鹿:御所平で以前に私が苦労させられたルートの拡張版だ。
(御所谷を詰め上がるの図)
それにしても、えらい、早くメンバーが到着したもんだ。
集合場所に行って聞いてみると、大阪のメンバーは、実施されていた名神夜間通行止め解除が朝6時だったので、解除後の渋滞に巻き込まれると一大事!と、少し早めに家を出たら、定刻よりも30分繰り上げで通行止め解除されたらしい(そんなことあるんや!)
滋賀のメンバーも道中の渋滞を避けるために早く出発したら道がガラガラで早く着きすぎた!そうな(^_^;)
でも、そのおかげで駐車場でよそ見せず日食ショーをゆっくり堪能できたんですって!
・・・え?日食グラスを持ってたの?と聞けば「持ってなかったけど、調度良い具合に雲がかかっていて雲の向こうに日食で欠けた太陽が月の満ち欠けのように見えたそうな(^_^;)やばそう
日食談義が落ち着いて3台の車で8:35石水渓キャンプ場へ向かう。
バンガローを通り過ぎた左側の駐車地が空いていたので車を停める。
10分で山行準備ができて出発。
本日のメンバーは、Mご夫妻、UHさん、そして私と嫁さんの計五人。
石水渓案内板の隣から植林の低い尾根を石谷川方向へのっこす。
やがて本日最初の渡渉。これから10回・・・いやもっと多かったろうか?
今日のルートは渡渉に次ぐ渡渉となるのであった(^_^;)
石谷林道へ上がっていく途中、大きなキノコがあった。
これは?柄にも傘にもササクレがある。姿はシイタケのよう・・・でも色が浅い?それに松の朽ち木に生えている?と、いうことはマツオウジか?
うーん(´ε`;)私には分からない
石谷林道をテクテク歩く。
このあたりはウツギの仲間が咲いていた
かなり傾いてきた営林署跡を素通りして白谷コースに入って
渡渉を繰り返す
名物のアルミ梯子を降りて登る。
途中の山腹道で滝の方へ降りかけてミステイクした(^_^;)
御所谷出合いの滝の前で小休止して
植林帯を一気に登る。
足場の少ない岩場を
よいこらしょと通過すれば
7-8mほどの滝が立ちはざかる
ガレた滝の左のルンゼに入ると滝を巻く道がついている。
この滝の周辺にはシャクナゲが咲いていて目を楽しませてくれる
滝上で渡渉して沢沿いをさらに奥へと進んでいく。
小さな滝を巻いて少しずつ上っていく
忘れ去られた植林帯にさしかかると沢が四方に分岐する。
以前、私が単独の時は時間短縮を狙ってここを左折して苦労させられたが、今回は本流を詰めて仙ヶ岳とヨコネの中間点へ登る予定。
ここまでの道中は沢の渡渉を繰り返しながらダラダラ上っていくだけ
登りの苦労はほとんど無い。
沢の広い岸部にはタニギキョウのカワイイ花
チャルメラソウが咲いているが大物は一切咲いていない(^_^;)
このような蕾も見つけたが何の花が咲くのだろう?
御所谷本流を上っていくと
何度か赤い花が咲いているのを見上げた。
どうやらヤマツツジのようだ。
ガレた源頭部を詰めていくとさすがに傾斜角が増してきた
最後の谷の二股分岐で「谷歩きは、もう、ええやろ!ショートカットしてヨコネへ向かおう!」と
御所谷右岸のケモノ道に取り付いた。
標高差80m足らず。距離にして150mほど。やっぱりこの仲間と山に来た限りはヤブコギせねば、家に帰れまい(^_^;)
おお!振り返れば仙ヶ岳西峰(最高点961m)
汗を滴らせて県境稜線尾根に乗った!稜線上も花は時折ヤマツツジが咲いている程度(;´Д`)
お?稜線は風が吹いていて寒い!昼食のお湯を沸かすに風は困る。
ヨコネの上でランチにしようと思っていたが風の当たらないヨコネの東陰をランチ場所にした。
この日は行動時間が長くなる予想だったのでカップ麺とパン。他のメンバーも握り飯やパックご飯を食べていた。
ここまでの登りは意外にも案内標識(古そう(^_^;)が行く先々にあって、ルートファインディング答え合わせになってスムースに登ってこれた。
問題は下山ルートだ・・・
昼食を終えて歩き出すと快適な尾根歩きが始まった。
尾根の南には仙ヶ岳西峰からの尾根と、仙ノ石から伸び
北を眺めれば田村川沿いの山々が一番手前にあり、
その向こうにウグイ川流域の山々、日本コバも見えている。
そして上の写真にはないがに綿向山もチラリ見えていた。
雨乞岳も見えている。
前方を見るとこれから歩く御所平の山頂が見えている
。
ヨコネからミズナシの先まで約1.6kmの草原歩きだ!
この尾根、バイケイソウの群落が数ヶ所ある。
うーん、なかなかいい眺めではないか!
植林された黒い森は余計なんだけどね(^_^;)
ヒメハギ
チゴユリ、各種スミレが咲いていた。
鹿が少なければもっと植物の多様化が見れた山なのかもしれない。
オマエは鹿の糞を掃除に来たのか?
グリーンメタリックなオオセンチコガネも居た
それにしても花の咲く時期なのに
この山は色気が少ない山だ(^_^;)
北東方向には高円山、水沢岳、鎌ヶ岳、御在所方面が見えていた。
低い山なのに色々な山が見える。
おお!仙ヶ岳南尾根とヤマツツジ!
この尾根道にはカモシカ避けのネットとその支柱の残骸が散在しているが
山林の持ち主や管理者はいったいナニをしているんだ?(^_^;)
またバイケイソウの群落。
御所平が近づくとヤマツツジが多くなって、
やっと花の季節らしい雰囲気になる。
でも、基本的にはバイケイソウ、アセビがほとんど(^_^;)
でもバイケイソウって毒だって聞いていたけど鹿?が食べた跡がイッパイあったのだが・・・鹿はバイケイソウを食べられるの?(;^ω^)
テクテクテクテクと草原の丘を登ると851mの御所平最高峰。
その先に進むとまたバイケイソウの群落(;^ω^)
この先の小高い丘がミズナシ(P832)
ミズナシの先っぽに登ってベンケイや
土山のダイヤモンド滋賀などを見下ろす
さぁ、ここからの下りルートが今日の核心部!気合を引き締める。
画面中央の薄い踏み跡を辿って
アセビのヤブに突入すると暗く薄気味悪いヤブの森。
間伐も枝打ちもされていない?放棄されているような植林地帯
ズンズン降りていくと右手に広がる草原と
その向こうに続く県境稜線尾根の船石方面
我々はこの画面の左に降りていく
皆で下山ルートは何処や?と探っていると
「ガンサ谷」とマジックで書かれたカマボコ板くらいのプレート発見。
おおきに、これで手がかりが掴めました(;^ω^)
放棄された?植林の斜面を降りて・・・
「わー!!ぎゃっ!」と変な声がするので振り返ると、うちの嫁さんが植林の急斜面を滑り落ちそうにコケている。
「大丈夫か!そこの木を掴め!」「こっちに向きを変えて、ここ!ここ!」とプチ滑落しそうになっていた私の嫁さんを皆が必死で誘導指示。(;・∀・)おーい!
でも、当の本人は「ムハハハ」とヘラヘラ笑って余裕綽々(;´Д`)
本人曰く、ちょっと足元の土が緩んでズリリ!となっただけ。すぐに立てなかったのは身体が重くて立ち上がる体制になれなかっただけ?(^_^;)
そのあと、「お?この先?どこ降りるの?」と皆でまたキョロキョロしていると、
「この下に踏み跡があるわ!(落ちかけた)奥サンの居るところから、そのままこちらに来れば安全です」とのこと。
私はてっきり崩壊したザレた花崗岩の痩せ尾根を降り続けるのか?と一瞬、緊張しましたよ(^_^;)
でも、その後は左側が切り立って、右が崩壊したザレた尾根も少し歩いたら
あ!ここは!?前に私が通った下山ルート!ここには虎ロープがあるねん。
あった!
痩せた尾根を真っ逆さまに急降下!帰ってこの斜面を測ってみると、距離170mを標高差100mで下っていました。
平均斜度30度オーバー!?
おお!前に困りまくった滝が見えた!私の思い出の滝!
谷を下って
ずっと谷の渡渉を繰り返し
どんどん谷を下って
ガンサ谷出合いを過ぎて
左岸の山腹をケモノ道のような場所を辿ってトラバース気味に登って・・・
適当な場所から沢に出て
さらに渡渉に次ぐ渡渉。
癒しの二段淵にやってきて一安心。
あとはひたすら沢沿いの整備された登山道をテクテクと歩く。
一箇所だけ短い下りの岩場で鎖場がある。
朽ちた木橋を積み重ねて足場用の鉄パイプ橋がかかる
ミズナシから下山しはじめて2時間で石谷川出合いに到着した。
ここで最後の休憩をとって石谷川林道を下り石水渓キャンプ場へ
今回のルートで、予想以上に御所谷の登りが快適・・・というよりも、とても楽に登れたのが驚きだった。
湿った場所を多く歩かなかったのが幸いしているのか?ヒルも出なかった。
このルートと組み合わせて仙ヶ岳南尾根や白谷と周回しても良いだろう。
ヨコネからミズナシまでの間は、もう言うこともなく絶景で快適な尾根歩き場所だ。
ここまで伊勢側から辿りつけるかどうかは別としてきっと雪の景色も良いだろう。
一方、ミズナシからの下山路(船石への分岐のあと)は急降下に対応できる技術とルートファインディング能力が試される、「高度なバリルート」だと思えた。なので登りで一度歩いて試してから下山にチャレンジするほうが良いかもしれない。これは私の課題でもある。
(※使用している地名や標高などは私がネットで収集した情報で確証があるわけではありません。誰か正解を教えてください(^_^;)
出発地の標高:164m 最高標高:850m(御所平最高峰)
所要時間:7時間36分
距離:11.796m(沿面:12.293km)
累積標高+:1335m
累積標高-:1333m
8:35バンガロー駐車場8:45
8:58石谷川堰堤駐車地
9:30萱谷出合9:36
10:20御所谷出合10:29
10:57御所平谷分岐10:59
11:30ヨコネ南東尾根
11:45昼食(ヨコネ東ca.824)12:32
13:18御所平(ca.851m)
13:26ミズナシ(P832)13:32
14:30ca.542休憩14:35
15:31石谷川出合15:40
16:10石谷川堰堤駐車地
16:20バンガロー駐車場
そうそう、この日、石水渓バンガロー施設の先で道路工事のための通行止めが行われていた。
法面保護の工事は平成24年11月7日までだそうです。
それから鬼ヶ牙への登山道の三ツ淵登山口が以下の日程で落石防止工事のために利用不可能になっているようです。
平成24年5月14日~7月11日まで(日曜日除外)でも7月1日~8月31日は利用できます。。。って?6月30日までか?
詳細が知りたい方は画像に書いてある電話番号に連絡してみてください。
金環日食を子ども達と『日食グラス』で観察していると、なぜか大阪と滋賀の山行メンバーが亀山IC近くの待ち合わせ場所に居るとメールが入った。
え?^^;待ち合わせ時間よりも一時間も早いやん!(;・∀・)うそ!
お日さんに一番月が重なったであろう日食の写真を撮影して、こちらも亀山へ向けレッツゴー!
コンパクトデジカメのレンズを日食グラスに押し当ててズームで撮影(^_^;)
(写真は2012年5月21日7:28三重県伊賀市)
今回の山行は鈴鹿:御所平で以前に私が苦労させられたルートの拡張版だ。
(御所谷を詰め上がるの図)
それにしても、えらい、早くメンバーが到着したもんだ。
集合場所に行って聞いてみると、大阪のメンバーは、実施されていた名神夜間通行止め解除が朝6時だったので、解除後の渋滞に巻き込まれると一大事!と、少し早めに家を出たら、定刻よりも30分繰り上げで通行止め解除されたらしい(そんなことあるんや!)
滋賀のメンバーも道中の渋滞を避けるために早く出発したら道がガラガラで早く着きすぎた!そうな(^_^;)
でも、そのおかげで駐車場でよそ見せず日食ショーをゆっくり堪能できたんですって!
・・・え?日食グラスを持ってたの?と聞けば「持ってなかったけど、調度良い具合に雲がかかっていて雲の向こうに日食で欠けた太陽が月の満ち欠けのように見えたそうな(^_^;)やばそう
日食談義が落ち着いて3台の車で8:35石水渓キャンプ場へ向かう。
バンガローを通り過ぎた左側の駐車地が空いていたので車を停める。
10分で山行準備ができて出発。
本日のメンバーは、Mご夫妻、UHさん、そして私と嫁さんの計五人。
石水渓案内板の隣から植林の低い尾根を石谷川方向へのっこす。
やがて本日最初の渡渉。これから10回・・・いやもっと多かったろうか?
今日のルートは渡渉に次ぐ渡渉となるのであった(^_^;)
石谷林道へ上がっていく途中、大きなキノコがあった。
これは?柄にも傘にもササクレがある。姿はシイタケのよう・・・でも色が浅い?それに松の朽ち木に生えている?と、いうことはマツオウジか?
うーん(´ε`;)私には分からない
石谷林道をテクテク歩く。
このあたりはウツギの仲間が咲いていた
かなり傾いてきた営林署跡を素通りして白谷コースに入って
渡渉を繰り返す
名物のアルミ梯子を降りて登る。
途中の山腹道で滝の方へ降りかけてミステイクした(^_^;)
御所谷出合いの滝の前で小休止して
植林帯を一気に登る。
足場の少ない岩場を
よいこらしょと通過すれば
7-8mほどの滝が立ちはざかる
ガレた滝の左のルンゼに入ると滝を巻く道がついている。
この滝の周辺にはシャクナゲが咲いていて目を楽しませてくれる
滝上で渡渉して沢沿いをさらに奥へと進んでいく。
小さな滝を巻いて少しずつ上っていく
忘れ去られた植林帯にさしかかると沢が四方に分岐する。
以前、私が単独の時は時間短縮を狙ってここを左折して苦労させられたが、今回は本流を詰めて仙ヶ岳とヨコネの中間点へ登る予定。
ここまでの道中は沢の渡渉を繰り返しながらダラダラ上っていくだけ
登りの苦労はほとんど無い。
沢の広い岸部にはタニギキョウのカワイイ花
チャルメラソウが咲いているが大物は一切咲いていない(^_^;)
このような蕾も見つけたが何の花が咲くのだろう?
御所谷本流を上っていくと
何度か赤い花が咲いているのを見上げた。
どうやらヤマツツジのようだ。
ガレた源頭部を詰めていくとさすがに傾斜角が増してきた
最後の谷の二股分岐で「谷歩きは、もう、ええやろ!ショートカットしてヨコネへ向かおう!」と
御所谷右岸のケモノ道に取り付いた。
標高差80m足らず。距離にして150mほど。やっぱりこの仲間と山に来た限りはヤブコギせねば、家に帰れまい(^_^;)
おお!振り返れば仙ヶ岳西峰(最高点961m)
汗を滴らせて県境稜線尾根に乗った!稜線上も花は時折ヤマツツジが咲いている程度(;´Д`)
お?稜線は風が吹いていて寒い!昼食のお湯を沸かすに風は困る。
ヨコネの上でランチにしようと思っていたが風の当たらないヨコネの東陰をランチ場所にした。
この日は行動時間が長くなる予想だったのでカップ麺とパン。他のメンバーも握り飯やパックご飯を食べていた。
ここまでの登りは意外にも案内標識(古そう(^_^;)が行く先々にあって、ルートファインディング答え合わせになってスムースに登ってこれた。
問題は下山ルートだ・・・
昼食を終えて歩き出すと快適な尾根歩きが始まった。
尾根の南には仙ヶ岳西峰からの尾根と、仙ノ石から伸び
北を眺めれば田村川沿いの山々が一番手前にあり、
その向こうにウグイ川流域の山々、日本コバも見えている。
そして上の写真にはないがに綿向山もチラリ見えていた。
雨乞岳も見えている。
前方を見るとこれから歩く御所平の山頂が見えている
。
ヨコネからミズナシの先まで約1.6kmの草原歩きだ!
この尾根、バイケイソウの群落が数ヶ所ある。
うーん、なかなかいい眺めではないか!
植林された黒い森は余計なんだけどね(^_^;)
ヒメハギ
チゴユリ、各種スミレが咲いていた。
鹿が少なければもっと植物の多様化が見れた山なのかもしれない。
オマエは鹿の糞を掃除に来たのか?
グリーンメタリックなオオセンチコガネも居た
それにしても花の咲く時期なのに
この山は色気が少ない山だ(^_^;)
北東方向には高円山、水沢岳、鎌ヶ岳、御在所方面が見えていた。
低い山なのに色々な山が見える。
おお!仙ヶ岳南尾根とヤマツツジ!
この尾根道にはカモシカ避けのネットとその支柱の残骸が散在しているが
山林の持ち主や管理者はいったいナニをしているんだ?(^_^;)
またバイケイソウの群落。
御所平が近づくとヤマツツジが多くなって、
やっと花の季節らしい雰囲気になる。
でも、基本的にはバイケイソウ、アセビがほとんど(^_^;)
でもバイケイソウって毒だって聞いていたけど鹿?が食べた跡がイッパイあったのだが・・・鹿はバイケイソウを食べられるの?(;^ω^)
テクテクテクテクと草原の丘を登ると851mの御所平最高峰。
その先に進むとまたバイケイソウの群落(;^ω^)
この先の小高い丘がミズナシ(P832)
ミズナシの先っぽに登ってベンケイや
土山のダイヤモンド滋賀などを見下ろす
さぁ、ここからの下りルートが今日の核心部!気合を引き締める。
画面中央の薄い踏み跡を辿って
アセビのヤブに突入すると暗く薄気味悪いヤブの森。
間伐も枝打ちもされていない?放棄されているような植林地帯
ズンズン降りていくと右手に広がる草原と
その向こうに続く県境稜線尾根の船石方面
我々はこの画面の左に降りていく
皆で下山ルートは何処や?と探っていると
「ガンサ谷」とマジックで書かれたカマボコ板くらいのプレート発見。
おおきに、これで手がかりが掴めました(;^ω^)
放棄された?植林の斜面を降りて・・・
「わー!!ぎゃっ!」と変な声がするので振り返ると、うちの嫁さんが植林の急斜面を滑り落ちそうにコケている。
「大丈夫か!そこの木を掴め!」「こっちに向きを変えて、ここ!ここ!」とプチ滑落しそうになっていた私の嫁さんを皆が必死で誘導指示。(;・∀・)おーい!
でも、当の本人は「ムハハハ」とヘラヘラ笑って余裕綽々(;´Д`)
本人曰く、ちょっと足元の土が緩んでズリリ!となっただけ。すぐに立てなかったのは身体が重くて立ち上がる体制になれなかっただけ?(^_^;)
そのあと、「お?この先?どこ降りるの?」と皆でまたキョロキョロしていると、
「この下に踏み跡があるわ!(落ちかけた)奥サンの居るところから、そのままこちらに来れば安全です」とのこと。
私はてっきり崩壊したザレた花崗岩の痩せ尾根を降り続けるのか?と一瞬、緊張しましたよ(^_^;)
でも、その後は左側が切り立って、右が崩壊したザレた尾根も少し歩いたら
あ!ここは!?前に私が通った下山ルート!ここには虎ロープがあるねん。
あった!
痩せた尾根を真っ逆さまに急降下!帰ってこの斜面を測ってみると、距離170mを標高差100mで下っていました。
平均斜度30度オーバー!?
おお!前に困りまくった滝が見えた!私の思い出の滝!
谷を下って
ずっと谷の渡渉を繰り返し
どんどん谷を下って
ガンサ谷出合いを過ぎて
左岸の山腹をケモノ道のような場所を辿ってトラバース気味に登って・・・
適当な場所から沢に出て
さらに渡渉に次ぐ渡渉。
癒しの二段淵にやってきて一安心。
あとはひたすら沢沿いの整備された登山道をテクテクと歩く。
一箇所だけ短い下りの岩場で鎖場がある。
朽ちた木橋を積み重ねて足場用の鉄パイプ橋がかかる
ミズナシから下山しはじめて2時間で石谷川出合いに到着した。
ここで最後の休憩をとって石谷川林道を下り石水渓キャンプ場へ
今回のルートで、予想以上に御所谷の登りが快適・・・というよりも、とても楽に登れたのが驚きだった。
湿った場所を多く歩かなかったのが幸いしているのか?ヒルも出なかった。
このルートと組み合わせて仙ヶ岳南尾根や白谷と周回しても良いだろう。
ヨコネからミズナシまでの間は、もう言うこともなく絶景で快適な尾根歩き場所だ。
ここまで伊勢側から辿りつけるかどうかは別としてきっと雪の景色も良いだろう。
一方、ミズナシからの下山路(船石への分岐のあと)は急降下に対応できる技術とルートファインディング能力が試される、「高度なバリルート」だと思えた。なので登りで一度歩いて試してから下山にチャレンジするほうが良いかもしれない。これは私の課題でもある。
(※使用している地名や標高などは私がネットで収集した情報で確証があるわけではありません。誰か正解を教えてください(^_^;)
出発地の標高:164m 最高標高:850m(御所平最高峰)
所要時間:7時間36分
距離:11.796m(沿面:12.293km)
累積標高+:1335m
累積標高-:1333m
8:35バンガロー駐車場8:45
8:58石谷川堰堤駐車地
9:30萱谷出合9:36
10:20御所谷出合10:29
10:57御所平谷分岐10:59
11:30ヨコネ南東尾根
11:45昼食(ヨコネ東ca.824)12:32
13:18御所平(ca.851m)
13:26ミズナシ(P832)13:32
14:30ca.542休憩14:35
15:31石谷川出合15:40
16:10石谷川堰堤駐車地
16:20バンガロー駐車場
そうそう、この日、石水渓バンガロー施設の先で道路工事のための通行止めが行われていた。
法面保護の工事は平成24年11月7日までだそうです。
それから鬼ヶ牙への登山道の三ツ淵登山口が以下の日程で落石防止工事のために利用不可能になっているようです。
平成24年5月14日~7月11日まで(日曜日除外)でも7月1日~8月31日は利用できます。。。って?6月30日までか?
詳細が知りたい方は画像に書いてある電話番号に連絡してみてください。
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