2012,07,14, Saturday/五代目
昨年の同じ時期に嫁さんと二人で歩いて印象に残った神崎川支流:ツメカリ谷へ伊賀遊歩の仲間をご招待!
今日のメンバーは、嫁さんと師匠、Mご夫妻。
Mご夫妻は揃って神崎川初デビュー記念となった。
(山行日:2012年7月9日)
Mご夫妻と神崎川出合の橋の手前で待合せ。少しこちらが遅刻してお待たせしてしまった^^;ゴメンナサイ
広域林道を走り、神崎川発電所入口や大堰堤下降路を通り越し、有料河川看板前に車を駐車。沢装束になる。
ヒル避け塩水を足元に噴霧して階段道を下っていく。
道中のヒルは嫁さんが踊っているのを数匹見たものの誰も連れて来なかった。
10分ほどで神崎川へ降り立つが2日前の大雨の影響で水のない河原が少ししなかい!?
水がすごく多いやんけー!(;´∀`)エエンカイナ?
右岸へ渡渉しようと水中に足を入れると足が川下に流される!(;´Д`)オーマイガ!
ちょっと!水量多すぎとちゃうん?いったいこの先はどうなっているんや!?
そーそー!
先週の大峰は、それ以前の沢で、ずっと「この靴は失敗か!?」と悩み続けていたので敢えてフェルトシューズの鮎タビを履いていたが、今回は元に戻してアクアステルスというラバーソールのFIVE TEN キャニオニア2を履く。これが神崎川と非常に相性が良くて驚いた。
神崎川本流のゴーロの右岸を10分ほど下ってツメカリ谷出合に到着
神崎本流は水が多かったけど支流は大したコト無さそう・・・
ちょっと水の勢いが強いか?
ぢゃない!(;・∀・)
ヘツル場所が!股まで濡れるやん!!水位が高い!(;´∀`)
水の多い時期はこの初心者向けの谷が、もう少しランクアップしたように思える。
すっと近寄れる場所も今日は泳がねば!
(左岸ならなんとかヘツれた模様(^_^;)
と?言うことは!このゴルジュ最後の滝が?
おーまいがー!チョックストーンの左からもゴーゴーと水が!(・_・;)まずい
右上のオレンジシャツは巻くルートを工作中のM氏
ええい!前回は行けた!
いっけー!と釜を泳いで滝の右岸の少ない手がかり、足がかりに取り付いて水中脱出完了
ここから上に登れ・・・ないのよ(T_T)足が上げる場所がない!
滝身に近づいて上によじ登るものの、滝の水圧がバシバシと右手と右足の進路を阻む!
もーだめー!
と、滝つぼにダイブ!(;^ω^)
むっちゃクヤシイ~(T_T)
プカプカ~
おおい!アンさんのロープ!
Mさんがルート工作したから命綱にロープ貸してんか!
おお!そんな場所から巻くんや!私はもう少し戻って左岸を登のか?と思ってましたぜ(・_・;)
この巻きルート階段状に登っていくと上に頑丈な木の根がいっぱいあるので登りやすいのですが、高度感抜群なのです。なので油断するとヤバい事になるのでトップロープで登るのです。
↑登り終えて滝の落口を覗く
ゴルジュを脱出して明るく広い花崗岩の谷を少し歩くとスダレ状6m滝が現れた。
何処を攻略する?と滝の手前でミーティング。
師匠は左岸(右手)の水際から登ると言う。私は実績からも右岸(左)の水際。
師匠に付いて左岸に向かうが・・・うーん・・・やっぱ右岸に行く!と一人転進。
師匠はこれに対して「一度決めたルートは裏切ったらアカン!(# ゚Д゚)ゴルァッ!」と怒っておられたもよう(;´∀`)
で、釜のまわりをテクテク歩いて右岸からヒョイと上に出て左岸に向かうと、師匠がコケだらけの滝の斜面で相変わらず苦労されていた。
私と目が合うと師匠はニコヤカに腰に付けていたロープの一端を私に投げ「上でビレヤーして!」と言われた。
そうなのである。
先は長いのだ(^_^;)
スダレ滝をクリアしてゴーロを歩いて
崩壊地を通って
ゴーロの向こう右手に滝が見えた。
ツメカリ谷の第一分岐点だ。
本流は↑あの滝のある右に曲がっている。
ここまでイッキに歩いてきたので滝の手前で小休止。
ここで師匠によるロープの束ね方教室
長いザイルは亭主やリーダーに担がせておいて!(^_^;)
自分は15m~20m程度の短くて軽いロープを持っている時に!
自分のロープの束ね方も覚えておこうね!!と言う事!(^_^;)
先程の分岐の滝の左岸を登ると第二のゴルジュエリアに突入
でも広くて明るい花崗岩ゴルジュ
おっと!岩の上でマムシさんが日向ぼっこしてる!
刺激を与えずに遠巻きに通り過ぎる!
うりゃー!ほりゃー!と小ぢんまりとした釜を持った小滝がお出迎え
前回の沢歩きの時は水量が少なかったためか、この第二のゴルジュエリアの記憶(写真)がほとんどない(^_^;)
こんな所あったっけ?(^_^;)
そして前方で白い水飛沫を上げて落ちているのが10m階段状滝。
去年もここで昼食を取ったが、ここでお昼ごはん。
ここは乾いた石の上で、しかも水も近くて眺めも良いのでランチ場所に最適。
今日も釜あげうどん+冷え冷えビール
意外にも嫁さんが昨夜作ったキンピラレンコンが好評だった
階段滝に別れを告げて先を急ぐ
5分ほど沢を歩いて行くとツメカリ谷第二の分岐点に到着。
↓この景色の場所に来たら直進せずに右折してヤマボウシのある方向へ転進です。
分岐から5分で「裏見の滝」です。
この滝の攻略法は左岸(右手)から水際を一段岩を登って滝の裏側を通って右岸(左側)に出て、右岸の乾いた岩を登って上に出るのです。
まずは師匠が左岸から滝のウラを通って右岸に到着
なんだかヤタラに嬉しそうじゃないか?(・_・;)
続くM氏もなんだかすごく嬉しそうな表情で滝の裏に向かおうとしている!?
なんでだろ?(^_^;)
M氏の奥サンが滝のウラに進入しているころ
・・・その先で屯しているオヤジたちは何やら笑顔で嬉しそう!(^_^;)
この先は平流で穏やかな流れになるので釈迦ヶ岳方面に行かずに白滝谷を下る計画の我々には意味が無いルートになるのだが、裏見の滝から白滝谷へ乗り越えるには100mの登りと90mの下りになってシンドイので、例え遠回りになろうともツメカリ谷の源頭部へ進む。
谷は狭まるものの砂が堆積した場所と小滝や巨岩が出てきて癒しの風情
左岸に赤テープのある場所があったが、ここやったっけ?
ケルンがあったような・・・無いなぁ(´∀`)。。。とスルー(^_^;)
杉の植林混じりの源頭部を登っていくと、谷が明るくなって、左岸の向こうに明るく低い尾根!
よっしゃ!ここから白滝谷へ乗越えよう!とca.800m付近で進路を南に取る
少し登るとツメカリ谷の支流が横切る支尾根に取り付いている事が判明。
もう少しだけ左(西)に進路を振って、二重稜線の奥=さらに南にある稜線を越える。
下の写真が最終で乗り越した支尾根だが、私自身はこのルートが去年よりも楽に乗越えられたと思っている。
乗り越えた先は杉の植林帯。でも蛭のダンスは見られない。
少し進むと檜の植林が何故かあり、木々を頼りに若干、西にトラバースしながら下る。
すると水の少ない超源頭部の谷に降り立った。よっしゃ!これで白滝谷支流のアマゴ谷の支流に出た!
そこからさらに蜘蛛の巣に頭をツッコミながら細い沢を下っていくと白滝谷本流に合流。
名物のチムニー状の滝は階段滝なので楽勝なのだが水量が多くて流されそうだったので岩の上を越えた
この谷は基本的にナメ床が基本なのだが、時折ごく短いゴルジュが出てくる
普段は大した事のない場所も水量が多いと足の置き場に困って出す足を躊躇させられる
ナメナメな床を快適に歩く
カジカガエルにハロォ~♪(`・∀・´)ノ
アカハライモリのハーレムにチョッカイをだして^^;
階段滝15m?かなりの落差で階段状の滝
なかなか面白い中盤のゴルジュエリア
さぁ!今日のメインイベント!
白滝谷の大滝8mに到着!
左岸に存在しているアンカーは頑丈そうだが、下降完了時のロープ回収が上手く出来ないかも?
と言う事で滝落口の左岸にあった木にロープをかけてロープダウン。
試しにM氏がエイト環で懸垂下降。
これがループにした30mのザイル(=15m)でバッチリ!ちょうど下までロープが届いた。
続いて降りるM婦人は懸垂下降初体験。でも思いっきりの良い彼女は、うちの嫁さんにエイト環の取り扱い方を聞いて、(うちの嫁さんの復習も兼ねてます(^_^;)
そしてT師匠に降り方を聞くと「そいじゃ、降ります!」と、やる気満々。
T師匠、彼女には「バックアップ用に」とプルージックをエイト環の上にセット。バンザイした時には、これがロープ上で止まる。
実際は、少しバランスを崩してロープを中心に左右に身体が振られたが
無事に旦那さんが待つ滝下に到着。
続いて、うちの嫁さん、先週の大峰での成果を活かす。
が、緊張から足元を広範囲に見ていなくてバランスを崩し、この人もロープに振られて左右にフラツイテしまった。
でも、無事に下降完了。
T師匠は私を残してATCで下降。
下降の途中でロープにヒネリが生じていないか?チェックしてくれた。
私も現場の実践で懸垂下降するのは初めて。
ここで今まで練習を重ねてきた事をするだけ。
エイト環の向きに気をつけてカラビナにセット。
足場を確認しながらロープの引っかかりも確認。我ながらに落ち着いて懸垂下降ができたように思う。
バリルートを歩く事に少し自身が付いたように思えた。
ロープを束ねてザックに入れる。水を含んだザイルはとても重くなった。
まぁこれも安全のため。明日も笑顔で二足歩行をするためだ!
ここから下は、引率してきた私も初めての場所。前回、嫁さんとこの谷を歩いた時は大滝を降りずに登山道にエスケイプ。一年越しで白滝谷の沢下降が前に進んだ。
白滝谷の下部もツメカリ谷ほどではないけれど花崗岩の明るいゴルジュ。
ウォータースライダー小滝の下はエメラルド神崎グリーンな釜が気持ちよさそう。
今日よりももっと早立ちしていていたらドボン!と涼みに行きたいところだ。
下の写真はヘツって越えているが水に飛び込んだら膝上が濡れる程度だった^^;
階段状の小滝がまだ数個ある
岩を掴んで慎重に降りる
アマゴ谷→白滝谷本流出合からちょうど2時間で神崎川出合に出た
さぁ!神崎川のゴーロ歩きだ!今日は水量が多いから大変!
飛び石が可能か?可能でないなら、方向転換?それとも浅瀬を選んで?それとも深みに入る?という四択を石の上に乗った一瞬で、考えて、次の足を出せれば良いのだが、もたもたしていると後続が自分の居る岩に飛んできて、押されて「ドボン!」^^;
火照った身体に冷たい水が気持ちいいんだけど、クレグレも頭部に岩を激突させないように気をつけて!
一日中、沢を歩いてきて全員疲れた表情だ^^;
白滝谷出合から登山道出合までは20分あまりだった。
さぁ、ここから登山道を登って舗装林道まで!
ヤマビル注意ね!
ヒーヒーゼーゼーハーハー!と登ること15分足ら。駐車地に無事戻ったのであった。
蛭?みなでチェックしましたが取り付かれた者はナシ。被害ナシでした。
今回は、16:30までに駐車地に戻るハズだったのですが、なぜか終了は17:06!
えらく遅刻してしまった(^_^;)
歩行距離:7.706km(沿面距離:7.859km)
所要時間:8時間1分(昼食50分含む)
累積標高+592m-585m
9:00駐車地9:25
9:36神崎川出合9:44
9:52ツメカリ谷出合
10:20ゴルジュ最終4m滝10:34
10:40スダレ状滝10:55
11:14沢分岐1(右の本流へ)
11:46階段滝(昼食)12:34
12:43沢分岐2(右の本流へ)
12:46裏見の滝12:51
13:30終了予定点(痛恨の通過)
13:37ca.800南へ転進
13:48アマゴ谷支流着地
14:12白滝谷本流出合
14:35白滝谷ゴルジュ上部14:45
15:10多段滝
15:21多段滝2
15:26白滝15:53
16:15神崎川出合16:25
16:48登山道出合16:52
17:06駐車地
家に帰って汗まみれになったヘルメットやネオプレーンゲーター、沢グローブ、沢で浸かったザイル、スリングを柔軟仕上げ剤を使ってタライの中で洗っていると左腕を尺取り虫が一匹・・・ちゃうやん!?貴方は!( ゚д゚ )ヤマビルさんやん!!
あああ、今日もお持ち帰りしてしもうた!(;´Д`)
今日持ち歩いていた塩水をシュッシュッ!ご臨終いただいた(^_^;)
前の仙ヶ岳割谷沢登りで、沢靴が原因で蛭をお持ち帰りした。なので今回は下山後、私の沢靴に塩水をまんべんなくスプレーしたのだが嫁さんの沢タビにくっついていたのだろうか?
ホンマ、どこにクッツイテきたんやろ?(^_^;)
今日のメンバーは、嫁さんと師匠、Mご夫妻。
Mご夫妻は揃って神崎川初デビュー記念となった。
(山行日:2012年7月9日)
Mご夫妻と神崎川出合の橋の手前で待合せ。少しこちらが遅刻してお待たせしてしまった^^;ゴメンナサイ
広域林道を走り、神崎川発電所入口や大堰堤下降路を通り越し、有料河川看板前に車を駐車。沢装束になる。
ヒル避け塩水を足元に噴霧して階段道を下っていく。
道中のヒルは嫁さんが踊っているのを数匹見たものの誰も連れて来なかった。
10分ほどで神崎川へ降り立つが2日前の大雨の影響で水のない河原が少ししなかい!?
水がすごく多いやんけー!(;´∀`)エエンカイナ?
右岸へ渡渉しようと水中に足を入れると足が川下に流される!(;´Д`)オーマイガ!
ちょっと!水量多すぎとちゃうん?いったいこの先はどうなっているんや!?
そーそー!
先週の大峰は、それ以前の沢で、ずっと「この靴は失敗か!?」と悩み続けていたので敢えてフェルトシューズの鮎タビを履いていたが、今回は元に戻してアクアステルスというラバーソールのFIVE TEN キャニオニア2を履く。これが神崎川と非常に相性が良くて驚いた。
神崎川本流のゴーロの右岸を10分ほど下ってツメカリ谷出合に到着
神崎本流は水が多かったけど支流は大したコト無さそう・・・
ちょっと水の勢いが強いか?
ぢゃない!(;・∀・)
ヘツル場所が!股まで濡れるやん!!水位が高い!(;´∀`)
水の多い時期はこの初心者向けの谷が、もう少しランクアップしたように思える。
すっと近寄れる場所も今日は泳がねば!
(左岸ならなんとかヘツれた模様(^_^;)
と?言うことは!このゴルジュ最後の滝が?
おーまいがー!チョックストーンの左からもゴーゴーと水が!(・_・;)まずい
右上のオレンジシャツは巻くルートを工作中のM氏
ええい!前回は行けた!
いっけー!と釜を泳いで滝の右岸の少ない手がかり、足がかりに取り付いて水中脱出完了
ここから上に登れ・・・ないのよ(T_T)足が上げる場所がない!
滝身に近づいて上によじ登るものの、滝の水圧がバシバシと右手と右足の進路を阻む!
もーだめー!
と、滝つぼにダイブ!(;^ω^)
むっちゃクヤシイ~(T_T)
プカプカ~
おおい!アンさんのロープ!
Mさんがルート工作したから命綱にロープ貸してんか!
おお!そんな場所から巻くんや!私はもう少し戻って左岸を登のか?と思ってましたぜ(・_・;)
この巻きルート階段状に登っていくと上に頑丈な木の根がいっぱいあるので登りやすいのですが、高度感抜群なのです。なので油断するとヤバい事になるのでトップロープで登るのです。
↑登り終えて滝の落口を覗く
ゴルジュを脱出して明るく広い花崗岩の谷を少し歩くとスダレ状6m滝が現れた。
何処を攻略する?と滝の手前でミーティング。
師匠は左岸(右手)の水際から登ると言う。私は実績からも右岸(左)の水際。
師匠に付いて左岸に向かうが・・・うーん・・・やっぱ右岸に行く!と一人転進。
師匠はこれに対して「一度決めたルートは裏切ったらアカン!(# ゚Д゚)ゴルァッ!」と怒っておられたもよう(;´∀`)
で、釜のまわりをテクテク歩いて右岸からヒョイと上に出て左岸に向かうと、師匠がコケだらけの滝の斜面で相変わらず苦労されていた。
私と目が合うと師匠はニコヤカに腰に付けていたロープの一端を私に投げ「上でビレヤーして!」と言われた。
そうなのである。
先は長いのだ(^_^;)
スダレ滝をクリアしてゴーロを歩いて
崩壊地を通って
ゴーロの向こう右手に滝が見えた。
ツメカリ谷の第一分岐点だ。
本流は↑あの滝のある右に曲がっている。
ここまでイッキに歩いてきたので滝の手前で小休止。
ここで師匠によるロープの束ね方教室
長いザイルは亭主やリーダーに担がせておいて!(^_^;)
自分は15m~20m程度の短くて軽いロープを持っている時に!
自分のロープの束ね方も覚えておこうね!!と言う事!(^_^;)
先程の分岐の滝の左岸を登ると第二のゴルジュエリアに突入
でも広くて明るい花崗岩ゴルジュ
おっと!岩の上でマムシさんが日向ぼっこしてる!
刺激を与えずに遠巻きに通り過ぎる!
うりゃー!ほりゃー!と小ぢんまりとした釜を持った小滝がお出迎え
前回の沢歩きの時は水量が少なかったためか、この第二のゴルジュエリアの記憶(写真)がほとんどない(^_^;)
こんな所あったっけ?(^_^;)
そして前方で白い水飛沫を上げて落ちているのが10m階段状滝。
去年もここで昼食を取ったが、ここでお昼ごはん。
ここは乾いた石の上で、しかも水も近くて眺めも良いのでランチ場所に最適。
今日も釜あげうどん+冷え冷えビール
意外にも嫁さんが昨夜作ったキンピラレンコンが好評だった
階段滝に別れを告げて先を急ぐ
5分ほど沢を歩いて行くとツメカリ谷第二の分岐点に到着。
↓この景色の場所に来たら直進せずに右折してヤマボウシのある方向へ転進です。
分岐から5分で「裏見の滝」です。
この滝の攻略法は左岸(右手)から水際を一段岩を登って滝の裏側を通って右岸(左側)に出て、右岸の乾いた岩を登って上に出るのです。
まずは師匠が左岸から滝のウラを通って右岸に到着
なんだかヤタラに嬉しそうじゃないか?(・_・;)
続くM氏もなんだかすごく嬉しそうな表情で滝の裏に向かおうとしている!?
なんでだろ?(^_^;)
M氏の奥サンが滝のウラに進入しているころ
・・・その先で屯しているオヤジたちは何やら笑顔で嬉しそう!(^_^;)
この先は平流で穏やかな流れになるので釈迦ヶ岳方面に行かずに白滝谷を下る計画の我々には意味が無いルートになるのだが、裏見の滝から白滝谷へ乗り越えるには100mの登りと90mの下りになってシンドイので、例え遠回りになろうともツメカリ谷の源頭部へ進む。
谷は狭まるものの砂が堆積した場所と小滝や巨岩が出てきて癒しの風情
左岸に赤テープのある場所があったが、ここやったっけ?
ケルンがあったような・・・無いなぁ(´∀`)。。。とスルー(^_^;)
杉の植林混じりの源頭部を登っていくと、谷が明るくなって、左岸の向こうに明るく低い尾根!
よっしゃ!ここから白滝谷へ乗越えよう!とca.800m付近で進路を南に取る
少し登るとツメカリ谷の支流が横切る支尾根に取り付いている事が判明。
もう少しだけ左(西)に進路を振って、二重稜線の奥=さらに南にある稜線を越える。
下の写真が最終で乗り越した支尾根だが、私自身はこのルートが去年よりも楽に乗越えられたと思っている。
乗り越えた先は杉の植林帯。でも蛭のダンスは見られない。
少し進むと檜の植林が何故かあり、木々を頼りに若干、西にトラバースしながら下る。
すると水の少ない超源頭部の谷に降り立った。よっしゃ!これで白滝谷支流のアマゴ谷の支流に出た!
そこからさらに蜘蛛の巣に頭をツッコミながら細い沢を下っていくと白滝谷本流に合流。
名物のチムニー状の滝は階段滝なので楽勝なのだが水量が多くて流されそうだったので岩の上を越えた
この谷は基本的にナメ床が基本なのだが、時折ごく短いゴルジュが出てくる
普段は大した事のない場所も水量が多いと足の置き場に困って出す足を躊躇させられる
ナメナメな床を快適に歩く
カジカガエルにハロォ~♪(`・∀・´)ノ
アカハライモリのハーレムにチョッカイをだして^^;
階段滝15m?かなりの落差で階段状の滝
なかなか面白い中盤のゴルジュエリア
さぁ!今日のメインイベント!
白滝谷の大滝8mに到着!
左岸に存在しているアンカーは頑丈そうだが、下降完了時のロープ回収が上手く出来ないかも?
と言う事で滝落口の左岸にあった木にロープをかけてロープダウン。
試しにM氏がエイト環で懸垂下降。
これがループにした30mのザイル(=15m)でバッチリ!ちょうど下までロープが届いた。
続いて降りるM婦人は懸垂下降初体験。でも思いっきりの良い彼女は、うちの嫁さんにエイト環の取り扱い方を聞いて、(うちの嫁さんの復習も兼ねてます(^_^;)
そしてT師匠に降り方を聞くと「そいじゃ、降ります!」と、やる気満々。
T師匠、彼女には「バックアップ用に」とプルージックをエイト環の上にセット。バンザイした時には、これがロープ上で止まる。
実際は、少しバランスを崩してロープを中心に左右に身体が振られたが
無事に旦那さんが待つ滝下に到着。
続いて、うちの嫁さん、先週の大峰での成果を活かす。
が、緊張から足元を広範囲に見ていなくてバランスを崩し、この人もロープに振られて左右にフラツイテしまった。
でも、無事に下降完了。
T師匠は私を残してATCで下降。
下降の途中でロープにヒネリが生じていないか?チェックしてくれた。
私も現場の実践で懸垂下降するのは初めて。
ここで今まで練習を重ねてきた事をするだけ。
エイト環の向きに気をつけてカラビナにセット。
足場を確認しながらロープの引っかかりも確認。我ながらに落ち着いて懸垂下降ができたように思う。
バリルートを歩く事に少し自身が付いたように思えた。
ロープを束ねてザックに入れる。水を含んだザイルはとても重くなった。
まぁこれも安全のため。明日も笑顔で二足歩行をするためだ!
ここから下は、引率してきた私も初めての場所。前回、嫁さんとこの谷を歩いた時は大滝を降りずに登山道にエスケイプ。一年越しで白滝谷の沢下降が前に進んだ。
白滝谷の下部もツメカリ谷ほどではないけれど花崗岩の明るいゴルジュ。
ウォータースライダー小滝の下はエメラルド神崎グリーンな釜が気持ちよさそう。
今日よりももっと早立ちしていていたらドボン!と涼みに行きたいところだ。
下の写真はヘツって越えているが水に飛び込んだら膝上が濡れる程度だった^^;
階段状の小滝がまだ数個ある
岩を掴んで慎重に降りる
アマゴ谷→白滝谷本流出合からちょうど2時間で神崎川出合に出た
さぁ!神崎川のゴーロ歩きだ!今日は水量が多いから大変!
飛び石が可能か?可能でないなら、方向転換?それとも浅瀬を選んで?それとも深みに入る?という四択を石の上に乗った一瞬で、考えて、次の足を出せれば良いのだが、もたもたしていると後続が自分の居る岩に飛んできて、押されて「ドボン!」^^;
火照った身体に冷たい水が気持ちいいんだけど、クレグレも頭部に岩を激突させないように気をつけて!
一日中、沢を歩いてきて全員疲れた表情だ^^;
白滝谷出合から登山道出合までは20分あまりだった。
さぁ、ここから登山道を登って舗装林道まで!
ヤマビル注意ね!
ヒーヒーゼーゼーハーハー!と登ること15分足ら。駐車地に無事戻ったのであった。
蛭?みなでチェックしましたが取り付かれた者はナシ。被害ナシでした。
今回は、16:30までに駐車地に戻るハズだったのですが、なぜか終了は17:06!
えらく遅刻してしまった(^_^;)
歩行距離:7.706km(沿面距離:7.859km)
所要時間:8時間1分(昼食50分含む)
累積標高+592m-585m
9:00駐車地9:25
9:36神崎川出合9:44
9:52ツメカリ谷出合
10:20ゴルジュ最終4m滝10:34
10:40スダレ状滝10:55
11:14沢分岐1(右の本流へ)
11:46階段滝(昼食)12:34
12:43沢分岐2(右の本流へ)
12:46裏見の滝12:51
13:30終了予定点(痛恨の通過)
13:37ca.800南へ転進
13:48アマゴ谷支流着地
14:12白滝谷本流出合
14:35白滝谷ゴルジュ上部14:45
15:10多段滝
15:21多段滝2
15:26白滝15:53
16:15神崎川出合16:25
16:48登山道出合16:52
17:06駐車地
家に帰って汗まみれになったヘルメットやネオプレーンゲーター、沢グローブ、沢で浸かったザイル、スリングを柔軟仕上げ剤を使ってタライの中で洗っていると左腕を尺取り虫が一匹・・・ちゃうやん!?貴方は!( ゚д゚ )ヤマビルさんやん!!
あああ、今日もお持ち帰りしてしもうた!(;´Д`)
今日持ち歩いていた塩水をシュッシュッ!ご臨終いただいた(^_^;)
前の仙ヶ岳割谷沢登りで、沢靴が原因で蛭をお持ち帰りした。なので今回は下山後、私の沢靴に塩水をまんべんなくスプレーしたのだが嫁さんの沢タビにくっついていたのだろうか?
ホンマ、どこにクッツイテきたんやろ?(^_^;)
コメント
裏見の滝では、還暦すぎの人だけとかじゃなくて
全員はしゃいじゃってたと思いましたケド...(^^;
全員はしゃいじゃってたと思いましたケド...(^^;
| 伊賀天幕番 | EMAIL | URL |
2012/07/15 12:13 AM | cG.71PXw |
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