2013,08,29, Thursday/五代目
家族で今年の春から眺めてきた白山に登ろうとずっと思っていた。
白山を登るには別当出合いから登るのが一般的らしいのだが、混雑しているのは好きじゃない。
人の少ない登山道が好きな私は、岐阜県の大白川ダムを起点とする平瀬道を選んだ。
今回のメンバーは、私の家族(嫁+子ども2人)+ISMさんの5人。
8/18日曜・・・午前中だけ菓子屋を営業。月曜日の定休日とお盆営業振替休業日として火曜日も店を休むことにしている。
早朝より『せえくろもち』を製造。その後、町内行事の当番として、植木神社:風神祭の五ツ提灯を設営(撤去は欠席)。
帰宅後に『おころ(しんころ)』などと呼ばれるお供えダンゴなどを製造した。
13時・・・昼ごはんを済ませ、閉店。
一路八日市へ。
八日市で食材や虫痒み止め薬、家に忘れてきたフライパンなどを購入。
15:30米原駅東口にてISMさんをピックアップ。
米原より名神高速を走るが大垣から一宮JCT付近までお盆の帰省渋滞。
一宮JCTより東海北陸自動車道は快調に走り、ひるがのSAで翌朝の朝食を仕入れて荘川で下車。
国道156号線を北上し、御母衣湖を越え旧遠山家民俗館を過ぎて県道451へ左折。
舗装林道を約13km・・・30分余りで登山口駐車場を通り越しすぐの大白川ロッジ前の駐車場に到着・・・もう19時だ(^_^;)
寝る場所を準備してヘッデンを付けて夕食タイム。
刺し身やトンテキを食べて飲んで・・・子ども達には肝試しの司令を下す。
現金500円を懸賞金に真っ暗な(実際は月明かりがあったが)道を少し歩いて登山口の小屋の様子を見てくるように命じたが、二人とも暗がりにビビってイケずじまい。結局私がついて行ってやった。
(なぜか登山口の水道の蛇口が証拠写真らしい)
が、帰路でISMさんが茂みで待ち伏せ(^_^)
子ども達はさらにビビった!(@A@;)/
1日目5:00起床
寝床を片付けていると、見慣れた車が一台やってきた。IS君だ。
事前に平瀬道から白山に登ると知らせてあったが、やはり彼はやってきた。でも彼は今日登って今日帰宅する必要がある。登山準備をとっととして白山目指して単独で登っていった。
我々、室堂小屋宿泊組は前日仕入れたオニギリを頬張る。
水をたっぷり積み込んで登山準備。
子ども達と自分の分を合わせて4.5L・・・重い・・・(=o=;)
登山口へ歩く。下の駐車場から6分だった。
休憩所の中に入り登山届を提出。
レッツゴー!
それが・・・登り始めて10分もたたないうちに階段道の急登で私、嫁サン、長女がバテバテになってしまい長女がダウン(-_-;)
ダマシダマシ5分歩いて10分休憩というようなペースで登っていく。
山は秋の装いになってきつつあるが、木漏れ日や青空が真夏のマンマ(-_-;)
ブナ林を通りすぎてダケカンバや低木しかない場所までやってきた。
汗がボタボタ落ちてくる。
白川湖のエメラルドグリーンの湖面が見えてきた
それにしてもよく整備された道だ
お?ガスが切れて高い山が見えてきたぞ?
あれが白山の剣ヶ峰か?遠いなぁ・・・
まだまだ糞暑いのにボチボチと紅葉も始まっているんだなぁ
4時間かかって『やっと』大倉山避難小屋に到着。
標準コースタイムの2倍?(-_-;)何かの間違いだろ?(-_-;)(-_-;)
ここに来て長女はやっと元気になっていた。
10:40だけど早めの昼食にした。メニューは、袋麺のラ王しょうゆ味+卵スープ+ソーセージ。その他に行動食用のパン、魚肉ソーセージなどなど。
ペロリと平らげて出発!
元気いっぱいで登りだした!やっと登山開始って感じ(-_-;)
大倉山を越えてから高山植物が賑やかに咲き出した。
日当たりの良い斜面には黄色いニッコウキスゲがまだたくさん咲いている!
もう今年は見れないのか?と思ってた。
キイチゴ発見!
口に放り込んでみるが、これが矢鱈に渋くて美味しくない!(-_-;)
調べてみるとベニバナイチゴの実でやっぱり渋くてまずいそうだ。
綺麗な彩りなんだけどね。
シモツケソウがイッパイ咲いていて綺麗!
綺麗な赤いヒョウタンのような実がなっている木があった。
オオヒョウタンボク=別名「嫁殺し」だそうだ。こんなに美味しそうな実なのに猛毒で嫁を殺してしまうほどなんだとか・・・私には試す動機も勇気も理由も無い(^_^;)
晴れていたのにガスが上がってきた。
天気は下り坂・・・予報どおり(-_-;)
このあたりで朝に先行出発したIS君が戻ってきた。聞けば、大汝峰、剣ヶ峰、御前峰と周回して室堂センターで1時間待ってみたけど、我々がやってこないから下ってきたらしい。先週、剱岳(早月尾根)を日帰りしてきたばかりなのに・・・やっぱり彼の脚と体力はスゴイ。
あれ?オデコに擦り傷?どうしたの?と聞けば、大汝峰の下りで躓いて転んだらしい。幸いなことに擦り傷だけで済んだらしい。運もあるようだ(^_^;)
IS君と分かれ、我々は無理をせずにボチボチと登る。
高度感のある尾根を行く。
クロマメノキを摘みながら慎重に
標高2200mを越えたものの汗はイッパイかいている(^_^;)暑い~
ガスがいっぱい上がってくる。
風の通り道は涼しいんだけど風が無いとムシムシだ。
ん?このイモムシは誰?
黒色にオレンジのドットが左右と背中に?こんな奴は知らない(-_-;)
さぁ、本日一番の難所っぽいところにやってきた。
左側は切り立った崖。本当は地図上の破線と共に尾根の右手に道があったらしいが、抜けたのか?尾根左手に道が整備されている。
紫色がこの土手にイッパイ咲いている。
でも、避難小屋以降の道中で今度は長男が体調不良。どうも腹の具合がよくないらしい。
ニッコウキスゲの花畑からさらに上に登っても、あまりにも暑いので雪渓に降り立ち氷を採取
雪渓の雪を器に入れてオレンジジュースで満たせば、キンキンに冷たいオレンジジュース風かき氷のできあがり!
あ~ちめたーい!
おお!雪渓の向こう、剣ヶ峰が顔を出した!
大汝峰か?
花畑の階段道を登って行けば
ガスが切れて右手にすっかり現れた御前峰
せめてあのピークを踏んで帰りたいのだが時間が・・・
オオヒョウタンボクの実がいっぱい!
つぎはハイマツに囲まれた登山道になった。
ピッチをあげて水平登山道を歩くのだが、暑い(-_-;)
南竜ヶ馬場からアルプス展望台を経由してやってくる展望歩道2.6kmの出合いに到着。
すぐそばに雪渓から流れてきた沢の水!
手や顔を洗ってクールダウン!はぁ~ありがたや(^_^)
コバイケイソウとハイマツの草原を歩いて行けば
なんじゃこら?
定点カメラが二台?何を撮っているの?と覗きこむが大したものは何もなし。
あとで分かったのだが、クロユリの定点観察をしていたらしい。でももう枯れて花は無し。
丘を越えてナナカマドとハイマツの中を進んでいくと赤い巨大な御殿?
ああ、室堂のセンターと宿泊施設だ。室堂の宿泊施設は白馬にあるの二軒の山荘についで日本第三位のデカさらしい。
14:15やっとこさで室堂センター到着。
約8時間もかかってしまった(-_-;)
避難小屋までの長女の体調不良(バテ)と避難小屋以降の長男の体調不良で時間をかなりくってしまった。私も数年前にジャンダルムで同じように歩けなかった過去があるので、やむを得ないとかんがえられる。
まぁ、子ども達二人とも室堂平に来た時点ですっかり元気になっていたのでOKだ。
室堂センターに入り、チェックイン。
http://www.kagahakusan.jp/file/murodou/murodou_shisetsu.html
素泊まり 大人5100円 中学生以下3500円
夕食1600円 朝食1000円
(朝・昼弁当1000円)
受付を済まして外に出るとガスがさらに濃厚になってきた。
こりゃ~展望も無いし時間も夕食時間に間に合わないかもしれないから山頂アタックは明日の朝にしよう!と方針決定。
我々が泊まったのは「こざくら荘」
部屋は2段ベッド5つが通路を挟んで両方にある20人収容部屋。
そこの5人下を我々が占拠。向かいのベッド上段に中年夫婦が一組というガラガラな状態だった。
部屋に荷物を置いてセンターの売店へ。生ビールとジュースを買って野外のベンチで乾杯!グビーッ!っぷっはー!ウマイ!!
おかわりのビールを・・・でも外は寒いから中に入って呑もう!
子ども達は郵便局の横に置いてあったスタンプで遊んだり、キーホルダーや記念切手を物色したりしていた。
そうそう、ここの売店。売った商品のゴミを買った人に持ち帰ってください。と「ごみ持ち帰り運動」をしていたのだった。この運動自体は環境負荷を減らす意識付けとしては良いんだけど、営業小屋が山上でこれをすると・・もうイッパイ!とか、もう一本!したら当然持ち帰るゴミの量が増えて、リュックの空きスペースと相談しないとイケなくなるんです。特に缶やペットボトルを!潰して持ち帰るとしても、容器から汁が出てきたら嫌だし・・・じゃ、買わないようにしようか?・・・もう一本缶ビールを飲むのをやめよう・・・なんて購買意欲が削がれてしまう。こんなことは経営陣は織り込み済みなのだろうか?(-_-;)
ゴミ削減にも関わらず紙コップで生ビール・・・ジョッキだと洗浄する必要があるから水資源や洗剤による排水問題がある・・・と、は言えども・・・北アルプスの山小屋はジョッキでおかわりすると100円安かったりするんだけどなぁ・・・ブツブツ・・・
室堂センターから外に出ると相変わらずガスひどい・・・食事まであと一時間あるしなぁ
そいじゃ神社にお参りしよう!
白山比咩大神の奥宮・・・山上に立派な神社があるものだ。巫女さんも2人?居てる。さすが日本三霊山の一つだ。
もうすぐ16時。夕食は17時からの食券を貰っている。時間が中途半端に余ってしまった。お池めぐりコースを30分歩いて16:30になったら室堂センターへ戻ろう!と散歩にでかけた。
コバイケイソウが満開!すごい花の量だ。
おお!雪渓!それにしてもガスが濃い。
雪渓に近づいてみた
ここから沢の水が始まっているんだなあ
遠目に見える黄色い小さな花はなんだろう?
さぁ引き返す時間がやってきた。
ぼちぼち戻りましょう。
晩ご飯、楽しみだなぁ 何が出てくるのかなあ
あ!!御前峰のガスが晴れた!
登っておけばよかった?イヤ、もう16:45だ。小屋の晩ご飯優先や!
と室堂センターに戻ればちょうど食堂入口に列が出来始めたところだった。
その列にならび食堂に入っていく。
セルフサービスでご飯、味噌汁、オカズ、デザートを受け取って席に着く。
いちおう、これが1600円という値段設定。子どもが選んだオカズには煮込み系のハンバーグがメインになっている。
そして私はメインが焼き魚のヘルシーセットとワイン一本(嫁サンと飲む)
夕食がはじまる頃、雨が本降りになってしまった。
ご飯を食べていると娘が「喉に魚の骨が刺さったみたい・・・(T_T)」と訴えてきた。色んな物を飲み込んでみたけれど喉の不快感は取れず。
仕方なく施設の診療所の戸を叩く。あいにく医師は下山して学生さんが留守番。一生懸命に診てくれたが異物は発見できず。礼を言って診療所をあとにした。
仕方ない・・・明日は曇り時々雨の予報。明日、朝食を食べたら早めに下山して咽喉科へ行くことにした。
部屋に戻りワインの残りを飲んでいるとやっぱり眠気が・・・横になるとぐっすり。消灯時間も木にせずに寝てしまっていた。そして雨が降っていた・・・
朝4時・・・・トイレに行くときに野外が見える。ヘッデンを点灯して行くと、濃厚なガスでヘッデンの明かりが乱反射してホワイトアウト。雨も小雨。
こりゃ~ダメだ。と部屋に戻って嫁サンと相談。朝食まで寝て、食後に下山しようとあいなった。6時ちょうどに食堂に行く。小屋の靴入れには登山靴がギッシリ並んでいた。やはり、みんなご来光山行はしなかったんだなぁ。
朝食をいただく。
さすがに野菜は少ないけれど量はかなりある。テーブル備え付けのフリカケと梅干しがありがたい。そしてご飯のお米が意外にも美味しい。
朝食終了後、レインウエアを着込んで昨日と同じ平瀬道を下山する。
でも、濃霧で景色が見えない!何処が平瀬道?というくらい。
道標があって正解だとわかるくらい(^_^;)
おお、ここに岩。この方で正解だ。
チングルマも水滴に濡れて瑞々しい
高度感たっぷりの階段もガスのおかげで谷底も何も見えない。
ぜんぜん怖くないね。
カラカラになりつつあった高山植物が雨でイキイキしている。
シモツケソウも色が濃くって本当に綺麗
恵みの雨です
でも、これがけっこう蒸し暑かった!ゴアテックスを着ていても中のムシムシが出て行かない!外も中もシットリ濡れてしまいました。
ずーっとガスのなか。
雨を貰ってもクルマユリがもう少しで枯れそう。
クルマユリのシーズン終了ですなー。
ガスが少し晴れて大倉山の稜線が見えてきた。
暑くて汗だくです。
下山開始から1時間30分ほどで避難小屋到着。
ここで小休止。もう雨は振りそうにないのでレインウエアを脱いでさらに下山。
白水湖が見えてきた。もう一頑張りだ。
振り返ると水蒸気たっぷりなガスの中に白山
つぎに来る時はちゃんと登頂するのだ!
そして脚が痛くなってきたころに下山完了。
また紅葉の時期にでも白山を登って、山頂を踏みます!
絶対に!(以前の弥山・八経ヶ岳もそうだったよな・・・)
実施日:2013年8月19日、8月20日
形態:グループ(ファミリー山行)
白山平瀬道ピストン
1日目(登り)平瀬道
距離:6.617km
沿面:6.848km
標高差:1211m
所要時間:7:55(昼食50分)
累積標高差:+1324m-113m
6:20駐車場
6:26登山口
10:24大倉山避難小屋(昼食50分)11:14
13:45南竜ヶ馬場出合
14:15室堂センター
+お池巡り途中まで
2日目(下り)平瀬道
距離:6.711km
沿面:6.963km
標高差:-1210m
所要時間:3:40
累積標高差:+150m-1360m
7:24室堂センター
8:47大倉山避難小屋9:06
11:05駐車場
→白山で咲いていた花や実はこちら○
はー暑かった!さぁ!風呂に入って昼ごはん!(写真は白水湖)
風呂?大白川温泉がこの駐車場の奥にあるんだけど、そこは石鹸もシャンプーも使えないらしい。要するに汗を流すだけ。時間がたくさんあるならいいんだけど、魚の骨が喉に刺さってる娘を咽喉科に連れて行かねばならないので、石鹸・シャンプー備え付けの温泉、大白川温泉しらみずの湯(大人600円 小人(小・中学生)400円)に行く。
・・・が、そこまでの道中。オヤツを食べていた娘が「あれ?喉の痛みがなくなった!取れた!」と、咽喉科へ行く必要がなくなったのであった。
そこで、ISMさん「白川郷って遠いの?行ってみたいんだけど?」と言うので、温泉の次に白川郷へ向かった。
お盆休みが終わっても世界遺産の白川郷は大変な賑わい。
何処にもかしこにも観光客がやってきている。
以前にここへ観光に来たことのある私が昼飯に選んだのは
手打ちそば処 乃むら
ペロリと「もりそば」大盛りを平らげる。
そのあと、白川郷を散策するが日差しが暑すぎて汗だく。
水路を泳ぐマスが気持ちよさそう。
表通りへ戻って目当ての店を探すが、その途中でISMさんが道草。
酒の好きなうちの嫁サンと一緒に立ち呑み。ドブロクに濁り酒。よろしいなぁ。
私はこの店の「飛騨牛コロッケ200円」をパクリ。
そして、五平餅とみたらし団子を焼いて貰っていると、小雨が降ってきた。
白川郷の滞在時間もボチボチ潮時だ。
さぁ、帰りましょう。
来週(8/25、26)も山に登るぞー!
白山を登るには別当出合いから登るのが一般的らしいのだが、混雑しているのは好きじゃない。
人の少ない登山道が好きな私は、岐阜県の大白川ダムを起点とする平瀬道を選んだ。
今回のメンバーは、私の家族(嫁+子ども2人)+ISMさんの5人。
8/18日曜・・・午前中だけ菓子屋を営業。月曜日の定休日とお盆営業振替休業日として火曜日も店を休むことにしている。
早朝より『せえくろもち』を製造。その後、町内行事の当番として、植木神社:風神祭の五ツ提灯を設営(撤去は欠席)。
帰宅後に『おころ(しんころ)』などと呼ばれるお供えダンゴなどを製造した。
13時・・・昼ごはんを済ませ、閉店。
一路八日市へ。
八日市で食材や虫痒み止め薬、家に忘れてきたフライパンなどを購入。
15:30米原駅東口にてISMさんをピックアップ。
米原より名神高速を走るが大垣から一宮JCT付近までお盆の帰省渋滞。
一宮JCTより東海北陸自動車道は快調に走り、ひるがのSAで翌朝の朝食を仕入れて荘川で下車。
国道156号線を北上し、御母衣湖を越え旧遠山家民俗館を過ぎて県道451へ左折。
舗装林道を約13km・・・30分余りで登山口駐車場を通り越しすぐの大白川ロッジ前の駐車場に到着・・・もう19時だ(^_^;)
寝る場所を準備してヘッデンを付けて夕食タイム。
刺し身やトンテキを食べて飲んで・・・子ども達には肝試しの司令を下す。
現金500円を懸賞金に真っ暗な(実際は月明かりがあったが)道を少し歩いて登山口の小屋の様子を見てくるように命じたが、二人とも暗がりにビビってイケずじまい。結局私がついて行ってやった。
(なぜか登山口の水道の蛇口が証拠写真らしい)
が、帰路でISMさんが茂みで待ち伏せ(^_^)
子ども達はさらにビビった!(@A@;)/
1日目5:00起床
寝床を片付けていると、見慣れた車が一台やってきた。IS君だ。
事前に平瀬道から白山に登ると知らせてあったが、やはり彼はやってきた。でも彼は今日登って今日帰宅する必要がある。登山準備をとっととして白山目指して単独で登っていった。
我々、室堂小屋宿泊組は前日仕入れたオニギリを頬張る。
水をたっぷり積み込んで登山準備。
子ども達と自分の分を合わせて4.5L・・・重い・・・(=o=;)
登山口へ歩く。下の駐車場から6分だった。
休憩所の中に入り登山届を提出。
レッツゴー!
それが・・・登り始めて10分もたたないうちに階段道の急登で私、嫁サン、長女がバテバテになってしまい長女がダウン(-_-;)
ダマシダマシ5分歩いて10分休憩というようなペースで登っていく。
山は秋の装いになってきつつあるが、木漏れ日や青空が真夏のマンマ(-_-;)
ブナ林を通りすぎてダケカンバや低木しかない場所までやってきた。
汗がボタボタ落ちてくる。
白川湖のエメラルドグリーンの湖面が見えてきた
それにしてもよく整備された道だ
お?ガスが切れて高い山が見えてきたぞ?
あれが白山の剣ヶ峰か?遠いなぁ・・・
まだまだ糞暑いのにボチボチと紅葉も始まっているんだなぁ
4時間かかって『やっと』大倉山避難小屋に到着。
標準コースタイムの2倍?(-_-;)何かの間違いだろ?(-_-;)(-_-;)
ここに来て長女はやっと元気になっていた。
10:40だけど早めの昼食にした。メニューは、袋麺のラ王しょうゆ味+卵スープ+ソーセージ。その他に行動食用のパン、魚肉ソーセージなどなど。
ペロリと平らげて出発!
元気いっぱいで登りだした!やっと登山開始って感じ(-_-;)
大倉山を越えてから高山植物が賑やかに咲き出した。
日当たりの良い斜面には黄色いニッコウキスゲがまだたくさん咲いている!
もう今年は見れないのか?と思ってた。
キイチゴ発見!
口に放り込んでみるが、これが矢鱈に渋くて美味しくない!(-_-;)
調べてみるとベニバナイチゴの実でやっぱり渋くてまずいそうだ。
綺麗な彩りなんだけどね。
シモツケソウがイッパイ咲いていて綺麗!
綺麗な赤いヒョウタンのような実がなっている木があった。
オオヒョウタンボク=別名「嫁殺し」だそうだ。こんなに美味しそうな実なのに猛毒で嫁を殺してしまうほどなんだとか・・・私には試す動機も勇気も理由も無い(^_^;)
晴れていたのにガスが上がってきた。
天気は下り坂・・・予報どおり(-_-;)
このあたりで朝に先行出発したIS君が戻ってきた。聞けば、大汝峰、剣ヶ峰、御前峰と周回して室堂センターで1時間待ってみたけど、我々がやってこないから下ってきたらしい。先週、剱岳(早月尾根)を日帰りしてきたばかりなのに・・・やっぱり彼の脚と体力はスゴイ。
あれ?オデコに擦り傷?どうしたの?と聞けば、大汝峰の下りで躓いて転んだらしい。幸いなことに擦り傷だけで済んだらしい。運もあるようだ(^_^;)
IS君と分かれ、我々は無理をせずにボチボチと登る。
高度感のある尾根を行く。
クロマメノキを摘みながら慎重に
標高2200mを越えたものの汗はイッパイかいている(^_^;)暑い~
ガスがいっぱい上がってくる。
風の通り道は涼しいんだけど風が無いとムシムシだ。
ん?このイモムシは誰?
黒色にオレンジのドットが左右と背中に?こんな奴は知らない(-_-;)
さぁ、本日一番の難所っぽいところにやってきた。
左側は切り立った崖。本当は地図上の破線と共に尾根の右手に道があったらしいが、抜けたのか?尾根左手に道が整備されている。
紫色がこの土手にイッパイ咲いている。
でも、避難小屋以降の道中で今度は長男が体調不良。どうも腹の具合がよくないらしい。
ニッコウキスゲの花畑からさらに上に登っても、あまりにも暑いので雪渓に降り立ち氷を採取
雪渓の雪を器に入れてオレンジジュースで満たせば、キンキンに冷たいオレンジジュース風かき氷のできあがり!
あ~ちめたーい!
おお!雪渓の向こう、剣ヶ峰が顔を出した!
大汝峰か?
花畑の階段道を登って行けば
ガスが切れて右手にすっかり現れた御前峰
せめてあのピークを踏んで帰りたいのだが時間が・・・
オオヒョウタンボクの実がいっぱい!
つぎはハイマツに囲まれた登山道になった。
ピッチをあげて水平登山道を歩くのだが、暑い(-_-;)
南竜ヶ馬場からアルプス展望台を経由してやってくる展望歩道2.6kmの出合いに到着。
すぐそばに雪渓から流れてきた沢の水!
手や顔を洗ってクールダウン!はぁ~ありがたや(^_^)
コバイケイソウとハイマツの草原を歩いて行けば
なんじゃこら?
定点カメラが二台?何を撮っているの?と覗きこむが大したものは何もなし。
あとで分かったのだが、クロユリの定点観察をしていたらしい。でももう枯れて花は無し。
丘を越えてナナカマドとハイマツの中を進んでいくと赤い巨大な御殿?
ああ、室堂のセンターと宿泊施設だ。室堂の宿泊施設は白馬にあるの二軒の山荘についで日本第三位のデカさらしい。
14:15やっとこさで室堂センター到着。
約8時間もかかってしまった(-_-;)
避難小屋までの長女の体調不良(バテ)と避難小屋以降の長男の体調不良で時間をかなりくってしまった。私も数年前にジャンダルムで同じように歩けなかった過去があるので、やむを得ないとかんがえられる。
まぁ、子ども達二人とも室堂平に来た時点ですっかり元気になっていたのでOKだ。
室堂センターに入り、チェックイン。
http://www.kagahakusan.jp/file/murodou/murodou_shisetsu.html
素泊まり 大人5100円 中学生以下3500円
夕食1600円 朝食1000円
(朝・昼弁当1000円)
受付を済まして外に出るとガスがさらに濃厚になってきた。
こりゃ~展望も無いし時間も夕食時間に間に合わないかもしれないから山頂アタックは明日の朝にしよう!と方針決定。
我々が泊まったのは「こざくら荘」
部屋は2段ベッド5つが通路を挟んで両方にある20人収容部屋。
そこの5人下を我々が占拠。向かいのベッド上段に中年夫婦が一組というガラガラな状態だった。
部屋に荷物を置いてセンターの売店へ。生ビールとジュースを買って野外のベンチで乾杯!グビーッ!っぷっはー!ウマイ!!
おかわりのビールを・・・でも外は寒いから中に入って呑もう!
子ども達は郵便局の横に置いてあったスタンプで遊んだり、キーホルダーや記念切手を物色したりしていた。
そうそう、ここの売店。売った商品のゴミを買った人に持ち帰ってください。と「ごみ持ち帰り運動」をしていたのだった。この運動自体は環境負荷を減らす意識付けとしては良いんだけど、営業小屋が山上でこれをすると・・もうイッパイ!とか、もう一本!したら当然持ち帰るゴミの量が増えて、リュックの空きスペースと相談しないとイケなくなるんです。特に缶やペットボトルを!潰して持ち帰るとしても、容器から汁が出てきたら嫌だし・・・じゃ、買わないようにしようか?・・・もう一本缶ビールを飲むのをやめよう・・・なんて購買意欲が削がれてしまう。こんなことは経営陣は織り込み済みなのだろうか?(-_-;)
ゴミ削減にも関わらず紙コップで生ビール・・・ジョッキだと洗浄する必要があるから水資源や洗剤による排水問題がある・・・と、は言えども・・・北アルプスの山小屋はジョッキでおかわりすると100円安かったりするんだけどなぁ・・・ブツブツ・・・
室堂センターから外に出ると相変わらずガスひどい・・・食事まであと一時間あるしなぁ
そいじゃ神社にお参りしよう!
白山比咩大神の奥宮・・・山上に立派な神社があるものだ。巫女さんも2人?居てる。さすが日本三霊山の一つだ。
もうすぐ16時。夕食は17時からの食券を貰っている。時間が中途半端に余ってしまった。お池めぐりコースを30分歩いて16:30になったら室堂センターへ戻ろう!と散歩にでかけた。
コバイケイソウが満開!すごい花の量だ。
おお!雪渓!それにしてもガスが濃い。
雪渓に近づいてみた
ここから沢の水が始まっているんだなあ
遠目に見える黄色い小さな花はなんだろう?
さぁ引き返す時間がやってきた。
ぼちぼち戻りましょう。
晩ご飯、楽しみだなぁ 何が出てくるのかなあ
あ!!御前峰のガスが晴れた!
登っておけばよかった?イヤ、もう16:45だ。小屋の晩ご飯優先や!
と室堂センターに戻ればちょうど食堂入口に列が出来始めたところだった。
その列にならび食堂に入っていく。
セルフサービスでご飯、味噌汁、オカズ、デザートを受け取って席に着く。
いちおう、これが1600円という値段設定。子どもが選んだオカズには煮込み系のハンバーグがメインになっている。
そして私はメインが焼き魚のヘルシーセットとワイン一本(嫁サンと飲む)
夕食がはじまる頃、雨が本降りになってしまった。
ご飯を食べていると娘が「喉に魚の骨が刺さったみたい・・・(T_T)」と訴えてきた。色んな物を飲み込んでみたけれど喉の不快感は取れず。
仕方なく施設の診療所の戸を叩く。あいにく医師は下山して学生さんが留守番。一生懸命に診てくれたが異物は発見できず。礼を言って診療所をあとにした。
仕方ない・・・明日は曇り時々雨の予報。明日、朝食を食べたら早めに下山して咽喉科へ行くことにした。
部屋に戻りワインの残りを飲んでいるとやっぱり眠気が・・・横になるとぐっすり。消灯時間も木にせずに寝てしまっていた。そして雨が降っていた・・・
朝4時・・・・トイレに行くときに野外が見える。ヘッデンを点灯して行くと、濃厚なガスでヘッデンの明かりが乱反射してホワイトアウト。雨も小雨。
こりゃ~ダメだ。と部屋に戻って嫁サンと相談。朝食まで寝て、食後に下山しようとあいなった。6時ちょうどに食堂に行く。小屋の靴入れには登山靴がギッシリ並んでいた。やはり、みんなご来光山行はしなかったんだなぁ。
朝食をいただく。
さすがに野菜は少ないけれど量はかなりある。テーブル備え付けのフリカケと梅干しがありがたい。そしてご飯のお米が意外にも美味しい。
朝食終了後、レインウエアを着込んで昨日と同じ平瀬道を下山する。
でも、濃霧で景色が見えない!何処が平瀬道?というくらい。
道標があって正解だとわかるくらい(^_^;)
おお、ここに岩。この方で正解だ。
チングルマも水滴に濡れて瑞々しい
高度感たっぷりの階段もガスのおかげで谷底も何も見えない。
ぜんぜん怖くないね。
カラカラになりつつあった高山植物が雨でイキイキしている。
シモツケソウも色が濃くって本当に綺麗
恵みの雨です
でも、これがけっこう蒸し暑かった!ゴアテックスを着ていても中のムシムシが出て行かない!外も中もシットリ濡れてしまいました。
ずーっとガスのなか。
雨を貰ってもクルマユリがもう少しで枯れそう。
クルマユリのシーズン終了ですなー。
ガスが少し晴れて大倉山の稜線が見えてきた。
暑くて汗だくです。
下山開始から1時間30分ほどで避難小屋到着。
ここで小休止。もう雨は振りそうにないのでレインウエアを脱いでさらに下山。
白水湖が見えてきた。もう一頑張りだ。
振り返ると水蒸気たっぷりなガスの中に白山
つぎに来る時はちゃんと登頂するのだ!
そして脚が痛くなってきたころに下山完了。
また紅葉の時期にでも白山を登って、山頂を踏みます!
絶対に!(以前の弥山・八経ヶ岳もそうだったよな・・・)
実施日:2013年8月19日、8月20日
形態:グループ(ファミリー山行)
白山平瀬道ピストン
1日目(登り)平瀬道
距離:6.617km
沿面:6.848km
標高差:1211m
所要時間:7:55(昼食50分)
累積標高差:+1324m-113m
6:20駐車場
6:26登山口
10:24大倉山避難小屋(昼食50分)11:14
13:45南竜ヶ馬場出合
14:15室堂センター
+お池巡り途中まで
2日目(下り)平瀬道
距離:6.711km
沿面:6.963km
標高差:-1210m
所要時間:3:40
累積標高差:+150m-1360m
7:24室堂センター
8:47大倉山避難小屋9:06
11:05駐車場
→白山で咲いていた花や実はこちら○
はー暑かった!さぁ!風呂に入って昼ごはん!(写真は白水湖)
風呂?大白川温泉がこの駐車場の奥にあるんだけど、そこは石鹸もシャンプーも使えないらしい。要するに汗を流すだけ。時間がたくさんあるならいいんだけど、魚の骨が喉に刺さってる娘を咽喉科に連れて行かねばならないので、石鹸・シャンプー備え付けの温泉、大白川温泉しらみずの湯(大人600円 小人(小・中学生)400円)に行く。
・・・が、そこまでの道中。オヤツを食べていた娘が「あれ?喉の痛みがなくなった!取れた!」と、咽喉科へ行く必要がなくなったのであった。
そこで、ISMさん「白川郷って遠いの?行ってみたいんだけど?」と言うので、温泉の次に白川郷へ向かった。
お盆休みが終わっても世界遺産の白川郷は大変な賑わい。
何処にもかしこにも観光客がやってきている。
以前にここへ観光に来たことのある私が昼飯に選んだのは
手打ちそば処 乃むら
ペロリと「もりそば」大盛りを平らげる。
そのあと、白川郷を散策するが日差しが暑すぎて汗だく。
水路を泳ぐマスが気持ちよさそう。
表通りへ戻って目当ての店を探すが、その途中でISMさんが道草。
酒の好きなうちの嫁サンと一緒に立ち呑み。ドブロクに濁り酒。よろしいなぁ。
私はこの店の「飛騨牛コロッケ200円」をパクリ。
そして、五平餅とみたらし団子を焼いて貰っていると、小雨が降ってきた。
白川郷の滞在時間もボチボチ潮時だ。
さぁ、帰りましょう。
来週(8/25、26)も山に登るぞー!
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