白山リベンジその2・・・市ノ瀬→室堂→大汝峰→室堂(泊)::つばや菓子舗五代目ブログ

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五代目の四方山不定期更新日記
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2013年10月13日・・・
今年の夏に雨とガスで山頂アタックを諦め下山
季節を変えて『また』白山を登りにやってきた。

(大汝峰からガスの中の御宝庫)
この日の予定ルート・・・
別当出合→砂防新道→黒ボコ岩→室堂→千蛇ヶ池→大汝峰→お池巡り→室堂

市ノ瀬ビジターセンターで車中泊。
朝5時、あたりが明るくなってきた。
昨夜はシュラフを掛け布団のようにして車中で寝ていたが明け方前は寒く感じてシュラフに潜り込んでいた。
周りの車も慌ただしくなってきた。
車中を片付け、朝の支度をしてトイレに行くとバスに乗る人たちがたくさん居た。登山者の車もドンドンやってくる。
コンビニで買ってきていた握り飯を頬張り登山靴を履く。
さぁバスに乗ろう。

6時のバスが出発したので次のバスに乗ることに。
バス乗り場で乗車券を買い、バスに乗り込む。
大人400円×2+子ども200円×2=1200円(片道)
バスは定時を待たずに出発。満員バスに揺られて別当出合へ。
15分で別当出合に到着。
天気は回復して晴れ。

夏は平瀬道を歩き始めて100mも歩かない間に長女がヘタバッて動けなくなったので、今回は一番歩きやすいと言われている砂防新道を行く。

名物の吊り橋を渡って登山道へ。
石畳で整備された登山道。

スゴく整備が行き届いている!でも、自分たちもそうだけど、すごくたくさんの登山客が登っているので勾配が少し急になると渋滞が発生する。いったい何人が登っているんだ?
足元は秋の実が落ちている。
↓これはツリバナ

別山2399.4mの北尾根にある大屏風と呼ばれる節理が見える。

↓白いカワイイ花は?

中飯場に到着

CT50分。遅いはずの私達は45分ほどだった。夏の平瀬道のCT×1.5倍以上が嘘のようだ。
きっと周囲のペースにつられて早く歩いたことと、急き立てられるような雰囲気のために立ち休憩時間も短かったためと思われる。
それにしても立派なトイレだこと(^_^;)↓

オヤマボクチが見られたけど、↓このデッカイ花は?フジアザミっぽいなぁ

↓この小さな花は?

↑ズダヤクシュかな?
いっぱい落ちていたのがムシカリの実

サンゴのような赤い花柄

↓ズームアップして撮影した不動滝

柳谷川の途中に落ちている滝だが下にある堰堤が何重にも建設されている。<砂防堰堤ってイタチごっこのように思えるが・・・

↓ピンクの実はマユミ


観光新道の空は青空快晴


歩いている砂防新道は相変わらず人でごった返している。


日陰にあったベンチには霜が降りている


日陰を歩いている限りは暑くはないんだけど、歩き続けているから汗はそれなりにかく。しかし水の消費量は少ない。


甚之介避難小屋1965mに到着。

中飯場からここまでのCTは90分。
当方ファミリーは80分。なかなか優秀。
避難小屋は人で賑わっていた。
天候も良かったので野外の石垣の上に座ってゼリー飲料を飲んだ。
さぁ、まだ2000mに届いていない。頑張って登ろう!

ナナカマドの紅葉は実は赤いんだけど、葉っぱは枯れてイマイチ。もうナナカマドの紅葉は終わったのかな?
ミヤマシシウドの種

たくさんの種が実っていました。

南竜道との分岐点。
登りはこのまま黒ボコ岩へ登ります。今回は前回のように親の歩きたいコースじゃなく、子ども達が一番「楽」であろう標準的なルートを歩きます。

下山は南竜道の方から降りてくる予定。
おや?草の陰に黄色い花が一輪

ミヤマキンバイかな?

別当谷の山腹道を快調に歩いていきます。

前方、左側から観光新道の尾根があります。
黒ボコ岩は観光新道と砂防新道が出合う場所。

水場の延命水

この山腹道には沢の起点っぽい水源が何箇所かあったがここは伏流水?

延命水からは急な登りで黒ボコ岩にまっしぐら

尾根上に大きな岩が見えた?あれかな?
やっぱり、黒ボコ岩でした。

お馬鹿な親子が指さしているのは
弥陀ヶ原の上の御前峰

快晴で言うことなし!
いざ行かん!!

木道が続く弥陀ヶ原は快適ですね~
バイケイソウたちが咲いていたであろう場所は枯れ野原

またいつか花のシーズンに来よう。
おや?日陰に雪?

そうか!昨夜の雨が山上では雪だったんだ!どおりで風が冷たいはずだ。
風もキツく風除けを着用するかどうか?迷ったがすぐにハイマツのカゲを通るので我慢して木道を通過。
ハイマツの隙間道には10:30を過ぎているのに霜柱まであった。

シラタマノキが咲いているハイマツの傾斜地を登る。ここを抜ければ!

おお!室堂センターにいきなり到着した!

CT4時間を休憩を頻繁にとりながら約4時間で登り切った!
今は11:54。合格や!今回はイケる!

昼飯食べて大汝峰へ行こう!と、室堂センターの中に入って、泊まりの受付を済ませようとしたら、受付は13:30以降(^_^;)

仕方なく食堂に入って昼食を食べる。
私と嫁サンは「豚汁定食800円」。
息子はビーフカレー800円。
娘は、今彼女のマイブーム「きつねうどん800円」。

きつねうどん・・・期待していないが、ツユも麺も「ぬるい」・・・冷たい一歩手前だ。
豚汁定食・・・レトルト豚汁を温めているのが見えていたが、これまたヌルい。ネギは乾燥ネギのようだし・・・それに「ご飯」は麦めし?非常にパサパサしていて、しかも美味しくない。泊まりの朝晩のご飯は美味しかったのに?なぜ?
そして息子のカレー・・・中辛で子どもは途中で辛くてギブアップ。それにしても、これもレトルト。最初に奪って食べて見た時からヌルかった・・・(-_-;) レトルト食品を提供しているのに、その唯一の調理の「温め」がほぼ全商品足りないとは・・・(あと、おでんがあった)
これなら自分でカップ麺を持ってきて食べたほうがよっぽど幸せだった(--〆)

気を取り直して大汝峰を目指す。

ルートは、鳥居から御前峰へ登るルートの途中から山腹を巻いて千蛇ヶ池へ向かうルート。
途中で振り返ると別山がデーンとあって、室堂の赤い屋根。

それにしても風が強くて冷たい。室堂を出発する時にレインジャケットを羽織ってきて正解だった。
ハイマツ帯を歩けばハイマツの絨毯がギッシリ!

おお!大汝峰が見えてきた。

西側はハイマツに覆われて緩やかな傾斜になっているのがわかる。

雪が残って水面が凍っている千蛇ヶ池が現れた。その上には溶岩ドームの御宝庫。

池で測量をされている方がいたが何かの調査なんだろうか?

赤い実がイッパイ!

コケモモかな?

大汝峰の南面に取り付く。

ペイントがきっちりされているので苦労なく登れる。
ガスが北から流れこんで来るがすぐに晴れていく。

↑のあと、傾斜が立ってきたのでストックを仕舞い。両手両足で登る。

標高差80m 距離230mほどなのでサクっと登れた。

大汝峰2684m到着!
北東方面。

日陰には雪が残っている。
大汝峰の台地を散歩。

避難小屋も覗いてみたがカビ臭かった(^_^;)
大汝峰から翠ヶ池、剣ヶ峰と御前峰を見渡す。

絶景やなぁ。それなのに、大汝峰周辺には人が殆んど居ない。
しばらくここで景色を堪能したいところだが、娘が寒がって仕方ない。大汝神社の風除けの中でダウンジャケットを着こませたり、手袋を二重にしたりさせたが、あまりにも寒がるので、大回りコースを降りずに来た道を下山。

風さえなければ寒くないとのことだったので、お池巡りをすることに。

↑は血の池と呼ばれている池。
この池の周りにはチングルマの種の綿毛がたくさんあった。

翠ヶ池の傍まで行こうとしたのだが、風がよく通る場所で寒かった。

娘が寒がりまくるので遠望で我慢。
ちょっと遠くて不本意だけど、室堂目指して帰ることにした。
今日の最高到達点は何処?と聞くと「あれだー!」と大汝峰を指さす一行。

クロマメノキが紅葉して真っ赤になってる。

夏は酸っぱかったけど秋のブルーベリーは美味しいなぁ。
おお!半月を伴って室堂センターが見えてきた。

もう少し!
草紅葉が綺麗だなぁ。

と、いうことで3時間25分の大汝峰&お池巡りを終了して室堂センターで宿泊受付。
素泊まり:大人5100円 中学生以下3500円
夕食:1600円
朝食:1000円

部屋へ案内してもらう。小屋番さん曰く、この日は460人の宿泊者数で今季最高の入りだとか。夏の花のシーズンより多いので驚いているとのこと。

前回と同じコザクラ荘(右)。今回は1号室40人収容の二回ベッドの窓から4つ。夏と違って毛布を3枚貸してもらった。

部屋で転がっていると寝てしまうので食堂へ。
玄関横の本を置いてあるテーブル席にて生ビール800円とコーンスープ300円で乾杯。生ビールのアテが欲しいなぁ・・・あ!部屋に置いてきた!と嫁サンが取りに戻った。ついでに持ってきた赤ワインも持ち込んで飲むことに。
で、前に座っていたウィスキーを飲んでいたオジサンにもワインをススメて一緒に飲んだ。このオジサン、奥様と山友の夫婦と一緒に岡山県は倉敷から白山に来たらしい。そうこうしているうちにワインも終わって、食堂の順番がやってきた。
ん?なにやら外が騒がしい。出てみるとちょうど夕日が沈もうとしている時だった。

綺麗な夕焼けです。
そして晩御飯1600円。

↓前回はハンバーグバージョンもあったが、今回は↑一種類だけ。

食べるだけ食べて部屋に戻ると、明日の朝に日の出見物に御前峰を登るための準備をした。
ヘッデンは当然のこととして、寒さ対策に長袖山シャツの上に薄いダウンジャケット。そしてレインジャケットも準備。手袋はウールの手袋。荷物は部屋にデポして行く。
そして娘は連休の間の出来事日記が宿題になっているので母親に手伝ってもらって作文開始。私はそれを聞きながら・・・・気がつけば消灯時間も過ぎて部屋は寝静まっていたのであった!(^_^;)

御前峰でご来光編へつづく・・・

10/13バス移動
05:00起床・準備06:03
バス出発06:12(825m)
6:27別当出合(1256m)

2013年10月13日
ファミリー登山(小2、小4、私、嫁サン)
別当出合→砂防新道→室堂→大汝峰→室堂
距離:10.115km
沿面:10.440km
所要時間:8時間40分(昼食48分)
標高差:1191m
累積標高差+1616m-425m
最低標高点:1239m(吊り橋)
最高標高点:2684m(大汝峰)

(緑色が当日の登りルート)
6:28別当出合
7:12中飯場7:20
8:40甚之介避難小屋8:50
9:18南竜道分岐9:25
10:05延命水10:15
10:20黒ボコ岩10:25
10:34エコーライン合流
10:56室堂センター11:44
12:27千蛇ヶ池12:30
12:44大汝峰分岐13:00
13:10大汝峰(2684m)山頂(2684m)13:20
14:00油ヶ池
14:10翠ヶ池展望
14:23百姓池
15:09室堂センター
| 山登り::加越国境エリア |
| 03:38 PM | comments (0) | trackback (0) |

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