2014,03,05, Wednesday/五代目
藤原岳の麓に2/17時点でセツフ”ンソウが咲いているとの情報を得て、セツフ”ンソウを見物に行こう!と話がまとまった。
そこにIS君が昨年末に独りで行った孫太尾根がガスと雪で途中撤退したからリベンジしたい!という話が加わって、孫太尾根→藤原岳→大貝戸(表道)という計画を立ててみた。
(山行日2014年3月3日)
登山計画を仲間に伝え終わってルートチェックしていると落第忍者の兄貴のブルグに孫太尾根→木和田尾+東海自然歩道=17kmのブログ。
おお!セツフ”ンソウがすでに山上で咲いているやん!
ホンマかいな!?と落第忍者さんにメールで問い合わせ。
落第忍者さんから藤原岳情報をいただき、いざ!いなべ市へ!
山行の当日、8人乗りのセレナを置き車するため、西藤原駅に近い大貝戸休憩所Pへ。平日の8時過ぎだけど、すでに登山者の車が10台ちかく。
孫太尾根の登山口へ私達夫婦を乗せて走ってくれる山仲間のUHさんもスタンバイしてくれていた。
私と嫁さんは登山靴を履いてUHさんの車に乗せて貰って、新町墓地Pへ向かった。
車で20分たらず走ると新町墓地Pにもすでに無人の車が一台。
この車の持ち主とすれ違わなかったし、私達の下山&回送時に車が無かったので、私達と同じ縦走なんだろう。
登山準備をしてIS君の到着を待つ。
彼は電車チームを伊賀でピックアップしてやってきた。
今日の天気は晴れ時々曇り。
でも強風の予報。
先週の暖かさはウソのようだが、凍てつくような寒さでもない。
全員登山準備ができて、パーキングから見えていた南部第2配水池の横を通り孫太尾根にとりつく。
無風の植林尾根を登り始めるが、仕事道にうまくのらないと非常に登りにくかった。
P387の手前ですでに汗だく。
衣類調整をして青川沿いの尾根を進む。
日当たりのよい南尾根である孫太尾根の取り付きは雪が皆無。
ポカポカ陽気で干からびたスグリの実の枝に新芽が出ている。
青川対岸は竜ヶ岳の長い尾根。その奥に見えるは静ヶ岳?銚子ヶ岳?
尾根は時々、石灰岩の石が出てくるが、歩行に支障なし。
日当たりの良い場所で目当ての花が咲いていないか?
探しながら歩くが
トリカブトの新芽だらけでいっこうに見当たらない。
白くて小さな花を探しているんだけどなぁ・・・
無いなぁ・・・
散々探し歩いてみた。
あら?こんなところに?(^_^;)
意外だね(^_^;)
まだ咲き出したばかりだね。
もっとあるかもしれない!と
丸山と呼ばれている石灰岩がいっぱい露出しているピークを散開して登る。
私は西南方向に回り込もうとしたが、けっこう厳しい岩まじりの急斜面だったので、西南へ行くのを断念。
丸山山頂付近でザックを置いて休憩しようとしたら、黄色い花や白い小さな花が点在!
あらあら、フクシ”ュソウやセツフ”ンソウ!
フクシ”ュソウが咲きだしているなんて!これは嬉しい!
丸山で時間をかなり消費して先に進む。
快適な尾根歩き。
植林ももう出てこない。
巻き道もできていてもはや一般登山道のごとし?
いい天気でいい二次林歩きなんだけど・・・
騒音がけっこう聞こえてきてウルサイ
太平洋セメントの藤原鉱山ということだが、いったいどこまで掘れば気が済むんだろう?
デカイ作業車両が操業中。
鉱山方面から登ってくる?テープの印を越えたあたりの陽だまりで昼ご飯。
少し早いけれど、尾根の上部に進めば、きっと風も強まるだろうから早めに昼食にした。今日も時間が読みづらかったので各自カップ麺などで昼食だ。
食後も快適な尾根歩き。
草木と呼ばれているP834は南西斜面の巻き道を進んだ。
いったん緩やかに下ってそこから登り返しが続く。
ブナ林を進むとなぜかシロモジだらけの尾根にやってきた。
極端な植生だなぁ
ここから急な斜面となって行く
残雪も出てくる。
この上が多志田山P965。
多志田山P965は平らな山頂。
ここから南東に進むと治田峠へ行くらしい。
先に進もう。
藤原岳山頂付近、西側斜面に霧氷?木の枝が白いように思えたが、気のせいか?
多志田山から残雪があったので、やっと雪が繋がったか?と思ったがすぐに地面が見えた。
雪は一部だけに少し残っているだけだ。
結局この日はワカンは装着せずだった。
雪庇の向こうに崩落した谷
ゴッソリ崩落している箇所が2つあった。
ここから山頂に向けて急斜面。
西南方面の斜面には黄色い花が咲き始めたばかり。
点在している程度だけど十分に目を楽しませてくれた。
尾根芯に進路を戻すと石灰岩の岩場に飛び出た。
濃尾平野が見渡せる。
向こうに見える茶色い尾根の先端は三等三角点:袴腰1009.5m(標高1140mの展望丘から三角点まで約1km)
振り返ると眼下に朝から登ってきた孫太尾根
多志田山P965と今登っている藤原岳直下の急斜面の登りがシンドイ(*_*;
青川の対岸、竜ヶ岳から静ヶ岳の稜線
竜ヶ岳の向こうに御在所山。
中央やや右に雨乞岳も見えている
岩尾根をあとひと登りする。
すると岩尾根の左手=西斜面の木に霧氷!
そういえば、尾根から見えていた白い木があったけど、やっぱり霧氷だったんだ!
岩尾根を登っていくと右手にテーブルランド?
あらぁ~こんな広っぱがあるんだ~!
藤原岳ってカレンフェルトが点在する草原があるんですね!
実は!私と嫁さんは初・藤原岳だったのです!(^_^)
へぇ~!そうなんや~!
地形図がダラーンとしていたのはこんな景色なんや!
展望丘1140mへ登っていく道中は腐った残雪。
ツボ足のトレースが時折ズボッ!と踏み抜いた跡がある。
その隣にそっと足を運んでみると予想通り自分も踏み抜く(*_*;
斜め斜面で踏み抜いた。
あまりにも落ち込みが深くてゴロリと横向きに倒れこんでしまった(^o^;)
距離が長ければ持参したワカンを履くとろこだが、すぐに雪面が切れるからツボ足で進む。
眼下に谷っぽい場所があってその対岸に山荘発見。
藤原山荘のようだ。
藤原山荘の奥に見えている白い山は?
左から冠山→浄法寺山→部子山→銀杏峰
ツボ足で踏み抜くこと数回。
すぐに展望台に到着した。
このあたりが山頂となっているようだけど、藤原岳の最高点は、1.7kmほど北にある天狗岩1171m。
兎に角晴れていて展望が良い。
北東に見える単独峰?
木曽御嶽山かな?
右手のコブの岩場は藤原岳最高峰の天狗岩
左手の山塊は御池岳
北に黒い台形の伊吹山
左の後方にある白い山は、伊吹山の左から笹ヶ峰、三角形の高丸(黒壁)、その左にあるのが金糞岳と白倉峰なんだけど、真後ろに三周ヶ岳が重なっているかも?
伊吹山の右にあるトンガリは蕎麦粒山
冠山→浄法寺山→部子山→銀杏峰→イソクラ→能郷白山→前山
この右には白山や別山があるハズだけど写せていないもよう。
もはや14時なので下山ルートのある藤原山荘に向かう。
雪面を利用してダイレクトに進むと日陰の雪面はクラスとしている?
でも、ツボ足のカカトでガンガン降りると踏み抜いてしまう(^_^;)
なので、そっとソールの側面のエッジで降りてみた。
意外と雪上を上手く歩けた。
メンバーの中にはシリセードを敢行した者がいたがガリガリでお尻が痛くなったに違いない(^_^;)
ちなみにここの斜面ってスキー場?
調べてみると「1931年(昭和6年)三岐鉄道三岐線の開業と共に、藤原岳山頂部に藤原スキー場がオープンした。戦時中一時期は途絶えていたが、1953年(昭和28年)2月に再オープンし、スキー場開きには高松宮が招かれた。byウィキペディア
日当たりの良い斜面に建つ藤原山荘は無人。
もう14時16分だもの(^_^;)
振り返ると先ほど下ってきた斜面の登山道に登山者が2人。
今から登るのね?(^_^;)
「ウワッ!」と隣で騒いでいる?
ああ、うちの嫁さんが落とし穴に落ちたの?
って?腐った雪を踏み抜いたのか?(^_^;)
それでは大貝戸へ下りましょう。
山荘から下りるのに谷と尾根の2つのルートではじまるようだ。でもどちらも同じ道に集結する。
今回は尾根から下ってみることにした。
尾根にツボ足のトレースがあったが日当たりの良い場所ではグチュグチュ・ドロドロニュルニュルになりつつある!!!(*_*;やばい!
藤原岳経験者は皆んな口をそろえて大貝戸のドロドロ道にいい思い出が無いという。
でも、日陰斜面に入ったら状況一転!
カリカリのアイスバーン!!(*_*;ゲゲ!
私達が通るまでの登山者達はアイゼンで登り降りをしているらしく登山道でよく歩かれている場所は「かき氷」状態。でも概ねアイスバーン。
と言っても、そのうち雪が無くなって土の登山道になるだろうからアイゼンをつけようという気にならない。同行のメンバーも熟練の方たちばかりでアイゼンのアの字も言わない。なので、私は深雪が凍ってモナカ雪の斜面を見つけては、そこに突入してつづら折れをダイレクトに下って行った。
聖宝寺道の分岐点。
昨年通れなくなっていたと聞いていたが相変わらずダメなのね。
藤原岳の坂本谷についで聖宝寺谷もダメなの?と思いながら大貝戸道を少し下ると大貝戸の登山ルートの少し南の谷の源頭部から下がゴッソリと土石流でクレバスのようなものができて、そこに立ち木が何本も埋まっていた。
恐ろしい景色だ。
ここからノンストップで下っていくが雪も無くなり、三合目より下くらいで少し道がニュルりとしたが水も出ていなくて普通に快適な登山道だった。
お不動さんに今日の無事を報告する。
神武神社の横を通って
木の鳥居をくぐれば表道と呼ばれている大貝戸道の登山口に出た。
この鳥居のすぐ傍にトイレ靴洗い場完備の大貝戸休憩所だった。
藤原山荘から1時間30分で下山できた。
16時になっていなかったので休憩所の外のベンチでコーヒーを沸かし、甘いモノを食べてから孫太尾根登山口へ車で戻った。
今日は目当てにしていたセツフ”ンソウ、フクシ”ュソウが見れたし、晴れて展望も良かったし、もう無いだろうと思っていた霧氷も少し見れたし、大満足な初藤原岳でした。
下山路もドロドロじゃなかったしね!
あ!?
私!鈴鹿セブンマウンテンをコンプリートだ!
これで鈴鹿の山屋の一員になれたかな?
(嫁さんは竜ヶ岳だけまだ登ってないなぁ)
実施日:2014年3月3日
グループ山行(6人:男2+女4)
花見
孫太尾根縦走
距離:8.917km
沿面:9.366km
所要時間:6時間34分
累積標高:+1145m -1211m
最低標高:157m(大貝戸休憩所P)
最高標高:1140m(頂上?展望丘?)
(新町墓地P220m)
6:50伊賀自宅
8:10大貝戸休憩所P8:20
車で移動
8:40新町墓地P9:14
9:43 P387の北 9:47
10:49 丸山(標高950m) 11:01
11:37 昼食場標高795m(草木標高P834m手前300m)12:09
(昼食32分)
12:52多志田山P965m 12:58
13:51藤原岳展望丘標高1140m13:57
14:15藤原山荘14:18
14:47聖宝寺道分岐(通過)
15:49大貝戸休憩所P
ヤマウズ?
オモトの赤い実がいっぱい
これはなにの葉っぱ?
初めて見ましたセツフ”ンソウ
小さくてカワイイですね~
色合いがなんとも言えませんね。
でも、一本ずつヒョロヒョロと生えているのが頼りない(^_^;)
藍染めに使うアイですって?
ツヤツヤの葉っぱなんですね
丸山で見つけたフクシ”ュソウの赤ちゃん
ヒョロヒョロだったので一見フクシ”ュソウと思わなかった(^_^;)
孫太尾根の藤原岳山頂直下の南西斜面に咲きはじめてました。
首の短い咲き始めばかり
ツボミもたくさんありました。
これからはじまるみたいですね。
丸山山頂付近をよく見ればアチラコチラにセツフ”ンソウの赤ちゃん
座った場所の足元に各自が見つけるくらいありました
孫太尾根の道中にABNの葉っぱ発見
あるんですね!
群落ですな。また見に来ないとイケないなあ
本日の夕方、驚愕の事実が判明(・_・)b
数日前?カクレグラの前くらいより、私の嫁さんが「肩がピリピリ?痒い?痛い?」・・・あ?なんか虫さされっぽいプツプツ?ん?水ぶくれ?痛痒いが痛いになって?左肩と左脇、そして左手の親指付け根?
え?左だけ?そして左の側頭部も痛い?
病院行っておいでよ!と皮膚科に送り出すと・・・・
え?帯状疱疹?
で、もう活性化時期は終わっているようで程度は軽い模様。
ただ、無理をすることでいくらでも重症化する疾患ということなので油断ならないようだ。
あらまぁ、ストレスが原因ということだが...まぁ治ってきているようなので良しだな
しかし、帯状疱疹バリバリで三峰山ラッセル大会や今回の孫太尾根を快調に登ってしまうとは・・・
やっぱ、うちの嫁さんに逆らったらあかんなぁ(*_*;
そこにIS君が昨年末に独りで行った孫太尾根がガスと雪で途中撤退したからリベンジしたい!という話が加わって、孫太尾根→藤原岳→大貝戸(表道)という計画を立ててみた。
(山行日2014年3月3日)
登山計画を仲間に伝え終わってルートチェックしていると落第忍者の兄貴のブルグに孫太尾根→木和田尾+東海自然歩道=17kmのブログ。
おお!セツフ”ンソウがすでに山上で咲いているやん!
ホンマかいな!?と落第忍者さんにメールで問い合わせ。
落第忍者さんから藤原岳情報をいただき、いざ!いなべ市へ!
山行の当日、8人乗りのセレナを置き車するため、西藤原駅に近い大貝戸休憩所Pへ。平日の8時過ぎだけど、すでに登山者の車が10台ちかく。
孫太尾根の登山口へ私達夫婦を乗せて走ってくれる山仲間のUHさんもスタンバイしてくれていた。
私と嫁さんは登山靴を履いてUHさんの車に乗せて貰って、新町墓地Pへ向かった。
車で20分たらず走ると新町墓地Pにもすでに無人の車が一台。
この車の持ち主とすれ違わなかったし、私達の下山&回送時に車が無かったので、私達と同じ縦走なんだろう。
登山準備をしてIS君の到着を待つ。
彼は電車チームを伊賀でピックアップしてやってきた。
今日の天気は晴れ時々曇り。
でも強風の予報。
先週の暖かさはウソのようだが、凍てつくような寒さでもない。
全員登山準備ができて、パーキングから見えていた南部第2配水池の横を通り孫太尾根にとりつく。
無風の植林尾根を登り始めるが、仕事道にうまくのらないと非常に登りにくかった。
P387の手前ですでに汗だく。
衣類調整をして青川沿いの尾根を進む。
日当たりのよい南尾根である孫太尾根の取り付きは雪が皆無。
ポカポカ陽気で干からびたスグリの実の枝に新芽が出ている。
青川対岸は竜ヶ岳の長い尾根。その奥に見えるは静ヶ岳?銚子ヶ岳?
尾根は時々、石灰岩の石が出てくるが、歩行に支障なし。
日当たりの良い場所で目当ての花が咲いていないか?
探しながら歩くが
トリカブトの新芽だらけでいっこうに見当たらない。
白くて小さな花を探しているんだけどなぁ・・・
無いなぁ・・・
散々探し歩いてみた。
あら?こんなところに?(^_^;)
意外だね(^_^;)
まだ咲き出したばかりだね。
もっとあるかもしれない!と
丸山と呼ばれている石灰岩がいっぱい露出しているピークを散開して登る。
私は西南方向に回り込もうとしたが、けっこう厳しい岩まじりの急斜面だったので、西南へ行くのを断念。
丸山山頂付近でザックを置いて休憩しようとしたら、黄色い花や白い小さな花が点在!
あらあら、フクシ”ュソウやセツフ”ンソウ!
フクシ”ュソウが咲きだしているなんて!これは嬉しい!
丸山で時間をかなり消費して先に進む。
快適な尾根歩き。
植林ももう出てこない。
巻き道もできていてもはや一般登山道のごとし?
いい天気でいい二次林歩きなんだけど・・・
騒音がけっこう聞こえてきてウルサイ
太平洋セメントの藤原鉱山ということだが、いったいどこまで掘れば気が済むんだろう?
デカイ作業車両が操業中。
鉱山方面から登ってくる?テープの印を越えたあたりの陽だまりで昼ご飯。
少し早いけれど、尾根の上部に進めば、きっと風も強まるだろうから早めに昼食にした。今日も時間が読みづらかったので各自カップ麺などで昼食だ。
食後も快適な尾根歩き。
草木と呼ばれているP834は南西斜面の巻き道を進んだ。
いったん緩やかに下ってそこから登り返しが続く。
ブナ林を進むとなぜかシロモジだらけの尾根にやってきた。
極端な植生だなぁ
ここから急な斜面となって行く
残雪も出てくる。
この上が多志田山P965。
多志田山P965は平らな山頂。
ここから南東に進むと治田峠へ行くらしい。
先に進もう。
藤原岳山頂付近、西側斜面に霧氷?木の枝が白いように思えたが、気のせいか?
多志田山から残雪があったので、やっと雪が繋がったか?と思ったがすぐに地面が見えた。
雪は一部だけに少し残っているだけだ。
結局この日はワカンは装着せずだった。
雪庇の向こうに崩落した谷
ゴッソリ崩落している箇所が2つあった。
ここから山頂に向けて急斜面。
西南方面の斜面には黄色い花が咲き始めたばかり。
点在している程度だけど十分に目を楽しませてくれた。
尾根芯に進路を戻すと石灰岩の岩場に飛び出た。
濃尾平野が見渡せる。
向こうに見える茶色い尾根の先端は三等三角点:袴腰1009.5m(標高1140mの展望丘から三角点まで約1km)
振り返ると眼下に朝から登ってきた孫太尾根
多志田山P965と今登っている藤原岳直下の急斜面の登りがシンドイ(*_*;
青川の対岸、竜ヶ岳から静ヶ岳の稜線
竜ヶ岳の向こうに御在所山。
中央やや右に雨乞岳も見えている
岩尾根をあとひと登りする。
すると岩尾根の左手=西斜面の木に霧氷!
そういえば、尾根から見えていた白い木があったけど、やっぱり霧氷だったんだ!
岩尾根を登っていくと右手にテーブルランド?
あらぁ~こんな広っぱがあるんだ~!
藤原岳ってカレンフェルトが点在する草原があるんですね!
実は!私と嫁さんは初・藤原岳だったのです!(^_^)
へぇ~!そうなんや~!
地形図がダラーンとしていたのはこんな景色なんや!
展望丘1140mへ登っていく道中は腐った残雪。
ツボ足のトレースが時折ズボッ!と踏み抜いた跡がある。
その隣にそっと足を運んでみると予想通り自分も踏み抜く(*_*;
斜め斜面で踏み抜いた。
あまりにも落ち込みが深くてゴロリと横向きに倒れこんでしまった(^o^;)
距離が長ければ持参したワカンを履くとろこだが、すぐに雪面が切れるからツボ足で進む。
眼下に谷っぽい場所があってその対岸に山荘発見。
藤原山荘のようだ。
藤原山荘の奥に見えている白い山は?
左から冠山→浄法寺山→部子山→銀杏峰
ツボ足で踏み抜くこと数回。
すぐに展望台に到着した。
このあたりが山頂となっているようだけど、藤原岳の最高点は、1.7kmほど北にある天狗岩1171m。
兎に角晴れていて展望が良い。
北東に見える単独峰?
木曽御嶽山かな?
右手のコブの岩場は藤原岳最高峰の天狗岩
左手の山塊は御池岳
北に黒い台形の伊吹山
左の後方にある白い山は、伊吹山の左から笹ヶ峰、三角形の高丸(黒壁)、その左にあるのが金糞岳と白倉峰なんだけど、真後ろに三周ヶ岳が重なっているかも?
伊吹山の右にあるトンガリは蕎麦粒山
冠山→浄法寺山→部子山→銀杏峰→イソクラ→能郷白山→前山
この右には白山や別山があるハズだけど写せていないもよう。
もはや14時なので下山ルートのある藤原山荘に向かう。
雪面を利用してダイレクトに進むと日陰の雪面はクラスとしている?
でも、ツボ足のカカトでガンガン降りると踏み抜いてしまう(^_^;)
なので、そっとソールの側面のエッジで降りてみた。
意外と雪上を上手く歩けた。
メンバーの中にはシリセードを敢行した者がいたがガリガリでお尻が痛くなったに違いない(^_^;)
ちなみにここの斜面ってスキー場?
調べてみると「1931年(昭和6年)三岐鉄道三岐線の開業と共に、藤原岳山頂部に藤原スキー場がオープンした。戦時中一時期は途絶えていたが、1953年(昭和28年)2月に再オープンし、スキー場開きには高松宮が招かれた。byウィキペディア
日当たりの良い斜面に建つ藤原山荘は無人。
もう14時16分だもの(^_^;)
振り返ると先ほど下ってきた斜面の登山道に登山者が2人。
今から登るのね?(^_^;)
「ウワッ!」と隣で騒いでいる?
ああ、うちの嫁さんが落とし穴に落ちたの?
って?腐った雪を踏み抜いたのか?(^_^;)
それでは大貝戸へ下りましょう。
山荘から下りるのに谷と尾根の2つのルートではじまるようだ。でもどちらも同じ道に集結する。
今回は尾根から下ってみることにした。
尾根にツボ足のトレースがあったが日当たりの良い場所ではグチュグチュ・ドロドロニュルニュルになりつつある!!!(*_*;やばい!
藤原岳経験者は皆んな口をそろえて大貝戸のドロドロ道にいい思い出が無いという。
でも、日陰斜面に入ったら状況一転!
カリカリのアイスバーン!!(*_*;ゲゲ!
私達が通るまでの登山者達はアイゼンで登り降りをしているらしく登山道でよく歩かれている場所は「かき氷」状態。でも概ねアイスバーン。
と言っても、そのうち雪が無くなって土の登山道になるだろうからアイゼンをつけようという気にならない。同行のメンバーも熟練の方たちばかりでアイゼンのアの字も言わない。なので、私は深雪が凍ってモナカ雪の斜面を見つけては、そこに突入してつづら折れをダイレクトに下って行った。
聖宝寺道の分岐点。
昨年通れなくなっていたと聞いていたが相変わらずダメなのね。
藤原岳の坂本谷についで聖宝寺谷もダメなの?と思いながら大貝戸道を少し下ると大貝戸の登山ルートの少し南の谷の源頭部から下がゴッソリと土石流でクレバスのようなものができて、そこに立ち木が何本も埋まっていた。
恐ろしい景色だ。
ここからノンストップで下っていくが雪も無くなり、三合目より下くらいで少し道がニュルりとしたが水も出ていなくて普通に快適な登山道だった。
お不動さんに今日の無事を報告する。
神武神社の横を通って
木の鳥居をくぐれば表道と呼ばれている大貝戸道の登山口に出た。
この鳥居のすぐ傍にトイレ靴洗い場完備の大貝戸休憩所だった。
藤原山荘から1時間30分で下山できた。
16時になっていなかったので休憩所の外のベンチでコーヒーを沸かし、甘いモノを食べてから孫太尾根登山口へ車で戻った。
今日は目当てにしていたセツフ”ンソウ、フクシ”ュソウが見れたし、晴れて展望も良かったし、もう無いだろうと思っていた霧氷も少し見れたし、大満足な初藤原岳でした。
下山路もドロドロじゃなかったしね!
あ!?
私!鈴鹿セブンマウンテンをコンプリートだ!
これで鈴鹿の山屋の一員になれたかな?
(嫁さんは竜ヶ岳だけまだ登ってないなぁ)
実施日:2014年3月3日
グループ山行(6人:男2+女4)
花見
孫太尾根縦走
距離:8.917km
沿面:9.366km
所要時間:6時間34分
累積標高:+1145m -1211m
最低標高:157m(大貝戸休憩所P)
最高標高:1140m(頂上?展望丘?)
(新町墓地P220m)
6:50伊賀自宅
8:10大貝戸休憩所P8:20
車で移動
8:40新町墓地P9:14
9:43 P387の北 9:47
10:49 丸山(標高950m) 11:01
11:37 昼食場標高795m(草木標高P834m手前300m)12:09
(昼食32分)
12:52多志田山P965m 12:58
13:51藤原岳展望丘標高1140m13:57
14:15藤原山荘14:18
14:47聖宝寺道分岐(通過)
15:49大貝戸休憩所P
ヤマウズ?
オモトの赤い実がいっぱい
これはなにの葉っぱ?
初めて見ましたセツフ”ンソウ
小さくてカワイイですね~
色合いがなんとも言えませんね。
でも、一本ずつヒョロヒョロと生えているのが頼りない(^_^;)
藍染めに使うアイですって?
ツヤツヤの葉っぱなんですね
丸山で見つけたフクシ”ュソウの赤ちゃん
ヒョロヒョロだったので一見フクシ”ュソウと思わなかった(^_^;)
孫太尾根の藤原岳山頂直下の南西斜面に咲きはじめてました。
首の短い咲き始めばかり
ツボミもたくさんありました。
これからはじまるみたいですね。
丸山山頂付近をよく見ればアチラコチラにセツフ”ンソウの赤ちゃん
座った場所の足元に各自が見つけるくらいありました
孫太尾根の道中にABNの葉っぱ発見
あるんですね!
群落ですな。また見に来ないとイケないなあ
本日の夕方、驚愕の事実が判明(・_・)b
数日前?カクレグラの前くらいより、私の嫁さんが「肩がピリピリ?痒い?痛い?」・・・あ?なんか虫さされっぽいプツプツ?ん?水ぶくれ?痛痒いが痛いになって?左肩と左脇、そして左手の親指付け根?
え?左だけ?そして左の側頭部も痛い?
病院行っておいでよ!と皮膚科に送り出すと・・・・
え?帯状疱疹?
で、もう活性化時期は終わっているようで程度は軽い模様。
ただ、無理をすることでいくらでも重症化する疾患ということなので油断ならないようだ。
あらまぁ、ストレスが原因ということだが...まぁ治ってきているようなので良しだな
しかし、帯状疱疹バリバリで三峰山ラッセル大会や今回の孫太尾根を快調に登ってしまうとは・・・
やっぱ、うちの嫁さんに逆らったらあかんなぁ(*_*;
コメント
5代目のレポは時間がかかると判っているので、いつもフライングで写真を楽しませてもらってます。
ここにどんな説明が付くのかなあと考えながらね。
暖かい日が続いていたので、霧氷が着くくらいの寒の戻りになった割には、花は確実に春を感じていたようですね。
場所にもよりますが、2日前には黄色い蕾は未だ固く閉じていましたから。
孫太尾根は2週間毎に行くと、また違う花が見られたりしますから、楽しめると思います。
藤原岳にはバリルートも沢山あるみたいですし。
かなり痛いと聞く帯状疱疹、なったことが無いので想像しか出来ませんが、母は強しってところでしょうか?
ここにどんな説明が付くのかなあと考えながらね。
暖かい日が続いていたので、霧氷が着くくらいの寒の戻りになった割には、花は確実に春を感じていたようですね。
場所にもよりますが、2日前には黄色い蕾は未だ固く閉じていましたから。
孫太尾根は2週間毎に行くと、また違う花が見られたりしますから、楽しめると思います。
藤原岳にはバリルートも沢山あるみたいですし。
かなり痛いと聞く帯状疱疹、なったことが無いので想像しか出来ませんが、母は強しってところでしょうか?
| 落第忍者 | EMAIL | URL |
2014/03/06 06:25 AM | r.Za248. |
保留中コメント:0件
孫太尾根の情報色々ありがとうございました。
啓蟄ながら寒の戻りで伊賀は朝から雪が薄っすら積もりましたが季節は進んでいるようですね。
そういえば、藤原岳の麓ではマンサクの花も咲いていました。
藤原岳は本当に花好きにはたまらない山ですね~
また行ってみたいです。
帯状疱疹はピークをスギてからの痛みが半端じゃないようで、昨日から「イデッ!イテテ!」と時折吠えております。
雄叫びがオッカナイです(*_*;
啓蟄ながら寒の戻りで伊賀は朝から雪が薄っすら積もりましたが季節は進んでいるようですね。
そういえば、藤原岳の麓ではマンサクの花も咲いていました。
藤原岳は本当に花好きにはたまらない山ですね~
また行ってみたいです。
帯状疱疹はピークをスギてからの痛みが半端じゃないようで、昨日から「イデッ!イテテ!」と時折吠えております。
雄叫びがオッカナイです(*_*;
| 五代目 | EMAIL | URL |
2014/03/06 01:52 PM | RkWOqosk |
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