岩ヶ峰~段木尾根(鈴鹿:釈迦ヶ岳)::つばや菓子舗五代目ブログ

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五代目の四方山不定期更新日記
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一度行きたかった鈴鹿は釈迦ヶ岳の北東尾根
ちょうどシロヤシオとシャクナゲ、ヤマツツジの時期に重なり良い花見山行ができました。

2014年5月12日実施
三重郡菰野町切畑の西=鈴鹿の釈迦ヶ岳の北東に八風キャンプ場。
その少し先の栃谷(トツダニ)橋を渡った先の左手に車数台が止められる空き地。
ここに駐車して登山準備。

鈴鹿:釈迦ヶ岳山頂から北へ県境稜線を進み、一つ目の東側の尾根に岩ヶ峰と呼ばれるピークがあり、その更に東に北山。
そのルートをつなぐ尾根が岩ヶ峰ルート。
そして仙香山の南、北東へ派生する尾根に段木と呼ばれるハゲピークがあり、そこから南谷出合いまでの尾根を段木ルートと呼ぶらしい。
登りの岩ヶ峰には岩場があってルーファイの能力が試されるであろうし、下山路の段木も右往左往するかも!?とワクワクして駐車地をあとにした。

本当はアカヤシオのシーズンに企画したルート。
先々週、小雨決行でも登ろうか?と思ったものの、仕事で都合がつかないIS君が「岩ヶ峰は一緒に登りたい!」と言ってたので、私達夫婦はハライドでアカヤシオ見物をしてこのルートは延期にしていた。

今回も天候は曇のち雨・・・雨の降り始めは麓で15時以降。
しかも強風&山上はガス・ガス。
なので釈迦ヶ岳山頂には立ち寄らずにルート踏破というプロセスだけを楽しむことにした。
最初は栃谷沿いの林道を登る。
そこではタニウツギが咲こうとしはじめた。

栃谷の林道を歩き出して3つ目の堰堤に向かって沢へ降りる!
・・・え?

ペイントマークにテープが木にグルグル巻き?
しかもテープは黄色と赤を1つの木に巻き、そばにある他の木にも赤テープ?
・・・・な?なん?(-_-;)マーキングだらけ?
渡渉したら植林帯を登る・・・・・ってここにもテープマーク!!

植林の境界?・・・いえいえ、それ以降もテープが10m間隔くらいでずっと付いてるんですよ!(-_-;)
バリルートの楽しみが一切無い!!(T_T)
って、いうか・・・踏み跡も明瞭(・_・;)
こりゃ~一般道になりつつあるなあ・・・・もう少ししたら紺色と白色の看板がいっぱい建つんだろうなぁ(-_-;)
高度を上げていくとヤマツツジが咲き始め

フレッシュな新緑と朱色系の赤が綺麗。
お!?白やし・・お?ぢゃ無くてウツギ。

照葉樹林に紛れて咲いていた。
踏み跡明瞭な尾根道を進めばシャクナゲも咲き出した。

標高510m花の付きは良く満開状態。
その隣でシロヤシオも満開!

去年は千種の杉峠や比良と大峰のシロヤシオを見たが、こうして鈴鹿の物を見るとここのシロヤシオは花が小さいなぁ。
その足元ではイワカガミも満開!

色とりどりで良い感じ!
この尾根の東側はシロヤシオ。
西側はヤブツバキなどの照葉樹林。
ずっとそんな植生が続く。
大岩が出てきた。
でもペイントで巻き道が指し示されていてすぐに巻くことが出来た。
テープグルグル巻きで予知していたが、ここはすでにバリルートでは無い。

P649の陽当り良好な場所のシロヤシオはすでに花が傷んできたモノも多い。

でもそれは僅か。
まだ咲き始めのほうが多い。
松の樹間より八風峠方向を見るとハゲ山の段木が見えた。

花崗岩の風化してできた白ザレ場。

とても鈴鹿らしい景色。
IS君の指し示す方向には

満開のシロヤシオの群落!
シロヤシオにミツバツツジにヤマツツジが咲き誇り百花騒乱の様

登山道は小さなアップダウンを繰り返しながら着実に登っていく

このルート上にはカンアオイもかなりの数があった。

地味な花も見物してあげてください。

尾根をアップダウンしていくと数カ所で東側斜面の展望が良い場所に出る。

そこはご覧のようにシロヤシオ満開の森。
そして今回のルートで驚いたのが足元にずっと存在しているバイカオウレンたち。

花は既に無く葉っぱだけだがその数は凄まじく多い。

北山の北東尾根に取り付くとペイントマークに指し示された岩登り

木樹は低く剥き出しで見晴らし良好。
岩斜面を四輪駆動で登っていく。
高さや距離はしれたものだ。

それにしてもシロヤシオの森が上から下までずっと続いているのは圧巻だ。

木樹に覆われた北山に到着。

誰かが北山ウォークさんの名前にすり替えている?
↓写真では判り難いがシロヤシオの回廊だ

これほどまでシロヤシオが多い尾根だと思っても見なかった。
その足元は大小たくさんのバイカオウレンたち

もう少し早い季節にここを歩けばバイカオウレンの花園かも?
岩ヶ峰が近づいてきたのが見えた。

でもその上は真っ白で何も見えない!(-_-;)
と、いうことは標高920m以上はガスの中。
現在地は標高710m付近

シロヤシオが咲き始めですごくフレッシュ!
そうかと思えば日当たりの少し悪いところは蕾だらけ

ここらへんが今のシロヤシオ前線の最盛期?
おっと?緊張するようなザレた痩せ尾根?

いえいえ、ちゃんと巻き道が出来ていて安全に渡れます。
750mを越えてシャクナゲの密度が濃くなる

今年はシャクナゲも当たり年のようだ。

お?岩場だ!ついに・・・・ペイントだらけかよ・・・・

もはや遠足ですな(-_-;)
ここを通ればOK?・・・ってトラロープも完備

雨が降らない天気予報なら鏡岩にも登ろうと思ってやってきたが

今日はいつ雨が降るかわからないのでパス。
次回のお楽しみにする。
標高820mを越えるとシャクナゲも蕾が多くなる

イワカガミは今、目覚めたばかり?

すごくイキイキしていた。

そして木樹にはペイントにテープがいっぱい・・・・

ヤリ過ぎだわ・・・
今回はメンバーを連れてきての山行だから放置してきたがテープはがしをしたいくらいだ(-_-;)
標高855mでアカヤシオの散り残りを発見

それまでにもあったが色が綺麗に残っていたのはこの標高以上。
そうなるとシロヤシオは蕾で準備中

ここで標高860mここから上はシロヤシオは蕾だけ
岩ヶ峰を越えたところで午前11時前。
お昼には早いけれど、コレ以上の標高ではガスの中だし、雨かもしれない。風も強くなる可能性も大きい。
なので、少し早いけれど平らな場所で昼食にした。
今日はパスタと鶏肉入りの五目ミネストローネ。

赤ワインとバゲットが美味しいんだよ!
昼食を終えた矢先に雨がパラパラ!(・_・;)
ちょうどいい時間でした。
でもガスの中でパラパラ降っているだけなのでレインジャケットとザックカバーだけにして歩き出す。
するとブログで皆が池と書いている場所は雨不足?でヌタ場状態。

↑ガスの中なのでモノクロ写真のよう(^_^;)
湿った空気の中、明瞭な踏跡を登って・・・・

少し傾斜が立ってきたら足元が階段状よりも高くなって、よいしょ、どっこらしょ!と足元を気にしながら登って!!!!
『ゴキッ!!!!』ウゲッ!(*_*)!
低い木の枝が進路上にあって、自分の脚が上った瞬間に頭をまともに強打!
一瞬「クラっ!」としたが、「あいてててててて」状態で登り続けた。

正月明けの金剛山で痛めた首がやっと治ったばかりなのに、また首がオカシクなった(*_*;
傾斜が急になってトラロープが出現。
どなたが付けてくれたのかしれませんが、楽させてもらいやす。

本当なら持参したロープをフィックスしながら登るべし!だね?
釈迦ヶ岳の北の県境稜線に出た。

ここから八風峠方面に北上。

ツクバネソウやバイカオウレンの葉っぱを見ながらサッサと移動。

雨がいつ降ってくるかわからないからだ。
県境稜線のシロヤシオやシャクナゲは蕾が膨らみつつある

開花までもう少しだ。
それにしてもガスの中のブナ林は幻想的。

足元に白い花弁?を発見。

何の花かな?
答え合わせはすぐにやってきた。

オオカメノキ(ムシカリ)でした!

これは小さなコアジサイの蕾

こちらは大きくなったヤマジノホトトギス

着々と夏の準備が進んでいるんだなぁ
ガスガスの県境稜線の芽吹いてきた木樹はどうやらシロヤシオ

もう少ししたら今年は県境稜線も真っ白になるのかも?
それにしてもいったい何処に段木尾根があるんだ?

う・・・ちゃんとここにありました(*_*;

ここも魔の手が・・・・
テープ10m間隔でグルグル巻き・・・・あんどペイントかよ・・・(-_-;)
はいはい、ありがとさん・・・と、急傾斜を下っていく。

なーんも見えない。

近くにあったミツバツツジ。

花期が長いねぇ
眺望に優れる尾根らしいけれど、近場だけしか見えないのよね。

岩が?見え・・・ここもペイントだらけだわ(-_-;)

それにしてもシロヤシオのスタンバイ状態はすごい。

ガスで見える限りだけれど全部シロヤシオの蕾が付いている!

え?少し下界が見え出した?

ガスが晴れるかも?
おおおおお!シロヤシオの蕾の向こうに段木の岩ハゲ!

下界も見えた!
段木まで急いで行こう!

どうやら雲の下に出たらしい。
やっぱり930m前後から上が雲の上だ。
段木から西に見える尾根を見た。

右手一番奥が本日登った岩ヶ峰の尾根で、手前の尾根は大平の尾根?
振り返ると、一瞬雲が取れて仙香山まで顔を出してくれた。

いつかまたあそこまで行こう!
段木のピークはこんなところ。

930mと書かれていたが、地図上920mあるかどうかなんだけどなぁ
ここから下へは急斜面をガンガン降りていく

すると花がどんどん咲いていく。

アセビが満開の場所もあった。

日陰のシャクナゲはこれから咲くところ

標高720m

高度が下がれば咲きそろいだして綺麗な状態
でも、この高度ではヤマツツジはまだもう一息!

もう咲きそう!
標高570m

シャクナゲ満開!
ガンガン立ち木に掴まりながら下って下っていく。
登りでこのルートはシンドイだろうなぁ(-_-;)
急斜面の進路左手から沢の音。

栗木谷と呼ばれている場所にでるか?と思いきや、テープの印が最後に錯綜。
直滑降で沢に降りろ!となっている印や東から降りる印、いったん左(西)に川沿いを遡ってから降りるルートと3つ。
「下山こっち」とマジックで書かれたテープにしたがって左へいったん行ってから降りることにした。
すると川原を渡渉しているオジサン2人組。八風峠や中峠へ下ってきたのかな?
我々も川原に降り立つと、南谷出合という青白看板発見。

南谷?うーん?ここは栗木谷じゃなかったの?
何のことやら?わかりません(-_-;)
ここまで雨がパラパラと降ったりやんだりを繰り返してきたが、ザーっと降りだした。
暑かったので脱いでいたレインジャケットを着てフードを被って歩き出したら、また雨がやんだ(-_-;)

渡渉して荒れた林道を下っていくと次第に林道は歩きやすくなっていった。
林道の終点車止めのある手前の空き地に、さっき出会っていたオジサン達の車があって帰り支度をしていた。
その横を通り過ぎたところにデッカイ看板発見。

それが鈴鹿の主要ルートがほぼ完全に書かれた登山マップだった。

主要なピーク名や谷の名前までもがほとんど書き込まれているし、バリルートも破線で書き込まれている。
いったい誰が何の目的で作ったのか?
それにつけても、ここまでの登山ルート、誰が監修したのだろう?

林道を黙々と下っていけば栃谷Pに到着!
14時までに下山完了!
雨は現在やんでいる!
下山が少し早すぎる気もするが雨にふられずに終わることができて良しとしよう!

平成26年5月12日(曇り時雨)
グループ山行(@月曜山歩:レギュラーメンバー5人)
周回(鈴鹿:釈迦ヶ岳)
栃谷P→北山→岩ヶ峰→県境稜線→段木尾根→栗木谷→栃谷P

距離:6.141km
沿面:6.484km
所要時間:4時間46分
(うち昼食43分間)
累積標高:プラス・マイナス815m
最低標高:378m(栃谷出合P)
最高標高:1021m(県境稜線出合)

9:05栃谷出合P9:15
9:20堰堤渡渉
9:49 P649
10:19北山770m
10:50 P920岩ヶ峰の北
10:51昼食(岩ヶ峰西)11:34
11:37ヌタ場(池?)
11:50県境稜線11:52
12:14大平の尾根分岐通過
12:19段木尾根の分岐
12:37段木876m
13:14南谷出合
13:51栃谷出合P


この釈迦ヶ岳の帰り道。
歩き足らないよなぁとクリンソウを見るために霊山寺から霊山の8.5合目まで登った

↑は道中にあったヒメハギの花
クリンソウの状態はこちらを参照あれ→ここ


いつも私達夫婦と一緒に山歩きしてくれている仲間たち。
そのグループ山行に名前を!と侃々諤々してきた。
そして「@(アットマーク)月曜山歩」という名称に決定した。
色んな意味の「@」と、単純に月曜に山歩きしているが合体して「@(アットマーク)月曜山歩」。
色んな意味は私がいつも「辻@つばや」とメールの冒頭に書き始めることを緑水さんがブログでポツリと「@山行」と書いたことをヒントにいただきました!
緑水さん!感謝!
P.S.貴重な絵地図ありがとうございますm(__)m
| 山登り::鈴鹿山脈 |
| 12:09 AM | comments (2) | trackback (0) |

コメント

 昨年、ここのマーキングの事、話には聞いていたけど、ハチャメチャなマーキングですね(^^;。テープは外せてもペンキではねぇ~。
 マーキングする連中は、「親切心」でやっているつもりらしいので、性質が悪いよねぇ。困ったモンだ。
 どんどん鈴鹿に向かうココロが冷えちゃってます。アホなgps頼りな登山者大杉だし。某●マ●コの貢献はおおいでしょうね。

 そりゃそうと、お師匠様はお元気であられますでしょうか?
| zipp | EMAIL | URL | 2014/05/15 12:29 AM | BgHVRyBs | 保留中コメント:0件

zippさん、いつも「やぶこぎネット」で山行レポを読ませてもらっています。私も台高の山や沢に連れてって欲しいなー!と羨ましく思っています。

仰せのように、ペイントは一般道だけにしてほしいです。
岩ヶ峰も一般道に昇格させるのかなぁ(^_^;)

GPSはありがたいお助けツールですが、狭い谷や故障時にはアウトですから方位と地形図が読めないと致命的ですよね。

師匠?ですか?
私のハイキング気分が師の教えに反したようで、かなりまえにハモンされちゃった!
| 五代目 | EMAIL | URL | 2014/05/15 09:59 AM | RkWOqosk | 保留中コメント:0件



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